JP2001237735A - 無線送受信モジュール及びそれを用いた無線通信装置 - Google Patents

無線送受信モジュール及びそれを用いた無線通信装置

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JP2001237735A JP2000046978A JP2000046978A JP2001237735A JP 2001237735 A JP2001237735 A JP 2001237735A JP 2000046978 A JP2000046978 A JP 2000046978A JP 2000046978 A JP2000046978 A JP 2000046978A JP 2001237735 A JP2001237735 A JP 2001237735A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信データの欠落や誤り率の劣化を防止した
無線通信機能を有する無線通信装置を提供する。 【解決手段】 無線通信装置を構成する無線送受信モジ
ュール2のプリント基板40の一方面において、IFフ
イルタ回路41を一隅に配設し、その対向隅に送信増幅
回路44を配設し、他の二隅にVCO回路42と水晶発
振器43を対向させて配設し、プリント基板40の他方
面において、受信信号Srの経路がプリント基板40の
各辺に沿って略コの字型になるように、その一辺に近接
してアンテナ端子11とスイッチ回路12とからなる第
1のブロック回路を配設し、隣り合う他の一辺に近接し
て受信増幅回路21からなる第2のブロック回路を配設
し、他の二辺に近接して変調回路34とミキサ回路31
と復調回路32とPLL周波数シンセサイザ回路33と
からなる第3のブロック回路30を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
(Spread Spectrum)技術を用いた無線
通信機能を有する無線通信装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車電話、携帯電話や無線LA
N(ローカルエリアネットワーク)等の無線ネットワー
クシステムにおいて利用される通信装置では、秘話性や
秘匿性に優れたスペクトラム拡散技術を利用した通信方
式が注目されている。
【0003】スペクトラム拡散技術とは、データ信号に
依存しない符号を用いることにより、データ伝送に必要
な周波数帯域幅より広い周波数帯域に信号を拡散して、
送信対象のデータ伝送を行うものである。
【0004】一般に、スペクトラム拡散技術を利用した
通信方式においては、送信側にて音声等の入力ベースバ
ンド信号が変調されて拡散回路(変調回路)に入力され
るとともに、この変調信号が拡散符号を使用してスペク
トラム拡散された後、高周波信号として通信相手側に送
信される。また、受信側では、通信相手側より受信され
たスペクトラム拡散信号が、送信側と同一の拡散符号を
使用して復調(逆拡散)される。
【0005】このとき、拡散符号が異なると復調できな
いことから、スペクトラム拡散技術を利用した通信方式
は、マルチパス等による干渉波の影響を受け難く、ま
た、伝送路で雑音が混じっても希望波を復調できる等の
利点がある。
【0006】かかるスペクトラム拡散技術を利用した通
信方式には、直接拡散(Direct Spread)
方式と、周波数ホッピング(Frequency Ho
pping)方式とがある。直接拡散方式は、狭帯域変
調波に拡散符号を乗算しながら拡散を行い、ある連続し
た周波数帯域を均一に使用するものである。一方、周波
数ホッピング方式は、拡散符号で、通信相手との通信を
行う際の搬送波の周波数をランダムに切り替えること
で、周波数帯域内に信号を拡散するものであり、例えば
ブルートゥース(Bluetooth)等がある。
【0007】図4は、従来例の無線通信装置の概略的構
成を示すブロック回路図である。図4の従来例の無線通
信装置は、スペクトラム拡散技術を利用した通信方式と
して、前記周波数ホッピング方式を使用している。図4
を用いて、従来例の無線通信装置について以下に説明す
る。
【0008】図4の従来例の無線通信装置100は、以
下の回路構成からなる。アンテナ端子11を経由してア
ンテナ13が接続されたスイッチ回路12の受信側接点
12aには、受信増幅回路21、ミキサ回路31、IF
フイルタ回路41、復調回路32で構成される受信部が
接続され、前記スイッチ回路12の送信側接点12bに
は、送信増幅回路44、変調回路34で構成される送信
部が接続されている。
【0009】さらに、ミキサ回路31及び変調回路34
にはVCO(Voltage Controlled
Oscillator)回路42が接続され、水晶発振
器43が接続されたPLL(Phase Locked
Loop)周波数シンセサイザ回路33は、前記VC
O回路42に接続されている。さらに、制御回路51が
前記PLL周波数シンセサイザ回路33に接続され、ベ
ースバンド信号処理回路52が前記復調回路32及び前
記変調回路34に接続されている。
【0010】次に図4の従来例の無線通信装置100の
動作について説明する。アンテナ端子11を経由してア
ンテナ13が接続されたスイッチ回路12は、受信時
に、受信側接点12aに切り替わり、前記アンテナ13
と前記受信増幅回路21とを接続し、送信時に、送信側
接点12bに切り替わり、前記アンテナ13と前記送信
増幅回路44とを接続する。
【0011】受信側において、通信相手側からのスペク
トラム拡散信号(例えば2.4GHz帯)は、アンテナ
13からアンテナ端子11、スイッチ回路12の受信側
接点12aを経由して受信増幅回路21に入力され、こ
の受信増幅回路21により使用周波数帯域の周波数の信
号のみが増幅されて、ミキサ回路31によりIF信号に
変換された後、IFフイルタ回路41にてIF信号のみ
を通過させ、復調回路32にてベースバンド信号に復調
され、ベースバンド信号処理回路52によって必要な信
号処理が行われ、出力される。
【0012】送信側において、送信データである音声等
の入力信号は、ベースバンド信号処理回路52によって
必要な信号処理が行われ、変調回路34によりスペクト
ラム拡散された後、送信増幅回路44により増幅され、
高周波信号として前記スイッチ回路12の送信側接点1
2b、アンテナ端子11を経由してアンテナ13から通
信相手側に送信(例えば2.4GHz帯)される。
【0013】図4の従来例の無線通信装置100は、ス
ペクトラム拡散技術を利用した通信方式として、前記周
波数ホッピング方式を使用しており、この周波数ホッピ
ングを制御回路51がPLL周波数シンセサイザ回路3
3を制御することにより、VCO回路42からの周波数
をホッピングさせて行い、送信増幅回路44から高周波
信号として前記スイッチ回路12の送信側接点12b、
アンテナ端子11を経由してアンテナ13から通信相手
側に送信される送信周波数を、使用周波数帯域の全域に
わたって均等に拡散している。また、前記制御回路51
は、PLL周波数シンセサイザ回路33を制御すること
に加えて、無線通信装置100全体の制御を行ってい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図4の従来例の無線通
信装置100で説明した送信部と受信部の各回路を1つ
のプリント基板上に配設した場合、送信部各回路と受信
部各回路間の高周波信号による干渉、高周波信号とベー
スバンド信号間の干渉、PLLデータ信号と周辺回路の
信号の干渉、VCO回路42及び水晶発振器43からの
発振周波数信号の受信部回路入力側への混入等により、
通信データの欠落や誤り率の劣化を引き起こすという問
題が生じていた。そして、この問題は無線通信装置10
0の小型化を図るために、前記プリント基板の面積を小
さくし、送信部と受信部の各回路のプリント基板への実
装密度を上げるに従って、より重大な問題となってい
た。
【0015】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、送受
信部回路をモジュール化し、さらにその各回路の配設方
法に工夫をこらすことにより、無線通信装置内部の異な
る信号の相互干渉を低減し、通信データの欠落や誤り率
の劣化を防止した無線通信機能を有すると共に小型化を
図った無線通信装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の無線送受信モジ
ュールは、高周波送受信用のアンテナ端子と、送信する
ベースバンド送信信号を変調して高周波送信信号とする
変調回路と、この変調回路からの高周波送信信号を増幅
する送信増幅回路と、受信した高周波受信信号を増幅す
る受信増幅回路と、この受信増幅回路からの高周波受信
信号をIF信号に変換するミキサ回路と、このミキサ回
路からのIF信号を復調してベースバンド受信信号とす
る復調回路と、送信時に前記アンテナ端子と前記送信増
幅回路とを接続し受信時に前記アンテナ端子と前記受信
増幅回路とを接続するように切り替えるスイッチ回路と
をプリント基板の表裏両面に配設してなる無線送受信モ
ジュールであって、前記プリント基板の一方の面に前記
送信増幅回路が配設され、前記プリント基板の他方の面
に前記アンテナ端子と前記スイッチ回路と前記受信増幅
回路とが配設され、前記送信増幅回路と、前記アンテナ
端子、前記スイッチ回路及び前記受信増幅回路とが前記
プリント基板の表裏両面に分離配設されたことを特徴と
するものである。
【0017】また、本発明の無線送受信モジュールは、
前記変調回路及び前記ミキサ回路を制御するのに必要な
制御信号を発生するVCO回路及びPLL周波数シンセ
サイザ回路と、このPLL周波数シンセサイザ回路の基
準周波数信号を発生する水晶発振器とを備え、前記プリ
ント基板の一方の面に前記送信増幅回路が配設されると
共に前記VCO回路と前記水晶発振器とが配設され、前
記プリント基板の他方の面に前記アンテナ端子と前記ス
イッチ回路と前記受信増幅回路とが配設されると共に前
記変調回路と前記ミキサ回路と前記復調回路と前記PL
L周波数シンセサイザ回路とが配設され、前記VCO回
路及び水晶発振器と、前記アンテナ端子、前記スイッチ
回路及び前記受信増幅回路とが前記プリント基板の表裏
両面に分離配設されたことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の無線送受信モジュールの前
記プリント基板は略四角形状に形成され、前記プリント
基板の他方の面において、前記アンテナ端子と前記スイ
ッチ回路とからなる第1のブロック回路、前記受信増幅
回路からなる第2のブロック回路、前記変調回路と前記
ミキサ回路と前記復調回路と前記PLL周波数シンセサ
イザ回路とからなる第3のブロック回路に分離され、受
信信号の経路が前記プリント基板の各辺に沿って略コの
字型になるように、前記プリント基板の一辺に近接して
前記第1のブロック回路が配設され、隣り合う他の一辺
に近接して前記第2のブロック回路が配設され、他の二
辺に近接して前記第3のブロック回路が配設されたこと
を特徴とするものである。
【0019】また、本発明の無線送受信モジュールの、
前記変調回路と前記ミキサ回路と前記復調回路と前記P
LL周波数シンセサイザ回路とは1つの集積回路で構成
され、前記第3のブロック回路は前記集積回路からなる
ことを特徴とするものである。
【0020】また、本発明の無線送受信モジュールは、
前記復調回路に係わるIFフイルタ回路を備え、前記プ
リント基板の一方の面において、前記IFフイルタ回路
は、前記プリント基板を挟んで前記第3のブロック回路
の裏面に前記IFフイルタ回路の全部または一部を配設
された関係にあることを特徴とするものである。
【0021】また、本発明の無線送受信モジュールは、
前記プリント基板の一方の面において、前記IFフイル
タ回路は前記プリント基板の四隅の内の一隅に配設さ
れ、それと対向する対向隅に前記送信増幅回路が配設さ
れ、他の二隅に前記VCO回路と前記水晶発振器を対向
させて配設したことを特徴とするものである。
【0022】また、本発明の無線送受信モジュールは、
前記PLL周波数シンセサイザ回路に係わるPLLデー
タ入力端子を備え、前記第1のブロック回路が近接する
前記プリント基板の一辺に対向する対向辺に近接して、
前記PLLデータ入力端子が配設されたことを特徴とす
るものである。
【0023】また、本発明の無線送受信モジュールの前
記プリント基板は、表面層と中間層と裏面層からなる積
層基板であって、前記表面層と前記中間層間を電磁遮へ
いする第1の電磁遮へい層を有し、前記中間層と前記裏
面層間を電磁遮へいする第2の電磁遮へい層を有し、前
記第1の電磁遮へい層は前記表面層と前記中間層に挟ま
れ、前記第2の電磁遮へい層は前記中間層と前記裏面層
に挟まれて形成されたことを特徴とするものである。
【0024】また、本発明の無線送受信モジュールは、
前記プリント基板の前記送信増幅回路が配設された一方
の面の全部または一部を電磁シールドケースで覆ったこ
とを特徴とするものである。
【0025】また、本発明の無線通信装置は、前記無線
送受信モジュールを用いた無線通信装置であって、前記
無線送受信モジュールと、前記無線送受信モジュールに
係わるベースバンド信号処理回路及び前記無線送受信モ
ジュールを制御する制御回路を備えたベースバンドモジ
ュールとで構成されたことを特徴とするものである。
【0026】また、本発明の無線通信装置の前記ベース
バンドモジュールには、前記無線送受信モジュール用取
り付け孔が設けられ、前記無線送受信モジュールは、前
記無線送受信モジュールの全部または一部が前記取り付
け孔の内部に位置するように、前記ベースバンドモジュ
ールに配設されたことを特徴とするものである。
【0027】また、本発明の無線通信装置は、前記アン
テナ端子から送受信される高周波信号の周波数帯域が
2.4GHz帯であり、スペクトラム拡散技術で信号の
通信を行うことを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態に
係わる無線送受信モジュールのプリント基板上の各回路
の配設を示す略示図であり、図1(a)は前記プリント
基板の一方の面から見た平面図であり、図1(b)は前
記プリント基板の側面図であり、図1(c)は前記プリ
ント基板の他方の面から見た平面図である。また、図2
は、本発明の一実施の形態に係わる無線送受信モジュー
ル及びそれを用いた無線通信装置の概略的構成を示すブ
ロック回路図である。また、図3は、本発明の一実施の
形態に係わる無線送受信モジュール及びそれを用いた無
線通信装置の略示的斜視図であり、図3(a)は無線送
受信モジュールがベースバンドモジュールに取り付けら
れる様子を示す略示的斜視図であり、図3(b)は無線
送受信モジュールがベースバンドモジュールに配設され
た様子を示す略示的斜視図である。
【0029】図2の本発明の一実施の形態に係わる無線
通信装置1は、図4の従来例の無線通信装置100と比
較して、構成される各回路を2つのモジュールと3つの
ブロックに分離したことのみが異なり、各回路間の接続
は同じであるため、図4と同じ部分には同じ番号を付し
てその説明を省略し、図4と異なる点について以下に説
明する。図2の無線通信装置1は、無線送受信モジュー
ル2とベースバンドモジュール3とで構成される。
【0030】無線送受信モジュール2は、アンテナ端子
11とスイッチ回路12からなる第1のブロック回路1
0、受信増幅回路21からなる第2のブロック回路2
0、変調回路34とミキサ回路31と復調回路32とP
LL周波数シンセサイザ回路33とからなる第3のブロ
ック回路30、の3つのブロック回路及び、送信増幅回
路44、IFフイルタ回路41、VCO回路42、水晶
発振器43からなり、これらの回路はプリント基板40
に配設されている。そして、前記第3のブロック回路3
0は、集積回路IC30からなる。
【0031】また、ベースバンドモジュール3は、制御
回路51とベースバンド信号処理回路52からなり、こ
れらの回路はプリント基板50に配設されている。そし
て、前記制御回路51は、PLLデータ入力端子45を
介して前記PLL周波数シンセサイザ回路33に接続さ
れ、無線通信装置1の外部にあるアンテナ13は、アン
テナ端子11を介してスイッチ回路12に接続されてい
る。
【0032】また、図2の無線送受信モジュール2にお
いて、各回路間の接続線の途中に付されている[a]か
ら[i]までの記号は、後述する図1の無線送受信モジ
ュール2のプリント基板上の各回路の配設を示す略示図
における、各回路間の接続線の記号と対応させて付した
ものである。
【0033】次に、図1を用いて、本発明の一実施の形
態に係わる無線送受信モジュールのプリント基板上の各
回路の配設について説明する。図1の無線送受信モジュ
ール2は、図2で説明したものと同じ回路構成を、プリ
ント基板40の表裏両面に配設した様子を示したもので
ある。前記プリント基板40は略四角形状(例えば一辺
が15mmの正方形)である場合を示している。
【0034】図1(a)は、前記プリント基板40の一
方の面(例えば表面とする)から見た平面図であり、I
Fフイルタ回路41、VCO回路42、水晶発振器43
及び送信増幅回路44が配設されている。また、図1
(c)は、前記プリント基板40の他方の面(例えば裏
面とする)から見た平面図であり、アンテナ端子11と
スイッチ回路12からなる第1のブロック回路10、受
信増幅回路21からなる第2のブロック回路20、変調
回路34とミキサ回路31と復調回路32とPLL周波
数シンセサイザ回路33とからなる第3のブロック回路
30、の3つのブロック回路が配設されている。そし
て、図示しないアンテナ13が、前記アンテナ端子11
に接続される。以下に、図1(a)と図1(c)を用い
て、各回路の配設の様子について説明する。
【0035】プリント基板40の一方の面(例えば表面
とする)に送信増幅回路44が配設され、前記プリント
基板40の他方の面(例えば裏面とする)にアンテナ端
子11とスイッチ回路12と受信増幅回路21とが配設
され、前記送信増幅回路44と、前記アンテナ端子1
1、前記スイッチ回路12及び前記受信増幅回路21と
が前記プリント基板40の表裏両面に分離配設されてい
る。
【0036】従って、送信増幅回路44と受信増幅回路
21とをプリント基板40の表裏両面に分離配設するこ
とにより、送信増幅回路44と受信増幅回路21との間
の高周波信号の相互干渉を低減することができる。ま
た、送信時の大きな信号を扱う送信増幅回路44と、受
信時の微小信号を扱うアンテナ端子11、スイッチ回路
12及び受信増幅回路21とを、プリント基板40の表
裏両面に分離配設することにより、受信時の受信部初段
回路に、送信部側からの高周波信号の影響を低減するこ
とができる。
【0037】また、プリント基板40の一方の面(例え
ば表面とする)に送信増幅回路44が配設されると共に
VCO回路42と水晶発振器43とが配設され、前記プ
リント基板40の他方の面(例えば裏面とする)にアン
テナ端子11とスイッチ回路12と受信増幅回路21と
が配設されると共に変調回路34とミキサ回路31と復
調回路32とPLL周波数シンセサイザ回路33とが配
設され、前記VCO回路42及び水晶発振器43と、前
記アンテナ端子11、前記スイッチ回路12及び前記受
信増幅回路21とが前記プリント基板40の表裏両面に
分離配設されている。
【0038】従って、個々に異なる周波数信号を発生す
る前記VCO回路42及び水晶発振器43と、受信時の
微小信号を扱うアンテナ端子11、スイッチ回路12及
び受信増幅回路21とを、プリント基板40の表裏両面
に分離配設することにより、受信時の受信部初段回路
に、VCO回路42及び水晶発振器43から発生する異
なる発振周波数信号の影響を低減することができる。
【0039】また、プリント基板40の他方の面(例え
ば裏面とする)において、アンテナ端子11とスイッチ
回路12とからなる第1のブロック回路10、受信増幅
回路21からなる第2のブロック回路20、変調回路3
4とミキサ回路31と復調回路32とPLL周波数シン
セサイザ回路とからなる第3のブロック回路に分離さ
れ、受信信号Srの信号の流れが前記プリント基板40
の各辺に沿って、第1のブロック回路10→第2のブロ
ック回路20→第3のブロック回路30の経路で略コの
字型になるように、前記プリント基板40の一辺に近接
して前記第1のブロック回路10が配設され、隣り合う
他の一辺に近接して前記第2のブロック回路20が配設
され、他の二辺に近接して前記第3のブロック回路30
が配設されている。
【0040】従って、前記プリント基板40の周囲に沿
って各辺に近接して前記第1のブロック回路10、前記
第2のブロック回路20、第3のブロック回路30を配
設することにより、後述する電磁シールドケース46を
前記プリント基板40の周囲に取り付けた場合に、第1
のブロック回路10、第2のブロック回路20、第3の
ブロック回路30の各回路から前記電磁シールドケース
46に至る接地配線の長さを短くすることができる。そ
して、前記受信信号Srの信号の流れをプリント基板4
0の各辺に沿って一方方向に単純化することにより、各
ブロック回路間の信号の戻りがなくなり各ブロック回路
間の信号の相互干渉を低減できる。
【0041】また、前記第3のブロック回路30は、1
つの集積回路IC30からなる。従って、無線送受信モ
ジュール2の小型化を図ることができる。
【0042】また、プリント基板40の一方の面(例え
ば表面とする)において、IFフイルタ回路41は、前
記プリント基板40を挟んで第3のブロック回路30の
裏面に前記IFフイルタ回路41の全部または一部を配
設された関係にある。
【0043】従って、前記第3のブロック回路30のミ
キサ回路31及び復調回路32と前記IFフイルタ回路
41との接続の配線の長さを短くできる。そして、前記
IFフイルタ回路41と、受信時の微小信号を扱うアン
テナ端子11、スイッチ回路12及び受信増幅回路21
とを、プリント基板40の表裏両面に分離配設すること
により、受信時の受信部初段回路に、前記IFフイルタ
回路41から発生するIF信号及びその高調波信号の影
響を低減することができる。
【0044】また、プリント基板40の一方の面(例え
ば表面とする)において、IFフイルタ回路41は前記
プリント基板40の四隅の内の一隅に配設され、それと
対向する対向隅に送信増幅回路44が配設され、他の二
隅にVCO回路42と水晶発振器43を対向させて配設
している。
【0045】従って、前記IFフイルタ回路41と前記
送信増幅回路44とを対向隅に配設することにより、プ
リント基板40の一方の面内で最大限離すことができ、
受信部と送信部との回路間の高周波信号による干渉を低
減することができる。同様に、前記VCO回路42と前
記水晶発振器43とを対向隅に配設することにより、プ
リント基板40の内で最大限離すことができ、異なる発
振周波数信号間の干渉を低減することができる。
【0046】また、プリント基板40の他方の面(例え
ば裏面とする)において、アンテナ端子11とスイッチ
回路12とからなる第1のブロック回路10が近接する
前記プリント基板40の一辺に対向する対向辺に近接し
て、PLLデータ入力端子45が配設されている。
【0047】従って、前記第1のブロック回路10と前
記PLLデータ入力端子45とを対向辺近接して配設す
ることにより、プリント基板40の他方の面内で最大限
離すことができ、PLLデータからのノイズが受信部初
段回路に混入することを改善することができる。
【0048】次に、図1(b)を用いて、プリント基板
40について説明する。前記プリント基板40は、表面
層40aと中間層40bと裏面層40cからなる積層基
板であって、前記表面層40aと前記中間層40b間を
電磁遮へいする第1の電磁遮へい層40dを有し、前記
中間層40bと前記裏面層40c間を電磁遮へいする第
2の電磁遮へい層40eを有し、前記第1の電磁遮へい
層40dは前記表面層40aと前記中間層40bに挟ま
れ、前記第2の電磁遮へい層40eは前記中間層40b
と前記裏面層40cに挟まれて形成されている。そし
て、プリント基板40の一方の面(例えば表面とする)
とプリント基板40の他方の面(例えば裏面とする)の
それぞれに配設された各回路間の信号線[a]から
[i]は、前記中間層40bに配設されたそれぞれの信
号線を経由して、それぞれ同じ記号の信号線どおしが接
続されている。
【0049】従って、プリント基板40の一方の面(例
えば表面とする)に配設された各回路と、プリント基板
40の他方の面(例えば裏面とする)に配設された各回
路と、各回路間の信号線([a]から[i]まで)を、
前記第1の電磁遮へい層40d及び前記第2の電磁遮へ
い層40eにて電磁遮へいすることにより、それぞれの
回路間の高周波信号による干渉を低減することができ
る。
【0050】次に、図3を用いて、本発明の一実施の形
態に係わる無線送受信モジュール2及びそれを用いた無
線通信装置1の構造について説明する。図3(a)は、
無線送受信モジュール2がベースバンドモジュール3に
取り付けられる様子を示す略示的斜視図である。
【0051】前記無線送受信モジュール2は、プリント
基板40の一方の面(例えば表面とする)に、IFフイ
ルタ回路41、VCO回路42、水晶発振器43及び送
信増幅回路44が配設されると共に、前記プリント基板
40の他方の面(例えば裏面とする)に、第1のブロッ
ク回路10、第2のブロック回路20及び第3のブロッ
ク回路30が配設されている。そして、前記プリント基
板40の一方の面(例えば表面とする)に配設された、
IFフイルタ回路41、VCO回路42、水晶発振器4
3及び送信増幅回路44を覆うように、電磁シールドケ
ース46が前記プリント基板40の一方の面(例えば表
面とする)側に取り付けられている。
【0052】前記ベースバンドモジュール3は、プリン
ト基板50の表面に、制御回路51とベースバンド信号
処理回路52とが配設されている。また、前記ベースバ
ンドモジュール3には、前記無線送受信モジュール2を
取り付けるための無線送受信モジュール用取り付け孔5
3が設けられ、前記無線送受信モジュール2は、前記プ
リント基板40の他方の面(例えば裏面とする)に配設
された、第1のブロック回路10、第2のブロック回路
20及び第3のブロック回路30が、前記取り付け孔5
3の内部に位置するように、前記ベースバンドモジュー
ルに取り付けられる。図3(b)は、無線送受信モジュ
ール2がベースバンドモジュール3に取り付けられた様
子を示す略示的斜視図である。
【0053】従って、第1のブロック回路10、第2の
ブロック回路20及び第3のブロック回路30が、前記
取り付け孔53の内部に位置するため、前記取り付け孔
53を設けない場合に比べて、無線通信装置1全体の高
さが低くなり、無線通信装置1の薄型化を図ることがで
きる。
【0054】なお、図3の無線通信装置1において、無
線送受信モジュール2と、制御回路51及びベースバン
ド信号処理回路52がベースバンドモジュール3の同一
面に配設されているが、これに限定することはない。
【0055】また、本発明の一実施の形態に係わる無線
送受信モジュール2及びそれを用いた無線通信装置1と
して、図2を用いてスペクトラム拡散技術を利用した通
信方式として、周波数ホッピング方式を例にとって説明
したが、これに限定することなく、直接拡散方式などの
他の通信方式を用いてもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明の無線送受信モジュールによれ
ば、高周波送受信用のアンテナ端子と、送信するベース
バンド送信信号を変調して高周波送信信号とする変調回
路と、この変調回路からの高周波送信信号を増幅する送
信増幅回路と、受信した高周波受信信号を増幅する受信
増幅回路と、この受信増幅回路からの高周波受信信号を
IF信号に変換するミキサ回路と、このミキサ回路から
のIF信号を復調してベースバンド受信信号とする復調
回路と、送信時に前記アンテナ端子と前記送信増幅回路
とを接続し受信時に前記アンテナ端子と前記受信増幅回
路とを接続するように切り替えるスイッチ回路とをプリ
ント基板の表裏両面に配設してなる無線送受信モジュー
ルであって、前記プリント基板の一方の面に前記送信増
幅回路が配設され、前記プリント基板の他方の面に前記
アンテナ端子と前記スイッチ回路と前記受信増幅回路と
が配設され、前記送信増幅回路と、前記アンテナ端子、
前記スイッチ回路及び前記受信増幅回路とが前記プリン
ト基板の表裏両面に分離配設されたことを特徴とするも
のである。
【0057】従って、送信増幅回路と受信増幅回路とを
プリント基板の表裏両面に分離配設することにより、送
信増幅回路と受信増幅回路との間の高周波信号の相互干
渉を低減することができる。また、送信時の大きな信号
を扱う送信増幅回路と、受信時の微小信号を扱うアンテ
ナ端子、スイッチ回路及び受信増幅回路とを、プリント
基板の表裏両面に分離配設することにより、受信時の受
信部初段回路に、送信部側からの高周波信号の影響を低
減することができる。
【0058】また、本発明の無線送受信モジュールによ
れば、前記変調回路及び前記ミキサ回路を制御するのに
必要な制御信号を発生するVCO回路及びPLL周波数
シンセサイザ回路と、このPLL周波数シンセサイザ回
路の基準周波数信号を発生する水晶発振器とを備え、前
記プリント基板の一方の面に前記送信増幅回路が配設さ
れると共に前記VCO回路と前記水晶発振器とが配設さ
れ、前記プリント基板の他方の面に前記アンテナ端子と
前記スイッチ回路と前記受信増幅回路とが配設されると
共に前記変調回路と前記ミキサ回路と前記復調回路と前
記PLL周波数シンセサイザ回路とが配設され、前記V
CO回路及び水晶発振器と、前記アンテナ端子、前記ス
イッチ回路及び前記受信増幅回路とが前記プリント基板
の表裏両面に分離配設されたことを特徴とするものであ
る。
【0059】従って、個々に異なる周波数信号を発生す
る前記VCO回路及び水晶発振器と、受信時の微小信号
を扱うアンテナ端子、スイッチ回路及び受信増幅回路と
を、プリント基板の表裏両面に分離配設することによ
り、受信時の受信部初段回路に、VCO回路及び水晶発
振器から発生する異なる発振周波数信号の影響を低減す
ることができる。
【0060】また、本発明の無線送受信モジュールによ
れば、前記プリント基板は略四角形状に形成され、前記
プリント基板の他方の面において、前記アンテナ端子と
前記スイッチ回路とからなる第1のブロック回路、前記
受信増幅回路からなる第2のブロック回路、前記変調回
路と前記ミキサ回路と前記復調回路と前記PLL周波数
シンセサイザ回路とからなる第3のブロック回路に分離
され、受信信号の経路が前記プリント基板の各辺に沿っ
て略コの字型になるように、前記プリント基板の一辺に
近接して前記第1のブロック回路が配設され、隣り合う
他の一辺に近接して前記第2のブロック回路が配設さ
れ、他の二辺に近接して前記第3のブロック回路が配設
されたことを特徴とするものである。
【0061】従って、前記プリント基板の周囲に沿って
各辺に近接して前記第1のブロック回路、前記第2のブ
ロック回路、第3のブロック回路を配設することによ
り、後述する電磁シールドケースを前記プリント基板の
周囲に取り付けた場合に、第1のブロック回路、第2の
ブロック回路、第3のブロック回路の各回路から前記電
磁シールドケースに至る接地配線の長さを短くすること
ができる。そして、前記受信信号の信号の流れをプリン
ト基板の各辺に沿って一方方向に単純化することによ
り、各ブロック回路間の信号の戻りがなくなり各ブロッ
ク回路間の信号の相互干渉を低減できる。
【0062】また、本発明の無線送受信モジュールによ
れば、前記変調回路と前記ミキサ回路と前記復調回路と
前記PLL周波数シンセサイザ回路とは1つの集積回路
で構成され、前記第3のブロック回路は前記集積回路か
らなることを特徴とするものである。従って、無線送受
信モジュールの小型化を図ることができる。
【0063】また、本発明の無線送受信モジュールによ
れば、前記復調回路に係わるIFフイルタ回路を備え、
前記プリント基板の一方の面において、前記IFフイル
タ回路は、前記プリント基板を挟んで前記第3のブロッ
ク回路の裏面に前記IFフイルタ回路の全部または一部
を配設された関係にあることを特徴とするものである。
【0064】従って、前記第3のブロック回路のミキサ
回路及び復調回路と前記IFフイルタ回路との接続の配
線の長さを短くできる。そして、前記IFフイルタ回路
と、受信時の微小信号を扱うアンテナ端子、スイッチ回
路及び受信増幅回路とを、プリント基板の表裏両面に分
離配設することにより、受信時の受信部初段回路に、前
記IFフイルタ回路から発生するIF信号及びその高調
波信号の影響を低減することができる。
【0065】また、本発明の無線送受信モジュールによ
れば、前記プリント基板の一方の面において、前記IF
フイルタ回路は前記プリント基板の四隅の内の一隅に配
設され、それと対向する対向隅に前記送信増幅回路が配
設され、他の二隅に前記VCO回路と前記水晶発振器を
対向させて配設したことを特徴とするものである。
【0066】従って、前記IFフイルタ回路と前記送信
増幅回路とを対向隅に配設することにより、プリント基
板の一方の面内で最大限離すことができ、受信部と送信
部との回路間の高周波信号による干渉を低減することが
できる。同様に、前記VCO回路と前記水晶発振器とを
対向隅に配設することにより、プリント基板の内で最大
限離すことができ、異なる発振周波数信号間の干渉を低
減することができる。
【0067】また、本発明の無線送受信モジュールによ
れば、前記PLL周波数シンセサイザ回路に係わるPL
Lデータ入力端子を備え、前記第1のブロック回路が近
接する前記プリント基板の一辺に対向する対向辺に近接
して、前記PLLデータ入力端子が配設されたことを特
徴とするものである。
【0068】従って、前記第1のブロック回路と前記P
LLデータ入力端子とを対向辺近接して配設することに
より、プリント基板の他方の面内で最大限離すことがで
き、PLLデータからのノイズが受信部初段回路に混入
することを改善することができる。
【0069】また、本発明の無線送受信モジュールによ
れば、前記プリント基板は、表面層と中間層と裏面層か
らなる積層基板であって、前記表面層と前記中間層間を
電磁遮へいする第1の電磁遮へい層を有し、前記中間層
と前記裏面層間を電磁遮へいする第2の電磁遮へい層を
有し、前記第1の電磁遮へい層は前記表面層と前記中間
層に挟まれ、前記第2の電磁遮へい層は前記中間層と前
記裏面層に挟まれて形成されたことを特徴とするもので
ある。
【0070】従って、プリント基板の一方の面(例えば
表面とする)に配設された各回路と、プリント基板の他
方の面(例えば裏面とする)に配設された各回路と、各
回路間の信号線を、前記第1の電磁遮へい層及び前記第
2の電磁遮へい層にて電磁遮へいすることにより、それ
ぞれの回路間の高周波信号による干渉を低減することが
できる。
【0071】また、本発明の無線送受信モジュールによ
れば、前記プリント基板の前記送信増幅回路が配設され
た一方の面の全部または一部を電磁シールドケースで覆
ったことを特徴とするものである。
【0072】従って、送信時の大きな信号を扱う前記送
信増幅回路から発生する高周波信号の漏れ、VCO回路
及び水晶発振器から発生する発振周波数信号の漏れ、I
Fフイルタ回路から発生するIF信号及び高調波信号の
漏れによる、周辺回路への影響を低減することができ
る。
【0073】また、本発明の無線通信装置によれば、前
記無線送受信モジュールを用いた無線通信装置であっ
て、前記無線送受信モジュールと、前記無線送受信モジ
ュールに係わるベースバンド信号処理回路及び前記無線
送受信モジュールを制御する制御回路を備えたベースバ
ンドモジュールとで構成されたことを特徴とするもので
ある。
【0074】従って、主にアナログ信号を扱う前記無線
送受信モジュールと、主にデジタル信号を扱うベースバ
ンドモジュールの2つのモジュール構造とすることによ
り、アナログ・デジタル信号間の相互干渉の低減、及び
無線通信装置の生産性の向上、故障時のサービス性の向
上を図ることができる。
【0075】また、本発明の無線通信装置によれば、前
記ベースバンドモジュールには、前記無線送受信モジュ
ール用取り付け孔が設けられ、前記無線送受信モジュー
ルは、前記無線送受信モジュールの全部または一部が前
記取り付け孔の内部に位置するように、前記ベースバン
ドモジュールに配設されたことを特徴とするものであ
る。
【0076】従って、第1のブロック回路、第2のブロ
ック回路及び第3のブロック回路が、前記取り付け孔の
内部に位置するため、前記取り付け孔を設けない場合に
比べて、無線通信装置全体の高さが低くなり、無線通信
装置の薄型化を図ることができる。
【0077】また、本発明の無線通信装置によれば、前
記アンテナ端子から送受信される高周波信号の周波数帯
域が2.4GHz帯であり、スペクトラム拡散技術で信
号の通信を行うことを特徴とするものである。
【0078】従って、通信データの欠落や誤り率の劣化
を防止した無線通信機能を有すると共に小型化を図った
無線通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる無線送受信モジ
ュールのプリント基板上の各回路の配設を示す略示図で
あり、(a)は前記プリント基板の一方の面から見た平
面図であり、(b)は前記プリント基板の側面図であ
り、(c)は前記プリント基板の他方の面から見た平面
図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係わる無線送受信モジ
ュール及びそれを用いた無線通信装置の概略的構成を示
すブロック回路図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係わる無線送受信モジ
ュール及びそれを用いた無線通信装置の略示的斜視図で
あり、(a)は無線送受信モジュールがベースバンドモ
ジュールに取り付けられる様子を示す略示的斜視図であ
り、(b)は無線送受信モジュールがベースバンドモジ
ュールに配設された様子を示す略示的斜視図である。
【図4】従来例の無線通信装置の概略的構成を示すブロ
ック回路図である。
【符号の説明】
1 無線通信装置 2 無線送受信モジュール 3 ベースバンドモジュール 10 第1のブロック回路 11 アンテナ端子 12 スイッチ回路 13 アンテナ 20 第2のブロック回路 21 受信増幅回路 30 第3のブロック回路 IC30 第3のブロック回路(集積回路) 31 ミキサ回路 32 復調回路 33 PLL周波数シンセサイザ回路 34 変調回路 40 プリント基板(無線送受信モジュール) 41 IFフイルタ回路 42 VCO回路 43 水晶発振器 44 送信増幅回路 45 PLLデータ入力端子 46 電磁シールドケース 50 プリント基板(ベースバンドモジュール) 51 制御回路 52 ベースバンド信号処理回路 53 取り付け孔

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波送受信用のアンテナ端子と、送信
    するベースバンド送信信号を変調して高周波送信信号と
    する変調回路と、この変調回路からの高周波送信信号を
    増幅する送信増幅回路と、受信した高周波受信信号を増
    幅する受信増幅回路と、この受信増幅回路からの高周波
    受信信号をIF信号に変換するミキサ回路と、このミキ
    サ回路からのIF信号を復調してベースバンド受信信号
    とする復調回路と、送信時に前記アンテナ端子と前記送
    信増幅回路とを接続し受信時に前記アンテナ端子と前記
    受信増幅回路とを接続するように切り替えるスイッチ回
    路とをプリント基板の表裏両面に配設してなる無線送受
    信モジュールであって、前記プリント基板の一方の面に
    前記送信増幅回路が配設され、前記プリント基板の他方
    の面に前記アンテナ端子と前記スイッチ回路と前記受信
    増幅回路とが配設され、前記送信増幅回路と、前記アン
    テナ端子、前記スイッチ回路及び前記受信増幅回路とが
    前記プリント基板の表裏両面に分離配設されたことを特
    徴とする無線送受信モジュール。
  2. 【請求項2】 前記変調回路及び前記ミキサ回路を制御
    するのに必要な制御信号を発生するVCO(Volta
    ge Controlled Oscillator)
    回路及びPLL(Phase Locked Loo
    p)周波数シンセサイザ回路と、このPLL周波数シン
    セサイザ回路の基準周波数信号を発生する水晶発振器と
    を備え、 前記プリント基板の一方の面に前記送信増幅回路が配設
    されると共に前記VCO回路と前記水晶発振器とが配設
    され、前記プリント基板の他方の面に前記アンテナ端子
    と前記スイッチ回路と前記受信増幅回路とが配設される
    と共に前記変調回路と前記ミキサ回路と前記復調回路と
    前記PLL周波数シンセサイザ回路とが配設され、前記
    VCO回路及び水晶発振器と、前記アンテナ端子、前記
    スイッチ回路及び前記受信増幅回路とが前記プリント基
    板の表裏両面に分離配設されたことを特徴とする請求項
    1記載の無線送受信モジュール。
  3. 【請求項3】 前記プリント基板は略四角形状に形成さ
    れ、前記プリント基板の他方の面において、前記アンテ
    ナ端子と前記スイッチ回路とからなる第1のブロック回
    路、前記受信増幅回路からなる第2のブロック回路、前
    記変調回路と前記ミキサ回路と前記復調回路と前記PL
    L周波数シンセサイザ回路とからなる第3のブロック回
    路に分離され、受信信号の経路が前記プリント基板の各
    辺に沿って略コの字型になるように、前記プリント基板
    の一辺に近接して前記第1のブロック回路が配設され、
    隣り合う他の一辺に近接して前記第2のブロック回路が
    配設され、他の二辺に近接して前記第3のブロック回路
    が配設されたことを特徴とする請求項2記載の無線送受
    信モジュール。
  4. 【請求項4】 前記変調回路と前記ミキサ回路と前記復
    調回路と前記PLL周波数シンセサイザ回路とは1つの
    集積回路で構成され、前記第3のブロック回路は前記集
    積回路からなることを特徴とする請求項3記載の無線送
    受信モジュール。
  5. 【請求項5】 前記復調回路に係わるIFフイルタ回路
    を備え、前記プリント基板の一方の面において、前記I
    Fフイルタ回路は、前記プリント基板を挟んで前記第3
    のブロック回路の裏面に前記IFフイルタ回路の全部ま
    たは一部を配設された関係にあることを特徴とする請求
    項3または請求項4に記載の無線送受信モジュール。
  6. 【請求項6】 前記プリント基板の一方の面において、
    前記IFフイルタ回路は前記プリント基板の四隅の内の
    一隅に配設され、それと対向する対向隅に前記送信増幅
    回路が配設され、他の二隅に前記VCO回路と前記水晶
    発振器を対向させて配設したことを特徴とする請求項3
    から請求項5までのいずれかに記載の無線送受信モジュ
    ール。
  7. 【請求項7】 前記PLL周波数シンセサイザ回路に係
    わるPLLデータ入力端子を備え、前記第1のブロック
    回路が近接する前記プリント基板の一辺に対向する対向
    辺に近接して、前記PLLデータ入力端子が配設された
    ことを特徴とする請求項3から請求項6までのいずれか
    に記載の無線送受信モジュール。
  8. 【請求項8】 前記プリント基板は、表面層と中間層と
    裏面層からなる積層基板であって、前記表面層と前記中
    間層間を電磁遮へいする第1の電磁遮へい層を有し、前
    記中間層と前記裏面層間を電磁遮へいする第2の電磁遮
    へい層を有し、前記第1の電磁遮へい層は前記表面層と
    前記中間層に挟まれ、前記第2の電磁遮へい層は前記中
    間層と前記裏面層に挟まれて形成されたことを特徴とす
    る請求項1から請求項7までのいずれかに記載の無線送
    受信モジュール。
  9. 【請求項9】 前記プリント基板の前記送信増幅回路が
    配設された一方の面の全部または一部を電磁シールドケ
    ースで覆ったことを特徴とする請求項1から請求項8ま
    でのいずれかに記載の無線送受信モジュール。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9までのいずれか
    に記載の無線送受信モジュールを用いた無線通信装置で
    あって、 前記無線送受信モジュールと、前記無線送受信モジュー
    ルに係わるベースバンド信号処理回路及び前記無線送受
    信モジュールを制御する制御回路を備えたベースバンド
    モジュールとで構成されたことを特徴とする無線通信装
    置。
  11. 【請求項11】 前記ベースバンドモジュールには、前
    記無線送受信モジュール用取り付け孔が設けられ、前記
    無線送受信モジュールは、前記無線送受信モジュールの
    全部または一部が前記取り付け孔の内部に位置するよう
    に、前記ベースバンドモジュールに配設されたことを特
    徴とする請求項10記載の無線通信装置。
  12. 【請求項12】 前記無線通信装置は、前記アンテナ端
    子から送受信される高周波信号の周波数帯域が2.4G
    Hz帯であり、スペクトラム拡散(Spread Sp
    ectrum)技術で信号の通信を行うことを特徴とす
    る請求項10または請求項11に記載の無線通信装置。
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