JP2003298433A - ワイヤレスマイクロホン - Google Patents

ワイヤレスマイクロホン

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JP2003298433A
JP2003298433A JP2002102521A JP2002102521A JP2003298433A JP 2003298433 A JP2003298433 A JP 2003298433A JP 2002102521 A JP2002102521 A JP 2002102521A JP 2002102521 A JP2002102521 A JP 2002102521A JP 2003298433 A JP2003298433 A JP 2003298433A
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frequency
local signal
circuit
local
wireless microphone
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JP2002102521A
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Terumi Hakamata
照美 袴田
Kazuya Toki
和哉 鴇
Shohei Taniguchi
尚平 谷口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は本来の音声の無線伝送の機能以外に
使用者が、種々の設定を行っていたものを受信機側より
リモ−ト制御し、またデジタル化による回路規模を軽減
するために各回路機能の共用化を図るというすぐれた効
果を有するワイヤレスマイクロホンを提供すること。 【解決手段】 3rdローカル回路R3がそのTCXO
25の出力をn逓倍する前に、1stロ−カル回路R1
および2ndロ−カル回路R2に3rdローカル信号を
生成し、1stロ−カル回路R1、2ndロ−カル回路
R2、3rdローカル回路R3をそれぞれ組み合わせた
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤレスマイクロ
ホンに関するものであり、特に一般業務用および放送局
向けの小型ラジオマイクにおけるデジタル型のワイヤレ
スマイクロホンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワイヤレスマイクロホン
としては、業務用および放送局で使用される音声を伝送
する小型ラジオマイクが知られており、これに用いられ
る無線機(以下「無線部」という。)のデジタル化につ
いては、現在、ARIB(電波産業会)で小型ラジオマ
イクの高機能化について検討が進められている。
【0003】特開平10−150692号公報に掲載さ
れているように、従来の発明のワイヤレスマイクロホン
としては、図5に示すように、音響を電気に変換したア
ナログ入力信号をデジタル信号に変換するA−D変換器
51と、デジタル信号デ−タを圧縮する圧縮符号器52
と、無線伝送レ−トに変換し、無線の伝送によるデ−タ
の劣化を防ぐインタ−リ−ブおよび誤り訂正機能を付加
する符号変換・インタ−リ−ブ・誤り訂正回路53と無
線送信するためのデジタル変調・増幅回路54と、アン
テナ55とを備え、無線部は、アナログ方式の単方向F
M無線通信方式の送信部(以下「送信機」という。)の
構成を踏襲するものが知られている。
【0004】また、特開平6−152467号公報に記
載されているように、小型ラジオマイクの送信機をデジ
タル化のメリットを活かして高機能化を図る目的で受信
機能を付加した類似技術としての従来の発明のワイヤレ
スマイクロホンを提案するための他分野の無線通信機に
おいては、図6に示すように、送信デ−タ入力端子60
から入力されたIQ変調信号は、直交変調回路(「直交
変調器」ともいう。)61に供給され、直交変調回路6
1には変調用ロ−カルPLLシンセサイザ62から直交
変調用周波数の2倍の周波数が分周回路63に供給さ
れ、分周回路63は、変調用ロ−カルPLLシンセサイ
ザ62から出力される変調用ロ−カル周波数を1/2
(2分の1)に分周し、所要の周波数信号を直交変調回
路61に加える。制御回路64は、送信時には分周回路
63を動作させ、受信時には分周回路63の動作を停止
させる。直交変調回路61は、送信デ−タ入力IQ信号
に基づいて直交変調信号を出力する。
【0005】直交変調回路61から出力され、変調信号
は送信ミキサ65に供給され、送信ミキサ65には1s
tロ−カルPLLシンセサイザ66からロ−カル信号も
供給され、送信ミキサ65の出力からは送信波が得られ
る。ここで、直交変調回路61から出力された変調周波
数と1stIF周波数とは同じである。このことによ
リ、1stロ−カルPLLシンセサイザ66を送信用と
受信用とに兼用して送信波を生成することができる。送
信ミキサ65から出力される送信波は、送信フィルタ6
7において不要のスプリアスを除去され、電力増幅回路
(「電力増幅器」ともいう。)68で必要なパワ−まで
増幅され、スイッチ69を経てアンテナ70から空中に
送出される。一方、アンテナ70で受信された受信波は
スイッチ69を経てRFフィルタ71に供給され、RF
フィルタ71は受信波の中から所望の周波数のRF周波
数信号のみを通過させ、RF増幅器72で所望のレベル
まで増幅された後、第1のダウンコンバータミキサ(以
下「1stMIX」という。)65aに供給される。1
stMIX65aには前記1stロ−カルPLLシンセ
サイザ66からロ−カル信号が供給され、RF周波数信
号は、1stMIX65aで1stIF周波数信号に周
波数変換され、1stIFフィルタ73で受信1stI
F周波数信号のみを通過させ、第2のダウンコンバータ
ミキサ(以下「2ndMIX」という。)65bに供給
する。2ndMIX65bには2ndロ−カルPLLシ
ンセサイザ66aからロ−カル信号が供給され、1st
IF周波数信号は、2ndMIX65bで2ndIF周
波数信号に周波数変換され、2ndIFフィルタ73a
で受信2ndIF周波数信号のみを通過させ、2ndI
F増幅器72aで所要のレベルまで増幅された後、遅延
検波回路74に供給され、遅延検波回路74は2ndI
F信号を遅延検波して受信デ−タ出力端子75より出力
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のワイヤレスマイクロホンでは、無線部は、上述した
ような送信機の構成であるため、限られた無線伝送帯域
において、デジタル化のメリットを活かして同一エリア
で、同時に使用する複数のチャンネル数の確保とワイヤ
レスマイクロホンの高機能化を図ることが困難であると
いう問題があった。
【0007】さらに、ワイヤレスマイクロホンのような
用途に使用する送信機は、デジタル化するには回路の規
模が大きくなり実現が難しいという問題があった。
【0008】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、本来の音声の無線伝送の機能以外に使
用者が、種々の設定を行っていたものを受信機側よりリ
モ−ト制御し、またデジタル化による回路規模を軽減す
るために各回路機能の共用化を図ることが可能なワイヤ
レスマイクロホンを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のワイヤレスマイ
クロホンは、第1のダウンコンバータミキサおよびアッ
プコンバータミキサに第1のローカル信号を生成する第
1のロ−カル信号生成手段と、前記アップコンバータミ
キサに第2のローカル信号を生成する第2のロ−カル信
号生成手段と、前記第1のロ−カル信号生成手段および
前記第2のロ−カル信号生成手段を兼用する第3のロ−
カル信号生成手段とを備え、この第3のロ−カル信号生
成手段がその水晶発振器の出力周波数をn逓倍する前
に、前記第1のロ−カル信号生成手段および前記第2の
ロ−カル信号生成手段に第3のローカル信号を生成する
手段を有し、前記第1のロ−カル信号生成手段、前記第
2のロ−カル信号生成手段、前記第3のロ−カル信号生
成手段をそれぞれ組み合わせた構成を有している。この
構成により、必要とする数のロ−カル信号に対して同数
のPLLシンセサイザが必要となるが、後述の図1に示
すように、必要とする4つのロ−カル信号に対して2つ
のPLLシンセサイザ(前記第1のPLLシンセサイザ
および前記第2のPLLシンセサイザ)で構成すること
が可能となる。
【0010】ここで、本発明のワイヤレスマイクロホン
は、前記第3のロ−カル信号生成手段が、前記第3のロ
−カル信号を生成するために前記水晶発振器の出力を発
振源として利用し、かつ前記水晶発振器の出力周波数周
波数をn逓倍する逓倍手段により前記第3のロ−カル信
号生成手段を形成した構成となっている。この構成によ
り、前記第2のロ−カル信号生成手段に専用のPLLシ
ンセサイザを設けることなく、かつ送受信チャンネル周
波数を設定するのに1つのPLLシンセサイザ(前記第
1のPLLシンセサイザ)で構成することが可能とな
る。
【0011】また、本発明のワイヤレスマイクロホン
は、前記アップコンバータミキサのキャリア周波数と第
1のIF回路のIF周波数が同一周波数となるTDD制
御において、前記第1のIF回路のIF周波数または第
2のIF回路のIF周波数を前記出力周波数のn逓倍さ
れたロ−カル周波数を基準として算出される周波数プラ
ンとした構成を有している。この構成により、前記第2
のロ−カル信号生成手段に専用のPLLシンセサイザを
設けることなく、かつ送受信チャンネル周波数を設定す
るのに1つのPLLシンセサイザ(第1のPLLシンセ
サイザ)で構成することが可能となる。
【0012】さらに、本発明のワイヤレスマイクロホン
は、前記第1のPLLシンセサイザがその出力を分周す
る第1の分周手段を設けた構成を有している。この構成
により、PLLシンセサイザ単体よりも高品質なC/N
特性とした第1のダウンコンバートミキサ用とアップコ
ンバートミキサ用の各ロ−カル信号を抽出することが可
能となる。
【0013】しかも、本発明のワイヤレスマイクロホン
は、前記第2のPLLシンセサイザがその出力を分周す
る第2の分周手段を設けた構成を有している。この構成
により、PLLシンセサイザ単体よりも高品質なC/N
特性とした前記直交変調器用のロ−カル信号を抽出する
ことが可能となる。
【0014】また、本発明のワイヤレスマイクロホン
は、前記第2の分周手段の出力側にTDD制御による受
信時に同期して直交変調器の出力信号を切り替える高周
波スイッチを備え、この高周波スイッチが前記直交変調
器のロ−カル入力に前記第2のロ−カル信号の供給を断
つ手段を有した構成となっている。この構成により、送
信出力の受信回路への送信の漏洩による影響を小さくす
ることが可能となり、この受信回路は所要の受信感度を
確保することが可能となる。
【0015】さらに、本発明のワイヤレスマイクロホン
は、利得を可変制御する可変利得増幅器を備え、この可
変利得増幅器が、前記TDD制御による受信時に利得を
最小に制御し、かつ受信回路への送信の漏洩電力を小さ
くした構成を有している。この構成により、直交変調器
用のロ−カル信号を高周波スイッチにて断った場合で
も、漏洩する直交変調器の出力による送信出力を更に小
さくすることが可能となり、受信回路への漏洩の電力に
よる受信感度の劣化を防ぐことが可能となる。
【0016】しかも、本発明のワイヤレスマイクロホン
は、前記第2の分周手段が前記TDD制御による受信時
に前記第2のPLLシンセサイザの出力の分周比を切り
替えて、RF回路または第1のIF回路と受信機のそれ
ぞれの周波数が不一致となるように制御して前記周波数
の混信を防止する手段を有した構成となっている。この
構成により、送信IF周波数を変更することとなるため
直交変調器用のロ−カル信号を高周波スイッチで断った
場合や可変利得増幅器の利得を最小とした場合より更に
受信回路への送信の漏洩電力による受信感度の劣化を防
ぐことが可能となる。
【0017】また、本発明のワイヤレスマイクロホン
は、前記逓倍手段が前記TDD制御による送信時に動作
を停止するよう制御して第3のローカル信号の純度の劣
化を防止する手段を有した構成を有している。この構成
により、前記逓倍手段より発生する逓倍周波数の成分の
漏洩の影響による送信のスプリアスの発生を無くすこと
が可能となる。
【0018】さらに、本発明のワイヤレスマイクロホン
は、前記直交変調器、前記アップコンバータミキサ、前
記可変利得増幅器を有する送信系のいずれかの構成要素
またはすべての構成要素が前記TDD制御による受信時
に停止した構成を有している。この構成により、前記T
DD制御による受信時、前記送信出力の受信回路への送
信の漏洩による影響を無くすことができ、受信回路は所
要の受信感度を確保することが可能となる。
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態のワイヤ
レスマイクホンにおいて、その送信機としては、制御を
目的とした受信機能を備えたものがあり、この受信機能
としては、ワイヤレスマイクロホンのチャンネル設定、
送信電力制御、送信出力のON/OFF制御、音圧レベ
ル制御、バッテリ−モニタ等がある。このような受信機
能を備えた受信機をワイヤレスマイクホンに付加するこ
とにより、単なる音声の無線伝送機能以外に、従来使用
者が種々の設定を行っていたものを受信機側よりリモ−
ト制御することができる。
【0019】以下、本実施の形態のワイヤレスマイクホ
ンについて、図面を用いて説明する。
【0020】図1に示すように、本発明に係る第1の実
施の形態のワイヤレスマイクロホンは、ダウンリンク受
信(発信側から受信側への配信)またはアップリンク送
信(受信側から発信側への配信)するアンテナ1と、ア
ンテナ1からの送受信のキャリア周波数を抽出する第1
の帯域通過フィルタである1stBPF(ファーストバ
ンドパスフィルタ)2と、1stBPF2からのダウン
リンク受信およびアップリンク送信を切り替える送受信
切替手段としてのRFSW(Radio FrequencySwitch)
3と、ダウンリンク受信系(以下単に「受信系」とい
う。)4と、ローカル系5と、共振系6と、アップリン
ク送信系(以下単に「送信系」という。)7とを構成し
ている。
【0021】受信系4は、RF回路(以下「RF」とい
う。)10、第1のMIXである1stMIX11、第
1のIF回路である1stIF回路(以下「1stI
F」という。)12、第2のMIXである2ndMIX
11a、第2のIF回路である2ndIF回路(以下
「2stIF」という。)12a、DEMOD(復調
器)14を有している。ローカル系5は、逓倍手段とし
ての逓倍器21と、逓倍器21からの成分を除去する第
2の帯域通過フィルタである2ndBPF(セカンドバ
ンドパスフィルタ)2aとを有している。共振系6は、
ローカル回路内の第1のPLLシンセサイザである1s
tPLLシンセサイザ28およびローカル回路内の第2
のPLLシンセサイザである2ndPLLシンセサイザ
28aのPLL基準クロック入力信号源である水晶発振
器(以下「TCXO」という。)25と、2ndIF1
2aからのアンテナ1の受信レベルに相対するRSSI
信号を検波するRSSI検波器26と、RFSW3、逓
倍器21などを制御するCPU制御部27と、1stP
LLシンセサイザ28、低域通過フィルタ(以下「LP
F」という。)29を有している。受信回路は、図示し
ないがアンテナ1、1stBPF2、RFSW3、受信
系4を有している。
【0022】送信系7は、ベースバンド部35、直交変
調器36、アップコンバータミキサ(以下「UP MI
X」という。)11b、第3の帯域通過フィルタである
3rdBPF(サードバンドパスフィルタ)2b、可変
利得増幅器(「送信電力制御増幅器」ともいい、以下
「TPCAMP」という。)38、電力増幅器(以下
「PA」という。)39、2ndPLLシンセサイザ2
8aを有している。送信回路は、図示しないがアンテナ
1、1stBPF2、RFSW3、送信系7(ただし2
ndPLLシンセサイザ28a、ベースバンド部35を
除く。)を有している。
【0023】図2は、本実施の形態のワイヤレスマイク
ロホンのローカル回路を示すブロック図である。
【0024】同図に示すように、1stMIX11およ
びUP MIX11bにUP MIX11b用のローカ
ル信号である第1のローカル信号を生成する第1のロ−
カル信号生成手段(以下「1stローカル回路」とい
う。)R1は、1stPLLシンセサイザ28、LPF
29を有している。直交変調器36に直交変調器36用
のローカル信号である第2のローカル信号を送信するロ
ーカル信号発生回路(以下「2ndローカル回路」とい
う。)R2は、2ndPLLシンセサイザ28aを有し
ている。2ndMIX11aに2ndMIX11a用の
ローカル信号である第3のローカル信号を生成する第3
のロ−カル信号生成手段(以下「3rdローカル回路」
という。)R3は、2ndBPF2a、逓倍器21、T
CXO25を有している。なお、3rdローカル回路R
3は、1stローカル回路R1内の1stPLLシンセ
サイザ28と2ndローカル回路R2内の2ndPLL
シンセサイザ28aを兼用している。
【0025】次に、本実施の形態のワイヤレスマイクロ
ホンの動作について説明する。
【0026】受信系4は、アンテナ1で受信したダウン
リンク受信信号をRF10で増幅し、増幅されたRF周
波数を1stMIX11で1stIF12のIF周波数
(以下「1stIF周波数」という。)に周波数変換
し、1stIF12で帯域制限し、増幅し、更に2nd
MIX11aで2ndIF12aのIF周波数(以下
「2ndIF周波数」という。)に周波数変換し、2n
dIF12aで更に帯域制限し、増幅し、RSSI検波
器26でアンテナ1の受信レベルに相対するRSSI信
号を検波し、CPU制御部27へ送出し、DEMOD1
4では、IF信号より変調デ−タを復調しCPU制御部
27へ送出する。
【0027】一方、送信系7は、音声コ−デックデ−タ
をベ−スバンド部35でデジタル変調し、直交変調器3
6でIQ信号を直交変調し、UP MIX11bにより
送信のキャリア周波数信号に周波数変換し、3rdBP
F2bで送信のキャリア信号を抽出し、TPCAMP3
8により、所定のアップリンク送信出力レベルになるよ
うに利得を可変制御し、PA39で電力増幅し、RFS
W3が送信制御時、アンテナ1よりアップリンクのキャ
リア送信を行う。
【0028】1stPLLシンセサイザ28は、LPF
29を介して1stMIX11および2ndMIX11
bにロ−カル信号を生成し、所要のロ−カル信号のスプ
リアスをLPF29で除去し、2ndPLLシンセサイ
ザ28aは、第2のロ−カル信号を生成する。2ndM
IX11aのためのロ−カル信号を生成する逓倍器21
では、TCXO25から出力される出力周波数をn逓倍
し、所要の2ndロ−カル周波数以外の周波数の成分を
2ndBPF2aで除去し、2ndMIX11aへ供給
する。
【0029】また、本実施の形態における周波数の構成
は、例えば、所望チャンネルのキャリア周波数が808
MHzで、TCXO25の出力周波数を19.2MHz
とした場合、1stIF周波数および送信MODの出力
周波数を164.3MHzとし、2ndIF周波数を1
0.7MHzとし、1stロ−カル周波数を972.3
MHzとし、MODロ−カル周波数を164.3MHz
として、逓倍器21の逓倍数を8逓倍にして2ndロ−
カル周波数が153.6MHzとなる。
【0030】また、本実施の形態のワイヤレスマイクロ
ホンで2重化を実現するTDD(Time Division Duplex)
制御による送信時には、逓倍器21に供給する電源を断
って、2ndMIX11aへの3rdロ−カル信号の供
給を停止する。CPU制御部27では、アップリンク、
ダウンリンクの周波数チャンネルを設定制御し、バッテ
リ−電圧をモニタし、マイクロホン音圧レベルを制御
し、音声周波数を制御し、ベ−スバンド部35の同期信
号により、RFSW3および逓倍器21を同期制御し、
RSSI検波器26のRSSI信号により、電波伝搬路
を推定し、所要のアップリンク送信出力レベルになるよ
うにTPCAMP38を制御する。
【0031】このようにワイヤレスマイクロホンは、逓
倍器21がTDD制御による送信時に動作を停止するよ
う制御して第3のローカル信号の純度の劣化を防止した
ので、逓倍器21より発生する逓倍周波数の成分の漏洩
の影響による送信のスプリアスの発生を無くすことがで
きる。
【0032】また、ワイヤレスマイクロホンは、2nd
MIX11a用のロ−カル信号を生成するために、1s
tPLLシンセサイザ28、2ndPLLシンセサイザ
28aの基準信号に用いるTCXO25の出力を発振源
として利用し、TCXO25の出力周波数をn逓倍する
逓倍器21により3rdロ−カル回路を形成しているの
で、2ndMIX11a用に新たにPLLシンセサイザ
を設けることなく、2ndロ−カル信号を生成できる。
【0033】また、TDD制御においては、受信系4の
1stIF周波数とUP MIX11bのキャリア周波
数(または入力周波数)を同一周波数にすることによ
り、1stMIX11とUP MIX11bのロ−カル
信号に対して一つの1stPLLシンセサイザ28を兼
用できるので、回路規模の大きいPLLシンセサイザを
削減することができる。
【0034】ワイヤレスマイクロホンは、UP MIX
11bのキャリア周波数と1stIF周波数が同一周波
数となるTDD制御において、1stIF12のIF周
波数または2ndIF周波数を出力周波数のn逓倍され
たロ−カル周波数を基準として算出される周波数プラン
としたので、第2のロ−カル回路R2に専用のPLLシ
ンセサイザを設けることなく、かつ送受信チャンネル周
波数を設定するのに1stPLLシンセサイザ28で構
成することができる。
【0035】図3に示すように、本発明に係る第2の実
施の形態のワイヤレスマイクロホンは、上記第1の実施
の形態のワイヤレスマイクロホンと、更に1stPLL
シンセサイザ28の出力に1/m分周(たとえば、1/
2分周)する第1の分周手段である1st分周器40
と、2stPLLシンセサイザ28aの出力に1/k分
周(たとえば、k=4として1/4分周)する第2の分
周手段である2st分周器40aとを設けた点が相違し
ている。なお、kは整数値とする。
【0036】この構成によれば、1stPLLシンセサ
イザ28、2ndPLLシンセサイザ28aのC/N性
能を向上することができ、1stPLLシンセサイザ2
8、2ndPLLシンセサイザ28aを安価な回路部品
(VCOなどの部品)で構成することができる。また、
TDD受信時に2nd分周器40aの分周比を変更する
ことにより、送信IF周波数を変更して受信系4のRF
周波数とIF周波数が同一となることを避け、これらの
周波数の混信を防止したので、受信回路への送信の漏洩
電力による受信感度の劣化を防ぐことができる。
【0037】さらに、1stPLLシンセサイザ28、
2ndPLLシンセサイザ28aのそれぞれの出力に1
st分周器40、2nd分周器40aを接続しているた
め、1stPLLシンセサイザ28、2ndPLLシン
セサイザ28aの負荷変動を低減できるという効果も得
られる。さらに、所望のロ−カル周波数信号を生成する
1stPLLシンセサイザ28、2ndPLLシンセサ
イザ28aの周波数を高くできるので、VCO部品を小
型化できるという効果も得られる。
【0038】図4に示すように、本発明に係る第3の実
施の形態のワイヤレスマイクロホンにおいて、上記各実
施の形態のワイヤレスマイクロホンとは、更に2nd分
周器40aの出力にTDD制御による受信時に同期して
直交変調器36の出力信号を断つために、直交変調器3
6のロ−カル入力に第2のロ−カル信号の供給を断つ高
周波スイッチ41を設けた点が相違している。この構成
により、TDD制御による受信時、送信出力の受信回路
への送信の漏洩による影響がなくなり、この受信回路は
所要の受信感度を確保できるという効果が得られる。
【0039】また、ワイヤレスマイクロホンは、TPC
AMP38を備え、TPCAMP38が、TDD制御に
よる受信時に利得を最小に制御し、かつ受信回路への送
信の漏洩電力を小さくした構成を有しているので、第2
のロ−カル信号を高周波スイッチで断った場合でも、漏
洩する直交変調器36の出力による送信出力をさらに小
さくすることが可能となり、受信回路への漏洩の電力に
よる受信感度の劣化を防ぐことが可能となる。
【0040】以上、各実施の形態のワイヤレスマイクロ
ホンは、直交変調器36、UP MIX11b、TPC
AMP38、PA39のいずれか、またはすべてを停止
する機能を備えたので、TDD制御による受信時、送信
出力の受信回路への送信の漏洩による影響を無くすこと
ができ、受信回路は所要の受信感度を確保することがで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は1stM
IXおよびUP MIXに第1のローカル信号を生成す
る1stローカル回路と、前記UP MIXに第2のロ
ーカル信号を生成する2ndローカル回路と、前記1s
tローカル回路および前記2ndローカル回路を兼用す
る3rdローカル回路とを備え、この3rdローカル回
路がそのTCXOの出力をn逓倍する前に、前記1st
ローカル回路および前記2ndローカル回路に第3のロ
ーカル信号を生成し、前記1stローカル回路、前記2
ndローカル回路、前記3rdローカル回路をそれぞれ
組み合わせたことにより、本来の音声の無線伝送の機能
以外に使用者が、種々の設定を行っていたものを受信機
側よりリモ−ト制御するというすぐれた効果を有するワ
イヤレスマイクロホンを提供することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態のワイヤレスマイ
クロホンを示すブロック図
【図2】同実施の形態のワイヤレスマイクロホンのロ−
カル回路を示すブロック図
【図3】本発明に係る第2の実施形態のワイヤレスマイ
クロホンを示すブロック図
【図4】本発明に係る第3の実施形態のワイヤレスマイ
クロホンを示すブロック図
【図5】従来の発明のワイヤレスマイクロホンを示すブ
ロック図
【図6】従来の発明の無線通信機を示すブロック図
【符号の説明】
R1 1stローカル回路(第1のロ−カル信号生成手
段) R2 2ndローカル回路(第2のロ−カル信号生成手
段) R3 3rdローカル回路(第3のロ−カル信号生成手
段) 11 1stMIX 11b UP MIX 25 TCXO
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 尚平 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K011 DA03 DA07 DA12 DA13 EA01 EA03 GA05 GA06 JA03 KA01 5K060 CC04 CC11 CC12 DD07 HH05 HH06 HH16 HH22 HH25 HH27 JJ23 LL01 LL16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のダウンコンバータミキサおよびア
    ップコンバータミキサに第1のローカル信号を生成する
    第1のロ−カル信号生成手段と、前記アップコンバータ
    ミキサに第2のローカル信号を生成する第2のロ−カル
    信号生成手段と、前記第1のロ−カル信号生成手段およ
    び前記第2のロ−カル信号生成手段を兼用する第3のロ
    −カル信号生成手段とを備え、この第3のロ−カル信号
    生成手段がその水晶発振器の出力周波数をn逓倍する前
    に、前記第1のロ−カル信号生成手段および前記第2の
    ロ−カル信号生成手段に第3のローカル信号を生成する
    手段を有し、前記第1のロ−カル信号生成手段、前記第
    2のロ−カル信号生成手段、前記第3のロ−カル信号生
    成手段をそれぞれ組み合わせたことを特徴とするワイヤ
    レスマイクロホン。
  2. 【請求項2】 前記第3のロ−カル信号生成手段が、前
    記第3のロ−カル信号を生成するために前記水晶発振器
    の出力を発振源として利用し、かつ前記水晶発振器の出
    力周波数周波数をn逓倍する逓倍手段により前記第3の
    ロ−カル信号生成手段を形成したことを特徴とする請求
    項1に記載のワイヤレスマイクロホン。
  3. 【請求項3】 前記アップコンバータミキサのキャリア
    周波数と第1のIF回路のIF周波数が同一周波数とな
    るTDD制御において、前記第1のIF回路のIF周波
    数または第2のIF回路のIF周波数を前記出力周波数
    のn逓倍されたロ−カル周波数を基準として算出される
    周波数プランとしたことを特徴とする請求項1記載のワ
    イヤレスマイクロホン。
  4. 【請求項4】 前記第1のPLLシンセサイザがその出
    力周波数を分周する第1の分周手段を設けたことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載のワイヤレス
    マイクロホン。
  5. 【請求項5】 前記第2のPLLシンセサイザがその出
    力周波数を分周する第2の分周手段を設けたことを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載のワイヤレス
    マイクロホン。
  6. 【請求項6】 前記第2の分周手段の出力側にTDD制
    御による受信時に同期して直交変調器の出力信号を切り
    替える高周波スイッチを備え、この高周波スイッチが前
    記直交変調器のロ−カル入力に前記第2のロ−カル信号
    の供給を断つ手段を有したことを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載のワイヤレスマイクロホン。
  7. 【請求項7】 利得を可変制御する可変利得増幅器を備
    え、この可変利得増幅器が、前記TDD制御による受信
    時に利得を最小に制御し、かつ受信回路への送信の漏洩
    電力を小さくしたことを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載のワイヤレスマイクロホン。
  8. 【請求項8】 前記第2の分周手段が前記TDD制御に
    よる受信時に前記第2のPLLシンセサイザの出力の分
    周比を切り替えて、RF回路または第1のIF回路と受
    信機のそれぞれの周波数が不一致となるように制御して
    前記周波数の混信を防止する手段を有したことを特徴と
    する請求項1ないし7のいずれかに記載のワイヤレスマ
    イクロホン。
  9. 【請求項9】 前記逓倍手段が前記TDD制御による送
    信時に動作を停止するよう制御して前記第3のローカル
    信号の純度の劣化を防止する手段を有したことを特徴と
    する請求項1ないし8のいずれかに記載のワイヤレスマ
    イクロホン。
  10. 【請求項10】 前記直交変調器、前記アップコンバー
    タミキサ、前記可変利得増幅器を有する送信系のいずれ
    かの構成要素またはすべての構成要素が前記TDD制御
    による受信時にことを特徴とする請求項1ないし9のい
    ずれかに記載のワイヤレスマイクロホン。
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