JP2001235747A - 液晶プロジェクタ - Google Patents

液晶プロジェクタ

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JP2001235747A
JP2001235747A JP2000048235A JP2000048235A JP2001235747A JP 2001235747 A JP2001235747 A JP 2001235747A JP 2000048235 A JP2000048235 A JP 2000048235A JP 2000048235 A JP2000048235 A JP 2000048235A JP 2001235747 A JP2001235747 A JP 2001235747A
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英二 依田
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    • G02F2413/105Indexing scheme related to G02F1/13363, i.e. to birefringent elements, e.g. for optical compensation, characterised by the number, position, orientation or value of the compensation plates with refractive index ellipsoid inclined, or tilted, relative to the LC-layer surface O plate with varying inclination in thickness direction, e.g. hybrid oriented discotic LC

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶プロジェクタの装置を大幅に変更するこ
となく、表示コントラストが大幅に改善された液晶プロ
ジェクタを提供する。 【解決手段】 電極を備えた一対の透明基板とネマチッ
ク液晶とからなる液晶セル、2枚の偏光素子、およびハ
イブリッド配向した液晶層からなる2枚の光学異方層か
ら少なくとも構成される液晶シャッター部を備えた液晶
プロジェクタであって、該2枚の光学異方層を2枚の偏
光素子の間に配置し、かつ一方の光学異方層のチルト方
向と他方の光学異方層のチルト方向との成す角度を85
〜100度となるように配置することにより、表示コン
トラストが大幅に改善された液晶プロジェクタが得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶プロジェクタに関
し、特にコントラスト特性が大幅に改善された液晶プロ
ジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子の表示画像を拡大して投影
する液晶プロジェクタは、液晶表示素子の背面に光源を
配置し、液晶表示素子を透過した光をレンズで拡大して
投影することにより画像を拡大表示するものであるが、
表示画像の明るさやコントラストの改善が強く求められ
ている。明るさを増す手段としては、光源ランプの出力
を上げたり、ランプの種類を変更したりして光源の輝度
を上げる方法と、レンズの集光率を大きくして光源から
の光の利用効率を高くする方法が考えられる。前者の方
法は簡便であるが、消費電力や発熱量が増大するため従
来よりも強力な冷却装置が必要になり、その結果として
装置の重量が増しサイズが大きくなってしまうなど問題
がある。また、後者の方法は、簡便であるが、コントラ
ストが低下してしまうという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、液晶
プロジェクタの装置を大幅に変更することなく、表示コ
ントラストが大幅に改善された液晶プロジェクタを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、電極を
備えた一対の透明基板とネマチック液晶とからなる液晶
セル、2枚の偏光素子、およびハイブリッド配向した液
晶層からなる2枚の光学異方層から少なくとも構成され
る液晶シャッター部を備えた液晶プロジェクタであっ
て、該2枚の光学異方層が2枚の偏光素子の間に配置さ
れ、かつ一方の光学異方層のチルト方向と他方の光学異
方層のチルト方向との成す角度が85〜100度となる
ように配置されたことを特徴とする液晶プロジェクタに
関する。本発明の第2は、光学異方層の平均ダイレクタ
と該光学異方層の平面との成す角が10〜80度であ
り、光学異方層のレターデーションの絶対値が、50〜
300nmである光学異方層を有する液晶シャッター部
を備えたことを特徴とする液晶プロジェクタに関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の液晶プロジェクタは、液
晶セルと、2枚の偏光素子と2枚の光学異方層とを備
え、かつ該2枚の光学異方層のチルト方向の成す角度を
85〜100度となるように配置した液晶シャッター部
を備えたものである。前記光学異方層は、ハイブリッド
配向した液晶層から少なくとも構成される。ここでハイ
ブリッド配向した液晶層とは、ネマチック配向した液晶
分子のダイレクタが一方の界面近傍から他方の界面近傍
へ連続的に変化しており、該ダイレクタと液晶層平面と
の成す角が厚さ方向の全ての場所において異なるもので
ある。従って、液晶層全体として光学軸はもはや存在し
ない。
【0006】また本発明における光学異方層のチルト方
向とは、光学異方層を構成する液晶層の上下2面の内、
該液晶層界面近傍の液晶分子のダイレクタと該液晶層平
面との成す角度がより小さな面における該ダイレクタの
投影方向を意味する。具体的には、例えば図1において
光学異方層の上下2面をb面、c面と仮定する。このb
面側およびc面側における液晶分子のダイレクタと液晶
層平面との成す角度は、b面側の角度>c面側の角度の
関係である。このときb面からフィルム膜厚方向にc面
を見た場合に、b面側近傍の液晶分子ダイレクタとc面
側近傍の液晶分子ダイレクタとc面との成す角度が鋭角
となる方向で、かつb面側近傍のダイレクタとc面側近
傍のダイレクタのc面に対する投影成分とが平行となる
方向を本発明では光学異方層のチルト方向とするもので
ある。また膜厚方向における各液晶分子のダイレクタと
光学異方層平面との成す角度の平均値を本発明では平均
チルト角と定義する。
【0007】本発明においては、光学異方層を2枚使用
するが、光学異方層2枚のチルト方向の成す角度は、絶
対値として通常85〜100度、好ましくは87〜97
度、さらに好ましくは90〜95度である。この範囲外
では、十分なコントラスト向上効果を得ることができな
い恐れがある。また本発明に用いられる光学異方層の平
均チルト角としては、10〜80度の範囲であることが
望ましい。また本発明では、2枚の光学異方層を必須と
するが、各光学異方層の平均チルト角は同一角度でも良
いし、また異なる角度であっても良い。
【0008】光学異方層のレターデーションは、光の波
長550nmにおける屈折率異方性△nと物理的膜厚d
との積△ndで定義され、光学的な異方性が正の場合
は、△nd値は正となり、負の場合には△ndは負とな
る。本発明においては、正のものも負のものも使用する
ことができる。△ndの絶対値は、50〜300nmが
好ましく、さらに好ましくは70〜250nmである。
この範囲外では、十分なコントラスト向上効果が得られ
ない。なお、本発明で用いられる光学異方層以外にも、
光学的異方性を有する他の部材を組み合わせて使用する
ことができる。その場合、上記レターデーション値は以
下に説明する液晶セルと偏光素子との間に配置された全
ての光学異方層のレターデーションの総和とする。
【0009】本発明の光学異方層として用いられるハイ
ブリッド配向した液晶層は公知の方法によって、光学的
に正または負の一軸性を示す液晶を配向固定化すること
により得ることができる。また、該液晶層は、適宜、ト
リアセチルセルロースなどの支持基板上に形成して本発
明に供することができる。さらに、該液晶層の表面を保
護する目的で、光硬化型あるいは熱硬化型のオーバーコ
ート層を適宜設けることもできる。光学的に正の一軸性
を示す液晶物質としては、カルボキシル基、アルコール
性水酸基、フェノール性水酸基、アミノ基、チオール基
などを有する化合物を縮合させて成る縮合系液晶性高分
子、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基、ア
リル基など二重結合を有する液晶性化合物などを原料と
して得られる液晶性ビニルポリマー、アルコキシシラン
基を有する液晶化合物などから合成される液晶性ポリシ
ロキサン、エポキシ基を有する液晶性化合物などから合
成される液晶性エポキシ樹脂および上記液晶性高分子の
混合物などを例示として挙げることができるが、縮合系
液晶性高分子が最も好ましい。また、液晶性低分子化合
物も使用することができるが、その場合には熱架橋や光
架橋により配向状態を固定化することが望ましい。光学
的に負の一軸性を示す液晶物質としては、トリフェニレ
ン誘導体、トルクセン誘導体などの円盤状低分子液晶化
合物を例示することができる。このような低分子化合物
を用いる場合には熱架橋や光架橋により配向状態を固定
化することが望ましい。
【0010】液晶セルは、電極を備える一対の透明基板
及びその間に挿入されたネマチック液晶の層を有する。
透明基板としては、ネマチック液晶を特定の配向方向に
配向させるものを用いることができる。具体的には、透
明基板自体がネマチック液晶を配向させる性質を有して
いる透明基板又はネマチック液晶を配向させる性質を有
する配向膜等を設けた透明基板がいずれも使用可能であ
る。このような特定の配向方向を有する透明基板2枚
を、その配向方向が捩れた関係になるよう保持し、その
透明基板の間にネマチック液晶の層を形成させることに
より、前記ネマチック液晶の層に、特定のねじれ角を与
えることができる。また、液晶セルの電極は、通常、ネ
マチック液晶の層が接する前記透明基板の面上に設ける
ことができ、配向膜を有する透明基板を用いた場合は、
透明基板と配向膜との間に設けることができる。前記ネ
マチック液晶としては、特に制限されるものではなく、
通常、液晶表示素子に用いられる各種のものを用いるこ
とができる。
【0011】偏光素子としては、延伸したポリビニルア
ルコールやポリビニルブチラールなどの高分子膜に、沃
素や2色性色素などの偏光要素を吸着させたものが一般
的に用いられる。耐久性の面からは2色性色素を用いる
方が好ましい。偏光素子は湿式法や乾式法で製造され、
通常その両側を支持体で挟まれて偏光板とされる。支持
体としては、例えばトリアセチルセルロース、アクリル
樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート
などからなる高分子フィルムが挙げられるが、通常はト
リアセチルセルロースが好適に用いられる。偏光素子の
膜厚としては、通常10〜50μm、好ましくは25〜
35μm、支持体の膜厚としては、通常30〜250μ
m、好ましくは50〜190μm程度のものが用いられ
る。偏光板の表面には、さらに、アクリル系、ポリシロ
キサン系、ウレタン系等の保護層を設けてもよい。
【0012】本発明の液晶プロジェクタに用いられる液
晶シャッター部には、さらに1/2波長板を備えること
もできる。本発明に用いることができる1/2波長板
は、赤、緑、青の各波長の1/2に相当する光学膜厚を
有するものであれば特に制限されるものではない。1/
2波長板として、例えばポリカーボネート、ポリビニル
アルコール、ポリビニルブチラールなどを1軸延伸した
高分子フィルム等を本発明では好適に用いることができ
る。これら1/2波長板は、公知の方法により製造する
ことができ、例えばポリカーボネートの場合、加熱・一
軸延伸処理によって、膜厚20〜300μm、好ましく
は50〜200μmのものを得ることができる。またポ
リビニルアルコールやポリビニルブチラールの場合に
は、湿式法で一軸延伸して製造することができ、通常、
その両側が支持体で挟持された形態で1/2波長板とし
て用いられる。支持体としては、例えばトリアセチルセ
ルロース、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリエチ
レンテレフタレートなどからなる高分子フィルムが挙げ
られるが、通常はトリアセチルセルロースが好適に用い
られる。また支持体に挟持されたポリビニルアルコール
やポリビニルブチラールの膜厚としては、通常30〜1
00μm、好ましくは50〜80μm程度、支持体の膜
厚としては、通常30〜250μm、好ましくは50〜
190μm程度のものが好適に用いられる。さらに1/
2波長板の表面には、アクリル系、ポリシロキサン系、
ウレタン系等の保護層を設けることもできる。
【0013】さらに本発明の液晶プロジェクタに用いら
れる液晶シャッター部には、要求される光学特性に応じ
て各種光学部材を備えることができる。本発明に用いら
れる光学部材としては、例えばソーダガラス、ホウ珪酸
ガラス、サファイアガラスなどの無機材料や、アクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂などの有機材料からなるも
のが挙げられるが、無機のガラスが好適に用いられる。
それらは、例えば板状、レンズ、プリズム(例えば三角
プリズム、キュービックプリズム等)などの成形体とし
て用いられ、所望の大きさ、形状のものが用いられる。
例えばガラス板の場合は、長方形、正方形、円形いずれ
の形状でもよく、一辺または直径が通常5〜200m
m、好ましくは10〜150mm程度であり、厚さは
0.5〜5mm、好ましくは0.7〜2.3mm程度の
ものが好適に用いられる。
【0014】本発明の液晶プロジェクタは、上述におい
て説明した液晶セル、偏光素子、光学異方層、また場合
により1/2波長板、光学部材とから構成される液晶シ
ャッター部を備える。液晶シャッター部の構成として
は、(偏光素子/光学異方層1/光学異方層2/液晶セ
ル/偏光素子)、(偏光素子/光学異方層1/液晶セル
/光学異方層2/偏光素子)、(偏光素子/液晶セル/
光学異方層1/光学異方層2/偏光素子)のいずれであ
ってもよい。また1/2波長板を備える場合には、偏光
素子の外側、また透明光学部材であれば、その要求され
る光学特性に応じて各層との間、またはその表面に適宜
備えることができる。さらに上記構成において、必ずし
も各層が密着されている必要はない。例えばレンズやガ
ラス板等の光学部材の片側に、1/2波長板、偏光素
子、光学異方層を接着剤や粘着剤を用いて貼り合わせ
て、液晶セルと組み合わせることも可能であるし、また
全ての層を液晶セルに貼合して組み合わせることも可能
である。
【0015】ここで液晶プロジェクタの基本的な構成を
図2に示す。メタルハライドランプ1の光源から放射さ
れた光は、UV−IRカットフィルター2を通過する。
ダイクロイックミラー3では、3色(赤(R)、緑
(G)、青(B))の光の成分のうちR光成分とG光成
分は反射されB光成分のみが透過する。B光成分は、全
反射ミラー4で反射され、集光レンズ5を透過して光束
が絞られたのち、6、7、8から構成される液晶シャッ
ター部を透過し、次いでB光成分のみを透過するダイク
ロイックミラー9を透過し、次いでB光成分およびG光
成分を反射するダイクロイックミラー10で反射され、
投射レンズ11を透過してスクリーン12に投影され
る。同様に、G光成分はダイクロイックミラー3で反射
されたのち、ダイクロイックミラー13で反射され、集
光レンズ14に次いで、15、16、17から構成され
る液晶シャッター部を透過し、ダイクロイックミラー9
次いでダイクロイックミラー10で反射され、投射レン
ズ11を透過してスクリーン12に投影される。
【0016】同様に、R光成分はダイクロイックミラー
3で反射されたのち、ダイクロイックミラー13、集光
レンズ18に次いで19、20、21から構成される液
晶シャッター部を順に透過し、全反射ミラー22で反射
され、ダイクロイックミラー10に次いで投射レンズ1
1を透過してスクリーン12に投影される。R、G、B
の各成分が透過する液晶シャッター部は、通常、液晶セ
ルの両側に偏光素子が配置された構造になっている。本
発明の液晶プロジェクタは、当該液晶シャッター部を構
成する両側の偏光素子(6、8、15、17、19、2
1)の間に光学異方層を上述したチルト方向の角度に基
づいて2枚配置したものである。なお図1はダイクロイ
ックミラーと全反射ミラーを用いたものであるが、ダイ
クロイックプリズムを使用したものでも本発明と同様な
効果を得ることができる。
【0017】
【実施例】(実施例1)図2に示す液晶プロジェクタの
光学系において、液晶シャッター部を図3に示す構成と
した。光学異方層として、光学的に正の異方性を有する
ネマチック液晶性高分子をハイブリッド配向、固定化し
た液晶層と当該液晶層の支持基板とからなる積層体を光
学異方層として使用した(平均チルト角 30度、レタ
ーデーション 150nm)。2枚の光学異方層のチル
ト方向の成す角度を92度となるように液晶シャッター
部を構成した。また1/2波長板は、光の利用効率、ダ
イクロイックミラーの特性を考慮して使用しており、各
液晶シャッター部ではR、G、Bの各波長に対応したも
のを用いた。液晶セルには左ねじれの液剤を使用した。
集光レンズ(図2における5、14、18)は、後述す
る比較例2に対して焦点距離は変えずにレンズ径を標準
レンズ径の1.5倍にした。また、界面での反射を防ぎ
光の利用効率を高めるために、空気あるいは各部材の界
面には全て反射率低減の処理を行った。なお、図3にお
いて光の入射方向は紙面左側とした。
【0018】(実施例2)2枚の光学異方層のチルト方
向の成す角度を90度にした以外は、実施例1と同様に
して行った。 (実施例3)液晶シャッター部を図4の構成にした以外
は実施例1と同様にして行った。 (比較例1)2枚の光学異方層のチルト方向の成す角度
を83度にした以外は、実施例1と同様にして行った。 (比較例2)液晶シャッター部を図5の構成にし、標準
レンズ径の集光レンズを用いた以外は実施例1と同様に
して行った。 (比較例3)液晶シャッター部を図5の構成にした以外
は実施例1と同様にして行った。
【0019】以上の結果を表1に示す。なお比較例2を
基準として、その値を100とした。
【表1】
【0020】
【発明の効果】本発明により、液晶プロジェクタの光源
を変更することなく、表示映像の輝度の向上およびコン
トラストの大幅な向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学異方層のチルト方向の定義を示す説明図で
ある。
【図2】液晶プロジェクタの光学系の基本構造を示す模
式図である。
【図3】液晶シャッター部の基本構成を示す本発明の模
式図の1例である。
【図4】液晶シャッター部の基本構成を示す本発明の模
式図の1例である。
【図5】液晶シャッター部の基本構成を示す従来の模式
図の1例である。
【符号の説明】
1 光源 2 UV・IRカットフィルタ 3、9、10、13 ダイクロイックミラー 4、22 全反射ミラー 5、14、18 コンデンサレンズ 6、8、15、17、19、21 偏光素子 7、16、20 液晶セル 11 投射レンズ 12 スクリーン 23、24、25 液晶シャッター部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA14 GA02 HA15 HA18 HA28 JA05 JA12 KA07 KA11 MA02 2H091 FA08X FA08Z FA11X FA11Z FA41Z FB03 FB04 FC22 FC23 GA01 HA07 KA02 KA03 LA17 MA07 5C058 EA02 EA12 EA13 EA14 EA26 EA51

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極を備えた一対の透明基板とネマチッ
    ク液晶とからなる液晶セル、2枚の偏光素子、およびハ
    イブリッド配向した液晶層からなる2枚の光学異方層か
    ら少なくとも構成される液晶シャッター部を備えた液晶
    プロジェクタであって、該2枚の光学異方層が2枚の偏
    光素子の間に配置され、かつ一方の光学異方層のチルト
    方向と他方の光学異方層のチルト方向との成す角度が8
    5〜100度となるように配置されたことを特徴とする
    液晶プロジェクタ。
  2. 【請求項2】 光学異方層の平均ダイレクタと光学異方
    層の平面との成す角が10〜80度であり、光学異方層
    のレターデーションの絶対値が、50〜300nmであ
    る光学異方層を有する液晶シャッター部を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の液晶プロジェクタ。
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