JP2001235229A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP2001235229A
JP2001235229A JP2000045821A JP2000045821A JP2001235229A JP 2001235229 A JP2001235229 A JP 2001235229A JP 2000045821 A JP2000045821 A JP 2000045821A JP 2000045821 A JP2000045821 A JP 2000045821A JP 2001235229 A JP2001235229 A JP 2001235229A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼運転中において非運転中の回路における
沸騰現象の発生を予防し、運転中の回路での出力の低下
を抑制して速やかなる温度上昇を図ることができる1缶
複数回路式の給湯装置の提供を課題とする。 【解決手段】 バーナ11の燃焼によって加熱される燃
焼缶体10内に、他の機能の加熱回路を有し、それぞれ
の回路の単独運転または同時運転ができるようにした給
湯装置であって、給湯装置内の湯の沸騰を防止するため
に温度を検出する沸騰防止用温度センサ22aを設け、
この沸騰防止用温度センサ22aの検出状態によって燃
焼号数を加算・減算させ、沸騰防止用温度センサ22a
の検出温度が沸騰防止温度付近になれば燃焼号数を減算
させ、沸騰防止用温度センサ22aの検出温度が沸騰防
止温度よりある程度低い方に離れれば燃焼号数を加算さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯装置に関し、詳
しくは燃焼缶体内に異なる複数系統の回路の瞬間式熱交
換器を別々に配して、それぞれの回路を単独運転或いは
同時運転することができるようにした1缶複数回路式の
給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば一般的な温水給湯回路の他
に風呂循環加熱回路を備え、それら各回路の瞬間式熱交
換器をそれぞれ別々に1つの燃焼缶体内に配した1缶2
回路式或いは1缶複数回路式の給湯装置が提供されてい
る。このような装置、例えば1缶2回路式の給湯装置に
おいて、一方の回路だけが単独運転される場合には、他
方の回路においては瞬間式熱交換器内に滞っている水が
沸騰を起こす可能性があり、好ましくない。このため、
例えばバーナに近い方に配置した温水給湯回路の瞬間式
熱交換器の近傍に沸騰防止用温度センサを設け、風呂側
の単独運転を行っている場合に、温水給湯回路の沸騰防
止用温度センサが沸騰危険温度等を検出するとバーナの
燃焼を一旦停止させるようにした装置が提供されてい
る。或いは更に、沸騰防止用温度センサが沸騰危険温度
に近い温度になるとバーナの燃焼入力を段階的に切り替
えするようにした装置が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが沸騰防止用温
度センサの検出温度によってバーナの燃焼入力を段階的
に切り替えする従来のものでは、段階的な切り替えだけ
では自在に入力が切り替えられないため、入力が少しの
時間でも高い場合には、場合によっては沸騰防止用温度
センサの検出温度が急激に上昇し、沸騰防止のために燃
焼を停止させる温度まで上昇してしまうこととなってし
まう。そして一旦燃焼停止がなされると、風呂循環加熱
の出力が低下し、結果的には追い焚きに時間がかかると
いう問題が生じていた。
【0004】そこで本発明は上記従来の給湯装置の欠点
を解消し、瞬間式熱交換器を用いた1缶複数回路式の給
湯装置において、バーナの燃焼運転中において非運転中
の回路における沸騰現象の発生を予防すると共に、運転
中の回路での出力、特にトータルとしての出力の低下を
抑制し、速やかなる温度上昇を図り、或いは加熱に時間
が長くならないようにすることができる給湯装置の提供
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の給湯装置は、バーナの燃焼によって加熱される
燃焼缶体内に、他の機能の加熱回路を有し、それぞれの
回路の単独運転または同時運転ができるようにした給湯
装置であって、給湯装置内の湯の沸騰を防止するために
温度を検出する沸騰防止用温度センサを設け、この沸騰
防止用温度センサの検出状態によって燃焼号数を加算・
減算させ、沸騰防止用温度センサの検出温度が沸騰防止
温度付近になれば燃焼号数を減算させ、沸騰防止用温度
センサの検出温度が沸騰防止温度よりある程度低い方に
離れれば燃焼号数を加算させることを第1の特徴として
いる。また本発明の給湯装置は、バーナの燃焼によって
加熱される燃焼缶体内に、異なる複数系統の回路の瞬間
式熱交換器を別々に配し、それぞれの回路の単独運転ま
たは同時運転ができるようにした1缶複数回路式の給湯
装置であって、何れか単独または複数の回路の運転中に
おいて非運転中の回路がある場合に、前記非運転中の回
路の瞬間式熱交換器内の温度を検出する沸騰防止用温度
センサを設け、該沸騰防止用温度センサの検出する温度
が予め定めた沸騰危険温度以上になれば燃焼を停止さ
せ、前記沸騰防止用温度センサの検出温度が前記沸騰危
険温度よりも低い温度として予め定めた基準温度領域帯
にある場合には現在の燃焼号数をそのまま維持させ、基
準温度領域帯未満の場合には燃焼号数を加算させ、基準
温度領域帯を超えた場合には燃焼号数を減算させる燃焼
制御手段を設けたことを第2の特徴としている。上記に
おいて1缶複数回路は、例えば水道からの水を瞬間加熱
して台所や浴槽、その他の場所に給湯する温水給湯回路
と、浴槽水を循環加熱するための風呂追い焚き用循環加
熱回路或いは温水暖房のための暖房用循環加熱回路とか
らなる1缶2回路であってもよく、また前記温水給湯回
路と風呂追い焚き用循環回路と温水暖房用循環回路との
1缶3回路であってもよい。勿論、その他の複数回路の
組み合わせであってもよい。なお燃焼号数とは、バーナ
による燃焼能力で、1リットルの水を1分間に25℃上
昇させる燃焼能力を1号とする。また本発明の給湯装置
は、上記第2の特徴に加えて、1缶複数回路式の給湯装
置が、温水給湯回路と風呂追い焚き用或いは暖房用の循
環加熱回路とからなる1缶2回路式の給湯装置であっ
て、単独運転中の回路が循環加熱回路で、非運転中の回
路が温水給湯回路であることを第3の特徴としている。
また本発明の給湯装置は、上記第2又は第3の特徴に加
えて、沸騰防止用温度センサの検出温度が基準温度領域
帯未満の場合における燃焼号数の加算の割合に対して、
基準温度領域帯を超える場合における燃焼号数の減算の
割合をより大きく設定することを第4の特徴としてい
る。また本発明の給湯装置は、上記第2〜4の何れかの
特徴に加えて、燃焼号数の加算、減算はそれぞれ経時的
に行うことを第5の特徴としている。また本発明の給湯
装置は、上記第2〜4の何れかの特徴に加えて、燃焼号
数の加算、減算の程度はそれぞれ基準温度領域帯からの
ズレの程度に対応させることを第6の特徴としている。
また本発明の給湯装置は、上記第2〜4の何れかの特徴
に加えて、燃焼号数の加算、減算の程度は運転中の回路
の温度に応じて変更することを第7の特徴としている。
また本発明の給湯装置は、上記第2〜7の何れかの特徴
に加えて、燃焼号数の加算に伴う燃焼号数の上限を、運
転中の回路の温水温度に応じて、その温水温度が高いほ
ど燃焼号数の上限を低く設定することを第8の特徴とし
ている。
【0006】上記第1の特徴によれば、給湯機能の他に
他の機能を有する給湯装置にあって、給湯装置内の湯の
沸騰を防止する為のバーナの燃焼制御は、沸騰防止用温
度センサの検出温度が沸騰防止温度付近になれば燃焼号
数が減算されて燃焼が行われ、沸騰防止用温度センサの
検出温度が沸騰防止温度から或る程度低い方に離れれば
燃焼号数が加算されることによって行われる。これによ
り給湯装置内の湯の温度は、沸騰防止温度よりも多少低
い温度に収斂されるような形で維持されるようになり、
沸騰状態になるのが抑制されると共に、給湯装置内の湯
が低下してしまうといったことなく適当な高温に保持す
ることができる。よって第1の特徴によれば、給湯装置
内の湯の温度が沸騰状態になるのを抑制することができ
ると共に、給湯装置内の湯を低下させることなく適当な
高温に保持することができる。
【0007】上記第2の特徴によれば、1缶複数回路式
の給湯装置において、何れか単独又は複数の回路の運転
中において、非運転中の回路がある場合には、該非運転
中の回路の沸騰防止用温度センサが検出する温度によっ
て、それに対応した形でバーナの燃焼が制御されること
になる。即ち、基準温度領域帯にある温度を検出してい
る場合には、現在進行中の燃焼号数をそのまま維持した
燃焼が行われる。また沸騰防止用温度センサが基準温度
領域帯より低い温度を検出している場合には、燃焼号数
が加算されて燃焼が行われる。この場合には、非運転中
の回路が沸騰に至るおそれがないことから、燃焼号数を
加算することで運転中の回路側での加熱をより速やに、
或いは短時間で行うことができる。一方、沸騰防止用温
度センサが基準温度領域帯を超える温度を検出している
場合には、燃焼号数が減算されて燃焼が行われる。この
場合には、非運転中の回路が油断をすると沸騰危険温度
まで上昇して燃焼を停止しなければならなくなるので、
燃焼号数を減算することで沸騰危険温度に達するのを未
然に防ぐことができる。前記基準温度領域帯は、その温
度領域帯で運転している限りでは、沸騰に至ることがな
いといえる温度領域帯で且つ単独運転側の加熱効率をで
きるだけ大きくすることができるような温度領域範囲が
選ばれることになる。よって第2の特徴によれば、沸騰
防止用温度センサの検出温度が基準温度領域帯を超える
と燃焼号数を減算し、基準温度領域帯にある時はそのま
まの燃焼号数を維持し、基準温度領域帯を下回ると燃焼
号数を加算することで、バーナ燃焼中における非運転側
回路での沸騰の発生を未然に防ぐことが可能となると共
に、燃焼運転が停止に至ってしまうのを防止することが
可能となる。よって、運転中の回路においても燃焼が途
中停止されないので、トータルとしての出力の低下を充
分にカバーすることができる。勿論、基準温度領域帯以
下では燃焼号数を加算し或いは現状の燃焼号数を維持す
ることができるので、単独運転側での効率のよい加熱が
確保できる。
【0008】上記第3の特徴によれば、第2の特徴によ
る作用効果に加えて、1缶複数回路式の給湯装置を、温
水給湯回路と循環加熱回路とからなる1缶2回路式の給
湯装置とし、且つ単独運転中の回路を風呂追い焚き用等
の循環加熱回路とし、非運転中の回路を温水給湯回路と
したので、高出力を要求される場合が多いためにバーナ
に近い方に配置される場合が多く、よってそれだけ沸騰
現象の生じやすい温水給湯回路における沸騰現象の発生
を効果的に防止することができる。また単独運転中の風
呂追い焚き用循環回路や暖房用循環回路においては、燃
焼が停止せられたりすることが避けられることで、燃焼
効率を維持することができ、求められる温度まで加熱す
るのに必要な時間が遅れたりするのを解消し、速やかな
る循環加熱を達成することができる。よって第3の特徴
によれば、第2の特徴に加えて、循環加熱回路側を単独
運転している場合に、温水給湯回路側での温度が沸騰危
険温度に達して燃焼を停止させるのを効果的に防止する
ことができると共に、燃焼停止が行われないことにより
運転中の循環加熱回路での加熱運転を長時間化すること
なく、短時間で効率よく行うことができる。
【0009】また上記第4の特徴によれば、第2又は第
3の特徴による作用効果に加えて、沸騰防止用温度セン
サの検出する温度が基準温度領域帯を超える場合におけ
る燃焼号数の減算の割合を、基準温度領域帯未満の場合
における場合の加算の割合よりも大きく設定することに
より、沸騰防止用温度センサの検出温度が基準温度領域
帯を超えた場合に、速やかに燃焼号数を低下させていく
ことができるので、温度が沸騰危険温度に達し、燃焼が
停止されるような事態を充分に防止することができる。
【0010】また上記第5の特徴によれば、上記第2〜
4の特徴による作用効果に加えて、沸騰防止用温度セン
サの検出温度が基準温度領域帯未満の場合には、その未
満の状態にある限りにおいて、燃焼号数が経時的に加算
されていく。従って、運転中の回路における加熱をより
高熱量で効果的に行うことができる。検出温度が基準温
度領域帯に達した時点で、燃焼号数の加算が停止され
る。また沸騰防止用温度センサの検出温度が基準温度領
域帯を超えている場合には、その超えている状態が続く
限りにおいて、燃焼号数が経時的に減算されて行く。即
ち、経時的に燃焼号数が低下されるので、温度が沸騰危
険温度にまで達して燃焼停止に至るのを効果的に防止す
ることができる。よって第5の特徴によれば、上記第2
〜4の特徴による作用効果に加えて、沸騰防止用温度セ
ンサが基準温度領域帯未満の温度を検出している場合に
は、速やかに燃焼号数を加算して運転中の回路の加熱を
効果的に行うことができると共に、沸騰防止用温度セン
サが基準温度領域帯を超える温度を検出している場合に
は、速やかに燃焼号数を減算して温度が沸騰危険温度に
まで達して燃焼停止に至るのを効果的に防止することが
できる。
【0011】また上記第6の特徴によれば、上記第2〜
4の特徴による作用効果に加えて、現在の燃焼号数に加
算し或いは減算させる号数は、沸騰防止用温度センサが
検出する温度が基準温度領域帯未満の場合には、その差
が大きい程、加算号数が大きくなるので、燃焼号数を速
やかに上昇させることができ、効率のよい加熱を確保す
ることができる。また沸騰防止用温度センサが検出する
温度が基準温度領域帯を超える場合には、その差が大き
い程、減算号数が大きくなるので、温度が沸騰危険温度
にまで達して燃焼停止に至るのを効果的に防止すること
ができる。よって第6の特徴によれば、上記第2〜4の
特徴による作用効果に加えて、沸騰防止用温度センサが
基準温度領域帯未満の温度を検出している場合には、速
やかに燃焼号数を加算して運転中の回路の加熱を効果的
に行うことができると共に、沸騰防止用温度センサが基
準温度領域帯を超える温度を検出している場合には、速
やかに燃焼号数を減算して温度が沸騰危険温度にまで達
して燃焼停止に至るのを効果的に防止することができ
る。
【0012】また上記第7の特徴によれば、上記第2〜
4の特徴による作用効果に加えて、沸騰防止用温度セン
サが検出する温度が基準温度領域帯を下回る場合及び上
回る場合における、現在の燃焼号数に加算し或いは減算
させる号数の程度は、その時の運転中の回路の温度に応
じて変更される。従って、沸騰防止用温度センサの検出
温度が基準温度領域帯未満の場合において、運転中の回
路の温度が低い場合には加算号数を大きくすることで、
該運転中の回路の加熱をよりスムーズに行うことができ
る。運転中の回路の温度が高い場合には、加算号数を小
さくすることで沸騰防止用温度センサの検出する温度が
スムーズに基準温度領域帯に移行されて、安定させるこ
とができる。一方、沸騰防止用温度センサの検出温度が
基準温度領域帯を超える場合において、運転中の回路の
温度が高い場合には、減算号数を大きくすることで沸騰
防止用温度センサの検出する温度が沸騰危険温度に達し
て燃焼停止するのを確実に防止することができる。運転
中の回路の温度が低い場合には、該運転中の回路で吸収
される熱量が多いことから、非運転側の回路の急激な温
度上昇はなされないと考えられるので、減算号数をあま
り大きくすることなく、沸騰防止用温度センサの検出温
度が低下していくのを待つ。以上第7の特徴によれば、
上記第2〜4の特徴による作用効果に加えて、沸騰防止
用温度センサが基準温度領域帯未満の温度を検出してい
る場合には、速やかに燃焼号数を加算して運転中の回路
の加熱を効果的に行うことができると共に、沸騰防止用
温度センサが基準温度領域帯を超える温度を検出してい
る場合には、速やかに燃焼号数を減算して温度が沸騰危
険温度にまで達して燃焼停止に至るのを効果的に防止す
ることができる。
【0013】また上記第8の特徴によれば、上記第2〜
7の特徴による作用効果に加えて、沸騰防止用温度セン
サが検出する温度が基準温度領域帯を下回る場合に燃焼
号数を加算していく場合に、その上限が運転中の回路の
温水温度が高いほど低く設定される。よって運転中の回
路の温度が高い場合には、燃焼号数の加算があってもそ
の燃焼号数の上限が低く抑えられるので、その後に沸騰
防止用温度センサが基準温度領域帯を超える温度を検出
した場合でも、燃焼号数そのものがあまり高い号数とな
ってはいないので、更に温度が急激に上昇するのに対し
て燃焼号数の減算が間に合わないといったことを有効に
防止できる。一方、運転中の回路の温度が未だ低い場合
には、燃焼号数の上限を高く設定して号数加算できる程
度を大きくすることで、該回路の加熱を効率よく行うこ
とができると共に、運転中の回路の温度が低い場合に
は、該回路の熱吸収量の多いことから、燃焼号数の上限
を上げても、沸騰防止用温度センサが検出する温度が急
激に基準温度領域帯を越えて、更に沸騰危険温度にまで
達するこはない。以上より上記第8の特徴によれば、上
記第2〜7の特徴による作用効果に加えて、燃焼号数の
加算に伴う燃焼号数の上限を、運転中の回路の温水温度
に応じて、その温水温度が高いほど燃焼号数の上限を低
く設定することで、非運転中の回路での沸騰現象及び該
沸騰現象防止のための燃焼停止の事態をより確実に防止
することができる上に、運転中の回路でのより速やかな
加熱を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係
る給湯装置の概略構成図、図2は本発明の実施形態に係
るバーナの燃焼制御フロー図、図3は本発明の他の実施
形態に係るバーナの燃焼制御フロー図、図4は本発明の
更に他の実施形態に係るバーナの燃焼制御フロー図であ
る。
【0015】図1を参照して、先ず給湯装置の全体を説
明する。符号10は燃焼缶体で、オイル燃焼バーナ11
が燃焼缶体10の上に設けられ、火炎を下向きに燃焼缶
体10の燃焼室12内に吹き入れるような構成となって
いる。13はノズル、14は送風機、15はオイル量制
御部である。前記オイル燃焼バーナ11は燃焼ガスを用
いたガスバーナであってもよい。
【0016】給湯装置は水道からの水を加熱して台所や
浴槽、その他の場所に供給する温水給湯回路20と、風
呂追い焚き用循環加熱回路30とからなる1缶2回路式
の給湯装置としている。が、前記風呂追い焚き用循環加
熱回路30の代わりに暖房用循環加熱回路を設けてもよ
い。また風呂追い焚き用循環加熱回路30と共に暖房用
循環加熱回路を設けて、1缶3回路式給湯装置としても
よい。
【0017】前記温水給湯回路20には入水路21、瞬
間式熱交換器22、出湯路23が設けられ、また入水路
21から出湯路23へのバイパス路24、前記出湯路2
3から分岐する風呂給湯路25が設けられている。前記
入水路21には入水温度センサ21a、入水流量センサ
21bが設けられている。前記温水給湯回路20の瞬間
式熱交換器22は、燃焼缶体10の燃焼室12のバーナ
11に近い方に配置されている。該瞬間式熱交換器22
の近傍には燃焼缶体10の外側に沸騰防止用温度センサ
22aが設けられている。前記出湯路23には出湯温度
センサ23aが設けられている。また過流出防止流量調
節器23bが設けられている。
【0018】前記風呂追い焚き用循環加熱回路30には
風呂戻路31と瞬間式熱交換器32と風呂往路33とが
設けられている。前記風呂戻路31と風呂往路33との
間にバイパス路34が設けられ、三方切替弁35が設け
られている。前記風呂戻路31には風呂温度センサ31
aと風呂水流スイッチ31bと循環ポンプ31c等が設
けられている。前記風呂追い焚き用循環加熱回路30の
瞬間式熱交換器32は、燃焼缶体10の燃焼室12にお
いて、前記温水給湯回路20の瞬間式熱交換器22より
もバーナ11から遠い方に配置されている。
【0019】40はコントローラで、50は給湯リモコ
ン(メインリモコン)、60は風呂リモコンである。コ
ントローラ40はリモコン50、60からの指令等に基
づいて、給湯装置全体の動作を制御する。今、給湯リモ
コン50により給湯運転がオンされている状態におい
て、給湯端末26が開かれて実際の給湯が開始される
と、バーナ11が燃焼を開始し、入水路21からの水
は、瞬間式熱交換器22を通過することで瞬間加熱さ
れ、出湯路23に出湯される。また風呂リモコン60に
より風呂追い焚き運転がオンされると、循環ポンプ31
cが駆動し、浴槽水が風呂戻路31、瞬間式熱交換器3
2、風呂往路33を通って循環し、前記瞬間式熱交換器
32で加熱される。前記運転は給湯運転、風呂追い焚き
運転の単独運転または同時運転がなされる。そして風呂
追い焚き単独運転がなされる場合には、温水給湯回路2
0の瞬間式熱交換器22内に滞っている水が沸騰を起こ
す可能性が生じる。
【0020】次に本発明の給湯装置におけるバーナ11
の燃焼制御についての実施形態を図2を参照して説明す
る。この実施形態は、温水給湯回路20側の運転が行わ
れていない時に、風呂追い焚き運転が単独で行われる場
合のバーナ11の燃焼制御の1態様を示すものである。
今、風呂リモコン60により風呂追い焚き運転スイッチ
がオンされると、循環ポンプ31cが駆動し、風呂追い
焚き用循環加熱回路30に浴槽水が循環することで風呂
水流スイッチ31bがオンする(ステップS1でイエ
ス)。この時に温水給湯回路20側が使用されていない
場合、即ち入水流量センサ21bの検出流量が最低作動
水量(MOQ)未満の場合には、風呂追い焚き運転の単
独運転となり、温水給湯回路20側の沸騰が問題とな
る。前記風呂追い焚き単独運転において、コントローラ
40は、沸騰防止用温度センサ22aが沸騰危険温度の
燃焼停止解除温度、例えば85℃未満(ステップS3で
イエス)の場合には、バーナ11の燃焼を開始し(ステ
ップS4)、最低燃焼号数、例えば6.7号で燃焼を開
始する(ステップS5)。前記沸騰危険温度は後述する
燃焼停止温度(例えば87℃)と前記燃焼停止解除温度
(例えば85℃)とからなり、両者の間に温度ヒステリ
シスを持たせることで、頻繁な燃焼停止と燃焼再開とが
繰り返されるのを防止している。前記燃焼停止温度(例
えば87℃)と燃焼停止解除温度(例えば85℃)は本
実施形態においては87℃と85℃にしているが、沸騰
危険温度としては、沸騰防止用温度センサ22aの設置
位置との関係等により、予め実験等により他の適当な値
を採用することができる。
【0021】前記最低の燃焼号数による燃焼(ステップ
S5)が開始された後、コントローラ40は、沸騰防止
用温度センサ22aの検出温度Tを監視し、その検出温
度Tが、基準温度領域帯Zの下限温度である80℃未満
の時は(ステップS6でイエス)、10秒毎に燃焼号数
を0.1号ずつ加算して燃焼を行う(ステップS7)。
一方、前記ステップS6でノーの場合には、更に沸騰防
止用温度センサ22aの検出温度Tが基準温度領域帯Z
の上限温度である81℃を超えるか否かを判定し(ステ
ップS8)、ノー(81℃以下)の場合には、燃焼号数
を加算も減算も行うことなくステップS6に戻る。ステ
ップS8でイエスの場合(81℃を超える)には、1秒
毎に燃焼号数を0.1号ずつ減算して燃焼を行う(ステ
ップS9)。そして、沸騰防止用温度センサ22aの検
出温度Tが沸騰危険温度の燃焼停止温度である87℃に
まで達してしまった場合には(ステップS10でイエ
ス)、バーナ11の燃焼を停止し(ステップS11)、
ステップS3に戻って温度が85℃未満になるのを待機
する。ステップS10でノーの場合はステップS6に戻
る。
【0022】前記において基準温度領域帯Zは80℃≦
Z≦81℃となるが、この基準温度領域帯Zの値はここ
に示す値に限定されるものではなく、沸騰防止用温度セ
ンサ22aの配置や、回路構成、その他の条件に応じ
て、沸騰危険温度よりも適当に低い温度領域帯を予め実
験により定めて記憶させておくことができる。沸騰防止
用温度センサ22aの検出温度Tが、基準温度領域帯Z
未満の場合には10秒毎に0.1号加算し、超える場合
には1秒毎に0.1号加算するようにしているが、これ
らの数値はここに示す数値に限定されるものではなく、
装置の種類やその他の条件によって変更することができ
る。重要なことは、基準温度領域帯Z未満の温度では燃
焼号数を経時的に加算し、基準温度領域帯Zを越える温
度では燃焼号数を経時的に減算することである。そして
減算の割合を加算の割合よりも大きくすることで、温度
が燃焼危険温度にまで達するのを充分に防ぐようにした
ことである。
【0023】次に本発明の給湯装置における他の実施形
態を図3を参照して説明する。この実施形態の場合も同
様に、風呂追い焚き運転が単独で行われる場合のバーナ
11の燃焼制御の1態様を示すものである。ステップS
21〜S25までは、既述した図2に示す制御のステッ
プS1〜S5までと同じである。
【0024】前記最低の燃焼号数による燃焼(ステップ
S25)が開始された後、コントローラ40は、沸騰防
止用温度センサ22aの検出温度Tを監視し、その検出
温度Tが基準温度領域帯Z(77℃≦Z≦81℃)にあ
る場合、即ちこの実施形態の場合には77℃≦T≦81
℃の範囲にある場合(ステップS26でイエス)には、
燃焼号数を加算或いは減算することなく現状維持で燃焼
を行う(ステップS27)。検出温度Tが75℃≦T<
77℃の場合(ステップS28でイエス)には、その時
の燃焼号数に0.1号を加算して燃焼を行う(ステップ
S29)。また検出温度TがT<75℃の場合(ステッ
プS30でイエス)は、その時の燃焼号数に0.3号を
加算して燃焼を行う(ステップS31)。前記加算号数
0.1号、0.3号はこの数値に限定されない。給湯装
置の条件に応じて、予め実験により適当な数値を定めて
おくことができる。重要なことは、検出温度Tが低いほ
ど加算号数の割合を大きくすることである。一方、検出
温度Tが81℃<T≦83℃の場合(ステップS32で
イエス)は、その時の燃焼号数から0.5号を減算して
燃焼を行う(ステップS33)。前記ステップS32で
ノーの場合、即ち検出温度Tが、T>83℃の場合に
は、その時の燃焼号数から2号を減算して燃焼を行う
(ステップS34)。前記減算号数0.5号、2号はこ
の数値に限定されない。給湯装置の条件に応じて、予め
実験により適当な数値を定めておくことができる。重要
なことは、検出温度が基準温度領域帯Zより高くなるほ
ど減算の割合を大きくすることと、号数を加算する場合
に比べて減算の割合を大きくすることである。そして沸
騰防止用温度センサ22aの検出温度Tが沸騰危険温度
の燃焼停止温度である87℃に達してしまった場合には
(ステップS35でイエス)、バーナ11の燃焼を停止
し(ステップS36)、ステップS23に戻って温度が
85℃未満になるのを待機する。
【0025】前記ステップS35でイエス以外の場合、
即ちバーナ11の燃焼を停止しない場合には、コントロ
ーラ40は風呂温度センサ31aにより風呂温度を検出
し(ステップ37)、その検出した風呂温度に応じて、
バーナ11で燃焼させることができる燃焼上限号数を定
め、燃焼号数を加算する場合の燃焼号数の上限として、
それ以上は燃焼号数を加算できないようにしている(ス
テップS38)。前記燃焼上限号数は風呂温度が高いほ
ど、或いは風呂温度が設定風呂温度に近いほど低くす
る。即ち風呂温度が既に高くなっている場合は、それ以
上にあまり燃焼号数を上げなくても充分速やかに風呂温
度を所定の温度まで加熱することができる。その一方、
燃焼号数がどんどん加算されて非常に大きな燃焼号数に
なる場合には、いざ沸騰防止用温度センサ22aの検出
温度Tが基準温度領域帯Zを超えた温度を検出した場合
に、その際に燃焼号数を減算するといっても、減算の対
象となる燃焼号数そのものの絶対号数が非常に高くなっ
ているため、減算の効果が出る前に温度が沸騰危険温度
にまで達してしまうといったことが生じ得る。従ってこ
れを防ぐためには、燃焼号数の上限号数を浴槽温度に応
じて低くしておくのが得策であるからである。上記ステ
ップS37、38は、図2のフローチャートに沿って既
述した実施形態にも当然適用することができる。同様に
図4のフローチャートに沿って後述する実施形態にも適
用することができる。
【0026】更に本発明の他の実施形態に係るバーナ1
1の燃焼制御について、図4を参照して説明する。この
実施形態の場合も同様に、風呂追い焚き運転が単独で行
われる場合のバーナ11の燃焼制御の1態様を示すもの
である。ステップS41〜S45までは、既述した図2
に示す制御のステップS1〜S5までと同じである。
【0027】前記最低の燃焼号数による燃焼(ステップ
S45)が開始された後、コントローラ40は沸騰防止
用温度センサ22aの検出温度Tを監視し、その検出温
度Tが基準温度領域帯Zの下限温度である80℃未満の
時は(ステップS46でイエス)、更に風呂温度センサ
31aが検出する風呂温度が30℃以下か否かを判定し
(ステップS47)、イエスの場合には燃焼号数を10
秒毎に0.2号ずつ加算して燃焼を行う(ステップS4
8)。一方、前記ステップS47でノーの場合には、燃
焼号数を10秒毎に0.1号ずつ加算して燃焼を行う
(ステップS48)。ステップS47における風呂の基
準温度30℃はこの数値に限定されるものではなく、給
湯装置の風呂追い焚き用循環加熱回路30の条件に応じ
て、風呂温度としてより速やかに加熱を行うべきである
とされる温度域とそれほど急いで加熱しなくてもよい温
度域との境界温度として適当な温度を予め実験によって
定め、この温度を採用することができる。また加算号数
としての前記10秒毎に0.2号、或いは10秒毎に
0.1号の値は、これに限定されるものではない。給湯
装置の条件に応じて、予め実験により適当な数値を定め
ておくことができる。重要なことは燃焼号数を加算する
場合に、検出される風呂温度が低いほど加算の割合を多
くすることである。
【0028】前記ステップS46でノーの場合には、更
に沸騰防止用温度センサ22aの検出温度Tが基準温度
領域帯Zの上限温度である81℃を超えるか否かを判定
し(ステップS50)、ノー(81℃以下)の場合に
は、燃焼号数を加算も減算も行うことなくステップS4
6に戻る。ステップS50でイエスの場合(81℃を超
える)の場合には、更に風呂温度センサ31aが検出す
る風呂温度が30℃以下か否かを判定し(ステップS5
1)、イエスの場合には燃焼号数を1秒毎に0.1号ず
つ減算して燃焼を行う(ステップS52)。一方、前記
ステップS51でノーの場合には、燃焼号数を1秒毎に
0.2号ずつ減算して燃焼を行う(ステップS53)。
そして沸騰防止用温度センサ22aの検出温度Tが沸騰
危険温度の燃焼停止温度である87℃に達してしまった
場合には(ステップS54でイエス)、バーナ11の燃
焼を停止し(ステップS55)、ステップS43に戻っ
て温度が85℃未満になるのを待機する。ステップS5
4でノーの場合はステップS46に戻る。上記におい
て、減算号数としての前記1秒毎に0.2号、或いは1
秒毎に0.1号の値はこれに限定されるものではない。
給湯装置の条件に応じて、予め実験により適当な数値を
定めておくことができる。重要なことは、燃焼号数を減
算する場合に、検出された風呂温度が高いほど減算の割
合を大きくすることと、及び号数を加算する場合に比べ
て減算の割合を大きくすることである。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用からなり、請
求項1に記載の給湯装置によれば、沸騰防止用温度セン
サの検出温度が沸騰防止温度付近になれば燃焼号数が減
算されて燃焼が行われ、沸騰防止用温度センサの検出温
度が沸騰防止温度から或る程度低い方に離れれば燃焼号
数が加算されて燃焼されるので、これにより給湯装置内
の湯の温度は、沸騰防止温度よりも多少低い温度に収斂
されるような形で維持されるようになり、沸騰状態にな
るのが抑制されると共に、給湯装置内の湯が低下してし
まうといったことなく適当な高温に保持することができ
る。また請求項2に記載の給湯装置によれば、沸騰防止
用温度センサの検出温度が基準温度領域帯を超えると燃
焼号数を減算し、基準温度領域帯にある時はそのままの
燃焼号数を維持し、基準温度領域帯を下回ると燃焼号数
を加算することで、バーナ燃焼中における非運転側回路
での沸騰を発生を未然に防ぐことが可能となると共に、
燃焼運転が停止に至ってしまうのを防止することが可能
となる。よって、運転中の回路においても燃焼が途中停
止されないので、トータルとしての出力の低下を充分に
カバーすることができる。勿論、基準温度領域帯以下で
は燃焼号数を加算し或いは現状の燃焼号数を維持するこ
とができるので、単独運転側での効率のよい加熱が確保
できる。また請求項3に記載の給湯装置によれば、上記
請求項2に記載の構成による効果に加えて、循環加熱回
路側を単独運転している場合に、温水給湯回路側での温
度が沸騰危険温度に達して燃焼停止させるのを効果的に
防止することができると共に、燃焼停止が行われないこ
とにより運転中の循環加熱回路での加熱運転を、長時間
化することなく、短時間で効率よく行うことができる。
また請求項4に記載の給湯装置によれば、上記請求項2
又は3に記載の構成による効果に加えて、沸騰防止用セ
ンサの検出する温度が基準温度領域帯を越える場合にお
ける燃焼号数の減算の割合を、基準温度領域帯未満の場
合における場合の加算の割合よりも大きく設定すること
により、沸騰防止用温度センサの検出温度が基準温度領
域帯を超えた場合に、速やかに燃焼号数を低下させてい
くことができるので、温度が沸騰危険温度に達し、燃焼
が停止されるような事態を充分に防止することができ
る。また請求項5に記載の給湯装置によれば、上記請求
項2〜4の何れかに記載の構成による効果に加えて、沸
騰防止用温度センサが基準温度領域帯未満の温度を検出
している場合には、速やかに燃焼号数を加算して運転中
の回路の加熱を効果的に行うことができると共に、沸騰
防止用温度センサが基準温度領域帯を超える温度を検出
している場合には、速やかに燃焼号数を減算して温度が
沸騰危険温度にまで達して燃焼停止に至るのを効果的に
防止することができる。また請求項6に記載の給湯装置
によれば、上記請求項2〜4の何れかに記載の構成によ
る効果に加えて、沸騰防止用温度センサが基準温度領域
帯未満の温度を検出している場合には、速やかに燃焼号
数を加算して運転中の回路の加熱を効果的に行うことが
できると共に、沸騰防止用温度センサが基準温度領域帯
を超える温度を検出している場合には、速やかに燃焼号
数を減算して温度が沸騰危険温度にまで達して燃焼停止
に至るのを効果的に防止することができる。また請求項
7に記載の給湯装置によれば、上記請求項2〜4の何れ
かに記載の構成による効果に加えて、沸騰防止用温度セ
ンサが基準温度領域帯未満の温度を検出している場合に
は、速やかに燃焼号数を加算して運転中の回路の加熱を
効果的に行うことができると共に、沸騰防止用温度セン
サが基準温度領域帯を超える温度を検出している場合に
は、速やかに燃焼号数を減算して温度が沸騰危険温度に
まで達して燃焼停止に至るのを効果的に防止することが
できる。また請求項8に記載の給湯装置によれば、上記
請求項2〜7の何れかに記載の構成による効果に加え
て、燃焼号数の加算に伴う燃焼号数の上限を、運転中の
回路の温水温度に応じて、その温水温度が高いほど燃焼
号数の上限を低く設定することで、非運転中の回路での
沸騰現象及び該沸騰現象防止のための燃焼停止の事態を
より確実に防止することができる上に、運転中の回路で
のより速やかな加熱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る給湯装置の概略構成図
である。
【図2】本発明の実施形態に係るバーナの燃焼制御フロ
ー図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係るバーナの燃焼制御
フロー図である。
【図4】本発明の更に他の実施形態に係るバーナの燃焼
制御フロー図である。
【符号の説明】
10 燃焼缶体 11 オイル燃焼バーナ 12 燃焼室 14 送風機 20 温水給湯回路 21 入水路 21a 入水温度センサ 21b 入水流量センサ 22 瞬間式熱交換器 22a 沸騰防止用温度センサ 23 出湯路 23a 出湯温度センサ 26 給湯端末 30 風呂追い焚き用循環加熱回路 31 風呂戻路 31a 風呂温度センサ 31b 風呂水流スイッチ 31c 循環ポンプ 33 風呂往路 40 コントローラ 50 給湯リモコン 60 風呂リモコン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24D 17/00 F24D 3/08 B F24H 1/00 604 17/00 G Fターム(参考) 3K005 AB12 AC07 BA02 CA01 DA02 EA02 3L024 CC18 DD02 DD04 DD13 DD17 DD21 DD27 EE03 GG03 GG05 GG06 GG24 GG27 GG47 HH26 3L034 EA02 3L070 BB03 BC03 CC02 DE06 DF06 DG02 3L073 AA04 AA13 AA14 AA15 AA18 AA19 AB16 AC08 AD05 AE01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナの燃焼によって加熱される燃焼缶
    体内に、他の機能の加熱回路を有し、それぞれの回路の
    単独運転または同時運転ができるようにした給湯装置で
    あって、給湯装置内の湯の沸騰を防止するために温度を
    検出する沸騰防止用温度センサを設け、この沸騰防止用
    温度センサの検出状態によって燃焼号数を加算・減算さ
    せ、沸騰防止用温度センサの検出温度が沸騰防止温度付
    近になれば燃焼号数を減算させ、沸騰防止用温度センサ
    の検出温度が沸騰防止温度よりある程度低い方に離れれ
    ば燃焼号数を加算させることを特徴とする給湯装置。
  2. 【請求項2】 バーナの燃焼によって加熱される燃焼缶
    体内に、異なる複数系統の回路の瞬間式熱交換器を別々
    に配し、それぞれの回路の単独運転または同時運転がで
    きるようにした1缶複数回路式の給湯装置であって、何
    れか単独または複数の回路の運転中において非運転中の
    回路がある場合に、前記非運転中の回路の瞬間式熱交換
    器内の温度を検出する沸騰防止用温度センサを設け、該
    沸騰防止用温度センサの検出する温度が予め定めた沸騰
    危険温度以上になれば燃焼を停止させ、前記沸騰防止用
    温度センサの検出温度が前記沸騰危険温度よりも低い温
    度として予め定めた基準温度領域帯にある場合には現在
    の燃焼号数をそのまま維持させ、基準温度領域帯未満の
    場合には燃焼号数を加算させ、基準温度領域帯を超えた
    場合には燃焼号数を減算させる燃焼制御手段を設けたこ
    とを特徴とする給湯装置。
  3. 【請求項3】 1缶複数回路式の給湯装置が、温水給湯
    回路と風呂追い焚き用或いは暖房用の循環加熱回路とか
    らなる1缶2回路式の給湯装置であって、単独運転中の
    回路が循環加熱回路で、非運転中の回路が温水給湯回路
    であることを特徴とする請求項2に記載の給湯装置。
  4. 【請求項4】 沸騰防止用温度センサの検出温度が基準
    温度領域帯未満の場合における燃焼号数の加算の割合に
    対して、基準温度領域帯を超える場合における燃焼号数
    の減算の割合をより大きく設定することを特徴とする請
    求項2又は3に記載の給湯装置。
  5. 【請求項5】 燃焼号数の加算、減算はそれぞれ経時的
    に行うことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の
    給湯装置。
  6. 【請求項6】 燃焼号数の加算、減算の程度はそれぞれ
    基準温度領域帯からのズレの程度に対応させることを特
    徴とする請求項2〜4の何れかに記載の給湯装置。
  7. 【請求項7】 燃焼号数の加算、減算の程度は運転中の
    回路の温度に応じて変更することを特徴とする請求項2
    〜4の何れかに記載の給湯装置。
  8. 【請求項8】 燃焼号数の加算に伴う燃焼号数の上限
    を、運転中の回路の温水温度に応じて、その温水温度が
    高いほど燃焼号数の上限を低く設定することを特徴とす
    る請求項2〜7に記載の給湯装置。
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JP2009162445A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Corona Corp 給湯風呂装置

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