JP2001234656A - ロック装置付きケース - Google Patents

ロック装置付きケース

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JP2001234656A
JP2001234656A JP2000044234A JP2000044234A JP2001234656A JP 2001234656 A JP2001234656 A JP 2001234656A JP 2000044234 A JP2000044234 A JP 2000044234A JP 2000044234 A JP2000044234 A JP 2000044234A JP 2001234656 A JP2001234656 A JP 2001234656A
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JP
Japan
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lid
permanent magnet
magnetic sensor
case
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JP2000044234A
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English (en)
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Tsutomu Gonda
努 権田
Masanori Sato
政則 佐藤
Tomohiro Mori
智広 森
Takanori Endo
貴則 遠藤
Masa Yonezawa
政 米沢
Seiro Hachiman
誠朗 八幡
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YUUSEIDAIJIN
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
YUUSEIDAIJIN
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍵を用いずに蓋を開いたことをケース外部か
ら容易に確認する。 【解決手段】 ケース本体11の開口部11aが蓋12
により開閉され、ケース本体及び蓋に設けられた錠13
には鍵14を挿入可能な鍵穴18aが形成される。錠は
蓋を閉じた状態で固定し、かつ鍵の鍵穴への挿入により
蓋の固定を解除するように構成される。鍵穴周縁の錠に
埋設された第1永久磁石と鍵穴との間には、第1永久磁
石による磁場を検出しているときに電気的に開く磁気セ
ンサが埋設され、鍵に埋設された第2永久磁石は鍵を鍵
穴に挿入したときに磁気センサの検出する磁場を相殺し
て磁気センサを電気的に開くように構成される。ケース
本体に設けられた開閉スイッチは磁気センサに直列に接
続され、かつ蓋の開閉により電気的に開閉する。自己保
持回路は開閉スイッチ及び磁気センサの各検出出力に基
づいて異常報知部の報知を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣束からなる多
額の現金、証券、宝石、貴金属等の貴重品を収容して輸
送するときに用いられるケースに関する。更に詳しくは
蓋をロックする装置を有するケースに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のケースは管理者がケース
本体の蓋を閉じ、鍵穴に鍵を挿入して操作することによ
り機械的に施錠された後、鍵を持たない輸送担当者によ
り所定の場所まで輸送され、そこで別の管理者が上記鍵
と同一の鍵を鍵穴に挿入して機械的に解錠される。この
ようなケースを使用して実際に貴重品を輸送する場合に
は、輸送中に蓋が開かれていないことを確認する手段と
して、ケース本体の蓋を閉じて施錠した後にケース本体
と蓋とをワイヤにより結び付け、そのワイヤの結び目を
鉛やアルミなどの比較的柔らかい金属板で覆い、更にそ
の結び目を覆った金属板に刻印するワイヤ結合及び金属
板封印が行われる。このワイヤ結合及び金属板封印がな
されたケースでは、その貴重品が輸送された所定の場所
でそのワイヤが切断されておらず、かつワイヤの結び目
を覆った金属板の刻印が壊れていないことを検査するこ
とにより、輸送中に蓋が開かれていないことを確認して
いる。
【0003】また、輸送中に蓋が開かれていないことを
確認する別の手段として、合い鍵を用いずに蓋を開いた
ときに破損するシールをそのケースに貼付けるシール封
印も知られている。このシール封印がなされたケースで
は、その貴重品が輸送された所定の場所でそのシールの
破損状態を検査し、シールが破損していないことにより
輸送中に蓋が開かれていないことを確認している。な
お、輸送中に蓋が開かれていないことを確認した後に、
ワイヤ結合及び金属板封印がなされたケースではそのワ
イヤを切断して蓋を実際に開き、シール封印がなされた
ケースではそのシールを剥がすか又は切断して蓋を実際
に開くことにより、ケースの内部に収容された貴重品を
取出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のワ
イヤ結合及び金属板封印がなされたケースでは、ワイヤ
を結び付ける作業及びその結び目を金属板で覆って刻印
する作業自体に手間がかかる不具合がある。また、上記
従来のシール封印がなされたケースでは、シールを貼付
ける作業は容易であるが、シール自体が容易に剥離でき
ず、かつ剥離した後の再利用ができない。この結果、そ
の貴重品が輸送された所定の場所で蓋を開くためにその
シールを剥がす場合に、そのシールの剥離作業が困難で
ある不具合がある。一方、シールを切断して蓋を開けれ
ば、シールを剥離する煩わしさは解消するが、シールを
切断することは以前貼られたシールがケースに残存し、
繰返しケースを使用する場合にそのケースに残存するシ
ールの数が増大し、最新のシールを見つけだすことが困
難になる問題点がある。
【0005】本発明の第1の目的は、鍵を用いずに蓋を
開いたことをケース外部から容易に確認することができ
るロック装置付きケースを提供することにある。本発明
の第2の目的は、鍵の複製が極めて困難であるロック装
置付きケースを提供することにある。本発明の第3の目
的は、第2永久磁石が鍵から脱落することがなく、鍵の
耐久性を損うことのないロック装置付きケースを提供す
ることにある。本発明の第4の目的は、鍵を用いて蓋を
開いた状態でこの鍵を鍵穴から引抜くことによる発生す
る異常報知部の誤作動を防止することができるロック装
置付きケースを提供することにある。本発明の第5の目
的は、磁気センサの構造を簡単にすることにより信頼性
を向上することができるロック装置付きケースを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1,図2及び図11に示すように、開口部11aを有
するケース本体11と、開口部11aを開閉する蓋12
と、ケース本体11及び蓋12に設けられ鍵14を挿入
可能な鍵穴18aが形成され蓋12を閉じた状態で固定
しかつ鍵14を鍵穴18aに挿入することにより蓋12
の固定を解除する錠13とを備えたロック装置付きケー
スの改良である。その特徴ある構成は、鍵穴18a周縁
の錠13に埋設された第1永久磁石41と、第1永久磁
石41と鍵穴18aとの間の錠13に埋設され第1永久
磁石41による磁場を検出しているときに電気的に閉じ
る磁気センサ28と、鍵14に埋設され鍵14を鍵穴1
8aに挿入したときに第1永久磁石41に磁気センサ2
8を挟んで対向しかつこの対向する状態で磁気センサ2
8の検出する第1永久磁石41による磁場を相殺して磁
気センサ28を電気的に開く第2永久磁石42と、ケー
ス本体11又は蓋12に設けられ磁気センサ28の直列
に接続され蓋12を閉じたときに電気的に開きかつ蓋1
2を開いたときに電気的に閉じる開閉スイッチ29と、
鍵14を用いずに蓋12を開いたことを報知する異常報
知部37と、開閉スイッチ29及び磁気センサ28の各
検出出力に基づいて異常報知部37の上記報知を保持す
る自己保持回路43とを備えたところにある。
【0007】この請求項1に記載されたロック装置付き
ケースでは、鍵14を鍵穴18aに挿入していない状態
では、磁気センサ28が第1永久磁石41による磁場を
検出して電気的に閉じ、蓋12が閉じた状態では、開閉
スイッチ29が電気的に閉じる。このため鍵14を用い
ずに蓋12を開くと、磁気センサ28が電気的に閉じた
状態で開閉スイッチ29が電気的に閉じるので、異常報
知部37が鍵14を用いずに蓋12が開かれたことを報
知する。この異常報知部37の報知はその後、蓋12が
閉じられても自己保持回路43により保持される。この
結果、鍵14を用いずに蓋12を開いたときから時間が
経過しても、この異常事態を容易に外部から確認するこ
とができる。また第2永久磁石42が鍵14に埋設され
ているため、鍵14を破壊しなければ鍵14を複製でき
ず、鍵14の複製が極めて困難であり、かつ第2永久磁
石42が鍵14から脱落することがなく、鍵14の耐久
性を損わない。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図8及び図11に示すように、蓋12
の開いた状態で鍵14を錠13から引抜き不能にしかつ
蓋12を閉じた状態で鍵14を錠13から引抜き可能に
する鍵固定片26を更に備えたことを特徴とする。この
請求項2に記載されたロック装置付きケースでは、鍵1
4を用いて蓋12を開いた状態で、この鍵14を鍵穴1
8aから引抜き可能とすると、開閉スイッチ29が電気
的に閉じた状態で磁気センサ28も電気的に閉じるの
で、異常報知部37が誤作動してしまう。しかし、鍵1
4を用いて蓋12を開いた状態では、鍵固定片26によ
り鍵14を鍵穴18aから引抜くことができないため、
磁気センサ28が電気的に閉じず、異常報知部37が誤
作動することはない。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図2及び図11に示すように磁
気センサ28がリードスイッチであることを特徴とす
る。この請求項3に記載されたロック装置付きケースで
は、磁気センサ28が構造の簡単なリードスイッチであ
るため、信頼性の高い蓋14のロック装置を得ることが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、
この実施の形態のロック装置付きケース10は現金輸送
用ケースであり、貴重品は紙幣束からなる多額の現金で
ある。またケース10は紙幣束が収容されかつ上面に開
口部を有するケース本体11と、開口部11aを開閉す
る蓋12と、ケース本体11及び蓋12に設けられた錠
13とを備える。ケース本体11,蓋12及び錠13は
非磁性材料であるジュラルミンにより形成され、錠13
にはジュラルミン製の鍵14を挿入可能な鍵穴18aが
形成される。なお、ケース本体,蓋,錠及び鍵は非磁性
材料により形成されれば、ジュラルミン以外の非磁性材
料、例えばアルミニウム,セラミック,繊維強化プラス
チック,ステンレス鋼,布,皮,マグネシウム合金,黄
銅,青銅等により形成してもよい。
【0011】蓋12はケース本体11の奥壁11bの上
縁に枢着される(図1及び図2)。また錠13は蓋12
を閉じた状態でこの蓋12をケース本体11に固定し、
鍵14を鍵穴18aに挿入することにより上記蓋12の
ケース本体11への固定を解除するように構成される。
錠13はケース本体11の前壁11cの中央内側に取付
けられたキーシリンダ16と、蓋12の前壁11c中央
下面に突設されキーシリンダ16に離脱可能に係止する
略逆T字状のストライカ17とを備える。キーシリンダ
16は縦に分割された一対のハウジング18,18と、
これらのハウジング18,18内に形成された上記鍵穴
18aと、鍵穴18aに収容されこの鍵穴18aの長手
方向に摺動可能な可動片19とを有する(図2〜図
4)。一対のハウジング18,18は所定の面を互いに
密着させた状態でボルト(図示せず)等にて締付けて一
体化することにより、内部に所定の形状の鍵穴18aが
形成され、その上面には鉛直下方に延びかつ上記ストラ
イカ17を挿入可能なストライカ挿入穴18bが形成さ
れる。
【0012】可動片19の右端には第1起立部19aが
設けられ、左端には鍵穴18aに挿入した鍵14の先端
が当接可能な第2起立部19bが形成される(図2)。
第1起立部19aには鍵14を挿通可能な第1鍵挿通孔
19cが形成され、第1起立部19aの上端にはストラ
イカ挿入穴18bに挿入されたストライカ17が係止可
能な一対の爪19d,19dが右側に延びて設けられる
(図2及び図3)。また可動片19には長手方向に所定
の間隔をあけかつ鉛直方向に延びる3個の第1〜第3ピ
ン挿通孔19e〜19gがそれぞれ形成され、一対のハ
ウジング18,18には可動片19が鍵穴18aの最も
右側に寄った状態で上記第1〜第3ピン挿通孔19e〜
19gに対向するように3個の第1〜第3ピン挿入穴1
8c〜18eがそれぞれ形成される(図2)。第1ピン
挿通孔19e及び第1ピン挿入穴18cには第1アッパ
ピン21a及び第1ロアピン21bが上下動可能に直列
に挿入され、第2ピン挿通孔19f及び第2ピン挿入穴
18dには第2アッパピン22a及び第2ロアピン22
bが上下動可能に直列に挿入され、第3ピン挿通孔19
g及び第3ピン挿入穴18eには第3アッパピン23a
及び第3ロアピン23bが上下動可能に直列に挿入され
る。第1アッパピン21aは最も短く形成され、第3ア
ッパピン23aは最も長く形成され、第2アッパピン2
2aは第1アッパピン21a及び第3アッパピン23a
の中間の長さを有する。また第1〜第3ロアピン21b
〜23bは同一の長さに形成される。
【0013】鍵穴18aの奥面中央にはばね用穴18f
が形成され、このばね用穴18fには可動片19を右側
に移動するように付勢する可動片用ばね24が収容され
る(図2)。また第1ピン挿入穴18cには第1ロアピ
ン21b及び第1アッパピン21aを押上げる第1ばね
31が挿入され、第2ピン挿入穴18dには第2ロアピ
ン22b及び第2アッパピン22aを押上げる第2ばね
32が挿入され、第3ピン挿入穴18eには第3ロアピ
ン23b及び第3アッパピン23aを押上げる第3ばね
33が挿入される。ストライカ挿入穴18bにはこの穴
18bに上下動可能に挿入された鍵固定片26と、この
鍵固定片26を押上げる方向に付勢する固定片用ばね2
7とが挿入され、鍵固定片26は固定片用ばね27によ
り押上げられてその上端がストライカ17の下端に圧接
される。また鍵固定片26にはその上端がストライカ1
7の下端に当接しかつ蓋12が完全に閉じた状態で第1
鍵挿通孔19cと孔芯が一致し、かつ第1鍵挿通孔19
cと同一形状の第2鍵挿通孔26aが形成される。
【0014】鍵14は把持部14aと、この把持部14
aに頸部14bを介して連設された第1段部14c,第
2段部14d及び第3段部14eとを有する(図1,図
5及び図8)。第1段部14cの上下方向の幅は最も広
く形成され、第2段部14dから第3段部14eに向う
に従って狭くなるように形成される。また鍵14の厚さ
は各部で同一に形成される。第1〜第3段部14c〜1
4eは鍵14の先端が第2起立部19bに当接するまで
鍵14を鍵穴18aに挿入したときに第1〜第3アッパ
ピン21a〜23aにそれぞれ対向し、かつこれらのア
ッパピン21a〜23aをそれぞれ所定の距離だけ押下
げるように構成される(図5)。第1〜第3アッパピン
21a〜23aが上記所定の距離だけ押下げられた状態
では、第1アッパピン21a及び第1ロアピン21bの
当接面と、第2アッパピン22a及び第2ロアピン22
bの当接面と、第3アッパピン23a及び第3ロアピン
23bの当接面とがそれぞれ鍵穴18aの下面に一致す
るため、可動片19が可動片用ばね24の弾性力に抗し
て左側に移動可能に構成される。
【0015】上記第1〜第3ばね31〜33,固定片用
ばね27及び可動片用ばね24は圧縮コイルばねであ
る。また図2及び図4の符号18g,18h及び18i
は第1〜第3アッパピン21a〜23aの上端がそれぞ
れ当接するストッパであり、これらのストッパ18g〜
18iは一対のハウジング18,18から互いに対向し
かつ鍵14が挿通可能な間隙をあけてそれぞれ一対ずつ
突設される。なお、この実施の形態では、可動片及びハ
ウジングに3個のピン挿通孔及び3個のピン挿入穴をそ
れぞれ形成したが、可動片及びハウジングに2個のピン
挿通孔及び2個のピン挿入穴をそれぞれ形成しても、或
いは可動片及びハウジングに4個以上のピン挿通孔及び
4個以上のピン挿入穴をそれぞれ形成してもよい。この
場合、上記ピン挿通孔及びピン挿入穴の数に合わせてア
ッパピン,ロアピン及び鍵の段部の数も変更される。
【0016】一方、鍵穴18a周縁の錠13、即ち鍵穴
18aより所定の距離だけ上方の一対のハウジング1
8,18には第1永久磁石41が埋設され、この第1永
久磁石41と鍵穴18aとの間の一対のハウジング1
8,18には磁気センサ28が埋設される(図2及び図
4)。磁気センサ28はこの実施の形態では比較的構造
が簡単なリードスイッチであり、第1永久磁石41によ
る磁場を検出しているときに電気的に閉じるように構成
される。また鍵14には第2永久磁石42が埋設される
(図5,図8及び図10)。この第2永久磁石42は第
1永久磁石41と同一材料により同一寸法に形成され、
かつ着磁方向のみが逆向きであることを除いて磁気的特
性も同一に構成される。第2永久磁石42の鍵14への
埋設位置は鍵14を鍵穴18aに挿入して可動片19の
左端面を鍵穴18aの奥面に当接させた状態で第1永久
磁石41に磁気センサ28を挟んで対向する位置である
(図8)。第2永久磁石42を鍵14に埋設したのは、
鍵14を破壊しなければ鍵14を複製できないようにし
て鍵14の複製を困難にするためと、第2永久磁石42
の鍵14からの脱落を防止することにより鍵14の耐久
性を損わないようにするためである。第1及び第2永久
磁石41,42をNd−Fe−B等の特殊な複合材を用
いて作製すれば、更に鍵14の複製が困難となる。
【0017】またケース本体11の右側壁11d内面に
は開閉スイッチ29が取付けられる(図1)。この開閉
スイッチ29も磁気センサ28と同様のリードスイッチ
であり、開閉スイッチ29の下方の右側壁11dにはロ
ア永久磁石34が取付けられる。また蓋12の右側壁1
2a内面にはこの蓋12を閉じたときに開閉スイッチ2
9に対向するようにアッパ永久磁石36が取付けられ
る。アッパ永久磁石36はロア永久磁石34と同一材料
により同一寸法に形成され、かつ着磁方向のみが逆向き
であることを除いて磁気的特性も同一に構成される。即
ち、開閉スイッチ29は蓋12を閉じたときにこのスイ
ッチ29におけるロア永久磁石34及びアッパ永久磁石
36の磁場が相殺されて電気的に開き、蓋12を開いた
ときにロア永久磁石34による磁場の影響を受けて電気
的に閉じるように構成される。
【0018】またケース本体11には鍵14を用いずに
蓋12を開いたこと(異常事態の発生)を報知する異常
報知部37が設けられ、この異常報知部37はこの実施
の形態では異常事態の発生を点灯又は点滅することによ
り報知するランプである(図11)。磁気センサ28及
び開閉スイッチ29は互いに直列に接続され、電源38
にはリセットスイッチ39(常閉かつ自動復帰型スイッ
チ)と自己保持回路43のスイッチ部43b(常開)を
介して上記ランプ37が接続される。磁気センサ28及
び開閉スイッチ29は互いに直列に接続され、かつ自己
保持回路43のスイッチ部43bに並列に接続される。
自己保持回路43はスイッチ部43bとコイル部43c
からなる電磁リレー43aである。また自己保持回路4
3のコイル部43cの一端はスイッチ部43bとランプ
37を接続するリード線44に接続され、他端は接地さ
れる。自己保持回路43は開閉スイッチ29及び磁気セ
ンサ28の各検出出力に基づいて異常報知部37の上記
報知を保持するように構成され、リセットスイッチ39
は自己保持回路43の自己保持を解消するために設けら
れる。上記自己保持回路43,リセットスイッチ39及
び電源38は図1に示すように箱46に収容した状態で
ケース本体11内の隅に固定される。
【0019】なお、異常報知部としてランプに替えて、
或いはランプとともにブザー(図11)を用いてもよ
い。また、キーシリンダを蓋に取付け、ストライカをケ
ース本体に取付けてもよい。更に、開閉スイッチを蓋に
取付けてもよい。
【0020】このように構成されたロック装置付きケー
ス10の輸送時の動作について説明する。先ず管理者が
鍵14をその先端が第2起立部19bに当接するまで第
2鍵挿通孔26a,第1鍵挿通孔19c及び鍵穴18a
に挿入すると、鍵14の第1〜第3段部14c〜14e
により第1アッパピン21a及び第1ロアピン21b
と、第2アッパピン22a及び第2ロアピン22bと、
第3アッパピン23a及び第3ロアピン23bとがそれ
ぞれ所定の距離だけ押下げられ、第1アッパピン21a
及び第1ロアピン21bの当接面と、第2アッパピン2
2a及び第2ロアピン22bの当接面と、第3アッパピ
ン23a及び第3ロアピン23bの当接面とがそれぞれ
鍵穴18aの下面に一致する(図5〜図7)。鍵14を
更に鍵穴18aに押込んで可動片19を左側に移動させ
ると、ストライカ17の係合していた一対の爪19d,
19dがストライカ17から外れるとともに、鍵14の
頸部14bが鍵固定片26の第2鍵挿通孔26a内に至
るため、鍵固定片26はストライカ17とともに固定片
用ばね27の弾性力により押上げられる(図8〜図1
0)。これにより蓋12が僅かに開き(解錠され)、鍵
14の第1段部14cが鍵固定片26に係止するため鍵
14が鍵穴18aから抜けなくなる。このとき鍵14に
埋設された第2永久磁石42がハウジング18に埋設さ
れた第1永久磁石41に磁気センサ28を挟んで対向
し、第2永久磁石42が磁気センサ28における第1永
久磁石41による磁場を相殺するので、磁気センサ28
は電気的に開く(図8)。その後、蓋12が僅かに開く
ことにより蓋12に取付けられたアッパ永久磁石36が
開閉スイッチ29から僅かに離れるので、ロア永久磁石
34による磁場が開閉スイッチ29に発生して開閉スイ
ッチ29が閉じる。この結果、自己保持回路43のコイ
ル部43cに電流が流れないので、ランプ37は点灯又
は点滅しない。なお、蓋12を開いた状態で鍵14を鍵
穴18aから抜けないようにしたのは、もし蓋12を開
いた状態で鍵14を抜くと、開閉スイッチ29が電気的
に閉じた状態で磁気センサ28も電気的に閉じてしま
い、異常事態が発生していないにも拘らず異常報知部3
7が作動(誤作動)してしまうためである。
【0021】次に管理者は蓋12を全開にしてケース本
体11に紙幣束からなる現金を収容した後に蓋12を閉
じる。これによりストライカ17が鍵固定片26を固定
片用ばね27の弾性力に抗して押下げるので、鍵14の
第1段部14cの鍵固定片26への係止が解除され、可
動片19及び鍵14は可動片用ばね24の弾性力により
右側に移動して、一対の爪19d,19dがストライカ
17に係止する(図5)。即ち、蓋12が閉じた状態で
固定される(施錠される)。このときアッパ永久磁石3
6が第1永久磁石41に磁気センサ28を挟んで対向
し、アッパ永久磁石36が開閉スイッチ29におけるロ
ア永久磁石34による磁場を相殺するので、開閉スイッ
チ29は電気的に開く。その後、第2永久磁石42が磁
気センサ28及び第1永久磁石41に対向する位置から
右側にずれるので、第1永久磁石41による磁場が磁気
センサ28に発生して磁気センサ28が電気的に閉じ
る。この結果、自己保持回路43のコイル部43cに電
流が流れないので、ランプ37は点灯又は点滅しない。
【0022】更に鍵穴18aから鍵14を引抜いて、輸
送担当者にケース10を引渡す。輸送担当者は鍵14を
所有することなく多額の現金の入ったケース10を施錠
された状態で運搬する。このケース10が輸送されて運
び込まれた所定の場所では、別の管理者が上記と同一の
鍵14を鍵穴18aに挿入して上記と同様にケース10
を解錠することにより、ランプ37が点灯又は点滅する
ことなくケース10から現金(紙幣束)を取出すことが
できる。
【0023】一方、ケース10を運搬している間は、磁
気センサ28が第1永久磁石41による磁場の影響で電
気的に閉じ、開閉スイッチ29におけるアッパ永久磁石
36によるロア永久磁石34の磁場が相殺されて開閉ス
イッチ29が電気的に開いているので、管理者以外の者
が鍵14を用いずに蓋12を開くと、磁気センサ28が
電気的に閉じた状態で、開閉スイッチ29が電気的に閉
じる。このため電源38からリセットスイッチ39,開
閉スイッチ29及び磁気センサ28を通ってランプ37
に電流が流れ、ランプ37が点灯又は点滅する。同時に
自己保持回路43のコイル部43cにも電流が流れるた
め、スイッチ部43bが電気的に閉じる。鍵14を用い
ずに蓋12を開いた者が蓋12を再び閉じると、開閉ス
イッチ29は電気的に開くけれども、スイッチ部43b
が電気的に閉じた状態に保たれるので、ランプ37は点
灯又は点滅し続ける。この結果、ケース10が輸送先に
到着しても、ランプ37が点灯又は点滅し続けているの
で、蓋12を開かずに輸送中に蓋12が開かれたことを
確認できる。なお、上記ランプ37が点灯又は点滅し続
けているケース10を再度使用する際には、鍵14を鍵
穴18aに挿入して蓋12を開き、更に箱46の蓋(図
示せず)を別の鍵(図示せず)で開いてリセットスイッ
チ39を押して一旦このスイッチ39を電気的に開けば
よい。この操作によりコイル部43cに電流が流れなく
なってスイッチ部43bが電気的に開くので、ランプ3
7は消灯する。
【0024】図12は本発明の第2の実施の形態を示
す。図12において図11と同一符号は同一部品を示
す。この実施の形態では、リセットスイッチを有せず、
電源38とスイッチ部43bとの間に磁気センサ28が
接続され、更に開閉スイッチ29がスイッチ部43bと
並列に接続される。上記以外は第1の実施の形態と同一
に構成される。このように構成されたロック装置付きケ
ースでは、ランプ37が点灯又は点滅し続けているケー
スを再度使用する際には、鍵を鍵穴に挿入するだけでラ
ンプ37は消灯する。即ち、鍵を鍵穴に挿入すると、鍵
に埋設された第2永久磁石42がハウジングに埋設され
た第1永久磁石41に磁気センサ28を挟んで対向し、
第2永久磁石42が磁気センサ28における第1永久磁
石41による磁場を相殺するので、磁気センサ28は電
気的に開く。この結果、コイル部43cに電流が流れな
くなるので、スイッチ部43bが電気的に開き、ランプ
37が消灯する。上記以外の動作は第1の実施の形態と
略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0025】図13は本発明の第3の実施の形態を示
す。図13において図11と同一符号は同一部品を示
す。この実施の形態では、異常報知部67として発光ダ
イオードが用いられ、自己保持回路63として2つのN
AND回路63b,63bにより構成されたフリップフ
ロップ63aが用いられる。電源38から自己保持回路
63を介してトランジスタ64に電流が流れることによ
り発光ダイオード67が発光するように構成される。上
記自己保持回路63は磁気センサ28が電気的に閉じた
状態で開閉スイッチ29が電気的に閉じることにより、
発光ダイオード67が一旦点灯又は点滅すると、その後
開閉スイッチ29が電気的に開いても、自己保持回路6
3が電源38からトランジスタ64に電流を流して発光
ダイオード67が点灯又は点滅し続けるように構成され
る。また自己保持回路63の自己保持を解消するための
リセットスイッチ69は常開の自動復帰型スイッチであ
る。
【0026】このように構成されたロック装置付きケー
スでは、自己保持回路63として電磁リレーより小さい
集積回路(フリップフロップ63a)を用いたので、自
己保持回路63を収容する箱を第1の実施の形態より小
型化でき、ケース本体の養成を広く確保できる。また異
常報知部67として発光ダイオードを用いたので、ラン
プより寿命が長く、第1の実施の形態より異常報知部6
7の交換頻度を低減することができる。上記外の動作は
第1の実施の形態と略同様であるので、繰返しの説明を
省略する。
【0027】図14は本発明の第4の実施の形態を示
す。図14において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、錠13のキーシリンダ16がケー
ス本体11の前壁11c中央外側に横向きに取付けら
れ、ストライカ17が蓋12の前壁12b中央外側に取
付けられた保持具81に突設される。上記以外は第1の
実施の形態と同一に構成される。このように構成された
ロック装置付きケース80では、キーシリンダ16がケ
ース本体11の外側に設けられているため、第1の実施
の形態よりケース本体11内への突起物が少なくなり、
第1の実施の形態より紙幣束を多く収容することができ
る。上記以外の動作は第1の実施形態と略同様であるの
で、繰返しの説明を省略する。
【0028】図15及び図16は本発明の第5の実施の
形態を示す。この実施の形態では、ケース本体11に開
閉スイッチ29の上面に対向するように開閉スイッチ用
永久磁石91が取付けられ、この永久磁石91の両端に
は一対の継鉄92a,92bが取付けられる。また蓋1
2にはこの蓋12を閉じたときに上記一対の継鉄92
a,92b上面に接するように磁路形成用部材93が取
付けられる。継鉄92a,92b及び磁路形成用部材9
3は軟鉄や78%Niパーマロイ等の強磁性材料により
形成される。軟鉄は表面にメッキ,塗装等の防錆処理を
施す必要があるけれども、78%Niパーマロイは耐蝕
性が良好であるため、防錆処理は不要となる。なお、磁
路形成用部材を永久磁石により形成してもよい。上記開
閉スイッチ29は蓋12を閉じたときに開閉スイッチ用
永久磁石91の磁束が図15の一点鎖線矢印で示すよう
に、永久磁石91,一方の継鉄92a,磁路形成用部材
93及び他方の継鉄92bを通って永久磁石91に戻る
閉磁路が形成されるため、永久磁石91の磁場の影響を
受けず電気的に開くように構成される。一方、開閉スイ
ッチ29は蓋12を開いたときに永久磁石91の磁場の
影響を受けて電気的に閉くように構成される(図1
6)。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成され
る。
【0029】このように構成されたロック装置付きケー
ス90では、鍵を鍵穴に挿入すると、磁気センサが電気
的に開く。その後、蓋12が僅かに開くことにより、開
閉スイッチ29に永久磁石91の磁場が作用して、開閉
スイッチ29が電気的に閉じるけれども、磁気センサが
電気的に開いているので、自己保持回路のコイル部には
電流が流れず、ランプは点灯又は点滅しない。一方、ケ
ース90を運搬している間は、磁気センサが第1永久磁
石による磁場の影響で電気的に閉じ、開閉スイッチ29
における永久磁石91の磁場が磁路形成用部材93に作
用して閉磁路が形成されるため、開閉スイッチ29は永
久磁石91の影響を受けず電気的に開いた状態に保たれ
る。この状態で管理者以外の者が鍵を用いずに蓋12を
開くと、開閉スイッチ29が電気的に閉じるので、電源
からリセットスイッチ,開閉スイッチ29及び磁気セン
サを通ってランプに電流が流れ、ランプが点灯又は点滅
する。同時に自己保持回路のコイル部にも電流が流れる
ため、自己保持回路のスイッチ部が電気的に閉じる。鍵
を用いずに蓋12を開いた者が蓋12を再び閉じると、
開閉スイッチ29は電気的に開くけれども、自己保持回
路のスイッチ部が電気的に閉じた状態に保たれるので、
ランプは点灯又は点滅し続ける。上記以外の動作は第1
の実施の形態と略同様であるので、繰返しの説明を省略
する。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、鍵
穴周縁の錠に第1永久磁石を埋設し、第1永久磁石と鍵
穴との間の錠に埋設された磁気センサが第1永久磁石に
よる磁場を検出して電気的に閉じ、鍵に埋設された第2
永久磁石が鍵の鍵穴への挿入時に第1永久磁石に磁気セ
ンサを挟んで対向することにより磁気センサを電気的に
開き、更に自己保持回路が蓋の開閉スイッチと磁気セン
サとの各検出出力に基づいて異常報知部の報知を保持す
るように構成したので、鍵を鍵穴に挿入していない状態
では、磁気センサが第1永久磁石による磁場を検出して
電気的に閉じ、蓋が閉じた状態では、開閉スイッチが電
気的に閉じる。このため鍵を用いずに蓋を開くと、磁気
センサが電気的に閉じた状態で開閉スイッチが電気的に
閉じるので、異常報知部が鍵を用いずに蓋が開かれたこ
とを報知する。この異常報知部の報知はその後、蓋が閉
じられても自己保持回路により保持される。この結果、
鍵を用いずに蓋を開いたときから時間が経過しても、こ
の異常事態を容易に外部から確認することができる。
【0031】また従来のシールによる封印又は金属板に
よる封印のように、ワイヤの結び付けや金属板への刻印
やシールの剥離等の煩わしい作業を必要としないので、
蓋のロック及びアンロックの作業性を向上することがで
きる。また第2永久磁石が鍵に埋設されているため、鍵
を破壊しなければ鍵を複製できず、鍵の複製が極めて困
難であり、かつ第2永久磁石が鍵から脱落することはな
く、鍵の耐久性を損わない。また蓋の開いた状態で鍵を
錠から引抜き不能にしかつ蓋を閉じた状態で鍵を錠から
引抜き可能にする鍵固定片を設ければ、鍵を用いて蓋を
開いた状態でこの鍵を鍵穴から引抜くことによる発生す
る異常報知部の誤作動を防止することができる。更に磁
気センサとしてリードスイッチを用いれば、構造が簡単
であるため、信頼性の高い蓋のロック装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のロック装置を含むケース
の斜視図。
【図2】鍵を鍵穴に挿入していない状態を示す図1のA
−A線断面図。
【図3】図2のB−B線断面図。
【図4】図2のC−C線断面図。
【図5】鍵を鍵穴の途中まで挿入した状態を示す図2に
対応する断面図。
【図6】図5のD−D線断面図。
【図7】図5のE−E線断面図。
【図8】鍵を鍵穴の奥まで挿入した状態を示す図2に対
応する断面図。
【図9】図8のF−F線断面図。
【図10】図8のG−G線断面図。
【図11】そのロック装置の回路構成図。
【図12】本発明の第2実施形態を示す図11に対応す
る回路構成図。
【図13】本発明の第3実施形態を示す図11に対応す
る回路構成図。
【図14】本発明の第4実施形態を示す図1に対応する
斜視図。
【図15】本発明の第5実施形態の蓋が閉じて開閉スイ
ッチが電気的に開いた状態を示すケースの要部断面図。
【図16】その蓋が開いて開閉スイッチが電気的に閉じ
た状態を示す図15に対応する断面図。
【符号の説明】 10,80,90 ロック装置付きケース 11 ケース本体 11a 開口部 12 蓋 13 錠 14 鍵 18a 鍵穴 26 鍵固定片 28 磁気センサ 29 開閉スイッチ 37 ランプ(異常報知部) 43,63 自己保持回路 67 発光ダイオード(異常報知部)
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 政則 東京都港区麻布台一丁目6番19号 郵政省 郵政研究所内 (72)発明者 森 智広 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 遠藤 貴則 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 米沢 政 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 八幡 誠朗 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 知 財サービス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部(11a)を有するケース本体(11)
    と、前記開口部(11a)を開閉する蓋(12)と、前記ケース
    本体(11)及び前記蓋(12)に設けられ鍵(14)を挿入可能な
    鍵穴(18a)が形成され前記蓋(12)を閉じた状態で固定し
    かつ前記鍵(14)を前記鍵穴(18a)に挿入することにより
    前記蓋(12)の固定を解除する錠(13)とを備えたロック装
    置付きケース(10,80)において、 前記鍵穴(18a)周縁の前記錠(13)に埋設された第1永久
    磁石(41)と、 前記第1永久磁石(41)と前記鍵穴(18a)との間の前記錠
    (13)に埋設され前記第1永久磁石(41)による磁場を検出
    しているときに電気的に閉じる磁気センサ(28)と、 前記鍵(14)に埋設され前記鍵(14)を前記鍵穴(18a)に挿
    入したときに前記第1永久磁石(41)に前記磁気センサ(2
    8)を挟んで対向しかつこの対向する状態で前記磁気セン
    サ(28)の検出する前記第1永久磁石(41)による磁場を相
    殺して前記磁気センサ(28)を電気的に開く第2永久磁石
    (42)と、 前記ケース本体(11)又は前記蓋(12)に設けられ前記磁気
    センサ(28)の直列に接続され前記蓋(12)を閉じたときに
    電気的に開きかつ前記蓋(12)を開いたときに電気的に閉
    じる開閉スイッチ(29)と、 前記鍵(14)を用いずに前記蓋(12)を開いたことを報知す
    る異常報知部(37,67)と、 前記開閉スイッチ(29)及び磁気センサ(28)の各検出出力
    に基づいて前記異常報知部(37,67)の前記報知を保持す
    る自己保持回路(43,63)とを備えたことを特徴とするロ
    ック装置付きケース。
  2. 【請求項2】 蓋(12)の開いた状態で鍵(14)を錠(13)か
    ら引抜き不能にしかつ前記蓋(12)を閉じた状態で前記鍵
    (14)を前記錠(13)から引抜き可能にする鍵固定片(26)を
    更に備えた請求項1記載のロック装置付きケース。
  3. 【請求項3】 磁気センサ(28)がリードスイッチである
    請求項1又は2記載のロック装置付きケース。
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