JP2001234003A - ポリエチレン樹脂のリサイクル材からなるフィルムとその製造方法 - Google Patents

ポリエチレン樹脂のリサイクル材からなるフィルムとその製造方法

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JP2001234003A JP2000210439A JP2000210439A JP2001234003A JP 2001234003 A JP2001234003 A JP 2001234003A JP 2000210439 A JP2000210439 A JP 2000210439A JP 2000210439 A JP2000210439 A JP 2000210439A JP 2001234003 A JP2001234003 A JP 2001234003A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高密度ポリエチレン樹脂からなる管材の廃材よ
り得られたリサイクル樹脂を基体ポリマーとするフィル
ムとそのカレンダー加工による製造方法を提供すること
にある。 【解決手段】本発明によれば、(A)高密度ポリエチレ
ン樹脂からなる管材の廃材より得られたリサイクル樹脂
100〜40重量%とメルトフローレートが0.08〜1.
5g/10分の範囲にある高密度ポリエチレン樹脂0〜
60重量%とからなるリサイクル樹脂混合物100〜5
0重量%とオレフィン系熱可塑性エラストマー0〜50
重量%とからなる基体ポリマー成分100重量部に
(B)有機リン酸エステル化合物又は有機亜リン酸エス
テル化合物0.05〜0.5重量部と(C)アルミニウム−
カルシウム複合酸化物0.2〜1.0重量部ととを配合して
なる樹脂組成物からなるフィルムが提供される。本発明
によれば、上記樹脂組成物をカレンダー加工することに
よって、樹脂のロールへの粘着なしに、上記フィルムを
得ることができ、しかも、このようにして得られるフィ
ルムは、製造後も表面に粉状物質の吹き出しがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエチレン樹脂
のリサイクル材を基体ポリマーとするフィルムとその製
造方法に関し、詳しくは、高密度ポリエチレン樹脂から
なる管材の廃材より得られたリサイクル樹脂を基体ポリ
マーとするフィルムとそのカレンダー加工による製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着テープの基材や化粧材の印刷
ベースとして、塩化ビニル樹脂フィルムが広く用いられ
ているが、塩化ビニル樹脂が塩素を含むところから、近
年、環境問題の高まりを背景として、ポリエチレンやポ
リプロピレン等のポリオレフィン樹脂からなるフィルム
への代替が検討されている。
【0003】一方において、石油資源の枯渇や地球温暖
化の問題の解決を目指して、樹脂製品のリサイクルが近
年、進められており、ポリオレフィン樹脂からなる種々
の製品の回収とその再利用、特に、リサイクル材の用途
開発が重要な課題となっている。
【0004】ところで、従来、塩化ビニル樹脂フィルム
は、主として、一連のロールで樹脂を圧延するカレンダ
ー法で製造されており、この方法は、段替えが容易であ
るので、効率よく多品種少量生産するのに適している。
更に、カレンダー加工によれば、顔料を高充填した隠蔽
性の高いフィルムを生産性よく製造することができ、ま
た、色調の微調整が容易であるので、色再現性の点でも
すぐれており、ロット間での色のばらつきが殆どない。
【0005】他方、ポリオレフィン樹脂フィルムは、従
来、Tダイ法やインフレーション法によって製造されて
いるが、インフレーション法によるフィルムは、厚み精
度に劣るので、粘着テープや化粧材用途には適当ではな
く、Tダイ法は、段替えが容易ではないので、少品種大
量生産には適しているが、多品種少量生産には適してい
ない。
【0006】ここに、粘着テープの基材には、隠蔽性が
高く、鮮明な色調が強く求められ、化粧材の印刷ベース
としては、色再現性が強く求められており、更に、両者
共に多種類の色数を揃えることも必要であるので、Tダ
イ法によっては対応が困難である。
【0007】しかも、ポリオレフィン樹脂のリサイクル
材は、所謂バージン材と比べて、樹脂の劣化が多少とも
進んでおり、更に、カレンダー加工に有害な影響を与え
る添加剤が配合されているおそれもあるが、上述したよ
うなリサイクル材を実用的に再使用するには、このよう
な問題点を解決して、ポリオレフィン樹脂のリサイクル
材を用いてフィルム化すること、特に、上述したよう
に、カレンダー加工によって、隠蔽性が高く、鮮明な色
調を有し、色再現性がよく、かくして、粘着テープの基
材や化粧材の印刷ベースに好適なフィルムを生産性よく
製造することが強く要望されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリオレフ
ィン樹脂のリサイクル材を用いるフィルムの製造におけ
る上述した問題を解決するためになされたものであっ
て、高密度ポリエチレン樹脂からなる管材の廃材より得
られたリサイクル樹脂を基体ポリマーとするフィルムと
そのカレンダー加工による製造方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(A)
高密度ポリエチレン樹脂からなる管材の廃材より得られ
たリサイクル樹脂100〜40重量%とメルトフローレ
ートが0.08〜1.5g/10分の範囲にある高密度ポリ
エチレン樹脂0〜60重量%とからなるリサイクル樹脂
混合物100〜50重量%とオレフィン系熱可塑性エラ
ストマー0〜50重量%とからなる基体ポリマー成分1
00重量部に(B)有機リン酸エステル化合物又は有機
亜リン酸エステル化合物0.05〜0.5重量部と(C)ア
ルミニウム−カルシウム複合酸化物0.2〜1.0重量部と
を配合してなる樹脂組成物からなるフィルムが提供され
る。
【0010】更に、本発明によれば、(A)高密度ポリ
エチレン樹脂からなる管材の廃材より得られたリサイク
ル樹脂100〜40重量%とメルトフローレートが0.0
8〜1.5g/10分の範囲にある高密度ポリエチレン樹
脂0〜60重量%とからなるリサイクル樹脂混合物10
0〜50重量%とオレフィン系熱可塑性エラストマー0
〜50重量%とからなる基体ポリマー成分100重量部
に(B)有機リン酸エステル化合物又は有機亜リン酸エ
ステル化合物0.05〜0.5重量部と(C)アルミニウム
−カルシウム複合酸化物0.2〜1.0重量部とを配合して
なる樹脂組成物をカレンダー加工することからなるフィ
ルムの製造方法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明によるフィルムによれば、
その基体ポリマー(A)は、(i)高密度ポリエチレン
樹脂からなる管材の廃材より得られたリサイクル樹脂1
00〜40重量%とメルトフローレート(高密度ポリエ
チレン樹脂及びリサイクル樹脂のメルトフローレートの
測定は、JIS K 7210に準拠し、温度190
℃、荷重2.16kgfの条件下で行なうものとする。以
下、同じ。)が0.08〜1.5g/10分の範囲にある高
密度ポリエチレン樹脂0〜60重量%とからなるリサイ
クル樹脂混合物100〜50重量%と(ii)オレフィン
系熱可塑性エラストマー0〜50重量%とからなる。
【0012】上記リサイクル樹脂混合物は、高密度ポ
リエチレン樹脂からなる管材の廃材より得られたリサイ
クル樹脂100〜40重量%とメルトフローレートが
0.08〜1.5g/10分の範囲にある高密度ポリエチレ
ン樹脂0〜60重量%とからなる。
【0013】即ち、リサイクル樹脂は、高密度ポリエチ
レン樹脂からなる管材、例えば、ガス管や水道管等の廃
材に由来するリサイクル樹脂である。一般に、合成樹脂
からなる管材には、高強度と高破断強度が要求されるの
で、このような管材用のポリエチレン樹脂には、平均分
子量が高く、メルトフローレートが低い(例えば、0.1
g/10分程度)高密度ポリエチレン樹脂が用いられ
る。このようなポリエチレン樹脂は、カレンダー加工温
度において流動特性が比較的安定しており、しかも、適
度の溶融張力を有するので、カレンダー加工に適してい
るからである。
【0014】本発明においては、リサイクル樹脂は、高
密度ポリエチレン樹脂からなる管材の廃材に由来するも
のであれば、どのようにして得られたものでもよく、ま
た、どのような形状、寸法のものでもよいが、好ましく
は、高密度ポリエチレン樹脂からなる管材の廃材を洗浄
し、粉砕して得られるチップ又はフレークとして、又は
このチップを溶融、切断して得られるペレットとして、
用いられる。
【0015】特に、本発明においては、リサイクル樹脂
は、高密度ポリエチレン樹脂からなる管材の廃材を洗浄
し、粉砕して得られるチップ又はフレークが最も好まし
く用いられる。通常、リサイクル樹脂は、廃材を粉砕
し、これを再溶融して、ペレット化して用いられるが、
このように、粉砕品を再溶融し、ペレット化すれば、得
られるペレットは、それだけ、熱劣化を受けており、品
質が不安定となっている。これに対して、粉砕品は、ペ
レットよりも熱劣化の程度が低く、品質が安定してお
り、かくして、得られるフィルムも品質が安定してい
る。
【0016】そこで、本発明によれば、リサイクル樹脂
としても、メルトフローレートが0.08〜1.5g/10
分の範囲のものが好ましく用いられる。
【0017】本発明によれば、フィルムの基体ポリマー
として、このようなリサイクル樹脂100〜40重量%
とメルトフローレートが0.08〜1.5g/10分の範囲
にある高密度ポリエチレン樹脂0〜60重量%、特に、
20〜60重量%とからなるリサイクル樹脂混合物を用
いることが好ましい。本発明によれば、リサイクル樹脂
も、メルトフローレートが0.08〜1.5g/10分の範
囲にあることが好ましい。
【0018】上記高密度ポリエチレン樹脂は、リサイク
ル樹脂に対する所謂バージン樹脂であり、樹脂の製造
後、はじめて使用に供されるものである。この高密度ポ
リエチレン樹脂のメルトフローレートが0.08g/10
分よりも小さいときは、リサイクル樹脂との相溶性に劣
り、得られるフィルムの表面が平滑性に劣る。しかし、
メルトフローレートが1.5g/10分よりも大きいとき
は、粘度が低すぎるので、前記リサイクル樹脂組成物を
カレンダー加工するとき、ロールへのべたつきが著し
く、フィルムを得ることが困難である。
【0019】本発明によれば、リサイクル樹脂のみを基
体ポリマーとして用いても、フィルムを得ることができ
るが、しかし、このように、リサイクル樹脂と所謂バー
ジン樹脂とからなるリサイクル樹脂混合物を基体ポリマ
ーとして用いることによって、カレンダー加工時の挙動
が安定する結果、表面の艶が高く、外観にすぐれたフィ
ルムを安定して得ることができる。
【0020】特に、本発明によれば、リサイクル樹脂と
メルトフローレートが0.08〜0.6g/10分の範囲に
ある高密度ポリエチレン樹脂とを組合わせて、リサイク
ル樹脂混合物とするときは、リサイクル樹脂100〜6
0重量%に対して、上記高密度ポリエチレン樹脂0〜4
0重量%として、カレンダー加工にてフィルムを安定し
て製造することができる。
【0021】更に、本発明によれば、基体ポリマーとし
て、上記リサイクル樹脂混合物100〜50重量%とオ
レフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)0〜50重
量%とからなるものが好ましい。このようにTPOを含
む基体ポリマーを用いることによって、得られるフィル
ムは、異方性が改善されており、特に、MD方向(カレ
ンダー成形時の材料の流れ方向)の裂けやすさが改善さ
れる。
【0022】上記TPOとしては、ソフトセグメントを
なすエチレン−プロピレン共重合体成分とポリブチレン
成分とから選ばれる少なくとも1種のゴム成分とハード
セグメントをなすポリプロピレン樹脂成分とを有するブ
ロック又はグラフト共重合体が好ましく用いられる。特
に、本発明によれば、このようなオレフィン系熱可塑性
エラストマーのなかでも、上記ハードセグメントとソフ
トセグメントとを重合反応によって直接に製造してなる
リアクターTPO、即ち、ブロック共重合体が好ましく
用いられる。
【0023】更に、本発明によれば、このようなリアク
ターTPOのうち、特に、JISK 7210で規定さ
れるメルトフローレート(リアクターTPOのメルトフ
ローレートの測定は、JIS K 7210に準拠し、
温度230℃、荷重2.16kgfの条件下で行なうもの
とする。以下、同じ。)が0.5〜3.0g/10分の範囲
にあるものが好ましく用いられる。
【0024】上記リアクターTPOのメルトフローレー
トが0.5g/10分よりも小さいときは、リサイクル樹
脂との相溶性に劣るので、得られるフィルムの表面が平
滑にならず、他方、上記リアクターTPOのメルトフロ
ーレートが3.0g/10分よりも大きいときは、粘度が
低すぎて、前記リサイクル樹脂組成物をカレンダー加工
する際に、ロールへのべたつきを生じて、フィルム加工
が困難となる。
【0025】上記リアクターTPOとしては、市販品を
好適に用いることができる。このようなリアクターTP
Oの市販品の具体例として、例えば、(株)トクヤマ製
のP.E.R R210E、P.E.R T310J、
P.E.R R110E(いずれもメルトフローレート
は1.5g/10分)や、Montell−JPO(株)
製のキャタロイ KS−353P(メルトフローレート
0.45g/10分)等を挙げることができる。
【0026】本発明によるフィルムは、このような基体
ポリマー(A)100重量部に対して、有機リン酸エス
テル化合物又は有機亜リン酸エステル化合物(B)0.0
5〜0.5重量部とアルミニウム−カルシウム複合酸化物
(C)0.2〜1.0重量部とを配合してなる樹脂組成物か
らなる。
【0027】管材用の高密度ポリエチレン樹脂には、管
材への成形性の向上のために、通常、脂肪族系石油樹脂
やテルペン樹脂が加工助剤として配合されているので、
これを含む基体ポリマーをそのまま、カレンダー加工し
ても、リサイクル樹脂分がロールに粘着するので、ロー
ルで圧延されたフィルムをロールから引き取ることが困
難であり、また、上記加工助剤がロール表面に粘着し、
固着するので、仮に、基体ポリマーをロールからフィル
ムとして引き取ることができたとしても、そのようなフ
ィルムは、外観が著しく損なわれていて、実用には供し
難い。
【0028】そこで、本発明によれば、上記基体ポリマ
ー100重量部に対して、有機リン酸エステル化合物又
は有機亜リン酸エステル化合物を0.05〜0.5重量部、
好ましくは、0.1〜0.25重量部配合することによっ
て、上記加工助剤による上記不都合を解消することがで
きる。有機リン酸エステル化合物又は有機亜リン酸エス
テル化合物の配合量が少なすぎるときは、上記加工助剤
による上記不都合を解消するに至らず、他方、余りに多
く配合しても、却って、得られるフィルムの表面にべた
つきを生じる。
【0029】本発明においては、有機リン酸エステル化
合物又は有機亜リン酸エステル化合物は、特に、限定さ
れるものではないが、有機リン酸エステル化合物の好ま
しい具体例として、例えば、トリ(2−エチルヘキシ
ル)ホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、
トリクレジルホスフェート、トリトリルホスフェート、
トリキシリルホスフェート、アルキルアリールホスフェ
ート、ジフェニルモノ−o−キセニルホスフェート、ジ
フェニルキシレニルホスフェート等を挙げることができ
る。
【0030】また、有機亜リン酸エステル化合物の好ま
しい具体例として、例えば、トリフェニルホスファイ
ト、トリベンジルホスファイト、トリクレジルホスファ
イト、トリメチルホスファイト、トリエチルホスファイ
ト、トリイソプロピルホスファイト、トリブチルホスフ
ァイト、トリヘキシルホスファイト、ジフェニルノニル
フェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホス
ファイト、トリイソオクチルホスファイト、ジフェニル
イソデシルホスファイト、フェニルジイソデシルホスフ
ァイト、トリイソデシルホスファイト、トリオクタデシ
ルホスファイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスフ
ァイト、トリステアリルホスファイト等を挙げることが
できる。
【0031】このような有機リン酸エステル化合物又は
有機亜リン酸エステル化合物は、市販品を容易に入手す
ることができる。このような市販品として、例えば、勝
田化工(株)製OR−30、OR−33、OR−40、
PU−400、PU−500C等を挙げることができ
る。
【0032】次に、リサイクル樹脂を含むフィルムは、
製造後、しばらくすると、樹脂の劣化によって生じた低
分子量ポリエチレン樹脂がフィルムの表面に粉状に吹き
出す。しかし、本発明によれば、前記基体ポリマー10
0重量部に対してアルミニウム−カルシウム複合酸化物
0.2〜1.0重量部を配合することによって、そのような
吹き出しを防止することができる。アルミニウム−カル
シウム複合酸化物の配合量が余りに少ないときは、上記
吹き出しを抑えることができず、他方、余りに多く配合
すると、得られるフィルムの表面にかすれが生じて、フ
ィルムの外観や品質を低下させる。
【0033】本発明によれば、上記アルミニウム−カル
シウム複合酸化物としては、特に、ハイドロカルマイト
が好ましく用いられる。ハイドロカルマイトは、天然品
でも、合成品でもよい。
【0034】本発明によれば、このように、基体ポリマ
ーとして、リサイクル樹脂を用いながら、有機リン酸エ
ステル化合物又は有機亜リン酸エステル化合物とアルミ
ニウム−カルシウム複合酸化物をリサイクル樹脂又はリ
サイクルポリエチレン樹脂組成物に配合することによっ
て、樹脂のロールへの粘着を抑え、更に、製造後の低分
子量ポリエチレン樹脂の吹き出しを抑えて、カレンダー
加工によって表面が平滑なフィルムを安定して得ること
ができる。
【0035】特に、本発明によれば、前記リサイクルポ
リエチレン樹脂組成物と共に上記リアクターTPOを併
用してなる樹脂組成物は、カレンダー加工によって、表
面の艶にすぐれると共に、強度の異方性、特に、MD方
向の裂けやすさの改善されたフィルムを与える。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、リサイ
クル樹脂を含む基体ポリマーに有機リン酸エステル化合
物又は有機亜リン酸エステル化合物とアルミニウム−カ
ルシウム複合酸化物とを配合して樹脂組成物となし、こ
れをカレンダー加工することによって、特に、リサイク
ル樹脂分のロールへの粘着なしに、安定してフィルムを
得ることができ、しかも、このようにして得られるフィ
ルムは、製造後、その表面への粉状物の吹き出しもな
く、粘着テープ用の基材フィルムや化粧材の印刷ベース
として好適に用いることができる。
【0037】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
【0038】以下において用いたリサイクル樹脂は、高
密度ポリエチレン樹脂からなる管材の廃材を洗浄し、粉
砕して得られたチップ(フレーク)であって、メルトフ
ローレートが0.11g/10分のものである。バージン
の高密度ポリエチレン樹脂としては、メルトフローレー
トが0.8g/10分であるA又はメルトフローレートが
0.11g/10分であるBを用いた。また、リアクター
TPOは、メルトフローレートが0.45g/10分(モ
ンテル社製キャタロイKS−353P)のものである。
【0039】実施例1 リサイクル樹脂100重量部を基体ポリマーとし、これ
に有機リン酸エステル化合物(勝田化工(株)製OR−
30)0.1重量部と合成ハイドロカルマイト(栄伸化成
(株)製E−13)0.8重量部を配合し、4本逆Lカレ
ンダー装置(ロール温度170℃)を用いてカレンダー
加工したところ、厚さ下限60μmまで、安定してフィ
ルムを得ることができた。
【0040】実施例2 リサイクル樹脂50重量部と高密度ポリエチレン樹脂A
50重量部とからなるリサイクル樹脂混合物を基体ポリ
マーとし、この基体ポリマー100重量部に有機リン酸
エステル化合物(勝田化工(株)製OR−30)0.1重
量部と合成ハイドロカルマイト(栄伸化成(株)製E−
13)0.8重量部を配合し、4本逆Lカレンダー装置
(ロール温度170℃)を用いてカレンダー加工したと
ころ、厚さ下限60μmまで、安定してフィルムを得る
ことができた。このフィルムは、実施例1によるものよ
りも、艶が高く、外観にすぐれるものであった。
【0041】実施例3 リサイクル樹脂60重量部と高密度ポリエチレン樹脂B
40重量部とからなるリサイクル樹脂混合物を基体ポリ
マーとし、この基体ポリマー100重量部に有機リン酸
エステル化合物(勝田化工(株)製OR−30)0.1重
量部と合成ハイドロカルマイト(栄伸化成(株)製E−
13)0.8重量部を配合し、4本逆Lカレンダー装置
(ロール温度170℃)を用いてカレンダー加工したと
ころ、厚さ下限60μmまで、安定してフィルムを得る
ことができた。 実施例4
【0042】リサイクル樹脂60重量部とリアクターT
PO40重量部とからなる基体ポリマー100重量部に
有機リン酸エステル化合物(勝田化工(株)製OR−3
0)0.1重量部と合成ハイドロカルマイト(栄伸化成
(株)製E−13)0.8重量部を配合し、4本逆Lカレ
ンダー装置(ロール温度170℃)を用いてカレンダー
加工したところ、厚さ下限60μmまで、安定してフィ
ルムを得ることができた。このフィルムは、実施例1に
よるものよりも、MD方向の裂けやすさが改善されたも
のであった。
【0043】実施例5 リサイクル樹脂40重量部とバージンの高密度ポリエチ
レン樹脂40重量部とからなるリサイクル樹脂混合物8
0重量部とリアクターTPO20重量部とからなる基体
ポリマー100重量部に有機リン酸エステル化合物(勝
田化工(株)製OR−30)0.1重量部と合成ハイドロ
カルマイト(栄伸化成(株)製E−13)0.8重量部を
配合し、4本逆Lカレンダー装置(ロール温度170
℃)を用いてカレンダー加工したところ、厚さ下限60
μmまで、安定してフィルムを得ることができた。この
フィルムは、実施例1によるものよりも、MD方向の裂
けやすさが改善されたものであった。
【0044】比較例1 リサイクル樹脂をそのまま、実施例1と同じカレンダー
装置にてフィルム化を試みたが、樹脂がロールに粘着し
て、フィルムとしてロールから引き取ることができなか
った。
【0045】比較例2 リサイクル樹脂100重量部に有機リン酸エステル化合
物(勝田化工(株)製OR−30)0.1重量部を配合
し、実施例1と同じカレンダー装置を用いてカレンダー
加工したところ、厚さ下限60μmまで、安定してフィ
ルムを得ることができた。しかし、得られたフィルム
は、製造して3日後にその表面に粉状の吹き出しが生じ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29B 17/00 B29B 17/00 (C08L 23/06 (C08L 23/06 53:00) 53:00) B29K 23:00 B29K 23:00 105:26 105:26 B29L 7:00 B29L 7:00 (72)発明者 門谷 久夫 神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バン ドー化学株式会社内 Fターム(参考) 4F071 AA15X AA16 AA20X AA75 AA82 AA88 AB18 AC15 BB04 BC01 4F204 AA05 AA05C AA45 AA50 AB11 AB16 AB19 AG01 FA06 FB02 FQ31 4F301 AA13 AB01 AB03 AD07 BA01 BA02 BA13 BA21 BA25 BD05 BE29 BF12 BF27 BF32 4J002 BB031 BP022 DE067 DE147 EW046 EW066

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)高密度ポリエチレン樹脂からなる管
    材の廃材より得られたリサイクル樹脂100〜40重量
    %とメルトフローレートが0.08〜1.5g/10分の範
    囲にある高密度ポリエチレン樹脂0〜60重量%とから
    なるリサイクル樹脂混合物100〜50重量%とオレフ
    ィン系熱可塑性エラストマー0〜50重量%とからなる
    基体ポリマー成分100重量部に(B)有機リン酸エス
    テル化合物又は有機亜リン酸エステル化合物0.05〜0.
    5重量部と(C)アルミニウム−カルシウム複合酸化物
    0.2〜1.0重量部とを配合してなる樹脂組成物からなる
    フィルム。
  2. 【請求項2】リサイクル樹脂混合物がリサイクル樹脂8
    0〜40重量%と高密度ポリエチレン樹脂20〜60重
    量%とからなる請求項1に記載のフィルム。
  3. 【請求項3】基体ポリマー成分がリサイクル樹脂混合物
    90〜50重量%とオレフィン系熱可塑性エラストマー
    10〜50重量%とからなる請求項1に記載のフィル
    ム。
  4. 【請求項4】リサイクル樹脂混合物がリサイクル樹脂8
    0〜40重量%と高密度ポリエチレン樹脂20〜60重
    量%とからなり、基体ポリマー成分がリサイクル樹脂混
    合物90〜50重量%とオレフィン系熱可塑性エラスト
    マー10〜50重量%とからなる請求項1に記載のフィ
    ルム。
  5. 【請求項5】基体ポリマー成分がリサイクル樹脂100
    〜60重量%とメルトフローレートが0.08〜0.6g/
    10分の範囲にある高密度ポリエチレン樹脂0〜40重
    量%とからなる請求項1に記載のフィルム。
  6. 【請求項6】リサイクル樹脂が高密度ポリエチレン樹脂
    からなる管材の廃材を洗浄し、粉砕して得られるチップ
    である請求項1〜5のいずれかに記載のフィルム。
  7. 【請求項7】(A)高密度ポリエチレン樹脂からなる管
    材の廃材より得られたリサイクル樹脂100〜40重量
    %とメルトフローレートが0.08〜1.5g/10分の範
    囲にある高密度ポリエチレン樹脂0〜60重量%とから
    なるリサイクル樹脂混合物100〜50重量%とオレフ
    ィン系熱可塑性エラストマー0〜50重量%とからなる
    基体ポリマー成分100重量部に(B)有機リン酸エス
    テル化合物又は有機亜リン酸エステル化合物0.05〜0.
    5重量部と(C)アルミニウム−カルシウム複合酸化物
    0.2〜1.0重量部とを配合してなる樹脂組成物をカレン
    ダー加工することからなるフィルムの製造方法。
  8. 【請求項8】リサイクル樹脂混合物がリサイクル樹脂8
    0〜40重量%と高密度ポリエチレン樹脂20〜60重
    量%とからなる請求項7に記載のフィルムの製造方法。
  9. 【請求項9】基体ポリマー成分がリサイクル樹脂混合物
    90〜50重量%とオレフィン系熱可塑性エラストマー
    10〜50重量%とからなる請求項7に記載のフィルム
    の製造方法。
  10. 【請求項10】リサイクル樹脂混合物がリサイクル樹脂
    80〜40重量%と高密度ポリエチレン樹脂20〜60
    重量%とからなり、基体ポリマー成分がリサイクル樹脂
    混合物90〜50重量%とオレフィン系熱可塑性エラス
    トマー10〜50重量%とからなる請求項7に記載のフ
    ィルムの製造方法。
  11. 【請求項11】基体ポリマー成分がリサイクル樹脂10
    0〜60重量%とメルトフローレートが0.08〜0.6g
    /10分の範囲にある高密度ポリエチレン樹脂0〜40
    重量%とからなる請求項7に記載のフィルムの製造方
    法。
  12. 【請求項12】リサイクル樹脂が高密度ポリエチレン樹
    脂からなる管材の廃材を洗浄し、粉砕して得られるチッ
    プである請求項7〜11のいずれかに記載のフィルムの
    製造方法。
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