JP2001232482A - スポット溶接用電極チップの取外装置 - Google Patents
スポット溶接用電極チップの取外装置Info
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- JP2001232482A JP2001232482A JP2000045717A JP2000045717A JP2001232482A JP 2001232482 A JP2001232482 A JP 2001232482A JP 2000045717 A JP2000045717 A JP 2000045717A JP 2000045717 A JP2000045717 A JP 2000045717A JP 2001232482 A JP2001232482 A JP 2001232482A
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- shank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極ホルダのシャンクから電極チップを確実
に取り外すことのできるスポット溶接用電極チップの取
外装置を提供する。 【解決手段】 シャンクの軸心方向に交差する交差方向
に沿って挿入間隙に向かう近接方向K1及び挿入間隙G
から離れる離間方向K2に移動可能な出力部12を有す
る駆動装置10と、出力部12に固定された連結部材2
0と、楔状部37を有し連結部材20によって近接方向
及び離間方向に移動可能に支持されたチップ抜き部材3
0とを備え、連結部材20は、出力部12の近接方向へ
の移動に伴ってチップ抜き部材30を近接方向に移動さ
せると共にチップ抜き部材30の楔状部37が電極チッ
プTに係合することによるチップ抜き部材30の停止を
許容する連動部22と、チップ抜き部材30が停止した
後の出力部12の近接方向への更なる移動によりチップ
抜き部材30を衝打して電極チップに衝打力を付与する
衝打部23とを有する。
に取り外すことのできるスポット溶接用電極チップの取
外装置を提供する。 【解決手段】 シャンクの軸心方向に交差する交差方向
に沿って挿入間隙に向かう近接方向K1及び挿入間隙G
から離れる離間方向K2に移動可能な出力部12を有す
る駆動装置10と、出力部12に固定された連結部材2
0と、楔状部37を有し連結部材20によって近接方向
及び離間方向に移動可能に支持されたチップ抜き部材3
0とを備え、連結部材20は、出力部12の近接方向へ
の移動に伴ってチップ抜き部材30を近接方向に移動さ
せると共にチップ抜き部材30の楔状部37が電極チッ
プTに係合することによるチップ抜き部材30の停止を
許容する連動部22と、チップ抜き部材30が停止した
後の出力部12の近接方向への更なる移動によりチップ
抜き部材30を衝打して電極チップに衝打力を付与する
衝打部23とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャンクに嵌合さ
れたスポット溶接用電極チップを自動的に取り外す取外
装置に関する。
れたスポット溶接用電極チップを自動的に取り外す取外
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スポット溶接用電極チップの取外装置1
11は、例えば、特開昭63−40683号に開示さ
れ、かつ図6に示すように、先端に電極チップ112が
嵌合されたシャンク113をクランプ114で保持し、
電極抜き工具115の先端に形成された楔状部115a
を、シャンク113の段部113aと電極チップ112
の基端部112aとの間の挿入間隙Gに押し入れて、楔
作用によりシャンク113から電極チップ112を取り
外し、ホッパ116内に落下させる。なお、同図中の1
17は、新規の電極チップ112をシャンク113の先
端に嵌合させて取り付けるための取付け装置である。
11は、例えば、特開昭63−40683号に開示さ
れ、かつ図6に示すように、先端に電極チップ112が
嵌合されたシャンク113をクランプ114で保持し、
電極抜き工具115の先端に形成された楔状部115a
を、シャンク113の段部113aと電極チップ112
の基端部112aとの間の挿入間隙Gに押し入れて、楔
作用によりシャンク113から電極チップ112を取り
外し、ホッパ116内に落下させる。なお、同図中の1
17は、新規の電極チップ112をシャンク113の先
端に嵌合させて取り付けるための取付け装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記取外装置111に
よると、シャンク113と電極チップ112との間の挿
入間隙Gに、楔状部115aを挿入する簡単な動作で、
シャンク113から電極チップ112を取り外すことが
できる。
よると、シャンク113と電極チップ112との間の挿
入間隙Gに、楔状部115aを挿入する簡単な動作で、
シャンク113から電極チップ112を取り外すことが
できる。
【0004】しかし、シャンク113の先端部に対する
電極チップ112の結合力が、両者の嵌合面の加工精度
や溶接作業の作業状態等によって大きくばらつくため、
挿入間隙Gに楔状部115aを挿入するだけの取外し動
作では、結合力が弱い場合には有効に取外しができるも
のの、結合力が強い場合には、取外しができないことが
あり、円滑なスポット溶接作業に影響を及ぼすことが懸
念される。
電極チップ112の結合力が、両者の嵌合面の加工精度
や溶接作業の作業状態等によって大きくばらつくため、
挿入間隙Gに楔状部115aを挿入するだけの取外し動
作では、結合力が弱い場合には有効に取外しができるも
のの、結合力が強い場合には、取外しができないことが
あり、円滑なスポット溶接作業に影響を及ぼすことが懸
念される。
【0005】従って、かかる点に鑑みてなされた本発明
の目的は、シャンクに対する電極チップの結合力にかか
わらず、電極チップを確実に取り外すことのできるスポ
ット溶接用電極チップの取外装置を提供することにあ
る。
の目的は、シャンクに対する電極チップの結合力にかか
わらず、電極チップを確実に取り外すことのできるスポ
ット溶接用電極チップの取外装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載のスポット溶接用電極チップの取外装置は、
電極ホルダのシャンクの先端に嵌合された電極チップの
基端部と上記シャンクの一部との間に形成された挿入間
隙に、上記シャンクの軸心方向と交差する交差方向に沿
って楔状部を挿入することにより、上記シャンクの先端
から上記電極チップを取り外すスポット溶接用電極の取
外装置において、上記交差方向に沿って上記挿入間隙に
向かう近接方向及び上記挿入間隙から離れる離間方向に
移動可能な出力部を有する駆動装置と、上記駆動装置の
上記出力部に固定されて上記出力部と一体的に移動する
連結部材と、上記楔状部を有すると共に上記連結部材に
よって上記近接方向及び上記離間方向に移動可能に支持
されたチップ抜き部材とを備え、上記連結部材は、上記
駆動装置の出力部の近接方向への移動に伴って上記チッ
プ抜き部材を近接方向に移動させると共に上記チップ抜
き部材の楔状部が上記電極チップに係合することによる
上記チップ抜き部材の停止を許容する連動部と、上記チ
ップ抜き部材が停止した後の上記出力部の近接方向への
更なる移動により上記チップ抜き部材を衝打して上記電
極チップに衝撃力を付与する衝打部とを有することを特
徴とする。
項1に記載のスポット溶接用電極チップの取外装置は、
電極ホルダのシャンクの先端に嵌合された電極チップの
基端部と上記シャンクの一部との間に形成された挿入間
隙に、上記シャンクの軸心方向と交差する交差方向に沿
って楔状部を挿入することにより、上記シャンクの先端
から上記電極チップを取り外すスポット溶接用電極の取
外装置において、上記交差方向に沿って上記挿入間隙に
向かう近接方向及び上記挿入間隙から離れる離間方向に
移動可能な出力部を有する駆動装置と、上記駆動装置の
上記出力部に固定されて上記出力部と一体的に移動する
連結部材と、上記楔状部を有すると共に上記連結部材に
よって上記近接方向及び上記離間方向に移動可能に支持
されたチップ抜き部材とを備え、上記連結部材は、上記
駆動装置の出力部の近接方向への移動に伴って上記チッ
プ抜き部材を近接方向に移動させると共に上記チップ抜
き部材の楔状部が上記電極チップに係合することによる
上記チップ抜き部材の停止を許容する連動部と、上記チ
ップ抜き部材が停止した後の上記出力部の近接方向への
更なる移動により上記チップ抜き部材を衝打して上記電
極チップに衝撃力を付与する衝打部とを有することを特
徴とする。
【0007】請求項1の発明によると、駆動装置の出力
部を近接方向に移動させると、出力部に固定された連結
部材も同様に近接方向に移動し、更に、連結部材によっ
て近接方向及び離間方向に移動可能に支持されたチップ
抜き部材も連結部材の連動部によって同様に近接方向に
移動する。出力部の近接方向の移動を更に続けると、チ
ップ抜き部材は、その楔状部が電極チップに係合するこ
とで停止される。
部を近接方向に移動させると、出力部に固定された連結
部材も同様に近接方向に移動し、更に、連結部材によっ
て近接方向及び離間方向に移動可能に支持されたチップ
抜き部材も連結部材の連動部によって同様に近接方向に
移動する。出力部の近接方向の移動を更に続けると、チ
ップ抜き部材は、その楔状部が電極チップに係合するこ
とで停止される。
【0008】チップ抜き部材が停止された後も更にに出
力部の近接方向の移動を継続すると、連結部材の衝打部
が停止中のチップ抜き部材を衝打し、この衝撃力が電極
チップに伝達されるので、例えば、電極チップがシャン
クの先端に強固に嵌合されている場合でも、確実に取り
外すことができる。
力部の近接方向の移動を継続すると、連結部材の衝打部
が停止中のチップ抜き部材を衝打し、この衝撃力が電極
チップに伝達されるので、例えば、電極チップがシャン
クの先端に強固に嵌合されている場合でも、確実に取り
外すことができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1のスポ
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記連結部
材は、上記連動部とチップ抜き部材との間に作用する摩
擦力によって、上記駆動装置の出力部の移動を上記チッ
プ抜き部材に伝達することを特徴とする。
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記連結部
材は、上記連動部とチップ抜き部材との間に作用する摩
擦力によって、上記駆動装置の出力部の移動を上記チッ
プ抜き部材に伝達することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明によると、駆動装置の出力
部と一体的に移動する連結部材は、その移動を摩擦力に
よってチップ抜き部材に伝達することから、チップ抜き
部材が電極チップに係合して停止された場合でも、チッ
プ抜き部材との間に滑りを生じつつ、更なる近接方向の
移動が可能となり、しかる後、チップ抜き部材に衝打力
を付与することができる。
部と一体的に移動する連結部材は、その移動を摩擦力に
よってチップ抜き部材に伝達することから、チップ抜き
部材が電極チップに係合して停止された場合でも、チッ
プ抜き部材との間に滑りを生じつつ、更なる近接方向の
移動が可能となり、しかる後、チップ抜き部材に衝打力
を付与することができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2のスポ
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記連結部
材は、上記衝打部とチップ抜き部材の被衝打部との間に
形成された衝打間隙を保持した状態で上記駆動装置の出
力部の近接方向への移動に伴い上記チップ抜き部材を近
接方向に移動させると共に、上記電極チップに係合して
停止された上記チップ抜き部材の被衝打部を、上記衝打
部により衝打することを特徴とする。
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記連結部
材は、上記衝打部とチップ抜き部材の被衝打部との間に
形成された衝打間隙を保持した状態で上記駆動装置の出
力部の近接方向への移動に伴い上記チップ抜き部材を近
接方向に移動させると共に、上記電極チップに係合して
停止された上記チップ抜き部材の被衝打部を、上記衝打
部により衝打することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明によると、連結部材の衝打
部とチップ抜き部材の被衝打部との間に衝打間隙を設
け、この衝打間隙を保持した状態で、駆動装置により連
結部材を介してチップ抜き部材を移動させることによ
り、チップ抜き部材が電極チップに係合して停止された
場合、連結部材は、更に近接方向の移動を続けて衝打間
隙に相当する分だけ移動し、その衝打部がチップ抜き部
材の被衝打部を衝打することになる。従って、衝打部と
チップ抜き部材の被衝打部との間に衝打間隙を設けると
いった簡単な構成で、チップ抜き部材に衝打力を加える
ことができる。
部とチップ抜き部材の被衝打部との間に衝打間隙を設
け、この衝打間隙を保持した状態で、駆動装置により連
結部材を介してチップ抜き部材を移動させることによ
り、チップ抜き部材が電極チップに係合して停止された
場合、連結部材は、更に近接方向の移動を続けて衝打間
隙に相当する分だけ移動し、その衝打部がチップ抜き部
材の被衝打部を衝打することになる。従って、衝打部と
チップ抜き部材の被衝打部との間に衝打間隙を設けると
いった簡単な構成で、チップ抜き部材に衝打力を加える
ことができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3のスポ
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記駆動装
置の出力部の離間方向の移動に伴って離間方向に移動す
る上記チップ抜き部材を停止させて上記被衝打部と連結
部材の衝打部との間に上記衝打間隙を再生するストッパ
部材を備えることを特徴とする。
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記駆動装
置の出力部の離間方向の移動に伴って離間方向に移動す
る上記チップ抜き部材を停止させて上記被衝打部と連結
部材の衝打部との間に上記衝打間隙を再生するストッパ
部材を備えることを特徴とする。
【0014】請求項4の発明によると、駆動装置の出力
部を離間方向に移動させると出力部と一体の連結部材が
離間方向に移動し、チップ抜き部材も衝打間隙がない状
態まで離間方向に移動する。更に出力部の離間方向の移
動を続けると、チップ抜き部材は、ストッパ部材によっ
て停止されるが、ストッパ部材の停止後も更に出力部を
離間方向に移動させると、停止されたチップ抜き部材の
被衝打部と、更に移動した連結部材の衝打部との間に衝
打間隙が再生され、各部材が待避位置に復帰される。
部を離間方向に移動させると出力部と一体の連結部材が
離間方向に移動し、チップ抜き部材も衝打間隙がない状
態まで離間方向に移動する。更に出力部の離間方向の移
動を続けると、チップ抜き部材は、ストッパ部材によっ
て停止されるが、ストッパ部材の停止後も更に出力部を
離間方向に移動させると、停止されたチップ抜き部材の
被衝打部と、更に移動した連結部材の衝打部との間に衝
打間隙が再生され、各部材が待避位置に復帰される。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項4のスポ
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記挿入間
隙が上記シャンク本体と電極チップの基端部との間に形
成された環状溝であり、上記チップ抜き部材は、相互に
対面する側に上記楔状部を有する一対の平行部を備え、
該平行部を近接方向に移動させることで上記環状溝に上
記楔状部を挿入することを特徴とする。
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記挿入間
隙が上記シャンク本体と電極チップの基端部との間に形
成された環状溝であり、上記チップ抜き部材は、相互に
対面する側に上記楔状部を有する一対の平行部を備え、
該平行部を近接方向に移動させることで上記環状溝に上
記楔状部を挿入することを特徴とする。
【0016】請求項5の発明によると、チップ抜き部材
の平行部を近接方向に移動させることで環状溝に各楔状
部を挿入することができるので、電極チップの基端部に
おける2箇所において、楔状部から電極チップに作用す
る取り外すための力を有効に分散させることができる。
の平行部を近接方向に移動させることで環状溝に各楔状
部を挿入することができるので、電極チップの基端部に
おける2箇所において、楔状部から電極チップに作用す
る取り外すための力を有効に分散させることができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項5のスポ
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記シャン
クを基準として上記チップ抜き部材と反対側に配設され
て上記電極チップ取外し時の上記シャンクの移動を阻止
するチップ保持部材を有することを特徴とする。
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記シャン
クを基準として上記チップ抜き部材と反対側に配設され
て上記電極チップ取外し時の上記シャンクの移動を阻止
するチップ保持部材を有することを特徴とする。
【0018】請求項6の発明によると、電極チップを取
り外す際に、チップ抜き部材の楔状部を環状間隙に挿入
したときに逃げようとする電極ホルダのシャンクをチッ
プ保持部材によって移動しないようにすることができる
ので、楔状部からの力が電極チップに有効に作用する。
り外す際に、チップ抜き部材の楔状部を環状間隙に挿入
したときに逃げようとする電極ホルダのシャンクをチッ
プ保持部材によって移動しないようにすることができる
ので、楔状部からの力が電極チップに有効に作用する。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項6のスポ
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記チップ
保持部材が上記交差方向に移動可能であることを特徴と
する。
ット溶接用電極チップの取外装置において、上記チップ
保持部材が上記交差方向に移動可能であることを特徴と
する。
【0020】請求項7の発明によると、チップ保持部材
が交差方向に移動可能であるので、チップ保持部材をチ
ップ抜き部材に対して好適な位置に配置することができ
る。
が交差方向に移動可能であるので、チップ保持部材をチ
ップ抜き部材に対して好適な位置に配置することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施の形態)以下、本発明
によるスポット溶接用電極チップの取外装置の第1実施
の形態を図1乃至図4によって説明する。
によるスポット溶接用電極チップの取外装置の第1実施
の形態を図1乃至図4によって説明する。
【0022】図1は、スポット溶接用電極チップの取外
装置Mの概要を示す斜視図であり、図2は、取外装置M
の主要部を示す上面図である。取外装置Mは、主要構成
要素として、駆動装置10と、連結部材20と、チップ
抜き部材30とを備えており、更に、他の構成要素とし
て、ストッパ部材40と、ガイド部材50、チップ保持
部材60等を備えている。
装置Mの概要を示す斜視図であり、図2は、取外装置M
の主要部を示す上面図である。取外装置Mは、主要構成
要素として、駆動装置10と、連結部材20と、チップ
抜き部材30とを備えており、更に、他の構成要素とし
て、ストッパ部材40と、ガイド部材50、チップ保持
部材60等を備えている。
【0023】取外装置Mの説明に先立ち、この取外装置
Mが取外しの対象とする電極チップT及び電極チップT
が装着されたスポット溶接機100について簡単に説明
すると、電極チップTは、先端が球面状の有底円筒状に
形成されていて、スポット溶接機100の本体101の
電極ホルダ102から垂設されたシャンク103の先端
の嵌合部104に嵌合されている。
Mが取外しの対象とする電極チップT及び電極チップT
が装着されたスポット溶接機100について簡単に説明
すると、電極チップTは、先端が球面状の有底円筒状に
形成されていて、スポット溶接機100の本体101の
電極ホルダ102から垂設されたシャンク103の先端
の嵌合部104に嵌合されている。
【0024】嵌合部104は、先細りの円錐台状、いわ
ゆるテーパシャンクに形成されており、その外周面に、
電極チップTの内周面が嵌合されている。嵌合部104
の基端部は、その直径がシャンク103のシャンク本体
103bの直径よりも小さく設定されていて、シャンク
103の先端には段部103aが形成されており、この
段部103aと、取付け状態の電極チップTの基端部T
1との間には、挿入間隙としての環状溝Gが形成されて
いる。
ゆるテーパシャンクに形成されており、その外周面に、
電極チップTの内周面が嵌合されている。嵌合部104
の基端部は、その直径がシャンク103のシャンク本体
103bの直径よりも小さく設定されていて、シャンク
103の先端には段部103aが形成されており、この
段部103aと、取付け状態の電極チップTの基端部T
1との間には、挿入間隙としての環状溝Gが形成されて
いる。
【0025】取外装置Mの駆動装置10は、取付けベー
ス71の垂直部72に横向きに固定された本体11と、
垂直部72を横方向に貫通する出力部12とを有してい
る。出力部12は、シャンク103の軸心Cに対して交
差する方向において環状溝Gに向かう近接方向K1と環
状溝Gから離れる離間方向K2とに移動可能である。駆
動装置Mとしては、エアシリンダを使用することがで
き、この場合には、シリンダ本体11に対して伸長し、
また短縮されるプランジャが出力部12となる。
ス71の垂直部72に横向きに固定された本体11と、
垂直部72を横方向に貫通する出力部12とを有してい
る。出力部12は、シャンク103の軸心Cに対して交
差する方向において環状溝Gに向かう近接方向K1と環
状溝Gから離れる離間方向K2とに移動可能である。駆
動装置Mとしては、エアシリンダを使用することがで
き、この場合には、シリンダ本体11に対して伸長し、
また短縮されるプランジャが出力部12となる。
【0026】連結部材20は、駆動装置10の出力部1
2の先端に固定されたブロック状の部材であり、先端側
には、上下方向に貫通された収納部21が形成されてい
る。収納部21の前側には、連動部22としてチップ抜
き部材30のロッド31が嵌合される透孔が交差方向に
穿設されており、また収納部21の後壁は、ロッド31
を衝打する衝打部23が形成されている。
2の先端に固定されたブロック状の部材であり、先端側
には、上下方向に貫通された収納部21が形成されてい
る。収納部21の前側には、連動部22としてチップ抜
き部材30のロッド31が嵌合される透孔が交差方向に
穿設されており、また収納部21の後壁は、ロッド31
を衝打する衝打部23が形成されている。
【0027】チップ抜き部材30は、後端側のロッド3
1と、先端に固定された二股部材32とによって構成さ
れており、ロッド31の後端は、連結部材20の連動部
22を貫通して収納部21内に至っている。ロッド31
の後端面は、上記連結部材20の衝打部23によって衝
打される被衝打部33となり、衝打部23と被衝打部3
3との間には、衝打間隙Hが設けられている。
1と、先端に固定された二股部材32とによって構成さ
れており、ロッド31の後端は、連結部材20の連動部
22を貫通して収納部21内に至っている。ロッド31
の後端面は、上記連結部材20の衝打部23によって衝
打される被衝打部33となり、衝打部23と被衝打部3
3との間には、衝打間隙Hが設けられている。
【0028】ロッド31の後端から少し前方に寄った部
位には、連結部材20が離間方向K2に移動するのに伴
ってチップ抜き部材30を同方向に移動させるための戻
し金具34が固定されている。ロッド31は、その後端
側において連結部材20の連動部22との間に適度な摩
擦力が作用するようになっており、また、摩擦力が作用
した状態で、連動部22によって交差方向移動可能に支
持されている。
位には、連結部材20が離間方向K2に移動するのに伴
ってチップ抜き部材30を同方向に移動させるための戻
し金具34が固定されている。ロッド31は、その後端
側において連結部材20の連動部22との間に適度な摩
擦力が作用するようになっており、また、摩擦力が作用
した状態で、連動部22によって交差方向移動可能に支
持されている。
【0029】チップ抜き部材30の二股部32は、交差
方向に延びる相互に平行な平行部35とその後端を接続
する接続部36とを有する前側が開口された略U字状に
形成されている。平行部35は、図3に図2のX−X線
矢視図、図4に図2のY−Y線矢視図を示すように、相
互に対向する部位に、後側ほど厚さが厚くなる楔状部3
7が形成されている。この楔状部37の先端部の厚さt
1は、環状溝Gの幅よりも薄く、また後端部の厚さt2
は環状溝Gの幅よりも厚く、中間部における厚さが環状
溝Gの幅と一致するように設定されている。また、2個
の楔状部37の幅wは、シャンク103の嵌合部104
の基端部の直径よりも若干大きく設定されている。
方向に延びる相互に平行な平行部35とその後端を接続
する接続部36とを有する前側が開口された略U字状に
形成されている。平行部35は、図3に図2のX−X線
矢視図、図4に図2のY−Y線矢視図を示すように、相
互に対向する部位に、後側ほど厚さが厚くなる楔状部3
7が形成されている。この楔状部37の先端部の厚さt
1は、環状溝Gの幅よりも薄く、また後端部の厚さt2
は環状溝Gの幅よりも厚く、中間部における厚さが環状
溝Gの幅と一致するように設定されている。また、2個
の楔状部37の幅wは、シャンク103の嵌合部104
の基端部の直径よりも若干大きく設定されている。
【0030】ストッパ部材40は、図1及び図2に示す
ように、取付けベース71の水平部73の上面に固定さ
れた円環状の部材であり、中央を貫通するロッド31の
交差方向の移動をガイドすると共に、二股部32を係止
してチップ抜き部材30の離間方向K2の移動限度を設
定するものである。
ように、取付けベース71の水平部73の上面に固定さ
れた円環状の部材であり、中央を貫通するロッド31の
交差方向の移動をガイドすると共に、二股部32を係止
してチップ抜き部材30の離間方向K2の移動限度を設
定するものである。
【0031】ガイド部材50は、ストッパ部材40と同
様、取付けベース71の水平部73の上面に固定された
部材であり、二股部32の交差方向の移動をガイドする
ものである。
様、取付けベース71の水平部73の上面に固定された
部材であり、二股部32の交差方向の移動をガイドする
ものである。
【0032】チップ保持部材60は、取付けベース71
の水平部73の上面に立設されたブラケット61と、頭
部をシャンク103に向けてブラケット61に螺合され
たボルト62と、ボルト62をブラケット61に固定す
るロックナット63とによって構成されており、シャン
ク103を基準として、チップ抜き部材30の反対側に
配設されている。
の水平部73の上面に立設されたブラケット61と、頭
部をシャンク103に向けてブラケット61に螺合され
たボルト62と、ボルト62をブラケット61に固定す
るロックナット63とによって構成されており、シャン
ク103を基準として、チップ抜き部材30の反対側に
配設されている。
【0033】次に、このように構成された取外装置Mに
よる電極チップTの取外しについて説明する。
よる電極チップTの取外しについて説明する。
【0034】駆動装置10を駆動してその出力部12を
離間方向K2に移動させて、連結部材20、チップ抜き
部材30を待避位置(図1及び図2に示す位置)に配置
し、この状態で、スポット溶接機100を移動して、シ
ャンク103をチップ保持部材60のボルト62の頭部
に当接させて位置決めする。
離間方向K2に移動させて、連結部材20、チップ抜き
部材30を待避位置(図1及び図2に示す位置)に配置
し、この状態で、スポット溶接機100を移動して、シ
ャンク103をチップ保持部材60のボルト62の頭部
に当接させて位置決めする。
【0035】続いて、駆動装置10を駆動して出力部1
2を近接方向K1に移動させると、出力部12と一体と
なって連結部材20も近接方向K1に移動する。この連
結部材20が近接方向K1に移動すると、連結部材20
の連動部22とチップ抜き部材30のロッド31との間
に作用する摩擦力によって、チップ抜き部材30もスト
ッパ部材40及びガイド部材50によってガイドされつ
つ近接方向2に移動する。
2を近接方向K1に移動させると、出力部12と一体と
なって連結部材20も近接方向K1に移動する。この連
結部材20が近接方向K1に移動すると、連結部材20
の連動部22とチップ抜き部材30のロッド31との間
に作用する摩擦力によって、チップ抜き部材30もスト
ッパ部材40及びガイド部材50によってガイドされつ
つ近接方向2に移動する。
【0036】このとき、連結部材20の衝打部23とチ
ップ抜き部材30の被衝打部33との間に衝打間隙Hが
形成された状態で、出力部12と連結部材20とチップ
抜き部材30とが一体となって近接方向K1に移動す
る。この状態は、チップ抜き部材30の楔状部37が、
電極ホルダ102のシャンク103の段部103aと電
極チップTの基端部T1との間に形成されている環状溝
Gに挿入され、楔状部37が電極チップTに係合するま
で続けられる。
ップ抜き部材30の被衝打部33との間に衝打間隙Hが
形成された状態で、出力部12と連結部材20とチップ
抜き部材30とが一体となって近接方向K1に移動す
る。この状態は、チップ抜き部材30の楔状部37が、
電極ホルダ102のシャンク103の段部103aと電
極チップTの基端部T1との間に形成されている環状溝
Gに挿入され、楔状部37が電極チップTに係合するま
で続けられる。
【0037】そして、楔状部37が電極チップTに係合
するとチップ抜き部材30は停止される。その後、更
に、出力部12を近接方向K1に移動させると、連結部
材20の衝打部23が、衝打間隙Hをなくすように移動
して、停止中のチップ抜き部材30のロッド31の被衝
打部33を衝打する。この衝打力により、楔状部37が
環状溝Gに打ち込まれ、電極チップTに衝撃力が付与さ
れて、電極チップTがシャンク103先端の嵌合部10
4から取り外されて脱落する。
するとチップ抜き部材30は停止される。その後、更
に、出力部12を近接方向K1に移動させると、連結部
材20の衝打部23が、衝打間隙Hをなくすように移動
して、停止中のチップ抜き部材30のロッド31の被衝
打部33を衝打する。この衝打力により、楔状部37が
環状溝Gに打ち込まれ、電極チップTに衝撃力が付与さ
れて、電極チップTがシャンク103先端の嵌合部10
4から取り外されて脱落する。
【0038】電極チップTの取外し後、駆動装置10の
出力部12を離間方向K2に移動させると、連結部材2
0及びこれとの摩擦力によりチップ抜き部材30が、各
衝打部23と被衝打部33とを接触させた状態で離間方
向K2に移動する。そして、まずストッパ部材40にチ
ップ抜き部材30の二股部32が当接することにより、
チップ抜き部材30が該位置に停止され、この状態で更
に出力部21を離間方向K2に移動させると、衝打部2
3と被衝打部33との間に衝打間隙Hが再生され、続い
て、連結部材20の先端側が戻し金具34に当接し、出
力部12の離間方向K2の移動を停止する。これにより
各部材は、図1及び図2に示す待避位置に復帰する。
出力部12を離間方向K2に移動させると、連結部材2
0及びこれとの摩擦力によりチップ抜き部材30が、各
衝打部23と被衝打部33とを接触させた状態で離間方
向K2に移動する。そして、まずストッパ部材40にチ
ップ抜き部材30の二股部32が当接することにより、
チップ抜き部材30が該位置に停止され、この状態で更
に出力部21を離間方向K2に移動させると、衝打部2
3と被衝打部33との間に衝打間隙Hが再生され、続い
て、連結部材20の先端側が戻し金具34に当接し、出
力部12の離間方向K2の移動を停止する。これにより
各部材は、図1及び図2に示す待避位置に復帰する。
【0039】このように、電極チップTの取外しに際し
ては、駆動装置10の出力部12を近接方向K1に連続
的に移動させるだけで、連結部材20の衝打部23が停
止中のチップ抜き部材30の被衝打部33を衝打し、こ
の衝撃力が電極チップTに伝達されるので、例えば、電
極チップTがシャンク103の先端の嵌合部104に強
固に嵌合されている場合でも、衝撃により電極チップT
を嵌合部104から確実に取り外すことができる。
ては、駆動装置10の出力部12を近接方向K1に連続
的に移動させるだけで、連結部材20の衝打部23が停
止中のチップ抜き部材30の被衝打部33を衝打し、こ
の衝撃力が電極チップTに伝達されるので、例えば、電
極チップTがシャンク103の先端の嵌合部104に強
固に嵌合されている場合でも、衝撃により電極チップT
を嵌合部104から確実に取り外すことができる。
【0040】また、電極チップTの取外し後、出力部1
2を離間方向K2に移動させるだけで、衝打間隙Hを生
成して各部材を待避位置に復帰させることができる。し
かも、これを実現するためのスポット用電極チップの取
外装置の構造が簡単に構成される。
2を離間方向K2に移動させるだけで、衝打間隙Hを生
成して各部材を待避位置に復帰させることができる。し
かも、これを実現するためのスポット用電極チップの取
外装置の構造が簡単に構成される。
【0041】(第2実施の形態)図5は、取外装置Mの
第2実施の形態を示す上面図である。図5に上記図1乃
至図4と対応する部分に同一符号を付することで該部の
詳細な説明を省略するが、本実施の形態の取外装置M
は、図1に示すチップ保持部材60に代えて、シリンダ
81によって交差方向に移動可能なチップ保持部材82
を備えている。
第2実施の形態を示す上面図である。図5に上記図1乃
至図4と対応する部分に同一符号を付することで該部の
詳細な説明を省略するが、本実施の形態の取外装置M
は、図1に示すチップ保持部材60に代えて、シリンダ
81によって交差方向に移動可能なチップ保持部材82
を備えている。
【0042】従って、本実施の形態によると、第1実施
の形態に加え、電極チップTの取外しに際し、シリンダ
81のプランジャ83をガイド部材50に向けて伸長す
ることによって、チップ保持部材82により電極ホルダ
102のシャンク103をガイド部材50に当接させる
ことによって、シャンク103を容易に保持することが
できる。
の形態に加え、電極チップTの取外しに際し、シリンダ
81のプランジャ83をガイド部材50に向けて伸長す
ることによって、チップ保持部材82により電極ホルダ
102のシャンク103をガイド部材50に当接させる
ことによって、シャンク103を容易に保持することが
できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した本発明のスポット溶接用電
極チップの取外装置によると、駆動装置の出力部の近接
方向の移動によって、連結部材の衝打部がチップ抜き部
材を衝打して電極チップに衝撃を与えることができるの
で、例えば、電極チップが電極ホルダのシャンクの先端
に強固に嵌合されている場合であっても、この衝撃力に
より電極チップを確実に取り外すことができる。
極チップの取外装置によると、駆動装置の出力部の近接
方向の移動によって、連結部材の衝打部がチップ抜き部
材を衝打して電極チップに衝撃を与えることができるの
で、例えば、電極チップが電極ホルダのシャンクの先端
に強固に嵌合されている場合であっても、この衝撃力に
より電極チップを確実に取り外すことができる。
【図1】本発明によるスポット溶接用電極チップの取外
装置の第1実施の形態の概要を示す斜視図である。
装置の第1実施の形態の概要を示す斜視図である。
【図2】同じく、上面図である。
【図3】同じく、図2のX−X線矢視図である。
【図4】同じく、図2のY−Y線矢視図である。
【図5】本発明の第2実施の形態における取外装置の上
面図である。
面図である。
【図6】従来の取外装置の概要を示す正面図である。
10 駆動装置 12 出力部 20 連結部材 22 連動部 23 衝打部 30 チップ抜き部材 33 被衝打部 35 平行部 37 楔状部 40 ストッパ部材 60 チップ保持部材 82 チップ保持部材 102 電極ホルダ 103 シャンク 103a シャンクの段部(シャンクの一部) 103b シャンク本体 104 嵌合部 C シャンクの軸心 G 挿入間隙(環状溝) H 衝打間隙 K1 近接方向 K2 離間方向 M スポット溶接用電極チップの取外装置 T 電極チップ T1 電極チップの基端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石坂 正人 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 峯崎 一雄 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 岸 章二 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 電極ホルダのシャンクの先端に嵌合され
た電極チップの基端部と上記シャンクの一部との間に形
成された挿入間隙に、上記シャンクの軸心方向と交差す
る交差方向に沿って楔状部を挿入することにより、上記
シャンクの先端から上記電極チップを取り外すスポット
溶接用電極の取外装置において、 上記交差方向に沿って上記挿入間隙に向かう近接方向及
び上記挿入間隙から離れる離間方向に移動可能な出力部
を有する駆動装置と、 上記駆動装置の上記出力部に固定されて上記出力部と一
体的に移動する連結部材と、 上記楔状部を有すると共に上記連結部材によって上記近
接方向及び上記離間方向に移動可能に支持されたチップ
抜き部材とを備え、 上記連結部材は、 上記駆動装置の出力部の近接方向への移動に伴って上記
チップ抜き部材を近接方向に移動させると共に上記チッ
プ抜き部材の楔状部が上記電極チップに係合することに
よる上記チップ抜き部材の停止を許容する連動部と、上
記チップ抜き部材が停止した後の上記出力部の近接方向
への更なる移動により上記チップ抜き部材を衝打して上
記電極チップに衝撃力を付与する衝打部とを有すること
を特徴とするスポット溶接用電極チップの取外装置。 - 【請求項2】 上記連結部材は、上記連動部とチップ抜
き部材との間に作用する摩擦力によって、上記駆動装置
の出力部の移動を上記チップ抜き部材に伝達することを
特徴とする請求項1に記載のスポット溶接用電極チップ
の取外装置。 - 【請求項3】 上記連結部材は、上記衝打部とチップ抜
き部材の被衝打部との間に形成された衝打間隙を保持し
た状態で上記駆動装置の出力部の近接方向への移動に伴
い上記チップ抜き部材を近接方向に移動させると共に、
上記電極チップに係合して停止された上記チップ抜き部
材の被衝打部を、上記衝打部により衝打することを特徴
とする請求項2に記載のスポット溶接用電極チップの取
外装置。 - 【請求項4】 上記駆動装置の出力部の離間方向の移動
に伴って離間方向に移動する上記チップ抜き部材を停止
させて上記被衝打部と連結部材の衝打部との間に上記衝
打間隙を再生するストッパ部材を備えることを特徴とす
る請求項3に記載のスポット溶接用電極チップの取外装
置。 - 【請求項5】 上記挿入間隙が上記シャンク本体と電極
チップの基端部との間に形成された環状溝であり、 上記チップ抜き部材は、相互に対面する側に上記楔状部
を有する一対の平行部を備え、該平行部を近接方向に移
動させることで上記環状溝に上記楔状部を挿入すること
を特徴とする請求項4に記載のスポット溶接用電極チッ
プの取外装置。 - 【請求項6】 上記シャンクを基準として上記チップ抜
き部材と反対側に配設されて上記電極チップ取外し時の
上記シャンクの移動を阻止するチップ保持部材を有する
ことを特徴とする請求項5に記載のスポット溶接用電極
チップの取外装置。 - 【請求項7】 上記チップ保持部材が上記交差方向に移
動可能であることを特徴とする請求項6に記載のスポッ
ト溶接用電極の取外装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000045717A JP2001232482A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | スポット溶接用電極チップの取外装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000045717A JP2001232482A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | スポット溶接用電極チップの取外装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001232482A true JP2001232482A (ja) | 2001-08-28 |
Family
ID=18568255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000045717A Pending JP2001232482A (ja) | 2000-02-23 | 2000-02-23 | スポット溶接用電極チップの取外装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001232482A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100608418B1 (ko) * | 2003-07-23 | 2006-08-02 | 오바라 가부시키가이샤 | 고정식 전극칩 제거장치 |
KR101033891B1 (ko) | 2008-08-25 | 2011-05-11 | 현대자동차주식회사 | 자동 용접팁 교환 장치 |
CN106736443A (zh) * | 2017-01-04 | 2017-05-31 | 广州明珞汽车装备有限公司 | 一种自动拆卸电极帽的装置 |
-
2000
- 2000-02-23 JP JP2000045717A patent/JP2001232482A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100608418B1 (ko) * | 2003-07-23 | 2006-08-02 | 오바라 가부시키가이샤 | 고정식 전극칩 제거장치 |
KR101033891B1 (ko) | 2008-08-25 | 2011-05-11 | 현대자동차주식회사 | 자동 용접팁 교환 장치 |
CN106736443A (zh) * | 2017-01-04 | 2017-05-31 | 广州明珞汽车装备有限公司 | 一种自动拆卸电极帽的装置 |
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