JP2001231567A - テロメア長の調節方法 - Google Patents
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Abstract
e11タンパク質のC末端ドメインの一部若しくは全部を
欠失したタンパク質をコードするDNAを細胞に導入する
ことを特徴とするテロメア長の調節方法。
Description
性Mre11タンパク質の生理学的活性を修飾することを特
徴とするテロメア長の調節方法、真核細胞中の内在性Mr
e11タンパク質の生理学的活性を修飾する物質を有効成
分として含有してなるテロメア長調節剤及び真核細胞中
の内在性Mre11タンパク質の生理学的活性を修飾する物
質を有効成分として含有してなるテロメア長関連疾患の
遺伝子治療剤に関する。
体を構成する二本鎖DNAの末端に存在する機能構造体で
ある。この構造体は、多くの場合、単純な反復配列から
成り、染色体同志の融合による染色体異常の防止、減数
分裂期における相同染色体対合、遺伝子の発現制御、核
内における染色体の存在様式の決定などに重要な役割を
果たすことが知られている。
イマーゼによりRNAプライマーが合成され、次いでDNAポ
リメラーゼにより、その先にDNA鎖が伸長合成されるこ
とにより行われる。RNAプライマーは、DNAポリメラーゼ
の5'-3'エキソヌクレアーゼ活性によって除去されると
同時に、除去された部分はDNAポリメラーゼによってDNA
鎖に置き換えられる。ところが、線状染色体の場合、新
生鎖の5'最末端のRNAプライマーはDNA鎖に置き換えられ
ることがないため、複製が終了したときには、RNAプラ
イマーのサイズ分だけ短縮化することになる。従って、
細胞分裂を繰り返す度に、娘細胞の染色体の末端は次第
に短縮することになり、最後には染色体が不安定になり
細胞は死に至る。一方、ガン細胞や生殖細胞などの不死
化細胞中では、テロメアを伸長させることのできるテロ
メラーゼが高発現しており、テロメア長の短縮が生じな
いことが明らかにされている。そこで、テロメラーセ活
性の調節を作用機作とする細胞寿命調節剤や抗ガン剤の
検索が活発に行われている。
ラーゼの遺伝子を破壊した場合でもテロメアが短縮する
までに時間がかかること[Blasco, M. A.,et al.:Cell,
91:25-34 (1997);Rudolph, K. L., et al.:Cell, 96:7
01-12 (1999);Herrera, E.,et al.:Embo J, 18:2950-6
0(1999)]、テロメラーゼの活性には直接関係のない遺
伝子の変異体でもテロメアの短縮や伸長が起こること[B
oulton, S. J.,et al.:Embo J, 17:1819-28 (1998);Fu
ruse, M., et al.: Embo J, 17:6412-25(1998);Wilso
n, S., et al.:Nucleic Acids Res, 27:2655-61(1999)]
が明らかとなり、テロメラーゼ以外の機能によってもテ
ロメアが維持されている可能性が指摘されている[Nakam
ura, T. M., et al.:Science, 282:493-6 (1998);Redd
el, R. R., et al. A review. Biochemistry (Mosc), 6
2:1254-62 (1997)]。なかでも、DNAの二本鎖切断の修
復等に関与していることが知られていたMre11-Rad50-Xr
s2複合体が、テロメア長の調節にも関わっていることが
報告された[Boulton, S. J. , et al.: Embo J, 17: 18
19-28 (1998);Furuse, M.,et al.:Embo J, 17:6412-25
(1998);Le, S., et al.: Genetics, 152:143-52 (199
9)]。Mre11-Rad50-Xrs2(Nbs1)複合体[Ajimura, M.,et
al.: Genetics, 133:51-66 (1993);Johzuka, K.,et a
l.:Genetics, 139:1521-32 (1995)]は、強いDNA結合能
を有する二本鎖DNAエキソヌクレアーゼ・一本鎖DNAエン
ドヌクレアーゼとしての機能を有するMre11を中心に形
成されるタンパク質複合体であり[Furuse, M.,et al.:
Embo J,17:6412-25 (1998);Paull, T. T.,et al.: Mol
Cell, 1:969-79 (1998);Usui, T.,et al.:Cell, 95:7
05-16 (1998);Trujillo, K. M.,et al.:J Biol Chem,2
73:21447-50 (1998)]、DNA二本鎖切断の修復や染色体
組換えの開始反応に必須な酵素である。出芽酵母サッカ
ロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)や
分裂酵母シゾサッカロマイセズ・ポンベ(Schizosacchar
omyces pombe)では、この複合体酵素の構成タンパク質
の一つでも失われると、テロメアの顕著な短縮が見られ
る[Boulton, S. J.,et al.:Embo J, 17:1819-28 (199
8)]。Mre11-Rad50-Xrs2(Nbs1)複合体の各構成タンパク
質は、いずれもそのホモログがヒト中に存在し[Dolgan
ov, G. M.,et al.:Mol Cell Biol, 16:4832-41 (199
6);Petrini, J. H.,et al.:Genomics, 29: 80-6 (199
5)]、酵母からヒトに至る真核生物全般で共通の役割を
果たすと考えられている。
の内在性Mre11タンパク質の生理学的活性を修飾するこ
とを特徴とするテロメア長の調節方法を提供することを
目的とする。
に基づいて鋭意研究を行った結果、真核細胞中の内在性
Mre11タンパク質の生理学的活性を修飾することによ
り、該細胞のテロメア長を調節することができることを
見出し、本発明を完成するに至った。
Mre11タンパク質の生理学的活性を修飾することを特徴
とするテロメア長の調節方法である。ここで、内在性Mr
e11タンパク質の生理学的活性の修飾は、外来Mre11タン
パク質をコードするDNA又は外来Mre11タンパク質のヌク
レアーゼドメイン若しくはC末端ドメインを改変したタ
ンパク質をコードするDNAを、該DNAが発現可能な状態
で、細胞内に導入することにより行われ得る。
e11タンパク質の生理学的活性を修飾する物質を有効成
分として含有してなる、テロメア長調節剤又はテロメア
長関連疾患(例えば、黒色腫、肝細胞癌、乳癌、胃癌、
脳腫瘍及び細胞老化性疾患など)の遺伝子治療剤であ
る。ここで、内在性Mre11タンパク質の生理学的活性を
修飾する物質としては、外来Mre11タンパク質をコード
するDNA又は外来Mre11タンパク質のヌクレアーゼドメイ
ン若しくはC末端ドメインを改変したタンパク質をコー
ドするDNAを発現可能な状態で含有してなるDNA構築物が
挙げられる。
質としては、以下の(a)又は(b)のタンパク質が挙げられ
る。 (a) 配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列
を含むタンパク質 (b) 配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列
において1若しくは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは
付加されたアミノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質
の生理学的活性を有するタンパク質
タンパク質をコードするDNAとしては、以下の(c)又は
(d)のDNAが挙げられる。 (c) 配列番号1又は配列番号3で表される塩基配列を含
むDNA (d) (c)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性を有する
タンパク質をコードするDNA
タンパク質のヌクレアーゼドメインを改変したタンパク
質としては、以下の(e)又は(f)のタンパク質が挙げられ
る。 (e) 配列番号6で表されるアミノ酸配列を含むタンパク
質 (f) 配列番号6で表されるアミノ酸配列において1若し
くは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質の生理学的活性
(ヌクレアーゼ活性を除く)を有するタンパク質
タンパク質のヌクレアーゼドメインを改変したタンパク
質をコードするDNAとしては、以下の(g)又は(h)のDNAが
挙げられる。 (g) 配列番号5で表される塩基配列を含むDNA (h) (g)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性(ヌクレ
アーゼ活性を除く)を有するタンパク質をコードするDN
A
タンパク質のC末端ドメインを改変したタンパク質とし
ては、以下の(i)又は(j)のタンパク質が挙げられる。 (i) 配列番号8で表されるアミノ酸配列を含むタンパク
質 (j) 配列番号8で表されるアミノ酸配列において1若し
くは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質の生理学的活性
(二本鎖DNA結合活性を除く)を有するタンパク質
タンパク質のC末端ドメインを改変したタンパク質をコ
ードするDNAとしては、以下の(k)又は(l)のDNAが挙げら
れる。 (k) 配列番号7で表される塩基配列を含むDNA (l) (k)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性(二本鎖D
NA結合活性を除く)を有するタンパク質をコードするDN
A 以下、本発明を詳細に説明する。
は、真核細胞中の内在性Mre11タンパク質の生理学的活
性を修飾することに基礎を置くものである。ここで、
「テロメア長の調節」とは、細胞内のテロメア長を短縮
化すること及び細胞内のテロメラーゼ長を維持若しくは
伸長することをいう。「内在性Mre11タンパク質」と
は、細胞中に元来存在し且つMre11タンパク質の生理学
的活性を有するタンパク質をいう。「Mre11タンパク質
の生理学的活性」とは、Rad50タンパク質及びXrs2(Nbs
1)タンパク質と複合体を形成する活性、二本鎖DNA結合
活性、二本鎖DNAエキソヌクレアーゼ活性及び一本鎖DNA
エンドヌクレアーゼ活性の少なくとも1つをいう。な
お、二本鎖DNAエキソヌクレアーゼ活性及び一本鎖DNAエ
ンドヌクレアーゼ活性をまとめてヌクレアーゼ活性とい
う。さらに、「修飾」とは、内在性Mre11タンパク質の
生理学的活性の一部又は全部を、増強、低減又は欠損さ
せることをいう。例えば、テロメア長の短縮化は、完全
長の外来Mre11タンパク質をコードするDNA又は外来Mre1
1タンパク質のヌクレアーゼドメインを改変したタンパ
ク質をコードするDNAを、該DNAが発現可能な状態で、細
胞に導入することにより行うことができる。ここで、
「発現可能な状態」とは、DNA上にコードされているタ
ンパク質が、該DNAを導入した細胞内で生成されるよう
に、プロモーター等の発現に関わるDNA領域とともにベ
クター上に存在する状態をいう。一方、テロメア長の維
持若しくは伸長は、外来Mre11タンパク質のC末端ドメ
インを改変したタンパク質をコードするDNAを、該DNAが
発現可能な状態で、細胞に導入することにより行うこと
ができる。ここで、「外来Mre11タンパク質」とは、標
的細胞の外に由来するMre11タンパク質をいう。また、
「改変した」とは、機能ドメイン中の1以上のアミノ酸
を欠失、置換又は付加することをいう。
の調製 (1) 外来Mre11タンパク質をコードするDNAの供給源 テロメア長の調節に使用することができる外来Mre11タ
ンパク質をコードするDNAの供給源としては、Mre11タン
パク質をコードするDNAを保有する生物由来の細胞であ
れば特に限定されず、あらゆる生物由来の細胞を使用す
ることができる。例えば、ヒト(Homo sapiens)、マウ
ス(Mus musculus)、アフリカツメガエル(Xenopus la
evis)、ショウジョウバエ(Drosophila melanogaste
r)、シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)、サッ
カロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisia
e)、ネナガヒトヨタケ(Coprinus cinereus)、シゾサ
ッカロマイセス・ポンベ(Schizosaccharomyces pomb
e)などの様々な真核生物由来の細胞が挙げられる。好
ましくは、テロメア長の調節に使用する外来Mre11タン
パク質をコードするDNAは、テロメア長調節の標的とな
る細胞と同じ生物種由来のものであり得る。なお、シゾ
サッカロマイセス・ポンベにおいては、Mre11タンパク
質に相当するタンパク質は、Rad32と呼ばれている。例
えば、ヒト細胞のテロメア長を調節する場合には、ヒト
由来のMre11タンパク質をコードするDNAを用いることが
好ましく、サッカロマイセス・セレビシエ細胞のテロメ
ア長を調節する場合には、サッカロマイセス・セレビシ
エ由来のMre11タンパク質をコードするDNAを用いること
が好ましい。
の調製 外来Mre11タンパク質をコードするDNAは、上記(1)記載
の生物由来の細胞から調製したゲノムDNAライブラリー
若しくはcDNAライブラリーからのMre11タンパク質をコ
ードするDNAを含むクローンのスクリーニングによっ
て、あるいはゲノムDNAやcDNAなどを鋳型として用いたP
CRによる直接増幅によって得ることができる。
ニングによってMre11タンパク質をコードするDNAを得る
場合に、まず、上記(1)の生物由来の細胞から、グアニ
ジンチオシアネート法等によってmRNAを調製する。次い
で、オリゴdT配列を含有する合成DNAプライマーをハイ
ブリダイズさせ、逆転写酵素により一本鎖cDNAを合成す
る。その後、大腸菌DNAポリメラーゼI、大腸菌DNAリガ
ーゼ、RNaseHを用いて常法に従って二本鎖cDNAを合成す
る。次いで、T4DNAポリメラーゼによりcDNAの末端を平
滑化した後、いわゆるEcoRIアダプター等のDNAアダプタ
ーをT4DNAリガーゼによりcDNA鎖の両末端に付加する。
次いで、DNAアダプターを付加したcDNA鎖を市販のλフ
ァージベクター(例えば、Stratagene社製λZAPなど)
又はプラスミドベクター(例えば、PromegaBiotech社製
pGEM2など)の制限酵素切断部位に常法に従って挿入す
ることにより、組換えλファージDNA群又は組換えプラ
スミドDNA群を調製する。
は、市販のin vitroパッケージングキット(例えば、Pr
omegaBiotech社製ギガパック・ゴールドなど)などを用
いてin vitroパッケージングを行い、組換えλファージ
DNAを有するλファージ粒子を製造する。得られたλフ
ァージ粒子を常法[Maniatis, T., et al.: Molecular
Cloning. A Laboratory Manual, 2nd ed., Cold Sprin
g Harbor LaboratoryPress, 1989]に従い、例えば、大
腸菌などの宿主に形質導入し、得られた形質転換体を増
殖させることによってファージcDNAライブラリーを得る
ことができる。
は、常法に従い、例えば、プラスミドDNAを大腸菌など
の宿主に形質転換し、得られた形質転換体を増殖させる
ことによって、プラスミドcDNAライブラリーを得ること
ができる。
ばDupon社製ジーンスクリーニングプラスなどのナイロ
ン膜又はニトロセルロース膜上に移し取り、アルカリ存
在下でタンパク質を除去する。膜上のλファージDNA又
はプラスミドDNAに対して、Mre11タンパク質をコードす
るDNAの部分断片から作製した放射性標識プローブをハ
イブリダイズさせ、陽性クローンを選択する。ここで、
使用するプローブは、Mre11タンパク質の部分アミノ酸
配列をコードするDNAの塩基配列に基づいて作製したオ
リゴヌクレオチドプライマーを用い、 PCRによって調製
することができる。例えば、PCRによって、酵母Mre11タ
ンパク質をコードするDNAを含有するクローンのスクリ
ーニングに使用するプローブを調製する場合には、プラ
イマーとして、5'-gtgccattattatttcagaa-3'(配列番号
9)及び5'-gggatcaagtacaactattttc-3'(配列番号1
0)などを用いることができる。次いで、得られた陽性
クローンを培養し、培養物からファージDNA又はプラス
ミドDNAを調製する。
タンパク質をコードするDNAを調製する場合、まず、常
法に従って、上記(1)の生物由来の細胞からゲノムDNA又
はcDNAを調製する。次いで、得られたゲノムDNA又はcDN
Aを鋳型とし、Mre11タンパク質のN末端側のアミノ酸配
列をコードするDNA及びC末端側のアミノ酸配列をコー
ドするDNAをプライマーとしてPCRを行う。次いで、PCR
増幅断片を適当なベクターに連結する。例えば、酵母Mr
e11タンパク質をコードするDNAを増幅するために使用す
ることができるプライマーとしては、5'-atggactatcctg
atccaga-3'(配列番号11)及び5'-gggatcaagtacaactatt
ttc-3'(配列番号12)などが挙げられる。なお、PCR
による直接増幅法によってMre11タンパク質をコードす
るDNAを得る場合には、DNA合成酵素として、ミスリーデ
ィングの少ないpfuポリメラーゼを使用することが好ま
しい。
デオキシ法等の公知の手法により塩基配列を決定するこ
とによって、Mre11タンパク質をコードするDNAであるこ
とを確認する。塩基配列の決定は、通常は自動塩基配列
決定機(例えば、PERKIN-ELMER社製373A DNAシークエン
サー等)用いて行うことができる。
ッカロマイセス・セレビシエ及びヒト由来のMre11タン
パク質をコードするDNAの塩基配列を、配列番号2及び
4に、それぞれ該タンパク質のアミノ酸配列を例示する
が、このアミノ酸配列からなるタンパク質がMre11タン
パク質の生理学的活性を有する限り、当該アミノ酸配列
において1若しくは数個のアミノ酸に欠失、置換、付加
等の変異が生じてもよい。
表されるアミノ酸配列の1若しくは数個、好ましくは20
〜30個程度、さらに好ましくは10〜20個をアミノ酸が欠
失してもよく、又は、配列番号2若しくは配列番号4で
表されるアミノ酸配列の1若しくは数個、好ましくは20
〜30個程度、さらに好ましくは10〜20個をアミノ酸が付
加してもよく、あるいは、配列番号2若しくは配列番号
4で表されるアミノ酸配列の1若しくは数個、好ましく
は20〜30個程度、さらに好ましくは10〜20個をアミノ酸
が他のアミノ酸に置換してもよい。
件下でハイブリダイズすることができるDNAも、Mre11タ
ンパク質の生理学的活性を有するタンパク質をコード限
り、本発明において使用することができる。「ストリン
ジェントな条件」とは、例えば、ナトリウム濃度が、33
〜70mM、好ましくは50〜66mMであり、温度が40〜70℃、
好ましくは55〜68℃での条件をいう。
は、前記のように、二本鎖DNA結合活性、二本鎖DNAエキ
ソヌクレアーゼ活性及び一本鎖DNAエンドヌクレアーゼ
活性をいうが、これらの活性は、古瀬らの方法[Furuse
et al.:EMBO J 17:6412-25(1998)]に従って測定する
ことができる。
への変異の導入 外来Mre11タンパク質のヌクレアーゼドメインを改変し
た変異型Mre11タンパク質をコードするDNAを、該DNAが
発現可能な状態で細胞に導入した場合は、野生型Mre11
タンパク質をコードするDNAを導入した場合よりも、さ
らにテロメア長は短縮化される。一方、外来Mre11タン
パク質のC末端ドメインを改変した変異型Mre11タンパ
ク質をコードするDNAを、該DNAが発現可能な状態で細胞
に導入した場合は、野生型Mre11タンパク質をコードす
るDNAを導入した場合とは異なり、テロメア長は維持若
しくは伸長される。ここで、「ヌクレアーゼドメイン」
とは、Mre11タンパク質を構成するアミノ酸配列上で、
当該タンパク質の二本鎖DNAエキソヌクレアーゼ活性及
び一本鎖DNAエンドヌクレアーゼ活性を担うアミノ酸配
列をいう。具体的には、例えば酵母Mre11タンパク質に
おいては、N末端から225番目〜450番目の領域をいう。
「C末端ドメイン」とは、Mre11タンパク質を構成する
アミノ酸配列上で、当該タンパク質の二本鎖DNA結合活
性を担うカルボキシ末端側のアミノ酸配列をいう。具体
的には、例えば酵母Mre11タンパク質においては、N末
端から600番目以降の領域をいう。
は、以下のようにして作製することができる。例えば、
Mre11タンパク質のヌクレーゼドメインの特定のアミノ
酸を別のアミノ酸に置換したタンパク質をコードするDN
Aの作製は、当該技術分野で周知の、PCRを利用した部位
特異的変異誘発法[西郷薫ら:分子生物学実験プロトコ
ールI、第263頁〜第270頁、丸善、1997]等により行う
ことができる。
re11タンパク質をコードするDNAの導入 細胞へのMre11タンパク質又は変異型Mre11タンパク質を
コードするDNAの導入は、以下のようにして行うことが
できる。すなわち、上記1又は2において得られたMre1
1タンパク質又は変異型Mre11タンパク質をコードするDN
Aを含む組換えベクターを作製後、得られた組換えベク
ターを、宿主細胞に導入することにより行う。
又は変異型Mre11タンパク質をコードするDNAを連結(挿
入)することにより得ることができる。ここで使用する
ことができるベクターは、宿主細胞中で複製し、可能な
ものであれば特に限定されず、例えば、プラスミドベク
ター、ウイルスベクター等が挙げられる。
ては、pMAC561aur 、YEp13, YEp24,YCp50などが挙げら
れ、動物細胞宿主用のウイルスベクターとしてはレトロ
ウイルス又はワクシニアウイルスなどが挙げられる。ベ
クターへのMre11タンパク質又は変異型Mre11タンパク質
をコードするDNA の連結は、まず、該DNAを含むDNA断片
を適当な制限酵素で切り出し、上記ベクターDNAの制限
酵素部位又はマルチクローニングサイトに連結する方法
などが採用される。
質をコードするDNAは、導入された宿主細胞中で発現可
能な状態でベクターに組み込まれることが必要である。
そこで、本発明のベクターには、プロモーター、Mre11
タンパク質又は変異型Mre11タンパク質をコードするDNA
のほか、所望によりエンハンサーなどのシスエレメン
ト、スプライシングシグナル、ポリA付加シグナル、選
択マーカーなどを含有するものを連結することができ
る。なお、選択マーカーとしては、例えばジヒドロ葉酸
還元酵素遺伝子、ブラストサイジン耐性遺伝子、オーレ
オバシジン耐性遺伝子、G418耐性遺伝子等が挙げられ
る。
目のアスパラギン酸がアラニンに置換されたMre11タン
パク質をコードするDNAを含む組換えベクターpMACMre11
D16A、及びC末端ドメインの欠失したMre11タンパク質
をコードするDNAを含む組換えベクターpMACMre11ΔC49
は、それぞれ大腸菌DH5α株に導入され(ERKNMRE11D16AY
OPAUR及びERKNMRE11DC49YOPAUR)、工業技術院生命工学
工業技術研究所(茨城県つくば市東1丁目1番3号)
に、平成11年12月22日付でFERM P-17683及びFERM P-1768
4として寄託されている。
が発現し得るように宿主中に導入することにより行うこ
とができる。ここで、宿主としては、テロメアを含む線
状染色体を有する真核生物細胞できるものであれば特に
限定されるものではない。例えば、サッカロミセス・セ
レビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、シゾサッカロミ
セス・ポンベ(Schizosaccharomyces pombe)等の酵母が
挙げられ、COS細胞、CHO細胞等の動物細胞が挙げられ、
あるいはSf9、Sf21等の昆虫細胞が挙げられる。
マイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、シ
ゾサッカロミセス・ポンベ(Schizosaccharomyces pomb
e)、ピヒア・パストリス(Pichia pastoris)などが用い
られる。この場合、プロモーターとしては酵母中で発現
できるものであれば特に限定されず、例えばgal1プロモ
ーター、gal10プロモーター、ヒートショックタンパク
質プロモーター、MFα1プロモーター、PHO5プロモータ
ー、PGKプロモーター、GAPプロモーター、ADHプロモー
ター、AOX1プロモーター等が挙げられる。酵母への組換
えベクターの導入方法としては、酵母にDNAを導入する
方法であれば特に限定されず、例えばエレクトロポレー
ション法[Becker, D.M. et al.:Methods. Enzymol., 1
94: 182(1990)]、スフェロプラスト法[Hinnen, A. et
al.:Proc. Natl. Acad. Sci., USA, 75: 1929(197
8)]、酢酸リチウム法[Itoh, H.:J. Bacteriol., 153:
163(1983)]等が挙げられる。
S-7、Vero、チャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO細
胞)、マウスL細胞、ラットGH3、ヒトFL細胞などが用い
られる。プロモーターとしてSRαプロモーター、SV40プ
ロモーター、LTRプロモーター、CMVプロモーター等が用
いられ、また、ヒトサイトメガロウイルスの初期遺伝子
プロモーター等を用いてもよい。動物細胞への組換えベ
クターの導入方法としては、例えばエレクトロポレーシ
ョン法、リン酸カルシウム法、リポフェクション法等が
挙げられる。昆虫細胞を宿主とする場合は、Sf9細胞、S
f21細胞などが用いられる。昆虫細胞への組換えベクタ
ーの導入方法としては、例えばリン酸カルシウム法、リ
ポフェクション法、エレクトロポレーション法などが用
いられる。
ダイズするプローブを用いるサザンハイブリダイゼーシ
ョン法によって行うことができる。例えば、酵母細胞の
テロメア長を解析する場合、まず対照の酵母細胞及び被
検酵母細胞からゲノムDNAを抽出する。次いで、得られ
たゲノムDNAを適当な制限酵素(例えば、XhoIなど)で
消化した後、アガロースゲル電気泳動によってDNA断片
を分離する。その後、ナイロン膜上にアルカリ条件下で
転写し、これにテロメア配列に特異的にハイブリダイズ
する標識プローブを適当な条件下でハイブリダイズさせ
る。ここで、プローブとしては、5'-gtgtgtgtgtgtgtgtg
tgt-3'(配列番号13)の配列からなるオリゴヌクレオ
チドが挙げられる。膜を洗浄後、オートラジオグラフィ
ーまたはイメージングプレート(例えば、富士写真フィ
ルム社製BAS2000型)で視覚化し、対照酵母細胞のレー
ンと被検酵母細胞のレーンとを比較することによって、
テロメア長の長短を明らかにすることができる。
疾患の遺伝子治療剤としての応用 真核細胞中の内在性Mre11タンパク質の生理学的活性を
修飾することにより、該細胞中のテロメア長を調節する
ことが可能である。従って、真核細胞中の内在性Mre11
タンパク質の生理学的活性を改変する物質を有効成分と
して含有する薬剤は、テロメア長調節剤及びテロメア長
関連疾患の遺伝子治療剤として有用である。真核細胞中
の内在性Mre11タンパク質の生理学的活性を改変する物
質としては、例えば、Mre11タンパク質をコードするDNA
又はMre11タンパク質のヌクレアーゼドメイン又はC末
端ドメインを改変したタンパク質をコードするDNAを発
現可能な状態で含有してなるDNA構築物などが挙げられ
る。
メイン又はC末端ドメインを改変したタンパク質をコー
ドするDNAを発現可能な状態で含有するDNA構築物は、テ
ロメア長調節剤(例えば、テロメア長調節用試薬)とし
て有用である。すなわち、テロメアを有する染色体を有
する生物由来のあらゆる細胞について、テロメア長を調
節することが可能である。テロメア長の短縮化を促進す
る場合には、Mre11タンパク質又はMre11タンパク質のヌ
クレアーゼドメインを改変したタンパク質をコードする
DNAを発現可能な状態で含有するDNA構築物を細胞内に導
入する。一方、テロメア長を維持若しくは伸長する場合
には、Mre11タンパク質のC末端ドメインを改変したタ
ンパク質をコードするDNAを発現可能な状態で含有するD
NA構築物を細胞内に導入する。
酵母にDNAを導入する方法であれば特に限定されず、例
えばエレクトロポレーション法[Becker, D.M. et al.:
Methods. Enzymol., 194: 182(1990)]、スフェロプラ
スト法[Hinnen, A. et al.:Proc. Natl. Acad. Sci.,
USA, 75: 1929(1978)]、酢酸リチウム法[Itoh, H.:J.
Bacteriol., 153:163(1983)]等が挙げられる。動物細
胞への遺伝子の導入方法としては、例えばエレクトロポ
レーション法、リン酸カルシウム法、リポフェクション
法等が挙げられる。
が関連するあらゆる疾患をいう。例えば、テロメラーゼ
活性が高まることによって染色体のテロメア長の短縮化
が生じない悪性腫瘍(例えば、黒色腫、肝細胞癌、乳
癌、胃癌、脳腫瘍など)や、正常細胞染色体のテロメア
長と比較してテロメア長の短縮化が昂進してる老化性疾
患などが挙げられる。Mre11タンパク質をコードするDNA
又はMre11タンパク質のヌクレアーゼドメイン若しくは
C末端ドメインを改変したタンパク質をコードするDNA
を発現可能な状態で含有するDNA構築物を、テロメア長
関連疾患に対する遺伝子治療剤として使用する場合は、
前記DNA構築物を注射や遺伝子銃等により直接投与する
方法が挙げられる。前記DNA構築物の作製することがで
きるベクターとしては、アデノウイルスベクター、アデ
ノ関連ウイルスベクター、ヘルペスウイルスベクター、
ワクシニアウイルスベクター、レトロウイルスベクター
等が挙げられ、これらのウイルスベクターを用いること
により効率よく、DNAを細胞内に移入することが可能と
なる。また、前記DNA構築物をリポソームなどのリン脂
質小胞に導入し、そのリポソームを投与する方法を採用
してもよい。すなわち、リポソームは、生物的に分解可
能な素材を含む閉鎖小胞であるため、リポソームと本発
明の遺伝子とを混合することにより、リポソーム内部の
水層や脂質二分子層に本発明の遺伝子を保持させる(リ
ポソーム-遺伝子複合体)。次に、該複合体を細胞とと
もに培養すると複合体中の遺伝子が細胞内に取り込まれ
る(リポフェクション法)。そして、得られる細胞を以
下の投与方法で投与すればよい。
は、通常の静脈内、動脈内等の全身投与のほか、上皮組
織(皮膚の表皮)、各種臓器・組織等に局所投与を行う
こともできる。さらに、カテーテル技術、外科的手術等
と組み合わせた投与形態を採用することもできる。本発
明の遺伝子治療剤の投与量は、年齢、性別、症状、投与
経路、投与回数、剤型によって異なるが、通常は、本発
明の遺伝子の重量にすると成人1日あたり0.1〜100mg/bo
dyの範囲が適当である。
明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものでは
ない。
異型酵母Mre11タンパク質をコードするDNA組換えベクタ
ーの調製 (1)Mre11タンパク質をコードするDNAの調製 YEp24酵母-大腸菌シャトルベクターを用いて構築した酵
母DBY939株のゲノミックDNAライブラリー(M. Carlsonに
よって構築)を含有する大腸菌を、アンピシリンを含むL
B寒天培地上に植菌し、得られたコロニーをナイロン膜
状に固着させ、常法に従ってコロニー由来のDNAを膜に
固定した。MRE11タンパク質のN末端側のアミノ酸配列
をコードするDNA配列、及びC末端側のアミノ酸をコー
ドするDNA配列を持つオリゴヌクレオチドをプライマ
ー、出芽酵母野生型株ORD149株のゲノムDNAを鋳型とし
て、PCR反応を行った。得られたDNAを大腸菌ベクターに
クローニングし、この断片を切り出して[32P]-dCTPを用
いて標識した。このプローブを先に作製したナイロン膜
にストリンジェントな条件でハイブリダイズさせ、MRE1
1遺伝子断片を有するコロニーを識別した。このコロニ
ーを単離して、同様のコロニーハイブリダイゼーション
を繰り返し、MRE11遺伝子断片を有する単一クローンを
得た。このプラスミドDNAから制限酵素処理によってMRE
11断片を切り出し、別途大腸菌ベクターにクローニング
し、プラスミドpMRE11trを得た。
NAの調製 上記(1)において得られたMre11タンパク質をコードする
DNAを用い、Hashimoto-Gotohらの方法[Hashimoto-Goto
h,T., et al.:Gene, 152:271-275(1995)]に従って、M
re11タンパク質のC末端ドメインを欠失したタンパク質
(D16A型Mre11タンパク質ともいう)、N末端から16番
目のアスパラギン酸がアラニンに置換されたタンパク質
(DC49型 Mre11タンパク質ともいう)及びMre11タンパ
ク質のC末端ドメインを欠失し且つN末端から16番目の
アスパラギン酸がアラニンに置換されたタンパク質をコ
ードするDNAを調製した。すなわち、16番目のコドンgat
をgct(47番目の塩基をaからc)へ一塩基置換を行ってD
16A変異の導入を行い、また643−644番目のコドンgct a
gtをgcc tagへ変更して終止コドンを導入しDC49型変異
の導入を行った。
パク質をコードするDNAを含む組換えベクターの構築 上記(1)及び(2)において得られたMre11タンパク質及び
変異型Mre11タンパク質をコードするDNA断片を、図1に
示すように、オーレオバシジン耐性遺伝子を含む酵母・
大腸菌シャトルベクターpMAC561aurのADH1プロモーター
とCYC1ターミネーターとの間に存するEcoRI部位に挿入
することにより、酵母内大量発現を可能にするベクター
を構築した。野生型のMre11タンパク質をコードするDNA
を含む組換えベクターをpMACMre11WT、N末端から16番
目のアスパラギン酸がアラニンに置換されたMre11タン
パク質をコードするDNAを含む組換えベクターをpMACMre
11D16A、C末端ドメインの欠失したMre11タンパク質を
コードするDNAを含む組換えベクターをpMACMre11ΔC4
9、N末端から16番目のアスパラギン酸がアラニンに置
換され且つC末端ドメインの欠失したMre11タンパク質
をコードするDNAを含む組換えベクターをpMACMre11D16A
ΔC49と命名した。
質転換 実施例1において得られた組換えベクターを、以下のよ
うにして、フランス・キュリー研究所Alain Nicolas博
士から入手した酵母サッカロマシセス・セレビシエORD1
49株(arg4rv/arg4bg及びtrp1-289/trp1-289対立遺伝子
を有する二倍体)に形質転換した。すなわち、1Mソルビ
トール中で洗浄した酵母株をベクターと混合し、電気穿
孔法によってDNAを細胞内に導入した後、1Mソルビトー
ルを含むトリプトファン欠除寒天最小培地(酵母株はtr
p1遺伝子に変異を有し、ベクターは選択マーカーTRP1遺
伝子を有する)で培養し、プラスミドを有するコロニー
を選択した。これらの酵母株をさらに0.2μg/mlのオー
レオバシジンを含む培地中で培養した。
を、以下のようにして解析した。すなわち、ベクターpM
AC561aurのみを持つ酵母細胞及び実施例2において得ら
れた組換えベクターpMACMre11WT、pMACMre11D16A、pMAC
Mre11ΔC49、pMACMre11D16AΔC49をそれぞれ有する形質
転換酵母細胞を、0.2μg/mlのオーレオバシジンを含む
栄養培地で12#16時間培養し、細胞を回収した。次い
で、常法に従い、細胞からゲノムDNAを抽出し、制限酵
素XhoIで消化後、アガロースゲル電気泳動によってDNA
断片を分離した。アガロースゲル上のDNA断片をナイロ
ン膜上にアルカリ条件下で吸引転写後、膜をChurchらの
方法[Church,G.M.et.al.:Proc. Natl. Acad. S
ci.U.S.A., 81:1991-1995(1984)]に従い、サザンハイ
ブリダイゼーションによって解析した。プローブとして
は5'-gtgtgtgtgtgtgtgtgtgt-3'(配列番号13)の20塩
基からなるオリゴヌクレオチドの5'末端を放射性同位元
素P32で標識したものを用い、50℃で20時間反応した。
洗浄の後、オートラジオグラフィーまたは富士フィルム
のイメージングプレートで視覚化した。
る。前記プローブのハイブリダイズし得る領域は、染色
体の末端のテロメア(Y'タイプ)以外にも染色体の途中
にも存在する(Xタイプ)。Mre11タンパク質をコードす
るDNAを有しないベクターだけを有する酵母に比べ、野
生型Mre11タンパク質を大量発現した場合、およびヌク
レアーゼドメインに変異を持つD16A型Mre11タンパク質
を大量発現した場合では、Xタイプ・Yタイプいずれのテ
ロメア領域においても短縮が見られた(図3)。特にヌ
クレアーゼドメインを変異させたD16A型Mre11タンパク
質を大量発現した酵母の方が、テロメア長の短縮は顕著
であった。これに対し、C末端の領域を欠くDC49型 Mre
11タンパク質を発現させた系ではXタイプ・Yタイプいず
れのテロメア領域においてもテロメア長の伸長が認めら
れた。以上のことより、Mre11タンパク質のC末端ドメ
インを欠失したタンパク質をコードするDNAを細胞に導
入することにより細胞のテロメア長を伸長することがで
き、Mre11タンパク質をコードするDNAを細胞に導入する
ことにより細胞のテロメア長を短縮化することが可能で
あることがわかった。
方法、テロメア長調節剤及びテロメア長関連疾患の遺伝
子治療剤が提供される。
長を示す電気泳動写真である。
生命工学工業技術研究所
生命工学工業技術研究所
生命工学工業技術研究所
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Claims (26)
- 【請求項1】真核細胞中の内在性Mre11タンパク質の生
理学的活性を修飾することを特徴とするテロメア長の調
節方法。 - 【請求項2】内在性Mre11タンパク質の生理学的活性の
修飾が、外来Mre11タンパク質をコードするDNA又は外来
Mre11タンパク質のヌクレアーゼドメイン若しくはC末
端ドメインを改変したタンパク質をコードするDNAを、
該DNAが発現可能な状態で、細胞内に導入することによ
り行われるものである請求項1記載のテロメア長の調節
方法。 - 【請求項3】外来Mre11タンパク質が、以下の(a)又は
(b)のタンパク質である請求項2記載の調節方法。 (a)配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列
を含むタンパク質 (b) 配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列
において1若しくは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは
付加されたアミノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質
の生理学的活性を有するタンパク質 - 【請求項4】外来Mre11タンパク質をコードするDNAが、
以下の(c)又は(d)のDNAである請求項2記載の調節方
法。 (c) 配列番号1又は配列番号3で表される塩基配列を含
むDNA (d) (c)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性を有する
タンパク質をコードするDNA - 【請求項5】外来Mre11タンパク質のヌクレアーゼドメ
インを改変したタンパク質が、以下の(e)又は(f)のタン
パク質である請求項2記載の調節方法。 (e) 配列番号6で表されるアミノ酸配列を含むタンパク
質 (f) 配列番号6で表されるアミノ酸配列において1若し
くは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質の生理学的活性
(ヌクレアーゼ活性を除く)を有するタンパク質 - 【請求項6】外来Mre11タンパク質のヌクレアーゼドメ
インを改変したタンパク質をコードするDNAが、以下の
(g)又は(h)のDNAである請求項2記載の調節方法。 (g) 配列番号5で表される塩基配列を含むDNA (h) (g)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性(ヌクレ
アーゼ活性を除く)を有するタンパク質をコードするDN
A - 【請求項7】外来Mre11タンパク質のC末端ドメインを
改変したタンパク質が、以下の(i)又は(j)のタンパク質
である請求項2記載の調節方法。 (i) 配列番号8で表されるアミノ酸配列を含むタンパク
質 (j) 配列番号8で表されるアミノ酸配列において1若し
くは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質の生理学的活性
(二本鎖DNA結合活性を除く)を有するタンパク質 - 【請求項8】外来Mre11タンパク質のC末端ドメインを
改変したタンパク質をコードするDNAが、以下の(k)又は
(l)のDNAである請求項2記載の調節方法。 (k) 配列番号7で表される塩基配列を含むDNA (l) (k)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性(二本鎖D
NA結合活性を除く)を有するタンパク質をコードするDN
A - 【請求項9】真核細胞中の内在性Mre11タンパク質の生
理学的活性を修飾する物質を有効成分として含有してな
るテロメア長調節剤。 - 【請求項10】内在性Mre11タンパク質の生理学的活性
を修飾する物質が、外来Mre11タンパク質をコードするD
NA又は外来Mre11タンパク質のヌクレアーゼドメイン若
しくはC末端ドメインを改変したタンパク質をコードす
るDNAを発現可能な状態で含有してなるDNA構築物である
請求項9記載のテロメア長調節剤。 - 【請求項11】外来Mre11タンパク質が、以下の(a)又は
(b)のタンパク質である請求項10記載のテロメア長調
節剤。 (a) 配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列
を含むタンパク質 (b) 配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列
において1若しくは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは
付加されたアミノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質
の生理学的活性を有するタンパク質 - 【請求項12】外来Mre11タンパク質をコードするDNA
が、以下の(c)又は(d)のDNAである請求項10記載のテ
ロメア長調節剤。 (c) 配列番号1又は配列番号3で表される塩基配列を含
むDNA (d) (c)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性を有する
タンパク質をコードするDNA - 【請求項13】外来Mre11タンパク質のヌクレアーゼド
メインを改変したタンパク質が、以下の(e)又は(f)のタ
ンパク質である請求項10記載のテロメア長調節剤。 (e) 配列番号6で表されるアミノ酸配列を含むタンパク
質 (f) 配列番号6で表されるアミノ酸配列において1若し
くは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質の生理学的活性
(ヌクレアーゼ活性を除く)を有するタンパク質 - 【請求項14】外来Mre11タンパク質のヌクレアーゼド
メインを改変したタンパク質をコードするDNAが、以下
の(g)又は(h)のDNAである請求項10記載のテロメア長
調節剤。 (g) 配列番号5で表される塩基配列を含むDNA (h) (g)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性(ヌクレ
アーゼ活性を除く)を有するタンパク質をコードするDN
A - 【請求項15】外来Mre11タンパク質のC末端ドメイン
を改変したタンパク質が、以下の(i)又は(j)のタンパク
質である請求項10記載のテロメア長調節剤。 (i) 配列番号8で表されるアミノ酸配列を含むタンパク
質 (j) 配列番号8で表されるアミノ酸配列において1若し
くは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質の生理学的活性
(二本鎖DNA結合活性を除く)を有するタンパク質 - 【請求項16】外来Mre11タンパク質のC末端ドメイン
を改変したタンパク質をコードするDNAが、以下の(k)又
は(l)のDNAである請求項10記載のテロメア長調節剤。 (k) 配列番号7で表される塩基配列を含むDNA (l) (g)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性(二本鎖D
NA結合活性を除く)を有するタンパク質をコードするDN
A - 【請求項17】真核細胞中の内在性Mre11タンパク質の
生理学的活性を修飾する物質を有効成分として含有して
なるテロメア長関連疾患の遺伝子治療剤。 - 【請求項18】内在性Mre11タンパク質の生理学的活性
を修飾する物質が、外来Mre11タンパク質をコードするD
NA又は外来Mre11タンパク質のヌクレアーゼドメイン若
しくはC末端ドメインを改変したタンパク質をコードす
るDNAを発現可能な状態で含有してなるDNA構築物である
請求項17記載の遺伝子治療剤。 - 【請求項19】テロメア長関連疾患が、悪性腫瘍又は細
胞老化性疾患である請求項17記載の遺伝子治療剤。 - 【請求項20】悪性腫瘍が、黒色腫、肝細胞癌、乳癌、
胃癌、脳腫瘍からなる群から選択される少なくとも1つ
である請求項19記載の遺伝子治療剤。 - 【請求項21】外来Mre11タンパク質が、以下の(a)又は
(b)のタンパク質である請求項18記載の遺伝子治療
剤。 (a) 配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列
を含むタンパク質 (b) 配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列
において1若しくは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは
付加されたアミノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質
の生理学的活性を有するタンパク質 - 【請求項22】外来Mre11タンパク質をコードするDNA
が、以下の(c)又は(d)のDNAである請求項18記載の遺
伝子治療剤。 (c) 配列番号1又は配列番号3で表される塩基配列を含
むDNA (d) (c)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性を有する
タンパク質をコードするDNA - 【請求項23】外来Mre11タンパク質のヌクレアーゼド
メインを改変したタンパク質が、以下の(e)又は(f)のタ
ンパク質である請求項18記載の遺伝子治療剤。 (e) 配列番号6で表されるアミノ酸配列を含むタンパク
質 (f) 配列番号6で表されるアミノ酸配列において1若し
くは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質の生理学的活性
(ヌクレアーゼ活性を除く)を有するタンパク質 - 【請求項24】外来Mre11タンパク質のヌクレアーゼド
メインを改変したタンパク質をコードするDNAが、以下
の(g)又は(h)のDNAである請求項18記載の遺伝子治療
剤。 (g) 配列番号5で表される塩基配列を含むDNA (h) (g)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性(ヌクレ
アーゼ活性を除く)を有するタンパク質をコードするDN
A - 【請求項25】外来Mre11タンパク質のC末端ドメイン
を改変したタンパク質が、以下の(i)又は(j)のタンパク
質である請求項18記載の遺伝子治療剤。 (i) 配列番号8で表されるアミノ酸配列を含むタンパク
質 (j) 配列番号8で表されるアミノ酸配列において1若し
くは数個アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列を含み、且つMre11タンパク質の生理学的活性
(二本鎖DNA結合活性を除く)を有するタンパク質 - 【請求項26】外来Mre11タンパク質のC末端ドメイン
を改変したタンパク質をコードするDNAが、以下の(k)又
は(l)のDNAである請求項18記載の遺伝子治療剤。 (k) 配列番号7で表される塩基配列を含むDNA (l) (g)のDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズし、かつMre11タンパク質の生理学的活性(二本鎖D
NA結合活性を除く)を有するタンパク質をコードするDN
A
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