JP2001230468A - 磁気トンネル接合素子及びそれを用いた磁気メモリ - Google Patents

磁気トンネル接合素子及びそれを用いた磁気メモリ

Info

Publication number
JP2001230468A
JP2001230468A JP2000039167A JP2000039167A JP2001230468A JP 2001230468 A JP2001230468 A JP 2001230468A JP 2000039167 A JP2000039167 A JP 2000039167A JP 2000039167 A JP2000039167 A JP 2000039167A JP 2001230468 A JP2001230468 A JP 2001230468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
magnetic
ferromagnetic
ferromagnetic layer
magnetic layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000039167A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Michijima
正司 道嶋
Hidekazu Hayashi
秀和 林
Ryoji Namikata
量二 南方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000039167A priority Critical patent/JP2001230468A/ja
Priority to DE10106860A priority patent/DE10106860A1/de
Priority to US09/785,635 priority patent/US6442064B1/en
Priority to CNB01111942XA priority patent/CN1214473C/zh
Publication of JP2001230468A publication Critical patent/JP2001230468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)
  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の積層して高感度化を図った磁気トンネ
ル接合(MTJ)素子ではメモリ層となる強磁性層の磁
化が面内方向であるため、素子の微細化にともない両端
部の磁極による反磁界の影響が大きくなり、メモリ層の
磁化が不安定になる。 【解決手段】 積層したMTJ素子1のメモリ層となる
強磁性層14の上に閉磁路層15を設け、メモリ層とな
る強磁性層を閉磁路で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気トンネル接合素
子及びそれを用いた磁気メモリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気トンネル接合(MTJ)素子
は、従来の異方性磁気抵抗効果(AMR)素子や巨大磁
気抵抗効果(GMR)素子に比べて大きな出力が得られ
ることから、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)用
再生ヘッドや磁気メモリへの応用が考えられている。
【0003】特に、磁気メモリは、半導体メモリと同じ
く稼動部の無い固体メモリであるが、電源が断たれても
情報を失わない、繰り返し回数が無限回である、放射線
が入射しても記録内容が消失する危険性が無い等、半導
体メモリと比較して有用である。
【0004】このような磁気ヘッドや磁気メモリへの応
用を考えた場合、高い抵抗変化率が重要となる。このよ
うな要請に対し、材料的な観点からの抵抗変化率の改善
は限られていることから、膜構成による出力電圧の向上
が考えられている。
【0005】例えば、特開平11―163436号公報
では複数のMTJ素子を積層することにより、出力電圧
の増加を実現している。
【0006】従来のMTJ素子の構成として、特開平1
1―163436号公報に記載されたものを図7に示
す。
【0007】図7において、MTJ素子は、第1の強磁
性層51、第1の絶縁層52、第2の強磁性層53、第
2の絶縁層54、第3の強磁性層55を積層したもので
ある。ここでは磁気ヘッドへの応用を主目的としている
が、磁気メモリへ応用することも可能である。
【0008】図7の構造のMTJ素子を磁気メモリに使
用する場合は、強磁性層51、強磁性層53及び強磁性
層55の磁化がいずれも膜面内にあり、平行もしくは反
平行となるように実効的な一軸磁気異方性を有していれ
ばよい。
【0009】強磁性層51及び強磁性層55の磁化は反
強磁性層との交換結合などにより実質的に一方向に固定
され、強磁性層53の磁化の方向で記憶を保持する。メ
モリ層となる強磁性層54の磁化が平行もしくは反平行
でMTJ素子の抵抗が異なることを検出することにより
読み出しを行う。図5に示す構造では、磁気トンネル接
合部が二つ直列に接続されていることから、単一の磁気
トンネル接合部を有する従来のMTJ素子に比して略二
倍の出力を得ることができる。
【0010】また、書込みはMTJ素子の近傍に配置し
た電流線が発生する磁界を利用して強磁性層53の磁化
の向きを変えることで実現される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のMTJ素子
では強磁性層51、強磁性層53及び強磁性層55の磁
化が面内方向であるため、両端部には磁極が発生する。
磁気メモリの高密度化を図るにはMTJ素子を微細化す
る必要があるが、素子の微細化にともない両端部の磁極
による反磁界の影響が大きくなる。
【0012】強磁性層51及び55が反強磁性層と交換
結合している場合には、上記の反磁界の影響は少ない。
また、強磁性層51及び55を反強磁性結合する二つの
強磁性層で構成することにより、端部に発生する磁極を
実質的にゼロにすることができる。
【0013】しかしながら、メモリ層となる強磁性層5
3については同様の手法を取ることができないことか
ら、パターンが微細化するに連れて端部磁極の影響によ
り磁化が不安定となり、記憶の保持が困難となる。
【0014】本発明は上記課題を解決するために、パタ
ーンが微細化してもメモリ層に記録された磁化状態が安
定に存在することのできる磁気トンネル接合素子及びそ
れを用いた磁気メモリを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気トンネル接
合素子は、少なくとも第1磁性層、第1絶縁層、第2磁
性層、第2絶縁層、第3磁性層を積層する磁気トンネル
接合素子であって、前記第2磁性層の前記第1絶縁層積
層側または前記第2絶縁層積層側のいずれかに第4磁性
層を設け、前記第2磁性層及び第4磁性層により閉磁路
を構成したことを特徴とする。
【0016】さらに、前記第1磁性層に交換結合する第
1反強磁性層を積層し、前記第3磁性層に交換結合する
第2反強磁性層を積層したことを特徴とする。
【0017】さらに、前記第1反強磁性層と前記第1磁
性層の交換結合の消失する温度と、前記第2反強磁性層
と前記第3磁性層の交換結合の消失する温度が異なるこ
とを特徴とする。
【0018】また、少なくとも前記第1磁性層または第
2磁性層のいずれかを、金属層を介して反強磁性結合す
る2つ以上の強磁性層で構成したことを特徴とする。
【0019】また、前記第4磁性層は、中央部を離間す
るとともに、両端において直接又は第5磁性層を介し
て、前記第2磁性層と接合することを特徴とする。
【0020】さらに、前記2磁性層と第4磁性層の離間
部に少なくとも1つのリード線を設けたことを特徴とす
る。
【0021】また、本発明の磁気メモリは、少なくとも
第1磁性層、第1絶縁層、第2磁性層、第2絶縁層、第
3磁性層を積層し、前記第2磁性層の前記第1絶縁層積
層側または前記第2絶縁層積層側のいずれかに第4磁性
層を設け、前記第2磁性層及び第4磁性層により閉磁路
を構成した磁気トンネル接合素子を用いたことを特徴と
する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図1から
図6を用いて説明する。
【0023】[実施例1]図1に実施例1のMTJ素子
の構成を示す。
【0024】図1において、MTJ素子1は、反強磁性
層11、強磁性層12、絶縁層13、強磁性層14、閉
磁路層(強磁性層)15、絶縁層16、強磁性層17、
反強磁性層18からなる。強磁性層14と閉磁路層(強
磁性層)15は両端部で直接接合し、中央部では離間し
ている。
【0025】図1に示すように、強磁性層14と閉磁路
層(強磁性層)15を積層することにより、強磁性層1
4と閉磁路層(強磁性層)15との磁化は閉ループを構
成するようになり、これにより強磁性層14の端部に磁
極が発生することを回避することができる。
【0026】また、反強磁性層11と強磁性層12、反
強磁性層18と強磁性層17はそれぞれ交換結合し、強
磁性層12、17の磁化の向きは固定されている。
【0027】強磁性層12、14、17及び閉磁路層
(強磁性層)15の材料としては、Fe、Co、Ni或
はこれらの合金を用いることができる。また、反強磁性
層11、18の材料としては、FeMn、NiMn、P
tMn、IrMn等の合金を用いることができる。
【0028】絶縁層13、16としては抵抗変化率の点
からAl23膜が望ましいが、その他の酸化膜、窒化膜
等の絶縁膜も使用できる。また、Si膜、ダイヤモンド
膜、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜等の共有
結合を有する絶縁膜も使用できる。
【0029】MTJ素子1は、強磁性層14と閉磁路層
(強磁性層)15が作る閉ループの磁化方向で記憶を保
持しており、強磁性層14と閉磁路層(強磁性層)15
が作る閉ループの磁化方向と強磁性層12、17との磁
化方向が平行もしくは反平行となることによる抵抗変化
で記憶状態を読み出す。
【0030】このように、強磁性層14と閉磁路層(強
磁性層)15が作る閉ループの磁化方向で記憶を保持し
ていることから、強磁性層12、17の磁化は反強磁性
層11、18との交換結合で互いに逆方向に固定されて
いなければならない。
【0031】このような磁化の配置は、反強磁性層1
1、18に交換結合磁界の消失する温度(ブロッキング
温度)Tbが異なる材料を用いることで実現される。
【0032】例えば、反強磁性層11にPtMn膜を用
い、反強磁性層18にIrMn膜を用いた例で説明す
る。PtMnはAuCuI型の規則相をもつ反強磁性体
であり、そのTb1は380℃である。一方、IrMn
は面心立方構造をもつ反強磁性体であり、そのTb2は
270℃である。
【0033】まず、同一真空中で全ての層(11〜1
8)を形成後に、PtMn膜からなる反強磁性層11を
規則化させるためにある方向に磁界を印加しながら25
0℃で6時間の熱処理を行う。これにより、PtMn膜
(反強磁性層11)は規則化し、そのスピンは印加磁界
方向を向いた強磁性層12の磁化の影響を受けながら冷
却の過程で配列する。その結果発生する交換結合によ
り、強磁性層11は印加磁界方向に固定される。
【0034】次に、Tb1以下かつTb2以上の温度ま
で加熱し、最初とは逆(180°)の方向に磁界を印加
しながら冷却する。これにより、IrMn膜からなる反
強磁性層18のスピンは隣接する逆方向を向いた強磁性
層17の磁化の影響を受けながら冷却の過程で再配列
し、その結果隣接する強磁性層17の磁化は最初の熱処
理とは反平行の方向に固定される。
【0035】この時、PtMn膜からなる反強磁性層1
1と強磁性層12の磁化方向は、Tb1以下であるため
に、影響を受けずにはじめの熱処理後の方向が維持され
る。その結果、強磁性層12と強磁性層17の磁化方向
は反平行となる。
【0036】なお、反強磁性層の材料及び磁化の配向方
法は、上記に限定されるものではなく、Tbが異なる2
つの反強磁性層であればよい。また、磁化の配向方法と
しても磁界中で熱処理する方法以外に、成膜時の磁界方
向を制御する、或いはこれらを組み合わせる等の方法で
も実現できる。また、反強磁性層に不規則合金膜を使用
する場合には、規則合金膜の場合のような規則化のため
の熱処理が必要ないことは明らかである。
【0037】強磁性層12、14、17及び閉磁路層
(強磁性層)15の膜厚は、10Å以上であることが望
ましい。これは膜厚が薄すぎると熱エネルギーの影響で
超常磁性化するためである。
【0038】また、前記絶縁層13、16は3Å以上3
0Å以下であることが望ましい。これは、絶縁層13、
16の膜厚が3Å以下である場合、強磁性層12と強磁
性層14又は閉磁路層15と強磁性層17が電気的にシ
ョートする可能性があり、絶縁層13、16の膜厚が3
0Å以上である場合、電子のトンネルが起きにくく、磁
気抵抗比が小さくなってしまうからである。
【0039】さらに、強磁性層12又は強磁性層17を
2つの強磁性層で構成することにより、端部に実効的に
磁極が生じないようにすることができる。また、3層以
上であっても、構成する強磁性層の膜厚を調整すること
で端部に実効的に磁極が生じないようにすることも可能
である。
【0040】また、本発明のMTJ素子としては、図
2、図3に示すように、強磁性層14と閉磁路層(強磁
性層)15を両端部で強磁性層19、19′を介して接
合し、中央部では離間している構造にすることもでき
る。
【0041】次に、本発明のMTJ素子1をランダムア
クセス可能な磁気メモリ3に用いた場合の概略図を図4
に示す。
【0042】トランジスタ31は読み出し時にMTJ素
子1を選択する役割を有している。“0”、“1”の情
報は図1に示すMTJ素子1の強磁性層14及び閉磁路
層(強磁性層)15の磁化方向によって記録されてお
り、強磁性層12及び強磁性層17の磁化方向は固定さ
れている。強磁性層12と強磁性層14の磁化が平行及
び強磁性層17と閉磁路層(強磁性層)15の磁化が平
行の時は抵抗値が低く、反平行の時は抵抗値が高くなる
磁気抵抗効果を利用して情報を読み出す。一方、書込み
は、ビット線32とワード線33が形成する合成磁界に
よって強磁性層14及び閉磁路層(強磁性層)15の磁
化の向きを反転することで実現される。なお、34はプ
レートラインである。
【0043】図5にビット線32とワード線33の配置
の例を示す。
【0044】図5において、強磁性層14と閉磁路層
(強磁性層)15の中央離間部内にビット線32とワー
ド線33を貫通させることにより、強磁性層14及び閉
磁路層(強磁性層)15の磁化の向きを反転するのに要
する電流値が小さくなり、磁気メモリの消費電力を低減
することができる。
【0045】また、ビット線32とワード線33はとも
に強磁性層14及び閉磁路層(強磁性層)15から電気
的に絶縁されている。
【0046】なお、ビット線及びワード線の配置として
は、図5に制限されることはなく、ビット線とワード線
を同一平面上に設けることも可能である。或いはまた、
両方もしくはどちらか一方の配線をMTJ素子の外部近
傍に設けることも可能であり、プロセスが簡単になる。
【0047】[実施例2]図6は実施例2のMTJ素子
の構成を示す。
【0048】図6において、MTJ素子2は、反強磁性
層21、強磁性層22、絶縁層23、強磁性層24、閉
磁路層(強磁性層)25、絶縁層26、強磁性層27、
反強磁性層28からなる。強磁性層24と閉磁路層(強
磁性層)25は両端部で直接接合し、中央部では離間し
ている。
【0049】図6に示すように、強磁性層24と閉磁路
層(強磁性層)25を積層することにより、強磁性層2
4と閉磁路層(強磁性層)25との磁化は閉ループを構
成するようになり、これにより強磁性層24の端部に磁
極が発生することを回避することができる。
【0050】実施例2のMTJ素子2は実施例1のMT
J素子1と異なり、強磁性層22が、金属層22bを介
して反強磁性結合する2つ強磁性層22aと22cとか
らなり、強磁性層22cは反強磁性層21と交換結合し
ている。また、実施例1同様に、反強磁性層28と強磁
性層27とは交換結合している。
【0051】つまり、強磁性層27は固定層で反強磁性
層28との交換結合で磁化が固定され、強磁性層22c
は反強磁性層21との交換結合で磁化が固定され、更に
強磁性層22aは金属層22bを介して反強磁性結合し
ていることから、強磁性層22cとは逆方向に磁化が固
定されている。
【0052】MTJ素子2は、強磁性層24と閉磁路層
(強磁性層)25が作る閉ループの磁化方向で記憶を保
持し、強磁性層24と閉磁路層(強磁性層)25が作る
閉ループの磁化方向と強磁性層22a、27との磁化方
向が平行もしくは反平行となることによる抵抗変化で記
憶状態を読み出す。
【0053】このように、強磁性層24と閉磁路層(強
磁性層)25が作る閉ループの磁化方向と強磁性層22
a、27との磁化方向が平行もしくは反平行となること
による抵抗変化で記憶状態を読み出すためには、強磁性
層22cの磁化方向は強磁性層27と同じ方向に固定さ
れていなければならない。
【0054】従って、本実施例2によれば、一回の処理
或いは同じ磁界方向で強磁性層22と強磁性層27の磁
化方向を固定することが可能となり、実施例1に比べ、
処理が簡略化できる。
【0055】本実施例2では、強磁性層22を強磁性層
2層で、強磁性層27を単層で構成したが、固定層とな
る2つの層で強磁性層の層数を1層異なるようにすれば
同じ効果を得ることができる。
【0056】また、本実施例2では反強磁性層21と反
強磁性層28に同じ反強磁性材料を用いることもでき
る。
【0057】また、本実施例2では、実施例1(図2お
よび図3)と同様に強磁性層14と強磁性層15を両端
部で他の強磁性層を介して接合し、中央部では離間して
いる構造にすることもできる。
【0058】なお、MTJ素子2はMTJ素子1同様に
磁気メモリに用いることができる。
【0059】上述の実施例1および2においては、MT
J素子部分のみを示したが、実際の素子形成においては
電流供給用の電極、基板、保護層及び密着層等が必要と
なることは明らかである。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高い出
力を持ち、端部磁極の影響を低減できることから、パタ
ーンが微細化されても安定した磁化状態を保持すること
ができ、メモリ層となる強磁性層が閉磁路構造を取るこ
とから、外部漏洩磁界に対して安定となる。
【0061】また、高い出力を持ち、端部磁極の影響を
低減できることから、パターンが微細化されても安定し
た磁化状態を保持することができることにより、より高
い集積度の磁気メモリを実現することができ、磁気メモ
リの消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における構成例を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施例1における他の構成例を示す図
である。
【図3】本発明の実施例1における他の構成例を示す図
である。
【図4】本発明のMTJ素子を用いた磁気メモリの構成
例を示す図である。
【図5】本発明のMTJ素子を用いた磁気メモリのワー
ド線とビット線の配置例を示す図である。
【図6】本発明の実施例2における構成例を示す図であ
る。
【図7】従来のMTJ素子の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1、2: MTJ素子 3:磁気メモリ 11、18、21、28、41、48:反強磁性層 12、14、17、22、22a、22c、24、2
7、42、44、47、51、53、55:強磁性層 13、16、23、26、43、46、52、54:絶
縁層 22b:金属層 15、25、45:閉磁路層 31:トランジスタ 32:ビット線 33:ワード線 34:プレートライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南方 量二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5D034 BA03 BA05 BA15 CA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1磁性層、第1絶縁層、第
    2磁性層、第2絶縁層、第3磁性層を積層する磁気トン
    ネル接合素子であって、 前記第2磁性層の前記第1絶縁層積層側または前記第2
    絶縁層積層側のいずれかに第4磁性層を設け、前記第2
    磁性層及び第4磁性層により閉磁路を構成したことを特
    徴とする磁気トンネル接合素子。
  2. 【請求項2】 前記第1磁性層に交換結合する第1反強
    磁性層を積層し、前記第3磁性層に交換結合する第2反
    強磁性層を積層したことを特徴とする請求項1記載の磁
    気トンネル接合素子。
  3. 【請求項3】 前記第1反強磁性層と前記第1磁性層の
    交換結合の消失する温度と、前記第2反強磁性層と前記
    第3磁性層の交換結合の消失する温度が異なることを特
    徴とする請求項2記載の磁気トンネル接合素子。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記第1磁性層または第2磁
    性層のいずれかを、金属層を介して反強磁性結合する2
    つ以上の強磁性層で構成したことを特徴とする請求項1
    または2記載の磁気トンネル接合素子。
  5. 【請求項5】 前記第4磁性層は、中央部を離間すると
    ともに、両端において直接又は第5磁性層を介して、前
    記第2磁性層と接合することを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の磁気トンネル接合素子。
  6. 【請求項6】 前記2磁性層と第4磁性層の離間部に少
    なくとも1つのリード線を設けたことを特徴とする請求
    項5記載の磁気トンネル接合素子。
  7. 【請求項7】 少なくとも第1磁性層、第1絶縁層、第
    2磁性層、第2絶縁層、第3磁性層を積層し、前記第2
    磁性層の前記第1絶縁層積層側または前記第2絶縁層積
    層側のいずれかに第4磁性層を設け、前記第2磁性層及
    び第4磁性層により閉磁路を構成した磁気トンネル接合
    素子を用いたことを特徴とする磁気メモリ。
JP2000039167A 2000-02-17 2000-02-17 磁気トンネル接合素子及びそれを用いた磁気メモリ Pending JP2001230468A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000039167A JP2001230468A (ja) 2000-02-17 2000-02-17 磁気トンネル接合素子及びそれを用いた磁気メモリ
DE10106860A DE10106860A1 (de) 2000-02-17 2001-02-14 MTJ-Element und Magnetspeicher unter Verwendung eines solchen
US09/785,635 US6442064B1 (en) 2000-02-17 2001-02-17 Magnetic tunnel junction element and magnetic memory using the same
CNB01111942XA CN1214473C (zh) 2000-02-17 2001-02-17 磁隧道结元件和使用它的磁存储器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000039167A JP2001230468A (ja) 2000-02-17 2000-02-17 磁気トンネル接合素子及びそれを用いた磁気メモリ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001230468A true JP2001230468A (ja) 2001-08-24

Family

ID=18562777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000039167A Pending JP2001230468A (ja) 2000-02-17 2000-02-17 磁気トンネル接合素子及びそれを用いた磁気メモリ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001230468A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7227771B2 (en) 2003-03-14 2007-06-05 Tdk Corporation Magnetoresistive effect element and magnetic memory device
US7266011B2 (en) 2002-10-31 2007-09-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Magneto-resistance effect element and magnetic memory
US7295460B2 (en) 2003-03-28 2007-11-13 Tdk Corporation Magnetic memory cell, magnetic memory device, and method of manufacturing magnetic memory device
KR100855573B1 (ko) * 2001-03-09 2008-09-03 삼성전자주식회사 상부 컨덕터 클래딩 방법, 강자성 클래딩 제조 방법 및자기 메모리 장치
WO2010021213A1 (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 日本電気株式会社 磁気抵抗記憶装置
JP2011114151A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 高い交換結合エネルギーを有する交換結合膜、それを用いた磁気抵抗効果ヘッド、磁気センサおよび磁気メモリ、並びにその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100855573B1 (ko) * 2001-03-09 2008-09-03 삼성전자주식회사 상부 컨덕터 클래딩 방법, 강자성 클래딩 제조 방법 및자기 메모리 장치
US7266011B2 (en) 2002-10-31 2007-09-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Magneto-resistance effect element and magnetic memory
US7227771B2 (en) 2003-03-14 2007-06-05 Tdk Corporation Magnetoresistive effect element and magnetic memory device
US7295460B2 (en) 2003-03-28 2007-11-13 Tdk Corporation Magnetic memory cell, magnetic memory device, and method of manufacturing magnetic memory device
WO2010021213A1 (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 日本電気株式会社 磁気抵抗記憶装置
JP2011114151A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 高い交換結合エネルギーを有する交換結合膜、それを用いた磁気抵抗効果ヘッド、磁気センサおよび磁気メモリ、並びにその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8184411B2 (en) MTJ incorporating CoFe/Ni multilayer film with perpendicular magnetic anisotropy for MRAM application
JP5867030B2 (ja) 記憶素子、記憶装置
US7663848B1 (en) Magnetic memories utilizing a magnetic element having an engineered free layer
JP6244617B2 (ja) 記憶素子、記憶装置、磁気ヘッド
JP5373733B2 (ja) 垂直磁化磁性層を有する磁気トンネル接合構造
JP2005535125A (ja) スピントランスファーを利用する磁性素子及び磁性素子を使用するmramデバイス
JP2004179667A (ja) 磁気抵抗効果素子および磁気抵抗効果記憶素子およびデジタル信号を記憶させる方法
EP1543566A2 (en) Thermally stable magnetic element utilizing spin transfer and an mram device using the magnetic element
JP5987613B2 (ja) 記憶素子、記憶装置、磁気ヘッド
WO2014050379A1 (ja) 記憶素子、記憶装置、磁気ヘッド
US6519179B2 (en) Magnetic tunnel junction device, magnetic memory adopting the same, magnetic memory cell and access method of the same
JP2018093059A (ja) スピン流磁化反転素子、磁気抵抗効果素子および磁気メモリ
JP2013115400A (ja) 記憶素子、記憶装置
JP3691898B2 (ja) 磁気抵抗効果素子、磁気情報読み出し方法、及び記録素子
JP2013115399A (ja) 記憶素子、記憶装置
JP2001156358A (ja) 磁気抵抗効果素子および磁気メモリ素子
JP2013115412A (ja) 記憶素子、記憶装置
JP2001266566A (ja) 磁気メモリ素子及びそれを用いた磁気メモリ
JP2001076479A (ja) 磁気メモリ素子
US6442064B1 (en) Magnetic tunnel junction element and magnetic memory using the same
JP2001230468A (ja) 磁気トンネル接合素子及びそれを用いた磁気メモリ
JP2001217479A (ja) 磁気トンネル接合素子及びそれを用いた磁気メモリ
JP2002353417A (ja) 磁気抵抗効果素子および磁気メモリ装置
JP3515940B2 (ja) 磁気トンネル接合素子及びそれを用いた磁気メモリ
JP4136028B2 (ja) 磁性薄膜メモリ素子、それを用いた磁性薄膜メモリ及びその記録再生方法