JP2001230264A - メッキ装置における長尺リードフレーム搬送機構 - Google Patents

メッキ装置における長尺リードフレーム搬送機構

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JP2001230264A
JP2001230264A JP2000037891A JP2000037891A JP2001230264A JP 2001230264 A JP2001230264 A JP 2001230264A JP 2000037891 A JP2000037891 A JP 2000037891A JP 2000037891 A JP2000037891 A JP 2000037891A JP 2001230264 A JP2001230264 A JP 2001230264A
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roller
diameter rollers
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outer peripheral
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Kazumi Kuwabara
一美 桑原
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ARUFU GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長尺リードフレームを、ディプレス形でも、多
ピン化・微細パターン化したものでも、かつ薄くても、
搬送中に滑りが生じず、かつ高い位置決め精度で搬送で
きるようにする。 【解決手段】長尺リードフレームの搬送機構で、少なく
ともメッキ処理槽の後位置に設け、駆動用上部ローラ2
と、その側部に接触状に設けた押えローラ3と、下方に
設けた下部ローラ4とからなり、上部ローラ2は、リー
ドフレーム1の表面を巻き掛けて引っ張る回転駆動用
で、主軸5上で対向するように設けた一対の円板状の大
径ローラ6,6で構成し、押えローラ3は、上記一対の
大径ローラ6,6に対応した一対の小径ローラ10,1
0からなり、リードフレーム1を大径ローラ6,6側へ
押圧可能に加圧手段を備え、かつ下部ローラ4は、上部
ローラ2を経たリードフレーム1がほぼ垂下状に移行す
る下方位置に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッキ装置におけ
る長尺リードフレーム搬送機構に関するものであり、特
にcoil to coilで、コイル状に巻いた長尺
リードフレームを解きながら、連続または間欠的に各処
理槽を移行させてメッキ処理をしていく場合に、該リー
ドフレームを移動させる搬送機構に係るものである。
【0002】
【従来の技術】メッキ装置における長尺リードフレーム
搬送機構は、従来より幾つかのものが存在する。大別す
ると、ローラを用いるものとベルトを用いるものであ
る。 1)ローラを用いるものは、リードフレームを、回動す
る2本のローラ間を通過させて移動させるもので、2本
の円柱状のローラを用いるもの(例えば特公昭55−1
2112号公報の第1図、特開平8−236674号公
報参照)や、ディプレス形リードフレーム用として、リ
ードフレームの幅方向の中央箇所のディプレス部分へ接
触せぬように、ローラにディプレス部分の幅より少し大
きい幅で環状凹溝を形成したローラを用いるもの(例え
ば特開昭59−50553号公報参照)がある。
【0003】2)また搬送ベルトを用いるものも、平ベ
ルトを用いるのが一般的であるが、ディプレス形リード
フレーム用として、同じくディプレス部分への接触を避
けるために、表面に搬送方向に沿った窪みを有するベル
トを用い、押さえローラとの間を通過させて搬送される
もの(例えば特開平6−329294号公報参照)があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のロー
ラを用いるものの内で、円柱状ローラのものは、ディプ
レス形リードフレームの搬送に不向きであることは勿論
であるが、近時の如くリードフレームがますます多ピン
化・微細パターン化し、かつ薄くなってくると回転する
ローラ間で押圧力を受けて通過する際に変形が生じる、
という問題点がある。
【0005】また円柱状ローラを用いるものは、少なく
とも一方が駆動ローラで、他方の押さえローラとの間を
通過することで搬送されるが、対向状に並設した両ロー
ラとリードフレームとの接触は線接触に過ぎず、接触面
積が小さい。そのため、ローラによるリードフレームを
搬送させる力は余り大きくなく、特にリードフレームが
例えば0.1mm以下の薄いものを搬送する場合に、時
として滑りが生じてしまったり、間欠搬送時には位置決
め精度上で問題が生じたりした。
【0006】他方の搬送ベルトを用いるものの内で、平
ベルトを用いるものは、ディプレス形リードフレームの
搬送に不向きであることは勿論であるが、近時の如くリ
ードフレームがますます多ピン化・微細パターン化しか
つ薄くなってくると、該平ベルトと押さえローラとの間
を通過する際に変形が生じてしまう、という問題点があ
った。
【0007】また、搬送方向に沿った窪みを有するベル
トを用いるものでは、該ベルト上を移行するリードフレ
ームと押さえローラとの間は線接触に過ぎない。そのた
め、やはり搬送力はさほど大きいものでなく、特にリー
ドフレームが薄いものでは、時として滑りが生じたり、
間欠搬送時の位置決め精度で問題が生じたりした。
【0008】本発明は、上記従来のメッキ装置における
長尺リードフレーム搬送機構がもつ問題点を解決するこ
とを課題としたものである。即ち本発明の特徴は、シン
プルな構成ながら、ディプレス形リードフレームの搬送
は勿論のこと、近時の如く多ピン化・微細パターン化
し、かつ薄くなっているリードフレームの搬送でも、強
い搬送力によって搬送中に滑りが生じず、かつ高い位置
決め精度で搬送することができる、メッキ装置における
長尺リードフレーム搬送機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】A 本願発明に係るメッ
キ装置における長尺リードフレーム搬送機構の第1のも
のは、長尺リードフレーム1のメッキ装置において、少
なくともメッキ処理槽の後位置に設けるもので、搬送レ
ベルと同一またはそれより上方位置に設けた駆動用上部
ローラ2と、その側部に接触状に設けた押えローラ3
と、下方に設けた下部ローラ4とを有し、上記駆動用上
部ローラ2は、リードフレーム1の表面を巻き掛けて引
っ張る回転駆動用のもので、主軸5上で対向するように
設けた一対の円板状の大径ローラ6,6で構成され、該
一対の大径ローラ6,6は、対向する内側寄り外周面に
リードフレーム1の各側縁部7,7とほぼ同幅の搬送用
外周部8,8を、また各外側寄り外周面に各側端縁をガ
イドする大径のガイド用周縁部9,9を有する形状に
し、押えローラ3は、上記一対の大径ローラ6,6に対
応した一対の小径ローラ10,10からなり、リードフ
レーム1を大径ローラ6,6側へ押圧可能に加圧手段を
備え、かつ上記下部ローラ4は、上記駆動用上部ローラ
2を経たリードフレーム1がほぼ垂下状に移行する下方
位置に設けてなるものである。
【0010】B 本願発明に係るメッキ装置における長
尺リードフレーム搬送機構の第2のものは、長尺リード
フレーム1のメッキ装置において、少なくともメッキ処
理槽の後位置に設けるもので、搬送レベルと同一または
それより上方位置に設けた駆動用上部ローラ2と、その
側部に接触状に設けた押えローラ3と、下方に設けた下
部ローラ4とを有し、上記駆動用上部ローラ2は、リー
ドフレーム1の表面を巻き掛けて引っ張る回転駆動用の
もので、主軸5上で対向するように設けた一対の円板状
の大径ローラ6,6で構成され、該一対の大径ローラ
6,6は、対向する内側寄り外周面にリードフレーム1
の各側縁部7,7とほぼ同幅の搬送用外周部8,8を、
また各外側寄り外周面に各側端縁をガイドする大径のガ
イド用周縁部9,9を有する形状にすると共に、上記一
対の大径ローラ6,6が、リードフレーム1の幅に対応
してその間隔wを調節すべく主軸5上を摺動可能とする
ガイド部材15を有し、押えローラ3は、上記一対の大
径ローラ6,6に対応した一対の小径ローラ10,10
からなり、リードフレーム1を大径ローラ6,6側へ押
圧可能に加圧手段を備え、かつ上記下部ローラ4は、上
記駆動用上部ローラ2を経たリードフレーム1がほぼ垂
下状に移行する下方位置に設けてなるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】上記構成において、長尺リードフ
レーム1とは、コイル状に巻かれた長いもので、それを
解きながら連続または間欠的に各処理槽を移行させ、各
処理後にコイルに巻き取られるcoil to coi
lでメッキ処理をするものである。
【0012】この搬送機構は、メッキ装置の少なくとも
メッキ処理槽(図示略)の後位置に設けるものである
が、その他の処理槽の後位置にも設けてよく、リードフ
レーム1を引っ張って各処理槽を順次に移行させる必要
な箇所に設置すればよい。また通常はリードフレーム1
を複数列で移行させるために、複数列を設けておく。
【0013】該搬送機構は、搬送レベルと同一またはそ
れより上方位置に設けた駆動用上部ローラ2と、その側
周面へ接触状に設けた押えローラ3と、下方に設けた下
部ローラ4とからなる。
【0014】即ち、上記駆動用上部ローラ2は、リード
フレーム1の搬送レベルと同一またはそれより上方位置
に設けてあり、該リードフレーム1を巻き掛けて引っ張
る回転駆動用のものである。該駆動用上部ローラ2は、
主軸5上で対向するように設けた一対の円板状の駆動用
大径ローラ6,6で構成されている。
【0015】上記で主軸5は、駆動装置11に連結され
て回転するが、該主軸5上に上記駆動用上部ローラ2と
しての一対の大径ローラ6,6を対向状に軸装し、同一
方向へ同一速度で回転するようにしてある。駆動装置1
1をサーボモータやステップモータ等とすれば、大径ロ
ーラ6,6を間欠的に回転させることも可能となる。
【0016】上記一対の大径ローラ6,6は円板状のも
ので、対向する内側寄り外周面にリードフレーム1の各
側縁部7,7とほぼ同幅の送り用外周部8,8を有し、
また各外側寄り外周面にリードフレーム1の各側端縁を
ガイドする大径のガイド用周縁部9,9を有する段付き
円板状の形状になっている。
【0017】また上記一対の大径ローラ6,6は、リー
ドフレーム1の幅の広狭に対応してその間隔wを調節す
るため、例えばスプライン嵌合や滑りキーによって、主
軸5上を軸方向へ摺動可能としてある。大径ローラ6,
6の材質は、摩擦係数の大きいものが望ましく、例えば
外周面にシリコンゴムを貼付したものとすればよい。
【0018】上記一対の大径ローラ6,6を主軸5上で
摺動させる手段は、例えば別に設けた駆動装置12で回
動可能なガイド軸15に、両側寄りから逆向きの雄ネジ
部14,14を形成すると共に、そこに各々螺合する雌
ネジ部16,16付きの二股状のガイド部材15,15
を設けておき、該ガイド部材15,15を各ローラ6,
6の外周部に係合させておけばよい(例えば図3参
照)。
【0019】上記押えローラ3は、駆動用上部ローラ2
の一対の大径ローラ6,6の送り用外周部8,8に、リ
ードフレーム1を押圧する一対の円板状の小径ローラ1
0,10からなり、押圧手段としてシリンダやバネ(図
示略)で付勢するようにしてある。該小径ローラ10,
10を設ける位置は、上記一対の大径ローラ6,6の上
部から約90度下った側方位置に設けておくことが望ま
しい。
【0020】上記下部ローラ4は、上記駆動用上部ロー
ラ2の後下方に設けてあり、駆動用上部ローラ2を経た
リードフレーム1がほぼ垂下状に移行する位置に設けて
あるが、該下部ローラ4は、平ベルトを受ける平ローラ
と同様に、外周部が円筒状のものでよい。
【0021】上記メッキ装置における長尺リードフレー
ム搬送機構により、リードフレーム1を搬送する場合は
予め、駆動用上部ローラ2としての一対の大径ローラ
6,6の間隔wを、搬送するリードフレーム1の横幅に
対応して広狭を調節しておく。
【0022】つまり、一対の大径ローラ6,6内側寄り
の送り用外周部8,8が、リードフレーム1の各側縁部
7,7を受け、かつ外側寄りの各ガイド用周縁部9,9
が、リードフレーム1の各側端縁をガイド可能に、間隔
wを調節しておく。
【0023】その調節には、ガイド軸13を別の駆動装
置12で回動させて、その雄ネジ部14,14に螺合す
る雌ネジ部16,16をもつガイド部材15,15を、
該ガイド軸13上で接近または離反させる。該ガイド部
材15,15の二股状部が各大径ローラ6,6の外周部
に係合しているので、各大径ローラ6,6が主軸5上で
摺動し、間隔wが調節されることになる。
【0024】この状態で、例えばメッキ処理槽を経た後
のリードフレーム1を、下向きの表面が駆動用上部ロー
ラ2の一対の大径ローラ6,6の上部外周面に当接する
ように巻き掛け、押えローラ3の一対の小径ローラ1
0,10との間を経た後に、下部ローラ4へ巻き掛け
て、次へ移行するようにしておく。
【0025】後は駆動装置11を駆動させて、主軸5が
回転して駆動用上部ローラ2が回転すると、一対の大径
ローラ6,6に巻き掛けられたリードフレーム1が同様
に回転させられ、引っ張られて移行していくことにな
る。
【0026】上記の場合に、駆動用上部ローラ2は搬送
レベルと同一またはそれより上方位置に設け、その後下
方に下側ローラ4が設けてあるので、リードフレーム1
は一対の大径ローラ6,6の送り用外周部8,8に巻き
掛けられ、押えローラ3の押圧力を受けて大径ローラ
6,6に押圧され、垂直状に降下して下部ローラ4巻き
掛けられて、次へ移行する。
【0027】これで、リードフレーム1は、一対の大径
ローラ6,6の送り用外周部8,8に、角度αにして少
なくとも約90度程度の範囲で巻き掛けられており、該
大径ローラ6,6の送り用外周部8,8との接触面積が
大きいから、厚さが薄いリードフレーム1でもスリップ
が生じることなく、十分な引っ張り力を受けて移行して
いく。
【0028】また、上記主軸5の駆動装置11が、サー
ボモータやステップモータ等の場合に、それを間欠回転
させてもリードフレーム1と大径ローラ6,6の送り用
外周部8,8との間でスリップが生じないから、高い位
置精度で停止させての処理もできるようになる。
【0029】さらにリードフレーム1は、両側縁部7,
7を大径ローラ6,6の各送り用外周部8,8で受けら
れているから、ディプレス形のリードフレーム1に好適
であることは勿論のこと、リードフレーム1表面を下向
きにして移行させた場合に、各リードピン表面の必要な
部分メッキが損傷を受けないし、多ピン化で細いピンも
変形したりすることなく、引っ張り力を受けて移行す
る。
【0030】なお、この搬送機構の上記駆動用の一対の
大径ローラ6,6を、リードフレーム1の横幅の広狭に
対応して、その間隔wを調節可能としてあるから、各種
の横幅のリードフレーム1についても使用可能になって
いる。
【0031】
【実施例】図1ないし図3は、本発明に係るメッキ装置
における長尺リードフレーム搬送機構の実施例を示し、
ここでは上記本発明の第2のものを、リードフレーム1
が一列で搬送される例で示したが、二列以上の場合は平
行状に設ければよい。
【0032】ここでの長尺リードフレームの部分メッキ
装置は、コイル状に巻かれた長尺のリードフレーム1を
解きながら、前処理槽・メッキ処理槽・後処理槽等を通
過させてメッキ処理し、その後にコイル状に巻き取って
いくものである。
【0033】本搬送機構は、ここではメッキ処理槽(図
示略)の後位置に設けた場合を示しているが、前処理槽
や後処理槽の後位置にも設けておいてよい。該搬送機構
は、搬送レベルと同一またはそれより上方位置に設けた
駆動用上部ローラ1と、その側方に設けた押えローラ3
と後下方に設けた押圧用下部ローラ4とを要部としてい
る。
【0034】駆動用上部ローラ2は、リードフレーム1
を巻き掛けて引っ張る回転駆動用のもので、駆動用の主
軸5上で対向するように軸装した一対の大径ローラ6,
6で構成されている。ここで大径とは約450mm程度
にしてある。
【0035】即ち、該一対の大径ローラ6,6は、円板
状のものであるが、対向する内側寄り外周面をリードフ
レーム1の各側縁部7,7とほぼ同幅の送り用外周部
8,8とし、かつ各外側寄り外周部をリードフレーム1
の各側端縁をガイドする大径のガイド用周縁部9,9と
した形状にしてある。各ローラ6,6の材質は、摩擦係
数も大きいものが望ましく、ここでは、外周面をシリコ
ンゴム製としてある。
【0036】上記一対の大径ローラ6,6を主軸5へ軸
装するには、ここではスプライン嵌合させることで、主
軸5の回転で大径ローラ6,6も同方向へ同速で回転す
ると共に、各ローラ6,6間の間隔wを調節可能に同軸
5上を摺動可能としてある。
【0037】上記一対の大径ローラ6,6を主軸5上で
摺動させるには、上記主軸5を中心に上下左右に4本の
ガイド軸13を平行状に横設し、該各ガイド軸13に両
側寄りから逆向きの雄ネジ部14,14を切っておき、
該雄ネジ部14,14に螺合する雌ネジ部16,16付
きの二股状ガイド部材15,15を、各大径ローラ6,
6の外周部に係合させてある。また該4本の各ガイド軸
15,15はタイミングベルト18で連結して、1つの
駆動装置12で同時に回転可能としてある。
【0038】上記押えローラ3は、駆動用上部ローラ2
側周面にリードフレーム1をより確実に当接させるもの
である。ここでは大径ローラ6,6に対応して一対の小
径ローラ10,10を、大径ローラ6,6の上方から約
90度下の側方に各々設けてあり、リードフレーム1を
大径ローラ6,6の送り用外周部8,8へ、加圧手段と
してのシリンダ(図示略)で押圧させてあるが、それに
限らずバネを用いてもよい。ここで小径とは約90mm
程度としてある。
【0039】上記下部ローラ4は、駆動用上部ローラ2
の下後方位置に設けてあり、駆動用上部ローラ2を経た
リードフレーム1がほほ垂下状に移行するように下方位
置に設けて、リードフレーム1と駆動用上部ローラ2と
の接触している範囲が、角度αにして約90度程度の大
きい接触面積になるようにしてある。
【0040】上記メッキ装置における長尺リードフレー
ム搬送機構により、リードフレーム1を搬送すると、一
般的なリードフレームの厚みである0.1乃至0.25
mmのものは勿論のこと、従来難しかった0.07mm
厚のリードフレーム1でも、スリップ無しに各処理槽を
移行させることができた。
【0041】
【発明の効果】以上で明らかな如く、本発明に係るメッ
キ装置における長尺リードフレーム搬送機構は、次のよ
うな効果を奏する。 a)駆動用上部ローラは搬送レベルと同一またはそれよ
り上方位置に設け、その側方に押えローラを設け、かつ
後下方に下側ローラを設けてあるので、リードフレーム
は駆動用大径ローラの上部外周面に巻き掛けられた後、
垂直状に降下して下部ローラ下部外周面に巻き掛けられ
て、次へ移行する。
【0042】そのため、上記リードフレームは、駆動用
大径ローラの送り用外周部に少なくとも約90度程度の
角度で巻き掛けられており、該大径ローラとの接触面積
が大きいから、厚みが薄いリードフレームでもスリップ
することなく、大径ローラによる回動力を十分に受ける
ことになる。これで、該リードフレームは、大きな引っ
張り力を受けて各処理槽を移行することができる。
【0043】b)また、主軸の駆動装置にサーボモータ
やステップモータ等を用いた場合には、駆動用上部ロー
ラを間欠的に回転させられるが、この際もリードフレー
ムは上記の如く大径ローラの送り用外周部と大きい接触
面積で巻き掛けられているから、該リードフレームはス
リップが起きず、高い位置精度で停止させての処理を行
うことができる。
【0044】c)さらに、上記駆動用上部ローラは、同
一軸上の各ローラ内側寄りの搬送用外周部が、リードフ
レームの各側縁部を受ける構造になっているので、ディ
プレス形のリードフレームは勿論のこと、リードフレー
ム表面を下向きにしてメッキ処理したような場合にも、
各リードピン表面の必要な部分メッキや多ピン化されて
細いピンも、損傷や変形を受けずに移行させることがで
きる。
【0045】d)しかも、この搬送機構の上記駆動用上
部ローラの一対の各ローラを、リードフレームの横幅の
広狭に対応して、その間隔を調節可能に軸上を移動可能
としてあるので、各種の横幅のリードフレームを搬送さ
せる場合についても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメッキ装置における長尺リードフ
レーム搬送機構の実施例の概略を示す側面図である。
【図2】本発明に係るメッキ装置における長尺リードフ
レーム搬送機構の他の実施例の概略を示す側面図であ
る。
【図3】本発明に係るメッキ装置における長尺リードフ
レーム搬送機構の実施例の概略を示す正面図である。
【符号の説明】
1−リードフレーム 2−上部ローラ 3−押えローラ 4−下部ローラ 5−主軸 6−大径ローラ 7−側縁部 8−送り用外周部 9−ガイド用周縁部 10−小径ローラ 11−駆動装置 12−駆動装置 14−雄ネジ部 15−ガイド部材 16−雌ネジ部 17−側枠板 18−タイミングベルト α−角度 w−間隔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺リードフレーム1のメッキ装置におい
    て、少なくともメッキ処理槽の後位置に設けるもので、
    搬送レベルと同一またはそれより上方位置に設けた駆動
    用上部ローラ2と、その側部に接触状に設けた押えロー
    ラ3と、下方に設けた下部ローラ4とを有し、 上記駆動用上部ローラ2は、リードフレーム1の表面を
    巻き掛けて引っ張る回転駆動用のもので、主軸5上で対
    向するように設けた一対の円板状の大径ローラ6,6で
    構成され、 該一対の大径ローラ6,6は、対向する内側寄り外周面
    にリードフレーム1の各側縁部7,7とほぼ同幅の搬送
    用外周部8,8を、また各外側寄り外周面に各側端縁を
    ガイドする大径のガイド用周縁部9,9を有する形状に
    し、押えローラ3は、上記一対の大径ローラ6,6に対
    応した一対の小径ローラ10,10からなり、リードフ
    レーム1を大径ローラ6,6側へ押圧可能に加圧手段を
    備え、 かつ上記下部ローラ4は、上記駆動用上部ローラ2を経
    たリードフレーム1がほぼ垂下状に移行する下方位置に
    設けてなる、メッキ装置における長尺リードフレーム搬
    送機構。
  2. 【請求項2】長尺リードフレーム1のメッキ装置におい
    て、少なくともメッキ処理槽の後位置に設けるもので、
    搬送レベルと同一またはそれより上方位置に設けた駆動
    用上部ローラ2と、その側部に接触状に設けた押えロー
    ラ3と、下方に設けた下部ローラ4とを有し、 上記駆動用上部ローラ2は、リードフレーム1の表面を
    巻き掛けて引っ張る回転駆動用のもので、主軸5上で対
    向するように設けた一対の円板状の大径ローラ6,6で
    構成され、 該一対の大径ローラ6,6は、対向する内側寄り外周面
    にリードフレーム1の各側縁部7,7とほぼ同幅の搬送
    用外周部8,8を、また各外側寄り外周面に各側端縁を
    ガイドする大径のガイド用周縁部9,9を有する形状に
    すると共に、 上記一対の大径ローラ6,6が、リードフレーム1の幅
    に対応してその間隔wを調節すべく主軸5上を摺動可能
    とするガイド部材15を有し、 押えローラ3は、上記一対の大径ローラ6,6に対応し
    た一対の小径ローラ10,10からなり、リードフレー
    ム1を大径ローラ6,6側へ押圧可能に加圧手段を備
    え、 かつ上記下部ローラ4は、上記駆動用上部ローラ2を経
    たリードフレーム1がほぼ垂下状に移行する下方位置に
    設けてなる、メッキ装置における長尺リードフレーム搬
    送機構。
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