JP2001230121A - Emi対策用素子およびその実装方法 - Google Patents

Emi対策用素子およびその実装方法

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JP2001230121A
JP2001230121A JP2000041273A JP2000041273A JP2001230121A JP 2001230121 A JP2001230121 A JP 2001230121A JP 2000041273 A JP2000041273 A JP 2000041273A JP 2000041273 A JP2000041273 A JP 2000041273A JP 2001230121 A JP2001230121 A JP 2001230121A
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magnet
sintered body
emi
magnetic
magnetic sintered
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JP2000041273A
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English (en)
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Matsuji Hirawatari
末二 平渡
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号ラインのノイズを除去することができ、
かつ基板に後から自由に表面実装が可能なEMI対策用
素子を得る。 【解決手段】 磁性焼結体1およびマグネット2からな
り、前記磁性焼結体1の一方の平面上に、マグネット2
を固着したEMI対策素子11であって、前記磁性焼結
体1の材質が、イットリウム・鉄・ガーネット系磁性材
料であるEMI対策用素子とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として小型電子
機器等の、高密度実装回路基板に表面実装してEMI対
策を行うのに好適な、EMI対策用素子およびその実装
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化・高周波化により、E
MI対策用素子が重要性を増している。一般的に、信号
ラインに侵入するノイズを除去するために、信号ライン
に対して直列にEMI対策用素子を装着してノイズを遮
断するということが行われている。
【0003】一般に、このような際に用いられるEMI
対策用素子としては、トロイダル形状のコイルから構成
されたものや、印刷積層やシート積層法により磁性体内
部にコイルを埋め込んだ積層型のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来のEMI対策用素子の構成のうちトロイダル
形状のコイルはトロイダル形状のフェライトコア等に導
線を巻回して構成されるために、その形状が大型化する
という欠点がある。
【0005】また、印刷積層やシート積層法により作製
されたものでは、小型化には適しているものの、磁性体
内部に導体コイルを埋め込む必要があり、さらには端子
電極の形成もしなければならなく、どうしても煩雑な工
程が必要であるという問題点があった。
【0006】さらに、前述のようなEMI対策用素子を
信号ラインに実装するには、基板上の電子回路パターン
は、EMI対策用素子を表面実装用として、事前に設計
しなければならない。このように、基板上に後から自由
にEMI対策用の部品を実装することは困難であった。
【0007】従って、本発明の目的は、信号ラインのノ
イズを除去することができ、かつ基板に後から自由に表
面実装が可能なEMI対策用素子およびその実装方法を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明によるEM
I対策用素子は、薄板状の焼結磁性体一方面に一定強度
の磁界を発生するマグネットを固着して磁性体とマグネ
ットの一体型構造の素子を構成し、その前記一体型素子
を高周波信号ライン上に表面実装することで、高周波磁
界の周波数に共鳴して磁性体の損失に応じた吸収が起き
る現象、すなわち静磁波特性を利用して高周波ノイズ除
去を行うものである。
【0009】本発明のEMI対策用素子の効果は、以下
のごとくである。磁性体に一定強度の直流磁界と高周波
磁界が重畳して印加されることで、高周波磁界の周波数
に共鳴して磁性体の損失に応じた吸収が起きる現象、即
ち、静磁波特性を利用して高周波ノイズ除去を行うため
に、薄板状の焼結磁性体表面に一定強度の磁界を発生す
るマグネットを固着することで前記焼結磁性体とマグネ
ットの一体型構造の素子を構成しているものである。
【0010】従って、従来のような、フェライトコア等
に導線を巻回する工程や印刷積層やシート積層法などの
ような煩雑な工程を用いなくてもEMI対策用素子を作
製できる。さらに、基板上の導体配線パターンからなる
信号ラインに表面実装することでノイズの除去が可能な
ため、これまでのように事前に電子回路パターンをEM
I対策用素子に設計する必要がなく、基板上に後から自
由にEMI対策用素子を実装することが可能である。
【0011】即ち、本発明は、磁性焼結体およびマグネ
ットからなるEMI対策用素子であって、前記磁性焼結
体の一方の平面上に、マグネットが固着されるEMI対
策用素子である。
【0012】また、本発明は、磁性焼結体およびマグネ
ットからなり、前記磁性焼結体の一方の平面上に、マグ
ネットを固着したEMI対策素子であって、前記磁性焼
結体の材質が、イットリウム・鉄・ガーネット系磁性材
料とするEMI対策用素子である。
【0013】また、本発明は、磁性焼結体およびマグネ
ットからなり、前記磁性焼結体の一方の平面上に、マグ
ネットを固着したEMI対策素子であって、前記磁性焼
結体の材質が、ニッケル−亜鉛系フェライト系磁性材料
とするEMI対策用素子である。
【0014】また、本発明は、磁性焼結体およびマグネ
ットからなり、前記磁性焼結体の一方の平面上に、マグ
ネットを固着したEMI対策用素子であって、前記磁性
焼結体の材質が、マンガン−亜鉛系フェライト系磁性材
料とするEMI対策用素子である。
【0015】また、本発明は、前記EMI対策用素子の
実装方法であって、前記EMI対策用素子の、マグネッ
トが接着されていない面を、プリント基板の導体配線か
らなる信号ライン上に密着し、表面実装するEMI対策
用素子の実装方法である。
【0016】また、本発明は、前記プリント基板上の信
号ライン上に、前記EMI対策用素子を、接着剤または
両面粘着テープで表面実装することを特徴とするEMI
対策用素子の実装方法である。
【0017】
【実施例】本発明の実施例によるEMI対策用素子およ
びその実装方法について、以下に説明する。
【0018】(実施例1)図1は、本発明による実施例
1のEMI対策用素子である。このEMI対策用素子
は、薄板状の焼結磁性体とマグネットとの一体構造を基
本構成としている。図1において、焼結体1は、その材
質を、イットリウム・鉄・ガーネット系磁性材料とし、
また、マグネット2は、その材質は、フェライト系ある
いは金属系あるいは希土類系のいずれかが選択される。
また、マグネット2の磁化の方向は、図1の例では、マ
グネット2の側面方向としているが、この方向に限るも
のではない。
【0019】上記焼結体1は、一片が4.5mm×3.2
mmで、厚さが0.3mmの薄板状に加工されたもので
あり、また、マグネット2は、サマリウム−コバルト系
希土類磁石が選択され、一片が4.5mm×3.2mmで
あり、厚さは1.0mmとなるように加工された。し
て、上記焼結体1とマグネット2を厚さ方向の面を向か
い合わせた状態でエポキシ系の接着剤を用いて接着を行
ない一体化させた。
【0020】(実施例2)本発明による実施例2のEM
I対策用素子について説明する。構造は、先の図1と同
様であり、薄板状の焼結磁性体とマグネットの一体構を
造基本構成としている。本発明のEMI対策用素子にお
いて、焼結体1は、その材質をニッケル−亜鉛系フェラ
イト系磁性材料としており、また、マグネット2は、そ
の材質は、フェライト系あるいは金属系あるいは希土類
系のいずれかが選択される。
【0021】上記焼結体1は、一片が4.5mm×3.2
mmで、厚さが0.3mmの薄板状に加工されたもので
あり、また、マグネットは、サマリウム−コバルト系希
土類磁石が選択され、一片が4.5mm×3.2mmであ
り、厚さは1.0mmとなるように加工されたものであ
る。そして、上記焼結体1とマグネット2を厚さ方向の
面を向かい合わせた状態でエポキシ系の接着剤を用いて
接着を行ない一体化させた。
【0022】(実施例3)本発明による実施例3のEM
I対策用素子について説明する。構造は、先の図1と同
様であり、薄板状の焼結磁性体とマグネットの一体構を
造基本構成としている。本発明のEMI対策用素子にお
いて、焼結体1は、マンガン−亜鉛系フェライト系磁性
材料としており、また、マグネット2は、その材質は、
フェライト系あるいは金属系あるいは希土類系のいずれ
かが選択される。
【0023】上記焼結体1は、一片が4.5mm×3.2
mmで、厚さが0.3の薄板状に加工されたものであ
り、また、マグネットは、サマリウム−コバルト系希土
類磁石が選択され、一片が4.5mm×3.2mmであ
り、厚さは1.0mmとなるように加工されたものであ
る。そして作製した上記焼結体1とマグネット2を厚さ
方向の面を向かい合わせた状態でエポキシ系の接着剤を
用いて接着を行ない一体化させた。
【0024】(実施例4)本発明の実施例1から実施例
3までのEMI対策用素子の実装方法の説明図を、図2
に示す。ここで、EMI対策用素子11は、先の実施例
にて説明したものであり、前記EMI対策用素子11の
内、マグネット2が接着されていない焼結体の面を、プ
リント基板3の導体配線からなる信号ライン4上に密着
し、表面実装するEMI対策用素子の実装方法である。
なお、前記プリント基板3の信号ライン4上に、前記E
MI対策用素子11を、接着剤または両面粘着テープで
表面実装している。
【0025】表1は、図2で示した実装方法にて、信号
ライン上にEMI対策用素子を固着したときの高周波信
号ラインのインピーダンスをインピーダンスアナライザ
ーHP−4291Aで測定した結果を示したものであ
る。
【0026】
【表1】
【0027】表1より、本発明のEMI対策用素子は、
比較例に比べて、100MHzから1GHzで高いイン
ピーダンスを示していることがわかる。この比較例は、
実施例で示した素子を実装していないときでの信号ライ
ンのインピーダンスを測定したデータである。表1から
わかるように、本発明品のEMI対策用素子を信号ライ
ン上に実装すると良好なノイズ吸収性を有することがわ
かる。
【0028】以上のごとく、本発明によれば、焼結磁性
体とマグネットが一体で構成されたEMI対策用素子
を、基板の信号ライン上に粘着テープを用いて表面実装
することにより、高いインピーダンスが得られノイズ吸
収性に優れたEMI対策用素子が得られることがわか
る。
【0029】また、本発明のEMI対策用素子を用いる
ことでEMI対策用に基板パターンを新たに設計する必
要がなく、基板上に後から自由にEMI対策用素子を実
装することが可能となるEMI対策用素子を提供するも
のである。
【0030】
【発明の効果】以上、本発明によれば、信号ラインのノ
イズを除去することができ、かつ基板に後から自由に表
面実装が可能なEMI対策用素子および実装方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるEMI対策用素子の概観
図。
【図2】本発明の実施例によるEMI対策用素子の実装
方法の説明図。
【符号の説明】
1 焼結体 2 マグネット 3 基板 4 入力信号ライン 11 EMI対策用素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性焼結体およびマグネットからなるE
    MI対策用素子であって、前記磁性焼結体の一方の平面
    上に、マグネットが固着されることを特徴とするEMI
    対策用素子。
  2. 【請求項2】 磁性焼結体およびマグネットからなるE
    MI対策用素子であって、前記磁性焼結体の一方の平面
    上に、マグネットが固着され、また前記磁性焼結体の材
    質が、イットリウム・鉄・ガーネット系磁性材料である
    ことを特徴とする請求項1記載のEMI対策用素子。
  3. 【請求項3】 磁性焼結体およびマグネットからなるE
    MI対策用素子であって、前記磁性焼結体の一方の平面
    上に、マグネットが固着され、また前記磁性焼結体の材
    質が、ニッケル−亜鉛系フェライト系磁性材料であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のEMI対策用素子。
  4. 【請求項4】 磁性焼結体およびマグネットからなるE
    MI対策用素子であって、前記磁性焼結体の一方の平面
    上に、マグネットが固着され、また前記磁性焼結体の材
    質が、マンガン−亜鉛系フェライト系磁性材料であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のEMI対策用素子。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のE
    MI対策用素子の実装方法であって、前記EMI対策用
    素子の、マグネットが接着されていない面を、プリント
    基板の導体配線からなる信号ライン上に密着し、表面実
    装することを特徴とするEMI対策用素子の実装方法。
  6. 【請求項6】 前記プリント基板上の信号ライン上に、
    前記EMI対策用素子を、接着剤または両面粘着テープ
    で表面実装することを特徴とする請求項5記載のEMI
    対策用素子の実装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1291750A2 (en) * 2001-08-31 2003-03-12 Gateway, Inc. Electromagnetic interference reduction system

Cited By (3)

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EP1291750A3 (en) * 2001-08-31 2003-04-02 Gateway, Inc. Electromagnetic interference reduction system
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