JP2001228764A - クリーニングブレード支持構造 - Google Patents

クリーニングブレード支持構造

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JP2001228764A
JP2001228764A JP2000034881A JP2000034881A JP2001228764A JP 2001228764 A JP2001228764 A JP 2001228764A JP 2000034881 A JP2000034881 A JP 2000034881A JP 2000034881 A JP2000034881 A JP 2000034881A JP 2001228764 A JP2001228764 A JP 2001228764A
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compression coil
coil spring
cleaning blade
blade
case
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JP2000034881A
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Yujiro Nomura
雄二郎 野村
Atsunori Kitazawa
淳憲 北澤
Makoto Sato
佐藤  誠
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定したクリーニング特性を得る。 【解決手段】 クリーニングブレード171が固着され
た板金製ブレード支持板174のケース200への組み
込みに先立って圧縮コイルバネ175の基部をセットす
べくケース壁面に設けられたセット部178にセットさ
れた圧縮コイルバネを挟んでブレード支持板の補強部1
74cと反対側において圧縮コイルバネの伸縮を阻害し
ない位置であって圧縮コイルバネの先端部近くの部位を
支持可能な支持部179を設ける。支持部は圧縮コイル
バネの下方に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置におけるクリーニングブレードの支持
構造に関する。特に、いわゆる定圧方式のクリーニング
ブレード支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の定圧方式のクリーニングブレード
支持構造としては、図7〜図9に示すようなものが知ら
れている(特開平11−202713号公報)。図7に
おいて、100は像担持体カートリッジであり、感光体
140等からなる像担持体ユニット101と、この像担
持体ユニット101を保持するカートリッジケース20
0とを備えている。カートリッジケース200には、帯
電手段160と、クリーニング手段170とが組み込ま
れる。この像担持体カートリッジ100は、同図に示す
ように画像形成装置本体に装着され、装着された状態で
は、感光体140の周りに、イエロー用の現像ローラ1
1Y、シアン用の現像ローラ11C、マゼンタ用の現像
ローラ11M、ブラック用の現像ローラ11K、および
中間転写ベルト36が配置された状態となる。画像形成
時には、感光体140が図示矢印方向に回転駆動される
とともに、各現像ローラ11、および中間転写ベルト3
6が回転駆動され、感光体140の外周面が帯電ローラ
160によって一様に帯電され、図示しない露光ユニッ
トからの露光L1で静電潜像が形成され、この潜像が現
像ローラ11で供給されるトナーで現像され、このトナ
ー像が中間転写ベルト36に転写された後に、感光体1
40上に残留しているトナー(残留トナー)がクリーニ
ング手段170によって除去され、その後、除電手段4
1からの除電光L2によって感光体140が除電される
こととなる。
【0003】クリーニング手段170は、図8にその詳
細を示すように、ブレード支持板174と、クリーニン
グブレード171と、圧縮コイルバネ175と、圧縮コ
イルバネ175の基部175bをセットすべくケース壁
面に設けられたセット部178とを有している。ブレー
ド支持板174は、クリーニングブレード171の取付
部174bと、この取付部174bを補強する補強部1
74cとが一体に形成された断面L字型となっており、
補強部174cの両端に一体に形成されたアーム174
a,174a(一方のみ図示)が軸211,211(一
方のみ図示)によってカートリッジケース200の側部
210,210(一方のみ図示)に対して回動可能に取
り付けられている。クリーニングブレード171は、そ
の基部171bがブレード支持板174の取付部174
bに固着され、先端部171aが感光体140に摺接し
て感光体140上に残留している残留トナーTを掻き落
とすようになっている。圧縮コイルバネ175は、ブレ
ード支持板174の取付部174bとケース200の内
壁との間に配置され、ブレード支持板174の取付部1
74bを感光体140側に付勢することでクリーニング
ブレード171を感光体140に向けて押圧している。
ケース200の内壁面には、圧縮コイルバネ175の基
部175bをセットするための凸状のセット部178が
設けられており、このセット部178に圧縮コイルバネ
175の基部175bをセットした後(例えば嵌合させ
た後)、ブレード支持板174およびクリーニングブレ
ード171(すなわちクリーニングブレード171が固
着されたブレード支持板174)が、ケース200への
組み込まれ、その後、帯電手段160がケース200へ
組み込まれる。像担持体ユニット101は、図9にも示
すように、帯電手段160が組み込まれた後に矢印A方
向からケース200に組み込まれ、像担持体ユニット1
01が組み込まれると、圧縮コイルバネ175の付勢力
およびクリーニングブレード171自身の弾性によって
クリーニングブレード171の先端部171aが感光体
140の表面に当接されることとなる。このような、い
わゆる定圧方式のクリーニングブレード支持構造によれ
ば、ブレード171の形状精度やゴム硬度に左右され
ず、ブレード171を圧縮コイルバネ175の作用で感
光体140へ一定圧力で圧接させることができる。ま
た、圧力変動を小さくして感光体140のフィルミング
を防止することができる。なお、ケース200には、ク
リーニングブレード171によって掻き落とされたトナ
ーTを受ける受け部172が形成されており、この受け
部172の底部には、掻き落とされたトナーを搬送する
搬送手段としてのトナー搬送スクリュー173が設けら
れている。また、ブレード支持板174の後端縁部とカ
ートリッジケース200内壁面との間には、フォーム材
からなるシール部材176が設けられており、クリーニ
ングブレード171先端の下方には、すくいシート17
7が設けられている。すくいシート177は、その基部
がカートリッジケース200に固定されており、その先
端縁部が感光体140の表面と摺接して、トナーTの漏
れを防止する。
【0004】ところで、上述したような定圧方式のクリ
ーニングブレード支持構造では、ブレード支持板174
は、その強度を確保するために、通常、板金の折り曲げ
加工による一体成型品で構成され、また、その取付部1
74bはクリーニングブレード171との固着強度を向
上させるために平滑に構成する必要がある。したがっ
て、圧縮コイルバネ175のセット部をブレード支持板
174の取付部174bに形成することはできないため
(セット部を取付部174bに形成すると取付部174
bの平滑度が損なわれるため)、セット部178はケー
ス200側に一体に形成してある。なお、セット部をブ
レード支持板174と別部材で構成して、これを取付部
174bに取り付ける方策も採り得ないではないが、そ
うすると、部品点数が増大し、組立性が低下し、コスト
高となってしまうので望ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクリー
ニングブレード支持構造では、セット部178に圧縮コ
イルバネ175をセットした後、ブレード支持板174
およびクリーニングブレード171をケース200へ組
み込む際に、圧縮コイルバネ175がブレード支持板1
74の取付部174bの裏側に良好に入り込まず、図1
0に示すように、圧縮コイルバネ175の先端部175
aが取付部174bで不適切な方向へ押されるようにし
て曲がった状態となってしまうことがあった。このよう
な状態になると、圧縮コイルバネ175による付勢力が
不安定となり、結果として、クリーニング特性が不安定
となってクリーニング不良や感光体140の感光層の摩
耗による寿命低下を引き起こすという問題があった。
【0006】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、クリーニング特性が安定するクリーニングブレード
支持構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載のクリーニングブレード支持構造は、ケ
ースに回動可能に支持される、クリーニングブレードの
取付部と、この取付部を補強する補強部とが一体に形成
された断面L字型のブレード支持板と、このブレード支
持板の前記取付部に基部が固着され、先端部が像担持体
に摺接して像担持体上に残留している残留トナーを掻き
落とすクリーニングブレードと、前記ブレード支持板の
取付部とケースとの間に配置され、取付部を像担持体側
に付勢することでクリーニングブレードを像担持体に向
けて押圧する圧縮コイルバネと、前記ブレード支持板お
よびクリーニングブレードのケースへの組み込みに先立
って圧縮コイルバネの基部をセットすべくケース壁面に
設けられたセット部と、を備えた構造であって、前記セ
ット部にセットされた圧縮コイルバネを挟んで前記ブレ
ード支持板の補強部と反対側において圧縮コイルバネの
伸縮を阻害しない位置であって圧縮コイルバネの先端部
近くの部位を支持可能な支持部が前記ケースに設けられ
ていることを特徴とする。請求項2記載のクリーニング
ブレード支持構造は、請求項1記載のクリーニングブレ
ード支持構造において、前記支持部は圧縮コイルバネの
下方に配置されていることを特徴とする。
【0008】
【作用効果】請求項1記載のクリーニングブレード支持
構造は、ケースに回動可能に支持される、クリーニング
ブレードの取付部と、この取付部を補強する補強部とが
一体に形成された断面L字型のブレード支持板と、この
ブレード支持板の前記取付部に基部が固着され、先端部
が像担持体に摺接して像担持体上に残留している残留ト
ナーを掻き落とすクリーニングブレードと、前記ブレー
ド支持板の取付部とケースとの間に配置され、取付部を
像担持体側に付勢することでクリーニングブレードを像
担持体に向けて押圧する圧縮コイルバネとを備えている
ので、前述したいわゆる定圧方式のクリーニングブレー
ド支持構造による作用効果が得られる。また、前記ブレ
ード支持板およびクリーニングブレードのケースへの組
み込みに先立って圧縮コイルバネの基部をセットすべく
ケース壁面に設けられたセット部を備えているので、圧
縮コイルバネを予めケース壁面のセット部にセットした
後に、ブレード支持板およびクリーニングブレードをケ
ースへ組み込むことができる。そして、前記ケースに
は、セット部にセットされた圧縮コイルバネを挟んで前
記ブレード支持板の補強部と反対側において圧縮コイル
バネの伸縮を阻害しない位置であって圧縮コイルバネの
先端部近くの部位を支持可能な支持部が設けられている
ので、セット部に圧縮コイルバネをセットした後、ブレ
ード支持板およびクリーニングブレードをケースへ組み
込む際に、仮に、圧縮コイルバネの先端部が取付部で不
適切な方向へ押されようとしても、これが前記支持部の
作用によって防止されることとなる。したがって、圧縮
コイルバネは、ブレード支持板の取付部の裏側に良好に
入り込むこととなるので、圧縮コイルバネによる付勢力
が安定し、結果として、クリーニング特性が安定して、
クリーニング不良や感光体等像担持体の摩耗による寿命
低下が防止されることとなる。なお、前記支持部は、圧
縮コイルバネの伸縮を阻害しない位置を支持可能となっ
ているので、圧縮コイルバネ自体の伸縮作用が阻害され
ることはない。また、ブレード支持板およびクリーニン
グブレードをケースへ組み込む際に、仮に、圧縮コイル
バネの先端部が取付部で前記支持部側と反対側へ押され
ようとしても、これはブレード支持板の補強部に圧縮コ
イルバネの先端部が当接することよって防止されること
となるので、やはり、圧縮コイルバネは、ブレード支持
板の取付部の裏側に良好に入り込んで、圧縮コイルバネ
による付勢力が安定することとなる。請求項2記載のク
リーニングブレード支持構造によれば、請求項1記載の
クリーニングブレード支持構造において、前記支持部が
圧縮コイルバネの下方に配置されているので、圧縮コイ
ルバネを上方からケースに組み込むことができる。した
がって、前記支持部が設けられているにもかかわらず、
圧縮コイルバネの組み込み性が向上することとなる。し
かも、前記支持部は、圧縮コイルバネを組み込む際のガ
イドとしての作用も果たし得るので、組み込み性は一層
向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係るクリー
ニングブレード支持構造の一実施の形態が採用された像
担持体カートリッジ100の一例を示す断面図である。
この図において、前述した従来のものにおける部材ない
し部分に相当する部材ないし部分には同一の符号を付し
てある。この像担持体カートリッジ100は、像担持体
としての感光体140等からなる像担持体ユニット10
1と、この像担持体ユニット101を保持するカートリ
ッジケース200とを備えている。カートリッジケース
200には、帯電手段160と、クリーニング手段17
0とが組み込まれる。
【0010】クリーニング手段170は、図2にその詳
細を示すように、ブレード支持板174と、クリーニン
グブレード171と、圧縮コイルバネ175と、圧縮コ
イルバネ175の基部175bをセットすべくケース壁
面に設けられたセット部178とを有している。
【0011】ブレード支持板174は、クリーニングブ
レード171の取付部174bと、この取付部174b
を補強する補強部174cとが一体に形成された断面L
字型となっており、補強部174cの両端に一体に形成
されたアーム174a,174a(図3参照)が軸21
1,211(図3参照)によってカートリッジケース2
00の側部210,210(図3参照)に対して回動可
能に取り付けられている。ブレード支持板174は、板
金の折り曲げ加工による一体成型品であり、その取付部
174bはクリーニングブレード171との固着(接
着)強度を向上させるために平滑に構成されている。
【0012】クリーニングブレード171は、その基部
171bがブレード支持板174の取付部174bに接
着剤で固着され、先端部171aが感光体140に摺接
して感光体140上に残留している残留トナーTを掻き
落とすようになっている。
【0013】圧縮コイルバネ175は、ブレード支持板
174の取付部174bとケース200の内壁との間に
5本、等間隔で配置され、ブレード支持板174の取付
部174bを感光体140側に付勢することでクリーニ
ングブレード171を感光体140に向けて押圧する。
【0014】図3にも示すように、ケース200の内壁
面には、圧縮コイルバネ175の基部175bをセット
するための凸状のセット部178が設けられており、こ
のセット部178に圧縮コイルバネ175の基部175
bをセットした後、ブレード支持板174およびクリー
ニングブレード171(すなわちクリーニングブレード
171が固着されたブレード支持板174)が、図3矢
印で示すように、ケース200への組み込まれ、その
後、図5および図6に示すように帯電手段160がケー
ス200へ組み込まれる。
【0015】図2〜図4に示すように、ケース200の
内壁には、支持部179が一体に設けられている。支持
部179は、図2に示すように、セット部178にセッ
トされた圧縮コイルバネ175を挟んでブレード支持板
174の補強部174cと反対側において圧縮コイルバ
ネ175の伸縮を阻害しない位置であって圧縮コイルバ
ネ175の先端部175a近くの部位を支持可能となっ
ている。すなわち、図2に明示されるように、支持部1
79は、その先端が圧縮コイルバネ175の先端部17
5aには達しない長さとなっている。支持部179は、
図4に示すように、圧縮コイルバネ175の下方におい
てリブ状に一対設けられている。支持部179におけ
る、圧縮コイルバネ175との対向面179aは、圧縮
コイルバネ175と同心状の円弧面となっている。この
円弧面179aは、圧縮コイルバネ175の軸線方向へ
伸びており、圧縮コイルバネ175をセット部178に
セットする際のガイド面を形成している。
【0016】像担持体ユニット101は、帯電手段16
0が組み込まれた後に図1の矢印A方向からケース20
0に組み込まれ、像担持体ユニット101が組み込まれ
ると、圧縮コイルバネ175の付勢力およびクリーニン
グブレード171自身の弾性によってクリーニングブレ
ード171の先端部171aが感光体140の表面に当
接されることとなる。
【0017】なお、図1において、1721は、クリー
ニングブレード171によって掻き落とされたトナーを
一時的に貯留する貯留部であり、この貯留部1721か
ら溢れたトナーが受け部172で受けられるようになっ
ている。貯留部1721は、すくシート177に一体に
設けられている。
【0018】以上のようなクリーニングブレード支持構
造によれば、次のような作用効果が得られる。 (a)ケース200に回動可能に支持される、クリーニ
ングブレード171の取付部174bと、この取付部1
74bを補強する補強部174cとが一体に形成された
断面L字型のブレード支持板174と、このブレード支
持板174の取付部174bに基部171bが固着さ
れ、先端部171aが像担持体140に摺接して像担持
体140上に残留している残留トナーを掻き落とすクリ
ーニングブレード171と、ブレード支持板174の取
付部174bとケース200との間に配置され、取付部
174bを像担持体140側に付勢することでクリーニ
ングブレード171を像担持体140に向けて押圧する
圧縮コイルバネ175とを備えているので、前述したい
わゆる定圧方式のクリーニングブレード支持構造による
作用効果が得られる。また、ブレード支持板174およ
びクリーニングブレード171のケース200への組み
込みに先立って圧縮コイルバネ175の基部175bを
セットすべくケース壁面に設けられたセット部178を
備えているので、圧縮コイルバネ175を予めケース壁
面のセット部178にセットした後に、ブレード支持板
175およびクリーニングブレード171をケース20
0へ組み込むことができる。そして、ケース200に
は、セット部178にセットされた圧縮コイルバネ17
5を挟んでブレード支持板174の補強部174cと反
対側において圧縮コイルバネ175の伸縮を阻害しない
位置であって圧縮コイルバネ175の先端部175a近
くの部位を支持可能な支持部179が設けられているの
で、セット部178に圧縮コイルバネ175をセットし
た後、ブレード支持板174およびクリーニングブレー
ド171をケース200へ組み込む際に、仮に、圧縮コ
イルバネ175の先端部175aが取付部174bで不
適切な方向へ押されようとしても(図10参照)、これ
が前記支持部179の作用によって防止されることとな
る。すなわち、圧縮コイルバネ175の先端部175a
が取付部174bで不適切な方向へ押されて曲がろうと
しても(図10参照)、圧縮コイルバネ175の先端部
近くが支持部179に当接することとなるので、上記曲
がりが防止されることとなる。したがって、圧縮コイル
バネ175は、ブレード支持板174の取付部174b
の裏側に良好に入り込むこととなるので、圧縮コイルバ
ネ175による付勢力が安定し、結果として、クリーニ
ング特性が安定して、クリーニング不良や感光体等像担
持体140の摩耗による寿命低下が防止されることとな
る。なお、支持部179は、圧縮コイルバネ175の伸
縮を阻害しない位置を支持可能となっている、すなわ
ち、図2に明示されるように圧縮コイルバネ175の先
端部175aには達しない長さとなっているので、圧縮
コイルバネ175自体の伸縮作用が阻害されることはな
い。また、ブレード支持板174およびクリーニングブ
レード171をケース200へ組み込む際に、仮に、圧
縮コイルバネ175の先端部175aが取付部174b
で支持部179側と反対側へ押されようとしても、これ
はブレード支持板174の補強部174cに圧縮コイル
バネ175の先端部175aが当接することよって防止
されることとなるので、やはり、圧縮コイルバネ175
は、ブレード支持板174の取付部174bの裏側に良
好に入り込んで、圧縮コイルバネ175による付勢力が
安定することとなる。 (b)支持部179が圧縮コイルバネ175の下方に配
置されているので、圧縮コイルバネ175を上方からケ
ース200に組み込むことができる。したがって、支持
部179が設けられているにもかかわらず、圧縮コイル
バネ175の組み込み性が向上することとなる。しか
も、支持部179は、圧縮コイルバネ175を組み込む
際のガイドとしての作用も果たすので、組み込み性は一
層向上する。
【0019】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可
能である。例えば、上記の実施の形態では、像担持体の
一例として感光体をあげて説明したが、像担持体はこれ
に限るものではなく、例えば、中間転写体であってもか
まわない。
【0020】
【発明の効果】請求項1、2記載のいずれのクリーニン
グブレード支持構造によっても、クリーニング特性が安
定するという効果が得られる。さらに、請求項2記載の
クリーニングブレード支持構造によれば、圧縮コイルバ
ネの組み込み性が向上するという効果が得られる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリーニングブレード支持構造の
一実施の形態が採用された像担持体カートリッジ100
の一例を示す断面図。
【図2】図1の部分拡大図。
【図3】カートリッジケース200、クリーニングブレ
ード171およびブレード支持板174の正面図。
【図4】セット部178,圧縮コイルバネ175,およ
び支持部179を圧縮コイルバネ175の軸線方向から
みた拡大図。
【図5】カートリッジケース200へのブレード支持板
174および帯電手段160の組み込みを示す正面図。
【図6】像担持体カートリッジ100の部分省略正面
図。
【図7】従来技術の説明図。
【図8】図7の部分拡大図。
【図9】従来技術の説明図。
【図10】従来技術の説明図。
【符号の説明】
100 像担持体カートリッジ 140 感光体(像担持体) 171 クリーニングブレード 171a 先端部 171b 基部 174 ブレード支持板 174b 取付部 174c 補強部 175 圧縮コイルバネ 178 セット部 179 支持部 200 カートリッジケース(ケース)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 誠 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H034 BF06 BF07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに回動可能に支持される、クリー
    ニングブレードの取付部と、この取付部を補強する補強
    部とが一体に形成された断面L字型のブレード支持板
    と、 このブレード支持板の前記取付部に基部が固着され、先
    端部が像担持体に摺接して像担持体上に残留している残
    留トナーを掻き落とすクリーニングブレードと、 前記ブレード支持板の取付部とケースとの間に配置さ
    れ、取付部を像担持体側に付勢することでクリーニング
    ブレードを像担持体に向けて押圧する圧縮コイルバネ
    と、 前記ブレード支持板およびクリーニングブレードのケー
    スへの組み込みに先立って圧縮コイルバネの基部をセッ
    トすべくケース壁面に設けられたセット部と、を備えた
    構造であって、 前記セット部にセットされた圧縮コイルバネを挟んで前
    記ブレード支持板の補強部と反対側において圧縮コイル
    バネの伸縮を阻害しない位置であって圧縮コイルバネの
    先端部近くの部位を支持可能な支持部が前記ケースに設
    けられていることを特徴とするクリーニングブレード支
    持構造。
  2. 【請求項2】 前記支持部は圧縮コイルバネの下方に配
    置されていることを特徴とする請求項1記載のクリーニ
    ングブレード支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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