JP2001228554A - マルチビーム露光装置及びその焦点位置調整方法 - Google Patents

マルチビーム露光装置及びその焦点位置調整方法

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JP2001228554A
JP2001228554A JP2000036526A JP2000036526A JP2001228554A JP 2001228554 A JP2001228554 A JP 2001228554A JP 2000036526 A JP2000036526 A JP 2000036526A JP 2000036526 A JP2000036526 A JP 2000036526A JP 2001228554 A JP2001228554 A JP 2001228554A
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mirror
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beam splitter
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Hiroshi Sunakawa
寛 砂川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレセントリック系の構成を崩すことなく、
かつ重く、かつ大きいレンズを移動させることなく、簡
単な構成で焦点位置の補正を行う。 【解決手段】 第1及び第2のレンズ24、28の途中
に、偏光ビームスプリッタ32と1/4λ板34とで、
主要光路とは別の光路を形成し、第3のレンズ36とミ
ラー38とによって、第2のレンズ28と感光面12A
とのダミー光路を形成し、ミラー38を光軸L2方向に
移動可能とし、ミラー38を感光面12Aの変位量に応
じて移動させ、感光面12Aの変位に応じた焦点位置ず
れを相殺するようにしたため、重く、かつ大きい第2の
レンズ28を移動させることになく、軽く、かつ小さい
ミラー38の移動のみで焦点位置補正を行うことがで
き、アクチュエータを安価で、簡単な構成とすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチビーム光源
を配列した面を、焦点位置を共有した二組のレンズで構
成されるテレセントリック光学系で像担持体面上に結像
させるマルチビーム露光装置及びその焦点位置調整方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】高出力半導体レーザを複数個配列し、そ
れぞれの出射光を結像させる系として、ドラムの周面に
感光材料を巻き付けた状態で、ドラムを高速に回転させ
ながら(主走査)、このドラムの周面の一部に配設され
た光源ユニットをドラムの軸線方向に移動させることに
より(副走査)、感光材料上に画像(潜像)を記録する
露光装置がある。
【0003】上記光源ユニットには、基本的には、高出
力半導体レーザが配設されており、この光源ユニットが
副走査方向へ移動することにより、感光材料には1副走
査ピッチ毎の画像が露光される。
【0004】ここで、画像露光時間の短縮のため、前述
の如く、高出力半導体レーザを副走査方向に複数個配列
し、同時に複数本の主走査が行えるようにした光源ユニ
ットが考えられている(マルチビーム露光装置)。
【0005】これにより、ドラムの1回転で高出力半導
体レーザの数に相当する主走査が可能となる。また、高
出力半導体レーザを用いることによって、ドラムの回転
速度も速くなり、画像露光時間を短縮することができ
る。
【0006】ここで、高出力半導体レーザを用いた光源
ユニットでは焦点深度が浅いので、ドラムが高速回転し
ているとき等で、周面の位置が光軸方向にずれた場合、
このずれが僅かであっても、焦点がぼけた像が結像され
てしまうことになる。
【0007】これを補償するため、ドラム周面(すなわ
ち、感光材料)のずれ量をリアルタイムで検出し、これ
をフィードバックして、光学系(レンズ)を移動させる
ことが考えられる。これにより、焦点位置を補正し、感
光材料上で焦点を結ばせることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記画
像記録装置等の光源ユニットでは、光学系の構成が焦点
位置を共有した二組のレンズで構成されるテレセントリ
ック光学系であり、レンズを移動することで焦点位置を
補正すると、二組のレンズが互いに焦点位置を共有でき
なくなり、テレセントリック系の関係が崩れ、画像位置
が副走査方向にずれることがある。
【0009】また、複数の高出力半導体レーザに対応す
る重く、かつ大きいレンズを高速移動するのは困難であ
り、仮にこれを達成しようとすると、高価なアクチュエ
ータを準備しなければならない。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、テレセントリ
ック系の構成を崩すことなく、かつ重く、かつ大きいレ
ンズを移動させることなく、簡単な構成で焦点位置の補
正を行うことができる画像露光装置及びその焦点位置調
整方法を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、マルチビーム光源を配列した面を、焦点位置を共有
した二組のレンズで構成されるテレセントリック光学系
で像担持体面上に結像させるマルチビーム露光装置であ
って、前記共有された焦点位置に配置されたビームスプ
リッタと、このビームスプリッタで透過又は反射される
光ビームの光路上に配置され、当該光路の光軸方向に移
動可能なミラーと、前記ビームスプリッタから出力され
る光ビームをミラー上に結像させると共に前記二組のレ
ンズ系の内の第1のレンズとの組合わせでテレセントリ
ック光学系を構成する第3のレンズと、当該ミラーで反
射された光ビームを、前記二組のレンズ系の内の第2の
レンズに入射させたときに、前記第2のレンズによる結
像点のデフォーカス量である前記像担持体の光軸方向の
変動量に基づいて、前記ミラーを移動させる移動手段
と、を有している。
【0012】請求項5に記載の発明は、マルチビーム光
源を配列した面を、二組のレンズで構成されるテレセン
トリック光学系で像担持体面上に結像させるマルチビー
ム露光装置において、前記マルチビーム光源からの光ビ
ームの焦点位置が、前記像担持体面上となるように調整
するマルチビーム露光装置の焦点位置調整方法であっ
て、前記二組のレンズ系の内、光束の上流側に配置され
た第1のレンズの後側焦点位置と、光束の下流側に配置
された第2のレンズの前側焦点位置を共有させ、この共
有された焦点位置にビームスプリッタを配置し、このビ
ームスプリッタで透過又は反射された光ビームの光路上
に、前記二組のレンズ系の内の第1のレンズとの組合せ
でテレセントリック光学系を構成する第3のレンズを配
置して、光軸方向に移動可能なミラー面上で結像させ、
当該ミラーで反射され、ビームスプリッタで反射又は透
過した光ビームを、前記二組のレンズ系の内の第2のレ
ンズに入射させ、前記ミラーを移動によって、前記第2
のレンズによる結像点を、前記像担持体の光軸方向の変
動量に追従するように変更する、ことを特徴としてい
る。
【0013】請求項1及び請求項5に記載の発明によれ
ば、マルチビーム光源から出射した光ビームは、テレセ
ントリック光学系を構成する二組のレンズの共有された
焦点位置において、ビームスプリッタによって反射又は
透過し(ここでは、例えば反射した光を適用する)、第
3のレンズによってミラー面に結像する。ここで、第3
のレンズと前記二組のレンズの内の上流側の第1のレン
ズとはテレセントリック光学系を構成しており、前記ミ
ラー面は、疑似的な焦点位置となる。
【0014】このミラーで反射された光は、再度ビーム
スプリッタへ戻り反射又は透過(ここでは、透過した光
を適用する)した光を第2のレンズによって像担持体上
に結像する。
【0015】ここで、像担持体が光軸方向に変位するこ
とがあり、この変位量(デフォーカス量)が時間的に変化
する場合、変位量に応じて焦点位置を補正する必要があ
る。
【0016】そこで、請求項1に記載の発明では、前記
ミラーを光軸方向に移動させることにより対応してい
る。すなわち、ミラーの光軸方向への移動は第1のレン
ズと第2のレンズとの間のテレセントリック光学系の構
成を崩すことなく、第2のレンズの焦点位置を移動する
ことができる。これは、前記ビームスプリッタを第1の
レンズと第2のレンズが共有する焦点位置に配置したこ
とによる。
【0017】また、ミラーを移動するのみであり、重
く、かつ大きいレンズを移動させることがないため、ミ
ラーの移動に高速移動に耐え得る高価なアクチュエータ
が不要であり、簡単な構成で焦点位置の補正が可能とな
る。
【0018】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記マルチビーム光源が半導体レ
ーザと偏波保存性ファイバーとの組み合わせで構成され
ており、前記ビームスプリッタが偏光ビームスプリッタ
と1/4λ板からなることを特徴としている。
【0019】請求項3に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記マルチビーム光源が、多ブロ
ードエリア型半導体レーザであり、前記ビームスプリッ
タが偏光ビームスプリッタと1/4λ板からなることを
特徴としている。
【0020】請求項2及び請求項3に記載の発明によれ
ば、マルチビーム光源として直線偏光の光ビームが出力
される光源では、光量のロスを軽減するべく、偏光ビー
ムスプリッタの適用が可能であり、往路と復路とで1/
4λ板を2回通過させることで偏光を回転することによ
って、同一の偏光ビームスプリッタの偏光面を全透過又
は全反射を使い分け、光ビームを入射方向とは異なる方
向に案内することができる。
【0021】請求項4に記載の発明は、前記マルチビー
ム光源が多モード光ファイバー結合半導体レーザーであ
ることを特徴としている。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、直線偏向
ではない光(ランダム偏光)であるため、請求項2及び
請求項3の如く、偏光ビームスプリッタと1/4λ板と
の組み合わせによる光量ロス抑制はできないが、基の光
源光量が充分であれば、ビームスプリッタによって光量
がロスしても本願の発明の目的である焦点位置の補正は
可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係るマ
ルチビーム光源ユニット10が示されている。このマル
チ光源ユニット10は、感光材料12をドラムの表面に
巻き付け、高速で回転(主走査)させた状態で、前記ド
ラムの軸線に沿って移動(副走査)させることにより、
前記感光材料12へ画像を露光する画像露光装置に適用
されるものであり、後述する光源部14が複数個設けら
れ、複数本の主走査を行うことが可能となっている。
【0024】このマルチビーム光源ユニット10の光源
部14は、複数のブロードエリア型半導体レーザ16
(以下BLD16という)が配列された光源アッセンブ
リ18と、前記BLD16の光ビーム出射側に設けられ
発散光を平行光に変えるパワー持つレンズ20と、で構
成されている。このレンズ20は、焦点距離がfcとさ
れ、当該レンズ20の平行光の出射側の距離fcの位置
(ファーフィールドパターン)にはアパーチャー22が
配設されている。このなアパーチャー22までが光源部
14であり、複数の光ビームが結像光学系を構成する二
組のレンズの内の第1のレンズ24へ入射するようにな
っている。
【0025】第1のレンズ24は、焦点距離がf1とさ
れ、前記アパーチャー22の出射口が前側の焦点位置と
なっている。一方、後側の焦点位置(図1に示す点F)
は、前記第1のレンズ24と共に結像光学系26を構成
する第2のレンズ28の前側の焦点位置でもある。すな
わち、第1のレンズ24と第2のレンズ28とは焦点位
置を共有している。
【0026】第2のレンズ28の焦点距離はf2とさ
れ、後側の焦点位置には、像担持体としての感光材料1
2の感光面が位置している。上記マルチビーム光源ユニ
ット10には、前記光源部14及び結像光学系26の他
に、焦点位置補正光学系30が設けられている。言い換
えれば、この焦点位置補正光学系30を設けるために、
前記光軸L1と光軸L2との互いに直交する関係として
いる。
【0027】前記共有焦点位置Fには、ビームスプリッ
タとしての偏光ビームスプリッタ32が配設されてい
る。前記焦点位置Fはこの偏光ビームスプリッタ32の
対角線上となる透過/反射面32Aの中央に位置する。
【0028】前記光源部14のBLD16は、直線偏向
の光ビームを出射しており、このため、偏光ビームスプ
リッタ32の透過/反射面32Aにおいて、全ての光が
透過又は反射(本実施の形態では反射)する。この反射
方向は、前記第2のレンズ28が配設された方向と反対
側の方向(光軸L2が共通)となっている。この方向の
前記偏光ビームスプリッタ32に接近した位置には1/
4λ板34が設けられており、第1のレンズ24からの
入射し、偏光ビームスプリッタ32によって反射した光
ビームは、この1/4λ板34によって、円偏光になる
ようになっている。
【0029】1/4λ板34の光ビーム出射側には、第
3のレンズ36が配設されている。この第3のレンズ3
6は焦点距離はf3である。ここで、第3のレンズ36
の前側(偏光ビームスプリッタ32側)の焦点位置は、
前記点Fであり、第1のレンズ24との間で、テレセン
トリック光学系を構成することになる。すなわち、第3
のレンズ36は、第2のレンズ28と同様の関係となっ
ており、第2のレンズ28の代用として利用している。
【0030】第3のレンズ36が第2のレンズ28の代
用として考えると、この第3のレンズ36における後側
の焦点位置が、第2のレンズ28に対する感光面とな
る。この感光面に相当する位置にはミラー38が配設さ
れている。ミラー28には、全ての光ビームが垂直入射
されることになる。
【0031】ミラー38によって反射された光ビーム
は、1/4λ板34を再度通過するため、結果として光
軸L1上の光ビームに対し偏光方向が90°回転した光
ビームとなり、偏光ビームスプリッタ32の透過/反射
面32Aを全透過して、第2のレンズ28方向へ案内さ
れ、感光面12Aに結像されるようになっている。
【0032】ミラー38は、前記感光面12Aに相当す
る位置を基準として、図示しないアクチェータにより光
軸L2方向に移動可能となっている。すなわち、図1の
実線で示した感光面12Aに相当する位置が、実線で示
すミラー38の位置であり、感光面12Aが光軸L2方
向に移動すると、この移動量に応じてミラー38が光軸
L2方向に移動するようになっている。この結果、感光
面12Aが図1の破線位置に変位した場合には、ミラー
38を図1の破線位置に移動させることによって、変位
した破線位置を結像位置とすることが可能となってい
る。すなわち、感光面12Aの変位量をリアルタイムで
検出し、この検出した変位量情報に基づいてアクチュエ
ータを制御することによって感光面12Aの変位に拘ら
ず、常に感光面12A上を結像位置とすることができ
る。なお、感光面12Aの変位量とミラー38の補正移
動量との関係は、第2のレンズ28と第3のレンズ36
との焦点距離の関係に依存し、ミラー38の補正量を
M、感光面12Aの変位量をΔK、第2のレンズ28の
焦点距離をf2、第3の焦点距離36をf3とすると、
以下の関係の式で表すことができる。
【0033】 M=(1/2)・ΔK(f3/f2)2・・・(1) 以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0034】光源部14から出射した複数の光ビームそ
れぞれ光軸L1(互いに平行)で第1のレンズ24に入
射する。この第1のレンズ24によって平行光となった
光ビームは、偏光ビームスプリッタ32の透過/反射面
32Aに入射する。この透過/反射面32Aの中央の位
置(図1の点F)は、前記第1のレンズ24の焦点位置
である。
【0035】光ビームは直線偏向光であるため、透過/
反射面32Aによって全反射され、光軸L2に沿って1
/4λ板34を通過(1/4偏光)し、第3のレンズ3
6へ入射する。この第3のレンズ36は、第2のレンズ
28のダミーであり、第2のレンズ28と同様に、前記
点Fを焦点位置としている。
【0036】また、第3のレンズ36の後側の焦点位置
にはミラー38が配置されているため、光ビームは反射
され、光軸L2に沿って1/4λ板を通過し、偏光ビー
ムスプリッタ32の透過/反射面32Aに戻ってくる。
このとき、光ビームは偏光方向が90°回転しているた
め、偏光ビームスプリッタ32の透過/反射面32Aを
全透過し、第2のレンズ28へ入射する。この場合、感
光面12Aが基準となる位置にある場合には、第1のレ
ンズ24から点Fを通過し、第2のレンズ28へ入射す
る光路と全く同じであるため、第2のレンズ28から出
射した光ビームは、感光面12Aに対して垂直入射する
と共に、感光面12A上が焦点位置となる。
【0037】ここで、感光面12Aが光軸L2に沿って
変位すると、感光面12A上に焦点を結ばなくなり、ス
ポット径が大きくなったり変形したりする。そこで、本
実施の形態では、この変位量に応じてミラー38を光軸
L2方向に移動させる。このミラー38の移動により、
第3のレンズ36による焦点位置がミラー38からずれ
るが、このずれ分が前記感光面12Aの変位による焦点
位置のずれ分を相殺し、結果として変位した感光面12
A上に結像することになる。
【0038】すなわち、図1において感光面12Aが基
準位置である実線位置にあるときは、ミラー38も基準
位置である実線位置に位置決めされている。この状態
で、感光面12Aが破線位置に変位すると、公知の手段
によりこの変位量を検知して変位量に応じてミラー38
も破線位置まで移動させる。この移動によって、ミラー
38上の結像点としては焦点がずれることになるが、そ
の分がちょうど感光面12Aの変位量となるため、変位
した感光面12A上に焦点位置が移動する。
【0039】このように、第1のレンズ24と第2のレ
ンズ28とで構成される結像光学系26の途中(光路と
しての第1のレンズ24と第2のレンズ28との間)
に、偏光ビームスプリッタ32と1/4λ板34とで、
主要光路とは別の光路を形成し、第3のレンズ36とミ
ラー38とによって、第2のレンズ28と感光面12A
とのダミー光路を形成し、ミラー38をアクチェータに
よって光軸L2方向に移動可能とし、ミラー38を感光
面12Aの変位量に応じて移動させ、感光面12Aの変
位に応じた焦点位置ずれをミラー38の移動によって相
殺するようにしたため、重く、かつ大きい第2のレンズ
28を移動させることになく、軽く、かつ小さいミラー
38の移動のみで焦点位置補正を行うことができ、アク
チュエータを安価で、簡単な構成とすることができる。
また、第2のレンズ28を移動することがないため、第
1のレンズ24との間でのテレセントリック光学系の構
成が崩れることがなく、光ビームを感光面12Aに常に
垂直入射させることができる。
【0040】なお、本実施の形態では、光源部としてB
LD16を用い、このBLD16が直線偏光の光を出射
することを利用して、偏光ビームスプリッタ32及び1
/4λ板34の組み合わせで光量ロスがほとんどない構
成としたが、このような直線偏光の光を出射する光源で
あれば上記BLDに限られるものではなく、例えば、半
導体レーザと、偏波保存性ファイバーとの組み合わせを
適用してもよい。
【0041】また、直線偏光を出射する光以外の光源で
も本発明の目的は達成することは可能である。すなわ
ち、図2に示される如くマルチモード光ファイバー結合
半導体レーザ40を光源として適用し、その光出力端が
配置された光源部44の場合、このマルチモード光ファ
イバー結合半導体レーザ40がランダム偏光であるた
め、ビームスプリッタ46を適用すればよい。この場
合、透過/反射面46Aにおいて光量を1/2ロスする
ため、結果として1/4の光量が感光面12Aに到達す
ることになるが、光源としてのマルチモード光ファイバ
ー結合半導体レーザ40の出力が大きければ全く問題は
ない。なお、このような構成とする場合には、不要な光
が感光面12Aへ届かないように光を吸収するような部
材や確実の感光面12Aには届かない方向に反射させる
部材等を組み付けることが好ましい。
【0042】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像露光
装置及びその焦点位置調整方法は、テレセントリック系
の構成を崩すことなく、かつ重く、かつ大きいレンズを
移動させることなく、簡単な構成で焦点位置の補正を行
うことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るマルチビーム光源ユニット
の概略構成図である。
【図2】変形例に係るマルチビーム光源ユニットの概略
構成図である。
【符号の説明】
10 マルチビーム光源ユニット 12 感光材料 12A 感光面 14 光源部 16 ブロードエリア型半導体レーザ(BLD) 18 光源アッセンブリ 24 第1のレンズ 26 結像光学系 28 第2のレンズ 32 偏光ビームスプリッタ 34 1/4λ板 36 第3のレンズ 38 ミラー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチビーム光源を配列した面を、焦点
    位置を共有した二組のレンズで構成されるテレセントリ
    ック光学系で像担持体面上に結像させるマルチビーム露
    光装置であって、 前記共有された焦点位置に配置されたビームスプリッタ
    と、 このビームスプリッタで透過又は反射される光ビームの
    光路上に配置され、当該光路の光軸方向に移動可能なミ
    ラーと、 前記ビームスプリッタから出力される光ビームをミラー
    上に結像させると共に前記二組のレンズ系の内の第1の
    レンズとの組合わせでテレセントリック光学系を構成す
    る第3のレンズと、 当該ミラーで反射された光ビームを、前記二組のレンズ
    系の内の第2のレンズに入射させたときに、前記第2の
    レンズによる結像点のデフォーカス量である前記像担持
    体の光軸方向の変動量に基づいて、前記ミラーを移動さ
    せる移動手段と、を有するマルチビーム露光装置。
  2. 【請求項2】 前記マルチビーム光源が半導体レーザと
    偏波保存性ファイバーとの組み合わせで構成されてお
    り、前記ビームスプリッタが偏光ビームスプリッタと1
    /4λ板からなることを特徴とする請求項1記載のマル
    チビーム露光装置。
  3. 【請求項3】 前記マルチビーム光源が、多ブロードエ
    リア型半導体レーザであり、前記ビームスプリッタが偏
    光ビームスプリッタと1/4λ板からなることを特徴と
    する請求項1記載のマルチビーム露光装置。
  4. 【請求項4】 前記マルチビーム光源が多モード光ファ
    イバー結合半導体レーザーであることを特徴とする請求
    項1記載のマルチビーム露光装置。
  5. 【請求項5】 マルチビーム光源を配列した面を、二組
    のレンズで構成されるテレセントリック光学系で像担持
    体面上に結像させるマルチビーム露光装置において、前
    記マルチビーム光源からの光ビームの焦点位置が、前記
    像担持体面上となるように調整するマルチビーム露光装
    置の焦点位置調整方法であって、 前記二組のレンズ系の内、上流側に配置された第1のレ
    ンズの後側焦点位置と、下流側に配置された第2のレン
    ズの前側焦点位置を共有させ、 この共有された焦点位置にビームスプリッタを配置し、 このビームスプリッタで透過又は反射された光ビームの
    光路上に、前記二組のレンズ系の内の第1のレンズとの
    組合せでテレセントリック光学系を構成する第3のレン
    ズを配置して、光軸方向に移動可能なミラー面上で結像
    させ、 当該ミラーで反射され、ビームスプリッタで反射又は透
    過した光ビームを、前記二組のレンズ系の内の第2のレ
    ンズに入射させ、 前記ミラーを移動によって、前記第2のレンズによる結
    像点を、前記像担持体の光軸方向の変動量に追従するよ
    うに変更する、ことを特徴としたマルチビーム露光装置
    の焦点位置調整方法。
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