JP2001228019A - ランプユニット取付照度計のゲイン調整作業装置 - Google Patents
ランプユニット取付照度計のゲイン調整作業装置Info
- Publication number
- JP2001228019A JP2001228019A JP2000041491A JP2000041491A JP2001228019A JP 2001228019 A JP2001228019 A JP 2001228019A JP 2000041491 A JP2000041491 A JP 2000041491A JP 2000041491 A JP2000041491 A JP 2000041491A JP 2001228019 A JP2001228019 A JP 2001228019A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- illuminometer
- aging
- lamp unit
- gain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エージング時間を短縮する。
【解決手段】 ゲイン調整作業装置の蓋に受光センサ4
3を5個取り付ける。受光センサ43は紫外線ランプ1
6の照度を測定する。エージング終了判定部45は受光
センサ43からの信号に基づく照度分布が基準値を越え
たか否かを判定する。基準値を越えない場合には、エー
ジングを継続する信号をコントローラ32に送る。基準
値を越えた場合には、エージングを終了する信号をコン
トローラ32に送る。各紫外線ランプ16の特性に応じ
た適切な時間でエージングができる。
3を5個取り付ける。受光センサ43は紫外線ランプ1
6の照度を測定する。エージング終了判定部45は受光
センサ43からの信号に基づく照度分布が基準値を越え
たか否かを判定する。基準値を越えない場合には、エー
ジングを継続する信号をコントローラ32に送る。基準
値を越えた場合には、エージングを終了する信号をコン
トローラ32に送る。各紫外線ランプ16の特性に応じ
た適切な時間でエージングができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照度計付きランプ
ユニットの製造・検査工程において、照度計のゲイン調
整をするために用いられる作業装置に関するものであ
る。
ユニットの製造・検査工程において、照度計のゲイン調
整をするために用いられる作業装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ランプユニットは、ランプとこのランプ
を保持するランプホルダと、ランプの背後に配置された
リフレクタ等から構成されている。このランプユニット
は、カラー感熱発色プリンタの定着装置、複写機の原稿
照明装置等に利用されている。また、照度調整が必要な
場合には、ランプユニットに照度計が取り付けられてい
る。
を保持するランプホルダと、ランプの背後に配置された
リフレクタ等から構成されている。このランプユニット
は、カラー感熱発色プリンタの定着装置、複写機の原稿
照明装置等に利用されている。また、照度調整が必要な
場合には、ランプユニットに照度計が取り付けられてい
る。
【0003】この照度計は、ランプユニットの組み立て
・調整工程において、正確な照度測定ができるように、
照度計のゲイン調整がなされる。照度計のゲイン調整
は、エージング工程とゲイン調整工程との2つの作業工
程で行われる。エージング工程は、ランプの配光特性を
均一にするためのものである。配光特性を均一にする方
法として、ランプユニットの配光が均一になる時間を求
める実験を行い、この実験で得た時間データにより管理
するものがある。そして、エージング工程では、照度計
が付いているどのランプユニットの配光も確実に、均一
になるように実験から得られた最長の時間データ、又は
これよりもわずかに長い時間データを設定している。ゲ
イン調整工程は、基準照度計を参照してランプを所定の
強度に発光させ、この発光状態で照度計に接続された電
圧計が所定値を表示するように、照度計のアンプのゲイ
ンを手動で調整する。
・調整工程において、正確な照度測定ができるように、
照度計のゲイン調整がなされる。照度計のゲイン調整
は、エージング工程とゲイン調整工程との2つの作業工
程で行われる。エージング工程は、ランプの配光特性を
均一にするためのものである。配光特性を均一にする方
法として、ランプユニットの配光が均一になる時間を求
める実験を行い、この実験で得た時間データにより管理
するものがある。そして、エージング工程では、照度計
が付いているどのランプユニットの配光も確実に、均一
になるように実験から得られた最長の時間データ、又は
これよりもわずかに長い時間データを設定している。ゲ
イン調整工程は、基準照度計を参照してランプを所定の
強度に発光させ、この発光状態で照度計に接続された電
圧計が所定値を表示するように、照度計のアンプのゲイ
ンを手動で調整する。
【0004】また、本出願人は特開平10−90056
号公報において、複数のアームを放射状に設けた回転体
を有するランプユニット取付照度計のゲイン調整作業装
置を提案している。このランプユニット取り付け照度計
のゲイン調整作業装置によれば、エージングからゲイン
調整作業へ連続的に移行させて、エージング及び照度計
のゲイン調整を効率よく行うことができる。
号公報において、複数のアームを放射状に設けた回転体
を有するランプユニット取付照度計のゲイン調整作業装
置を提案している。このランプユニット取り付け照度計
のゲイン調整作業装置によれば、エージングからゲイン
調整作業へ連続的に移行させて、エージング及び照度計
のゲイン調整を効率よく行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各ラン
プによって配光特性が均一になるまでの時間は様々で、
ランプによっては最長の時間は必要ないものもあり、上
記の照度計のゲイン調整装置では効率のよいゲイン調整
を行えないという問題がある。
プによって配光特性が均一になるまでの時間は様々で、
ランプによっては最長の時間は必要ないものもあり、上
記の照度計のゲイン調整装置では効率のよいゲイン調整
を行えないという問題がある。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であり、個々のランプに対して効率よくエージングを行
うことができるようにしたランプユニット取付照度計の
ゲイン調整作業装置を提供することを目的とする。
であり、個々のランプに対して効率よくエージングを行
うことができるようにしたランプユニット取付照度計の
ゲイン調整作業装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、ランプユニットに取り付
けられた照度計のゲインを調整するためのランプユニッ
ト取付照度計のゲイン調整作業装置において、前記ラン
プユニットのランプの照度を測定する基準照度計と、前
記ランプユニットのランプを点灯してランプ管壁を温め
るためのエージングを行うとともに、エージングが完了
した後に前記基準照度計の出力に基づきランプの発光強
度を一定に調整するランプ駆動手段と、前記ランプユニ
ット取付照度計に接続され、ランプユニット内のランプ
の照度に応じた数値を表示して、この数値が所定値とな
るようにこの照度計のゲインを手動調整する際に用いら
れる電圧表示手段と、前記ランプの照度又は管壁温度を
複数の測定ポイントで測定し、これらの測定ポイントに
よる測定結果に基づきエージング完了を検出し、このエ
ージング完了に基づき前記ランプ駆動手段をエージング
状態からランプの発光強度を一定に調整する状態に切り
換える制御手段とを備えたものである。
に、請求項1記載の発明では、ランプユニットに取り付
けられた照度計のゲインを調整するためのランプユニッ
ト取付照度計のゲイン調整作業装置において、前記ラン
プユニットのランプの照度を測定する基準照度計と、前
記ランプユニットのランプを点灯してランプ管壁を温め
るためのエージングを行うとともに、エージングが完了
した後に前記基準照度計の出力に基づきランプの発光強
度を一定に調整するランプ駆動手段と、前記ランプユニ
ット取付照度計に接続され、ランプユニット内のランプ
の照度に応じた数値を表示して、この数値が所定値とな
るようにこの照度計のゲインを手動調整する際に用いら
れる電圧表示手段と、前記ランプの照度又は管壁温度を
複数の測定ポイントで測定し、これらの測定ポイントに
よる測定結果に基づきエージング完了を検出し、このエ
ージング完了に基づき前記ランプ駆動手段をエージング
状態からランプの発光強度を一定に調整する状態に切り
換える制御手段とを備えたものである。
【0008】なお、前記制御手段は、前記各測定ポイン
トにおける測定結果が一定値を超えたときにエージング
完了を検出することが好ましい。また、制御手段はエー
ジング完了を知らせるアラームを発することが好まし
い。
トにおける測定結果が一定値を超えたときにエージング
完了を検出することが好ましい。また、制御手段はエー
ジング完了を知らせるアラームを発することが好まし
い。
【0009】前記基準照度計は複数の受光センサを備
え、この複数の受光センサの出力に基づきエージング完
了を検出することが好ましい。また、前記基準照度計を
1個設け、この基準照度計を前記ランプの複数箇所を測
定するように移動させる照度計移動手段、又はこの基準
照度計に前記ランプの複数箇所からの光を選択的に案内
する導光手段を設けてもよい。また、前記ランプユニッ
トを載せる台と、この台上のランプユニットを覆う閉じ
位置、及びランプユニットの出し入れを可能にする開き
位置の間で変位する蓋部材とを備え、前記蓋部材に前記
基準照度計を設けることが好ましい。
え、この複数の受光センサの出力に基づきエージング完
了を検出することが好ましい。また、前記基準照度計を
1個設け、この基準照度計を前記ランプの複数箇所を測
定するように移動させる照度計移動手段、又はこの基準
照度計に前記ランプの複数箇所からの光を選択的に案内
する導光手段を設けてもよい。また、前記ランプユニッ
トを載せる台と、この台上のランプユニットを覆う閉じ
位置、及びランプユニットの出し入れを可能にする開き
位置の間で変位する蓋部材とを備え、前記蓋部材に前記
基準照度計を設けることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、照度計10が取り付けら
れたランプユニット11を示しており、このランプユニ
ット11は図2及び図3に示すような本発明を実施した
ゲイン調整作業装置12により、その取付照度計10の
ゲイン調整が行われる。
れたランプユニット11を示しており、このランプユニ
ット11は図2及び図3に示すような本発明を実施した
ゲイン調整作業装置12により、その取付照度計10の
ゲイン調整が行われる。
【0011】図1に示すように、ランプユニット11
は、プリント基板13と、取付フレーム14と、リフレ
クタ15と、2本の紫外線ランプ16,17とから構成
されており、取付フレーム14には照度計10が取り付
けられている。このランプユニット11は、カラー感熱
プリンタの定着ランプとして用いられる。このため、プ
リント基板13には、カラー感熱プリンタを制御するた
めの制御回路や電源回路、ランプ駆動回路等が設けられ
ている。また、プリント基板13にはソケット18が取
り付けられており、このソケット18には紫外線ランプ
16,17の各コネクタ19が接続される。
は、プリント基板13と、取付フレーム14と、リフレ
クタ15と、2本の紫外線ランプ16,17とから構成
されており、取付フレーム14には照度計10が取り付
けられている。このランプユニット11は、カラー感熱
プリンタの定着ランプとして用いられる。このため、プ
リント基板13には、カラー感熱プリンタを制御するた
めの制御回路や電源回路、ランプ駆動回路等が設けられ
ている。また、プリント基板13にはソケット18が取
り付けられており、このソケット18には紫外線ランプ
16,17の各コネクタ19が接続される。
【0012】取付フレーム14は、リフレクタ15をプ
リント基板13に固定するためのものであり、断面がコ
字形になるように折り曲げて形成されている。この取付
フレーム14には取付ブラケット14aが一体に形成さ
れている。そして、取付ビス20を介して取付ブラケッ
ト14aがプリント基板13に固定される。また、取付
ブラケット14a及びプリント基板13には位置決め孔
21が形成されている。この位置決め孔21には、後に
説明する位置決めピン22が入り込み、このランプユニ
ット11を照度計のゲイン調整作業装置12内で位置決
めする。
リント基板13に固定するためのものであり、断面がコ
字形になるように折り曲げて形成されている。この取付
フレーム14には取付ブラケット14aが一体に形成さ
れている。そして、取付ビス20を介して取付ブラケッ
ト14aがプリント基板13に固定される。また、取付
ブラケット14a及びプリント基板13には位置決め孔
21が形成されている。この位置決め孔21には、後に
説明する位置決めピン22が入り込み、このランプユニ
ット11を照度計のゲイン調整作業装置12内で位置決
めする。
【0013】リフレクタ15も断面コ字形に折り曲げて
形成されており、4本の取付ネジ23によって取付フレ
ーム14に取り付けられる。このリフレクタ15にはラ
ンプソケット24を介して2本の紫外線ランプ16,1
7が取り付けられている。一方の紫外線ランプ16は、
カラー感熱記録材料のイエロー感熱発色層を光定着して
発色能力を消失させるものであり、420nmの波長域
の近紫外線を照射する。また、他方の紫外線ランプ17
は、カラー感熱記録材料のマゼンタ感熱発色層を光定着
してその発色能力を消失させるものであり、365nm
の波長域の紫外線を照射する。
形成されており、4本の取付ネジ23によって取付フレ
ーム14に取り付けられる。このリフレクタ15にはラ
ンプソケット24を介して2本の紫外線ランプ16,1
7が取り付けられている。一方の紫外線ランプ16は、
カラー感熱記録材料のイエロー感熱発色層を光定着して
発色能力を消失させるものであり、420nmの波長域
の近紫外線を照射する。また、他方の紫外線ランプ17
は、カラー感熱記録材料のマゼンタ感熱発色層を光定着
してその発色能力を消失させるものであり、365nm
の波長域の紫外線を照射する。
【0014】リフレクタ15の中央部には切欠き15a
が形成されており、この切欠き15aに照度計10が配
置される。照度計10は、プリント基板25に、受光セ
ンサ26,可変抵抗27,28、アンプ29,30等の
部品を取り付けて構成されている。
が形成されており、この切欠き15aに照度計10が配
置される。照度計10は、プリント基板25に、受光セ
ンサ26,可変抵抗27,28、アンプ29,30等の
部品を取り付けて構成されている。
【0015】ところで、カラー感熱プリンタでは周知の
ように三色面順次露光によりイエロー、マゼンタ、シア
ンの各画像が記録紙に熱記録される。また、イエロー感
熱記録の後に、イエロー感熱記録層が次のマゼンタ画像
の記録の際に発色することがないように紫外線ランプ1
6でイエロー定着が行われる。同様にして、マゼンタ感
熱記録の後に、マゼンタ感熱記録層が次のシアン画像の
記録の際に発色することがないように紫外線ランプ17
でマゼンタ定着が行われる。そして、イエロー感熱発色
層の定着では、その照射量が多すぎると、未記録のマゼ
ンタ感熱発色層も部分的に定着されるという問題があ
る。他方、シアン感熱発色層には紫外線定着性が与えら
れていないので、紫外線ランプ16,17の照射量が多
すぎても支障がない。
ように三色面順次露光によりイエロー、マゼンタ、シア
ンの各画像が記録紙に熱記録される。また、イエロー感
熱記録の後に、イエロー感熱記録層が次のマゼンタ画像
の記録の際に発色することがないように紫外線ランプ1
6でイエロー定着が行われる。同様にして、マゼンタ感
熱記録の後に、マゼンタ感熱記録層が次のシアン画像の
記録の際に発色することがないように紫外線ランプ17
でマゼンタ定着が行われる。そして、イエロー感熱発色
層の定着では、その照射量が多すぎると、未記録のマゼ
ンタ感熱発色層も部分的に定着されるという問題があ
る。他方、シアン感熱発色層には紫外線定着性が与えら
れていないので、紫外線ランプ16,17の照射量が多
すぎても支障がない。
【0016】そこで、マゼンダ定着用紫外線ランプ17
の照度測定は大まかとし、紫外線ランプ16の照度測定
を精度よく行うために、受光センサ26が紫外線ランプ
16の下方に配置されている。もちろん、このような特
殊事情が存在しない場合には、受光センサ26を両紫外
線ランプ16,17の中間位置に配置してもよく、更に
は、個別に受光センサ26を配置してもよい。
の照度測定は大まかとし、紫外線ランプ16の照度測定
を精度よく行うために、受光センサ26が紫外線ランプ
16の下方に配置されている。もちろん、このような特
殊事情が存在しない場合には、受光センサ26を両紫外
線ランプ16,17の中間位置に配置してもよく、更に
は、個別に受光センサ26を配置してもよい。
【0017】図4は照度測定回路を示している。受光セ
ンサ26の信号はイエロー用アンプ29で増幅され、紫
外線ランプ16の照度に応じた電圧信号として、ユニッ
ト用プリント基板13から接触ピン31を介して、本発
明のゲイン調整作業装置12のコントローラ32に送ら
れる。また、イエロー用アンプ29のフィードバック回
路に可変抵抗27が接続されている。この可変抵抗27
の可動部を手動により回すことで、イエロー用アンプ2
9のゲインが調整される。また、イエロー用アンプ29
の出力にはマゼンタ用アンプ30の入力が接続されてお
り、このマゼンタ用アンプ30にはオフセット用の可変
抵抗28が接続されている。この可変抵抗28の可動部
を回すことで、同様にしてマゼンタ用アンプ30のゲイ
ンが調整される。このマゼンタ用アンプ30からの電圧
信号は、マゼンタ定着用紫外線ランプ17の照度値とし
てイエローの場合と同じように、ゲイン調整作業装置1
2のコントローラ32に送られる。
ンサ26の信号はイエロー用アンプ29で増幅され、紫
外線ランプ16の照度に応じた電圧信号として、ユニッ
ト用プリント基板13から接触ピン31を介して、本発
明のゲイン調整作業装置12のコントローラ32に送ら
れる。また、イエロー用アンプ29のフィードバック回
路に可変抵抗27が接続されている。この可変抵抗27
の可動部を手動により回すことで、イエロー用アンプ2
9のゲインが調整される。また、イエロー用アンプ29
の出力にはマゼンタ用アンプ30の入力が接続されてお
り、このマゼンタ用アンプ30にはオフセット用の可変
抵抗28が接続されている。この可変抵抗28の可動部
を回すことで、同様にしてマゼンタ用アンプ30のゲイ
ンが調整される。このマゼンタ用アンプ30からの電圧
信号は、マゼンタ定着用紫外線ランプ17の照度値とし
てイエローの場合と同じように、ゲイン調整作業装置1
2のコントローラ32に送られる。
【0018】図2は、本発明のゲイン調整作業装置12
の蓋33を開けた状態を示しており、図3は蓋33を閉
じた状態を示している。ゲイン調整作業装置12は、装
置本体34と蓋33とから構成されており、これらはヒ
ンジ35により連結されており、図2に示す開き位置と
図3に示す閉じ位置との間で回動自在にされている。
の蓋33を開けた状態を示しており、図3は蓋33を閉
じた状態を示している。ゲイン調整作業装置12は、装
置本体34と蓋33とから構成されており、これらはヒ
ンジ35により連結されており、図2に示す開き位置と
図3に示す閉じ位置との間で回動自在にされている。
【0019】装置本体34は箱形状に構成されており、
その上面がランプユニット11の載置面34aとされて
いる。また、前面と載置面34aとが連続する部分は斜
めに形成されており、この斜面34bに操作パネル35
が配置されている。操作パネル35には、液晶表示板3
6、操作キー群37が設けられている。操作キー群37
内には、エージング開始キー37a,37bなどが含ま
れる。
その上面がランプユニット11の載置面34aとされて
いる。また、前面と載置面34aとが連続する部分は斜
めに形成されており、この斜面34bに操作パネル35
が配置されている。操作パネル35には、液晶表示板3
6、操作キー群37が設けられている。操作キー群37
内には、エージング開始キー37a,37bなどが含ま
れる。
【0020】図3に示すように蓋33を閉じた状態にお
けるその下面には、操作パネル35側で、ストッパ板3
8及びロック板39が下方に突出して設けられている。
ストッパ板38は、先端が装置本体34の載置面34a
に当接し、蓋33と装置本体34との間隔を一定に保持
する。ロック板39にはロック溝39aとガイド面39
bとが形成されている。また、ロック板39に対応する
位置で、装置本体34の上面には係止ピン40aを有す
る係止板40が設けられている。ロック板39は蓋33
内でスライド自在に取り付けられており、図示しないコ
イルバネで右側に付勢されている。したがって、蓋33
を閉じ位置にすると、ガイド面39bが係止ピン40a
に当たることで, ロック板39がスライドし、係止ピン
40aがロック溝39a内に入って蓋33がロックされ
る。蓋33の上面にはロック板39に連結された操作ボ
タン41が設けられており、これを左側にスライドさせ
ることで、ロック板39と係止ピン40aとの係止を解
除し、蓋33を開けることができる。
けるその下面には、操作パネル35側で、ストッパ板3
8及びロック板39が下方に突出して設けられている。
ストッパ板38は、先端が装置本体34の載置面34a
に当接し、蓋33と装置本体34との間隔を一定に保持
する。ロック板39にはロック溝39aとガイド面39
bとが形成されている。また、ロック板39に対応する
位置で、装置本体34の上面には係止ピン40aを有す
る係止板40が設けられている。ロック板39は蓋33
内でスライド自在に取り付けられており、図示しないコ
イルバネで右側に付勢されている。したがって、蓋33
を閉じ位置にすると、ガイド面39bが係止ピン40a
に当たることで, ロック板39がスライドし、係止ピン
40aがロック溝39a内に入って蓋33がロックされ
る。蓋33の上面にはロック板39に連結された操作ボ
タン41が設けられており、これを左側にスライドさせ
ることで、ロック板39と係止ピン40aとの係止を解
除し、蓋33を開けることができる。
【0021】装置本体34のランプ載置面34aにはガ
イドブロック42が設けられており、このガイドブロッ
ク42に案内されて、基板付きのランプユニット11が
載置面34aに載せられる。ガイドブロック42はL字
状に形成されている。
イドブロック42が設けられており、このガイドブロッ
ク42に案内されて、基板付きのランプユニット11が
載置面34aに載せられる。ガイドブロック42はL字
状に形成されている。
【0022】図2に示すように、蓋33には、受光セン
サ43及び位置決めピン22が設けられている。受光セ
ンサ43は、紫外線ランプ16,17の長手方向に沿っ
て直線状に5個並べて配置されている。そして、蓋33
を閉じたときに、2本の紫外線ランプ16,17から等
距離となる位置にセットされる。5個の受光センサ43
で各紫外線ランプ16,17の5カ所の照度が測定され
る。
サ43及び位置決めピン22が設けられている。受光セ
ンサ43は、紫外線ランプ16,17の長手方向に沿っ
て直線状に5個並べて配置されている。そして、蓋33
を閉じたときに、2本の紫外線ランプ16,17から等
距離となる位置にセットされる。5個の受光センサ43
で各紫外線ランプ16,17の5カ所の照度が測定され
る。
【0023】図5に示すように、受光センサ43で光電
変換された信号は、アンプ44で増幅された後に、エー
ジング終了判定部45に送られる。エージング終了判定
部45は、比較器46,デコーダ47,判定器48から
構成されている。比較器46は、アンプ44で増幅され
た電圧信号を基準電圧と比較し、基準電圧を超えた時に
信号をデコーダ47に送る。デコーダ47では、各比較
器46からの信号をカウントした信号を出力する。判定
器48では、デコーダ47からのカウント信号に基づ
き、エージングが終了したか否かを判定する。そして、
カウント信号が「1」〜「4」の間はエージングを継続
する信号をコントローラ32に送る。また、カウント信
号が「5」に達した時点で、エージング完了信号をコン
トローラ32に送る。
変換された信号は、アンプ44で増幅された後に、エー
ジング終了判定部45に送られる。エージング終了判定
部45は、比較器46,デコーダ47,判定器48から
構成されている。比較器46は、アンプ44で増幅され
た電圧信号を基準電圧と比較し、基準電圧を超えた時に
信号をデコーダ47に送る。デコーダ47では、各比較
器46からの信号をカウントした信号を出力する。判定
器48では、デコーダ47からのカウント信号に基づ
き、エージングが終了したか否かを判定する。そして、
カウント信号が「1」〜「4」の間はエージングを継続
する信号をコントローラ32に送る。また、カウント信
号が「5」に達した時点で、エージング完了信号をコン
トローラ32に送る。
【0024】また、アンプ44からの照度に応じた電圧
信号は、データ処理部49を介してコントローラ32に
送られる。データ処理部49では、各受光センサ43か
らの電圧信号に基づき図6に示すような紫外線ランプ1
6の照度分布を作成する。作成された照度分布は、コン
トローラ32のメモリ50内に記憶される。この照度分
布は、必要に応じてパソコン等に取り込まれ、各ロット
の管理や、ランプ特性の算出等に用いられる。また、デ
ータ処理部49では、ゲイン調整処理時には、各受光セ
ンサ43の電圧信号をコントローラ32に送る。
信号は、データ処理部49を介してコントローラ32に
送られる。データ処理部49では、各受光センサ43か
らの電圧信号に基づき図6に示すような紫外線ランプ1
6の照度分布を作成する。作成された照度分布は、コン
トローラ32のメモリ50内に記憶される。この照度分
布は、必要に応じてパソコン等に取り込まれ、各ロット
の管理や、ランプ特性の算出等に用いられる。また、デ
ータ処理部49では、ゲイン調整処理時には、各受光セ
ンサ43の電圧信号をコントローラ32に送る。
【0025】コントローラ32はマイコンから構成され
ており、このコントローラ32には液晶表示板36と操
作キー群37とが接続されている。コントローラ32内
のROMには制御プログラムが書き込まれており、図7
に示すような処理手順で、各紫外線ランプ16,17を
発光させ、ランプ16,17のエージング処理とゲイン
調整処理とを行う。エージング処理では、ランプ16,
17をフル発光させて管壁温度を上げ、ランプ16,1
7の照度分布が均一になるようにする。ゲイン調整処理
では、ランプ16,17を一定照度に保ってランプユニ
ット11の照度計10のゲイン調整を行う。なお、ラン
プ16,17の発光量の調整は、ランプ駆動信号のデュ
ーティ比を変えることにより行っているが、この他に駆
動電圧を変更することで行ってもよく、更にはこれらを
組み合わせて行ってもよい。
ており、このコントローラ32には液晶表示板36と操
作キー群37とが接続されている。コントローラ32内
のROMには制御プログラムが書き込まれており、図7
に示すような処理手順で、各紫外線ランプ16,17を
発光させ、ランプ16,17のエージング処理とゲイン
調整処理とを行う。エージング処理では、ランプ16,
17をフル発光させて管壁温度を上げ、ランプ16,1
7の照度分布が均一になるようにする。ゲイン調整処理
では、ランプ16,17を一定照度に保ってランプユニ
ット11の照度計10のゲイン調整を行う。なお、ラン
プ16,17の発光量の調整は、ランプ駆動信号のデュ
ーティ比を変えることにより行っているが、この他に駆
動電圧を変更することで行ってもよく、更にはこれらを
組み合わせて行ってもよい。
【0026】ゲイン調整処理時には、照度計10からの
照度に応じた電圧信号により、電圧値を液晶表示板36
のゲイン調整電圧表示エリア36aに表示する。また、
受光センサ43からの照度に応じた電圧信号により、電
圧値を液晶表示板36の基準電圧表示エリア36bに表
示する。オペレータは、ゲイン調整電圧表示エリア36
aの電圧値が、基準電圧表示エリア36bの電圧値と同
じになるように、可変抵抗27を回してゲインを調整す
る。そして、両者の電圧値が同じになった時点で、ゲイ
ン調整を終了する。
照度に応じた電圧信号により、電圧値を液晶表示板36
のゲイン調整電圧表示エリア36aに表示する。また、
受光センサ43からの照度に応じた電圧信号により、電
圧値を液晶表示板36の基準電圧表示エリア36bに表
示する。オペレータは、ゲイン調整電圧表示エリア36
aの電圧値が、基準電圧表示エリア36bの電圧値と同
じになるように、可変抵抗27を回してゲインを調整す
る。そして、両者の電圧値が同じになった時点で、ゲイ
ン調整を終了する。
【0027】次に、図7のフローチャートを参照して、
本実施形態の作用を説明する。まず、図2に示すよう
に、ランプユニット11をゲイン調整作業装置12のラ
ンプ載置面34aにガイドブロック42を介してセット
する。次に、蓋33を閉じると、位置決めピン22がラ
ンプユニット11の位置決め孔21に入り込み、ゲイン
調整作業装置12内でランプユニット11が位置決めさ
れる。この位置決めにより、接続ピン31(図4参照)
がランプユニット11のプリント基板13の接続パター
ンに接触して、ランプユニット11とゲイン調整作業装
置12とが電気的にコントローラ32に接続される。
本実施形態の作用を説明する。まず、図2に示すよう
に、ランプユニット11をゲイン調整作業装置12のラ
ンプ載置面34aにガイドブロック42を介してセット
する。次に、蓋33を閉じると、位置決めピン22がラ
ンプユニット11の位置決め孔21に入り込み、ゲイン
調整作業装置12内でランプユニット11が位置決めさ
れる。この位置決めにより、接続ピン31(図4参照)
がランプユニット11のプリント基板13の接続パター
ンに接触して、ランプユニット11とゲイン調整作業装
置12とが電気的にコントローラ32に接続される。
【0028】次に操作パネル37のエージング開始キー
37aを操作して、エージングを開始する。このエージ
ングでは、まずイエロー定着用紫外線ランプ16がフル
発光され、管壁が温められる。このエージング時には5
個の受光センサ43を介して、紫外線ランプ16の照度
が測定される。この照度測定信号はエージング終了判定
部45に送られ、エージングが終了したか否か判定され
る。各受光センサ43の出力信号が全て一定照度に達し
ない場合にはエージング継続信号がコントローラ32に
送られる。また、全ての受光センサ43が一定照度に達
すると、エージング終了信号がコントローラ32に送ら
れる。コントローラ32では、エージング終了信号が送
られるまで、紫外線ランプ16をフル発光させる。エー
ジング終了信号が送られると、図5に示すようにコント
ローラ32は警報器51によりエージング完了アラーム
を発した後に、ゲイン調整モードに切り替える。
37aを操作して、エージングを開始する。このエージ
ングでは、まずイエロー定着用紫外線ランプ16がフル
発光され、管壁が温められる。このエージング時には5
個の受光センサ43を介して、紫外線ランプ16の照度
が測定される。この照度測定信号はエージング終了判定
部45に送られ、エージングが終了したか否か判定され
る。各受光センサ43の出力信号が全て一定照度に達し
ない場合にはエージング継続信号がコントローラ32に
送られる。また、全ての受光センサ43が一定照度に達
すると、エージング終了信号がコントローラ32に送ら
れる。コントローラ32では、エージング終了信号が送
られるまで、紫外線ランプ16をフル発光させる。エー
ジング終了信号が送られると、図5に示すようにコント
ローラ32は警報器51によりエージング完了アラーム
を発した後に、ゲイン調整モードに切り替える。
【0029】ゲイン調整モードでは、ランプ駆動信号の
デューティ比を変更して、ランプを一定の照度で発光さ
せる。また、コントローラ32は、ゲイン調整モードで
は、蓋33に設けられた受光センサ43からの出力信号
に基づき液晶表示板36の基準電圧表示エリア36bに
基準電圧値を表示する。また、ランプユニット11の照
度計10の出力信号に基づき、液晶表示板36のゲイン
調整電圧表示エリア36aにゲイン調整電圧値を表示す
る。オペレータは、図3に示すように、蓋33の操作開
口33aからドライバ52を挿入して、照度計10の可
変抵抗27を回して、ゲイン調整電圧値が基準電圧値に
なるように、ゲイン調整する。そして、両者が一致する
とゲイン調整を終了する。次に、エージング開始キー3
7bが操作されると、マゼンタ定着用紫外線ランプ17
がフル発光され、イエロー定着用紫外線ランプ16と同
様にして、エージング処理及びゲイン調整処理が行われ
る。なお、マゼンタ定着用紫外線ランプ17のエージン
グ開始はキー操作により行う他に、イエロー定着用紫外
線ランプ16の終了後に自動的に行うようにしてもよ
い。
デューティ比を変更して、ランプを一定の照度で発光さ
せる。また、コントローラ32は、ゲイン調整モードで
は、蓋33に設けられた受光センサ43からの出力信号
に基づき液晶表示板36の基準電圧表示エリア36bに
基準電圧値を表示する。また、ランプユニット11の照
度計10の出力信号に基づき、液晶表示板36のゲイン
調整電圧表示エリア36aにゲイン調整電圧値を表示す
る。オペレータは、図3に示すように、蓋33の操作開
口33aからドライバ52を挿入して、照度計10の可
変抵抗27を回して、ゲイン調整電圧値が基準電圧値に
なるように、ゲイン調整する。そして、両者が一致する
とゲイン調整を終了する。次に、エージング開始キー3
7bが操作されると、マゼンタ定着用紫外線ランプ17
がフル発光され、イエロー定着用紫外線ランプ16と同
様にして、エージング処理及びゲイン調整処理が行われ
る。なお、マゼンタ定着用紫外線ランプ17のエージン
グ開始はキー操作により行う他に、イエロー定着用紫外
線ランプ16の終了後に自動的に行うようにしてもよ
い。
【0030】両方の紫外線ランプ16,17に対するゲ
イン調整を終了したら、蓋33を開いてランプユニット
11を取り出し、次のランプユニット11のエージング
及びゲイン調整を行う。
イン調整を終了したら、蓋33を開いてランプユニット
11を取り出し、次のランプユニット11のエージング
及びゲイン調整を行う。
【0031】上記実施形態では、プリント基板付きのラ
ンプユニット11に対し照度計10のゲイン調整を行
い、このときのランプ駆動はプリント基板13側のラン
プ駆動回路を用いたが、この他に、装置本体34側に別
個にランプ駆動回路を設け、これを用いてランプユニッ
ト11を駆動してもよい。この場合には、接続ピン等で
電気的に接続する他に、コネクタを介してランプをラン
プ駆動回路に接続してもよい。更には、プリント基板無
しのランプユニット単体に対してその照度計のゲイン調
整を行ってもよい。この場合にも、装置本体34にラン
プユニット駆動回路を設けて、これにより各ランプを駆
動する。
ンプユニット11に対し照度計10のゲイン調整を行
い、このときのランプ駆動はプリント基板13側のラン
プ駆動回路を用いたが、この他に、装置本体34側に別
個にランプ駆動回路を設け、これを用いてランプユニッ
ト11を駆動してもよい。この場合には、接続ピン等で
電気的に接続する他に、コネクタを介してランプをラン
プ駆動回路に接続してもよい。更には、プリント基板無
しのランプユニット単体に対してその照度計のゲイン調
整を行ってもよい。この場合にも、装置本体34にラン
プユニット駆動回路を設けて、これにより各ランプを駆
動する。
【0032】上記実施形態では、液晶表示板36に基準
電圧値とゲイン調整電圧値とを表示させたが、2個の電
圧計を設けて、これらに各電圧値を表示してもよい。電
圧値の表示はデジタルであってもアナログであってもよ
い。また、上記実施形態では、電圧値の表示を目視して
ゲイン調整したが、これに代えて、コントローラ32で
両者の電圧値が一致したことを検出したときに、アラー
ムを発して、ゲイン終了をオペレータに知らせてもよ
い。
電圧値とゲイン調整電圧値とを表示させたが、2個の電
圧計を設けて、これらに各電圧値を表示してもよい。電
圧値の表示はデジタルであってもアナログであってもよ
い。また、上記実施形態では、電圧値の表示を目視して
ゲイン調整したが、これに代えて、コントローラ32で
両者の電圧値が一致したことを検出したときに、アラー
ムを発して、ゲイン終了をオペレータに知らせてもよ
い。
【0033】上記実施形態では、受光センサ43を複数
設けることで、各紫外線ランプ16,17の測定ポイン
トを増やしたが、図8に示すようにセンサ移動手段53
により1個の受光センサをスライド移動させて、照度分
布を測定してもよい。なお、この場合、蓋33に設けら
れている位置決めピン22を原点として、紫外線センサ
53の測定位置ポイントを設定することが好ましい。
設けることで、各紫外線ランプ16,17の測定ポイン
トを増やしたが、図8に示すようにセンサ移動手段53
により1個の受光センサをスライド移動させて、照度分
布を測定してもよい。なお、この場合、蓋33に設けら
れている位置決めピン22を原点として、紫外線センサ
53の測定位置ポイントを設定することが好ましい。
【0034】センサ移動手段53はセンサ駆動部54と
支持ステー55と受光センサ56とから構成されてい
る。受光センサ56は略T字形状の支持ステー55に保
持されている。この支持ステー55は、センサ駆動部5
4に組み込まれており、このセンサ駆動部54によって
紫外線ランプ57の長手方向で往復移動される。センサ
駆動部54は、詳しくは図示しないが、紫外線ランプ5
7の幅方向に沿って配置されたプーリと、このプーリに
掛けられて支持ステー55が取り付けられたベルトとか
ら構成され、プーリがモータで回転される際のベルトの
移動によって支持ステー55を移動させている。そし
て、受光センサ56からは測定された照度に応じた出力
値が出力され、コントローラ32に送られてエージング
が行われる。なお、センサ駆動部54は、プーリとベル
トとに限定されるものではなく、スプロケットとチェー
ン、ソレノイドとバネ、カム機構、ボールネジとボール
ナット等を用いることができる。
支持ステー55と受光センサ56とから構成されてい
る。受光センサ56は略T字形状の支持ステー55に保
持されている。この支持ステー55は、センサ駆動部5
4に組み込まれており、このセンサ駆動部54によって
紫外線ランプ57の長手方向で往復移動される。センサ
駆動部54は、詳しくは図示しないが、紫外線ランプ5
7の幅方向に沿って配置されたプーリと、このプーリに
掛けられて支持ステー55が取り付けられたベルトとか
ら構成され、プーリがモータで回転される際のベルトの
移動によって支持ステー55を移動させている。そし
て、受光センサ56からは測定された照度に応じた出力
値が出力され、コントローラ32に送られてエージング
が行われる。なお、センサ駆動部54は、プーリとベル
トとに限定されるものではなく、スプロケットとチェー
ン、ソレノイドとバネ、カム機構、ボールネジとボール
ナット等を用いることができる。
【0035】また、図9に示すように、導光手段60に
よって紫外線を1個の受光センサ61に導くことで、ラ
ンプの照度分布を測定し、エージング終了を判定しても
よい。この場合には、複数の受光センサーやセンサ移動
手段53を使用しないので、低コストでエージング終了
を判定することができる。
よって紫外線を1個の受光センサ61に導くことで、ラ
ンプの照度分布を測定し、エージング終了を判定しても
よい。この場合には、複数の受光センサーやセンサ移動
手段53を使用しないので、低コストでエージング終了
を判定することができる。
【0036】導光手段60は集光レンズ63とプリズム
64と紫外線遮断部材65とフィルタ66とから構成さ
れている。集光レンズ63は紫外線ランプ62の上方に
3個設けられている。プリズム64は集光レンズ63の
光路上に配置されており、受光センサ61へ向けて反射
する。紫外線遮断部材65には、3個の開口65aが形
成されている。紫外線遮断部材65は紫外線が透過する
ことのない材質で形成され、各開口65aは紫外線遮断
部材65の長手方向の3箇所に各々等間隔に形成されて
いる。紫外線遮断部材65はコントローラ32によって
制御され、長手方向に間欠送りされる。これにより、各
プリズム64からの紫外線が順次受光センサ61に送ら
れ、ランプのエージング終了を判定することができる。
フィルター66には紫外線のみを透過する材質のものが
使用される。
64と紫外線遮断部材65とフィルタ66とから構成さ
れている。集光レンズ63は紫外線ランプ62の上方に
3個設けられている。プリズム64は集光レンズ63の
光路上に配置されており、受光センサ61へ向けて反射
する。紫外線遮断部材65には、3個の開口65aが形
成されている。紫外線遮断部材65は紫外線が透過する
ことのない材質で形成され、各開口65aは紫外線遮断
部材65の長手方向の3箇所に各々等間隔に形成されて
いる。紫外線遮断部材65はコントローラ32によって
制御され、長手方向に間欠送りされる。これにより、各
プリズム64からの紫外線が順次受光センサ61に送ら
れ、ランプのエージング終了を判定することができる。
フィルター66には紫外線のみを透過する材質のものが
使用される。
【0037】なお、集光レンズ63,プリズム64,開
口65aは3箇所に限らず、必要に応じて適宜個数用い
てもよい。また、プリズム64の代わりにミラーを用い
てもよい。
口65aは3箇所に限らず、必要に応じて適宜個数用い
てもよい。また、プリズム64の代わりにミラーを用い
てもよい。
【0038】上記実施形態では、紫外線ランプ16,1
7の照度を測定して、エージング終了を判定したが、こ
れに代えてランプの管壁温度分布を測定し、これに基づ
きエージング終了を判定してもよい。
7の照度を測定して、エージング終了を判定したが、こ
れに代えてランプの管壁温度分布を測定し、これに基づ
きエージング終了を判定してもよい。
【0039】また、受光センサ43と赤外線センサとを
併用してもよい。この場合にはランプの管壁を部分的に
冷却する冷却ファンを設ける。そして、紫外線ランプ1
6,17の管壁の温度分布状況に基づき、管壁温度が所
定値以上の部位を冷却する。これにより、管壁温度が高
温になることによって生じる紫外線ランプ16,17の
発光強度の低下が防止され、より一層均一な照度分布が
得られる。
併用してもよい。この場合にはランプの管壁を部分的に
冷却する冷却ファンを設ける。そして、紫外線ランプ1
6,17の管壁の温度分布状況に基づき、管壁温度が所
定値以上の部位を冷却する。これにより、管壁温度が高
温になることによって生じる紫外線ランプ16,17の
発光強度の低下が防止され、より一層均一な照度分布が
得られる。
【0040】上記実施形態では、5個の受光センサ43
で2本の紫外線ランプ16,17を個別にエージングし
たが、各ランプ16,17に専用の受光センサを設け、
各ランプ16,17を同時に駆動してエージングを行っ
てもよい。この場合には両方のランプ16,17のエー
ジングが完了した段階で、個別のゲイン調整モードに入
る。
で2本の紫外線ランプ16,17を個別にエージングし
たが、各ランプ16,17に専用の受光センサを設け、
各ランプ16,17を同時に駆動してエージングを行っ
てもよい。この場合には両方のランプ16,17のエー
ジングが完了した段階で、個別のゲイン調整モードに入
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、ランプの照度又は管壁温
度を複数の測定ポイントで測定し、これらの測定ポイン
トによる測定結果に基づきエージング完了を検出し、こ
のエージング完了に基づきエージング状態からランプの
発光強度を一定に調整する状態に切り換えるように構成
したから、ランプに応じた適正な時間でエージングを行
うことができ、ゲイン調整を効率よく行うことができ
る。
度を複数の測定ポイントで測定し、これらの測定ポイン
トによる測定結果に基づきエージング完了を検出し、こ
のエージング完了に基づきエージング状態からランプの
発光強度を一定に調整する状態に切り換えるように構成
したから、ランプに応じた適正な時間でエージングを行
うことができ、ゲイン調整を効率よく行うことができ
る。
【0042】また、各測定ポイントにおける測定結果が
一定値を超えたときにエージング完了を検出し、エージ
ング完了を知らせるアラームを発するように構成したか
ら、簡単な構成でエージングの完了を知ることができ
る。また、ランプの配光の均一性も確認することがで
き、不良品の選別も可能になる。
一定値を超えたときにエージング完了を検出し、エージ
ング完了を知らせるアラームを発するように構成したか
ら、簡単な構成でエージングの完了を知ることができ
る。また、ランプの配光の均一性も確認することがで
き、不良品の選別も可能になる。
【0043】基準照度計を1個設け、この基準照度計を
前記ランプの複数箇所を測定するように移動させる照度
計移動手段を設けることにより、または、ランプの複数
箇所からの光を選択的に案内する導光手段を設けること
により、照度計の数を増やすことなく、ランプのエージ
ング完了を判定することができる。
前記ランプの複数箇所を測定するように移動させる照度
計移動手段を設けることにより、または、ランプの複数
箇所からの光を選択的に案内する導光手段を設けること
により、照度計の数を増やすことなく、ランプのエージ
ング完了を判定することができる。
【0044】ランプユニットを載せる台と、この台上の
ランプユニットを覆う蓋とを備え、蓋に基準照度計を設
けることにより、ランプユニットのエージング、照度計
のゲイン調整を容易に行うことができる。
ランプユニットを覆う蓋とを備え、蓋に基準照度計を設
けることにより、ランプユニットのエージング、照度計
のゲイン調整を容易に行うことができる。
【図1】ランプユニットの構成を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】ランプユニットをセットした状態を示す照度計
のゲイン調整作業装置の外観斜視図である。
のゲイン調整作業装置の外観斜視図である。
【図3】蓋を閉じた状態の照度計のゲイン調整作業装置
を示す外観斜視図である。
を示す外観斜視図である。
【図4】照度測定回路を示すブロック図である。
【図5】照度計のゲイン調整作業装置の要部を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】ゲイン調整作業装置で処理したデータの一例を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図7】ゲイン調整作業のフローチャートである。
【図8】センサー移動機構の外観斜視図である。
【図9】導光手段を示す概略図である。
10 照度計 11 ランプユニット 12 ゲイン調整作業装置 26,43,55,61 受光センサ 16,17,56,62 紫外線ランプ 52 センサー移動手段 60 導光手段
Claims (7)
- 【請求項1】 ランプユニットに取り付けられた照度計
のゲインを調整するためのランプユニット取付照度計の
ゲイン調整作業装置において、 前記ランプユニットのランプの照度を測定する基準照度
計と、 前記ランプユニットのランプを点灯してランプ管壁を温
めるためのエージングを行うとともに、エージングが完
了した後に前記基準照度計の出力に基づきランプの発光
強度を一定に調整するランプ駆動手段と、 前記ランプユニット取付照度計に接続され、ランプユニ
ット内のランプの照度に応じた数値を表示して、数値が
所定値となるようにこの照度計のゲインを手動調整する
際に用いられる電圧表示手段と、 前記基準照度計により前記ランプの照度又は管壁温度を
複数の測定ポイントで測定し、これらの測定ポイントに
よる測定結果に基づきエージング完了を検出し、このエ
ージング完了に基づき前記ランプ駆動手段をエージング
状態からランプの発光強度を一定に調整する状態に切り
換える制御手段とを備えたことを特徴とするランプユニ
ット取付照度計のゲイン調整作業装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記各測定ポイントに
おける測定結果が一定値を超えたときにエージング完了
を検出することを特徴とする請求項1記載のランプユニ
ット取付照度計のゲイン調整作業装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、エージング完了を知ら
せるアラームを発することを特徴とする請求項1又は2
記載のランプユニット取付照度計のゲイン調整作業装
置。 - 【請求項4】 前記基準照度計は複数の受光センサを備
え、この複数の受光センサの出力に基づきエージング完
了を検出することを特徴とする請求項1ないし3いずれ
か1つ記載のランプユニット取付照度計のゲイン調整作
業装置。 - 【請求項5】 前記基準照度計を1個設け、この基準照
度計を前記ランプの複数箇所を測定するように移動させ
る照度計移動手段を設けたことを特徴とする請求項1な
しい3いずれか1つ記載のランプユニット取付照度計の
ゲイン調整作業装置。 - 【請求項6】 前記基準照度計を1個設け、この基準照
度計に前記ランプの複数箇所からの光を選択的に案内す
る導光手段を設けたことを特徴とする請求項1なしい3
いずれか1つ記載のランプユニット取付照度計のゲイン
調整作業装置。 - 【請求項7】 前記ランプユニットを載せる台と、この
台上のランプユニットを覆う閉じ位置、及びランプユニ
ットの出し入れを可能にする開き位置の間で変位する蓋
部材とを備え、前記蓋部材に前記基準照度計を設けたこ
とを特徴とする請求項1ないし6いずれか1つ記載のラ
ンプユニット取付照度計のゲイン調整作業装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041491A JP2001228019A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | ランプユニット取付照度計のゲイン調整作業装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041491A JP2001228019A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | ランプユニット取付照度計のゲイン調整作業装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001228019A true JP2001228019A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18564720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000041491A Pending JP2001228019A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | ランプユニット取付照度計のゲイン調整作業装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001228019A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005032468A (ja) * | 2003-07-08 | 2005-02-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プラズマディスプレイパネルのエージング方法およびエージング装置 |
CN102810442A (zh) * | 2012-09-04 | 2012-12-05 | 江苏高德莱照明科技有限公司 | 多功能无极灯老化装置 |
WO2021229833A1 (ja) * | 2020-05-13 | 2021-11-18 | 日本電信電話株式会社 | 位置測定システム、位置測定装置、及び位置測定方法 |
-
2000
- 2000-02-18 JP JP2000041491A patent/JP2001228019A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005032468A (ja) * | 2003-07-08 | 2005-02-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プラズマディスプレイパネルのエージング方法およびエージング装置 |
CN102810442A (zh) * | 2012-09-04 | 2012-12-05 | 江苏高德莱照明科技有限公司 | 多功能无极灯老化装置 |
CN102810442B (zh) * | 2012-09-04 | 2015-05-27 | 江苏高德莱照明科技有限公司 | 多功能无极灯老化装置 |
WO2021229833A1 (ja) * | 2020-05-13 | 2021-11-18 | 日本電信電話株式会社 | 位置測定システム、位置測定装置、及び位置測定方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7688447B2 (en) | Color sensor | |
JP3670671B2 (ja) | 光源調整制御方法、及び、光源調整制御装置 | |
US4371259A (en) | Digital color printer system | |
US5663782A (en) | Photographic printer and film scanner having an LED light source | |
US5351106A (en) | Exposure system | |
JP2008159550A (ja) | バックライト制御装置及びバックライト制御方法 | |
JPH08115788A (ja) | ランプ温度制御装置及びこれを用いたカラー感熱プリンタ | |
JP2005175255A5 (ja) | ||
JP3145838B2 (ja) | カラー感熱プリンタ | |
JP2001228019A (ja) | ランプユニット取付照度計のゲイン調整作業装置 | |
JPH11260572A (ja) | 照明装置 | |
JPH11260568A (ja) | 照明装置 | |
US20070127021A1 (en) | Detection of particles | |
US7015446B2 (en) | Light source for an optical apparatus in which the amount of light emission is controlled at a constant level | |
JP5672376B2 (ja) | 反射特性測定装置用光学系および反射特性測定装置 | |
US20050180134A1 (en) | Means of Achieving a Lambertian Distribution Light Source via a Light Emitting Diode Array | |
JPH01234811A (ja) | 内視鏡光源装置 | |
JP3522852B2 (ja) | 濃度測定装置 | |
JP2004163949A (ja) | 顕微鏡および顕微鏡における光束の変更方法 | |
JP3585327B2 (ja) | ランプユニット取付け照度計のゲイン調整作業装置 | |
JP7329816B2 (ja) | 照明システム | |
JP2005088512A (ja) | 照明装置 | |
JP3445424B2 (ja) | 光源装置 | |
JP3546621B2 (ja) | 固体走査型光書込み装置 | |
JP3821792B2 (ja) | 定着不足判定方法 |