JP2001227690A - フレキシブルジョイント装置 - Google Patents

フレキシブルジョイント装置

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JP2001227690A JP2000040867A JP2000040867A JP2001227690A JP 2001227690 A JP2001227690 A JP 2001227690A JP 2000040867 A JP2000040867 A JP 2000040867A JP 2000040867 A JP2000040867 A JP 2000040867A JP 2001227690 A JP2001227690 A JP 2001227690A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼装置のダクトに使用しても、排ガスの漏
れが少なくなり、良好なシール性を維持できるフレキシ
ブルジョイント装置を提供する。 【解決手段】 連通分離されたダクトスリーブ2a,2
bに固定したフランジ3a,3b間に伸縮自在な筒状膜
体4で接続して構成するフレキシブルジョイント装置に
おいて、前記筒状膜体4を、シール膜部材16と、それ
をフランジに取り付ける両端部の内側に積層された積層
耐熱クロス15と、両積層耐熱クロス間のシール膜部材
の内側に配設された耐熱繊維断熱材14と、前記両積層
耐熱クロス15および前記耐熱繊維断熱材14をシール
膜部材16と共に挟持するように配設された耐熱クロス
13a,13bとで構成する。 【効果】 筒状膜体4は断熱材14で断熱保護し、膜体
の取り付け部分からのガス漏れは積層耐熱クロス15で
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電所、製鉄
所、ゴミ焼却場等の排ガスダクトや空気ダクト等の熱膨
張や振動を吸収するダクト用フレキシブルジョイント装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火力発電所、製鉄所、ゴミ焼却場
等の燃焼装置から排出される排ガスを通過させるダクト
系路には、ダクト自体の熱膨張を吸収する目的で、ダク
ト系路の一部に、可撓伸縮性を有する筒状膜体(例えば
特公昭48−33274号公報参照)を用いて構成した
フレキシブルジョイント装置が設けられている。
【0003】前記フレキシブルジョイント装置によれ
ば、ダクトに発生する熱膨張による伸縮や振動は前記筒
状膜体の変位で吸収されるが、ダクトに高温の排ガスが
流れていると、放散する熱により前記筒状膜体が破損し
てしまうので筒状膜体の内側に断熱材を設けたものが使
われている。
【0004】図7に、前記高温用フレキシブルジョイン
ト装置の代表的な構造例を示す。同図において、1a,
1bは連通可能に分離されたダクト、2a,2bは各ダ
クトにボルトで固定された金属製スリーブ、3a,3b
は各スリーブの外周面に溶接で固定されたフランジ、4
は両フランジをその外周端で接続する伸縮可撓性を有す
る筒状膜体である。
【0005】上記伸縮可撓性を有する筒状膜体4は、P
TFEシート(ポリテトラフルオロエチレン樹脂)から
なる筒状のシール膜部材4aとその両面に配した補強用
ガラスクロス4b,4bとから成り、その両端部はガラ
スクロス9で包み込まれ、当て板10を通してボルト1
1とナット12でフランジ3a,3bにそれぞれ固定さ
れている。
【0006】前記対向するフランジ3a,3b間の環状
の空所部内のスリーブ2a,2bには、その外周面から
半径方向に突出する複数本のスタッドボルト5a,5b
が溶接で固定され、前記スタッドボルト5a,5bに、
ダクトから発生する高熱を遮断するための複数層からな
る断熱材6が差し込まれている。この断熱材としては、
セラミック繊維のブランケットをガラスクロスや金網等
で被覆したものが多く使われている。7は断熱材6を押
さえる座金部材、8は最外層の断熱材から突出するボル
ト先端に装着したナットである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の高
温用フレキシブルジョイント装置は、断熱性、シール性
は格段に良いが、スリーブ2a,2bにスタッドボルト
5a,5bを溶接し、そこに断熱材6を差し込むため
に、構造が複雑となり、施工に時間がかかるので、比較
的排ガスの温度が低く、伸縮や振動が少ないところに
は、より簡単な構造のフレキシブルジョイント装置が求
められている。
【0008】また、図7のフランジ3a,3bの長さが
短い場合には、図8に示すように、筒状膜体4をスリー
ブ2a,2bに近接する位置に設けた構造としている
が、この場合に外部保温用耐熱繊維断熱材19をフラン
ジ近傍まで配設すると、フランジ3a,3b上部の温度
が上昇し、フランジ3a,3bの近くのフランジ部分の
熱によりPTFEシートからなるシール膜部材16が破
損し、逆に外部保温用断熱材19がフランジ近傍にない
ときには、フランジ3a,3bが冷却され、フランジの
内側に結露が生じることにより、フランジが腐食した
り、フランジが熱応力で割れるという問題がある。
【0009】そして、このような要求に対して、図6に
示すような構造のフレキシブルジョイント装置が用いら
れている。図6において、1a,1bは連通可能に分離
されたダクト、2a,2bは各ダクトにボルトで固定さ
れた金属製スリーブ、3a,3bは各スリーブの外周面
に溶接で固定されたフランジ、4は伸縮可撓性を有する
筒状膜体、16はPTFEシートからなる筒状のシール
膜部材、17は同補強用ガラスクロスであり、この補強
用ガラスクロス付きシール膜部材の内側にはガラスクロ
ス13a,13bで挟持した耐熱繊維ブランケットでな
る断熱材14が重ね合わされている。この断熱材14を
組み合わせた筒状膜体4はその両端がガラスクロス9で
包み込まれ、当て板10を通してボルト11とナット1
2でフランジ3a,3bに固定されている。図6に示し
た筒状膜体4は、断熱材14が組み込まれた構造となっ
ているので、図7のようにフランジ内部に断熱材を取り
付けるためのスタッドボルトを溶接する必要がないこと
から安価であり、施工も容易である。さらに、フランジ
3a,3bの長さが短い場合でも、フランジとPTFE
シートからなるシール膜部材との間に断熱材が入ってい
るので、外部断熱材を入れてもシール膜部材の破損やフ
ランジの腐食といった問題もない。
【0010】しかしながら、上記構造のフレキシブルジ
ョイント装置は、スリーブ内部の排ガスがガラスクロス
13aを通じて断熱材14の中に入ると、内部に空隙が
多い繊維ブランケットでなる断熱材14の中を容易に移
動して、矢印A,Bで示すように、筒状膜体を固定して
なるボルトの挿通穴部分や断熱材14およびガラスクロ
ス9から漏れを生じるという問題がある。
【0011】本発明は、前記構成のフレキシブルジョイ
ント装置の問題点に着目してなされたものであって、火
力発電所、製鉄所、ゴミ焼却場等の燃焼装置のダクトに
使用しても排ガス等の漏れがなく、シール性が良好なフ
レキシブルジョイント装置を提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、分離された一対のダクトにそれぞれ連結
される連通可能な一対のスリーブと、前記各スリーブの
外周面に対向するように設けられた一対のフランジと、
前記対向するフランジ間を接続する伸縮可撓性を有する
筒状膜体からなるフレキシブルジョイント装置におい
て、前記筒状膜体は、筒状のシール膜部材と、このシー
ル膜部材の内側に間隔をとって設けられる筒状の耐熱ク
ロスと、軸方向両端部で前記シール膜部材と前記耐熱ク
ロスに挟持される耐熱性シール部材と、前記両耐熱性シ
ール部材間で前記シール膜部材と前記耐熱クロスに挟持
される耐熱繊維断熱材とから成ることを要旨としてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明者らは、断熱材を組み合わ
せたシール性が良い筒状膜体の構造を見つけるために鋭
意検討した結果、筒状膜体の内側に組み合わせる断熱材
としてセラミック繊維等のブランケットを使用する代わ
りに、ガラスクロス等の耐熱クロスを積層したところ、
シール性は良くなるが、耐熱性が低下し、シール膜部材
であるPTFEシートの近傍の温度がかなり上昇するこ
とが問題となった。
【0014】そこで、筒状膜体のうち直接熱が加わるフ
ランジ間の中央部分には耐熱繊維ブランケットでなる断
熱材を配置し、フランジのボルト挿通部分だけ耐熱性シ
ール部材を配設したところ、PTFEシートでなる筒状
のシール膜部材の近傍の温度上昇を抑制することがで
き、しかもボルト挿通部分に配設した耐熱性シール部材
の存在により筒状膜体のシール性が良くなることを知り
得た。
【0015】前記耐熱性シール部材としては、積層耐熱
クロス、またはゴム溶液等の有機バインダーや無機系の
バインダーやコーティング剤等を表面処理あるいは含浸
処理して目止めをした積層耐熱クロス、または耐熱繊維
断熱材を目止め処理した耐熱クロスで包み込んだ部材等
の使用が好ましい。
【0016】筒状のシール膜部材に組み合わせる繊維断
熱材としては、セラミック繊維のブランケット以外にガ
ラス繊維のブランケットを用いても良く、また筒状のシ
ール膜部材にはPTFEシート単体以外にPTFEシー
トとガラスクロスを熱融着させた複合シートやその他の
樹脂やゴムのシートを用いても良い。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例1〜5を図1〜図5に
基づいて具体的に説明する。なお、図6と同一または類
似する部材には同じ符号が付されている。
【0018】実施例1 図1において、1a,1bは分離された一対のダクト、
2a,2bは各ダクトに連結されたスリーブ、3a,3
bは各スリーブに設けられたフランジ、4はフランジ間
を接続する伸縮可撓性を有する筒状膜体であり、この筒
状膜体4は、PTFEシートからなる筒状のシール膜部
材16と、その外面に重ねた補強用耐熱クロス17と、
前記シール膜部材16がフランジ3a,3bに取り付け
られる部分の内側に3層に積層した積層耐熱クロス15
と、その積層耐熱クロス間のシール膜部材16の内側に
位置する耐熱クロス13a,13bで挟持された耐熱繊
維ブランケットでなる耐熱繊維断熱材14とから成り、
前記補強用耐熱クロス付きシール膜部材16の両端部は
前記積層耐熱クロス15および断熱材14を挟持する耐
熱クロス13a,13bと共に耐熱クロス9で包み込ま
れ、当て板10を通してボルト11とナット12でフラ
ンジ3a,3bに固定された構成である。
【0019】上記構成にあっては、耐熱繊維断熱材14
がシール膜部材16の温度上昇を抑制する部材として、
また積層耐熱クロス15がその存在によりボルト挿通穴
部分および耐熱繊維断熱材14を通して軸方向へのガス
漏れを防止する耐熱性シール部材として機能する。ここ
で、前記筒状膜体としては、厚さ25mm、長さ3500
mm、幅350mmのセラミック繊維のブランケット14
を、厚さ1.5mm、長さ3500mm、幅450mmのガラ
スクロス13aの中央部分にのせ、その両端部に厚さ
1.5mm、長さ3500mm、幅50mmのガラスクロス1
5を3枚ずつ重ねてのせ、さらにその上側に厚さ1.5
mm、長さ3500mm、幅450mmのガラスクロス13b
を重ね、その上側に厚さ0.3mm、長さ3500mm、幅
450mmのPTFEシート16に厚さ1.5mm、長さ3
500mm、幅450mmのガラスクロス17を重ねて、そ
の両端部を厚さ1.5mm、長さ3500mm、幅150mm
のガラスクロス9で覆い、図1に示すような筒状膜体を
得た。
【0020】実施例2 図2に示す本実施例は、図1の耐熱クロス15,9にゴ
ム引きによる目止め処理したガラスクロス15’,9’
を用いた点以外は図1の構成と同じである。この構成に
よれば、ガス漏れを防止する耐熱性シール部材のシール
性の向上が図れる。本実施例の筒状膜体としては、厚さ
25mm、長さ3500mm、幅350mmのセラミック繊維
のブランケット14を、厚さ1.5mm、長さ3500m
m、幅450mmのガラスクロス13aの中央部分にの
せ、その両端部に厚さ1.5mm、長さ3500mm、幅5
0mmのゴム引き処理をしたガラスクロス15’を3枚ず
つ重ねてのせ、さらにその上側に厚さ1.5mm、長さ3
500mm、幅450mmのガラスクロス13bを重ね、そ
の上側に厚さ0.3mm、長さ3500mm、幅450mmの
PTFEシート16と厚さ1.5mm、長さ3500mm、
幅450mmのガラスクロス17を重ねて、両端部を厚さ
1.5mm、長さ3500mm、幅150mmのゴム引き処理
をしたガラスクロス9’で覆い、図2に示すような筒状
膜体を得た。
【0021】実施例3 図3に示す本実施例は、図2の耐熱クロス13a,13
bにその両端部分にゴム引きによる目止め処理したもの
を用いている。この構成によれば、ガス漏れを防止する
耐熱性シール部材のシール性をさらに高めることができ
る。本実施例の筒状膜体としては、厚さ25mm、長さ3
500mm、幅350mmのセラミック繊維のブランケット
14を、幅方向の両端部80mmにゴム引き処理をした厚
さ1.5mm、長さ3500mm、幅450mmのガラスクロ
ス13a,13bで上下を被覆し、両端部に延出するガ
ラスクロス13aの上側に厚さ1.5mm、長さ3500
mm、幅50mmのゴム引き処理をしたガラスクロス15’
を3枚ずつ重ねてのせ、ガラスクロス13bの上側に厚
さ0.3mm、長さ3500mm、幅450mmのPTFEシ
ート16に厚さ1.5mm、長さ3500mm、幅450mm
のガラスクロス17を接着した状態で重ねて、両端部を
厚さ1.5mm、長さ3500mm、幅150mmのゴム引き
処理をしたガラスクロス9’で覆い、図3に示すような
筒状膜体を得た。
【0022】実施例4 図4に示す本実施例は、図2のゴムによる目止め処理し
た積層耐熱クロス15’でなる耐熱性シール部材の代わ
りに、耐熱繊維断熱材14’を断面コ字形で目止め処理
した耐熱クロス18で包み込んでなる耐熱性シール部材
を用い、かつ耐熱クロス13a,13bにその両端部に
ゴム引き処理したクロスを用いた構成である。耐熱性シ
ール部材として、図2のゴムによる目止め処理した耐熱
クロス積層体だけでは、加熱により劣化しやすく、シー
ル性の低下を招くが、劣化しない耐熱繊維断熱材14’
を目止め処理した耐熱クロス18で包み込んでなる耐熱
性シール部材の使用によれば、加熱によるシール性低下
を抑制することができる。
【0023】ここでは、前記筒状膜体としては、長さ3
500mm、幅350mmのセラミック繊維のブランケット
14を、軸方向の両端部80mmにゴム引き処理した厚さ
1.5mm、長さ3500mm、幅450mmのガラスクロス
13aの中央部分にのせ、その両端部に長さ3500m
m、幅450mmのセラミック繊維のブランケット14’
をコ字形断面のゴム引き処理した厚さ1.5mmのガラス
クロス18で包み込んでなる耐熱シール部材をのせ、さ
らにその上に軸方向両端部80mmにゴム引き処理した厚
さ1.5mm、長さ3500mm、幅450mmのガラスクロ
ス13bを重ね、その上側に厚さ0.3mm、長さ350
0mm、幅450mmのPTFEシート16と厚さ1.5m
m、長さ3500mm、幅450mmのガラスクロス17を
重ねて、両端部を厚さ1.5mm、長さ3500mm、幅1
50mmのゴム引き処理したガラスクロス9’で覆い、図
4に示すような筒状膜体を得た。
【0024】実施例5 図5に示す本実施例は、図4におけるゴム引きクロスの
枚数を減らすために、セラミック繊維のブランケット1
4を支持するガラスクロス13aの幅を長くし、その延
長部分を前記ガラスクロス9’に兼用させた以外は、図
4の構成と同じであるので、各構成部材の寸法仕様は省
略する。
【0025】比較例 図6に示した構成を比較例としている。本比較例の筒状
膜体としては、厚さ1.5mm、長さ3500mm、幅45
0mmのガラスクロス13aと厚さ25mm、長さ3500
mm、幅450mmのセラミック繊維のブランケット14
と、厚さ1.5mm、長さ3500mm、幅450mmのガラ
スクロス13bを順に重ね、その上側に厚さ0.3mm、
長さ3500mm、幅450mmのPTFEシート16と厚
さ1.5mm、長さ3500mm、幅450mmのガラスクロ
ス17を重ねて、その両端部を厚さ1.5mm、長さ35
00mm、幅150mmのガラスクロス9で覆い、図6に示
すような筒状膜体を得た。
【0026】上記実施例1〜5および比較例の筒状膜体
を口径1000mmのフランジの実用試験機に取り付けて
温度500℃、圧力1000mmAqの空気を流し、1分間
に1回の速度でストローク50mm(450mm⇔400m
m)の繰り返し往復運動を2,000回および10,0
00回行い、試験後の筒状膜体について図6の矢印A部
および矢印B部からの漏れを石鹸水をかけたときにでき
る泡の大きさで評価した。なお、試験は筒状膜体を締め
付ける面圧として50MPaおよび100MPaの2条件で行
った。試験結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1から明らかなように、実施例1〜5は
比較例に比べて漏れが少なくなり、ガラスクロスに目止
め処理を行った実施例2〜5は実施例1よりもさらに漏
れ量が少なくなることが確認された。さらに、断熱材を
被覆するガラスクロスの端部にも目止め処理を行った実
施例3〜5は低い締付面圧でもシール性が良いことがわ
かった。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のダクト用
フレキシブルジョイント装置の構成によれば、火力発電
所、製鉄所、ゴミ焼却場等の燃焼装置のダクトに使用し
ても、流体の漏れが少なくなり、良好なシール性を維持
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフレキシブルジョイン
ト装置の縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すフレキシブルジョイ
ント装置の縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すフレキシブルジョイ
ント装置の縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すフレキシブルジョイ
ント装置の縦断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すフレキシブルジョイ
ント装置の縦断面図である。
【図6】前記筒状膜体に断熱材を組み合わせた従来のフ
レキシブルジョイント装置の縦断面図である。
【図7】従来のフレキシブルジョイント装置の縦断面図
である。
【図8】従来のフレキシブルジョイント装置の縦断面図
である。
【符号の説明】
1a,1b ダクト 2a,2b スリーブ 3a,3b フランジ 4 筒状膜体 4a シール膜部材 4b 補強用ガラスクロス 5a,5b スタッドボルト 6 断熱材 7 座金部材 8 ナット 9 ガラスクロス 9’ 目止め処理したガラスクロス 10 当て板 11 ボルト 12 ナット 13a,13b ガラスクロス 14,14’ 耐熱繊維断熱材 15 積層したガラスクロス 15’ 目止め処理したガラスクロス 16 シール膜部材 17 補強用耐熱クロス 18 目止め処理したガラスクロス 19 外部保温用断熱材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月5日(2000.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】上記実施例1〜5および比較例の筒状膜体
を口径1000mmのフランジの実用試験機に取り付けて
温度500℃、圧力1000mmAqの空気を流し、1分間
に1回の速度でストローク50mm(450mm⇔400m
m)の繰り返し往復運動を2,000回および10,0
00回行い、試験後の筒状膜体について図6の矢印A部
および矢印B部からの漏れを石鹸水をかけたときにでき
る泡の大きさで評価した。なお、試験は筒状膜体を締め
付ける面圧としてMPaおよび10MPaの2条件で行っ
た。試験結果を表1に示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【表1】
フロントページの続き (72)発明者 森 英明 静岡県浜松市上島5−5−7 Fターム(参考) 3H104 JA07 JA08 JB02 JC08 JD02 LB28 LB35 LC05 LF16 LG02 MA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離された一対のダクトにそれぞれ連結
    される連通可能な一対のスリーブと、前記各スリーブの
    外周面に対向するように設けられた一対のフランジと、
    前記対向するフランジ間を接続する伸縮可撓性を有する
    筒状膜体からなるフレキシブルジョイント装置におい
    て、前記筒状膜体は、筒状のシール膜部材と、このシー
    ル膜部材の内側に間隔をとって設けられる筒状の耐熱ク
    ロスと、軸方向両端部で前記シール膜部材と前記耐熱ク
    ロスに挟持される耐熱性シール部材と、前記両耐熱性シ
    ール部材間で前記シール膜部材と前記耐熱クロスに挟持
    される耐熱繊維断熱材とから成ることを特徴とするフレ
    キシブルジョイント装置。
  2. 【請求項2】 前記耐熱性シール部材が積層耐熱クロス
    または目止め処理された積層耐熱クロスまたは耐熱繊維
    断熱材を目止め処理した耐熱クロスで包み込んだもので
    あることを特徴とする請求項1記載のフレキシブルジョ
    イント装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012177144A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Neturen Heattreat Corporative Ltd 棒状ワークの焼入装置

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