JP2001227071A - パネル建材用ジョイント具 - Google Patents

パネル建材用ジョイント具

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JP2001227071A
JP2001227071A JP2000040183A JP2000040183A JP2001227071A JP 2001227071 A JP2001227071 A JP 2001227071A JP 2000040183 A JP2000040183 A JP 2000040183A JP 2000040183 A JP2000040183 A JP 2000040183A JP 2001227071 A JP2001227071 A JP 2001227071A
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panel building
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building materials
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JP2000040183A
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Kikumi Fukaya
谷 己久見 深
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SANWA KENSETSU KK
Original Assignee
SANWA KENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】壁や天井を構築するときにパネル建材同士を隙
間ができないように簡単且つ確実に連結できるようにす
る。 【解決手段】帯板状のジョイント板(5)の幅方向左右
両端に、対向するパネル建材(2A、2B)の端面(3
A、3B)の長手方向に連続して差し込まれるアンカー
部(7A、7B)を形成すると共に、当該アンカー部
(7A、7B)に抜出方向に対して逆目となる返し
(8)を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートで壁
や天井を構築するときにその内装用下地ボードとして使
用するパネル建材同士や、間仕切り壁の壁材として使用
するパネル建材同士を面一又は直角に連結させるための
パネル建材用ジョイント具に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートでマンションの壁や天井を
構築する際には、両面側に型枠となるせき板を張り詰め
てその間にコンクリートを打設し、これが硬化した後に
せき板を外して壁や天井の室内面に内装仕上げを行なっ
ている。
【0003】せき板はコンクリートを流し込むために使
用する仮設のものであるから、コンクリートが硬化した
後は必ず取り外さなければならない。しかも、コンクリ
ート構築物の全面に配されているので使用枚数も多く、
これを取り外すだけで非常に手間がかかる。また、せき
板を外した後は、内装仕上げをするために、打ち放しの
コンクリートの室内側全面に下地用のボードを貼り付け
たり打ち付けたりしなければならないので、工程数が増
加し、工期が長くかかるので、建築がコスト嵩んでしま
う。
【0004】このため、本出願人は、コンクリート壁の
型枠を兼用する内装用下地ボードとして使用でき、ま
た、コンクリート工事を行なうことなく間仕切り壁を構
築できるパネル建材を提案した(特願平11−1676
85号)。これは、表面に壁紙などを直張りできる剛性
ボードを、発泡樹脂ボードの片面又は両面に板張りして
形成したものである。発泡樹脂ボードの片面又は両面に
剛性ボードが板張りされてなるパネル建材
【0005】このパネル建材をコンクリート壁の室内側
の型枠として使用すれば、コンクリートが硬化した後に
型枠として使用している板を外すことなく内装仕上工事
を行なうことができるので、室内側については型枠を外
す手間と下地ボードを装着する手間が不要になり、工程
数の省略、工期の短縮が図られ、建築コストも軽減され
る。
【0006】また、間仕切り壁を構築する場合は、パネ
ル建材の上下両端を床及び天井に固定するだけですむの
で、コンクリートを打設する手間が不要になり、やは
り、工程数の省略、工期の短縮が図られ、建築コストも
軽減される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に板材
同士を面一に継ぐ場合には裏から当木をして釘やビスで
止めたり、また、直角に継ぐ場合には直接釘を打って固
定している。しかしながら、間仕切り壁を構築するため
にパネル建材を面一に継ぐ場合は、その表裏両面とも露
出されるので当木をすることはできないし、また、直角
に継ぐ場合に、直接釘を打とうとしても、片方のパネル
建材はその端面側から発泡樹脂ボード部分に釘を打ち込
まなければならないので、釘がきかないという問題があ
った。
【0008】パネル建材の上下両端を床及び天井に固定
するだけでは、パネル建材間に隙間ができ易く、施工時
には隙間がなくても、構築後に間仕切り壁に加わる外
力、特に地震などによって隙間ができ易いという不具合
を生ずる。
【0009】また、このパネル建材をコンクリート壁の
室内側の型枠を兼用する内装用下地ボードとして使用し
た場合に、型枠は壁面や天井面の全面に配する関係上、
複数枚を連結して継いでいかなければならないので、コ
ンクリートを打設したときにコンクリ−トノロ(未乾燥
状態のコンクリート)がその継目から室内側へ染み出す
おそれがある。
【0010】そして、コンクリートノロが内装用下地ボ
ードの室内側に染み出しても、内装工事は、コンクリー
トノロが乾燥した後に、その上から壁紙を貼ってしまう
ため、屋外の冷たい温度がコンクリート及びコンクリ−
トノロを介して室内に伝わり、所謂ヒートブリッジ現象
を生じるおそれがある。
【0011】その結果、住居の断熱性が低下するだけで
なく、室内が暖かく屋外が寒いときに、室内に染み出し
ているコンクリートノロが冷えて、内装用下地ボードと
壁紙の間に結露を生じ、カビが発生する原因になった
り、そのカビの発生によって壁紙が変色したり剥がれる
おそれがある。
【0012】そこで本発明は、壁や天井を構築するとき
にパネル建材同士を隙間ができないように簡単且つ確実
に面一又は直角に連結でき、また、コンクリ−トの型枠
として使用する場合にはコンクリートノロが室内側へ染
み出さないように隙間を確実にシールできるようにする
ことを技術的課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の発明は、発泡樹脂ボードの片面又は両面
に剛性ボードが板張りされてなるパネル建材の端面同士
を突き付けて面一に継ぐためのパネル建材用ジョイント
具であって、帯板状に形成されたジョイント板の幅方向
左右両端側が、前記各パネル建材の端面の長手方向に沿
って連続して差し込まれるアンカー部に形成され、当該
各アンカー部に抜出方向に対して逆目となる返しが形成
されたことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、まず、ジョイント板の
幅方向左右両端側に形成されたアンカー部をパネル建材
の対向する端面に差し込む。このとき、アンカー部に
は、抜出方向に対して逆目となる返しが形成されている
ので、釘などを用いなくてもアンカー部を差し込むだけ
でパネル建材同士がしっかりと連結される。また、ジョ
イント具は全体がパネル建材に埋没するので、間仕切り
壁として使用する場合も、パネル建材の表裏両側に露出
することがない。
【0015】そして、このジョイント具は、パネル建材
の片面側からその裏面側に至る継目を遮るように横切っ
て装着されるので、コンクリートの型枠として使用する
場合に、その隙間からコンクリートノロが流れ込んで室
内側に染み出したり、ヒートブリッジを起こすこともな
い。
【0016】請求項2の発明は、発泡樹脂ボードの片面
又は両面に剛性ボードが板張りされてなる2枚のパネル
建材の端部同士を突き付けて面一又は直角に連結するた
めのパネル建材用ジョイント具であって、前記各パネル
建材間に挟まれる面板又は型材の長手方向に沿って、当
該各端面に差し込まれる夫々のアンカー部が形成される
と共に、当該各アンカー部に抜出方向に対して逆目とな
る返しが形成されたことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、面一又は直角に連結さ
れる各パネル建材の間に面板又は型材が挟まれて、その
長手方向に形成されたアンカー部が双方の端面に差し込
まれる。この場合も、アンカー部には抜出方向に対して
逆目となる返しが形成されているので、釘などを用いな
くてもアンカー部を差し込むだけでパネル建材同士がし
っかりと隙間なく連結される。
【0018】請求項3の発明は、2枚のパネル建材同士
を突き付けて面一に連結すると共に、その継目に表裏片
面側又は両面側からパネル建材を突き付けてT字又は十
字に連結するためのパネル建材用ジョイント具であっ
て、面一に連結される2枚のパネル建材の端面間に挟ま
れる面板又は型材の長手方向に沿って、前記各パネル建
材の端面に差し込まれる夫々のアンカー部が形成され、
前記各アンカー部に抜出方向に対して逆目となる返しが
形成されたことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、T字又は十字に連結さ
れる3〜4枚のパネル建材の間に面板又は型材が挟まれ
て、その長手方向に形成されたが夫々の端面に差し込ま
れる。そして、アンカー部には抜出方向に対して逆目と
なる返しが形成されているので、釘などを用いなくても
アンカー部を差し込むだけでパネル建材同士がしっかり
と隙間なく連結される。
【0020】請求項4の発明は、請求項2及び3に記載
されたアンカー部を、面板又は型枠の長手方向の沿って
連続して形成したもので、これによれば、ジョイント具
は、パネル建材の片面側からその裏面側に至る継目を遮
るように横切って装着されるので、パネル建材をコンク
リートの型枠として使用する場合に、その隙間からコン
クリートノロが流れ込んで室内側に染み出したり、ヒー
トブリッジを起こすこともない。
【0021】請求項5の発明は、発泡樹脂ボードの両面
に剛性ボードが板張りされてなるパネル建材の端面を他
の建材に突き付けて連結するためのパネル建材用ジョイ
ント具であって、前記他の建材に固着される帯板状の面
板の長手方向に沿って、前記パネル建材の端面に差し込
まれるアンカー部が形成されると共に、当該アンカー部
には抜出方向に対して逆目となる返しが形成されたこと
を特徴とする。
【0022】この発明によれば、パネル建材の端面を他
のパネル建材の表面に突き付けてT字型に連結したり、
柱などの建材に連結する場合に用いるもので、パネル建
材を突きつける位置にビスや釘で面板を固定し、この面
板に形成されたアンカー部にパネル建材の端面を突き付
けて差し込んで行けば、アンカー部には返しが形成され
ているので、パネル建材が他の建材にしっかりと隙間な
く連結される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は請求項1に係るパネル建材
用ジョイント具の一例を示す断面図、図2は請求項2及
び請求項4に係るジョイント具を示す断面図、図3は他
の実施形態を示す断面図、図4は請求項3及び請求項4
に係るジョイント具を示す断面図、図5は他の実施形態
を示す断面図、図6は請求項5に係るジョイント具を示
す断面図である。
【0024】図1は請求項1に係るパネル建材用ジョイ
ント具1を示す。このジョイント具1は、壁や天井など
のコンクリート構造物の室内側の型枠を兼用する内装用
下地ボードや間仕切り壁の壁材として使用されるパネル
建材2A、2Bの端面3A、3B同士を突き付けて面一
に継ぐときに、その継目4を隙間なく連結するものであ
る。
【0025】パネル建材2A、2Bは、表面に壁紙など
を直張りできる剛性ボードPを発泡樹脂ボードP
片面又は両面に板張りして形成されており、その端面3
A、3Bには、その長手方向に沿って発泡樹脂ボードP
の部分に溝6が形成されている。なお、前記剛性ボー
ドPは、無機発泡体及び繊維状物を含む主剤を結合材
で固めた芯材板の両面側に、鉱物繊維を含む取材を結合
剤で固めた繊維補強層を一体成形した3層構造の耐力面
材で形成されている。また、両面に合成ボードを板張り
したパネル建材2A、2Bは、必要に応じて前記剛性ボ
ードPと同じ材質の板材Pを端面3A,3Bに接着
し、成形時に生ずる反りを防止している。
【0026】ジョイント具1は、図1の紙面に直交する
方向に連続して帯板状に形成されたジョイント板5の幅
方向左右両端側がアンカー部7A、7Bに形成され、当
該アンカー部7A、7Bが、互いに突き合わせられるパ
ネル建材2A、2Bの端面3A、3Bの長手方向に形成
された溝6に沿って連続して差し込まれるようになって
いる。
【0027】当該各アンカー部7A、7Bには抜出方向
に対して逆目となる返し8が形成されており、溝6に差
し込まれたジョイント具1に対して抜脱方向に力が作用
したときに、その力に抗して返し8が溝6の内面に食い
込み、ジョイント具1が抜け落ちないようになってい
る。特に、端面3A,3Bに反り防止の板材Pを設け
ている場合には、強い力で返し8が引っ張り出されるこ
とがあっても、返し8が板材Pに引っ掛かるので抜け
落ちるとがない。
【0028】以上が本発明の構成例であり、次にその作
用について説明する。2枚のパネル建材2A、2Bを面
一に継いで型枠を組み立てていくときに、一方の下地ボ
ード2Aの端面3Aに形成された溝6内にアンカー部7
Aを差し込み、この下地ボード2Aの端面3Aに対し、
もう一方の下地ボード2Bの端面3Bを突き付け、その
溝6に他方のアンカー部7Bを差し込む。
【0029】ジョイント具1は、アンカー部7A、7B
に形成された返し8により、どちらの溝6からも抜け難
くなるので、このジョイント具1を装着することによ
り、釘等を使うまでもなく、ジョイント具1を介して連
結するだけで、パネル建材2A、2B同士がしっかりと
連結される。
【0030】また、ジョイント板5が、パネル建材2
A、2B間の片面側から反対面側に至る継目4を遮るよ
うに装着されるので、パネル建材2A、2Bをコンクリ
ートの型枠として使用する場合に、その継目4は当該ジ
ョイント具1により塞がれ、コンクリートノロが流れ込
んで室内面側に染み出したり、ヒートブリッジを起こす
こともなく、間仕切り壁を構築するときに隙間ができる
こともない。
【0031】図2(a)〜(c)はパネル建材を面一に
連結する場合の請求項2及び請求項4に係るジョイント
具を示す。なお、図1と共通する部分は同一符号を付し
て詳細説明は省略する。ジョイント具10、11、12
は、図2の紙面に直交する方向に連続して形成され、前
記パネル建材2A、2Bの端面3A、3B同士を突き付
けたときにその端面3A、3B間に挟まれる面板15又
は型材16の長手方向に沿って、前記端面3A、3Bに
形成された溝6に差し込まれる夫々のアンカー部7A、
7Bが形成され、当該各アンカー部7A、7Bには抜出
方向に対して逆目となる返し8が形成されている。
【0032】図2(a)に示すジョイント具10は、面
板15がパネル建材2A、2Bの継目4の目地になるよ
うに3〜5mm程度の厚さに形成されると共に、その幅
がパネル建材2A、2Bの板厚よりやや細めに形成さ
れ、その面板15の表裏両面からアンカー部7A、7B
が直角に立設されている。
【0033】また、図2(b)に示すジョイント具11
のように、アンカー部7A、7Bを両端に形成した帯板
状のジョイント板5’の中央表裏両面に形成された突起
に、面板15を構成するフランジ15a、15bを係合
させて形成しても良い。このフランジ15a、15bの
幅を各種揃えておけば、パネル建材2A、2Bの板厚に
応じたジョイント具11を現場で組み立てることができ
る。また、ジョイント板5’とフランジ15a、15b
を分解すれば嵩張らないので、収納スペースを節約で
き、搬送コストを軽減できる。
【0034】なお、この場合、ジョイント板5’に形成
されたフランジ15a、15bと係合される突起5a、
5bは幅3mm×高さ3mm程度であるので、フランジ
15a、15bを外せばパネル建材2A、2Bの発泡樹
脂ボードP内に埋もれてしまい、図1に示すジョイン
ト具1と同様に使用することもできる。
【0035】図2(c)に示すジョイント具12の型材
16は、パネル建材2A、2Bの端面3A、3B間に挟
まれる直立片16Aと、パネル建材2A、2Bの片面側
に当接される水平片16BからなるT型材で形成され、
直立片16Aの表裏両面からアンカー部7A、7Bが直
角に立設されている。そして、直立片16Aを挟んでそ
の両側からパネル建材2A、2Bが突き付けられ、その
端面3A、3Bにアンカー部7A、7Bが差し込まれ
る。
【0036】本例によれば、互いに突き付けられる端面
3A、3Bに形成された溝6にアンカー部7A、7Bの
先端を当てて、双方の下地ボード2A、2Bを近づけて
行けば、アンカー部7A、7Bが溝6内に差し込まれて
行く。
【0037】そして、面板15又は型材16がどちらか
一方の端面3A(3B)に当接されると、当該端面3A
(3B)に押されて他方の端面3B(3A)に当接さ
れ、双方の端面3A、3Bに挟まれる。
【0038】したがって、双方のアンカー部7A、7B
は、その根元まで確実に溝6内に均等に差し込まれ、そ
の差込深さが偏ることがない。また、アンカー部7A、
7Bには返し8が形成されているので、どちらの溝6か
らも抜けにくくなり、パネル建材2A、2B同士が面一
にしっかりと連結される。
【0039】このとき、面板15又は型材16と各端面
3A、3Bとの隙間が溝6差し込まれた夫々のアンカー
部7A、7Bによって遮られ、パネル建材2A、2Bの
継目4は確実に塞がれる。
【0040】特に、図2(c)に示すジョイント具12
は、型材16の水平片16Bが、継目4を覆うようにパ
ネル建材2A、2Bの片面側に当接されるので、コンク
リートの型枠として使用する場合に、この水平片16B
をコンクリート面側に当接させることにより、継目4
が、アンカー部7A、7Bによって遮られると同時に、
水平片16Bにより覆われるので、シール性が向上す
る。
【0041】図3(a)及び(b)は2枚のパネル建材
の端部同士を突き付けて直角に連結する場合に使用する
請求項2及び請求項4に係るジョイント具を示す。な
お、図1と共通する部分は同一符号を付して詳細説明は
省略する。
【0042】ジョイント具13、14は、図3の紙面に
直交する方向に連続し形成され、前記各パネル建材2
A、2B間に挟まれる型材17、18に、当該各端面3
A、3Bに差し込まれる夫々のアンカー部7A、7B
が、各端面3A、3Bと対向するように長手方向に沿っ
て連続して形成されると共に、当該各アンカー部7A、
7Bには抜出方向に対して逆目となる返し8が形成され
ている。
【0043】図3(a)に示すジョイント具13の型材
17は、各パネル建材2A、2Bの端面3A、3Bに当
接される直交片17A、17Bを有するアングル材で形
成され、各直交片17A、17Bからアンカー部7A、
7Bが直角に立設されている。
【0044】図3(b)に示すジョイント具14の型材
18は直立片18Aと水平片18BからなるT型材で形
成されている。そして、直立片18Aを挟んでその片側
に、一方のパネル建材2Aが突き付けられてその端面3
Aが直立片18Aに当接され、反対面側に、他方のパネ
ル建材2Bが突き付けられてその端面3Bが水平片18
Bに当接される。直立片18A及び水平片18Bには、
各端面3A、3Bに対向するようにアンカー部7A、7
Bが直角に立設され、その長手方向に連続して形成され
ている。
【0045】このように、本例のジョイント具13、1
4を用いれば、パネル建材2A、2Bの端面3A、3B
にアンカー部7A、7Bを差し込むことにより、これら
を直角に隙間なく確実に連結することができる。
【0046】図4(a)、(b)は3枚のパネル建材の
端部同士を突き付けてT字に連結する場合に使用する請
求項3に係るジョイント具を示す。なお、図1と共通す
る部分は同一符号を付して詳細説明は省略する。
【0047】ジョイント具21、22は、図4の紙面に
直交する方向に連続して形成され、面一に連結される2
枚のパネル建材2A、2Bの継目4に、もう一つのパネ
ル建材2Cを直角に突き付けてT字に連結するためのも
ので、面一に連結される2枚のパネル建材2A、2Bの
端面3A、3B間に挟まれる面板23又は型材24に、
前記各パネル建材2A〜2Cの端面3A〜3Cに差し込
まれる夫々のアンカー部7A〜7Cが、各端面3A〜3
Cと対向するようにその長手方向に沿って連続して形成
され、各アンカー部7A〜7Cには抜出方向に対して逆
目となる返し8が形成されている。
【0048】図4(a)に示すジョイント具21は、パ
ネル建材2A、2Bに挟まれる面板23の表裏両面から
前記アンカー部7A、7Bが直角に立設されると共に、
当該面板23の片端側が延設されてアンカー部7Cに形
成されている。
【0049】図4(b)に示すジョイント具22の型材
24は、各パネル建材2A、2Bの端面3A、3Bに挟
まれる直立片24Aと、各パネル建材2A、2Bの両面
側に当接される水平片24B、24Cを有するH型材で
形成され、前記直立片24Aの表裏両面からアンカー部
7A、7Bが直角に立設されると共に、一方の水平片2
4Bからアンカー部7Cが直角に立設されている。
【0050】本例のジョイント具21、22を用いれ
ば、パネル建材2A〜2Cの端面3A〜3Cにアンカー
部7A〜7Cを差し込むことにより、これらをT字状に
隙間なく確実に連結することができる。
【0051】図5(a)及び(b)は4枚のパネル建材
の端部同士を突き付けて十字に連結する場合に使用する
請求項3に係るジョイント具を示す。なお、図1と共通
する部分は同一符号を付して詳細説明は省略する。
【0052】ジョイント具31、32は、図5の紙面に
直交する方向に連続して形成され、面一に連結される2
枚のパネル建材2A、2Bの継目4の表裏両側から、2
枚のパネル建材2C、2Dを直角に突き付けて十字に連
結するためのもので、面一に連結される2枚のパネル建
材2A、2Bの端面3A、3B間に挟まれる面板33又
は型材34に、前記各パネル建材2A〜2Dの端面3A
〜3Dに差し込まれる夫々のアンカー部7A〜7Dが、
各端面3A〜3Dと対向するようにその長手方向に沿っ
て連続して形成され、各アンカー部7A〜7Dには抜出
方向に対して逆目となる返し8が形成されている。
【0053】図5(a)に示すジョイント具31は、パ
ネル建材2A、2Bに挟まれる面板33の表裏両面から
前記アンカー部7A、7Bが直角に立設されると共に、
当該面板33の両端側が延設されてアンカー部7C、7
Dに形成されている。
【0054】図5(b)に示すジョイント具32の型材
34は、各パネル建材2A、2Bの端面3A、3Bに挟
まれる直立片34Aと、各パネル建材2A、2Bの両面
側に当接される水平片34B、34Cを有するH型材で
形成され、前記直立片34Aの表裏両面からアンカー部
7A、7Bが直角に立設されると共に、双方の水平片3
4B、34Cからアンカー部7C、7Dが直角に立設さ
れている。
【0055】本例のジョイント具31、32を用いれ
ば、パネル建材2A〜2Dの端面3A〜3Dにアンカー
部7A〜7Dを差し込むことにより、これらを十字状に
隙間なく確実に連結することができる。
【0056】図6に示すジョイント具41は、パネル建
材2Aの端面3Aを他のパネル建材2Bの表面42に突
き付けT字に連結したり、柱などの建材43にパネル建
材2Bの端面3Bを突き付けて連結する場合に用いられ
る。なお、図1と共通する部分は同一符号を付して詳細
説明は省略する。
【0057】ジョイント具41は、他のパネル建材2B
の表面42や柱43などの建材にビスや釘で固着される
帯板状の面板44の長手方向に沿って、パネル建材2A
の端面3Aに差し込まれるアンカー部7が形成されると
共に、当該アンカー部7には抜出方向に対して逆目とな
る返し8が形成されている。また、面板44の両端に
は、パネル建材2Aのパネルエンドの目地となるフラン
ジ45a,45bが係合されて、ジョイント具41が組
み立てられる。
【0058】これによれば、面板44にフランジ45
a,45bを係合させてジョイント具41を組立て、パ
ネル建材2Aの端面3Aに形成された溝6に、アンカー
部7を挿し込んでジョイント具41を装着した後、当該
パネル建材2Aを他のパネル建材2Bの所定位置に立て
て、他のパネル建材2Bの裏面側からビス止めしたり、
柱43に予めジョイント具41の面板44をビス止めし
ておき、そのアンカー部7に対してパネル建材2Bの端
面3Bを押し込んで行けば、当該端面3Bに形成された
溝6内にアンカー部7が挿入され、パネル建材2Bが柱
43に連結される。
【0059】ジョイント具41は、本例のように面板4
4にフランジ45a,45bを係合させて組み立てる場
合に限らず、これらが予め一体成形されていてもよいこ
とはもちろんである。
【0060】なお、上述の説明では、いずれも溝6内に
アンカー部7A〜7Dを差し込む場合について説明した
が、パネル建材2A〜2Dの端面3A〜3Dに予め溝6
を形成することなく、各パネル建材2A〜2Dの発泡樹
脂ボードPに直接差し込む場合でも良い。ただし、溝
6は発泡樹脂ボードPの部分に形成すればよいので加
工も簡単であり、溝6を予め形成しておいたほうが作業
性にも優れるというメリットがある。
【0061】また、型材16〜18、24、34は上述
の形状に限るものではなく必要に応じて任意の形状のも
のを採用することができ、例えば、正方形断面のホロー
材を使用し、対向2面、隣接2面、隣接3面、全周面に
アンカー部を形成する場合であっても良い。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、間
仕切り壁として使用されるパネル建材や、コンクリート
の型枠を兼用するパネル建材同士を簡単且つ確実に連結
することができるという大変優れた効果を有し、また、
その隙間が確実に塞がれるので、パネル建材を型枠に使
用してコンクリート構造物を構築する場合に、その継目
からコンクリートノロが流れ込んで室内側に染み出すこ
とがなく、その結果、パネル建材の室内側とコンクリー
ト面側とでヒートブリッジを起こすことがないという大
変優れた効果を奏する。
【0063】したがって、住居は断熱性に優れ、室内と
屋外との温度差が大きくてもパネル建材と壁紙の間に結
露を生じることがなく、カビの発生や、壁紙の変色や剥
がれなどを防止できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係るパネル建材用ジョイント具を示
す断面図。
【図2】請求項2及び請求項4に係るジョイント具を示
す断面図。
【図3】他の実施形態を示す断面図。
【図4】請求項3及び請求項4に係るジョイント具を示
す断面図。
【図5】他の実施形態を示す断面図。
【図6】請求項5に係るジョイント具を示す断面図。
【符号の説明】
10〜14、21、22、31、32………ジョイント
具 2A〜2D………パネル建材 3A〜3D………端面 4………継目 5………ジョイント板 7A〜7D、7………アンカー部 8………返し 15、23、33………面板 16〜18、24、34………型材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/60 506Z Fターム(参考) 2E125 AA52 AA53 AA56 AA59 AD01 AE15 AE16 AE18 AG08 AG23 BB03 BB16 BB25 BB29 BB36 BC03 BD01 BE02 BE07 BE08 BF06 CA76 CA78 DA03 EA17 EA21 2E162 BA05 CC01 CD01 FA14 FA16 FA17 FD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡樹脂ボードの片面又は両面に剛性ボー
    ドが板張りされてなる2枚のパネル建材(2A、2B)
    同士を突き付けて面一に連結するためのパネル建材用ジ
    ョイント具であって、 帯板状のジョイント板(5)の幅方向左右両端側が、前
    記各パネル建材(2A、2B)の端面(3A、3B)の
    長手方向に連続して差し込まれるアンカー部(7A、7
    B)に形成され、前記各アンカー部(7A、7B)に抜
    出方向に対して逆目となる返し(8)が形成されたこと
    を特徴とするパネル建材用ジョイント具。
  2. 【請求項2】発泡樹脂ボードの片面又は両面に剛性ボー
    ドが板張りされてなる2枚のパネル建材(2A、2B)
    の端部同士を突き付けて面一又は直角に連結するための
    パネル建材用ジョイント具であって、 前記各パネル建材(2A、2B)の間に挟まれる面板
    (15)又は型材(16〜18)の長手方向に沿って、
    前記各端面(3A、3B)に差し込まれる夫々のアンカ
    ー部(7A、7B)が形成されると共に、当該各アンカ
    ー部(7A、7B)に抜出方向に対して逆目となる返し
    (8)が形成されたことを特徴とするパネル建材用ジョ
    イント具。
  3. 【請求項3】発泡樹脂ボードの片面又は両面に剛性ボー
    ドが板張りされてなる2枚のパネル建材(2A、2B)
    同士を突き付けて面一に連結すると共に、その継目に表
    裏片面側又は両面側からパネル建材(2C、2D)を突
    き付けてT字又は十字に連結するためのパネル建材用ジ
    ョイント具であって、 面一に連結される2枚のパネル建材(2A、2B)の端
    面(3A、3B)間に挟まれる面板(23、33)又は
    型材(24、34)の長手方向に沿って、前記各パネル
    建材(2A〜2D)の端面(3A〜3D)に差し込まれ
    る夫々のアンカー部(7A〜7D)が形成され、当該各
    アンカー部(7A〜7D)に抜出方向に対して逆目とな
    る返し(8)が形成されたことを特徴とするパネル建材
    用ジョイント具。
  4. 【請求項4】前記アンカー部(7A〜7D)が、面板
    (15、23,33)又は型材(16〜18、24,3
    4)の長手方向に沿って連続して形成されて成る請求項
    2又は3記載のパネル建材用ジョイント具。
  5. 【請求項5】発泡樹脂ボードの両面に剛性ボードが板張
    りされてなるパネル建材(2A、2B)の端面(3A、
    3B)を他の建材(2B、42)に突き付けて連結する
    ためのパネル建材用ジョイント具であって、 前記他の建材(2B、42)に固着される帯板状の面板
    (43)の長手方向に沿って、前記パネル建材(2A、
    2B)の端面(3A、3B)に差し込まれるアンカー部
    (7)が形成されると共に、当該アンカー部(7)には
    抜出方向に対して逆目となる返し(8)が形成されたこ
    とを特徴とするパネル建材用ジョイント具。
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