JP2001225941A - 電子部品供給装置 - Google Patents

電子部品供給装置

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JP2001225941A
JP2001225941A JP2000032958A JP2000032958A JP2001225941A JP 2001225941 A JP2001225941 A JP 2001225941A JP 2000032958 A JP2000032958 A JP 2000032958A JP 2000032958 A JP2000032958 A JP 2000032958A JP 2001225941 A JP2001225941 A JP 2001225941A
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JP
Japan
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component
guide groove
electronic component
slider
electronic
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Application number
JP2000032958A
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English (en)
Inventor
Koji Saito
浩二 斉藤
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 四角柱形状の電子部品の供給に適した電子部
品供給装置を提供する。 【解決手段】 スライダ4に上下運動を付与することに
より、部品貯蔵室1a内に方向無規制状態で収容されて
いる電子部品Pに動きを生じさせ、動きを生じた電子部
品Pを貯蔵室内面に形成されている部品案内溝2aに2
方向規制状態で取り込み、同状態のまま部品搬送通路2
b,2cに送り込むことができる。また、部品案内溝2
aが部品貯蔵室1aに向けて常に開放しているため、部
品案内溝2a内への電子部品Pの取り込みはスライダ近
傍部分だけでなく、その上側部分においても実施するこ
とが可能であり、これにより、部品案内溝2aへの電子
部品Pの取り込み確率を高めて効率のよい部品供給が行
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ部品等の四
角柱形状の電子部品を長さ向きに整列して供給する電子
部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子部品供給装置を開示
するものとして特開平6−232596号公報がある。
同公報に開示された装置は、貯蔵室内にバルク状態で収
納されたチップ部品を部品搬送管を通じてベルト上に排
出し、排出されたチップ部品をベルトによって前方に搬
送する機能を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記装置は、基本的に
は円柱形状のチップ部品を供給対象とするものであるた
め、近年主流となっている四角柱形状の電子部品(チッ
プ部品を含む)の供給には不向きである。即ち、四角柱
形状のチップ部品を供給する場合には、長さ方向の両端
面を除く4側面の向きを揃える必要があるが、前記装置
ではこのような姿勢制御を行うことができない。
【0004】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもの
で、四角柱形状の電子部品の供給に適した電子部品供給
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の電子部品供給装置は、四角柱形状の電子部
品を方向無規制状態で収容し得る部品貯蔵室と、部品貯
蔵室内の電子部品を2方向規制状態で取り込み得るよう
に部品貯蔵室の内面に形成された部品案内溝と、部品案
内溝内の電子部品を2方向規制状態のまま取り込んで通
過させ得るように部品案内溝と連通して形成された部品
搬送通路と、部品貯蔵室内にその一部が露出し、且つ、
部品案内溝の開口の一部分を閉じ得るように部品案内溝
に隣接して配置された可動部材と、可動部材に所定の運
動を付与する駆動機構とを備え、可動部材の運動を利用
して部品貯蔵室内の電子部品を部品案内溝内に2方向規
制状態で入り込ませるようにしたことをその特徴とす
る。
【0006】この電子部品供給装置によれば、可動部材
に所定の運動を付与することにより、部品貯蔵室内に方
向無規制状態で収容されている電子部品の少なくとも一
部に動きを生じさせ、動きを生じた電子部品を部品貯蔵
室の内面に形成された部品案内溝に2方向規制状態で取
り込むことができる。部品案内溝に2方向規制状態で取
り込まれた電子部品は、例えば、部品搬送通路の前端に
負圧を作用させることにより部品搬送通路内を2方向規
制状態のまま通過する。
【0007】本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構
成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって
明らかとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1〜図7は本
発明の第1実施形態を示すもので、以下の説明では図1
における左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として
表記する。図1は装置の左側面図、図2は図1のA−A
線断面図、図3はスライダの左側面図と後面図、図4は
メインボディの左側面図、図5はカバープレートの右側
面図、図6及び図7は装置の動作説明図である。
【0009】第1実施形態として示した装置は、メイン
ボディ1と、カバープレート2と、リッドプレート3
と、スライダ4と、ブラケット5と、スライダ駆動用の
ソレノイド6とを備える。
【0010】メインボディ1は、側面形状がベースプレ
ート状の第1凹部1aを上部に有しており、また、横断
面矩形状の第2凹部1bを第1凹部1aの下側中央に有
している。また、第2凹部1bの深さ寸法は第1凹部1
aの深さ寸法よりも小さく、第2凹部1bの上端にはこ
の深さ寸法の差に相当する左右寸法にて、右から左に向
かって下向きに傾く傾斜面1cが設けられている。
【0011】カバープレート2は、縦長溝2a,屈曲溝
2b及び横長溝2cをその一面に連続して有している。
縦長溝2a,屈曲溝2b及び横長溝2cはそれぞれ矩形
状の横断面形を有し、各々の横断面形は後述する電子部
品Pの端面形状と相似形で僅かに大きい。
【0012】メインボディ1の左側面にカバープレート
2を取り付けた状態では、前記第1凹部1aは、カバー
プレート2によって左側面開口を塞がれることにより、
後述する電子部品Pを方向無規制状態で収容し得る部品
貯蔵室となる。以下の説明では、この部品貯蔵室に第1
凹部1aと同一の符号1aを引用する。ちなみに、「方
向無規制状態」とは、電子部品Pが3次元的に自由に動
ける状態を意味する。部品貯蔵室1aは上端を開口して
おり、この上端開口をリッドプレート3によって開閉自
在に覆われている。
【0013】また、前記第2凹部1bは、カバープレー
ト2によって左側面開口を塞がれることにより、スライ
ダ4を上下移動可能に収容し得るスライダ移動空間とな
る。以下の説明では、このスライダ移動空間に第2凹部
1bと同一の符号1bを引用する。
【0014】さらに、スライダ4によって右側面開口を
塞がれていない前記縦長溝2aの上側部分は、部品貯蔵
室1a内の電子部品Pを2方向規制状態で取り込み得る
部品案内溝となる。以下の説明では、この部品案内溝に
縦長溝2aと同一の符号2aを引用する。ちなみに、
「2方向規制状態」とは、電子部品Pが2方向の動きを
規制されていて、電子部品Pが1次元的(直線的)に動
ける状態を意味する。
【0015】さらにまた、スライダ4及びメインボディ
1によって右側面開口を塞がれている前記屈曲溝2bと
前記横長溝2cは、電子部品Pを2方向規制状態で通過
させ得る部品搬送通路となる。以下の説明では、この部
品搬送通路に屈曲溝2b及び横長溝2cと同一の符号2
b及び2cを引用する。尚、スライダ4によって右側面
開口を塞がれている縦長溝2aの下側部分も部品搬送通
路として機能する。
【0016】スライダ4は、スライダ移動空間1bの前
後寸法よりも僅かに小さな前後寸法とスライダ移動空間
1bの左右寸法よりも僅かに小さな左右寸法を有してお
り、スライダ移動空間1b内に上下移動可能に配置さ
れ、下端部をスライダ移動空間1bの下端開口より突出
している。また、スライダ4の上端には、右から左に向
かって下向きに傾く傾斜面4aが設けられている。
【0017】ブラケット5は全体がL字状を成してい
て、その縦部分をメインボディ1に取り付けられてい
る。また、ブラケット5には、スライダ駆動用のソレノ
イド6が設けられ、ソレノイド6のアーム6aは、スラ
イダ4の下端突出部分に連結されている。
【0018】ここで、前述の装置における部品供給動作
を説明する。
【0019】部品供給に際しては、図6(A)に示すよ
うに、リッドプレート3を開けて電子部品Pを部品貯蔵
室1a内に収容する。電子部品Pは、例えばチップコン
デンサやチップインダクタやチップ抵抗器やチップジャ
ンパー等の周知のチップ部品で、長さ>幅=高さの寸法
関係を有した四角柱形状である。勿論、同様の形状を有
するチップ部品以外の電子部品を収容しても構わない。
【0020】図6(A)から分かるように、部品貯蔵室
1a内に方向無規制状態で収容された電子部品Pの一部
はスライダ移動空間1bの上部に入り込んでおり、ま
た、収容部品Pの幾つかは部品案内溝2a内に2方向規
制状態で既に入り込んでいる。
【0021】部品供給を行うときには、部品収容後に、
ソレノイド6によって下降位置にあるスライダ4を上昇
させ、そして上昇位置から下降位置に復帰させる動作を
繰り返す(図6(A),(B)参照)。
【0022】図6(A)の状態からスライダ4を上昇さ
せると、スライダ4の上側にある電子部品Pが押し上げ
られ、これにより部品貯蔵室1a内の電子部品Pの少な
くとも下部に動きが与えられる。図6(B)の状態から
スライダ4を下降させるときも、部品貯蔵室1a内の電
子部品Pに同様の動きが与えられる。
【0023】つまり、部品貯蔵室1a内の電子部品P
は、スライダ4によって動きを与えられつつ、部品案内
溝2a内に2方向規制状態で入り込む。部品案内溝2a
は部品貯蔵室1aに向けて常に開放しているため、部品
案内溝2a内への電子部品Pの取り込みはスライダ近傍
部分だけでなく、その上側部分においても実施され得
る。部品案内溝2a内に2方向規制状態で入り込んだ電
子部品Pは、同状態のまま案内溝2a内を自重により通
過して部品搬送通路2b,2cに入り込む。
【0024】部品搬送通路2b,2c内に入り込んだ電
子部品Pを前方に搬送するときには、図示省略の吸引
源、例えば機械的に動作されるシリンダや電動式真空ポ
ンプ等を利用して、部品搬送通路2cの前端に接続され
た図示省略の部品搬送路の前端に負圧を作用させる。部
品搬送通路2b,2c内の電子部品Pはこの負圧作用に
よって前方に引き込まれ、部品搬送路を介して目的位置
まで搬送される。図示を省略してあるが、目的位置に搬
送された電子部品Pは、前記負圧を一時的に解除したタ
イミングで吸着ノズル等によって順次外部に取り出され
基板等に実装される。
【0025】このように第1実施形態の装置によれば、
スライダ4に上下運動を付与することにより、部品貯蔵
室1a内に方向無規制状態で収容されている電子部品P
に動きを生じさせ、動きを生じた電子部品Pを貯蔵室内
面に形成されている部品案内溝2aに2方向規制状態で
取り込み、同状態のまま部品搬送通路2b,2cに送り
込むことができる。
【0026】つまり、四角柱形状の電子部品Pを、長さ
方向の両端面を除く4側面の向きを揃えた状態で的確に
供給することが可能であり、近年における需要者の要求
(四角柱形状の電子部品の適正供給)に追従できる利点
がある。また、装置構成がシンプルであるので装置を安
価に構成でき、実用的効果も高い。
【0027】また、部品案内溝2aが部品貯蔵室1aに
向けて常に開放しているため、部品案内溝2a内への電
子部品Pの取り込みはスライダ近傍部分だけでなく、そ
の上側部分においても実施することが可能であり、これ
により、部品案内溝2aへの電子部品Pの取り込み確率
を高めて効率のよい部品供給が行える。
【0028】尚、前述の第1実施形態におけるスライダ
4の部品案内溝2a側の面には、図8(A),(B)に
示すような凹み4bを形成するようにしてもよい。この
凹み4bは、電子部品Pの幅寸法または高さ寸法よりも
僅かに大きな深さを有しており、その下部には2つの傾
斜面4b1がV字状に形成され、2つの傾斜面4b1の
中央には部品案内溝2aに向かって下向きに傾斜する傾
斜面4b2が形成されている。
【0029】図8(A),(B)に示したスライダ4を
用いた場合には、図9(A)に示すように、凹み4bに
よって電子部品Pを1方向規制状態で取り込み得る扁平
空間が形成される。ちなみに、「1方向規制状態」と
は、電子部品Pが1方向の動きを規制されていて、電子
部品Pが2次元的(平面的)に動ける状態を意味する。
図9(B)に示すように、幾つかの電子部品Pは部品貯
蔵室1aからこの扁平空間に1方向規制状態で取り込ま
れ、2つの傾斜面4b1によって姿勢を制御されなが
ら、傾斜面4b2を介して扁平空間から部品案内溝2a
に送り込まれる。勿論、扁平空間に入らずに直接的に部
品案内溝2aに入り込むものもある。また、前記傾斜面
4b2は必ずしも必要なものではなく、同傾斜面4b2
をほぼ水平な面としても扁平空間から部品案内溝2aに
電子部品Pを送り込むことは可能である。
【0030】[第2実施形態]図10〜図14は本発明
の第2実施形態を示すもので、以下の説明では図10に
おける左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表
記する。図10は装置の左側面図、図11は図10のB
−B線断面図、図12は図11のC−C線断面図、図1
3及び図14は装置の動作説明図である。
【0031】第2実施形態として示した装置は、メイン
ボディ11と、カバープレート12と、リッドプレート
13と、スライダ14と、スライダ駆動用のソレノイド
15とを備える。
【0032】メインボディ11は、前側に傾斜面を後側
に湾曲面を有する第1凹部11aを有しており、湾曲面
を含む後側の内面と底面に縦長溝,湾曲溝及び横長溝か
ら成る連続溝11bを有している。連続溝11bは矩形
状の横断面形を有し、その横断面形は後述する電子部品
Pの断面形状と相似形で僅かに大きい。また、連続溝1
1bの前端には前下がりに傾く傾斜溝11cが連続して
形成され、傾斜溝11cの前端には横長溝11dが連続
して形成されている。さらに、横断面矩形状の第2凹部
11eを連続溝11bの前端上側から前に向かって有し
ている。
【0033】メインボディ11の左側面にカバープレー
ト12を取り付けた状態では、前記第1凹部11aは、
カバープレート12によって左側面開口を塞がれること
により、後述する電子部品Pを方向無規制状態で収容し
得る部品貯蔵室となる。以下の説明では、この部品貯蔵
室に第1凹部11aと同一の符号11aを引用する。ち
なみに、「方向無規制状態」とは、電子部品Pが3次元
的に自由に動ける状態を意味する。部品貯蔵室11aは
上端を開口しており、この上端開口をリッドプレート1
3によって開閉自在に覆われている。
【0034】また、前記第2凹部11eは、カバープレ
ート12によって左側面開口を塞がれることにより、ス
ライダ14を前後移動可能に収容し得るスライダ移動空
間となる。以下の説明では、このスライダ移動空間に第
2凹部11eと同一の符号11eを引用する。
【0035】さらに、前記連続溝11bは、カバープレ
ート12によって左側面開口を塞がれることにより、部
品貯蔵室11a内の電子部品Pを2方向規制状態で取り
込み得る部品案内溝となる。以下の説明では、この部品
案内溝に連続溝11bと同一の符号11bを引用する。
ちなみに、「2方向規制状態」とは、電子部品Pが2方
向の動きを規制されていて、電子部品Pが1次元的(直
線的)に動ける状態を意味する。
【0036】さらにまた、前記傾斜溝11cと前記横長
溝11dは、カバープレート12によって左側面開口を
塞がれることにより、電子部品Pを2方向規制状態で通
過させ得る部品搬送通路となる。以下の説明では、この
部品搬送通路に傾斜溝11c及び横長溝11dと同一の
符号11c及び11dを引用する。尚、スライダ14に
よって上面開口を塞がれている連続溝11bの前端部分
も部品搬送路として機能する。
【0037】スライダ14は、スライダ移動空間11e
の上下寸法よりも僅かに小さな上下寸法とスライダ移動
空間11eの左右寸法よりも僅かに小さな左右寸法を有
しており、スライダ移動空間11e内に前後移動可能に
配置されている。また、スライダ14の後端には、前か
ら後に向かって下向きに傾く傾斜面(符号なし)が設け
られている。
【0038】スライダ駆動用のソレノイド15は、メイ
ンボディ11の右側面下部に取り付けられており、その
アーム15aは、メインボディ11に係止された図示省
略の長穴を通じてスライダ14の前端に連結されてい
る。
【0039】ここで、前述の装置における部品供給動作
を説明する。
【0040】部品供給に際しては、図13に示すよう
に、リッドプレート13を開けて電子部品Pを部品貯蔵
室11a内に収容する。電子部品Pは、例えばチップコ
ンデンサやチップインダクタやチップ抵抗器やチップジ
ャンパー等の周知のチップ部品で、長さ>幅=高さの寸
法関係を有した四角柱形状である。勿論、同様の形状を
有するチップ部品以外の電子部品を収容しても構わな
い。
【0041】図13から分かるように、部品貯蔵室11
a内に方向無規制状態で収容された電子部品Pの幾つか
は部品案内溝11b内に2方向規制状態で既に入り込ん
でいる。
【0042】部品供給を行うときには、部品収容後に、
ソレノイド15によって前進位置にあるスライダ14を
後退させ、そして後退位置から前進位置に復帰させる動
作を繰り返す(図13及び図14参照)。
【0043】図13の状態からスライダ14を後退させ
ると、スライダ14の上側にある電子部品Pが押し上げ
られ、これにより部品貯蔵室11a内の電子部品Pの少
なくとも下部に動きが与えられる。図14の状態からス
ライダ14を前進させるときも、部品貯蔵室11a内の
電子部品Pに同様の動きが与えられる。
【0044】つまり、部品貯蔵室11a内の電子部品P
は、スライダ14によって動きを与えられつつ、部品案
内溝11b内に2方向規制状態で入り込む。部品案内溝
11bは部品貯蔵室11aに向けて常に開放しているた
め、部品案内溝11b内への電子部品Pの取り込みはス
ライダ近傍部分だけでなく、その上側部分においても実
施され得る。部品案内溝11b内に2方向規制状態で入
り込んだ電子部品Pのうちスライダ14よりも高い位置
にあるものは、部品案内溝11bの縦長部分と湾曲部分
を自重により通過する。
【0045】部品案内溝11b内のスライダ近傍部分に
2方向規制状態で入り込んだ電子部品Pを前方に搬送す
るときには、図示省略の吸引源、例えば機械的に動作さ
れるシリンダや電動式真空ポンプ等を利用して、部品搬
送通路11dの前端に接続された図示省略の部品搬送路
の前端に負圧を作用させる。部品案内溝11b内の電子
部品Pはこの負圧作用によって前方に引き込まれ、部品
搬送通路11c,11d及び部品搬送路を介して目的位
置まで搬送される。図示を省略してあるが、目的位置に
搬送された電子部品Pは、前記負圧を一時的に解除した
タイミングで吸着ノズル等によって順次外部に取り出さ
れ基板等に実装される。
【0046】このように第2実施形態の装置によれば、
スライダ4に前後運動を付与することにより、部品貯蔵
室11a内に方向無規制状態で収容されている電子部品
Pに動きを生じさせ、動きを生じた電子部品Pを貯蔵室
内面に形成されている部品案内溝11bに2方向規制状
態で取り込み、同状態のまま部品搬送通路11c,11
dに送り込むことができる。
【0047】つまり、四角柱形状の電子部品Pを、長さ
方向の両端面を除く4側面の向きを揃えた状態で的確に
供給することが可能であり、近年における需要者の要求
(四角柱形状の電子部品の適正供給)に追従できる利点
がある。また、装置構成がシンプルであるので装置を安
価に構成でき、実用的効果も高い。
【0048】また、部品案内溝11bが部品貯蔵室11
aに向けて常に開放しているため、部品案内溝11b内
への電子部品Pの取り込みはスライダ近傍部分だけでな
く、その上側部分においても実施することが可能であ
り、これにより、部品案内溝11bへの電子部品Pの取
り込み確率を高めて効率のよい部品供給が行える。
【0049】[第3実施形態]図15〜図21は本発明
の第3実施形態を示すもので、以下の説明では図15に
おける左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表
記する。図15は装置の左側面図、図16は図15のD
−D線断面図、図17はメインボディの左側面図、図1
8はカバープレートの右側面図、図19〜図21は装置
の動作説明図である。
【0050】第3実施形態として示した装置は、メイン
ボディ21と、カバープレート22と、リッドプレート
23と、ローラー24と、ローラー駆動用のモーター2
5とを備える。
【0051】メインボディ21は、側面形状がベースプ
レート状の凹部21aを上部に有している。また、凹部
21aの下側中央には、ローラー24とほぼ同一の前後
寸法を有し、且つ、右から左に向かって下向きに傾く傾
斜面21bが設けられており、この傾斜面21bの下部
には左側面から見て矩形状のローラー露出孔21cが設
けられている。さらに、メインボディ21の後面にはロ
ーラー挿入孔21dが形成され、メインボディ21の前
面には、モーター取付孔21eが形成されている。
【0052】カバープレート22は、縦長溝22a,屈
曲溝22b及び横長溝22cをその一面に連続して有し
ている。縦長溝22a,屈曲溝22b及び横長溝22c
はそれぞれ矩形状の横断面形を有し、各々の横断面形は
後述する電子部品Pの端面形状と相似形で僅かに大き
い。
【0053】メインボディ21の左側面にカバープレー
ト22を取り付けた状態では、前記凹部21aは、カバ
ープレート22によって左側面開口を塞がれることによ
り、後述する電子部品Pを方向無規制状態で収容し得る
部品貯蔵室となる。以下の説明では、この部品貯蔵室に
凹部21aと同一の符号21aを引用する。ちなみに、
「方向無規制状態」とは、電子部品Pが3次元的に自由
に動ける状態を意味する。部品貯蔵室21aは上端を開
口しており、この上端開口をリッドプレート23によっ
て開閉自在に覆われている。
【0054】また、メインボディ21によって右側面開
口を塞がれていない前記縦長溝22aの上側部分は、部
品貯蔵室21a内の電子部品Pを2方向規制状態で取り
込み得る部品案内溝となる。以下の説明では、この部品
案内溝に縦長溝22aと同一の符号22aを引用する。
ちなみに、「2方向規制状態」とは、電子部品Pが2方
向の動きを規制されていて、電子部品Pが1次元的(直
線的)に動ける状態を意味する。
【0055】さらに、メインボディ21によって右側面
開口を塞がれている前記屈曲溝22bと前記横長溝22
cは、電子部品Pを2方向規制状態で通過させ得る部品
搬送通路となる。以下の説明では、この部品搬送通路に
屈曲溝22b及び横長溝22cと同一の符号22b及び
22cを引用する。尚、メインボディ21によって右側
面開口を塞がれている縦長溝22aの下側部分も部品搬
送通路として機能する。
【0056】ローラー24は、傾斜面21bとほぼ同一
の前後寸法を有する円柱形を成し、ローラー挿入孔21
dを通じて挿入され、傾斜面21bの下部に設けられた
ローラー露出孔21cからその外周面の一部を露出して
いる。このローラー24は、モーター取付孔21eに配
置されたモーター25のシャフト25aに前面側中心を
連結されている。
【0057】ここで、前述の装置における部品供給動作
を説明する。
【0058】部品供給に際しては、図19に示すよう
に、リッドプレート23を開けて電子部品Pを部品貯蔵
室21a内に収容する。電子部品Pは、例えばチップコ
ンデンサやチップインダクタやチップ抵抗器やチップジ
ャンパー等の周知のチップ部品で、長さ>幅=高さの寸
法関係を有した四角柱形状である。勿論、同様の形状を
有するチップ部品以外の電子部品を収容しても構わな
い。
【0059】図19から分かるように、部品貯蔵室21
a内に方向無規制状態で収容された電子部品Pの幾つか
は部品案内溝22a内に2方向規制状態で既に入り込ん
でいる。
【0060】部品供給を行うときには、部品収容後に、
モーター25によってローラー24を図20中で時計回
り方向に連続的に、或いは、間欠的に回転させる。
【0061】ローラー24を回転させると、ローラー2
4の外周面の露出部分に接する電子部品Pにローラー回
転方向に沿った力が加わり、これにより部品貯蔵室21
a内の電子部品Pの少なくとも下部に動きが与えられ
る。
【0062】つまり、部品貯蔵室21a内の電子部品P
は、ローラー24によって動きを与えられつつ、部品案
内溝22a内に2方向規制状態で入り込む。部品案内溝
22aは部品貯蔵室21aに向けて常に開放しているた
め、部品案内溝22a内への電子部品Pの取り込みはロ
ーラー近傍部分だけでなく、その上側部分においても実
施され得る。部品案内溝22a内に2方向規制状態で入
り込んだ電子部品Pは、同状態のまま案内溝22a内を
自重により通過して部品搬送通路22b,22cに入り
込む。
【0063】部品搬送通路22b,22c内に入り込ん
だ電子部品Pを前方に搬送するときには、図示省略の吸
引源、例えば機械的に動作されるシリンダや電動式真空
ポンプ等を利用して、部品搬送通路22cの前端に接続
された図示省略の部品搬送路の前端に負圧を作用させ
る。部品搬送通路22b,22c内の電子部品Pはこの
負圧作用によって前方に引き込まれ、部品搬送路を介し
て目的位置まで搬送される。図示を省略してあるが、目
的位置に搬送された電子部品Pは、前記負圧を一時的に
解除したタイミングで吸着ノズル等によって順次外部に
取り出され基板等に実装される。
【0064】このように第3実施形態の装置によれば、
ローラー24に回転運動を付与することにより、部品貯
蔵室21a内に方向無規制状態で収容されている電子部
品Pに動きを生じさせ、動きを生じた電子部品Pを貯蔵
室内面に形成されている部品案内溝22aに2方向規制
状態で取り込み、同状態のまま部品搬送通路22b,2
2cに送り込むことができる。
【0065】つまり、四角柱形状の電子部品Pを、長さ
方向の両端面を除く4側面の向きを揃えた状態で的確に
供給することが可能であり、近年における需要者の要求
(四角柱形状の電子部品の適正供給)に追従できる利点
がある。また、装置構成がシンプルであるので装置を安
価に構成でき、実用的効果も高い。
【0066】また、部品案内溝22aが部品貯蔵室21
aに向けて常に開放しているため、部品案内溝22a内
への電子部品Pの取り込みはローラー近傍部分だけでな
く、その上側部分においても実施することが可能であ
り、これにより、部品案内溝22aへの電子部品Pの取
り込み確率を高めて効率のよい部品供給が行える。
【0067】以上、前述した第1実施形態〜第3実施形
態では、何れも、四角柱形状の電子部品として長さ>幅
=高さの寸法関係を有するものを例示したが、電子部品
が通過する箇所の寸法を制限することにより、長さ>幅
>高さの寸法関係を有する四角柱形状の電子部品を供給
することができる。
【0068】また、前述した第1実施形態〜第3実施形
態では、スライダ,ローラー等の駆動源としてソレノイ
ドやモーターを用いたものを示したが、外力付与により
所定の直線運動或いは回転運動が得られる機構、例えば
レバー機構やラチェット機構等をモーター及びソレノイ
ドの代替駆動機構として利用してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
四角柱形状の電子部品を、長さ方向の両端面を除く4側
面の向きを揃えた状態で的確に供給することが可能であ
り、近年における需要者の要求(四角柱形状の電子部品
の適正供給)に追従できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る装置の左側面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】図1に示したスライダの左側面図と後面図
【図4】図1に示したメインボディの左側面図
【図5】図1に示したカバープレートの右側面図
【図6】図1に示した装置の動作説明図
【図7】図1に示した装置の動作説明図
【図8】図1に示したスライダの変形例を示すスライダ
左側面図と後面図
【図9】図8に示したスライダを用いた装置の動作説明
【図10】本発明の第2実施形態に係る装置の左側面図
【図11】図10のB−B線断面図
【図12】図11のC−C線断面図
【図13】図10に示した装置の動作説明図
【図14】図10に示した装置の動作説明図
【図15】本発明の第3実施形態に係る装置の左側面図
【図16】図15のD−D線断面図
【図17】図15に示したメインボディの左側面図
【図18】図15に示したカバープレートの右側面図
【図19】図15に示した装置の動作説明図
【図20】図15に示した装置の動作説明図
【図21】図15に示した装置の動作説明図
【符号の説明】
P…電子部品、1a…部品貯蔵室、2a…部品案内溝、
2b,2c…部品搬送通路、4…スライダ、6…ソレノ
イド、11a…部品貯蔵室、11b…部品案内溝、11
c,11d…部品搬送通路、14…スライダ、15…ソ
レノイド、21a…部品貯蔵室、22a…部品案内溝、
22b,22c…部品搬送通路、24…ローラー、25
…モーター。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角柱形状の電子部品を方向無規制状態
    で収容し得る部品貯蔵室と、 部品貯蔵室内の電子部品を2方向規制状態で取り込み得
    るように部品貯蔵室の内面に形成された部品案内溝と、 部品案内溝内の電子部品を2方向規制状態のまま取り込
    んで通過させ得るように部品案内溝と連通して形成され
    た部品搬送通路と、 部品貯蔵室内にその一部が露出し得るように部品案内溝
    に隣接して配置された可動部材と、 可動部材に所定の運動を付与する駆動機構とを備え、 可動部材の運動を利用して部品貯蔵室内の電子部品を部
    品案内溝内に2方向規制状態で入り込ませるようにし
    た、 ことを特徴とする電子部品供給装置。
  2. 【請求項2】 部品案内溝は部品貯蔵室の内面に縦向き
    に形成されており、可動部材は部品案内溝の開口の一部
    分を閉じた状態のまま部品案内溝に沿って縦方向に往復
    移動する、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品供給装置。
  3. 【請求項3】 部品案内溝は部品貯蔵室の内面に横向き
    に形成されており、可動部材は部品案内溝の開口の一部
    分を閉じた状態のまま部品案内溝に沿って横方向に往復
    移動する、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品供給装置。
  4. 【請求項4】 部品案内溝は部品貯蔵室の内面に縦向き
    に形成されており、ローラー状の可能部材は開口の一部
    分を閉じた状態のまま固定位置において所定方向に回転
    する、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016092658A1 (ja) * 2014-12-11 2016-06-16 富士機械製造株式会社 部品収納部材、および収納方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016092658A1 (ja) * 2014-12-11 2016-06-16 富士機械製造株式会社 部品収納部材、および収納方法
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