JP2001217591A - 電子部品供給装置 - Google Patents

電子部品供給装置

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JP2001217591A
JP2001217591A JP2000022860A JP2000022860A JP2001217591A JP 2001217591 A JP2001217591 A JP 2001217591A JP 2000022860 A JP2000022860 A JP 2000022860A JP 2000022860 A JP2000022860 A JP 2000022860A JP 2001217591 A JP2001217591 A JP 2001217591A
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Japan
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belt
electronic component
chamber
component
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JP2000022860A
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English (en)
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Koji Saito
浩二 斉藤
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 四角柱形状の電子部品の供給に適した電子部
品供給装置を提供する。 【解決手段】 第1チェンバー1aからベルト5の表面
の一部分に送り込まれた電子部品Pをベルト移動を利用
して第2チェンバー1gに1方向規制状態で送り込み、
そして、ベルト5の表面の前記一部分から第2チェンバ
ー1gに送り込まれた電子部品Pをベルト移動とガイド
プレート3による姿勢矯正作用を利用してプレート間隙
間に2方向規制状態で送り込み、さらに、第2チェンバ
ー1gからプレート間隙間に送り込まれた電子部品Pを
ベルト移動を利用して搬送通路1cに2方向規制状態の
まま送り込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ部品等の四
角柱形状の電子部品を長さ向きに整列して供給する電子
部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子部品供給装置を開示
するものとして特開平6−232596号公報がある。
同公報に開示された装置は、貯蔵室内にバルク状態で収
納されたチップ部品を部品搬送管を通じてベルト上に排
出し、排出されたチップ部品をベルトによって前方に搬
送する機能を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記装置は、基本的に
は円柱形状のチップ部品を供給対象とするものであるた
め、近年主流となっている四角柱形状の電子部品(チッ
プ部品を含む)の供給には不向きである。即ち、四角柱
形状のチップ部品を供給する場合には、長さ方向の両端
面を除く4側面の向きを揃える必要があるが、前記装置
ではこのような姿勢制御を行うことができない。
【0004】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもの
で、四角柱形状の電子部品の供給に適した電子部品供給
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の電子部品供給装置は、ベルトと、ベルトを
所定方向に移動させる駆動機構と、四角柱形状の電子部
品を方向無規制状態で収容し得え、且つ、収容部品をベ
ルト表面の一部分に送り込み得る第1チェンバーと、ベ
ルト表面上に第1チェンバーと連続するように形成さ
れ、第1チェンバーからベルト表面の前記一部分に送り
込まれた電子部品をベルト移動を利用して1方向規制状
態で取り込み得る第2チェンバーと、ベルト表面上に第
2チェンバーと連続するように形成され、ベルト表面の
前記一部分から第2チェンバーに送り込まれた電子部品
をベルト移動を利用して2方向規制状態で取り込み得る
搬送通路とを備えることをその特徴とする。
【0006】この電子部品供給装置によれば、第1チェ
ンバーからベルト表面の一部分に送り込まれた電子部品
をベルト移動を利用して第2チェンバーに1方向規制状
態で送り込み、そして、ベルト表面の前記一部分から第
2チェンバーに送り込まれた電子部品をベルト移動を利
用して搬送通路に2方向規制状態で送り込むことができ
る。
【0007】また、本発明の電子部品供給装置は、四角
柱形状の電子部品を2方向規制状態で取り込み得る複数
の部品挿入孔が貫通形成されたベルトと、ベルトを所定
方向に移動させる駆動機構と、四角柱形状の電子部品を
方向無規制状態で収容し得え、且つ、収容部品をベルト
表面の一部分に送り込み得るチェンバーと、ベルト表面
の前記一部分にある部品挿入孔の下端を塞ぐ閉塞手段
と、閉塞手段から外れた部品挿入孔の下端と整合するよ
うに設けられた搬送通路とを備えることをその特徴とす
る。
【0008】この電子部品供給装置によれば、チェンバ
ーからベルト表面の一部分に送り込まれた電子部品をベ
ルト移動を利用してベルト表面の前記一部分にある部品
挿入孔に3方向規制状態で取り込み、そして、ベルト移
動によって閉塞手段から外れた部品挿入孔の下端を搬送
通路と整合させて、部品挿入孔に取り込まれている電子
部品を搬送通路に2方向規制状態で送り込むことができ
る。
【0009】さらに、本発明の電子部品供給装置は、四
角柱形状の電子部品を3方向規制状態で取り込み得る複
数の部品挿入孔が形成されたベルトと、ベルトを所定方
向に移動させる駆動機構と、四角柱形状の電子部品を方
向無規制状態で収容し得え、且つ、収容部品をベルト表
面の一部分に送り込み得るチェンバーとを備えることを
その特徴とする。
【0010】この電子部品供給装置によれば、チェンバ
ーからベルト表面の一部分に送り込まれた電子部品をベ
ルト移動を利用してベルト表面の前記一部分にある部品
挿入孔に3方向規制状態で取り込み、そして、部品挿入
孔に取り込まれている電子部品を3方向規制状態のまま
ベルト移動によって所定位置まで搬送することができ
る。
【0011】本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構
成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって
明らかとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1〜図4は本
発明の第1実施形態を示すもので、以下の説明では図1
における左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として
表記する。図1は装置の部分断面の左側面図、図2は図
1のA−A線断面図、図3及び図4は装置の動作説明図
である。
【0013】第1実施形態として示した装置は、メイン
ボディ1と、リッドプレート2と、2つのガイドプレー
ト3と、2つのプーリー4と、ベルト5と、ベルト駆動
用のモータ6とを備える。
【0014】メインボディ1は、後に詳述する四角柱形
状の電子部品Pを方向無規制状態で収容するための第1
チェンバー1aを有する。ちなみに、「方向無規制状
態」とは、電子部品Pが3次元的に自由に動ける状態を
意味する。この第1チェンバー1aは上端を開口してお
り、この上端開口をリッドプレート2によって開閉自在
に覆われている。第1チェンバー1aの左右間隔は前後
間隔よりも小さく、その下部前側と下部後側には第1チ
ェンバー1aの左右間隔に一致した左右幅を有する傾斜
面1a1と1a2が形成されている。また、前側傾斜面
1a1と後側傾斜面1a2の下端間には、第1チェンバ
ー1a内に収容されている電子部品Pをベルト5の表面
の一部分に送り込むための投入口1a3が形成されてい
る。この投入口1a3の左右間隔は、第1チェンバー1
aの左右間隔に一致している。
【0015】また、メインボディ1の投入口1a3の前
側には、投入口1a3と同じ左右間隔と電子部品Pの幅
寸法または高さ寸法よりも僅かに大きな上下間隔(深さ
寸法)を有する第1溝1bが、第1チェンバー1aの投
入口1a3と連続して形成されている。この第1溝1b
は、下面側の開口をベルト5の表面によって覆われるこ
とにより、後述する第2チェンバー1gを構成するため
の扁平空間を形成する。
【0016】さらに、メインボディ1の第1溝1bの前
側には、電子部品Pの幅寸法または高さ寸法よりも僅か
に大きな左右間隔と第1溝1bと同じ上下間隔(深さ寸
法)を有する第2溝1cが、第1溝1bと連続して形成
されている。この第2溝1cは、下面側の開口をベルト
5の表面によって覆われることにより、搬送通路(以
下、第2溝1cと同じ符号1cを用いる)を形成する。
つまり、搬送通路1cは電子部品Pの端面形状と相似形
で僅かに大きな横断面形状を有しており、電子部品Pを
2方向規制状態で取り込んで、同状態のまま通過させる
ことができる。ちなみに、「2方向規制状態」とは、電
子部品Pが2方向の動きを規制されていて、電子部品P
が1次元的(直線的)に動ける状態を意味する。
【0017】さらに、メインボディ1の第2溝1cの前
端には、ベルト5によって前方に搬送される電子部品P
を停止させるためのストッパ1dが形成され、このスト
ッパ1dの後側には、搬送通路1c内の先頭の電子部品
Pを外部に取り出すための取出口1eが形成されてい
る。また、メインボディ1の下部には、2つのプーリー
4を取り付けるための断面L字形の部分1fが形成され
ている。
【0018】2つのガイドプレート3は、各々の後端
に、外側から内側に向けて傾斜する案内面3aを有して
いる。各ガイドプレート3の左右幅は((第1溝1bの
左右間隔)−(搬送通路1cの左右間隔))×1/2
で、上下厚みは第1溝1bの上下間隔(深さ寸法)と一
致している。両ガイドプレート3は、第1溝1b内に図
2に示すように固定配置されており、両プレート3の間
には搬送通路1cと同様の役割を果たす通路(プレート
間隙間)が形成されている。一方のガイドプレート3の
前後長さが他方のガイドプレート3の前後長さよりも短
いため、各々の案内面3aの位置は前後方向にずれてい
る。また、両ガイドプレート3を第1溝1b内に配置し
た状態では、第1溝1bの両ガイドプレート3が存在し
ない後部領域は、電子部品Pを1方向規制状態で取り込
み得る第2チェンバー1gとなる。ちなみに、「1方向
規制状態」とは、電子部品Pが1方向の動きを規制され
ていて、電子部品Pが2次元的(平面的)に動ける状態
を意味する。
【0019】2つのプーリー4は、メインボディ1のL
字形部分1fの前位置と後位置に各々の中心軸4aをそ
れぞれ回転自在に取り付けられている。また、前側プー
リー4の中心軸4aには、メインボディ1の右側面に取
り付けられたモータ6のシャフトが連結されている。
【0020】ベルト5は、合成ゴムや軟質樹脂等から無
端状に形成されており、前後2つのプーリー4に所定の
テンションをもって巻き付けられている。このベルト5
はメインボディ1の第1溝1bの左右間隔よりも大きな
左右幅を有しており、上側部分の表面によって第1溝1
b及び第2溝1cの下面側の開口を塞いでいる。ちなみ
に、このベルト5は平ベルトでもタイミングベルトであ
ってもよく、タイミングベルトを用いる場合にはプーリ
ー4としてタイミングプーリーを利用する。尚、移動す
るベルト5によって第1チェンバー1a内及び第2チェ
ンバー1g内の電子部品Pを効果的に動かすために、ベ
ルト5として表面粗さが大きなものを用いたり、ベルト
5の表面に微細凹凸や微細溝等を設けるようにしてもよ
い。
【0021】ここで、前述の装置における部品供給動作
を説明する。
【0022】部品供給に際しては、図3に示すように、
リッドプレート2を開けて電子部品Pを第1チェンバー
1a内に収容する。電子部品Pは、例えばチップコンデ
ンサやチップインダクタやチップ抵抗器やチップジャン
パー等の周知のチップ部品で、長さ>幅=高さの寸法関
係を有した四角柱形状である。勿論、同様の形状を有す
るチップ部品以外の電子部品を収容しても構わない。
【0023】部品供給を行うときには、図3に示すよう
に、部品収容後に、モータ6によって前側プーリー4を
反時計回り方向に所定角度ずつ間欠的に、或いは一定速
度で連続的に回転させ、ベルト5の上側部分を前方に間
欠的に或いは連続的に移動させる。
【0024】第1チェンバー1a内に方向無規制状態で
収容されている電子部品Pのうち投入口1a3付近の電
子部品Pは、投入口1a3と対向するベルト5の表面の
一部分と接している。ベルト5の表面の一部分に接して
いる電子部品Pは、図3に示すように、移動するベルト
5によって動かされ、幾つかの電子部品Pはベルト5の
表面にその一側面を面接触したような姿勢になる。ま
た、その少なくとも一部の電子部品Pは、移動するベル
ト5によって前方に動かされ、同姿勢のまま第2チェン
バー1g内に1方向規制状態で送り込まれる。
【0025】第2チェンバー1g内に1方向規制状態で
送り込まれた電子部品Pは、図4に示すように、移動す
るベルト5によって前方に動かされ、2つのガイドプレ
ート3の案内面3aによって姿勢を矯正されながら、プ
レート間隙間に2方向規制状態で送り込まれる。そし
て、プレート間隙間に2方向規制状態で送り込まれた電
子部品Pは、移動するベルト5によって前方に動かさ
れ、同状態のまま搬送通路1c内に送り込まれる。
【0026】搬送通路1c内に送り込まれた電子部品P
は、図3に示すように、移動するベルト5によって前方
に動かされて2方向規制状態のまま搬送通路1c内を前
進し、やがて、ストッパ1dに当接して停止する。スト
ッパ1dによって停止された電子部品Pは、取出口1e
を通じて吸着ノズルANによって外部に取り出され、図
示省略の基板等に実装される。
【0027】このように第1実施形態の装置によれば、
第1チェンバー1aからベルト5の表面の一部分に送り
込まれた電子部品Pをベルト移動を利用して第2チェン
バー1gに1方向規制状態で送り込み、そして、ベルト
5の表面の前記一部分から第2チェンバー1gに送り込
まれた電子部品Pをベルト移動とガイドプレート3によ
る姿勢矯正作用を利用してプレート間隙間に2方向規制
状態で送り込み、さらに、第2チェンバー1gからプレ
ート間隙間に送り込まれた電子部品Pをベルト移動を利
用して搬送通路1cに2方向規制状態のまま送り込むこ
とができる。
【0028】つまり、四角柱形状の電子部品Pを、長さ
方向の両端面を除く4側面の向きを揃えた状態で的確に
供給することが可能であり、近年における需要者の要求
(四角柱形状の電子部品の適正供給)に追従できる利点
がある。また、装置構成がシンプルであるので装置を安
価に構成でき、実用的効果も高い。
【0029】尚、前述の第1実施形態では、2つのガイ
ドプレート3を固定配置したものを例示したが、少なく
とも一方のガイドプレートをソレノイド等を利用して前
後方向に往復移動させるようにすれば、案内面による姿
勢矯正作用をより積極的に行うことができる。
【0030】図5はその一例を示すもので、7は固定ガ
イドプレート、8は可動ガイドプレート、9は可動ガイ
ドプレート駆動用のソレノイドであり、可動ガイドプレ
ート8は長穴1hを通じてソレノイド9のアーム9aに
連結されている。この場合は、第1溝1bを図のような
形状とし、搬送通路1d’を固定ガイドプレート7の前
側に形成し、その始端部分を屈曲させてプレート間隙間
と連続するようにする。このようにすれば、第2チェン
バー1gからプレート間隙間に2方向規制状態で入り込
んだ電子部品Pを、同状態のまま搬送通路1d’に送り
込むことができる。
【0031】[第2実施形態]図6〜図9は本発明の第
2実施形態を示すもので、以下の説明では図6における
左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。図6は装置の部分断面の左側面図、図7は図6のB
−B線断面図、図8及び図9は装置の動作説明図であ
る。
【0032】第2実施形態として示した装置は、メイン
ボディ11と、リッドプレート12と、ベルトガイド1
3と、2つのプーリー14と、ベルト15と、ベルト駆
動用のモータ16と、部品搬送管17とを備える。
【0033】メインボディ11は、後に詳述する四角柱
形状の電子部品Pを方向無規制状態で収容するためのチ
ェンバー11aを有する。ちなみに、「方向無規制状
態」とは、電子部品Pが3次元的に自由に動ける状態を
意味する。このチェンバー11aは上端を開口してお
り、この上端開口をリッドプレート12によって開閉自
在に覆われている。チェンバー11aの左右間隔は前後
間隔よりも小さく、その下部には、チェンバー11a内
に収容されている電子部品Pをベルト15の表面の一部
分に送り込むための投入口11a1が形成されている。
この投入口11a1の左右間隔と前後間隔は、チェンバ
ー11aの左右間隔と前後間隔に一致している。
【0034】また、メインボディ11の投入口11a1
の前側には、ベルト15の部品挿入孔15aの上端にベ
ルト15を介して対向する被覆部11bが形成されてい
る。さらに、メインボディ11の下部には、2つのプー
リー14を取り付けるための断面L字形の部分11cが
形成されており、このL字形部分11cには部品搬送管
17を支える支持部11dが形成されている。
【0035】ベルトガイド13は、ベルト15の上側部
分のうち投入口11a1に対応する部分を支えると共
に、投入口11a1に対応する部品挿入孔15aの下端
を塞ぐ役目を果たす。つまり、ベルト15の上側部分
は、投入口11a1とベルトガイド13との間を両者に
接しながら移動し得る。このベルトガイド13は、ベル
ト15の左右幅以上の左右幅を有しており、メインボデ
ィ11のL字形部分11cに取り付けられている。
【0036】2つのプーリー14は、メインボディ11
のL字形部分11cの前位置と後位置に各々の中心軸1
4aをそれぞれ回転自在に取り付けられている。また、
前側プーリー14の中心軸14aには、メインボディ1
1の右側面に取り付けられたモータ16のシャフトが連
結されている。
【0037】ベルト15は、合成ゴムや軟質樹脂等から
無端状に形成されており、前後2つのプーリー14に所
定のテンションをもって巻き付けられている。このベル
ト15はメインボディ11の投入口11a1の左右間隔
よりも大きな左右幅を有しており、上側部分の表面によ
って投入口11a1を塞いでいる。また、ベルト15に
は、電子部品Pの端面形状と相似形で僅かに大きな矩形
横断面形状を有し、電子部品Pを2方向規制状態で取り
込み得る部品挿入孔15aが、ベルト長さ方向に等間隔
で複数個貫通形成されている。ちなみに、「2方向規制
状態」とは、電子部品Pが2方向の動きを規制されてい
て、電子部品Pが1次元的(直線的)に動ける状態を意
味する。尚、移動するベルト15によってチェンバー1
1a内の電子部品Pを効果的に動かすために、ベルト1
5として表面粗さが大きなものを用いたり、ベルト15
の表面に微細凹凸や微細溝等を設けるようにしてもよ
い。
【0038】部品搬送管17は、電子部品Pの端面形状
と相似形で僅かに大きな横断面形状を有する搬送通路1
7aを有し、湾曲部分を介して略L字状に屈曲してい
る。また、搬送通路17aの前端には、自重により下方
移動する電子部品Pを停止させるためのストッパ17b
が形成され、このストッパ17bの後側には、搬送通路
17a内の先頭の電子部品Pを外部に取り出すための取
出口17cが形成されている。この部品搬送管17は、
その上端がメインボディ11の被覆部11bにベルト1
5を介して対向するように、その上部をベルトガイド1
3に固定され、その下部を支持部11dに固定されてい
る。
【0039】ここで、前述の装置における部品供給動作
を説明する。
【0040】部品供給に際しては、図8に示すように、
リッドプレート12を開けて電子部品Pをチェンバー1
1a内に収容する。電子部品Pは、例えばチップコンデ
ンサやチップインダクタやチップ抵抗器やチップジャン
パー等の周知のチップ部品で、長さ>幅=高さの寸法関
係を有した四角柱形状である。勿論、同様の形状を有す
るチップ部品以外の電子部品を収容しても構わない。
【0041】部品供給を行うときには、図8に示すよう
に、部品収容後に、モータ16によって前側プーリー1
4を反時計回り方向に所定角度ずつ間欠的に回転させ、
ベルト15の上側部分を前方に間欠的に移動させる。ベ
ルト15の間欠移動は、ベルト15の1つの部品挿入孔
15aが必ず部品搬送管17の搬送通路17aの上端と
整合した状態で一時停止するようにする。
【0042】チェンバー11a内に方向無規制状態で収
容されている電子部品Pのうち投入口11a1付近の電
子部品Pは、投入口11a1と対向するベルト15の表
面の一部分に接している。ベルト15の表面の一部分に
接している電子部品Pは、図8に示すように、移動する
ベルト15によって動かされつつ、或いは、直接的にベ
ルト15の部品挿入孔15a内に2方向規制状態で取り
込まれる。投入口11a1に対応する部品挿入孔15a
の下端はベルトガイド13によって塞がれているため、
電子部品Pは実質的には3方向規制状態で部品挿入孔1
5a内に取り込まれることになる。ちなみに、「3方向
規制状態」とは、電子部品Pが3方向の動きを規制され
ていて自由に動けない状態を意味する。
【0043】部品挿入孔15a内に3方向規制状態で取
り込まれた電子部品Pは、図8に示すように、同状態の
ままベルト15と一緒に前方に間欠移動する。電子部品
Pが取り込まれている部品挿入孔15aがベルトガイド
13から外れて部品搬送管17の搬送通路17aの上端
と整合した状態で一時停止すると、部品挿入孔15a内
の電子部品Pは2方向規制状態となり、図9に示すよう
に、部品挿入孔15aから自重落下して搬送通路17a
に2方向規制状態のまま送り込まれる。
【0044】搬送通路17a内に送り込まれた電子部品
Pは、図9に示すように、搬送通路17a内を自重によ
って下方に移動し、やがて、ストッパ17bに当接して
停止する。ストッパ17bによって停止された電子部品
Pは、取出口17cを通じて吸着ノズルANによって外
部に取り出され、図示省略の基板等に実装される。
【0045】このように第2実施形態の装置によれば、
チェンバー11aからベルト15の表面の一部分に送り
込まれた電子部品Pをベルト移動を利用してベルト15
の表面の前記一部分にある部品挿入孔15aに3方向規
制状態で取り込み、そして、ベルト移動によってベルト
ガイド13から外れた部品挿入孔15aの下端を搬送通
路17aの上端と整合させて、部品挿入孔15aに取り
込まれている電子部品Pを搬送通路17aに2方向規制
状態で送り込むことができる。
【0046】つまり、四角柱形状の電子部品Pを、長さ
方向の両端面を除く4側面の向きを揃えた状態で的確に
供給することが可能であり、近年における需要者の要求
(四角柱形状の電子部品の適正供給)に追従できる利点
がある。また、装置構成がシンプルであるので装置を安
価に構成でき、実用的効果も高い。
【0047】[第3実施形態]図10〜図12は本発明
の第3実施形態を示すもので、以下の説明では図10に
おける左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表
記する。図10は装置の部分断面の左側面図、図11は
図10に示したベルトの部分上面図とその変形例を示す
図、図12は装置の動作説明図である。
【0048】第3実施形態として示した装置は、メイン
ボディ21と、リッドプレート22と、2つのプーリー
23と、ベルト24と、ベルト駆動用のモータ25とを
備える。
【0049】メインボディ21は、後に詳述する四角柱
形状の電子部品Pを方向無規制状態で収容するためのチ
ェンバー21aを有する。ちなみに、「方向無規制状
態」とは、電子部品Pが3次元的に自由に動ける状態を
意味する。このチェンバー21aは上端を開口してお
り、この上端開口をリッドプレート22によって開閉自
在に覆われている。チェンバー21aの左右間隔は前後
間隔よりも小さく、その下部後側にはチェンバー21a
の左右間隔に一致した左右幅を有する傾斜面21a1が
形成されている。また、チェンバー21aの下部前側に
は、チェンバー21a内に収容されている電子部品Pを
ベルト24の表面の一部分に送り込むための投入口21
a2が形成されている。この投入口21a2の左右間隔
は、チェンバー21aの左右間隔に一致している。さら
に、メインボディ21の下部には、2つのプーリー23
を取り付けるための断面L字形の部分21bが形成され
ている。
【0050】2つのプーリー23は、メインボディ21
のL字形部分21bの前位置と後位置に各々の中心軸2
3aをそれぞれ回転自在に取り付けられている。また、
前側プーリー23の中心軸23aには、メインボディ2
1の右側面に取り付けられたモータ25のシャフトが連
結されている。
【0051】ベルト24は、合成ゴムや軟質樹脂等から
無端状に形成されており、前後2つのプーリー23に所
定のテンションをもって巻き付けられている。このベル
ト24はメインボディ21の投入口21a2の左右間隔
よりも大きな左右幅を有しており、後側プーリー23に
巻き付けられた部分の表面によって投入口21a2を塞
いでいる。また、ベルト24の表面には、図11(A)
にも示すように、電子部品Pの側面形状と相似形で僅か
に大きな矩形横断面形状と電子部品Pの幅寸法または高
さ寸法よりも僅かに大きな深さとを有し、電子部品Pを
3方向規制状態で取り込み得る部品挿入孔24aが、ベ
ルト長さ方向に等間隔で複数個形成されている。ちなみ
に、「3方向規制状態」とは、電子部品Pが3方向の動
きを規制されていて自由に動けない状態を意味する。
尚、図10に示した装置では、部品挿入孔24aを電子
部品Pの長さ向きに相当する向きで並べたものを例示し
たが、図11(B)に示すように、部品挿入孔24aを
図11(A)に示す向きと直交する向きで並べるように
してもよい。また、移動するベルト24によってチェン
バー21a内の電子部品Pを効果的に動かすために、ベ
ルト24として表面粗さが大きなものを用いたり、ベル
ト24の表面に微細凹凸や微細溝等を設けるようにして
もよい。
【0052】ここで、前述の装置における部品供給動作
を説明する。
【0053】部品供給に際しては、図12に示すよう
に、リッドプレート22を開けて電子部品Pをチェンバ
ー21a内に収容する。電子部品Pは、例えばチップコ
ンデンサやチップインダクタやチップ抵抗器やチップジ
ャンパー等の周知のチップ部品で、長さ>幅=高さの寸
法関係を有した四角柱形状である。勿論、同様の形状を
有するチップ部品以外の電子部品を収容しても構わな
い。
【0054】部品供給を行うときには、図12に示すよ
うに、部品収容後に、モータ25によって前側プーリー
23を反時計回り方向に所定角度ずつ間欠的に回転さ
せ、ベルト24の上側部分を前方に間欠的に移動させ
る。
【0055】チェンバー21a内に方向無規制状態で収
容されている電子部品Pのうち投入口21a2付近の電
子部品Pは、投入口21a2と対向するベルト24の表
面の一部分に接している。ベルト24の表面の一部分に
接している電子部品Pは、図12に示すように、移動す
るベルト24によって動かされつつ、或いは、直接的に
ベルト24の部品挿入孔24aに3方向規制状態で取り
込まれる。
【0056】部品挿入孔24aに3方向規制状態で取り
込まれた電子部品Pは、図12に示すように、同状態の
ままベルト24と一緒に前方に間欠移動する。電子部品
Pが挿入されている部品挿入孔24aが所定の取出位置
で一時停止すると、この部品挿入孔24a内の電子部品
Pは吸着ノズルANによって外部に取り出され、図示省
略の基板等に実装される。
【0057】このように第3実施形態の装置によれば、
チェンバー21aからベルト24の表面の一部分に送り
込まれた電子部品Pをベルト移動を利用してベルト24
の部品挿入孔24aに3方向規制状態で取り込み、そし
て、部品挿入孔24aに取り込まれている電子部品Pを
3方向規制状態のまま所定位置まで搬送することができ
る。
【0058】つまり、四角柱形状の電子部品Pを、長さ
方向の両端面を除く4側面の向きを揃えた状態で的確に
供給することが可能であり、近年における需要者の要求
(四角柱形状の電子部品の適正供給)に追従できる利点
がある。また、装置構成がシンプルであるので装置を安
価に構成でき、実用的効果も高い。
【0059】以上、前述した第1実施形態〜第3実施形
態では、何れも、四角柱形状の電子部品として長さ>幅
=高さの寸法関係を有するものを例示したが、電子部品
が1方向規制状態,2方向規制状態或いは3方向規制状
態で取り込まれる箇所の寸法を制限することにより、長
さ>幅>高さの寸法関係を有する四角柱形状の電子部品
を供給することもできる。
【0060】また、前述した第1実施形態〜第3実施形
態では、ベルト(プーリー),ガイドプレート等の駆動
源としてモータやソレノイドを用いたものを示したが、
外力付与により所定の回転運動或いは直線運動が得られ
る機構、例えばレバー機構やラチェット機構等をモータ
及びソレノイドの代替駆動機構として利用してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
四角柱形状の電子部品を、長さ方向の両端面を除く4側
面の向きを揃えた状態で的確に供給することが可能であ
り、近年における需要者の要求(四角柱形状の電子部品
の適正供給)に追従できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る装置の部分断面の
左側面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】図1に示した装置の動作説明図
【図4】図1に示した装置の動作説明図
【図5】図1に示した装置の部分変形例を示す図
【図6】本発明の第2実施形態に係る装置の部分断面の
左側面図
【図7】図6のB−B線断面図
【図8】図6に示した装置の動作説明図
【図9】図6に示した装置の動作説明図
【図10】本発明の第3実施形態に係る装置の部分断面
の左側面図
【図11】図10に示したベルトの部分上面図とその変
形例を示す図
【図12】図10に示した装置の動作説明図
【符号の説明】
P…電子部品、1a…第1チェンバー、1a3…投入
口、1g…第2チェンバー、1c…搬送通路、3,7,
8…ガイドプレート、5…ベルト、6…モータ、11a
…チェンバー、11a1…投入口、13…ベルトガイ
ド、15…ベルト、15a…部品挿入孔、17a…搬送
通路、21a…チェンバー、21a2…投入口、24…
ベルト、24a…部品挿入孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F080 AA01 AA21 BA01 BA04 BC01 BF04 CE01 CF09 CF13 DA01 FA01 3F081 AA22 BA03 BC01 BF01 CC08 CD05 CD09 CD14 FA01 5E313 AA03 AA21 CD03 DD01 DD02 DD06 DD10 DD12 DD17 DD22 DD23 DD42 FF04 FF07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトと、 ベルトを所定方向に移動させる駆動機構と、 四角柱形状の電子部品を方向無規制状態で収容し得え、
    且つ、収容部品をベルト表面の一部分に送り込み得る第
    1チェンバーと、 ベルト表面上に第1チェンバーと連続するように形成さ
    れ、第1チェンバーからベルト表面の前記一部分に送り
    込まれた電子部品をベルト移動を利用して1方向規制状
    態で取り込み得る第2チェンバーと、 ベルト表面上に第2チェンバーと連続するように形成さ
    れ、ベルト表面の前記一部分から第2チェンバーに送り
    込まれた電子部品をベルト移動を利用して2方向規制状
    態で取り込み得る搬送通路とを備える、 ことを特徴とする電子部品供給装置。
  2. 【請求項2】 第2チェンバーと搬送通路との間には、
    第2チェンバーから搬送通路に送り込まれる電子部品の
    姿勢矯正を行うガイド手段が設けられている、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品供給装置。
  3. 【請求項3】 四角柱形状の電子部品を2方向規制状態
    で取り込み得る複数の部品挿入孔が貫通形成されたベル
    トと、 ベルトを所定方向に移動させる駆動機構と、 四角柱形状の電子部品を方向無規制状態で収容し得え、
    且つ、収容部品をベルト表面の一部分に送り込み得るチ
    ェンバーと、 ベルト表面の前記一部分にある部品挿入孔の下端を塞ぐ
    閉塞手段と、 閉塞手段から外れた部品挿入孔の下端と整合するように
    設けられた搬送通路とを備える、 ことを特徴とする電子部品供給装置。
  4. 【請求項4】 四角柱形状の電子部品を3方向規制状態
    で取り込み得る複数の部品挿入孔が形成されたベルト
    と、 ベルトを所定方向に移動させる駆動機構と、 四角柱形状の電子部品を方向無規制状態で収容し得え、
    且つ、収容部品をベルト表面の一部分に送り込み得るチ
    ェンバーとを備える、 ことを特徴とする電子部品供給装置。
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