JP2001225802A - 中空長尺部材内への粒状体の充填装置 - Google Patents

中空長尺部材内への粒状体の充填装置

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JP2001225802A JP2000035612A JP2000035612A JP2001225802A JP 2001225802 A JP2001225802 A JP 2001225802A JP 2000035612 A JP2000035612 A JP 2000035612A JP 2000035612 A JP2000035612 A JP 2000035612A JP 2001225802 A JP2001225802 A JP 2001225802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複層ガラス用のスペーサー等の中空の長尺部材
の片側端部にコーナーキーをはめ込み、他端側の開口部
側から乾燥剤を充填させる場合に、これらの中空長尺部
材をテーブル上に同一方向に整列させる必要がなく、束
ねた状態のままスペーサーを保持でき、スペーサーの中
空部内に粒状体を自動的に充填する。 【解決手段】タンク内の粒状体を下部供給口に設けた開
閉部へ供給する供給手段と、該開閉部に連通する筒状部
の下部開口部内に挿入可能で束ねた複数本の中空長尺部
材を該筒状部で締付保持する保持手段とからなり、該保
持手段として、リング状部材に内接させたドーナツ状の
ゴムチューブ内の空気圧の増加によりゴムチューブを膨
張させ内径を狭めることにより前記長尺部材を保持する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複層ガラス用スペ
ーサー等の中空の長尺部材内に乾燥剤等の粒状体を充填
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複層ガラスは、通常2枚のガラス板間の
全周辺部にスペーサーと呼ばれるアルミニウム等の金属
製の間隔保持部材を配設し、さらに、スペーサーの外周
部をシール材でシールしたものであり、前記スペーサー
の中空部には粒状の乾燥剤を充填して、該乾燥剤によっ
て2枚のガラス板間の空気を常に乾燥させ、結露が発生
しないようにしたものである。
【0003】従来より、前記スペーサー等の長尺部材の
中空部内に、前記乾燥剤等の粒状体を充填する方法や装
置が各種知られている。
【0004】例えば、図7に示す従来の充填装置50に
おいては、複層ガラス用スペーサー3等の中空の長尺部
材をテーブル51上に横並びで複数本整列させ、該各ス
ペーサー3の片端側の中空部4内には予めL型のコーナ
ーキー5を挿入した閉状態としてあり、スペーサー3の
他端である開口端側を粒状の乾燥剤の供給口55にセッ
トし、上部より降下させた押圧具52とテーブル51間
に整列させた複数のスペーサー3を押圧固定後、供給口
55側を持ち上げてテーブル51を傾斜させ、開閉部5
4を開状態として、テーブル51に取り付けたバイブレ
ーター56の振動によってテーブル51上のスペーサー
3を振動させて、供給タンク53の供給口55より供給
される乾燥剤を並設した各スペーサー3の中空部4内に
充填させている。
【0005】また、図8に示す従来の別の充填装置5
0’においては、予めL型のコーナーキー5を下方側の
片端側に挿入した複層ガラス用スペーサー等の中空の長
尺部材3を、傾斜させたテーブル51’上に1本づつ順
次セットするときに、傾斜させたテーブル51’上の上
端寄りにフック状のバネ52’が幅方向に無数に設けら
れており、該バネ52’のフック部が常時テーブル5
1’を押圧状態であると共に、乾燥剤の供給口55’を
遮断するような構造になっている。バネ52’とテーブ
ル51’間にスペーサー3の開口端側を潜り込ませる
と、スペーサー3はバネ52’を押し上げると同時に乾
燥剤の供給口55’の一部が開となって、該供給口5
5’の開部より供給される乾燥剤がスペーサー3の中空
部4内に充填が開始され、テーブル51’に取り付けた
バイブレーター56’を振動させてスペーサー3を振動
させ、乾燥剤をスペーサー3の中空部4内に充填させ
る。スペーサー3の開口側先端は前記バネ52’の復元
力によって押圧固定され、充填完了の確認後スペーサー
3を引き抜けば、持ち上げられていたバネ52’は再び
テーブル51’面側に下降し、開口していた供給口5
5’を閉とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7、図8に示す従来
の充填装置50、50’は、いずれも、該スペーサー3
の片端にL型のコーナーキー5を挿入しているので、L
型のコーナーキー5を挿入したスペーサー3の突起部分
を上方に向けて一定の向きに揃えて並べなければならな
いといった、手間の掛かる作業が必要であった。
【0007】さらに、図8に示す従来の別の充填装置5
0’においては、多数のフック状のバネ52’が乾燥剤
の供給口55’の開閉弁の役割も果たしているので、フ
ック状のバネ52’によって粒状の乾燥剤が潰れてしま
ったり、乾燥剤漏れが発生したり、供給口55’近傍の
乾燥剤が湿気を吸収して乾燥剤としての品質が損なわれ
たりする恐れがあり、しかもスペーサー3のテーブル5
1’上へのセットは1本づつ行わなければならないとい
った不便さがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点の
解決を図る、すなわちL型のコーナーキーを片端側に挿
入したスペーサー等の中空の長尺部材に乾燥剤等の粒状
体を充填するときに、テーブル上に該スペーサーを同一
方向に向けて整列して並べるといった作業も不要であ
り、該コーナーキーを片端に挿入したスペーサー等の長
尺部材を同時に複数本束ねた状態のまま乾燥剤の充填が
行え、供給前の乾燥剤が外気に触れて品質低下を招くこ
とがないようにしたものである。
【0009】すなわち、本発明は、複数本の中空長尺部
材内に粒状体を充填する装置であって、タンク内の粒状
体を下部供給口に設けた開閉部へ供給する供給手段と、
該開閉部に連通する筒状部の下部開口部内に挿入可能で
束ねた複数本の中空長尺部材を該筒状部で締付保持する
保持手段とからなることを特徴とする中空長尺部材内へ
の粒状体の充填装置である。
【0010】あるいは、本発明は、前記筒状部の下端開
口部内に挿入した中空長尺部材の保持手段として、リン
グ状部材に内接させたドーナツ状のゴムチューブ内の空
気圧の増加によりゴムチューブを膨張させ内径を狭める
ことにより前記長尺部材を保持するようにしたことを特
徴とする上述の中空長尺部材内への粒状体の充填装置で
ある。
【0011】あるいはまた、本発明は、前記リング状部
材の下部側に円筒状、または内面にテーパ面を有する保
護リングを設け、該保護リングの内径が下部挿入口側ほ
ど拡径で、円筒状またはテーパー状の各最小内径が、前
記リング状部材のゴムチューブの締付前の内径よりも小
径、かつ締付時の内径よりも大径とし、ゴムチューブ内
に複数本の中空長尺部材を挿入時に該中空長尺部材の先
端でゴムチューブにキズ等の損傷を与えないようにした
ことを特徴とする上述の中空長尺部材内への粒状体の充
填装置である。
【0012】あるいはさらに、本発明は、前記筒状部内
に挿入した複数本の中空長尺部材の端部を揃えるストッ
パーを開閉部の下部の筒状部に水平にスライド自在に設
けたことを特徴とする上述の中空長尺部材内への粒状体
の充填装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1、図2に示すように、本発明
は、枠組みされた架台6の上端に粒状体を充填した供給
タンク21を設け、該供給タンク21内の粒状体を供給
口22より供給する供給手段20と、該供給口22下部
に連通した筒状部10内に、複数本の中空長尺部材3、
3、・・を束ねた状態で保持する保持手段30とからな
る中空長尺部材への粒状体の充填装置1である。
【0014】前記粒状体の供給手段20は、複層ガラス
等で使用する乾燥剤等の粒状体の補給口を上部側に設
け、下部側には長尺部材3の中空部4への粒状体の供給
口22を設ける。該供給口22は、空気圧駆動のボール
バルブ等の開閉部23を用いて、電気的信号によって開
閉自在とする。供給タンク21内の粒状体の残量確認用
のレベルゲージ24が側壁に設けられている。
【0015】また、図5に示すように、中空長尺部材3
の保持手段30は、該開閉部23に連通した筒状部10
の下端開口部に設けた剛性のリング状部材31にドーナ
ツ状のゴムチューブ32を内接させ、該ゴムチューブ3
2内の空気圧を増加させてゴムチューブ32を膨張さ
せ、ゴムチューブ32の内径を狭めることにより、ゴム
チューブ32と筒状部10内に挿入した束ねた中空長尺
部材3、3、・・を締付保持するようにしたものであ
る。
【0016】また、好ましくは、前記リング状部材31
の下部側には、円筒状、または内面にテーパ面を有する
保護リング34を設け、該保護リング34の内径が下部
挿入口側ほど拡径で、円筒状またはテーパー状の各最小
内径が、前記リング状部材31のゴムチューブ32の締
付前の内径よりも小径、かつ締付時の内径よりも大径と
し、ゴムチューブ32内に複数本の中空長尺部材3、
3、・・を挿入時に該中空長尺部材3、3、・・の先端
でゴムチューブ32にキズ等の損傷を与えないようにし
た。
【0017】さらに、前記筒状部10内に挿入した複数
本の中空長尺部材3、3、・・の先端部を揃えるための
ストッパー11を前記筒状部10内で水平にスライド自
在に設けた。
【0018】図3に示すように、該ストッパー11は駆
動シリンダー12やモーター(図示せず)によって駆動
されるが、板状部材の一部に筒状部10の内径と略同一
の内径の孔を設け、板状部材を水平方向にスライド移動
させて、筒状部10内を開閉させ、板状部材によって筒
状部10が遮断された状態をストッパーとして利用し、
板状部材の孔部と筒状部10の孔部を一致させたとき、
粒状体が筒状部10内を通過し筒状部10内に下方より
挿入し、束ねた複数本の各長尺部材3、3、・・の中空
部4、4、・・内に落下し、粒状体が充填される。
【0019】粒状体の充填は図示しないタイマー等によ
って設定された時間により供給を停止すればよい。
【0020】該ストッパーの別の実施の形態としては、
図4に示すように、シリンダー12’やモーター(図示
せず)によりリンク機構13’を軸15’を軸として駆
動させて、一対のシャッター状部材14’、14’をシ
ャッターガイド16’に沿って開閉させて筒状部10内
を開閉させるようにしたストッパー11’としても良
い。
【0021】前記リング状部材31については、円形状
リングに限らず角状リングであっても良い。また、リン
グ状部材31内に内接固着したゴムチューブ32はリン
グ状部材31に円弧状のゴムチューブ32の端部を貼着
したものでも良い。
【0022】これらリング状部材31にゴムチューブ3
2を内接させ、ゴムチューブ32内に空気を充填して膨
張させるとゴムチューブ32の内径が狭まり、内部に束
ねて挿入した長尺部材3、3、・・の外形に合わせてゴ
ムチューブ32が膨張変形するので、片端にL型のコー
ナーキー5、5、・・を差し込んだスペーサー等の長尺
部材3、3、・・の方向にとらわれず、ランダムな方向
に向いている長尺部材3、3、・・の中空部4、4、・
・内に粒状体がスムーズに落下し、充填できる。
【0023】また、充填装置1の保持手段30の筒状部
10及びリング状部材31内に束ねた複数本の長尺部材
3、3、・・を挿入セットする場合、図2に示されるよ
うに、架台6の前方と、両サイドの3方向から挿入セッ
トすることができ、従来のように正面だけではないので
作業者の移動量が少なくて作業性がよい。
【0024】さらに、図6に示すように、供給タンク2
1の下部に複数系列の筒状部10、10、・・を一列に
取り付け、各筒状部10、10、・・に前記束ねた複数
の中空の長尺部材3、3、・・の保持手段30と粒状体
の充填装置1を取り付けるようにし、それぞれの充填装
置1、1、・・を独立して稼働させるようにしても良
い。この場合には、束ねた複数の長尺部材3、3、・・
の充填中に、さらに別の長尺部材3の束を次々と充填で
きるので、セットした長尺部材3、3、・・の束の充填
が完了するまで待つ必要が無く、充填装置1が一系列し
かない図1に示される場合に比べて作業効率が大幅に向
上する。
【0025】開閉部23は、空気圧駆動のボールバルブ
が望ましいが、ダイヤフラムバルブや、電動バルブであ
っても良い。
【0026】このように、複層ガラス用として用いられ
るスペーサー等の片端にL型のコーナーキー5を挿入し
たような中空の長尺部材3を複数本束ねて保持手段30
のリング状部材31に内接するゴムチュ−ブ32内に挿
入するだけで、スペーサー等の長尺部材3の端部に挿入
したコーナーキー5の向きに係わらず、ワンタッチで乾
燥剤等の粒状体の充填を行うことができる。
【0027】また、束ねた長尺部材3、3、・・を保持
手段30内に挿入するときに、筒状部10内にストッパ
ー11を設けたので、束ねた長尺部材3、3、・・の各
先端が多少不揃いであっても先端位置を揃えることがで
き、さらに束ねた長尺部材3、3、・・を筒状部10内
に挿入後にゴムチューブ32の締付によって長尺部材
3、3、・・の先端近傍を外気より遮断し、中空の長尺
部材3、3、・・内に充填する乾燥剤等の粒状体を極力
外気と遮断し、乾燥剤が外気中の湿気に触れて乾燥剤と
しての品質機能低下を招くことがないようにすることが
できる。
【0028】さらにまた、従来のようにテーブル上に該
スペーサー等の長尺部材3を同一方向に向けて整列して
並べるといった作業も不要である。
【0029】さらには、前記ゴムチューブ32を内接さ
せたリング状部材31の下部側に、円筒状、または内面
にテーパ面を有する保護リング34を設け、該保護リン
グ34の内径が長尺部材3の下部挿入口側ほど拡径で、
円筒状またはテーパー状の各最小内径部が、前記リング
状部材31に内接させたゴムチューブ32の締付前の内
径よりも小径、かつ締付後の内径よりも大径としたの
で、ゴムチューブ32内に複数本の中空長尺部材3、
3、・・を束ねて挿入する時に、該中空長尺部材3、
3、・・の先端のエッジ等でゴムチューブ32の表面に
キズ等の損傷を極力与えないようにすることができる。
【0030】
【実施例】本発明の充填装置1は、以上に説明した構成
から成るものであり、その具体的な使用例を以下に詳述
する。
【0031】複層ガラス用のスペーサー3は、通常アル
ミニウム製のものが広く用いられており、長さが100
mm〜2000mm、幅が4mm〜12mmであり、内
部に中空部4内を有し、該中空部4内に粒径0.8mm
φ程度の乾燥剤2を充填したものが一般的に良く用いら
れている。該スペーサー3はガラス板の全周辺に設ける
ために4辺に設けたスペーサー3の突き合わせ部である
コーナー部にはコーナーキー5と称する部材をスペーサ
ー3端部に挿入して、スペーサー3の端部内の中空部を
密閉処理すると共に枠組みさせている。
【0032】該スペーサー等の中空の長尺部材3の片側
端部にL字型のコーナーキー5を挿入したものを複数本
束ね、該長尺部材3の開口側の端部を上方に向けて、保
持手段30であるリング状部材31に内接させたゴムチ
ューブ32内に挿入させ、束ねた長尺部材3、3、・・
を略垂直姿勢とする。この時、スペーサー3の下端側に
挿入されているL字型のコーナーキー5の方向はいずれ
の方向を向いていても構わない。
【0033】束ねたスペーサー等の長尺部材3、3、・
・の上端をストッパー11に当接するまで持ち上げ、操
作スイッチ35により起動させると、保持手段30のゴ
ムチューブ32内に給排気口33よりエアーが供給さ
れ、ゴムチューブ32の膨張によってゴムチュ−ブ32
の内径が狭められると共に束ねた長尺部材3、3、・・
の先端部の外形形状に合わせてゴムチューブ32が変形
密着して長尺部材3、3、・・を締め付け、複数の長尺
部材3、3、・・を束ねた縦姿勢状態のまま保持する。
【0034】次いで、ストッパー11である板状部材を
シリンダーによって水平にスライド移動させて、筒状部
10内を開状態とさせ、続いて供給タンク21の下端の
開閉部23を開状態として、供給タンク21内の乾燥剤
である粒状体を供給口22より落下させ、束ねて保持さ
れているスペーサー等の中空長尺部材3、3、・・の中
空部4、4、・・内に前記粒状体を落下させて充填す
る。
【0035】中空長尺部材3、3、・・は略垂直状態に
保持されているので、特に外部よりバイブレーター等で
振動を付与しなくても粒状体はスムーズに中空部4内に
充填される。予め最適に設定された時間が経過すると、
図示しないタイマー等によって開閉部23を閉状態と
し、供給タンク21からの粒状体の供給を停止させる。
【0036】さらにストッパー11の板状部材を水平に
スライド移動させ、ストッパー部の筒状部10内を開状
態から閉状態にした。
【0037】ここで、ストッパー部と開閉部間で仕切ら
れた筒状部10内の空間内に溜まった粒状体は、該筒状
部10の側壁に設けられた図示しない吸引孔より吸引さ
れる等の図示しない回収手段によって吸引され回収され
る。
【0038】粒状体の中空長尺部材3、3、・・内への
充填が完了した時点で、充填完了ランプ等を点灯させ、
粒状体の充填が完了し取り外し待ちとなっている束ねた
長尺部材3、3、・・を、作業者によって保持した後
に、操作スイッチ35を操作させれば、中空長尺部材
3、3、・・を保持している保持手段30のゴムチュー
ブ32内のエアを給排気口33より排出してエア圧力を
低下させ、束ねた中空長尺部材3、3、・・の保持を解
放し、充填完了ランプも消灯させる。
【0039】尚、前記束ねた長尺部材3、3、・・間に
できる僅かな隙間より落下した粒状体は、僅かであるが
充填装置1の下方に設けた図示しない回収トレー内に回
収する。
【0040】幅の異なるスペーサー等の中空長尺部材
3、3、・・を混在させても同時に束ねて充填処理する
ことができる。
【0041】また、長さの異なる中空長尺部材3、3、
・・に対しても、同時に充填処理することは可能である
が、この場合は充填に要するタイマー時間は寸法の長い
方の長尺部材3に合わせる必要がある。
【0042】以上好適な実施例について述べたが、本発
明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考えら
れるものである。
【0043】本発明では、中空長尺部材3、3、・・を
略垂直状態で保持するようにしたので、特にバイブレー
ター等で長尺部材3、3、・・に振動を付与しなくても
粒状体はスムーズに中空部4内に充填されるが、バイブ
レーターを設けて振動を付与させるようにしても良い。
【0044】
【発明の効果】本発明は、複層ガラス用として用いられ
るスペーサーの片端にL型のコーナーキーを挿入したよ
うな中空の長尺部材を複数本束ねて保持手段のリング状
部材に内接するゴムチュ−ブ内に挿入するだけで、スペ
ーサーの端部に挿入したコーナーキーの向きに係わら
ず、ワンタッチで乾燥剤等の粒状体の充填を行うことが
できる。
【0045】また、束ねた長尺部材を保持手段内に挿入
するときに、筒状部内にストッパーを設けたので、束ね
た長尺部材の各先端が多少不揃いであっても先端位置を
揃えることができ、さらに束ねた長尺部材を筒状部材内
に挿入後ゴムチューブの締付によって長尺部材の先端近
傍を外気より遮断し、中空の長尺部材内に充填する乾燥
剤を極力外気と遮断し、乾燥剤が外気中の湿気に触れて
乾燥剤としての品質機能が低下するのを減少できる。
【0046】さらにまた、従来のようにテーブル上に該
スペーサーを同一方向に向けて整列して並べるといった
作業も不要である。
【0047】さらには、前記ゴムチューブを内接させた
リング状部材の下部側に、円筒状、または内面にテーパ
面を有する保護リングを設けたので、ゴムチューブ内に
複数本の中空長尺部材を束ねて挿入する時に、該中空長
尺部材の先端のエッジ等でゴムチューブの表面にキズ等
の損傷を与えることが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充填装置の正面図。
【図2】本発明の充填装置の側面図。
【図3】本発明の充填装置のストッパー部の右側面図。
【図4】本発明の充填装置のストッパー部の変形例を説
明する平面図。
【図5】本発明の充填装置の保持手段の部分縦断面図。
【図6】本発明の充填装置の別の実施例の正面図。
【図7】従来の充填装置の側面図。
【図8】従来の別の充填装置の側面図。
【符号の説明】
1 充填装置 2 粒状体(乾燥剤) 3 長尺部材(スペーサー) 4 中空部 5 コーナーキー 6 架台 10 筒状部 11、11’ ストッパー 12、12’ 駆動シリンダ 13’ リンク機構 14’ シャッター 15’ 軸 16’ シャッターガイド 20 供給手段 21 供給タンク 22 供給口 23 開閉部 30 保持手段 31 リング状部材 32 ゴムチューブ 33 給排気口 34 保護リング 50、50’ 従来の充填装置 51、51’ テーブル 52 押圧具 52’ フック状のバネ 53、53’ 供給タンク 54 開閉部 55、55’ 供給口 56、56’ バイブレーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 忠則 三重県松阪市大口町1510番地 セントラル 硝子株式会社生産技術研究所内 Fターム(参考) 3E018 AA01 AB03 BA05 BB02 DA02 DA10 EA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の中空長尺部材内に粒状体を充填
    する装置であって、タンク内の粒状体を下部供給口に設
    けた開閉部へ供給する供給手段と、該開閉部に連通する
    筒状部の下部開口部内に挿入可能で束ねた複数本の中空
    長尺部材を該筒状部で締付保持する保持手段とからなる
    ことを特徴とする中空長尺部材内への粒状体の充填装
    置。
  2. 【請求項2】 前記筒状部の下端開口部内に挿入した中
    空長尺部材の保持手段として、リング状部材に内接させ
    たドーナツ状のゴムチューブ内の空気圧の増加によりゴ
    ムチューブを膨張させ内径を狭めることにより前記長尺
    部材を保持するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の中空長尺部材内への粒状体の充填装置。
  3. 【請求項3】 前記リング状部材の下部側に円筒状、ま
    たは内面にテーパ面を有する保護リングを設け、該保護
    リングの内径が下部挿入口側ほど拡径で、円筒状または
    テーパー状の各最小内径が、前記リング状部材のゴムチ
    ューブの締付前の内径よりも小径、かつ締付時の内径よ
    りも大径とし、ゴムチューブ内に複数本の中空長尺部材
    を挿入時に該中空長尺部材の先端でゴムチューブにキズ
    等の損傷を与えないようにしたことを特徴とする請求項
    2記載の中空長尺部材内への粒状体の充填装置。
  4. 【請求項4】 前記筒状部内に挿入した複数本の中空長
    尺部材の端部を揃えるストッパーを開閉部の下部の筒状
    部に水平にスライド自在に設けたことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の中空長尺部材内への粒状
    体の充填装置。
JP2000035612A 2000-02-14 2000-02-14 中空長尺部材内への粒状体の充填装置 Expired - Fee Related JP3865559B2 (ja)

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