JP2001225279A - トルク解放視認機能付きトルクレンチ - Google Patents

トルク解放視認機能付きトルクレンチ

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JP2001225279A
JP2001225279A JP2000036013A JP2000036013A JP2001225279A JP 2001225279 A JP2001225279 A JP 2001225279A JP 2000036013 A JP2000036013 A JP 2000036013A JP 2000036013 A JP2000036013 A JP 2000036013A JP 2001225279 A JP2001225279 A JP 2001225279A
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JP
Japan
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hole
torque
torque wrench
operating lever
base end
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Pending
Application number
JP2000036013A
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English (en)
Inventor
Takanori Komiya
孝則 小宮
Kikuo Haneda
紀久男 羽田
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Nakamura Seisakusho KK
Original Assignee
Nakamura Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の管状の操作レバーをそのまま利用で
き、製造コストを抑えながら、オーバートルクを防止で
きるようにする。 【解決手段】 管状の操作レバー1内に締付け部材2を
軸ピン3で回動自在に取り付け、この締付け部材2の基
端部2aにトグルリンク4を介してスラスタ5を連結し
てなるトルクレンチであって、上記締付け部材2の基端
部2aがトルク解放時に衝止する操作レバー1の側壁1
aの適宜位置に、孔6を開口する。この孔6と対向する
締付け部材2の側面位置に、締付け部材2の基端部2a
が操作レバー1の側壁1aに衝止する直前、上記の孔6
から突き出る色付き突起7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動式のトルクレ
ンチに関し、更に詳しくは設定トルクに到達したことを
作業者が目で見て確認でき、オーバートルクを防止でき
るよう形成したトルク解放視認機能付きトルクレンチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のトルクレンチとしては、例
えば図9に示されるように、管状の操作レバーa内に締
付け部材bが軸ピンcで回動自在に取り付けられ、この
締付け部材bの基端部b1に、長尺状のトグルリンクd
を介してスラスタeが連結され、締付け部材bで例えば
マイクロスイッチfがオンオフ制御されるよう形成され
たものがある(例えば実公昭52−31998号公報等
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のトル
クレンチは、ネジ締め作業の操作性や作業性に支障を及
ぼすことなく、又コストアップを招くことなく、設定ト
ルクに到達したことを表示できるよう形成されているの
が望ましい。
【0004】しかるに従来品は、上記の通り、トグルリ
ンクが長く形成され、トルク解放時に回動する締付け部
材で例えばマイクロスイッチを入れ、発信音等で締付け
トルクに到達したことを指示する仕組みであった。
【0005】従って従来品の場合は、図示されるよう
に、トグルリンクに対応する操作レバーの位置が幅広状
に形成されたから、従来品を使用するとネジ締め作業の
際、この幅広状に形成された操作レバーの箇所がネジの
周辺の部材等に当たり易く、その結果操作レバーを回動
しにくいものであった。
【0006】又従来品は、上記の通り、トグルリンクを
長く形成し、操作レバーに幅広部を形成する必要があっ
たから、トグルリンク及び操作レバーの製造コストが高
く付くことを避けられなかった。従って従来品は、この
種の指示機構を有しない通常のトルクレンチに比べ、価
格が大幅に高くなる、という問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来品の問題点に鑑
み、提案されたものである。従って本発明の技術的課題
は、従来の管状の操作レバーをそのまま利用でき、製造
コストを抑えながら、オーバートルクを防止できるよう
形成した使い勝手の良い、トルク解放視認機能付きトル
クレンチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような技術的手段を採る。
【0009】即ち本発明は、図1に示されるように、管
状の操作レバー1内に締付け部材2が軸ピン3で回動自
在に取り付けられ、この締付け部材2の基端部2aにト
グルリンク4を介してスラスタ5が連結されてなるトル
クレンチであって、上記締付け部材2の基端部2aがト
ルク解放時に衝止する操作レバー1の側壁1aの適宜位
置に孔6が開口され、この孔6と対向する締付け部材2
の側面位置に、締付け部材2の基端部2aが操作レバー
1の側壁1aに衝止する直前、上記の孔6から突き出さ
れる色付き突起7が設けられたことを特徴とする(請求
項1)。
【0010】本発明の場合、孔6の形状は、例えば丸孔
や長孔等、任意である。突起7は、この孔6の形状に合
わせて、例えば孔6が丸孔の場合は丸棒状に、又長孔の
ときは板片状に形成されるのが好ましい。
【0011】又本発明の課題を達成する他の構成として
は、図3に示されるように、管状の操作レバー1内に締
付け部材2が軸ピン3で回動自在に取り付けられ、この
締付け部材2の基端部2aにトグルリンク4を介してス
ラスタ5が連結されてなるトルクレンチであって、上記
操作レバー1の上面の適宜位置に孔6が開口され、この
孔6と対向する締付け部材2の上面位置に、締付け部材
2の基端部2aが操作レバー1の側壁1aに衝止する直
前、上記の孔6に臨まれる色付き突起7が設けられたこ
とを特徴とするものがある(請求項2)。
【0012】この本発明の場合も、孔6の形状は任意で
あり、突起7は孔6の形状に合わせて形成されるので良
い。
【0013】この本発明の場合、突起7は、図6に示さ
れるように、締付け部材2の上面に単に起立状に設けら
れるのでも良いが、図4、図5に示されるように、設定
トルクに至ると孔6から突き出され、出没自在に形成さ
れるのが好ましい(請求項3)。
【0014】この場合は、突起7が孔6から突き出され
て露出するため、設定トルクの到来が解かり易くなるか
らである。
【0015】本発明の場合、突起7の色としては、赤
色、緑色、青色等、任意である。但し本発明の場合、突
起7は黄色系の色で着色されてなるのが好ましい(請求
項4)。
【0016】ここで、黄色系の色とは、黄色のほか、黄
金色、即ち金色がある。操作レバー1は、通常、銀白色
の鋼自体の素材色であるから、この本発明の場合は、操
作レバー1に大きな変更を加えることなく、銀白色の操
作レバー1との比較で突起7を見易くできるものであ
る。
【0017】更に本発明は、図7、図8に示されるよう
に、操作レバー1の孔6の周辺位置が、突起7と補色に
なる色10で着色されてなるのが好ましい(請求項
5)。
【0018】この場合は、突起7が更に目立ち、一層、
視認し易くなるからである。具体的には、孔6の周辺位
置に、突起7と補色になる色10の例えばカラーテープ
を張ったり、塗料を塗ることにより達成される。図示の
実施形態では、操作レバー1の孔6の周辺位置に、孔6
の箇所を除いて赤色の突起7と補色になる色10として
の青緑色のカラーテープが巻き付けられている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
を添付図面に従って説明する。
【0020】図1等において、1は管状の操作レバーで
あり、2は締付け部材である。この締付け部材2は、操
作レバー1内に軸ピン3で回動自在に取り付けられてい
る。締付け部材2は、基端部2aにトグルリンク4を介
してスラスタ5が連結されている。
【0021】本発明の場合は、上記締付け部材2の基端
部2aがトルク解放時に衝止する操作レバー1の側壁1
aの適宜位置に、孔6が開口されている。この孔6は、
この実施形態では直径が約4(mm)の丸孔で形成され
ている。
【0022】7は、締付け部材2の基端部2aが操作レ
バー1の側壁1aに衝止する直前、上記の孔6から突き
出される丸棒状の突起である。この突起7は、操作レバ
ー1の側壁1aと対向する締付け部材2の側面位置に設
けられている。又この突起7は、操作レバー1の鋼の色
(銀白色)に対し、一目で区別、認識できるよう、この
実施形態では黄色に着色されている。
【0023】次に本発明の作用を説明する。設定トルク
に至ると、締付け部材2が軸ピン3を中心に、図1にお
いて右側に回動する。この場合、突起7は締付け部材2
と共に移動し、設定トルクに至る直前、孔6から突き出
される。
【0024】従って作業者は、孔6から突起7が露出し
たら、オーバートルクにならないよう操作レバー1に加
えている力を抜く。締付け部材2は、トルクが解放する
と基端部2aが操作レバー1の側壁1aに衝止する。突
起7は、トルクの解放時に孔6から完全に露出する。
【0025】次に請求項2記載の本発明の好適な一実施
形態を、図3〜図5に従って説明する。上例と同一箇所
は、同一の番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0026】この本発明は、図3に示されるように、操
作レバー1の上面の適宜位置に、孔6が開口されてい
る。この孔6は、この実施形態では直径が約4(mm)
の丸孔状に形成されている。
【0027】7は、締付け部材2の基端部2aが操作レ
バー1の側壁1aに衝止する直前、上記の孔6に臨まれ
る色付き突起である。この突起7は、孔6と対向する締
付け部材2の上面位置に設けられ、この実施形態では黄
色に着色されている。
【0028】又突起7は、設定トルクに至ると、孔6か
ら突き出され、出没自在に形成されている。即ちこの実
施形態の場合、突起7は伏椀状に形成され、操作レバー
1の上面に形成された上面開口状の筒部8に被せられて
いる。9は、この筒部8に収納され、突起7を上方に弾
発するコイルスプリングである。又突起7は、孔6の下
縁6aの周囲に係止する鍔7aをリング状に備え、常時
はコイルスプリング9の作用で天面が操作レバー1の下
面に突き当てられている。
【0029】次にこの実施形態の本発明の作用を説明す
る。設定トルクに至ると、締付け部材2が軸ピン3を中
心に回動する。突起7は、締付け部材2と共に回動し、
孔6の位置に至るとコイルスプリング9の弾発力で孔6
から上方に突き出される(図5の鎖線状態参照)。従っ
て作業者は、孔6から突起7が突き出されたら、オーバ
ートルクにならないよう操作レバー1に加えている力を
抜く。なお突起7は、孔6から突き出されたとき、鍔7
aが孔6の下縁6aの周囲に係止するため、飛び出しが
防止される。
【0030】そしてトルクの解放後、締付け部材2が反
対側に回動し復帰すると、突起7は外面が球面形の伏椀
状であるから、孔6の下縁6aで徐々に操作レバー1内
に押し込まれる。その結果突起7は、操作レバー1内に
収納され、天面が操作レバー1の下面に係止される(図
4、図5の実線状態参照)。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、操作レバ
ーの側壁の適宜位置に孔が開口され、この孔と対向する
締付け部材の側面位置に、締付け部材の基端部が操作レ
バーの側壁に衝止する直前、上記の孔から突き出される
色付き突起が設けられたものである。
【0032】従って本発明の場合は、突起が孔から突き
出されたら、操作レバーに加えている力を抜くことによ
り、オーバートルクを防止でき、トルク解放を目で見て
確認できる。しかも本発明は、操作レバーやトグルリン
クの形態を変更するものではないから、製造コストを低
廉化でき、又ネジ締め作業に支障を及ぼすこともない。
【0033】又請求項2記載の本発明の場合も、操作レ
バーの上面の孔から突起が見えたら、操作レバーに加え
ている力を抜くことでオーバートルクを防止でき、構造
が簡単で、トグルリンク、操作レバーの構造、形態に変
更を来たすものではないから、安価に提供でき、又締付
け作業に支障を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明トルクレンチの好適な一実施形態を示す
要部平面図である。
【図2】同上トルクレンチの作用を説明する為の要部拡
大平面図である。
【図3】本発明トルクレンチの他の構成を示す要部平面
図である。
【図4】図3のIVーIV線における拡大端面図である。
【図5】図3の本発明の作用を説明する為の要部拡大断
面図である。
【図6】突起の他の実施形態を示す要部拡大端面図であ
る。
【図7】図1に示される本発明レンチの他の実施形態を
示す要部平面図である。
【図8】図3に示される本発明レンチの他の実施形態を
示す要部平面図である。
【図9】従来例を示す要部平面図である。
【符号の説明】
1 操作レバー 1a 側壁 2 締付け部材 2a 基端部 3 軸ピン 4 トグルリンク 5 スラスタ 6 孔 7 突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状の操作レバー内に締付け部材が軸ピ
    ンで回動自在に取り付けられ、この締付け部材の基端部
    にトグルリンクを介してスラスタが連結されてなるトル
    クレンチであって、上記締付け部材の基端部がトルク解
    放時に衝止する操作レバーの側壁の適宜位置に孔が開口
    され、この孔と対向する締付け部材の側面位置に、締付
    け部材の基端部が操作レバーの側壁に衝止する直前、上
    記の孔から突き出される色付き突起が設けられたことを
    特徴とするトルク解放視認機能付きトルクレンチ。
  2. 【請求項2】 管状の操作レバー内に締付け部材が軸ピ
    ンで回動自在に取り付けられ、この締付け部材の基端部
    にトグルリンクを介してスラスタが連結されてなるトル
    クレンチであって、上記操作レバーの上面の適宜位置に
    孔が開口され、この孔と対向する締付け部材の上面位置
    に、締付け部材の基端部が操作レバーの側壁に衝止する
    直前、上記の孔に臨まれる色付き突起が設けられたこと
    を特徴とするトルク解放視認機能付きトルクレンチ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のトルク解放視認機能付き
    トルクレンチであって、突起が、設定トルクに至ると孔
    から突き出され、出没自在に形成されたことを特徴とす
    るトルク解放視認機能付きトルクレンチ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載のトルク
    解放視認機能付きトルクレンチであって、突起が黄色系
    の色で着色されてなることを特徴とするトルク解放視認
    機能付きトルクレンチ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3の何れかに記載のトルク
    解放視認機能付きトルクレンチであって、操作レバーの
    孔の周辺位置が、突起と補色になる色で着色されてなる
    ことを特徴とするトルク解放視認機能付きトルクレン
    チ。
JP2000036013A 2000-02-15 2000-02-15 トルク解放視認機能付きトルクレンチ Pending JP2001225279A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113799042A (zh) * 2020-06-16 2021-12-17 瞬丰实业股份有限公司 用于扭矩调节的警示装置

Cited By (1)

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