JP2001224699A - 放射線治療装置 - Google Patents

放射線治療装置

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JP2001224699A
JP2001224699A JP2000039226A JP2000039226A JP2001224699A JP 2001224699 A JP2001224699 A JP 2001224699A JP 2000039226 A JP2000039226 A JP 2000039226A JP 2000039226 A JP2000039226 A JP 2000039226A JP 2001224699 A JP2001224699 A JP 2001224699A
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peripheral wall
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radiation
rotating gantry
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線照射装置の整備および患者へのアクセ
スを目的とする作業用足場を有する従来の放射線治療装
置は規模が大きく、構造も複雑であった。 【解決手段】 回転ガントリ円筒1内部に、治療台4を
囲繞するように回転ガントリ円筒1に固定された周壁部
9a、9b、9c、9dを設け、回転ガントリ円筒1が
0°、90°、180°、270°回転された位置にお
いて周壁部9a〜9dのうちいずれかの周壁部を作業用
足場10として機能させる回転ガントリを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線治療装置に
関するものであり、特に、放射線照射装置の整備および
患者へのアクセスを容易にする作業用足場を有する放射
線治療用照射室に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、特開平11−47287号公報
に開示された放射線治療用回転照射室の構成を示す斜視
図である。図9において、27は移動床、28は固定側
リングレール、29は移動側リングレール、30はガン
トリ駆動モータ、31はリアリング、32はフロントリ
ング、33はガントリフレーム、34はサポートリン
グ、35は放射線照射部である。移動床27は、固定側
リングレール28または移動側リングレール29内を走
行する車輪を有する板がリンクを介して多数連結されて
構成されている。固定側リングレール28は建屋壁に固
定されている。
【0003】また、移動側リングレール29は、ガント
リ駆動モータ30により回転されるリアリング31とフ
ロントリング32を接続するガントリフレーム33に固
定されたサポートリング34に回転自在に支持されてい
る。移動床27は、ガントリフレーム33の回転に伴い
引っ張られ、固定側リングレール28、移動側リングレ
ール29に沿って移動する。一方、移動側リングレール
29はサポートリング34に固定されたリングレール駆
動装置により、ガントリフレーム33の回転と同期し
て、逆方向に同じ量だけ回転される。したがって、固定
側リングレール28と移動側リングレール29の相対位
置は同一に保たれ、放射線照射部35の回転位置に係わ
らず、治療用ベッドの下側に常に水平なアクセスフロア
が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−4728
7号公報に開示された放射線治療用回転照射室は、車輪
を有する多数の板をリンクで連結して構成された移動床
を備え、この移動床を放射線照射部と同期して回転さ
せ、移動側リングレールを放射線照射部と同期して逆方
向に回転させることにより、放射線照射部の回転角度に
関わらず移動床を水平に保つための機構を備えているた
め、構造が複雑であり、回転ガントリの規模が大きくな
るという問題があった。本発明は、小型かつ簡易な構成
で、放射線照射装置の整備および患者へのアクセスを容
易にする作業用足場を有する放射線治療用照射室を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放射線治
療装置は、患者が載置される治療台と、この治療台に対
向するように放射線照射部が配置され、前記治療台上の
患者に対して異なる位置で放射線を照射できるように前
記治療台を中心として回転駆動される照射室構成体と、
この照射室構成体内に前記治療台を囲繞するように固定
された周壁部を有し、前記照射室構成体の所定回転位置
において前記周壁部内面を作業用足場として機能させる
内室構成体とを備えたものである。
【0006】また、この発明に係る放射線治療装置は、
周壁部内面からの高さが一定で、治療台の長手方向に沿
って前記周壁部内面に形成された凸部を有し、照射室構
成体の所定回転位置において、前記凸部の上部と前記周
壁部内面間の面を作業用足場として機能させる内室構成
体を備えたものである。
【0007】また、この発明に係る放射線治療装置は、
周壁部内面からの深さが一定で、治療台の長手方向に沿
って前記周壁部内面に形成された凹部を有し、照射室構
成体の所定回転位置において、前記凹部の底部と前記周
壁部内面間の面を作業用足場として機能させる内室構成
体を備えたものである。
【0008】この発明に係る放射線治療装置は、患者が
載置される治療台と、この治療台に対向するように放射
線照射部が配置され、前記治療台上の患者に対して異な
る位置で放射線を照射できるように前記治療台を中心と
して回転駆動される照射室構成体と、この照射室構成体
の回転に伴って、その周壁内面に沿って摺動するように
設けられ、前記照射室構成体の回転位置に関わらず水平
に保持される作業用足場を有する移動床構成体とを備え
たものである。
【0009】また、この発明に係る放射線治療装置は、
照射室構成体の回転と同期して、前記作業用足場を水平
に保つよう駆動させる駆動手段を有する移動床構成体を
備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1に係る放射線治療装置の構成を示す断面図で
ある。図2は、図1に示す放射線治療装置のAA断面図
であり、回転ガントリ円筒が0°の回転位置にある状態
を示す図である。図1および図2において、1は回転ガ
ントリー円筒、2はリング、3はローラ、4は治療台、
5は治療台搬送部、6は建屋、7は放射線照射部、8は
放射線照射ノズル、9a、9b、9c、9dは周壁部、
10は作業用足場である。回転ガントリー円筒1の両端
部にはリング2が固定されている。リング2はモータ等
の駆動手段から伝達された回転力によって回転するロー
ラ3と接しており、ローラ3の回転に伴ってリング2、
回転ガントリー円筒1も回転する。
【0011】治療台4は治療台搬送部5によって、回転
ガントリ円筒1内部に搬送される。治療台搬送部5は建
屋6に据え付けられており、回転ガントリ円筒1の回転
に関わらず定位置に治療台4を保持する。放射線照射部
7および放射線照射ノズル8は治療台4に対向するよう
に回転ガントリ円筒1内部に配置されて照射室が構成さ
れる。この回転ガントリ円筒1の回転に伴い、放射線照
射部7および放射線照射ノズル8は異なる位置から治療
台4上の患者に放射線を照射する。周壁部9a、9b、
9c、9dは、図2に示すように、回転ガントリ円筒1
内部に治療台4を囲繞するように四面に配置されるとと
もに、回転ガントリ円筒1に固定されて回転ガントリ円
筒1内部に内室を構成する。周壁部9a、9b、9c、
9dも回転ガントリ円筒1の回転に伴って回転する。
【0012】図2に示す回転ガントリ円筒1は0°、す
なわち回転されていない状態を示す。図2の状態におい
て水平になっている周壁部9cが、回転ガントリ円筒1
内部に入って放射線照射部7、8のメンテナンスや患者
へアクセスする際の作業用足場10となる。図3は図2
に示す放射線治療装置を所定角度回転させた状態を示す
断面図である。図3において、(a)は90°、(b)は
180°、(c)は270°回転ガントリ円筒1を回転
させた状態を示す。図3(a)の状態においては周壁部9
bが水平になっており、作業用足場10となる。同様
に、図3(b)、図3(c)ではそれぞれ周壁部9a、9d
が作業用足場10となる。
【0013】以上説明したように、本発明に係る放射線
治療装置は、回転ガントリ円筒1内部に、治療台4を囲
繞するように回転ガントリ円筒1に固定された周壁部9
a、9b、9c、9dを有し、回転ガントリ円筒1が0
°、90°、180°、270°回転された位置におい
て周壁部9a〜9dのうちいずれかの周壁部が作業用足
場10として機能するので、小型かつ簡易な構成で、放
射線照射装置の整備および患者へのアクセスを容易にす
る作業用足場を有する放射線治療用照射室を提供するこ
とができる。
【0014】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2に係る放射線治療装置が有する回転ガントリ円筒を所
定角度回転させた状態を示す断面図である。図4におい
て、11a、11bは三角凸部、12a、12bは台形
凸部である。三角凸部11aは周壁部9bに設けられ、
三角凸部11bは周壁部9dに設けられる。また、台形
凸部12a、12bは周壁部9cに設けられる。なお、
図4において図2に示す符号と同一の符号は同一または
相当部分を示すので説明は省略する。
【0015】図4(a)に示す回転ガントリ円筒1は0
°、すなわち回転されていない状態を示すものであり、
図4(b)は回転ガントリ円筒1が45°回転された状態
を、図4(c)は135°回転された状態を示す。図4
(a)の状態において水平になっている台形凸部12a、
12bの上面、および周壁部9cが作業用足場10とな
る。図4(b)に示す回転ガントリ円筒1を45°回転さ
せた状態においては周壁部9bに配された三角凸部11
aの側面および周壁部9cに配された台形凸部12aの
側面が水平になっており作業用足場10となる。
【0016】同様に、図4(c)に示す回転ガントリ円筒
1を135度回転させた状態においても周壁部9bに配
された三角凸部11aの側面が水平になっており作業用
足場10となる。ただし、作業用足場10となる三角凸
部11aの側面は、回転ガントリ円筒1を図4(a)に示
すように45°回転させたときに作業用足場10となる
側面とは反対の側面が作業用足場10として機能する。
なお、図示しないが、回転ガントリ円筒1を225°、
あるいは315°回転させると、周壁部9dに配された
三角凸部11bの側面が作業用足場10となる。なお、
回転ガントリ円筒1を90°、180°、270°回転
させると、周壁部9b、9a、9dが作業用足場10と
なることはいうまでもない。
【0017】以上説明したように、上記説明による回転
ガントリ円筒1を有する放射線治療装置は、周壁部9a
〜9dに三角凸部11a、11bおよび台形凸部12
a、12bを配することにより、放射線照射装置の整備
および患者へのアクセスを容易にする作業用足場10
を、回転ガントリ円筒1の回転位置が0°、±45°、
±90°、±135°、±180°の時に形成すること
ができる。
【0018】なお、周壁部9a〜9dに三角凸部11
a、11bおよび台形凸部12a、12bを配するかわ
りに、図5に示すように、三角凹部13a、13b、お
よび台形凹部14a、14bを周壁部に形成しても、上
記説明による三角凸部、台形凸部を周壁部に配した回転
ガントリ円筒1を有する放射線治療装置と同様の効果を
得ることができる。
【0019】実施の形態3.図6は、本発明の実施の形
態3に係る放射線治療装置の構成を示す断面図である。
図7は図6に示す放射線治療装置のBB断面図である。
図6および図7において、1は回転ガントリー円筒、2
はリング、3はローラ、4は治療台、5は治療台搬送
部、6は建屋、7は放射線照射部、8は放射線照射ノズ
ル、15は移動床構成体、16は移動床構成体15の上
面である作業用足場、17は移動床構成体15の底面、
18は回転ガントリ円筒1の開口部、19は回転ガント
リ円筒1の奥壁、20は歯車、21はブレーキ、22
a、22bはガイド、23はラック、24a、24bは
レールである。
【0020】次に構成について説明する。図6に示すよ
うに、回転ガントリー円筒1の両端部にはリング2が固
定されている。リング2はモータ等の駆動手段から伝達
された回転力によって回転するローラ3と接しており、
ローラ3の回転に伴ってリング2、回転ガントリー円筒
1も回転する。治療台4は治療台搬送部5によって、回
転ガントリ円筒1内部に搬送される。治療台搬送部5は
建屋6に据え付けられており、回転ガントリ円筒1の回
転に関わらず定位置に治療台4を保持する。この治療台
4に面する回転ガントリ円筒1の周壁は曲面状に形成さ
れている。放射線照射部7および放射線照射ノズル8は
治療台4に対面するように回転ガントリ円筒1内部に配
置され、回転ガントリ円筒1の回転に伴い、異なる位置
から治療台4上の患者に放射線を照射する。
【0021】図6および図7に示すように、移動床構成
体15は、治療台4に対向する面が平面に形成された作
業用足場16を有する。また、この移動床構成体15の
底面17が回転ガントリー円筒1周壁の曲率に沿った曲
面形状に形成された、ちょうどかまぼこを逆にしたよう
な逆かまぼこ型形状に形成されている。この移動床構成
体15の長さは回転ガントリ円筒開口部18より回転ガ
ントリー円筒奥壁19まで達する。この移動床構成体1
5の底面17には歯車20と、この歯車20の回転を制
動するブレーキ21が設けられている。また、その底面
17の回転ガントリ円筒開口部18側にはガイド22
a、回転ガントリ円筒奥壁19側にはガイド22bが設
けられている。
【0022】一方、図6に示すように、曲面状に形成さ
れた回転ガントリ円筒1の周壁中央付近にはラック23
が周壁に沿って設けられ、回転ガントリ円筒1の開口部
18側にはレール24a、回転ガントリ円筒1の奥壁1
9側にはレール24bが設けられている。回転ガントリ
円筒1の周壁に設けられたラック23に移動床構成体1
5の歯車20が噛合するように、そして、レール24
a、24bをガイド22a、22bが拘束するように回
転ガントリ円筒1内に移動床構成体15を設置する。こ
うして設置された移動床構成体15は回転ガントリ円筒
1の周壁に対して、回転ガントリの回転角が−90°〜
90°の範囲内で摺動可能に保持される。
【0023】回転ガントリ円筒1の周壁に摺動可能に保
持された移動床構成体15は、回転ガントリ円筒1の回
転に伴い、自重によってレール24a、24bに沿って
摺動し、作業用足場16を重力方向に垂直に保とうとす
る。つまり、レール24a、レール24bに沿ってガイ
ド22a、22bがスライドし、また、ラック23にか
み合わされた歯車20が回転することにより、移動床構
成体15は回転ガントリ円筒1の回転方向とは逆方向に
摺動し、回転ガントリ円筒1の回転が止まると、ブレー
キ21が歯車20の回転を制動して移動床構成体15の
摺動を停止させるとともに作業用足場16が水平になる
ような所定位置に固定する。このように、移動床構成体
15は回転ガントリ円筒1の回転位置に関わらず、照射
装置の整備や患者へアクセスする際の足場となる作業用
足場16を水平に保持する。
【0024】以上説明したように、本発明に係る放射線
治療装置は、治療台に面する周壁が曲面状に形成された
回転ガントリ円筒にレールとラックを設け、このレール
を摺動可能に拘束するガイドと、ラックとかみ合って回
転する歯車と、歯車の回転を制動するブレーキと、作業
用足場とを有する移動床構成体を回転ガントリ円筒に摺
動可能に保持したので、回転ガントリの回転位置に関わ
らず作業用足場を水平に保持することができる。したが
って、小型かつ簡易な構成で、放射線照射装置の整備お
よび患者へのアクセスを容易にする作業用足場を有する
放射線治療装置を提供することができる。
【0025】なお、上記説明による放射線治療装置の移
動床構成体15に、図8に示すように、モータ25と、
このモータ25により回転される歯車26を追加するこ
とも可能である。図8は図7に示す回転ガントリ円筒1
の変形例を示す断面図である。図8に示す回転ガントリ
円筒1は、回転ガントリ円筒1の回転に同期して、回転
ガントリ円筒1の回転方向と逆方向に移動床構成体15
を摺動させる回転力を発生するモータ25と、このモー
タ25により回転され、ブレーキ21により回転が制動
される歯車20と同様にラック23に噛合される歯車2
6を備えたものである。図8に示す回転ガントリ円筒1
を用いても図7に示す回転ガントリ円筒1と同様の効果
を得ることができるほか、回転ガントリ円筒1が回転中
であっても作業用足場16は水平に保持される。
【0026】
【発明の効果】この発明に係る放射線治療装置は、患者
が載置される治療台と、この治療台に対向するように放
射線照射部が配置され、前記治療台上の患者に対して異
なる位置で放射線を照射できるように前記治療台を中心
として回転駆動される照射室構成体と、この照射室構成
体内に前記治療台を囲繞するように固定された周壁部を
有し、前記照射室構成体の所定回転位置において前記周
壁部内面を作業用足場として機能させる内室構成体とを
備えたので、照射室構成体が0°、90°、180°、
270°回転された位置において、内室構成体のいずれ
かの周壁部が作業用足場として機能し、小型かつ簡易な
構成で、放射線照射装置の整備および患者へのアクセス
を容易にする作業用足場を有する放射線治療用照射室を
提供することができる。
【0027】また、この発明に係る放射線治療装置は、
周壁部内面からの高さが一定で、治療台の長手方向に沿
って前記周壁部内面に形成された凸部を有し、照射室構
成体の所定回転位置において、前記凸部の上部と前記周
壁部内面間の面を作業用足場として機能させる内室構成
体を備えたので、照射室構成体が0°、±45°、±9
0°、±135°、±180°回転された位置において
作業用足場を形成することができる。
【0028】また、この発明に係る放射線治療装置は、
周壁部内面からの深さが一定で、治療台の長手方向に沿
って前記周壁部内面に形成された凹部を有し、照射室構
成体の所定回転位置において、前記凹部の底部と前記周
壁部内面間の面を作業用足場として機能させる内室構成
体を備えたので、照射室構成体が0°、±45°、±9
0°、±135°、±180°回転された位置において
作業用足場を形成することができる。
【0029】この発明に係る放射線治療装置は、患者が
載置される治療台と、この治療台に対向するように放射
線照射部が配置され、前記治療台上の患者に対して異な
る位置で放射線を照射できるように前記治療台を中心と
して回転駆動される照射室構成体と、この照射室構成体
の回転に伴って、その周壁内面に沿って摺動するように
設けられ、前記照射室構成体の回転位置に関わらず水平
に保持される作業用足場を有する移動床構成体とを備え
たので、照射室構成体の回転位置に関わらず作業用足場
を水平に保持することができ、小型かつ簡易な構成で、
放射線照射装置の整備および患者へのアクセスを容易に
する作業用足場を有する放射線治療用照射室を提供する
ことができる。
【0030】また、この発明に係る放射線治療装置は、
照射室構成体の回転と同期して、作業用足場を水平に保
つように駆動させる駆動手段を有する移動床構成体を備
えたので、照射室構成体が回転中であっても作業用足場
を水平に保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る放射線治療装置
の構成を示す断面図である。
【図2】 図1に示す放射線治療装置のAA断面図であ
る。
【図3】 図2に示す回転ガントリ円筒を所定角度回転
させた状態を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る放射線治療装置
に設けられた回転ガントリ円筒を所定角度回転させた状
態を示す断面図である。
【図5】 図4に示す回転ガントリ円筒の変形例を示す
断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3に係る放射線治療装置
の構成を示す断面図である。
【図7】 図6に示す放射線治療装置のBB断面図であ
る。
【図8】 図7に示す回転ガントリ円筒の変形例を示す
断面図である。
【図9】 従来の放射線治療装置の構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 回転ガントリー円筒、2 リング、3 ローラ、4
治療台、5 治療台搬送部、6 建屋、7 放射線照
射部、8 放射線照射ノズル、9a、9b、9c、9d
周壁部、10 作業用足場、11a、11b 三角凸
部、12a、12b 台形凸部、13a、13b 三角
凹部、14a、14b 台形凹部15 移動床構成体、
16 移動床構成体の上面である作業用足場、17 移
動床構成体の底面、18 回転ガントリ円筒の開口部、
19 回転ガントリ円筒の奥壁、20 歯車、21 ブ
レーキ、22a、22b ガイド、23 ラック、24
a、24b レール、25 モータ、26 歯車、27
移動床、28 固定側リングレール、29 移動側リ
ングレール、30 ガントリ駆動モータ、31 リアリ
ング、32 フロントリング、33 ガントリフレー
ム、34 サポートリング、35 放射線照射部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者が載置される治療台と、 この治療台に対向するように放射線照射部が配置され、
    前記治療台上の患者に対して異なる位置で放射線を照射
    できるように前記治療台を中心として回転駆動される照
    射室構成体と、 この照射室構成体内に前記治療台を囲繞するように固定
    された周壁部を有し、前記照射室構成体の所定回転位置
    において前記周壁部内面を作業用足場として機能させる
    内室構成体とを備えたことを特徴とする放射線治療装
    置。
  2. 【請求項2】 内室構成体は、周壁部内面からの高さが
    一定で、治療台の長手方向に沿って前記周壁部内面に形
    成された凸部を有し、照射室構成体の所定回転位置にお
    いて、前記凸部の上部と前記周壁部内面間の面を作業用
    足場として機能させることを特徴とする請求項1に記載
    の放射線治療装置。
  3. 【請求項3】 内室構成体は、周壁部内面からの深さが
    一定で、治療台の長手方向に沿って前記周壁部内面に形
    成された凹部を有し、照射室構成体の所定回転位置にお
    いて、前記凹部の底部と前記周壁部内面間の面を作業用
    足場として機能させることを特徴とする請求項1に記載
    の放射線治療装置。
  4. 【請求項4】 患者が載置される治療台と、 この治療台に対向するように放射線照射部が配置され、
    前記治療台上の患者に対して異なる位置で放射線を照射
    できるように前記治療台を中心として回転駆動される照
    射室構成体と、 この照射室構成体の回転に伴って、その周壁内面に沿っ
    て摺動するように設けられ、前記照射室構成体の回転位
    置に関わらず水平に保持される作業用足場を有する移動
    床構成体とを備えたことを特徴とする放射線治療装置。
  5. 【請求項5】 移動床構成体は、照射室構成体の回転と
    同期して、前記照射室構成体の回転方向と逆方向に作業
    用足場を摺動させ、前記作業用足場を水平に保つように
    駆動させる駆動手段を備えたことを特徴とする請求項4
    に記載の放射線治療装置。
JP2000039226A 2000-02-17 2000-02-17 放射線治療装置 Expired - Lifetime JP3620390B2 (ja)

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