JP2000354638A - 放射線治療装置の治療台 - Google Patents

放射線治療装置の治療台

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JP2000354638A
JP2000354638A JP11169399A JP16939999A JP2000354638A JP 2000354638 A JP2000354638 A JP 2000354638A JP 11169399 A JP11169399 A JP 11169399A JP 16939999 A JP16939999 A JP 16939999A JP 2000354638 A JP2000354638 A JP 2000354638A
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treatment table
floor
moving
patient
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Iwao Miyano
巌 宮野
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線治療装置のペデスタル治療台におい
て、天板の最低高さを低くするとともに、治療台本体の
撤去を可能とし、撤去移動後も天板の上下、前後、左右
動を可能にする。 【解決手段】 治療台は、天板4と前後・左右動部40と
上下動部41と天板回転部44と床回転部45で構成され、天
板回転部44と床回転部45は床下に収納される。上下動部
41と天板回転部44は結合部50を介して分離可能に結合さ
れる。上下動部41は上側構造部材42と下側構造部材43を
有し、上側構造部材42は移動用台車と結合する穴53を有
し、下側構造部材43は結合部50との締結部と電源、信号
ケーブル55のコネクター57を有する。結合部50は上下動
部41と天板回転部44の締結部と床回転部45からの電源、
信号ケーブル56のコネクター57を有する。電源、信号ケ
ーブル56は取り外し可能で、床下に収納できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射線治療装置の治
療台に係り、特に治療台の操作性を向上するための技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は放射線治療に用いられる放射線
治療装置と治療台の構成を示したものである。図11に
おいて、治療台3の天板(天板部ともいう)4上に寝載さ
れた患者2の周囲を回転運動する放射線治療装置1から、
患者2の患部に放射線5が照射される。放射線治療装置1
は患者2の周囲を回転できるので、種々の方向から放射
線5を照射することができる。また、治療台3は、患者2
を天板4に載置した状態で、天板4の前後動(図示の左右
方向の動き)、左右動(天板4の幅方向の動き)、上下
動、回転および天板4を支持する床部の回転を行うこと
ができ、このように天板4を動かすことにより、放射線5
が患者2の患部に精度良く照射されるように患者2の患部
の位置を調整している。
【0003】図12、図13は従来の治療台3の構成例
を示したものである。従来の治療台3としては、大別し
てペデスタル型とラム型の2種類がある。図12は従来
の治療台の第1の構成例で、ペデスタル型の治療台であ
り、図13は従来の治療台の第2の構成例で、ラム型の
治療台である。両方の治療台とも、天板部4と、天板部4
を前後、左右方向に動かす前後・左右動部40(左右動の
方向は紙面に垂直方向)と、天板部4を上下方向に動か
す上下動部(上下動駆動部ともいう)41と、天板部4を
回転する天板回転部44と、治療台3を支持する床(床の一
部で、円板状をしている)を回転する床回転部45から構
成されている。
【0004】図13に示したラム型治療台では、天板部
4とその前後・左右動部40が、ラム芯と呼ばれる1本の
支柱46によって支持され、ラム芯46の上下動駆動部41、
天板回転部44および床回転部45が床下開口部61に収納さ
れていることが特徴となる。上下動駆動部41が床下開口
部61に収納されているため、ラム芯46を床下7に下げる
ことで、天板部4を床面6の近くまで容易に下げることが
でき、患者2の乗り降りに好都合である。
【0005】また、ラム型治療台では、天板部4とその
前後・左右動部40を、ラム芯46から分離して移動用台車
(図示せず)上に載せ替えて移動することができる。さ
らに、ラム芯46を床下開口部61に収納することができる
ので、治療台3の本体を床面6上から完全に撤去すること
ができる。このことは、手術直後の患者2をストレッチ
ャー(図示せず)に載せたまま放射線治療室に運び込ん
で、患者2の患部に電子線を直接照射する術中照射の場
合などに好都合である。
【0006】これに対し、図12に示したペデスタル型
治療台では、上下動駆動部41が床面6より上にあり、床
下開口部61には床回転部45が収納されるだけであるた
め、ラム型治療台のような広い床下開口部61を必要とし
ない。従って、治療台3の設置にあたって建屋の制約を
殆ど受けずに設置できる点が長所になっている。
【0007】しかし、上下動駆動部41が床面6の上にあ
るため、天板4を最も低い位置に下げたときの高さがラ
ム型治療台ほど低くならない。また、治療台3の本体を
ラム型治療台のように完全に撤去することは容易でな
く、一般的にはペデスタル型治療台の本体の取外しはで
きないことになっている。
【0008】ペデスタル型治療台の本体を撤去する公知
例としては、現在までのところ、Scanditronix社(ス
ウェーデン)のレーストラック型マイクロトロン用治療
台の例が1件だけ知られている。この例は、油圧ジャッ
キ機構を有する特殊な移動用台車を用いて、床回転部以
外の床面上にある治療台本体の荷重を支持し、次に固定
具を取外して治療台本体を分離し、油圧ジャッキで持ち
上げて移動するものである。
【0009】また、ラム型またはペデスタル型治療台に
おいて上記のように治療台本体を移動可能な構成とした
場合でも、治療台本体を床面上から撤去することのみを
目的としており、取外した治療台本体に患者を載せて使
用することを意図していない。
【0010】このため、治療台の通常の据置領域から離
れた位置(例えば治療室の壁際)で患者の全身に放射線
を照射する全身照射の場合には、別個に患者支持台を使
用することになっており、通常の治療台のように照射時
の位置決めを容易かつ精密に行うことができない不便さ
があった。
【0011】上記のラム型治療台、ペデスタル型治療台
以外に、図14に示す特殊な治療台がある。図14の従
来の治療台の第3の構成例は、Prection社(スウェーデ
ン)の治療台(商品名「HERCULES」)で、治療台に車輪
をつけ、床面6上を自由に移動できるようにしたもので
ある。この治療台3は、車輪を具備する床面移動機構48
と、天板部4と、上下動部41とから構成され、治療台3の
本体は広範囲に移動可能になっている。また、天井面62
に床回転運動のガイド機構47を設置することで、通常の
治療台3の床回転運動と同じ動きができるようにしてい
る。構造・機構が比較的単純で、装置を床面6上に置く
だけであるため、床下7に穴を掘るような大規模な工事
を必要としない点が大きな特徴になっている。
【0012】しかし、近年リニアックやマイクロトロン
などの加速器を用いた放射線治療装置による定位的治療
法が一般的になりつつあり、治療台に要求される位置精
度が、より高精度なものとなってきている。床面上を移
動させる治療台の場合、その高さ方向の精度は、床面の
平坦度と水平度に依存している。従って、治療台の位置
精度を高めるためには、治療室の床面全体にわたり通常
以上の平坦度と水平度を達成することが必要となり、こ
れを実現するには工事の面で多大な労力、時間、費用を
要することになる。
【0013】以上のことから、従来の放射線治療以外
に、高い位置精度を必要とする定位的治療にも対応する
ためには、ラム型治療台やペデスタル型治療台におい
て、位置精度を高めるほうが現実的である。さらに、ラ
ム型治療台と比較して、建屋の制約を受けないペデスタ
ル型治療台のほうに実用性があると言える。しかし、ペ
デスタル型治療台には上記の如く、天板を床面近くまで
下げにくく、治療台の本体を撤去することが困難である
という問題がある。
【0014】図15は、患者に対する放射線の照射方向
を説明するためのもので、図11のA-A方向矢視図であ
る。図15において、治療台3の天板4上で仰臥位にある
患者2に対して、上方から照射する場合、下方から照射
する場合などがある。後者の下方または斜め下方から患
者2の背面部に照射する場合には、治療台3の天板4が存
在するために、この天板4により放射線5が遮られないよ
うにする工夫が行われている。
【0015】その手段の一般的なものの一例を図16に
示す。図16は、従来の治療台の固定フレーム型天板の
構成例である。図16において、天板4はその左右両側
に開口部10の形状の異なる2種類の固定フレーム(側方
支持フレーム11および中央支持フレーム12)を具備す
る。この天板4は、天板回転軸13を中心にして水平に180
度回転可能な構造になっており、放射線の照射方向(後
方または斜め後方)に応じて、放射線がフレームによっ
て遮られないように、側方支持フレーム11または中央支
持フレーム12のいずれかに入れ替える。
【0016】各々の固定フレーム11、12上には、分割さ
れた天板(以下、分割天板という)15、16が複数枚(図
示では、分割天板A15が3枚、分割天板B16が6枚)着
脱可能に置かれており、患者の照射する部位に応じて、
分割天板A15または分割天板B16を適宜取り外して、そ
の取り外した箇所の開口部10を通して、放射線を照射す
る。
【0017】他の例を図17に示す。図17は、従来の
治療台のCアーム型天板の第1の構成例である。図17
のCアーム型天板では、天板4の開口部10を1箇所に
し、固定フレームの代りに、2本のクランク形状をした
回転可能な支持フレーム(以下、Cアームという)20
を、それぞれの回転軸上で手動にて回転運動させること
によってその位置を変えて、開口部10の大きさと形状を
変えるものである。この支持フレーム20はその形状から
「Cアーム」と呼ばれ、上記の2種類の固定フレーム1
1、12と同じ機能をもっている。
【0018】すなわち、図17(a)の如く、両側のC
アーム20を外側に開いた場合には、図16の側方支持フ
レーム11と同じ構造になり、図17(b)の如く、両側
のCアーム20を内側に閉じた場合には、図16の中央支
持フレーム12と同じ構造になる。
【0019】開口部10の上には薄いプラスチックフィル
ム製のシート21が張られ、このシート21で開口部10にか
かる患者の荷重の一部を支持する。このCアーム型天板
は、天板4を水平に回転させて固定フレーム11、12を入
れ替える必要がなく、Cアーム20を回転させることで開
口部10の形状を比較的自由に変えることができる点が特
徴となっている。
【0020】上記従来の治療台の天板の構成例におい
て、固定フレームの場合は、患者を天板の上に載せる前
に、側方支持フレーム11と中央支持フレーム12との入れ
替えと分割天板10の取り外しが必要である。これに対し
て、Cアームの場合は、患者を天板の上に寝かせた後で
も、患者を動かさずに開口部10の形状を変えることがで
きる。しかし、いずれの場合も、フレームの位置は、天
板の幅方向の中心を越えて片側に寄せることはできなか
った。
【0021】従って、例えば患者の照射部位が脊椎部を
含む半身にわたって広がっている場合(皮膚への電子線
照射の場合や、X線の回転照射の場合など)に、1回の
照射で治療部位全体をカバーするには、天板の幅方向の
中心に対して患者を片側に寄せることによって、患者の
脊椎部を中央支持フレーム12から待避させる必要があ
る。
【0022】しかし、放射線治療装置が天板の周囲を回
転する都合上、天板の横幅寸法(通常50cm程度)が制限
されるため、患者にとって天板による支持状態は不安定
なものとなり、極端な場合には患者が天板の側方から落
下する危険性が生ずる。
【0023】Cアーム型天板の場合は、Cアーム20を回
転させることで、照射部位からCアーム20をある程度ま
で待避させることができる。あるいは、図18に示す如
く、Cアーム20の回転軸の位置を外側に設置し、Cアー
ム20がより外側に広がるような構造にすれば、より広い
範囲で患者への放射線照射を行うことができる。
【0024】しかし、図18の場合、Cアーム20を回転
させる位置によっては、2個のCアーム20の間隔が広く
なり、放射線治療装置とCアーム20が衝突する危険性が
ある。また、Cアーム20を水平位置ではなく、回転途中
の任意角度位置で止めたままにして、天板4を放射線治
療装置から待避する方向で長手方向(図11において右
側)に動かすと、Cアーム20が治療台3に衝突すること
になるので、その使用範囲は自ずと制限される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の技
術の問題点を解決するため、本発明の第1の目的は、ペ
デスタル型治療台において、従来の機能を維持したまま
で、天板をより低位置まで下げることができ、さらに床
面を自由に移動でき、しかも移動後も治療台として機能
することが可能となるような放射線治療装置の治療台を
提供することにある。
【0026】また、本発明の第2の目的は、患者を安全
な状態で天板上に載せたままで、患者を移動することな
しに、患者の患部が広範囲にわたる場合でも1回の照射
で治療可能となるような天板開口部が得られる天板を具
備する放射線治療装置の治療台を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の放射線治療装置の治療台は、患者を支
持する天板部と、天板部を支持し、天板部をその長さ方
向に前後動させ、その幅方向に左右動させる前後・左右
動部と、天板部と前後・左右動部とを支持し、上下方向
に動かす上下動部と、天板部と前後・左右動部と上下動
部とを支持し、天板部を第1の中心軸(以下、天板回転
中心軸という)のまわりに回転する天板回転部と、天板
部と前後・左右動部と上下動部と天板回転部とを支持
し、第2の中心軸(以下、床回転中心軸という)のまわ
りに回転する床回転部とを具備し、床回転部を床下に収
納した放射線治療装置の治療台において、上下動部が床
面の上側に配設され、天板回転部が床下に収納され、上
下動部と天板回転部とが床面にて分離可能に結合されて
いる(請求項1)。
【0028】この構成では、放射線治療装置のペデスタ
ル型治療台において、床下に天板回転部を収納したこと
により、床上に突出する部分(天板回転部)を削除する
ことができ、天板回転部の高さの分だけ天板部の最低高
さを下げることができる。また、治療台を、上下動部よ
り上側の治療台本体と床回転部(または天板回転部)と
に分離可能にしたことにより、治療台本体を床回転部か
ら分離した後に、移動用台車などを用いることにより、
患者を天板に載置した状態で移動用台車に載せて、床面
上を他の場所に移動することが可能となる。
【0029】本発明の放射線治療装置の治療台では更
に、前記上下動部の上側構造部材に、移動用台車に搭載
するための着脱可能な結合手段を設けたものである。こ
の構成では、治療台本体の上下動部の上側構造部材に設
けた結合手段を用いて、移動用台車に治療台本体を搭載
することができるので、治療台本体を床回転部から分離
した後に、患者を天板に載置したまま床面上を自由に移
動することができる。
【0030】本発明の放射線治療装置の治療台では更
に、前記上下動部の下側構造部材またはその近傍に、床
回転部から治療台本体へ電源、信号を送るケーブルの接
続手段を設けたものである。この構成では、治療台本体
と床回転部とが分離される際の治療台本体側の端部とな
る上下動部の下側構造部材周辺に電源、信号ケーブルの
接続手段が設けられているので、治療台本体と床回転部
とを分離する際にも、この部分で電源、信号ケーブルを
分離することが可能となる。
【0031】本発明の放射線治療装置の治療台では更
に、前記電源、信号ケーブルの接続手段について、治療
台本体および床回転部それぞれの分離したケーブル端子
の間に延長ケーブルの接続を可能にしたものである。こ
の構成では、移動用台車にて患者を載せた治療台本体を
移動した後に、治療台本体を床面に降ろし、電源、信号
の延長ケーブルを床回転部の端子と上下動部の端子間に
接続することにより、移動後の位置においても患者を載
せた天板を上下動、前後動、左右動させることができ
る。
【0032】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の放射線治療装置の治療台は、患者を支持する天板
部と、天板部を支持し、天板部をその長さ方向に前後動
させ、その幅方向に左右動させる前後・左右動部と、天
板部と前後・左右動部とを支持し、上下方向に動かす上
下動部と、天板部と前後・左右動部と上下動部とを支持
し、天板部を天板回転中心軸のまわりに回転する天板回
転部と、天板部と前後・左右動部と上下動部と天板回転
部とを支持し、床回転中心軸のまわりに回転する床回転
部とを具備し、床回転部を床下に収納し、天板部が患部
に放射線を照射するための天板開口部を有する放射線治
療装置において、天板部がその長さ方向と平行に配列さ
れた2本の棒状アームと、棒状アームの両端部に配設さ
れ、2本の棒状アームを支持し、天板部の幅方向にそっ
て棒状アームを個々に平行移動させるアーム移動手段
と、天板開口部を覆い、患者を支持する開口部被覆体と
を具備し、2本の棒状アームにより天板開口部を形成
し、アーム移動手段によって2本の棒状アームの位置を
変えることにより天板開口部の幅と位置を変えることが
できるものである(請求項2)。
【0033】この構成では、治療台の天板部において、
アーム移動手段によって2本の棒状アームが天板部の幅
方向に平行移動することにより、各々の棒状アームの位
置と棒状アーム間の間隔は天板部の幅寸法内で任意に変
化し、その結果2本の棒状アームによって形成される天
板開口部の幅と位置が任意に変化する。
【0034】本発明の放射線治療装置の治療台では更
に、天板部のアーム移動手段は、棒状アームの両端に設
けられたラック・ピニオン機構であり、各々の棒状アー
ムの端部に設けられた2個のピニオン同士が同期して回
転することにより、棒状アームが平行移動したとき、天
板部の棒状アームの両端をラック・ピニオン機構を介し
て支持する天板部のアーム支持部同士の相対位置が変化
しないように構成されている。この構成では、天板部の
棒状アームの平行移動に伴って、互いに同期して回転す
るよう棒状アームの両端に取付けられた2個のピニオン
が、これらと噛み合うラックからの反力を受けて回転す
ることにより棒状アームの移動量が両側のアーム支持部
に1対1で伝達されるので、棒状アーム両端のアーム支持
部同士の相対位置は、棒状アームが移動しても変化しな
い。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に沿って説明する。図1は本発明の治療台の第1の
実施の形態の構成を示す展開図、図2は本発明の治療台
の第1の実施の形態と従来例の比較を示す側面図であ
る。本発明の治療台の第1の実施の形態の詳細を説明す
る前に、図2を用いて従来例との比較により第1の実施
の形態の特徴を説明する。
【0036】図2には、図2(a)の天板回転部44が床
面6の上にある従来例と、図2(b)の天板回転部44を
床下7に収納した本発明の第1の実施の形態との比較を
示す。先ず、天板回転中心軸13の設置位置に関して説明
する。図12に示した如く、従来のペデスタル型治療台
の場合、床回転中心軸14から天板回転中心軸13までの距
離Rは70〜100cm程度で、この値はラム型治療台の場合
(通常50〜80cm程度)よりも大きい寸法になっている。
これは、ラム型治療台が床面上から容易に撤去可能であ
るのに対して、ペデスタル型治療台の場合は撤去できな
いことに起因している。例えば、放射線の線量分布を測
定する装置や、術中照射の患者を載せたストレッチャー
を設置する際に、治療台が待避できるようにするために
は、この距離Rを大きくとる必要がある。
【0037】しかし、一方では、床回転中心軸14から放
射線治療装置の本体1までの距離(図1〜図3、図12
〜図14において、図示していないが、放射線治療装置
の本体1は、床回転中心軸14に対して図の左側に設置さ
れているものとする。)が、通常100cm〜120cm程度に制
限されているので、床回転部45の回転半径はこの寸法よ
りも小さくなければならない。
【0038】ラム型治療台の場合には、上下動駆動部41
が床下7の床下開口部61に収納されているため、ラム芯4
6の回転半径が床回転部45の回転する床面の範囲内に収
まらなければならないが、治療台3の本体が撤去可能で
あることから、床回転中心軸14から天板回転中心軸13ま
での距離Rは多少小さくても問題はない。
【0039】反対に、ペデスタル型治療台の場合は、治
療台3の本体を撤去することはできないが、天板回転部4
4が床面6の上にあり、また床回転範囲が通常±130°程
度に限定されているので、治療台3が放射線治療装置の
本体1と衝突しない範囲で、天板回転中心軸13の位置を
床回転半径の外側に大きくせり出すことができる。
【0040】ここで、本発明の第1の実施の形態によれ
ば、ペデスタル型治療台にて、治療台3の本体を撤去す
ることができるように構成されているので、床回転中心
軸14から天板回転中心軸13までの距離Rを、ラム型治療
台と同等の寸法に納めても問題はなくなる。従って、床
回転中心軸14から天板回転中心軸13までの距離Rをラム
型治療台と同等の寸法になるように若干縮小すれば、上
記の床回転の回転半径内において、天板回転部44を床下
7に収納することができる。
【0041】次に、天板回転部44の機構の規模に関して
説明する。そもそも放射線治療における天板回転は、床
回転と組み合せて、天板左右動のストロークを補助する
ため、あるいは患者の乗り降りの際にストレッチャーを
横付けしやすくするためなど、補助的な目的に使われて
いる。このため、他の可動部が電動化されているのに対
し、天板回転は通常手動操作のみとなっている。従っ
て、天板回転部に必要な機構は、回転部の荷重支持機
構、回転ロック用ブレーキ、電源・信号接続ケーブルの
回転処理機構、天板回転角度の検出機構などであり、通
常モータ等の駆動用大型部品は含まれていない(但し、
モータ駆動機構を付加することも可能である)。
【0042】また、ラム型治療台の天板回転部44は床回
転部45の回転半径内に収納されており、これはペデスタ
ル型治療台の床下開口部(通常深さ20cm〜30cm程度)61
内に十分収納できる程度のものである。
【0043】以上の検討結果から、図2(b)に示すよ
うに、床回転部45の回転半径を大きくし、床回転中心軸
14から天板回転中心軸13までの距離Rを、ラム型治療台
と同等の寸法になるように若干縮小すれば、天板回転部
44を床下7に収納できる。この結果、床面6の上に突出し
ていた天板回転部44の高さだけ、天板4の最低位置の高
さを下げることができる。
【0044】次に、図1を用いて、本発明の第1の実施
の形態の構成について説明する。本実施の形態の治療台
(ペデスタル型)3の全体構成は図2(b)に示した如
くなっており、天板回転部44および床回転部45は床下7
に収納されている。従って、図1には、本実施の形態の
治療台3のうち、床面6の上に設置される部分(以下、治
療台の本体という)および床下7に収納された部分との
接続部が示されている。
【0045】図1において、治療台3の本体は、主とし
て天板4と前後・左右動部40と上下動部41とから成る。
前後・左右動部40は、天板4を密着して支持し、天板4を
前後方向および左右方向に駆動する。上下動部41は、天
板4と前後・左右動部40とを支持し、これらを上下方向
に駆動する。前後・左右動部40と上下動部41は床回転部
45から床面6の上に出ている結合部50を介して、床下7に
ある天板回転部44に接合されている。
【0046】また、上下動部41からは、上下動部41に接
続される電源・信号ケーブル55が、上下動部41の下端の
コネクター57まで出ており、床回転部45からは、天板回
転部44側のケーブル56が結合部50を経由して出ており、
両ケーブル55、56は結合部50と上下動部41との接続箇所
の近くで着脱可能なコネクター57で中継されている。
【0047】上下動部41の上端には四角板状の上側構造
部材42が、下端には同じく四角板状の下側構造部材43が
取付けられており、上側構造部材42は前後・左右動部41
と固定具で結合され、下側構造部材43は結合部50を介し
て天板回転部44に固定具で結合されている。また、上側
構造部材42の四隅には、後述の移動用台車に設けられた
突起部と嵌合する穴53があけられている。さらに、下側
構造部材43と結合部50とは、固定具を外すことによって
分離することができる。また、天板回転部44側のケーブ
ル56は、結合部50を分離する際には、結合部50から分離
して床下7に収納されるものとする。
【0048】次に、図3を用いて、治療台3の本体を撤
去する場合の実施の形態について説明する。図3は、治
療台3と移動用台車51との関係を示したものである。図
3において、移動用台車51は4個の車輪の付いたフレー
ム状構造体で、その一方に開口部54を有する。移動用台
車51はこの開口部54から治療台3の上下動部41の周囲に
接近することができる。移動用台車51の上部には4個の
突起部52が設けられていて、この突起部52が治療台3の
上下動部41の上側構造部材42の四隅に設けられた穴53と
嵌合し、治療台3の本体の荷重を支持する。
【0049】図4から図7は、いずれも図3の矢視A方
向から見た図で、治療台3本体を撤去、移動および設置
する手順を示す。図4は第1の操作手順を示す。第1の
操作手順では、移動用台車51の開口部54が接近できる高
さに治療台3本体を上昇させ、その下に移動用台車51の
突起部52を嵌合させる。
【0050】図5は第2の操作手順を示す。第2の操作
手順では、結合部50の固定具を外して、結合部50と治療
台3の上下動部41を下側構造部材43の位置で分離する。
結合部50の中継コネクター57を外し、その間に延長ケー
ブル58を接続する。治療台3の上下動部41を駆動して下
側構造部材43を引き上げる。この状態で、治療台3本体
は移動可能となる。
【0051】図6は第3の操作手順を示す。図6におい
て、治療台3本体は移動可能となっているので、移動用
台車51を駆動して治療台3本体を別の場所に移動し、上
下動部41の下側構造部材43の四隅にディスタントピース
(以下、Dピースという)60を取り付ける。このDピー
ス60は、治療台3本体を床面6に降ろしたときに、天板4
の高さ表示を通常使用時と一致させるためのものであ
り、通常使用時の床面6と下側構造部材43との距離hに
相当する厚さを持っている。この厚さhは、床面6の凹
凸状態または水平度に応じて変えることができるように
している。
【0052】また、Dピース60の形状、大きさを適宜選
択することで、例えば治療台3本体を床面6に降ろして、
天板4を上下動または前後・左右動させた時の治療台3の
転倒防止手段としてDピース60を使用することもでき
る。
【0053】図7は第4の操作手順を示す。第4の操作
手順では、上下動部41を駆動して、下側構造部材43を床
面6に降ろす。さらに、上下動部41を駆動して上側構造
部材42を移動用台車51から浮かす。この状態で移動用台
車51を撤去すれば、治療台3本体は自立し、通常使用時
と同じように、天板4の上下動、前後・左右動操作を行
うことができる。
【0054】また、床回転部45(天板回転部44)に残っ
ている結合部50を撤去する必要がある場合には、固定具
を外してこれを撤去し、床側ケーブル56を床下7に収納
する。さらに、結合部50を撤去した後の天板回転部44の
上に、その凹部を覆うカバーを取り付ければ、治療台3
本体が床回転部45から完全に撤去された状態になる。
【0055】次に、図8には本発明の治療台の第2の実
施の形態を示す。本実施の形態は治療台の天板の構造に
関するものであるので、図8には天板の改良部分の斜視
図を示す。また、図8における矢視方向断面B-BとC-Cを
それぞれ図9(a)と図9(b)に示す。本実施の形態
では、天板4は固定側天板25と自由端側天板26から成
り、自由端側天板26は固定側天板25に移動可能に取付け
られた2本の角型断面を持つ棒状アーム22によって支持
されている。この棒状アーム22の移動機構は固定側天板
25および自由端側天板26の内部に取り付けられている
が、両移動機構の部分の構造は同一のものである。
【0056】図8において、固定側天板25と自由端側天
板26のフレームに対して、それぞれ2本の丸棒軸28が、
それらの軸方向が天板4の幅方向となるように、かつ互
いに平行となるような位置に固定されている。4本の丸
棒軸28に対して、2本の棒状アーム22がスライド軸受29
を介して取り付けられている。天板4に作用するモーメ
ント荷重は、棒状アーム22を介して2本の丸棒軸28によ
って支持される。また、2本の棒状アーム22はそれぞれ
独立に、丸棒軸28の軸方向、すなわち天板4の幅方向に
スライドできる構造になっている。
【0057】しかし、上記の構造のみでは、自由端側天
板26において棒状アーム22の移動に伴う滑り摩擦の反力
が自由端側天板26のフレームに伝わるため、棒状アーム
22がスライドすることによって、固定側天板25の位置に
対して、自由端側天板26に相対的な位置ずれを生じるこ
とになる。
【0058】これを防止する手段として、図9に示す如
く、棒状アーム22の両端にピニオン・ラック機構を取り
付ける。両端に2個の歯車(ピニオン)31が取り付けら
れた回転軸30が、軸受32を介して棒状アーム22に、ピニ
オン31が棒状アーム22の両端に位置するように取り付け
られる。このピニオン31と噛み合う2本のラック33が、
丸棒軸28と平行に、固定側天板25および自由端側天板26
のフレームに固定される。棒状アーム22をスライド方向
に移動させると、ラック33からの反力を受けてピニオン
31が回転するが、棒状アーム22両端のピニオン31同士が
同一回転軸30で連結されているので、両ピニオン31の回
転数と回転方向が一致したときのみ、ピニオン31は回転
可能となり、棒状アーム22は移動できる。
【0059】上記のスライド機構により、棒状アーム22
が移動するときは必ず平行移動となるので、両ピニオン
31は同じ回転数で同じ方向に回転し、両ラック33に対し
てピニオン31(とこれに連結された棒状アーム22)が等
距離で移動することになる。従って、棒状アーム22の両
端における、両ラック33に対する棒状アーム22の相対的
移動距離は等しく、それゆえ固定側天板25および自由端
側天板26同士の相対位置は変化しない。
【0060】逆に、例えば棒状アーム22を固定側天板25
に対して固定したまま、自由端側天板26をスライド方向
に動かそうとしても、固定側天板25のピニオン31が動か
ないので自由端側天板26のピニオン31も動かず、従って
自由端側天板26もロックされて動かない。
【0061】以上の如くスライド機構を構成したことに
より、2本の棒状アーム22のスライド方向(天板4の幅
方向)の位置を変えることによって、2本の棒状アーム
22と固定側天板25と自由端側天板26とで形成される天板
開口部10の幅と位置とを、棒状アーム22のスライド可能
な範囲内で自由に設定できる。このスライド機構による
棒状アーム22の位置設定は通常手動で行われる。但し、
モータ駆動などにより電動化も可能である。
【0062】次に、図10を用いて本実施の形態の天板
についての天板開口部の設定例について説明する。図1
0は本実施の形態における棒状アームの設定例を示す平
面図である。図10(a)は棒状アーム22を天板4の幅
方向の両端に設定したもので、図16の側方支持フレー
ム11と同じ構造となり、中央部に天板開口部10が設定さ
れる。図10(b)は2本の棒状アーム22を天板4の幅
方向の中央部に設定したもので、図16の中央支持フレ
ーム12と同じ構造になり、棒状アーム22の両側に天板開
口部10が設定される。図10(c)は2本の棒状アーム
22を天板4の幅方向の下側の一端(以下、左端という。
また、便宜上、下側を左側、上側を右側と呼ぶことにす
る)に設定したもので、天板開口部10は棒状アーム22の
右側に設定される。
【0063】また、図10に図示した以外にも、2本の
棒状アーム22を天板4の幅方向の右側に設定したり、幅
方向の途中の位置にそれぞれの棒状アーム22を独立に設
定して、適宜天板開口部10を設定することができる。
【0064】また、天板開口部10の上には薄いプラスチ
ックフィルム製のシート21が張られており、天板開口部
10に作用する患者の荷重はこのシート21によって支持さ
れる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、ペデスタル型治療台に
おいて、天板の最低高さをより低くすることができるの
で、患者は天板の乗り降りを容易に行うことができる。
【0066】また、本発明によれば、移動用台車と治療
台に備え付けられた上下動駆動部を用いて、治療台本体
を、通常使用時の床回転範囲以外の場所に、床面上で自
由に移動することができる。さらに、所要の位置で、治
療台本体を床面上に降ろし、通常使用時と同じように、
天板の上下動、前後・左右動を行うことができる。この
結果、1台の治療台で、多様な位置での患者の位置決め
ができる。
【0067】また、本発明によれば、治療台の保守点検
の際にも、移動用台車を用いて治療台の上下動部の上側
構造部材を支持することにより、上下動部に天板部の荷
重をかけずに安全に作業することができる。
【0068】また、本発明によれば、治療台の天板の開
口部の幅と位置を従来品よりも自由に設定することがで
き、この結果患者を安全な状態で天板上に載せたまま、
患者を載せ替えせずに、広範囲にわたる患部にも1回の
放射線照射で治療することができる。
【0069】また、本発明によれば、治療台の天板の幅
寸法内で、棒状アームが平行移動するだけなので、棒状
アームを移動して天板の開口部の位置を変えても、治療
台または放射線治療装置と棒状アームが衝突する危険性
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の治療台の第1の実施の形態の構成を示
す展開図。
【図2】本発明の治療台の第1の実施の形態と従来例の
比較を示す側面図。
【図3】本発明の治療台の第1の実施の形態の詳細を示
す斜視図。
【図4】本発明の治療台の第1の実施の形態の第1の操
作手順を示す正面図。
【図5】本発明の治療台の第1の実施の形態の第2の操
作手順を示す正面図。
【図6】本発明の治療台の第1の実施の形態の第3の操
作手順を示す正面図。
【図7】本発明の治療台の第1の実施の形態の第4の操
作手順を示す正面図。
【図8】本発明の治療台の第2の実施の形態概要を示す
斜視図。
【図9】本発明の治療台の第2の実施の形態の詳細構成
を示す断面図。
【図10】本発明の治療台の第2の実施の形態における
棒状アームの設定例を示す平面図。
【図11】放射線治療装置と治療台の構成を示す側面
図。
【図12】従来の治療台の第1の構成例を示す側面図。
【図13】従来の治療台の第2の構成例を示す側面図。
【図14】従来の治療台の第3の構成例を示す側面図。
【図15】患者に対する放射線の照射方向を説明する、
図11のA-A方向矢視図。
【図16】従来の治療台の固定フレーム型天板の構成例
を示す平面図。
【図17】従来の治療台のCアーム型天板の第1の構成
例を示す平面図。
【図18】従来の治療台のCアーム型天板の第2の構成
例を示す平面図。
【符号の説明】
1…放射線治療装置 2…患者 3…治療台 4…天板(天板部) 5…放射線 6…床面 7…床下 10…天板開口部(開口部) 11…側方支持フレーム 12…中央支持フレーム 13…天板回転軸(天板回転中心軸) 14…床回転軸(床回転中心軸) 21…シート 22…棒状アーム 25…固定側天板 26…自由端側天板 28…丸棒軸 29…スライド軸受 30…回転軸 31…歯車(ピニオン) 32…軸受 33…ラック 40…前後・左右動部 41…上下動部(上下動駆動部) 42…上側構造部材 43…下側構造部材 44…天板回転部 45…床回転部 50…結合部 51…移動用台車 52…突起部 53…穴 54…開口部 55…ケーブル(上下動側) 56…ケーブル(床側) 57…コネクター 58…延長ケーブル 60…ディスタントピース(Dピース) 61…床下開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者を支持する天板部と、天板部を支持
    し、天板部をその長さ方向に前後動させ、その幅方向に
    左右動させる前後・左右動部と、天板部と前後・左右動
    部とを支持し、上下方向に動かす上下動部と、天板部と
    前後・左右動部と上下動部とを支持し、天板部を第1の
    中心軸のまわりに回転する天板回転部と、天板部と前後
    ・左右動部と上下動部と天板回転部とを支持し、第2の
    中心軸のまわりに回転する床回転部とを具備し、床回転
    部を床下に収納した放射線治療装置の治療台において、
    上下動部が床面の上側に配設され、天板回転部が床下に
    収納され、上下動部と天板回転部とが床面にて分離可能
    に結合されていることを特徴とする放射線治療装置の治
    療台。
  2. 【請求項2】患者を支持する天板部と、天板部を支持
    し、天板部をその長さ方向に前後動させ、その幅方向に
    左右動させる前後・左右動部と、天板部と前後・左右動
    部とを支持し、上下方向に動かす上下動部と、天板部と
    前後・左右動部と上下動部とを支持し、天板部を第1の
    中心軸のまわりに回転する天板回転部と、天板部と前後
    ・左右動部と上下動部と天板回転部とを支持し、第2の
    中心軸のまわりに回転する床回転部とを具備し、床回転
    部を床下に収納し、天板部が患者に放射線を照射するた
    めの天板開口部を有する放射線治療装置の治療台におい
    て、天板部がその長さ方向と平行に配列された2本の棒
    状アームと、棒状アームの両端部に配設され、2本の棒
    状アームを支持し、天板部の幅方向に沿って棒状アーム
    を個々に平行移動させるアーム移動手段と、天板開口部
    を覆い、患者を支持する開口部被覆体とを具備し、2本
    の棒状アームにより天板開口部を形成し、アーム移動手
    段によって2本の棒状アームの位置を変えることにより
    天板開口部の幅と位置を変えることができることを特徴
    とする放射線治療装置の治療台。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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