JP2004525699A - 患者寝台用搬送台車を備えた医用検査装置及び／又は治療装置並びに搬送台車 - Google Patents

Abstract

患者寝台（３）用の搬送台車（１）が患者寝台（３）を載置するための第１のジブ（１５）及び患者寝台（３）を連結するための第２のジブ（１３）を備え、第２のジブ（１３）は、好ましくは患者寝台（３）を吊した形で受け入れるように構成される。種々の形式の複数の検査装置及び／又は治療装置と少なくとも１台の搬送台車（１）とを備えた、患者の医用検査装置及び／又は治療装置も記載される。検査装置の患者寝台（４７，６７，７７）は取外し可能である。この装置のすべての患者寝台（４７，６７，７７）は少なくとも１台の搬送台車（１）に連結可能である。

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は、患者の医用検査装置及び／又は治療装置、特に核スピントモグラフ、コンピュータトモグラフ、アンギオグラフィ（血管造影）装置、及び放射線治療装置の内の１つ又は複数の装置と、少なくとも１台の搬送台車とを備え、検査装置及び／又は治療装置が患者寝台を備えた患者寝台装置を有し、特に各患者寝台がそれぞれの検査装置及び／又は治療装置の検査領域ないし治療領域内に導入可能である患者の医用検査装置及び／又は治療装置に関する。
【０００２】
さらに本発明は、車台と、患者寝台を受け入れるためのジブとを備えた患者寝台用搬送台車、特に患者の医用検査装置及び／又は治療装置の搬送台車に関する。
【０００３】
患者を検査装置のテーブル台に移し替えることを可能にする搬送台車は例えば西独特許出願公開第３０３４９３２号明細書及び西独特許第４２２４０３６号明細書により公知である。
【０００４】
大病院には通常、互いに異なる多数の医用検査装置及び／又は多数の異なる治療装置が存在する。検査装置及び／又は治療装置はそれぞれ位置固定して取付けられたり台座に可動に取付けられる患者寝台を備えた特別な患者寝台装置を有している。患者寝台上には検査又は治療中、患者が横臥する。患者を各検査装置の検査領域又は治療装置の治療領域内、例えば核スピントモグラフの管内に導入するために、患者寝台は特に台座上に可動に支持され又は導かれる。
【０００５】
検査装置及び／又は治療装置への搬入又はそれらの装置からの搬出のために、トロリーとも称される搬送台車が用いられる。そのとき患者は搬送台車上に横たえられ、又は寝かされる。その場合、医療従事者にとって時間のかかる肉体的にハードなベッド替え作業又は寝台移し替え作業が必要となる。さらに重症患者、例えば外傷患者は、ベッド替え作業のときにさらなる損傷を受けるおそれがある。それに加えてベッド替え作業のときに貴重な時間を浪費してしまうことになる。
【０００６】
本発明の課題は、上述の欠点を除去し又は少なくとも軽減する医用検査装置及び／又は治療装置を提供することにある。さらに同じ目的のために搬送台車を提供するものである。
【０００７】
冒頭に述べた本発明の装置に関する課題は、患者寝台がそれぞれの患者寝台装置から取外し可能であり、患者寝台及び搬送台車が患者寝台を搬送台車に連結可能であるように構成されていることによって解決される。
【０００８】
本発明によれば、患者は、検査装置及び／又は治療装置への搬入又はそれらの装置からの搬出の際、それぞれの検査装置及び／又は治療装置や付設の患者寝台装置にとって必要な患者寝台に横臥されているという利点がある。それにより、必要な寝台移し替え作業又はベッド替え作業の数を病院従事者にとって好ましい形で減少させることができる。病院従事者は人間工学的に好ましい形で、かつハードさが軽減された形で作業することができる。各患者寝台を搬送台車に連結可能にすることにより、この利点は、特に多数の異なる搬送台車を必要とすることなしに達成することができる。このことは言い換えれば、病院従事者が病院内の決められた場所又は検査室や治療室にわずかな数の搬送台車しか無い場合でも適切な搬送台車を適切に見いだすことができる確率が高いことを意味する。
【０００９】
患者寝台は搬送台車に特に強固に連結することができる、すなわち、連結した状態では患者寝台を搬送台車から持ち上げたり移動させることが阻止される。連結された状態では６方向すべての動きが阻止される。連結は摩擦結合及び／又は噛み合い結合とすることができる。
【００１０】
さらに患者寝台は少なくとも検査装置及び／又は治療装置の患者寝台装置に連結することができる。
【００１１】
特に好ましい実施態様によれば、患者寝台及び搬送台車は、患者寝台が搬送台車の一端でその上に載置可能であり、かつその反対側端で搬送台車に連結可能であるように構成される。この実施態様においては、患者寝台と搬送台車との強固な結合は搬送台車の一端部でのみ行われる。そのことから多くの利点が生ずる。一つには、搬送台車に載置可能な患者寝台がその端部に可能な限り金属で作られねばならない連結機構を設ける必要がないことである。それにより、患者寝台のこの端部を例えば核スピントモグラフやコンピュータトモグラフの開口内に導入することを、それらの作動を妨害する（磁界妨害やＸ線吸収など）ことなしに保証することができる。他の利点は、固定的に取付けられる患者寝台を有する公知の検査装置及び／又は治療装置から出発して、患者寝台の一方の側を、少なくとも本質的に変更する必要がないことにある。このことは、既に存在する医用検査装置及び／又は治療装置の追加装備にとって重要である。さらに、搬送台車の一端部に患者寝台を載置するとき、病院従事者の邪魔になることが避けられるように、すなわち患者に最適に近づくことができるように搬送台車を構成することができる利点がある。
【００１２】
好ましくは、患者寝台及び搬送台車は患者の足側で連結可能である。その場合好ましくは、患者寝台は患者の頭側で搬送台車上に載置可能である。
【００１３】
好ましい実施態様によれば、複数の患者寝台は搬送台車に取外し自在に取付けるために同一構成の連結装置を備える。さらに、この連結装置は検査装置及び／又は治療装置の患者寝台装置に連結できるように構成することができる。
【００１４】
また、搬送台車が患者寝台の連結装置を受け入れるための連結手段を備え、各患者寝台が連結手段の操作によって搬送台車から取外し可能であると好ましい。この変形例においては、連結機構の大部分を搬送台車に設けることができ、（場合によっては既に存在する）患者寝台を僅かに変更するだけで済む利点がある。
【００１５】
搬送台車に関する課題は、冒頭に述べた搬送台車において本発明により、ジブとして、患者寝台を連結せずに載置するための第１のジブ、及び患者寝台を連結するための第２のジブが構成されることによって達成される。
【００１６】
このような搬送台車は、多くの医用検査装置及び／又は治療装置の汎用的な使用のために特に簡単に構成することができる。患者寝台の、第１のジブ上に載置すべき側は、その下側を全然又は少ししか変更されないですむ。Ｘ線装置、コンピュータトモグラフ又は核スピントモグラフ内の画像形成を妨害し得る金属で作られた連結機構は不要である。
【００１７】
さらに患者は患者寝台の上記の側になんの制約もなしに近づくことができるように保たれる。この理由からも第１のジブは好ましくは患者の頭側に設けられる、すなわち、患者寝台の頭側部分はそこに位置するように設けられる。
【００１８】
好ましくは、第２のジブは、患者寝台が連結された状態で第２のジブの下方に位置するように構成される。このようにして、既存の患者寝台を、通常は各患者寝台装置に特別に合わせられる下側で嵌め込むことなしに、簡単に追加装備することができる。
【００１９】
第２のジブは特に患者寝台を吊した形で受け入れるように構成される。しかし、第２のジブは患者寝台をその上側で下からつかみ又は周りからつかんで保持する変形例も可能である。
【００２０】
特に患者寝台を吊り下げる形で受け入れる場合、第２のジブは患者寝台に取外し自在に結合するための連結手段を備えるのがよい。このような連結手段は例えば係止機構又はスナップ機構によって簡単に実現することができる。
【００２１】
第２のジブを患者寝台に、特にその連結手段に連結することは、特に連結された状態では患者寝台を上方へも又は下方へも移動させることができないように、摩擦結合及び／又は噛み合い結合によって行うことができる。
【００２２】
それとは異なり本発明の搬送台車においては、第１のジブにおける患者寝台へのそのような強固な結合を行わないままにしておくこともできる。第１のジブは、載置された患者寝台が側方への移動を防止されるように、好ましくは患者寝台が上方へ移動可能であるように構成される。この構成によれば、搬送台車への患者寝台の取付けが病院従事者にとって簡単になるという利点がある。さらに、患者寝台に頭側に、すなわち第１のジブ側に、検査装置における画像形成を妨害し得る連結装置が、特に金属製の場合に、無理には必要とされないという利点がある。
【００２３】
好ましくは、第１のジブは患者寝台を受入れるための凹所を備え、その下側に特に突出部を構成し、それを噛み合い結合で凹所に嵌め込み、そこに係止させる。
【００２４】
特に好ましい実施態様は、両ジブがそれぞれ入れ子式に伸縮自在の支柱の端部に固定されることにある。そうすることによって、検査装置及び／又は治療装置への又はそれらの装置からの移し替えの際、搬送台車を、関係する検査装置及び／又は治療装置のそれぞれの寝台高さに合わせることが有利に可能になる。複数の検査装置及び／又は治療装置を組合わせるための本発明による搬送台車の好ましい使用時には種々の装置高さが考慮される。
【００２５】
伸縮自在の支柱に関しては、この支柱は車台上に偏心させて、特に車台上の端縁部に設けるのがよい。特に車台、伸縮自在の支柱、支持アームからなるこのような搬送台車の支持枠は、断面形状が特に一側を開放した四角形又は「Ｃ」字形をしている。このような搬送台車によれば、患者寝台を検査装置及び／又は治療装置に移し替えたり、そこから引き取ったりすることが、患者寝台の標準的な側方移動を必要とすることなしに、可能になる。このような搬送台車により、むしろ、患者寝台を搬送台車から検査装置及び／又は治療装置に移し替える際、患者寝台を患者寝台装置の台座上の、患者寝台を患者寝台装置の下部構造又は台座に連結することができる場所に正確に位置決めすることができる。その場合、搬送台車の支持枠は各患者寝台装置の固定部分を取囲む。その場合、この部分は前述の開放した四角形又は「Ｃ」字形の内部に位置決めされる。
【００２６】
他の好ましい実施態様によれば、伸縮自在の支柱は高さを同期して又は互いに独立して調節可能である。このように構成された搬送台車は、異なる厚さ又は高さの患者寝台を受け入れることができるという特別な利点を持っている。このことは、患者寝台が連結された状態において、第１のジブが患者寝台の下に、また第２のジブが患者寝台の上に配置されている場合に、特に有利である。
【００２７】
好ましくは、両ジブは車台から取外すことができ、かつ互いに交換することができる。例えば後方のジブを前方位置に取付け、前方のジブを後方位置に取付けることができることによって、搬送台車は患者搬送装置に左側から又は右側から選択的に接近可能となり、いずれにしても第１のジブが検査装置の検査領域、例えば核スピントモグラフの開口側に位置することが保証されるという利点がある。
【００２８】
次に図１乃至図５を参照して本発明による搬送台車の一実施例及びその適用例を詳細に説明する。
【００２９】
図１は、寝台板、外傷者板、患者寝台板、又は患者寝台３を受け入れるためのトロリーすなわち搬送台車１を示す。搬送台車１はその下部にＵ字形又はＣ字形の車台５を備えている。車台５には４個の二重車輪７が設けられている。明示されていないペダルを操作することによって２個の二重車輪７ごとにブレーキをかけることができる。
【００３０】
車台５の閉じられた側にはその両端に入れ子式に伸縮自在の支柱９，１１が設けられている。支柱９，１１は筋力又は図示していない駆動モータによって同期して及び互いに独立して高さ調節することができる。各支柱９，１１は水平方向に延びるジブ１３，１５を支持している。ジブ１３，１５は患者寝台３を受け入れるのに用いられる。第１のジブ１５は患者寝台３を下から支え、第２のジブ１５は患者寝台３を上からつかむ形で支える。伸縮自在の支柱９，１１が垂直方向１７，１９に互いに独立に上下動することによって、第２のジブ１３が上から、第１のジブ１５が下からそれぞれ患者寝台３を把持するにもかかわらず、異なる厚さの患者寝台３を搬送台車１によって搬送することができる。
【００３１】
第１のジブ１５は患者寝台３を載置するように構成され、そのためその上面側に凹みすなわち幅広の凹所２３を備え、この凹所２３は患者寝台３の下面側の対応する突出部２５を、患者寝台３が第１のジブ１５の場所で側方への移動を防止されるように、受け入れる。搬送台車１及び患者寝台３は、患者の頭が第１のジブ１５の方に、患者の足が第２のジブ１３の方に位置するように構成される。
【００３２】
第１のジブ１５及び第２のジブ１３は車台５に同一構成の（明示していない）差込み結合によって互いに交換可能に取付けられる。拘束するために例えば安全ピンが設けられる。
【００３３】
第２のジブ１３は患者寝台３を強固に連結できるように構成される。その可能な連結構造が図２に詳細に示されている。第２のジブ１３は、対応する連結装置３３に対し患者寝台３の上面側で位置決めを行い取外し可能に連結できる連結手段２７を有する。図示の例では連結手段２７はその先端部が円錐台状に構成されその背後に環状溝を備えた差込み栓として構成される。この差込み栓は対向片としての連結装置３３内に差込み可能であり、その中でばね支持されたピンが差込み栓の環状溝内に係合させる。
【００３４】
図３、図４及び図５に本発明による搬送台車１を種々の医用検査装置に適用した例が概略的に示されている。
【００３５】
図３はコンピュータトモグラフ４１の中に導入して行う検査の前の患者３９を示す。コンピュータトモグラフ４１には台座４４を含む患者寝台装置４３が設けられている。台座４４は長手方向に張り出している上部４５を有する。上部４５内でキャリッジ４６が長手方向に移動可能である。キャリッジ４６は患者寝台４７を受け入れるように構成され、患者寝台４７は横臥した患者３９とともにコンピュータトモグラフ４１のハウジングの開口４９内に搬入され得る。開口４９を通して患者３９を移動させることによって多数の断層画像についての走査が行われる。患者寝台４７は医療従事者によって、好ましくは容易に持ち上げることによって、簡単に取外すことができる。
【００３６】
キャリッジ４６自体は寝台板として、又は背もたれのない寝いすとして構成することもできる。
【００３７】
図３には、搬送台車１が患者寝台４７とともに患者寝台装置４３からの又は患者寝台装置４３への移し替えの直前又は直後の状態で示されている。この位置にもたらすために患者３９は搬送台車１によってコンピュータトモグラフ４１を備えた検査室に予め搬送される。そのとき搬送台車１は上部４５の下に、台座４４を含めて患者寝台装置４３に位置決めされる。その場合、第１のジブ１５は、先に患者３９の頭が開口４９内に導入できるように患者寝台装置４３の頭部に位置決めされる。そのとき第１のジブ１５は患者寝台装置４３のハウジング側の端部とコンピュータトモグラフ４１のハウジングとの間に配置されて患者寝台４７を下から支持する。患者寝台４７は、この時点で、まだ足もと５１で第２のジブ１３に吊下げ支持されている。両支柱９，１１は、患者寝台４７の厚さ（＝下辺と上辺との間隔）に基づく必要性に応じて、この時点で上下動させて高さを大きく異ならせることができる。
【００３８】
その場合、患者寝台４７を患者寝台装置４３に移し替えるために、支柱９，１１は、患者寝台４７がキャリッジ４６上に位置し、場合によってはそれに連結され得るところまで同時に動かされる。
【００３９】
患者寝台４７を患者寝台装置４３に移し替えた後に、第２のジブ１３の支柱９が上方へ動かされ、第１のジブ１５の支柱１１が下方へ動かされることにより、搬送台車１が患者寝台装置４３から離される。その代替として患者寝台装置４３の上辺が下方へ動かされる。
【００４０】
図４は患者寝台６７を有する患者寝台装置６３を備えた核スピントモグラフ６１内で検査する前の患者３９を示す。患者寝台６７は、本発明による装置（「組み合わせ」）のすべての患者寝台と同様に、人間によって取外すことができる。
【００４１】
患者寝台装置６３によって、患者寝台６７上に横臥した患者３９が核スピントモグラフ６１の磁石の、検査領域を備えた開口６９内に導入されることにより、核スピントモグラフ６１内で３Ｄ画像が撮影される。図示された核スピントモグラフ６１の患者寝台装置６３は核スピントモグラフ６１のハウジングから約３０ｃｍ離れた台座６５を備えている。この間隔は患者寝台６７の片持ち領域として、搬送台車１の使用の際、特別な利点をもたらす。というのは、患者寝台６７の移し替え又は引取が簡単化されるからである。
【００４２】
図５には、取外し可能な患者寝台７７を備えた他の形式の患者寝台装置７３用の搬送台車１の別の適用例が示されている。
【００４３】
図３ないし図５の各患者寝台装置４３，６３，７３に付設された患者寝台４７，６７，７７はそれぞれの足もとに、上方から近づくことができかつ第２のジブ１３に対して同一構成の連結装置３３を有しているので、患者寝台４７，６７，７７と搬送台車１との間のインタフェースはそれぞれ同一である。したがって搬送台車１は汎用的に使用可能である。言い換えれば、異なる検査装置の組み合わせのすべての患者寝台４７，６７，７７が少なくとも１つの搬送台車１に連結することができる。
【００４４】
コンピュータトモグラフ４１、核スピントモグラフ６１、及び図示していないＸ線装置（アンギオグラフィ装置）（図５）の組み合わせを含み、さらには搬送台車１を含むシステムは、本発明による患者の医用検査装置に相当する。このシステム内には少数の搬送台車１しか必要でなく、しかも高い確率で常に搬送台車を使用することができる。というのは、汎用的な使用が可能だからである。
【００４５】
システム内で、各患者寝台４７，６７，７７を各患者寝台装置４３，６３，７３に連結できるように、すなわち各患者寝台４７，６７，７７の連結機構の基本構造が同一であるように各患者寝台４７，６７，７７を構成すると有利である。このような構成においては、種々の検査装置４１，６１（すなわち「検査方式」）で多くの検査を実施しなければならない患者３９のために必要なベッド替え作業や寝台移し替え作業の回数を大幅に減少することができる。
【００４６】
本発明による搬送台車１の特別な利点は、種々の患者寝台や種々の患者寝台装置の基本思想や基本構造に介入する必要なしに、公知のすべての患者寝台を台車駆動部のわずかな変更でのみ対処できることにある。搬送台車１への患者寝台の取付けの特別な形式は病院従事者に対して、及び場合によって存在する可搬型のＸ線透視装置に対して、患者への最大限の接近可能性を保証する。さらに搬送台車１は、検査方式に特有の画像品質の制約を受ける恐れなしに、頭側における公知の患者寝台の検査方式の維持を可能にする。
【００４７】
検査装置及び／又は治療装置として追加的に又は代替的に例えば放射線治療装置又は砕石装置があり得る。
【図面の簡単な説明】
【００４８】
【図１】本発明による搬送台車の斜視図
【図２】図１の搬送台車の詳細を示す要部の側面図
【図３】図１の搬送台車をコンピュータトモグラフに適用した場合を示す斜視図
【図４】図１の搬送台車を核スピントモグラフに適用した場合の斜視図
【図５】図１の搬送台車を他の用途に適用した場合の斜視図
【符号の説明】
【００４９】
１ 搬送台車
３ 患者寝台
５ Ｃ字形車台
７ 二重車輪
９ 入れ子式に伸縮自在の支柱
１１ 入れ子式に伸縮自在の支柱
１３ ジブ
１５ ジブ
２３ 凹所
２５ 突出部
２７ 連結手段
３３ 連結装置
３９ 患者
４１ コンピュータトモグラフ
４３ 患者寝台装置
４４ 台座
４５ 上部
４６ キャリッジ
４７ 患者寝台
６１ 核スピントモグラフ
６３ 患者寝台装置
６５ 台座
６７ 患者寝台
６９ 開口
７３ 患者寝台装置
７７ 患者寝台

Claims (16)

1. ａ）異なる形式の複数の検査装置及び／又は治療装置、特に核スピントモグラフ（６１）、コンピュータトモグラフ（４１）、アンギオグラフィ装置、及び放射線治療装置の内の１つ又は複数の装置と、
   ｂ）少なくとも１台の搬送台車（１）とを備え、
   検査装置及び／又は治療装置は患者寝台（４７，６７，７７）を備えた患者寝台装置（４３，６３，７３）を有し、
   特に各患者寝台（４７，６７，７７）はそれぞれの検査装置及び／又は治療装置の検査領域ないし治療領域内に導入可能である、
   患者の医用検査装置及び／又は治療装置において、
   患者寝台（４７，６７，７７）はそれぞれの患者寝台装置（４３，６３，７３）から取外し可能であり、患者寝台（４７，６７，７７）及び搬送台車（１）は、各患者寝台（４７，６７，７７）が搬送台車（１）に連結可能であるように構成されている
   ことを特徴とする患者の医用検査装置及び／又は治療装置。
2. 患者寝台（４７，６７，７７）及び搬送台車（１）は、患者寝台（４７，６７，７７）が搬送台車（１）の一端でその上に載置可能であり、かつその反対側端で搬送台車（１）に連結可能であるように構成されていることを特徴とする請求項１記載の装置。
3. 患者寝台（４７，６７，７７）及び搬送台車（１）は患者の足側で連結可能であることを特徴とする請求項１又は２記載の装置。
4. 患者寝台（４７，６７，７７）は患者の頭側で搬送台車（１）上に載置可能であることを特徴とする請求項１乃至３の１つに記載の装置。
5. 複数の患者寝台（４７，６７，７７）は搬送台車（１）に取外し自在に取付けるために同一構成の連結装置（３３）を備えていることを特徴とする請求項１乃至４の１つに記載の装置。
6. 搬送台車（１）は患者寝台（４７，６７，７７）の連結装置（３３）を受け入れるための連結手段（２７）を有し、各患者寝台（４７，６７，７７）は連結手段（２７）の操作によって搬送台車（１）から取外し可能であることを特徴とする請求項５記載の装置。
7. 車台（５）と、患者寝台（３）を受け入れるためのジブ（１３，１５）とを備えた患者寝台（３）用搬送台車、特に請求項１乃至６の１つに記載の装置用搬送台車において、
   ジブとして、患者寝台（３）を連結せずに載置するための第１のジブ（１５）、及び患者寝台（３）を連結するための第２のジブ（１３）が構成されていることを特徴とする患者寝台用搬送台車。
8. 第２のジブ（１３）は、患者寝台（３）が連結された状態で第２のジブ（１３）の下方に位置するように構成されていることを特徴とする請求項７記載の搬送台車。
9. 第２のジブ（１３）は患者寝台（３）を吊した形で受け入れるように構成されていることを特徴とする請求項７又は８記載の搬送台車。
10. 第２のジブ（１３）は患者寝台（３）に取外し自在に結合するための連結手段（２７）を有していることを特徴とする請求項７乃至９の１つに記載の搬送台車。
11. 第１のジブ（１５）は、載置された患者寝台（１３）が側方への移動を防止されるように、特に患者寝台（１３）が上方へ移動可能であるように構成されていることを特徴とする請求項７乃至１０の１つに記載の搬送台車。
12. 第１のジブ（１５）は患者寝台（３）を受入れるための凹所（２３）を備えていることを特徴とする請求項１１記載の搬送台車。
13. 両ジブ（１３，１５）はそれぞれ入れ子式に伸縮自在の支柱（９，１１）の端部に固定されていることを特徴とする請求項７乃至１２の１つに記載の搬送台車。
14. 伸縮自在の支柱（９，１１）は車台（５）上に偏心させて、特に車台（５）の端縁部に設けられていることを特徴とする請求項１３記載の搬送台車。
15. 伸縮自在の支柱（９，１１）は高さを同期して又は互いに独立しても調節可能であることを特徴とする請求項１３又は１４に記載の搬送台車。
16. 両ジブ（１３，１５）は取外し可能であり、かつ互いに交換可能であることを特徴とする請求項７乃至１５の１つに記載の搬送台車。