JP2001224650A - 入浴事故防止装置 - Google Patents

入浴事故防止装置

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JP2001224650A
JP2001224650A JP2000040515A JP2000040515A JP2001224650A JP 2001224650 A JP2001224650 A JP 2001224650A JP 2000040515 A JP2000040515 A JP 2000040515A JP 2000040515 A JP2000040515 A JP 2000040515A JP 2001224650 A JP2001224650 A JP 2001224650A
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JP
Japan
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time
bathtub
bather
bathing
extension
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JP2000040515A
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English (en)
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Yukimasa Nishida
幸政 西田
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WAKO SEISAKUSHO KK
Wako Seisakusho KK
Original Assignee
WAKO SEISAKUSHO KK
Wako Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢者や病人などの入浴者が入浴中に溺れる
などの入浴事故を未然に防止できる入浴事故防止装置を
得る。 【解決手段】 浴室外に配置されるスタートスイッチ3
と、このスタートスイッチ3が入浴者17などによって
オン操作されると計時を開始する入浴タイマー11と、
浴室内と浴室外とのうち、少なくとも浴室外に配置され
るスピーカーなどからなる報知手段4と、入浴タイマー
11によって計時された時間が予め設定された入浴時
間、例えば10分を経過したときに、報知手段4によっ
て入浴時間経過の旨の報知を行わせる制御手段14とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者などが入浴
中に溺れるなどの入浴事故を未然に防止する入浴事故防
止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢者や病人などの入浴者が、入浴中に
貧血状態になったり脳溢血に陥ったりなどして意識を失
い、浴槽内で溺れたり溺死したりする入浴事故が多発し
ている。このような入浴事故を防止するには、例えば高
齢者では入浴時間を10分以内にすることが有効であ
る。このため、高齢者などの入浴時間が10分よりも長
くなっている場合には、高齢者の家族などが浴室まで行
って、入浴中の高齢者などに声をかけるなどして様子を
見る必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこでは高齢者の家族
が、頻繁に入浴者の様子を見に行かねばならず、家族の
負担が大きい。それでも入浴者の様子を見忘れがちにな
る。また、入浴時間の長いのが本人の意思によるものな
のか、あるいは溺れているからなのかが外部から判らな
いところに難がある。
【0004】一方、浴室内に非常ボタンを配置し、入浴
者が、気分の悪くなった時などに非常ボタンを押すこと
で家族などに異常を知らせて、入浴事故を未然に防止し
ようとするものがある。ところが、入浴者が急激に意識
を失った場合などには、入浴者が非常ボタンを押せない
ため家族が異常に気付かず、入浴者が溺れることを確実
には防止できない。
【0005】本発明の目的は、高齢者や病人などの入浴
者が入浴中に溺れるなどの入浴事故を未然に防止できる
入浴事故防止装置を得ることにある。このうえで本発明
の目的は、入浴者の家族などの負担を軽減することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の入浴事故防止装
置は、浴室外に配置されるスタートスイッチ3と、この
スタートスイッチ3の操作から計時を開始する入浴タイ
マー11と、浴室内と浴室外とのうち、少なくとも浴室
外に配置される報知手段4と、入浴タイマー11によっ
て計時された時間が予め設定された入浴時間を経過した
ときに、報知手段4によって入浴時間経過の旨の報知を
行わせる制御手段14とを有している。ここでの報知手
段4は、基本的にはスピーカー、ベルおよびブザーなど
が該当するが、警報ランプなどであってもよく、あるい
はこれらを組み合わせたものであってもよい。報知手段
4による入浴時間経過の旨の報知は、基本的には入浴時
間が経過したことの注意を、チャイム音やブザー音やメ
ロディ音や光などによって喚起できるものが該当する
が、警報音などであってもよい。
【0007】また、浴室内に配置される延長スイッチ7
と、入浴時間の経過後の予め設定された所定時間内に延
長スイッチ7が操作されると、計時を開始する延長タイ
マー12とを有し、制御手段14は、延長スイッチ7が
前記所定時間内に操作された場合には、延長タイマー1
2によって計時された時間が予め設定された延長時間を
経過したときに、報知手段4によって延長時間経過の旨
の報知を行わせ、延長スイッチ7が前記所定時間内に操
作されない場合には、報知手段4によって警報を発する
ようにすることができる。ここでの報知手段4による延
長時間経過の旨の報知は、前記入浴時間経過の旨の報知
の場合と同一のチャイム音などであってもよいが、入浴
時間経過の旨の報知の場合とは異なるチャイム音などで
あってもよい。
【0008】浴槽16から排水する排水手段15を有
し、制御手段14は、延長スイッチ7が前記所定時間内
に操作されない場合には、排水手段15によって浴槽1
6から排水させるようにすることができる。また、制御
手段14は、延長時間の経過後の予め設定された所定時
間内に延長スイッチ7が再度操作された場合には、延長
タイマー12によって計時を開始させ、この計時された
時間が予め設定された延長時間を経過したときに、報知
手段4によって延長時間経過の旨の報知を再度行わせる
ようにすることができる。
【0009】入浴者が浴槽37内にあることを検出する
人体検出手段31と、浴槽37の湯面より上側に入浴者
の頭部があることを検出する頭部検出手段32と、浴室
内と浴室外とのうち、少なくとも浴室外に配置される報
知手段33・34と、制御手段36とを有している。こ
こでの報知手段33・34は、前述の報知手段4と同様
にスピーカー、ベル、ブザーおよび警報ランプなどが該
当する。制御手段36は、人体検出手段31が浴槽37
内の入浴者を検出したにもかかわらず、頭部検出手段3
2が浴槽37の湯面より上側に入浴者の頭部を検出でき
ない場合には、報知手段33・34によって警報を発す
る。
【0010】浴槽37から排水する排水手段35を有
し、制御手段36は、人体検出手段31が浴槽37内の
入浴者を検出したにもかかわらず、頭部検出手段32が
浴槽37の湯面より上側に入浴者の頭部を検出できない
場合には、排水手段35によって浴槽37から排水させ
るようにすることができる。
【0011】浴槽の底面は、浴槽の背もたれ部側が低く
なるように傾斜することができる。ここでの浴槽の底面
は、階段状にして傾斜させる場合と、スロープ状にして
傾斜させる場合とが含まれる。
【0012】
【作用および発明の効果】本発明の入浴事故防止装置に
よれば、入浴者17などがスタートスイッチ3を操作し
たのち、予め設定された入浴時間(例えば10分)が経
過すると、報知手段4によって入浴時間経過の旨の報知
が入浴者17の家族などになされるので、入浴時間が過
度に長くなる前に入浴者17の家族などに注意を喚起で
きる。これによって、入浴時間が過度に長くなって入浴
者17が貧血状態になったり脳溢血に陥ったりなどして
意識を失うことが未然に防止できて、入浴者17が浴槽
内で溺れたり溺死したりする入浴事故の発生を抑えるこ
とができる。しかも、入浴事故防止装置が入浴時間の管
理を行うので、入浴者17の家族などが時計などで入浴
時間のチェックを行わなくても済み、その分だけ家族な
どの負担が軽くなる。
【0013】入浴時間の経過後の予め設定された所定時
間(例えば30秒)内に入浴者17が延長スイッチ7を
操作したのち、予め設定された延長時間(例えば5分)
が経過したときに、報知手段4によって延長時間経過の
旨の報知を行わせると、入浴者17が入浴時間を延長し
たい場合に、入浴事故防止装置が自動的に入浴時間の延
長の管理を行うので、入浴者17の家族などが、時計な
どで延長時間のチェックを行わなくても済み、その分だ
け家族などの負担が軽くなる。一方、入浴者17によっ
て延長スイッチ7が所定時間内に操作されない場合に
は、入浴者17が延長スイッチ7を操作するなどの応答
ができない状態、即ち入浴者17が溺れている可能性が
ある状態として報知手段4によって警報を発するので、
入浴者17が溺れた状態のまま長時間放置されることが
防がれて、入浴者17の溺死などの入浴事故の発生を抑
えることができる。
【0014】延長スイッチ7が前記所定時間内に操作さ
れない場合には、排水手段15によって浴槽16から排
水させると、前記入浴者17が溺れた状態を迅速に解除
して、入浴者17の溺死などの入浴事故の発生をより抑
えることができる。
【0015】延長時間の経過後の予め設定された所定時
間内に、入浴者17によって延長スイッチ7が再度操作
された場合に入浴時間が更に延長できるようにすると、
使い勝手が更に向上する。
【0016】入浴者が入浴するために浴槽37内に入る
と、これが人体検出センサ31によって検出されるとと
もに、頭部検出センサ32によって入浴者の頭部が検出
される。一方、人体検出手段31が浴槽37内の入浴者
を検出したにもかかわらず、頭部検出手段32が浴槽3
7の湯面より上側に入浴者の頭部を検出できない場合に
は、入浴者が意識を失って入浴者の頭部が浴槽37内の
湯に沈んだ可能性があるとして、報知手段33・34に
よって警報を発するので、入浴者が浴槽内で溺れたり溺
死したりする入浴事故の発生を確実に抑えることができ
る。しかも、家族などが入浴者の様子を浴室まで見に行
かなくても、入浴者が溺れているか否かが的確にわかる
ので、その分だけ家族などの負担が軽くなる。
【0017】人体検出手段31が浴槽37内の入浴者を
検出したにもかかわらず、頭部検出手段32が浴槽37
の湯面より上側に入浴者の頭部を検出できない場合に
は、排水手段35によって浴槽37から排水させると、
入浴者が溺れた状態を迅速に解除して、入浴者の溺死な
どの入浴事故の発生をより確実に抑えることができる。
【0018】浴槽の底面は、浴槽の背もたれ部側が低く
なるように傾斜していると、入浴者が浴槽内の湯に浸か
って背もたれ部に凭れると、入浴者の臀部が底面の最も
低い位置に載って、臀部側から見ると浴槽の底面が上り
勾配状になるので、臀部が底面上を滑って入浴者が浴槽
内の湯へ沈み込むことが防止され、入浴事故の発生をよ
り一層抑えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施例)図1ないし図6
は、本発明に係る入浴事故防止装置の第1実施例を示し
ており、図2と図3とに示すごとく、浴室外の浴室入口
近傍などに配置される浴室外コントローラ1と、浴室内
の浴槽近傍などに配置される浴室内コントローラ2とを
有する。浴室外コントローラ1と浴室内コントローラ2
とは不図示のケーブルで接続されており、浴室外コント
ローラ1の前面には、高齢者などの入浴者が入浴する際
に操作するスタートスイッチ3と、入浴者の家族などへ
の報知手段としてのスピーカー4と、入浴時間を予め設
定する入浴時間設定部5と、入浴時間の延長時間を予め
設定する延長時間設定部6とを設けている。浴室内コン
トローラ2の前面には、入浴時間を延長する際に入浴者
が操作する延長スイッチ7と、入浴者への報知手段とし
てのスピーカー8とを設けている。
【0020】前記入浴時間設定部5は、入浴時間を設定
する設定スイッチ5aと、この設定スイッチ5aで設定
された入浴時間を表示する表示部5bとを有する。延長
時間設定部6は、延長時間を設定する設定スイッチ6a
と、この設定スイッチ6aで設定された延長時間を表示
する表示部6bとを有する。
【0021】浴室外コントローラ1内には、図1に示す
ごとく入浴時間の計時用の入浴タイマー11と、延長時
間の計時用の延長タイマー12と、入浴時間の経過後に
延長スイッチ6による応答を待つための応答待用タイマ
ー13と、前記スピーカー4・8および浴槽排水用の排
水装置15の作動を制御する制御部14とを備えてい
る。排水装置15は、図4に示すごとく浴槽16の底面
16aのうち、背もたれ部16b側となる位置に配置さ
れる。
【0022】この底面16aは、背もたれ部16b側が
低くなるように階段状に傾斜している。これにより、図
4に示すごとく入浴者17が浴槽16内の湯に浸かって
背もたれ部16bに凭れると、入浴者17の臀部が底面
16aの最も低い位置に載って、臀部側から見ると浴槽
16の底面16aが上り勾配状になるうえ、臀部が滑っ
ても底面16aの段差に当たるため、臀部が底面16a
上を滑って入浴者17が浴槽16内の湯へ沈み込むこと
が防止される。また、浴槽16の底面16aの各階段の
上面をほとんど傾斜させていないので、入浴者17が浴
槽16内に入るときに、足が底面16a上を滑って入浴
者17が転倒することが低減される。浴槽16の上面の
左右間に安全バーを架け渡し、入浴者17が意識を失っ
ても前屈みになりにくくして、入浴者17の頭部が湯に
浸かるのを抑制できるようにしてもよい。
【0023】排水装置15は、図4および図5に示すご
とく浴槽16内の湯を排水管などに排水するための排水
口21と、この排水口21を開閉する水栓26と、浴槽
16の上端部に設けた押ボタン22と、この押ボタン2
2の下面中央に取り付けられた鉄芯23と、制御部14
によって通電されることで励磁して鉄芯23を引き下げ
る電磁コイル24と、押ボタン22を上方に付勢するば
ね25とを備えている。鉄芯23は、図4に示すごとく
水栓26とワイヤなどで接続されており、通常の入浴後
に押ボタン22をばね25の付勢力に抗して押し下げる
ことで、水栓26がワイヤなどを介して押し上げられて
排水口21を開く。そして、押ボタン22から手を離す
と、ばね25の付勢力で押ボタン22が上昇し、ワイヤ
などを介して水栓26が引き下ろされて水栓26が排水
口21を閉じる。また、前記排水口21を閉じた状態の
水栓26は、制御部14によって電磁コイル24が通電
されて励磁されると、鉄芯23およびワイヤなどを介し
て押し上げられて排水口21を開く。
【0024】次に、第1実施例の入浴事故防止装置の動
作を図6のフローチャートによって具体的に説明する。
なお、このフローチャートの動作開始後に、スタートス
イッチ3を操作すると、入浴事故防止装置の電源が強制
的にオフになって、以後のフローチャートの動作が中止
される。
【0025】即ち、入浴者17が入浴する際にスタート
スイッチ3を操作すると、入浴事故防止装置の電源がオ
ンして、このフローチャートの動作が開始し、ステップ
S1で入浴タイマー11による計時が開始する。そし
て、入浴タイマー11によって計時された時間が、入浴
時間設定部5によって予め設定された入浴時間(例えば
10分)を経過すると(ステップS2でYES)、ステ
ップS3で浴室内外の各スピーカー4・8によってチャ
イム音などが鳴らされて、入浴時間が経過した旨の注意
を入浴者17および家族などに喚起する。
【0026】次いで、ステップS4で応答待用タイマー
13による計時が開始し、この計時された時間が予め設
定された応答待時間を経過するまでに延長スイッチ7が
操作されない場合には(ステップS5でNO、且つ、ス
テップS6でYES)、入浴者17が溺れるなどして応
答できない状態になっているおそれがあるため、ステッ
プS7で各スピーカー4・8によって警報音が鳴らされ
て家族などに報知する。また、ステップS8で排水装置
15の排水口21を開いて浴槽16から排水し、入浴者
17が浴槽16内で溺れたままになることを防止する。
【0027】前記応答待時間が経過するまでに、入浴者
17が既に入浴を終えて浴室外へ出ている場合には、入
浴者17あるいは家族などがスタートスイッチ3を操作
する。この場合、前述のように入浴事故防止装置の電源
がオフになって以後の動作が中止される。
【0028】一方、前記応答待時間が経過するまでに、
入浴時間を延長すべく延長スイッチ7が操作された場合
には(ステップS5でYES)、ステップS9で応答待
用タイマー13がリセットされ、ステップS10で延長
タイマー12による計時が開始する。この計時された時
間が、延長時間設定部6によって予め設定された延長時
間を経過すると(ステップS11でYES)、ステップ
S12で延長タイマー12がリセットされたのち、ステ
ップS3に戻って各スピーカー4・8によってチャイム
音などが鳴らされる。この後、延長スイッチ7が操作さ
れると(ステップS5でYES)、入浴時間が再度延長
される。
【0029】浴室外コントローラ1と同様の機能を有す
るコントローラを居間などの家族などが通常いる場所に
設置して、当該コントローラのスピーカーによって入浴
時間が経過した旨や警報音を報知するようにしてもよ
い。また、浴室外コントローラ1を電話回線などを介し
て救急センターなどに接続し、スピーカー4・8による
警報と同時に救急センターなどに連絡するようにしても
よい。浴室の扉にセンサを設け、入浴者17が入浴後に
浴室の扉を開けると、入浴事故防止装置の電源がオフに
なるようにしてもよい。浴槽16内の湯温を検出するセ
ンサを設けて、この浴槽16内の湯温を浴室外コントロ
ーラ1や浴室内コントローラ2に表示するようにしても
よい。排水装置15としては、より強力な排水機能を有
するものであってもよい。排水装置15とは別に水栓を
設けて、通常の入浴後にはこの水栓をあけて浴槽16か
ら排水してもよい。
【0030】(第2実施例)図7ないし図9は、本発明
に係る入浴事故防止装置の第2実施例を示しており、図
7に示すごとく人体検出センサ31と、複数個の頭部検
出センサ32と、浴室の内外にそれぞれ配置される報知
手段としてのスピーカー33・34と、前記スピーカー
33・34および排水装置35の作動を制御する制御部
36とを備えている。
【0031】人体検出センサ31は、図8に示すごとく
浴槽37の前面37aおよび背もたれ部である後面37
bにそれぞれ設けた投受光器31a・31bからなる光
センサであり、入浴者が浴槽37内に入ることで遮光さ
れて、浴槽37内の入浴者を検出する。投受光器31a
・31bは、例えば、浴槽37の前後面37a・37b
の左右中央であって、浴槽37の底面から約20cmの高
さにそれぞれ配置される。各頭部検出センサ32は、入
浴者の頭部からの熱放射を検出する赤外線センサや入浴
者の頭部の存在を検出する超音波センサなどからなり、
例えば、浴槽37の後面37b側であって、浴槽37の
湯面より上側である浴槽37の上面から約10cm〜20
cmの高さに左右方向に並べて配置される。浴槽37は、
前述の浴槽16と同様に底面の背もたれ部37b側が低
くなるように階段状に傾斜している。排水装置35は、
前述の排水装置15と同様の構成をなす。
【0032】次に、第2実施例の入浴事故防止装置の動
作を図9のフローチャートによって具体的に説明する。
入浴事故防止装置の電源をオンして、このフローチャー
トの動作が開始したのち、入浴者が入浴するために浴槽
37内に入ると、これが人体検出センサ31によって検
出される(ステップS21でYES)。次いで、ステッ
プS22で頭部検出センサ32によって入浴者の頭部の
検出が行われる。そして、各頭部検出センサ32の少な
くとも1個が入浴者の頭部を検出している間は(ステッ
プS22でYES)、入浴者の頭部が浴槽37内の湯に
沈んでおらず正常に入浴しているので、ステップS22
で頭部検出センサ32による入浴者の頭部の検出を継続
する。
【0033】ここで全ての頭部検出センサ32が入浴者
の頭部を検出できないときには(ステップS22でN
O)、入浴者が浴槽37から出た場合と、入浴者が意識
を失って入浴者の頭部が浴槽37内の湯に沈んだ場合と
があるため、ステップS23で人体検出センサ31によ
って入浴者の検出が行われる。そして、人体検出センサ
31が入浴者を検出しないときには(ステップS23で
NO)、入浴者が浴槽37から出た場合なので、フロー
チャートの動作の開始に戻る。一方、人体検出センサ3
1が入浴者を検出したときには(ステップS23でYE
S)、入浴者の頭部が浴槽37内の湯に沈んで、頭部検
出センサ32で入浴者の頭部を検出できない状態なの
で、ステップS24で各スピーカー33・34によって
警報音が鳴らされて入浴者の家族などに入浴者が溺れて
いることを報知し、さらにステップS25で排水装置3
5を作動させて浴槽37から排水し、入浴者が浴槽37
内で溺れたままになることを防止する。
【0034】制御部36を電話回線などを介して救急セ
ンターなどに接続し、スピーカー33・34による警報
と同時に救急センターなどに連絡するようにしてもよ
い。排水装置35としては、より強力な排水機能を有す
るものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る入浴事故防止装置のブロック
構成図である。
【図2】浴室外コントローラの斜視図である。
【図3】浴室内コントローラの斜視図である。
【図4】浴槽の縦断面図である。
【図5】排水装置の縦断面図である。
【図6】第1実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図7】第2実施例に係る入浴事故防止装置のブロック
構成図である。
【図8】第2実施例の浴槽を示す斜視図である。
【図9】第2実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】 3 スタートスイッチ 4・8・33・34 スピーカー(報知手段) 7 延長スイッチ 11 入浴タイマー 12 延長タイマー 14・36 制御部(制御手段) 15・35 排水装置(排水手段) 16・37 浴槽 31 人体検出センサ(人体検出手段) 32 頭部検出センサ(頭部検出手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室外に配置されるスタートスイッチ3
    と、このスタートスイッチ3のオン操作から計時を開始
    する入浴タイマー11と、浴室内と浴室外とのうち、少
    なくとも浴室外に配置される報知手段4と、入浴タイマ
    ー11によって計時された時間が予め設定された入浴時
    間を経過したときに、報知手段4によって入浴時間経過
    の旨の報知を行わせる制御手段14とを有することを特
    徴とする入浴事故防止装置。
  2. 【請求項2】 浴室内に配置される延長スイッチ7と、
    入浴時間の経過後の予め設定された所定時間内に延長ス
    イッチ7がオン操作されると、計時を開始する延長タイ
    マー12とを有しており、 制御手段14は、延長スイッチ7が前記所定時間内にオ
    ン操作された場合には、延長タイマー12によって計時
    された時間が予め設定された延長時間を経過したとき
    に、報知手段4によって延長時間経過の旨の報知を行わ
    せ、延長スイッチ7が前記所定時間内にオン操作されな
    い場合には、報知手段4によって警報を発する請求項1
    記載の入浴事故防止装置。
  3. 【請求項3】 浴槽16から排水する排水手段15を有
    しており、 制御手段14は、延長スイッチ7が前記所定時間内にオ
    ン操作されない場合には、排水手段15によって浴槽1
    6から排水させる請求項2記載の入浴事故防止装置。
  4. 【請求項4】 制御手段14は、延長時間の経過後の予
    め設定された所定時間内に延長スイッチ7が再度オン操
    作された場合には、延長タイマー12によって計時を開
    始させ、この計時された時間が予め設定された延長時間
    を経過したときに、報知手段4によって延長時間経過の
    旨の報知を再度行わせる請求項3記載の入浴事故防止装
    置。
  5. 【請求項5】 入浴者が浴槽37内にあることを検出す
    る人体検出手段31と、浴槽37の湯面より上側に入浴
    者の頭部があることを検出する頭部検出手段32と、浴
    室内と浴室外とのうち、少なくとも浴室外に配置される
    報知手段33・34と、制御手段36とを有しており、 制御手段36は、人体検出手段31が浴槽37内の入浴
    者を検出したにもかかわらず、頭部検出手段32が浴槽
    37の湯面より上側に入浴者の頭部を検出できない場合
    には、報知手段33・34によって警報を発するように
    したことを特徴とする入浴事故防止装置。
  6. 【請求項6】 浴槽37から排水する排水手段35を有
    しており、 制御手段36は、人体検出手段31が浴槽37内の入浴
    者を検出したにもかかわらず、頭部検出手段32が浴槽
    37の湯面より上側に入浴者の頭部を検出できない場合
    には、排水手段35によって浴槽37から排水させる請
    求項5記載の入浴事故防止装置。
  7. 【請求項7】 浴槽の底面は、浴槽の背もたれ部側が低
    くなるように傾斜している請求項4又は6記載の入浴事
    故防止装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010097581A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Takeo Miyamoto 浴室内における事故防止自動装置
JP2015207282A (ja) * 2014-04-07 2015-11-19 株式会社デンソー 入浴状態検出装置
JP3219229U (ja) * 2018-09-27 2018-12-06 博己 佐藤 浴槽内溺れ防止兼通報装置
JP2019124255A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 トヨタ自動車株式会社 車両用変速機の制御装置
KR102086582B1 (ko) * 2019-01-09 2020-03-09 남서울대학교 산학협력단 긴급 배수 기능을 갖는 욕조

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