JP2001223684A - 同期検出装置、受信装置およびその方法 - Google Patents

同期検出装置、受信装置およびその方法

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JP2001223684A
JP2001223684A JP2000035652A JP2000035652A JP2001223684A JP 2001223684 A JP2001223684 A JP 2001223684A JP 2000035652 A JP2000035652 A JP 2000035652A JP 2000035652 A JP2000035652 A JP 2000035652A JP 2001223684 A JP2001223684 A JP 2001223684A
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synchronization
signal
circuit
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word
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Yoshihiro Shoji
吉宏 庄司
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号に含まれる同期ワード(同期パターン)
を迅速に検出できる同期検出装置を提供する。 【解決手段】 信号内に所定のビット間隔で配置された
同期パターンを検出する同期検出装置であって、同期パ
ターンと同じビット数からなるデータを前記信号内の位
置をビット単位で移動させながら順に特定し、当該特定
したデータと予め記憶した所定の同期パターンと比較す
る同期ワード検出部10と、前記所定のビット間隔で連
続して配置された所定数の前記特定したデータについて
の全ての前記比較の結果が一致を示したときに、当該特
定したデータを前記同期パターンとして用いて同期を確
立する同期ワード連続検出回数カウント部11、遅延部
12および同期処理状態決定部13を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号内に所定のビ
ット間隔で配置された同期パターンを検出する同期検出
装置、受信装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG(Moving Picture Experts Grou
p)規格で圧縮符号化した映像および音声を蓄積、通信お
よび放送などの種々の用途に応用可能にするために、複
数のMPEG映像および音声データストリームを多重化
する方式が規格化されている。例えば、MPEG2シス
テムでは、複数の映像、音声およびデータストリームで
構成される複数の番組のビット信号列を規定しており、
例えば放送および通信などの誤りの発生する伝送路にお
ける使用を想定したトランスポートストリームと、蓄積
などの誤りのない伝送路における使用を想定したプログ
ラムストリームとがある。ここで、トランスポートスト
リームは、図5に示すフォーマットを持つ188バイト
の固定長のトランスポートストリームパケットからな
る。図5に示すトランスポートストリームパケットのヘ
ッダには、「47(H)」を固定値として持つ1バイト
の同期ワードが設けられている。
【0003】衛星放送などでは、送信装置において、図
5および図6(A)に示すトランスポートストリームパ
ケットにエネルギー拡散を行い、リードソロモン(20
4,188)符号化を行い、16バイトのパリティデー
タを付加した図6(B)に示すパケットデータを生成
し、当該パケットデータにバイト・インターリーブを行
い、畳み込み符号化したデータをシンボルにマッピング
して変調後出力する。
【0004】受信装置では、受信データより復調したシ
ンボルデータに対してビタビ復号を行い、復号後の図6
(B)に示すパケットデータから、204バイトのスロ
ットデータの先頭に位置する1バイトの同期ワードを検
出する同期検出処理を行い、当該検出された同期ワード
に基づいて、トランスポートストリームパケットを単位
として種々の処理を行っている。
【0005】図7は、受信装置における同期検出処理を
説明するための図である。図7において、横軸は時間を
示している。図7(A)は受信装置における同期処理状
態を示し、同期探索状態、同期保護状態および同期確立
状態の3つの状態がある。受信装置は、同期が確立され
ていない状態から最初に同期ワードを検出するまで同期
探索状態となり、当該同期探索状態において、受信した
データを常に監視し、同期ワードの検出を行う。受信装
置は、最初に同期ワードを検出すると、同期探索状態か
ら同期保護状態に遷移する。
【0006】受信装置は、同期ワードを最初に検出した
後は、その後さらに2回連続して同期ワードを検出する
まで同期保護状態になる。受信装置は、同期保護状態に
おいて、同期ワードを前回検出したタイミングからパケ
ット長カウンタにより1パケット長をカウントし、1パ
ケット長後のパターンが同期ワードであるか否かを検出
し、同期ワードであることが検出されると、同期保護カ
ウント値を1つインクリメントする。そして、同期保護
カウント値が3になったときに、すなわち同期ワードを
3回連続して検出したときに、同期確立状態に遷移す
る。一方、1パケット長後に同期ワードが検出されない
場合は、受信装置は、同期保護カウント値を0にリセッ
トし、同期保護状態から同期探索状態に遷移する。
【0007】図7に示す例では、時刻t1 までは受信装
置は同期探索状態になっており、受信信号に同期ワード
が含まれているか否かが常に監視され、時刻t1 で同期
ワードが検出されると、受信装置が同期保護状態に遷移
すると共に、同期保護のカウント値が「1」になる。次
に、パケット長がカウントされ、パケット長のカウント
値がMaxを示した後の時刻t2 、すなわち受信信号内
の同期ワードが前回検出された位置から204バイト長
後の位置において同期ワードの有無が検出され、同期ワ
ードが検出されたため、受信装置は同期保護状態を保持
すると共に、同期保護のカウント値がインクリメントさ
れて「2」になる。次に、パケット長がカウントされ、
パケット長のカウント値がMaxを示した後の時刻t3
で同期ワードの有無が検出され、同期ワードが検出され
ないため、受信装置は同期獲得状態に遷移すると共に同
期保護のカウント値が「0」になる。
【0008】受信装置では、時刻t3 から、受信信号に
同期ワードが含まれているか否かが常に監視され、時刻
4 で同期ワードが検出されると、受信装置が同期保護
状態に遷移すると共に、同期保護のカウント値が「1」
になる。次に、パケット長がカウントされ、パケット長
のカウント値がMaxを示した後の時刻t5 、すなわち
受信信号内の同期ワードが前回検出された位置から20
4バイト長後の位置において同期ワードの有無が検出さ
れ、同期ワードが検出されたため、受信装置は同期保護
状態を保持すると共に、同期保護のカウント値がインク
リメントされて「2」になる。次に、パケット長がカウ
ントされ、パケット長のカウント値がMaxを示した後
の時刻t6 、すなわち受信信号内の同期ワードが前回検
出された位置から204バイト長後の位置において同期
ワードの有無が検出され、同期ワードが検出されたた
め、同期保護のカウント値がインクリメントされて
「3」になると共に受信装置が同期確立状態に遷移す
る。すなわち、同期が確立される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の受信装置における同期検出方法では、同期保護
状態においてパケット長のカウント値がMaxを示すま
で同期ワードの検出が行われないことから、受信信号内
に同期ワードと同じパターンのデータが偶然存在し、当
該データを同期ワードと誤って検出した場合に、その
後、正しい同期ワードの検出に基づいて同期確立状態に
遷移するまでの時間、すなわち同期が確立されるまでの
時間が非常に長くなるという問題がある。なお、1パケ
ット中に同期ワードと同じパターンが現れる平均的な回
数は、MPEGの場合には以下に示すようになる。MP
EGの同期ワードは、8ビットの固定パターンなので、
8ビットのランダムデータが同期ワードと同じになる確
率は1/256となる。一方、MPEGのパケットは1
632ビット(=204バイト)であり、8ビット連続
のパターンを1ビットづつシフトして見ていくと、16
32通りのパターンがある。ここで、データをランダム
パターンと考えると、1パケット中に同期ワードと同じ
パターンが現れる回数は平均的には6.375(=16
32/256)回になる。
【0010】図8は、上述した受信装置の同期検出方法
の問題点を説明するための図である。図8に示すよう
に、例えば、受信装置が同期探索状態であるときに、時
刻t1に、受信信号に含まれる正しい同期ワードでない
パターンを誤って同期ワードであると検出して同期保護
状態になる。
【0011】次に、パケット長がカウントされ、パケッ
ト長のカウント値がMaxを示した後の時刻t3 で同期
ワードの有無が検出され、同期ワードが検出されないた
め、受信装置は同期獲得状態に遷移すると共に同期保護
のカウント値が「0」になる。このとき、従来の同期検
出方法では、時刻t1 〜t3 の間では同期ワードの探索
が行われないため、受信信号に含まれる正しい同期ワー
ドが時刻t2 で見逃されている。
【0012】次に、受信装置では、時刻t3 から、受信
信号に同期ワードが含まれているか否かが常に監視さ
れ、時刻t4 に、受信信号に含まれる正しい同期ワード
でないパターンを誤って同期ワードであると検出して同
期保護状態になると共に、同期保護のカウント値が
「1」になる。
【0013】次に、パケット長がカウントされ、パケッ
ト長のカウント値がMaxを示した後の時刻t6 で同期
ワードの有無が検出され、同期ワードが検出されないた
め、受信装置は同期獲得状態に遷移すると共に同期保護
のカウント値が「0」になる。このとき、従来の同期検
出方法では、時刻t4 〜t6 の間では同期ワードの探索
が行われないため、受信信号に含まれる正しい同期ワー
ドが時刻t5 で見逃されている。
【0014】次に、受信装置では、時刻t6 から、受信
信号に同期ワードが含まれているか否かが常に監視さ
れ、時刻t7 に、受信信号に含まれる正しい同期ワード
でないパターンを誤って同期ワードであると検出して同
期保護状態になると共に、同期保護のカウント値が
「1」になる。
【0015】次に、パケット長がカウントされ、パケッ
ト長のカウント値がMaxを示した後の時刻t9 で同期
ワードの有無が検出され、同期ワードが検出されないた
め、受信装置は同期獲得状態に遷移すると共に同期保護
のカウント値が「0」になる。このとき、従来の同期検
出方法では、時刻t7 〜t9 の間では同期ワードの探索
が行われないため、受信信号に含まれる正しい同期ワー
ドが時刻t8 で見逃されている。
【0016】次に、受信装置では、時刻t9 から、受信
信号に同期ワードが含まれているか否かが常に監視さ
れ、時刻t10に、受信信号に含まれる正しい同期ワード
がようやく検出され、同期保護状態になると共に、同期
保護のカウント値が「1」になる。
【0017】このように、従来の同期検出方法では、同
期探索状態において、最初に同期ワドでないパターンを
誤って同期ワードであると検出した場合に、1パケット
長に対応する期間は同期保護状態になり、その期間に正
しい同期ワードが現れても、それを検出することはでき
ない。従って、その後、正しい同期ワードを検出して正
しい同期保護状態になるまでに非常に長い時間を要する
ことが多く、迅速な同期確立を行うことが非常に困難で
あるという問題がある。また、同期が確立されるまでの
時間が不均一になるという問題もある。
【0018】本発明は上述した従来技術に鑑みてなさ
れ、信号に含まれる同期ワード(同期パターン)を迅速
に検出できる同期検出装置、受信装置およびその方法を
提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
第1の観点の同期検出装置は、信号内に所定のビット間
隔で配置された同期パターンを検出する同期検出装置で
あって、前記同期パターンと同じビット数からなるデー
タを前記信号内の位置をビット単位で移動させながら順
に特定し、当該特定したデータと予め記憶した所定の同
期パターンと比較する比較回路と、前記所定のビット間
隔で連続して配置された所定数の前記特定したデータに
ついての全ての前記比較の結果が一致を示したときに、
当該特定したデータを前記同期パターンとして用いて同
期を確立する同期処理回路とを有する。
【0020】本発明の第1の観点の同期検出装置の作用
は以下のようになる。比較回路において、同期パターン
と同じビット数からなるデータを前記信号内の位置をビ
ット単位で移動させながら順に特定し、当該特定したデ
ータと予め記憶した所定の同期パターンと比較する。そ
して、同期処理回路は、前記比較回路からの比較結果を
受けて、前記所定のビット間隔で連続して配置された所
定数の前記特定したデータについての全ての前記比較の
結果が一致を示したときに、当該特定したデータを前記
同期パターンとして用いて同期を確立する。このよう
に、本発明の第1の観点の同期検出装置では、比較回路
の比較結果が一致を示した後でも、比較回路における比
較を継続して行う。その結果、比較回路において、正し
い同期パターンを見逃すことを回避できる。
【0021】本発明の第2の観点の同期検出装置は、信
号内に所定のビット間隔で配置された同期パターンを検
出する同期検出装置であって、前記同期パターンと同じ
ビット数からなるデータを前記信号内の位置をビット単
位で移動させながら順に特定し、当該特定したデータと
予め記憶した所定の同期パターンと比較する比較回路
と、前記比較回路の比較の結果が一致を示したときに、
入力した第1のカウント値に対して所定値を加算あるい
は減算した第2のカウント値を生成するカウント回路
と、前記第2のカウント値を入力し、当該入力した第2
のカウント値を前記所定のビット間隔に応じた時間だけ
遅延して前記第1のカウント値として出力する遅延回路
と、前記第2のカウント値に基づいて同期確立の有無を
決定する同期処理状態決定回路とを有する。
【0022】本発明の第2の観点の同期検出装置の作用
は以下のようになる。比較回路において、同期パターン
と同じビット数からなるデータを信号内の位置をビット
単位で移動させながら順に特定し、当該特定したデータ
と予め記憶した所定の同期パターンと比較する。カウン
ト回路において、前記比較回路の比較の結果が一致を示
したときに、入力した第1のカウント値に対して所定値
を加算あるいは減算した第2のカウント値を生成する。
第2のカウント値は、遅延回路に入力され、当該第2の
カウント値が前記所定のビット間隔に応じた時間だけ遅
延された後に前記第1のカウント値として前記カウント
回路に出力される。同期処理状態決定回路では、前記第
2のカウント値に基づいて同期確立の有無を決定する。
【0023】また、本発明の第2の観点の同期検出装置
は、好ましくは、前記比較回路は、前記同期パターンと
同じビット数からなり、前記信号をシフト移動するシフ
トレジスタを有し、前記シフトレジスタに記憶されたデ
ータと予め記憶した所定の同期パターンとを比較する。
【0024】また、本発明の第2の観点の同期検出装置
は、好ましくは、前記遅延回路は、前記所定のビット間
隔に応じたビット長のFIFO回路であり、前記入力し
た第2のカウント値を入力順に前記第1のカウント値と
して出力する。
【0025】また、本発明の第2の観点の同期検出装置
は、好ましくは、前記カウント回路は、前記比較回路の
比較の結果が不一致を示したときに、第2のカウント値
に初期値を設定する。
【0026】また、本発明の第2の観点の同期検出装置
は、好ましくは、前記信号は、所定のビット長の複数の
パケットから構成され、前記同期パターンは、前記パケ
ットの先頭に配置されている。
【0027】また、本発明の第1の観点の受信装置は、
受信信号内に所定のビット間隔で配置された同期パター
ンの検出を行って同期信号を生成する同期検出回路と、
前記同期信号に基づいて、前記受信信号を処理する処理
回路とを有する受信装置であって、前記同期検出回路
は、前記同期パターンと同じビット数からなるデータを
前記受信信号内の位置をビット単位で移動させながら順
に特定し、当該特定したデータと予め記憶した所定の同
期パターンと比較する比較回路と、前記所定のビット間
隔で連続して配置された所定数の前記特定したデータに
ついての全ての前記比較の結果が一致を示したときに、
当該特定したデータを前記同期パターンとして用いて前
記同期信号を生成する同期処理回路とを有する。
【0028】また、本発明の第2の観点の受信装置は、
受信信号内に所定のビット間隔で配置された同期パター
ンの検出を行って同期信号を生成する同期検出回路と、
前記同期信号に基づいて、前記受信信号を処理する処理
回路とを有する受信装置であって、前記同期検出回路
は、前記同期パターンと同じビット数からなるデータを
前記受信信号内の位置をビット単位で移動させながら順
に特定し、当該特定したデータと予め記憶した所定の同
期パターンと比較する比較回路と、前記比較回路の比較
の結果が一致を示したときに、入力した第1のカウント
値に対して所定値を加算あるいは減算した第2のカウン
ト値を生成するカウント回路と、前記第2のカウント値
を入力し、当該入力した第2のカウント値を前記所定の
ビット間隔に応じた時間だけ遅延して前記第1のカウン
ト値として出力する遅延回路と、前記第2のカウント値
に基づいて同期確立の有無を決定し、当該決定に基づい
て前記同期信号を生成する同期処理状態決定回路とを有
する。
【0029】また、本発明の第1の観点の同期検出方法
は、信号内に所定のビット間隔で配置された同期パター
ンを検出する同期検出方法であって、前記同期パターン
と同じビット数からなるデータを前記信号内の位置をビ
ット単位で移動させながら順に特定し、当該特定したデ
ータと予め記憶した所定の同期パターンと比較し、前記
所定のビット間隔で連続して配置された所定数の前記特
定したデータについての全ての前記比較の結果が一致を
示したときに、当該特定したデータを前記同期パターン
として用いて同期を確立する。
【0030】また、本発明の第2の観点の同期検出方法
は、信号内に所定のビット間隔で配置された同期パター
ンを検出する同期検出方法であって、前記同期パターン
と同じビット数からなるデータを前記信号内の位置をビ
ット単位で移動させながら順に特定し、当該特定したデ
ータと予め記憶した所定の同期パターンと比較し、前記
比較回路の比較の結果が一致を示したときに、第1のカ
ウント値に対して所定値を加算あるいは減算した第2の
カウント値を生成し、前記第2のカウント値を前記所定
のビット間隔に応じた時間だけ遅延して前記第1のカウ
ント値とし、前記第2のカウント値に基づいて同期確立
の有無を決定する。
【0031】また、本発明の受信方法は、受信信号内に
所定のビット間隔で配置された同期パターンの検出を行
って同期信号を生成し、当該同期信号に基づいて、前記
受信信号を処理する受信方法であって、前記同期パター
ンと同じビット数からなるデータを前記受信信号内の位
置をビット単位で移動させながら順に特定し、当該特定
したデータと予め記憶した所定の同期パターンと比較
し、前記所定のビット間隔で連続して配置された所定数
の前記特定したデータについての全ての前記比較の結果
が一致を示したときに、当該特定したデータを前記同期
パターンとして用いて前記同期信号を生成する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
受信装置を説明する。本実施形態の受信装置は、例え
ば、衛星放送および通信などの信号を受信する。図1
は、本実施形態の受信装置1の構成図である。図1に示
すように、受信装置1は、例えば、復調回路2、ビタビ
復号回路3、同期検出回路4、デインターリーブ回路
5、リードソロモン復号回路6およびエネルギー逆拡散
回路7を有する。
【0033】復調回路2は、図7(B)に示す受信信号
S0を復調して信号S2を生成し、これをビタビ復号回
路3に出力する。
【0034】ビタビ復号回路3は、復調回路2から入力
した信号S2をビタビ復号して信号S3を生成し、これ
を同期検出回路4に出力する。
【0035】同期検出回路4は、ビタビ復号回路3から
入力した信号S3の同期検出を行って同期信号Sync
を生成し、同期信号Syncおよび信号S3をデインタ
ーリーブ回路5に出力する。同期検出回路4の構成およ
び処理については後述する。
【0036】デインターリーブ回路5は、同期検出回路
4から入力した同期信号Syncに基づいて、同期検出
回路4から入力した信号S3のインターリーブを解除し
て信号S5を生成し、同期信号Syncおよび信号S5
をリードソロモン復号回路6に出力する。
【0037】リードソロモン復号回路6は、デインター
リーブ回路5から入力した同期信号Syncに基づい
て、デインターリーブ回路5から入力した信号S5に対
してリードソロモン(204,188)復号を行って信
号S6を生成し、同期信号Syncおよび信号S6をエ
ネルギー逆拡散回路7に出力する。
【0038】エネルギー逆拡散回路7は、リードソロモ
ン復号回路6から入力した信号S6のエネルギー逆拡散
処理を行って信号S7を生成し、同期信号Syncおよ
び信号S7を後段のMPEGデコーダなどに出力する。
【0039】以下、図1に示す同期検出回路4について
説明する。図2は、図1に示す同期検出回路4の構成図
である。図2に示すように、同期検出回路4は、例え
ば、同期ワード検出部10、同期ワード連続検出回数カ
ウント部11、遅延部12および同期処理状態決定部1
3を有する。ここで、同期ワード検出部10が本発明の
比較回路に対応している。また、同期ワード連続検出回
数カウント部11、遅延部12および同期処理状態決定
部13が本発明の請求項1等の同期処理回路に対応して
いる。また、同期ワード連続検出回数カウント部11が
本発明の請求項3等のカウント回路に対応し、遅延部1
2が請求項3等の遅延回路に対応し、同期処理状態決定
部13が請求項3等の同期処理状態決定回路に対応して
いる。また、同期ワード連続検出カウント信号SWDC
が示すカウント値が本発明の第2のカウント値に対応
し、遅延同期ワード連続検出カウント信号SWDCDL
Yが示すカウント値が本発明の第1のカウント値に対応
している。
【0040】同期ワード検出部10は、例えば、図3に
示すように、図1に示すビタビ復号回路3から入力した
信号S3を順にシフトする8ビットのシフトレジスタ2
0を有し、比較回路21において、シフトレジスタ20
に記憶された8ビットのパターンと、予めレジスタに記
憶した同期ワードパターン22とを比較し、一致したと
きに立ち上がるパルスを発生する同期ワード検出信号S
WDを生成し、これを同期ワード連続検出回数カウント
部11に出力する。
【0041】同期ワード連続検出回数カウント部11
は、同期ワード検出部10から同期ワード検出信号SW
Dを入力すると共に、遅延部12から1パケット前の時
刻における同期ワード連続検出カウント値を示す遅延同
期ワード連続検出カウント信号SWDCDLYを入力す
る。同期ワード連続検出回数カウント部11は、例え
ば、同期ワード検出部10のシフトレジスタ20におい
て信号S13がシフトされる間隔で、同期ワード検出信
号SWDが論理値「1」を示すか否か、すなわち同期ワ
ード検出信号SWDにパルスが発生しているか否かを判
断する。そして、同期ワード連続検出回数カウント部1
1は、同期ワード検出信号SWDが論理値「1」である
と判断した場合には、遅延部12から入力した遅延同期
ワード連続検出カウント信号SWDCDLYが示すカウ
ント値を「1」だけ増加した値に同期ワード連続検出カ
ウント信号SWDCが示すカウント値を設定し、それ以
外の場合には同期ワード連続検出カウント信号SWDC
が示すカウント値を「0」に設定する。同期ワード連続
検出回数カウント部11は、同期ワード連続検出カウン
ト信号SWDCを遅延部12および同期処理状態決定部
13に出力する。
【0042】遅延部12は、例えば、1パケット長分
(204×8ビット長)のFIFO回路であり、同期ワ
ード連続検出回数カウント部11から入力した同期ワー
ド連続検出カウント信号SWDCを入力した順に、遅延
同期ワード連続検出カウント信号SWDCDLYとして
同期ワード連続検出回数カウント部11に出力する。こ
こで、遅延同期ワード連続検出カウント信号SWDCD
LYが示すカウント値は、1パケット前の時刻における
同期ワード連続検出カウント信号SWDCが示すカウン
ト値と同じになる。
【0043】同期処理状態決定部13は、同期ワード連
続検出回数カウント部11から入力した同期ワード連続
検出カウント信号SWDCのカウント値を監視し、当該
カウント値が同期保護段数(本実施形態の場合は例えば
「3」)であるか否かを判断し、当該カウント値が同期
保護段数であると判断した場合には、同期信号Sync
にパルスを発生する。同期処理状態決定部13は、同期
信号Syncを図1に示すデインターリーブ回路5に出
力する。
【0044】以下、図2および図3に示す同期検出回路
4の動作例を説明する。図4は、同期検出回路4の動作
例を説明するための図である。図4に示す例では、時刻
1 ,t3 ,t4 ,t7 に同期検出回路4に対して入力
された信号S13内のデータが、正しい同期ワードでは
ないが、同期ワードと同じパターンを有している。ま
た、時刻t2 ,t5 ,t9 に同期検出回路4に対して信
号S13内の同期ワードが入力されている。
【0045】〔時刻t1 まで〕同期ワード検出部10に
おいて最初の同期ワードが検出されておらず、同期ワー
ド検出信号SWDは継続して論理値「0」を示してい
る。従って、同期ワード連続検出回数カウント部11か
ら同期処理状態決定部13に出力される同期ワード連続
検出カウント信号SWDCも継続して論理値「0」を示
しており、同期処理状態決定部13から出力される同期
信号Syncも論理値「0」を示している。遅延部12
内でシフトされる同期ワード連続検出カウント信号SW
DCの論理値も全て「0」を示す。
【0046】〔時刻t1 〜t2 〕時刻t1 で、同期ワー
ド検出部10において、信号S13に含まれる正しい同
期ワードではないパターン(偶然に存在する同期ワード
と同じパターン)を誤って同期ワードであると検出して
同期ワード検出信号SWDにパルスが発生する。そし
て、同期ワード連続検出回数カウント部11において、
遅延同期ワード連続検出カウント信号SWDCDLYが
示す初期状態である論理値「0」に「1」が加算され、
カウント値「1」を示す同期ワード連続検出カウント信
号SWDCが遅延部12および同期処理状態決定部13
に出力される。その後、時刻t2 まで、同期ワード検出
部10における同期ワードの検出は継続されるが、同期
ワードと同じパターンは検出されず、同期ワード検出信
号SWDは継続して論理値「0」を示し、同期ワード連
続検出カウント信号SWDCが示すカウント値は論理値
「0」を保持する。この間、時刻t1 において遅延部1
2に入力された同期ワード連続検出カウント信号SWD
Cが示した論理値「1」は、遅延部12内を順に出力側
に向けてシフトする。また、時刻t1 の後、時刻t2
前まで遅延部12に入力された同期ワード連続検出カウ
ント信号SWDCが示した論理値「0」も、遅延部12
内を順に出力側に向けてシフトする。
【0047】〔時刻t2 〜t3 〕時刻t2 で、同期ワー
ド検出部10において、信号S13に含まれる正しい同
期ワードを検出して同期ワード検出信号SWDにパルス
が発生する。そして、同期ワード連続検出回数カウント
部11において、遅延同期ワード連続検出カウント信号
SWDCDLYが示す初期状態である論理値「0」に
「1」が加算され、カウント値「1」を示す同期ワード
連続検出カウント信号SWDCが遅延部12および同期
処理状態決定部13に出力される。その後、時刻t3
で、同期ワード検出部10における同期ワードの検出は
継続されるが、同期ワードと同じパターンは検出され
ず、同期ワード検出信号SWDは継続して論理値「0」
を示し、同期ワード連続検出カウント信号SWDCが示
すカウント値は論理値「0」を保持する。この間、時刻
2 において遅延部12に入力された同期ワード連続検
出カウント信号SWDCが示した論理値「1」は、遅延
部12内を順に出力側に向けてシフトする。また、時刻
2 の後、時刻t3 の前まで遅延部12に入力された同
期ワード連続検出カウント信号SWDCが示した論理値
「0」も、遅延部12内を順に出力側に向けてシフトす
る。
【0048】〔時刻t3 〜t4 〕時刻t3 で、同期ワー
ド検出部10において、信号S13に含まれる正しい同
期ワードではないパターンを誤って同期ワードであると
検出して同期ワード検出信号SWDにパルスが発生す
る。そして、同期ワード連続検出回数カウント部11に
おいて、遅延同期ワード連続検出カウント信号SWDC
DLYが示す初期状態である論理値「0」に「1」が加
算され、カウント値「1」を示す同期ワード連続検出カ
ウント信号SWDCが遅延部12および同期処理状態決
定部13に出力される。その後、時刻t4 まで、同期ワ
ード検出部10における同期ワードの検出は継続される
が、同期ワードと同じパターンは検出されず、同期ワー
ド検出信号SWDは継続して論理値「0」を示し、同期
ワード連続検出カウント信号SWDCが示すカウント値
は論理値「0」を保持する。この間、時刻t3 において
遅延部12に入力された同期ワード連続検出カウント信
号SWDCが示した論理値「1」は、遅延部12内を順
に出力側に向けてシフトする。また、時刻t3 の後、時
刻t4 の前まで遅延部12に入力された同期ワード連続
検出カウント信号SWDCが示した論理値「0」も、遅
延部12内を順に出力側に向けてシフトする。
【0049】〔時刻t4 〜t5 〕時刻t4 で、同期ワー
ド検出部10において、信号S13に含まれる正しい同
期ワードではないパターンを誤って同期ワードであると
検出して同期ワード検出信号SWDにパルスが発生す
る。このとき、時刻t1 に遅延部12に入力された同期
ワード連続検出カウント信号SWDCが示す論理値
「1」が、遅延同期ワード連続検出カウント信号SWD
CDLYとして遅延部12から同期ワード連続検出回数
カウント部11に出力される。そして、同期ワード連続
検出回数カウント部11において、遅延同期ワード連続
検出カウント信号SWDCDLYが示す論理値「1」に
「1」が加算され、カウント値「2」を示す同期ワード
連続検出カウント信号SWDCが遅延部12および同期
処理状態決定部13に出力される。その後、時刻t5
で、同期ワード検出部10における同期ワードの検出は
継続されるが、同期ワードと同じパターンは検出され
ず、同期ワード検出信号SWDは継続して論理値「0」
を示し、同期ワード連続検出カウント信号SWDCが示
すカウント値は論理値「0」を保持する。この間、時刻
4 において遅延部12に入力された同期ワード連続検
出カウント信号SWDCが示した論理値「2」は、遅延
部12内を順に出力側に向けてシフトする。また、時刻
4 の後、時刻t5 の前まで遅延部12に入力された同
期ワード連続検出カウント信号SWDCが示した論理値
「0」も、遅延部12内を順に出力側に向けてシフトす
る。
【0050】〔時刻t5 〜t6 〕時刻t5 で、同期ワー
ド検出部10において、信号S13に含まれる正しい同
期ワードを検出して同期ワード検出信号SWDにパルス
が発生する。このとき、時刻t2 に遅延部12に入力さ
れた同期ワード連続検出カウント信号SWDCが示す論
理値「1」が、遅延同期ワード連続検出カウント信号S
WDCDLYとして遅延部12から同期ワード連続検出
回数カウント部11に出力される。そして、同期ワード
連続検出回数カウント部11において、遅延同期ワード
連続検出カウント信号SWDCDLYが示す論理値
「1」に「1」が加算され、カウント値「2」を示す同
期ワード連続検出カウント信号SWDCが遅延部12お
よび同期処理状態決定部13に出力される。その後、時
刻t6 まで、同期ワード検出部10における同期ワード
の検出は継続されるが、同期ワードと同じパターンは検
出されず、同期ワード検出信号SWDは継続して論理値
「0」を示し、同期ワード連続検出カウント信号SWD
Cが示すカウント値は論理値「0」を保持する。この
間、時刻t5 において遅延部12に入力された同期ワー
ド連続検出カウント信号SWDCが示した論理値「2」
は、遅延部12内を順に出力側に向けてシフトする。ま
た、時刻t5 の後、時刻t6 の前まで遅延部12に入力
された同期ワード連続検出カウント信号SWDCが示し
た論理値「0」も、遅延部12内を順に出力側に向けて
シフトする。 〔時刻t6 〜t7 〕時刻t6 で、遅延同期ワード連続検
出カウント信号SWDCDLYが示す論理値「1」(時
刻t3 で同期ワード連続検出回数カウント部11から遅
延部12に入力された論理値「1」)が、遅延部12か
ら同期ワード連続検出回数カウント部11に入力される
が、このとき、同期ワード検出部10では同期ワードは
検出されず、同期ワード検出信号SWDは論理値「0」
を示すため、論理値「0」を示す同期ワード連続検出カ
ウント信号SWDCが遅延部12および同期処理状態決
定部13に出力される。また、時刻t6 の後、時刻t7
の前まで遅延部12に入力された同期ワード連続検出カ
ウント信号SWDCが示した論理値「0」も、遅延部1
2内を順に出力側に向けてシフトする。
【0051】〔時刻t7 〜t8 〕時刻t7 で、同期ワー
ド検出部10において、信号S13に含まれる正しい同
期ワードではないパターンを誤って同期ワードであると
検出して同期ワード検出信号SWDにパルスが発生す
る。そして、同期ワード連続検出回数カウント部11に
おいて、遅延同期ワード連続検出カウント信号SWDC
DLYが示す論理値「0」に「1」が加算され、カウン
ト値「1」を示す同期ワード連続検出カウント信号SW
DCが遅延部12および同期処理状態決定部13に出力
される。また、時刻t7 の後、時刻t8 の前まで遅延部
12に入力された同期ワード連続検出カウント信号SW
DCが示した論理値「0」も、遅延部12内を順に出力
側に向けてシフトする。 〔時刻t8 〜t9 〕時刻t8 で、遅延同期ワード連続検
出カウント信号SWDCDLYが示す論理値「2」(時
刻t4 で同期ワード連続検出回数カウント部11から遅
延部12に入力された論理値「2」)が、遅延部12か
ら同期ワード連続検出回数カウント部11に入力される
が、このとき、同期ワード検出部10では同期ワードは
検出されず、同期ワード検出信号SWDは論理値「0」
を示すため、論理値「0」を示す同期ワード連続検出カ
ウント信号SWDCが遅延部12および同期処理状態決
定部13に出力される。
【0052】〔時刻t9 以降〕時刻t9 で、同期ワード
検出部10において、信号S13に含まれる正しい同期
ワードを検出して同期ワード検出信号SWDにパルスが
発生する。そして、同期ワード連続検出回数カウント部
11において、遅延同期ワード連続検出カウント信号S
WDCDLYが示す論理値「2」に「1」が加算され、
カウント値「3」を示す同期ワード連続検出カウント信
号SWDCが遅延部12および同期処理状態決定部13
に出力される。これによって、同期処理状態決定部13
において、同期ワード連続検出カウント信号SWDCが
示すカウント値が同期保護段数である「3」になったと
判断され、同期処理状態決定部13が同期探索状態から
同期確立状態に遷移し、同期信号Syncにパルスが発
生する。
【0053】以上説明したように、同期検出回路4によ
れば、同期ワード検出部10において、同期ワードが検
出された後も継続して同期ワードの検出が行われると共
に、同期ワード連続検出回数カウント部11において、
同期ワード検出信号SWDが論理値「1」の場合に、1
パケット長前の同期ワード連続検出カウント信号SWD
Cのカウント値を示す遅延同期ワード連続検出カウント
信号SWDCDLYのカウント値に対して加算が行われ
る。従って、同期検出回路4によれば、同期ワードと同
じパターンのデータが同期保護回数だけ204バイト間
隔で連続して発生した最初のタイミングを確実に特定す
ることができ、従来技術で説明したような当該タイミン
グの検出を逃す事態を確実に回避できる。その結果、同
期検出回路4によれば、受信信号の同期確立を行うまで
の時間を短縮できると共に、同期ワードのビット数を少
なくできる。また、同期検出回路4によれば、比較的小
規模な回路構成で上述した機能を実現できる。
【0054】次に、図1に示す受信装置1の全体動作を
説明する。復調回路2において、図6(B)に示すスロ
ットデータからなる受信信号S0が復調されて信号S2
が生成され、これがビタビ復号回路3に出力される。次
に、ビタビ復号回路3において、信号S2がビタビ復号
されて信号S3が生成され、これを同期検出回路4に出
力される。次に、図2および図3に示す同期検出回路4
において、信号S3の同期検出を行って同期信号Syn
cが生成され、同期信号Syncおよび信号S3をデイ
ンターリーブ回路5に出力される。
【0055】次に、デインターリーブ回路5において、
同期信号Syncに基づいて、同期信号S3のインター
リーブが解除されて信号S5が生成され、同期信号Sy
ncおよび信号S5がリードソロモン復号回路6に出力
される。次に、リードソロモン復号回路6において、同
期信号Syncに基づいて、信号S5に対してリードソ
ロモン(204,188)復号が行われて信号S6が生
成され、同期信号Syncおよび信号S6がエネルギー
逆拡散回路7に出力される。
【0056】次に、エネルギー逆拡散回路7において、
信号S6のエネルギー逆拡散処理が行われて信号S7が
生成され、同期信号Syncおよび信号S7が後段のM
PEGデコーダなどに出力される。
【0057】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、図6(B)に示す
ようなスロットデータからなるMPEGのパケット方式
を採用した受信信号S0を処理する場合を例示したが、
本発明で扱う信号は、信号内に所定のビット間隔で同期
パターンが配置されたものであれば特に限定されない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信号に含まれる同期ワード(同期パターン)を迅速に検
出できる同期検出装置およびその方法を提供できる。ま
た、本発明によれば、受信信号に含まれる同期ワード
(同期パターン)を迅速に検出できる受信装置およびそ
の方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態の受信装置の構成図であ
る。
【図2】図2は、図1に示す同期検出回路の構成図であ
る。
【図3】図3は、図2に示す同期検出回路の各回路の機
能を説明するための図である。
【図4】図4は、図2および図3に示す同期検出回路の
動作例を説明するための図である。
【図5】図5は、MPEGのトランスポートストリーム
パケットのフォーマットを説明するための図である。
【図6】図6は、衛星放送などで送受信される信号を構
成するスロットデータを説明するための図である。
【図7】図7は、従来の同期処理方法を説明するための
図である。
【図8】図8は、従来の同期処理方法の問題点を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1…受信装置、2…復調回路、3…ビタビ復号回路、4
…同期検出回路、5…デインターリーブ回路、6…リー
ドソロモン復号回路、7…エネルギー逆拡散回路、10
…同期ワード検出部、11…同期ワード連続検出回数カ
ウント部、12…遅延部、13…同期処理状態決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04L 11/20 102F 5K047 7/24 H04N 7/13 Z 9A001 Fターム(参考) 5C020 AA09 AA32 AA37 BA11 BB07 5C025 AA28 BA25 BA27 DA01 DA04 5C059 KK00 MA00 RB02 RB09 RC02 RF07 RF28 SS02 UA34 5K028 AA01 EE03 KK03 MM18 NN01 NN05 NN12 5K030 GA01 HA08 HB02 HB15 JA01 JA05 LA15 5K047 AA02 BB15 CC02 DD02 HH01 HH12 HH21 HH45 MM24 MM26 MM36 MM56 MM62 9A001 CC02 EE04 KK60

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号内に所定のビット間隔で配置された同
    期パターンを検出する同期検出装置において、 前記同期パターンと同じビット数からなるデータを前記
    信号内の位置をビット単位で移動させながら順に特定
    し、当該特定したデータと予め記憶した所定の同期パタ
    ーンと比較する比較回路と、 前記所定のビット間隔で連続して配置された所定数の前
    記特定したデータについての全ての前記比較の結果が一
    致を示したときに、当該特定したデータを前記同期パタ
    ーンとして用いて同期を確立する同期処理回路とを有す
    る同期検出装置。
  2. 【請求項2】前記信号は、所定のビット長の複数のパケ
    ットから構成され、 前記同期パターンは、前記パケットの先頭に配置されて
    いる請求項1に記載の同期検出装置。
  3. 【請求項3】信号内に所定のビット間隔で配置された同
    期パターンを検出する同期検出装置において、 前記同期パターンと同じビット数からなるデータを前記
    信号内の位置をビット単位で移動させながら順に特定
    し、当該特定したデータと予め記憶した所定の同期パタ
    ーンと比較する比較回路と、 前記比較回路の比較の結果が一致を示したときに、入力
    した第1のカウント値に対して所定値を加算あるいは減
    算した第2のカウント値を生成するカウント回路と、 前記第2のカウント値を入力し、当該入力した第2のカ
    ウント値を前記所定のビット間隔に応じた時間だけ遅延
    して前記第1のカウント値として出力する遅延回路と、 前記第2のカウント値に基づいて同期確立の有無を決定
    する同期処理状態決定回路とを有する同期検出装置。
  4. 【請求項4】前記比較回路は、前記同期パターンと同じ
    ビット数からなり、前記信号をシフト移動するシフトレ
    ジスタを有し、 前記シフトレジスタに記憶されたデータと予め記憶した
    所定の同期パターンとを比較する請求項3に記載の同期
    検出装置。
  5. 【請求項5】前記遅延回路は、前記所定のビット間隔に
    応じたビット長のFIFO回路であり、 前記入力した第2のカウント値を入力順に前記第1のカ
    ウント値として出力する請求項3に記載の同期検出装
    置。
  6. 【請求項6】前記カウント回路は、前記比較回路の比較
    の結果が不一致を示したときに、第2のカウント値に初
    期値を設定する請求項3に記載の同期検出装置。
  7. 【請求項7】前記信号は、所定のビット長の複数のパケ
    ットから構成され、 前記同期パターンは、前記パケットの先頭に配置されて
    いる請求項3に記載の同期検出装置。
  8. 【請求項8】受信信号内に所定のビット間隔で配置され
    た同期パターンの検出を行って同期信号を生成する同期
    検出回路と、 前記同期信号に基づいて、前記受信信号を処理する処理
    回路とを有する受信装置において、 前記同期検出回路は、 前記同期パターンと同じビット数からなるデータを前記
    受信信号内の位置をビット単位で移動させながら順に特
    定し、当該特定したデータと予め記憶した所定の同期パ
    ターンと比較する比較回路と、 前記所定のビット間隔で連続して配置された所定数の前
    記特定したデータについての全ての前記比較の結果が一
    致を示したときに、当該特定したデータを前記同期パタ
    ーンとして用いて前記同期信号を生成する同期処理回路
    とを有する受信装置。
  9. 【請求項9】受信信号内に所定のビット間隔で配置され
    た同期パターンの検出を行って同期信号を生成する同期
    検出回路と、 前記同期信号に基づいて、前記受信信号を処理する処理
    回路とを有する受信装置において、 前記同期検出回路は、 前記同期パターンと同じビット数からなるデータを前記
    受信信号内の位置をビット単位で移動させながら順に特
    定し、当該特定したデータと予め記憶した所定の同期パ
    ターンと比較する比較回路と、 前記比較回路の比較の結果が一致を示したときに、入力
    した第1のカウント値に対して所定値を加算あるいは減
    算した第2のカウント値を生成するカウント回路と、 前記第2のカウント値を入力し、当該入力した第2のカ
    ウント値を前記所定のビット間隔に応じた時間だけ遅延
    して前記第1のカウント値として出力する遅延回路と、 前記第2のカウント値に基づいて同期確立の有無を決定
    し、当該決定に基づいて前記同期信号を生成する同期処
    理状態決定回路とを有する受信装置。
  10. 【請求項10】信号内に所定のビット間隔で配置された
    同期パターンを検出する同期検出方法において、 前記同期パターンと同じビット数からなるデータを前記
    信号内の位置をビット単位で移動させながら順に特定
    し、 当該特定したデータと予め記憶した所定の同期パターン
    と比較し、 前記所定のビット間隔で連続して配置された所定数の前
    記特定したデータについての全ての前記比較の結果が一
    致を示したときに、当該特定したデータを前記同期パタ
    ーンとして用いて同期を確立する同期検出方法。
  11. 【請求項11】信号内に所定のビット間隔で配置された
    同期パターンを検出する同期検出方法において、 前記同期パターンと同じビット数からなるデータを前記
    信号内の位置をビット単位で移動させながら順に特定
    し、 当該特定したデータと予め記憶した所定の同期パターン
    と比較し、 前記比較回路の比較の結果が一致を示したときに、第1
    のカウント値に対して所定値を加算あるいは減算した第
    2のカウント値を生成し、 前記第2のカウント値を前記所定のビット間隔に応じた
    時間だけ遅延して前記第1のカウント値とし、 前記第2のカウント値に基づいて同期確立の有無を決定
    する同期検出方法。
  12. 【請求項12】受信信号内に所定のビット間隔で配置さ
    れた同期パターンの検出を行って同期信号を生成し、当
    該同期信号に基づいて、前記受信信号を処理する受信方
    法において、 前記同期パターンと同じビット数からなるデータを前記
    受信信号内の位置をビット単位で移動させながら順に特
    定し、 当該特定したデータと予め記憶した所定の同期パターン
    と比較し、 前記所定のビット間隔で連続して配置された所定数の前
    記特定したデータについての全ての前記比較の結果が一
    致を示したときに、当該特定したデータを前記同期パタ
    ーンとして用いて前記同期信号を生成する受信方法。
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