JP2001223462A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents
プリント配線板の製造方法Info
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Abstract
る。 【解決手段】 半田ペースト75a、75bをリフロー
して半田バンプ76a、76bを形成した後に、導電性
接続ピン96の固定部98を半田バンプ76bに当接さ
せ、再びリフローをして導電性接続ピン96を取り付け
ている。これにより、導電性接続ピン96を取り付ける
際のリフローによる半田のずり上がりを防ぎ、なおか
つ、半田ペースト75a、75b内に形成された気泡を
抜き取ることができる。よって、プリント配線板の接続
信頼性を向上させることが可能となる。
Description
が配設されたプリント配線板の製造方法に関するもので
ある。
固定方法について説明する。まず、ソルダーレジスト2
70の開口部271内のパッド258に半田ペースト2
75γを印刷する(図9(A))。次に、該半田ペース
ト275の上に、図示しない治具により導電性接続ピン
296を位置決めする(図9(B))。そして、リフロ
ーすることで、半田ペーストを溶融して半田275と
し、該パッド258上に導電性接続ピン296を固定す
る(図9(C))。
集積化に伴い、小型の導電性接続ピンが用いられるよう
になっている。このため、上述した方法では、導電性接
続ピン296を取り付けてリフローした際に、半田27
5が表面張力によって、導電性接続ピン296の固定部
296aと接続部296bとの直角部分までずり上がる
ことがあった(図9(C))。これにより、該プリント
配線板に載置されたICチップをドータボード等に接続
するため、導電性接続ピンをドータボードのソケットに
装填する際に、接続部296bがソケットへ嵌入せず、
接続不良が発生することがあった。更に、固定部296
aへずり上がった半田により短絡を引き起こすことがあ
った。
時点で、気泡275βが紛れ込み、リフローの際にも気
泡275βが抜けずに、そのまま半田275内に残るこ
とがあった。半田内に残留した気泡275βは、電子部
品の動作時に発生した熱により、拡散あるいは膨張した
りする。それにより、導電性接続ピン296との接続強
度が弱くなり、接続性、信頼性に影響を与えることがあ
った。また、最悪の場合には、ソケットの抜き差しにお
いてピンが外れることがあった。
するため半田ペーストの充填量を減らしてみたが、導電
性接続ピンとの接続強度が低下してしまい、望ましい結
果を得ることができなかった。
なされたものであり、その目的は、接続信頼性を高めた
プリント配線板を提供することにある。
め、請求項1の発明では、少なくとも以下(a)〜
(d)の工程を備えることを技術的特徴とするプリント
配線板の製造方法にある:(a)プリント配線板の表層
の開口に、半田ペーストを充填する工程;(b)前記半
田ペーストをリフローして半田バンプを形成する工程;
(c)前記半田バンプと当接するように導電性接続ピン
を載置する工程;(d)前記半田バンプが溶融する温度
を加え、前記半田バンプを介して前記導電性接続ピンを
取り付ける工程。
用の半田パッド開口部を有し、下面には、外部接続用半
田パッド開口部を有するプリント配線板において、少な
くとも以下(a)〜(d)の工程を備えることを技術的
特徴とするプリント配線板の製造方法:(a)上面、下
面の半田パッドの開口部に、半田ペーストを充填する工
程;(b)前記半田ペーストをリフローして上面及び下
面に半田バンプを形成する工程;(c)前記下面の半田
バンプと当接するように導電性接続ピンを載置する工
程;(d)前記半田バンプが溶融する温度を加え、前記
半田バンプを介して前記導電性接続ピンを取り付ける工
程。
パッド開口部を有し、下面には、外部接続用半田パッド
開口部を有するプリント配線板において、少なくとも以
下(a)〜(f)の工程を備えることを技術的特徴とす
るプリント配線板の製造方法:(a)上面、あるいは、
下面の半田パッドの開口部に、半田ペーストを充填する
工程;(b)前記半田ペーストをリフローして上面、あ
るいは、下面に半田バンプを形成する工程;(c)前記
(a)工程の反対面の半田パッドの開口部に、半田ペー
ストを充填する工程;(d)前記半田ペーストをリフロ
ーして前記反対面に半田バンプを形成する工程;(e)
前記下面の半田バンプと当接するように導電性接続ピン
を載置する工程;(f)前記半田バンプが溶融する温度
を加え、前記半田バンプを介して前記導電性接続ピンを
取り付ける工程。
ーして半田バンプを形成した後に、導電性接続ピンを半
田バンプに当接させ、再びリフローをして導電性接続ピ
ンを取り付けている。半田ペーストをリフローして半田
バンプを形成した際に、半田ペースト内に形成された気
泡を抜き取ることができる。また、半田バンプを形成し
た後に、再びリフローをして導電性接続ピンを取り付け
ているため、リフローの際の導電性接続ピンへの半田の
ずり上がりを防ぐことができる。このため、プリント配
線板の接続信頼性を向上させることが可能となる。
Pb、Sn/Sb、Sn/Ag又はSn/Sb/Pbを
用いている。それにより、接着強度のバラツキも小さ
く、ヒートサイクル条件下やICチップの実装の熱によ
っても、導電性接続ピンの接着強度の低下もなく、ピン
の脱落、傾きを引き起こさず、電気的接続も確保するこ
とが可能となる。
る温度として、180〜280℃を加えている。これに
より、適切に半田バンプを形成することが可能となる。
として、180〜280℃を加えている。それにより、
導電性接続ピンを適切に半田バンプに取り付けることが
可能となる。
は、上面の半田ペーストの融点よりも高いため、ICチ
ップ等の電子部品を上面の半田パッドに取り付けるため
リフローした際にも下面の半田パッドが溶融して導電性
接続ピンがずれることがない。
リント配線板の製造方法について図を参照して説明す
る。先ず、本発明の第1実施形態に係るプリント配線板
10の構成について、図6を参照して説明する。図6
は、本発明の第1実施形態に係るプリント配線板10の
断面図を示している。
コア基板30とビルドアップ配線層80A、80Bとか
らなる。ビルドアップ配線層80A、80Bは、層間樹
脂絶縁層50、150からなる。層間樹脂絶縁層50に
は、バイアホール60および導体回路58が形成され、
層間樹脂絶縁層150には、バイアホール160および
導体回路158が形成されている。層間樹脂絶縁層15
0の上には、開口部71U、71Dが形成されたソルダ
ーレジスト層70が配設されている。
1Dを介して、開口部71U側のバイアホール160に
は、ICチップ(図示せず)への接続用の半田バンプ7
6aが形成されている。また、もう一方の開口部71D
側のバイアホール160には、導電性接着剤となる半田
バンプ76bを介して、ドータボード(図示せず)への
接続用の導電性接続ピン96が接続されている。
ト配線板の製造方法について説明する。ここでは、第1
実施形態のプリント配線板の製造方法に用いる、A.層
間樹脂絶縁層用樹脂フィルム、B.樹脂充填剤について
説明する。
9、油化シェルエポキシ社製エピコート1001)30
重量部、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキ
シ当量215、大日本インキ化学工業社製 エピクロン
N−673)40重量部、トリアジン構造含有フェノー
ルノボラック樹脂(フェノール性水酸基当量120、大
日本インキ化学工業社製 フェノライトKA−705
2)30重量部をエチルジグリコールアセテート20重
量部、ソルベントナフサ20重量部に攪拌しながら加熱
溶解させ、そこへ末端エポキシ化ポリブタジエンゴム
(ナガセ化成工業社製 デナレックスR−45EPT)
15重量部と2−フェニル−4、5−ビス(ヒドロキシ
メチル)イミダゾール粉砕品1.5重量部、微粉砕シリ
カ2重量部、シリコン系消泡剤0.5重量部を添加しエ
ポキシ樹脂組成物を調製する。得られたエポキシ樹脂組
成物を厚さ38μmのPETフィルム上に乾燥後の厚さ
が50μmとなるようにロールコーターを用いて塗布し
た後、80〜120℃で10分間乾燥させることによ
り、層間樹脂絶縁層用樹脂フィルムを作製する。
製、分子量:310、YL983U)100重量部、表
面にシランカップリング剤がコーティングされた平均粒
径が1.6μmで、最大粒子の直径が15μm以下のS
iO2 球状粒子(アドテック社製、CRS 1101−
CE)170重量部およびレベリング剤(サンノプコ社
製 ペレノールS4)1.5重量部を容器にとり、攪拌
混合することにより、その粘度が23±1℃で45〜4
9Pa・sの樹脂充填剤を調製する。なお、硬化剤とし
て、イミダゾール硬化剤(四国化成社製、2E4MZ−
CN)6.5重量部を用いる。
ト配線板の製造方法について、図1〜図6を参照して説
明する。
脂またはBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂からな
る基板30の両面に18μmの銅箔32がラミネートさ
れている銅張積層板30Aを出発材料とする(図1
(A)参照)。まず、この銅貼積層板30Aをドリル削
孔し、無電解めっき処理を施し、パターン状にエッチン
グすることにより、基板30の両面に下層導体回路34
とスルーホール36を形成する(図1(B)参照)。
路34を形成した基板30を水洗いし、乾燥した後、N
aOH(10g/l)、NaClO2 (40g/l)、
Na3PO4 (6g/l)を含む水溶液を黒化浴(酸化
浴)とする黒化処理、および、NaOH(10g/
l)、NaBH4 (6g/l)を含む水溶液を還元浴と
する還元処理を行い、スルーホール36を含む下層導体
回路34の全表面に粗化面34αを形成する(図1
(C)参照)。
した後、下記の方法により調製後24時間以内に、スル
ーホール36内、および、基板30の片面の下層導体回
路34非形成部に樹脂充填剤40の層を形成する。すな
わち、まず、スルーホール36に相当する部分が開口し
たマスクを基板30上に載置し、スキージを用いてスル
ーホール36内に樹脂充填剤40を押し込んだ後、10
0℃、20分の条件で乾燥させる。次に、スキージを用
いて凹部となっている下層導体回路34非形成部に樹脂
充填剤40の層を形成し、100℃、20分の条件で乾
燥させる(図1(D)参照)。
の片面を、#600のベルト研磨紙(三共理化学製)を
用いたベルトサンダー研磨により、下層導体回路34の
表面やスルーホール36のランド36a表面に樹脂充填
剤40が残らないように研磨し、次いで、上記ベルトサ
ンダー研磨による傷を取り除くためのバフ研磨を行う。
このような一連の研磨を基板30の他方の面についても
同様に行う(図2(A)参照)。次いで、100℃で1
時間、150℃で1時間の加熱処理を行って樹脂充填剤
40を硬化させる。
導体回路34非形成部に形成された樹脂充填材40の表
層部および下層導体回路34の表面を平坦化し、樹脂充
填材40と下層導体回路34及びスルーホール36とが
粗化面34αを介して強固に密着した絶縁性基板を得
る。すなわち、この工程により、樹脂充填剤40の表面
と下層導体回路34の表面とが同一平面となる。
後、ソフトエッチングし、次いで、エッチング液を基板
30の両面にスプレイで吹きつけて、下層導体回路34
の表面とスルーホール36のランド36a表面とをエッ
チングすることにより、下層導体回路34の全表面に粗
化面42を形成する(図2(B)参照)。エッチング液
としては、イミダゾール銅(II)錯体10重量部、グ
リコール酸7重量部、塩化カリウム5重量部からなるエ
ッチング液(メック社製、メックエッチボンド)を使用
する。
板30より少し大きめの層間樹脂絶縁層用樹脂フィルム
を基板30上に載置し、圧力4kgf/cm2 、温度8
0℃、圧着時間10秒の条件で仮圧着して裁断した後、
さらに、以下の方法により真空ラミネーター装置を用い
て貼り付けることにより層間樹脂絶縁層50を形成する
(図2(C)参照)。すなわち、層間樹脂絶縁層用樹脂
フィルムを基板30上に、真空度0.5Torr、圧力
4kgf/cm2 、温度80℃、圧着時間60秒の条件
で本圧着し、その後、170℃で30分間熱硬化させ
る。
さ1.2mmの貫通孔51aが形成されたマスク51を
介して、波長10.4μmのCO2 ガスレーザにて、ビ
ーム径4.0mm、トップハットモード、パルス幅8.
0μ秒、マスクの貫通孔の径1.0mm、1ショットの
条件で層間樹脂絶縁層50に、直径80μmのバイアホ
ール用開口52を形成する(図2(D)参照)。
基板30を、60g/lの過マンガン酸を含む80℃の
溶液に10分間浸漬し、層間樹脂絶縁層50の表面に存
在するエポキシ樹脂粒子を溶解除去することにより、バ
イアホール用開口51の内壁を含む層間樹脂絶縁層50
の表面に粗化面50αを形成する(図3(A)参照)。
を、中和溶液(シプレイ社製)に浸漬してから水洗いす
る。さらに、粗面化処理(粗化深さ3μm)した該基板
30の表面に、パラジウム触媒を付与することにより、
層間樹脂絶縁層50の表面およびバイアホール用開口5
2の内壁面に触媒核を付着させる。
き水溶液中に基板30を浸漬して、粗化面50α全体に
厚さ0.6〜3.0μmの無電解銅めっき膜53を形成
する(図3(B)参照)。 〔無電解めっき水溶液〕 NiSO4 0.003 mol/l 酒石酸 0.200 mol/l 硫酸銅 0.030 mol/l HCHO 0.050 mol/l NaOH 0.100 mol/l α、α′−ビピリジル 40 mg/l ポリエチレングリコール(PEG) 0.10 g/l 〔無電解めっき条件〕35℃の液温度で40分
電解銅めっき膜53に貼り付け、マスクを載置して、1
00mJ/cm2 で露光し、0.8%炭酸ナトリウム水
溶液で現像処理することにより、厚さ30μmのめっき
レジスト55を設ける。ついで、基板30を50℃の水
で洗浄して脱脂し、25℃の水で水洗後、さらに硫酸で
洗浄してから、以下の条件で電解銅めっきを施し、厚さ
20μmの電解銅めっき膜56を形成する(図3(C)
参照)。 〔電解めっき水溶液〕 硫酸 2.24 mol/l 硫酸銅 0.26 mol/l 添加剤 19.5 ml/l (アトテックジャパン社製、カパラシドHL) 〔電解めっき条件〕 電流密度 1 A/dm2 時間 65 分 温度 22±2 ℃
Hで剥離除去した後、そのめっきレジスト55下の無電
解めっき膜53を硫酸と過酸化水素の混合液でエッチン
グ処理して溶解除去し、無電解銅めっき膜53と電解銅
めっき膜56からなる厚さ18μmの導体回路58(バ
イアホール60を含む)を形成する(図3(D)参
照)。
銅錯体と有機酸とを含有するエッチング液によって、導
体回路58の表面に粗化面58αを形成する(図4
(A)参照)。
り返すことにより、さらに上層に、層間樹脂絶縁層15
0及び導体回路158(バイアホール160を含む)を
形成し、多層配線板を得る(図4(B)参照)。
チルエーテル(DMDG)に60重量%の濃度になるよ
うに溶解させた、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(日本化薬社製)のエポキシ基50%をアクリル化した
感光性付与のオリゴマー(分子量:4000)46.6
7重量部、メチルエチルケトンに溶解させた80重量%
のビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェル社製、
商品名:エピコート1001)15.0重量部、イミダ
ゾール硬化剤(四国化成社製、商品名:2E4MZ−C
N)1.6重量部、感光性モノマーである2官能アクリ
ルモノマー(日本化薬社製、商品名:R604)4.5
重量部、同じく多価アクリルモノマー(共栄化学社製、
商品名:DPE6A)1.5重量部、分散系消泡剤(サ
ンノプコ社製、S−65)0.71重量部を容器にと
り、攪拌、混合して混合組成物を調製し、この混合組成
物に対して光重合開始剤としてベンゾフェノン(関東化
学社製)2.0重量部、光増感剤としてのミヒラーケト
ン(関東化学社製)0.2重量部、を加えることによ
り、粘度を25℃で2.0Pa・sに調整したソルダー
レジスト組成物を得る。なお、粘度測定は、B型粘度計
(東京計器社製、DVL−B型)で60rpmの場合は
ローターNo.4、6rpmの場合はローターNo.3
によった。
記ソルダーレジスト組成物を20μmの厚さで塗布し、
70℃で20分間、70℃で30分間の条件で乾燥処理
を行った後、ソルダーレジスト開口部71U、71Dの
パターンが描画された厚さ5mmのフォトマスクをソル
ダーレジスト層70に密着させて1000mJ/cm2
の紫外線で露光し、DMTG溶液で現像処理し、200
μmの直径の開口を形成する。そして、さらに、80℃
で1時間、100℃で1時間、120℃で1時間、15
0℃で3時間の条件でそれぞれ加熱処理を行ってソルダ
ーレジスト層70を硬化させ、開口71U、71Dを有
し、その厚さが20μmのソルダーレジスト層70を形
成する(図4(C)参照)。上記ソルダーレジスト組成
物としては、市販のソルダーレジスト組成物を使用する
こともできる。
形成した基板を、塩化ニッケル(2.3×10-1mol
/l)、次亜リン酸ナトリウム(2.8×10-1mol
/l)、クエン酸ナトリウム(1.6×10-1mol/
l)を含むpH=4.5の無電解ニッケルめっき液に2
0分間浸漬して、開口部71U、71Dに厚さ5μmの
ニッケルめっき層72を形成する。さらに、その基板を
シアン化金カリウム(7.6×10-3mol/l)、塩
化アンモニウム(1.9×10-1mol/l)、クエン
酸ナトリウム(1.2×10-1mol/l)、次亜リン
酸ナトリウム(1.7×10-1mol/l)を含む無電
解金めっき液に80℃の条件で7.5分間浸漬して、ニ
ッケルめっき層72上に、厚さ0.03μmの金めっき
層74を形成する(図4(D)参照)。
ソルダーレジスト層70の開口71Uに、スズ−鉛を含
有する半田ペースト75aを印刷し、さらに他方の面の
ソルダーレジスト層70の開口71Dに、スズ−アンチ
モンを含有する半田ペースト75bを印刷する(図5
(A)参照)。ここで、半田ペーストとしてSn/P
b、Sn/Sb、Sn/Ag又はSn/Sb/Pbを用
いるのが好ましい。それにより、接着強度のバラツキも
小さく、ヒートサイクル条件下やICチップの実装の熱
によっても、導電性接続ピンの接着強度の低下もなく、
ピンの脱落、傾きを引き起こさず、電気的接続も確保す
ることが可能となる。
〜2分間でリフローを行うことによりソルダーレジスト
層70の開口71Uに半田バンプ76aを形成し、もう
一方の開口71Dに半田バンプ76bを形成する(図5
(B)参照)。このとき、半田ペースト内に形成された
気泡を抜くことができる。半田ペーストをリフローする
温度としては、180〜280℃を加えることが好まし
い。それにより、適切に半田バンプ76bを形成するこ
とが可能となる。半田ペーストをリフローする温度は、
半田組成により異なり、半田の融点により設定する。融
点+0〜+30℃の温度が望ましい。
当なピン保持装置に取り付けて支持し、導電性接続ピン
96の固定部98を開口部71D内の半田バンプ76b
に当接させる(図5(C)参照)。
〜2分間でリフローを行うことにより導電性接続ピン9
6を半田バンプ76bに固定する。それにより、図9
(C)を参照して上述した従来技術でのリフロー時の導
電性接続ピン96への半田のずり上がりを防ぐことがで
き、導電性接続ピン96を適切に取り付ける(半田付
け)ことが可能となる。なお、半田バンプ76bを溶融
させる温度として、180〜280℃が好ましい。以上
の工程により、導電性接続ピン96を有するプリント配
線板10を得ることができる(図6参照)。
リント配線板の製造方法について、図7及び図8を参照
して説明する。ここで、半田パッドの形成以前の(1)
〜(17)工程は、図1〜図5を参照して上述した第1
実施形態と同様であるため説明を省略する。
する上面のソルダーレジスト層70の開口71Uに、ス
ズ−鉛を含有する半田ペースト75aを印刷する(図7
(A)参照)。
〜2分間でリフローを行うことによりソルダーレジスト
層70の上面の開口71Uに半田バンプ76aを形成す
る(図7(B)参照)。
ルダーレジスト層70の開口71Dに、スズ−アンチモ
ンを含有する半田ペースト75bを印刷する(図7
(C)参照)。 (21)次に、温度250℃、時間30秒〜2分間でリ
フローを行うことによりソルダーレジスト層70の下面
の開口71Dに半田バンプ76bを形成する(図8
(A)参照)。このとき、半田ペースト内に形成された
気泡を抜くことができる。
当なピン保持装置に取り付けて支持し、導電性接続ピン
96の固定部98を開口部71D内の半田バンプ76b
に当接させる(図8(B)参照)。
〜2分間でリフローを行うことにより導電性接続ピン9
6を半田バンプ76bに固定する。それにより、図9
(C)を参照して上述した従来技術でのリフロー時の導
電性接続ピン96への半田のずり上がりを防ぐことがで
き、導電性接続ピン96を適切に取り付ける(半田付
け)ことが可能となる。
トをリフローして半田バンプを形成した後に、導電性接
続ピンを半田バンプに当接させ、再びリフローをして導
電性接続ピンを取り付けている。半田ペーストをリフロ
ーして半田バンプを形成した際に、半田ペースト内に形
成された気泡を抜き取ることができる。また、半田バン
プを形成した後に、再びリフローをして導電性接続ピン
を取り付けているため、リフローの際の導電性接続ピン
への半田のずり上がりを防ぐことができる。このため、
プリント配線板の接続信頼性を向上させることが可能と
なる。
明の第1実施形態に係るプリント配線板の製造工程図で
ある。
明の第1実施形態に係るプリント配線板の製造工程図で
ある。
明の第1実施形態に係るプリント配線板の製造工程図で
ある。
明の第1実施形態に係るプリント配線板の製造工程図で
ある。
実施形態に係るプリント配線板の製造工程図である。
断面図である。
実施形態に係るプリント配線板の製造工程図である。
に係るプリント配線板の製造工程図である。
るプリント配線板の導電性接続ピンを固定する際の工程
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも以下(a)〜(d)の工程を
備えることを特徴とするプリント配線板の製造方法: (a)プリント配線板の表層の開口に、半田ペーストを
充填する工程; (b)前記半田ペーストをリフローして半田バンプを形
成する工程; (c)前記半田バンプと当接するように導電性接続ピン
を載置する工程; (d)前記半田バンプが溶融する温度を加え、前記半田
バンプを介して前記導電性接続ピンを取り付ける工程。 - 【請求項2】 上面に電子部品接続用の半田パッド開口
部を有し、下面には、外部接続用半田パッド開口部を有
するプリント配線板において、少なくとも以下(a)〜
(d)の工程を備えることを特徴とするプリント配線板
の製造方法: (a)上面、下面の半田パッドの開口部に、半田ペース
トを充填する工程; (b)前記半田ペーストをリフローして上面及び下面に
半田バンプを形成する工程; (c)前記下面の半田バンプと当接するように導電性接
続ピンを載置する工程; (d)前記半田バンプが溶融する温度を加え、前記半田
バンプを介して前記導電性接続ピンを取り付ける工程。 - 【請求項3】 上面に電子部品接続用の半田パッド開口
部を有し、下面には、外部接続用半田パッド開口部を有
するプリント配線板において、少なくとも以下(a)〜
(f)の工程を備えることを特徴とするプリント配線板
の製造方法: (a)上面、あるいは、下面の半田パッドの開口部に、
半田ペーストを充填する工程; (b)前記半田ペーストをリフローして上面、あるい
は、下面に半田バンプを形成する工程; (c)前記(a)工程の反対面の半田パッドの開口部
に、半田ペーストを充填する工程; (d)前記半田ペーストをリフローして前記反対面に半
田バンプを形成する工程; (e)前記下面の半田バンプと当接するように導電性接
続ピンを載置する工程; (f)前記半田バンプが溶融する温度を加え、前記半田
バンプを介して前記導電性接続ピンを取り付ける工程。 - 【請求項4】 前記半田ペーストとしてSn/Pb、S
n/Sb、Sn/Ag又はSn/Sb/Pbを用いるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のプリ
ント配線板の製造方法。 - 【請求項5】 前記半田ペーストをリフローする温度と
して、180〜280℃を加えることを特徴とする請求
項1〜3のいずれか1に記載のプリント配線板の製造方
法。 - 【請求項6】 前記半田バンプが溶融する温度として、
180〜280℃を加えることを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1に記載のプリント配線板の製造方法。 - 【請求項7】 前記上面の半田ペーストと前記下面の半
田ペーストは、組成が異なり、かつ、下面の半田ペース
トの融点は、上面の半田ペーストの融点よりも高いこと
を特徴とする請求項2又は3に記載のプリント配線板の
製造方法。
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