JP2001223412A - リードヘッド素子及びその製造方法 - Google Patents

リードヘッド素子及びその製造方法

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JP2001223412A
JP2001223412A JP2000031331A JP2000031331A JP2001223412A JP 2001223412 A JP2001223412 A JP 2001223412A JP 2000031331 A JP2000031331 A JP 2000031331A JP 2000031331 A JP2000031331 A JP 2000031331A JP 2001223412 A JP2001223412 A JP 2001223412A
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metal protective
forming
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JP2000031331A
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Makoto Iijima
誠 飯島
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードヘッド素子及びその製造方法に関し、
プロセス中で受ける酸化に対する耐性を向上してリード
端子の接触抵抗の増大を抑制するとともに、ドライプロ
セスに対する耐性も向上する。 【解決手段】 巨大磁気抵抗効果膜1を構成する反強磁
性層2上に、相互拡散防止膜4を介して、耐酸化性を有
する金属保護膜5或いは酸化物が導電性を有する金属保
護膜5のいずれかを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリードヘッド素子及
びその製造方法に関するものであり、特に、ハードディ
スクドライブ(HDD)等の磁気記録装置の再生ヘッド
(リードヘッド)に用いるオーバーレイド構造の磁気抵
抗効果素子におけるリード端子の製造過程に依存する接
触抵抗の増大を抑制するための保護膜の構成に特徴のあ
るリードヘッド素子及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの外部記憶装置であ
るハードディスク装置等の小型化,大容量化の要請の高
まりに伴い、磁気記録媒体面の磁気ビットサイズ及び磁
気記録媒体からの漏洩時速の微小化が進行しており、こ
の様な微小磁界を感度良く検出するために、高感度の巨
大磁気抵抗(GMR:Giant Magnetore
sistance)膜として、スピンバルブ(SV:S
pin Valve)構造が実用化されている。
【0003】ここで、図6を参照して、従来のスピンバ
ルブ膜を用いたリードヘッド素子を説明する。 図6(a)参照 図6(a)は、従来のリードヘッド素子の概略的断面図
であり、スライダーの母体となるAl2 3 −TiC基
板上に、Al2 3 膜を介してNiFe合金等からなる
下部磁気シールド層(いずれも図示せず)を設け、Al
2 3 等の下部リードギャップ層31上に下地となるT
a層32を介して、NiFeフリー層33、CoFeB
フリー層34、Cu中間層35、CoFeBピンド層4
6、及び、PdPtMn反強磁性層47からなるスピン
バルブ膜を設け、このスピンバルブ膜上にPdPtMn
反強磁性層47をプロセス中の大気暴露や薬液からの浸
食を防ぐ目的で、TaやTi等の反強磁性層と合金を作
りにくい保護膜、ここでは、Ta膜38を設ける。
【0004】次いで、スピンバルブ膜を所定の形状にパ
ターニングしたのち、スピンバルブ膜の両端に、感度向
上及びバルクハウゼンノイズ除去のためにCoCrPt
等の高保磁力膜からなる磁区制御膜39を設けてNiF
eフリー層33及びCoFeBフリー層34を単一の磁
区とし、次いで、W/Ti/Ta多層膜等からなる導電
膜を堆積させてリード端子40を形成する。次いで、図
示を省略するものの、再び、Al2 3 等の上部リード
ギャップ層を介してNiFe合金等からなる上部磁気シ
ールド層を設けることによって、リードヘッド素子の基
本構成が完成する。
【0005】このリードヘッドにおける再生原理は、磁
気記録媒体等から外部磁場が印加された場合、磁化が固
定されていない強磁性体層、即ち、フリー(free)
層の磁化方向が外部磁場に一致して自由に回転するた
め、磁化が固定された強磁性体層、即ち、ピンド(pi
nned)層の磁化方向と角度差を生ずることになる。
【0006】この角度差に依存して伝導電子のスピンに
依存した散乱が変化し、電気抵抗値が変化するので、こ
の電気抵抗値の変化をリード端子40から定電流のセン
ス電流を流すことによって電圧値の変化として検出する
ことによって、外部磁場の状況、即ち、磁気記録媒体か
らの信号磁場を取得するものであり、このスピンバルブ
膜を用いたリードヘッドの磁気抵抗変化率は約5%程度
となる。
【0007】また、この様な磁気抵抗効果素子によっ
て、磁気記録媒体上に微細な幅で書き込まれたトラック
からの信号を、隣接するトラックの影響を受けずに読み
込むためにはリードヘッドのコア幅wを磁気記録媒体に
記録されたトラック幅よりも狭く形成する必要があが、
一般的な見方では、40Gbit/inch2 (≒6.
2Gbit/cm2 )の記録密度を実現するためには磁
気記録媒体に記録されるトラックの幅は0.3μmにな
ると予想されている。
【0008】図6(b)参照 図6(b)は、この様な狭トラック幅化に対応するため
にコア幅をより狭くした従来のリードヘッド素子の概略
的断面図であり、コア幅が異なるだけで、その他の構成
は図6(a)のリードヘッド素子と全く同様である。
【0009】しかし、スピンバルブ膜の両側の磁区制御
膜39の接する近傍の領域の磁化が、磁区制御膜39か
らの強力な磁界により固着されてしまうため、フリー層
の両端部の0.1〜0.2μm程度は磁気記録媒体から
の磁界に対する反応が鈍くなる不感帯41となり、実効
的なコア幅は、外観的なコア幅より0.2〜0.4μm
程度小さくなってしまう。
【0010】この不感帯41での磁気抵抗変化は小さ
く、図6(b)に示すように狭コア幅化した場合には外
部磁界に対して抵抗変化を示す実効コア幅が不感帯41
に比べて小さくなってしまうので、狭コア幅化に伴って
相対的な感度が低下するという問題がある。
【0011】現在、この様な不感帯41に伴う感度の低
下を回避するために、オーバーレイド構造の研究がなさ
れているので、この様なオーバーレイド構造を採用した
リードヘッド素子を図7を参照して説明する。 図7(a)参照 図7(a)は、オーバーレイド構造のリードヘッド素子
の概略的断面図であり、基本的構成は図6(a)のリー
ドヘッド素子と同様であるが、この様なオーバーレイド
構造のリードヘッド素子の場合には、リード電極40の
間隔に比べて、磁区制御膜39の間隔を広くとる構造、
即ち、オーバーレイド構造を採用したものであり、スピ
ンバルブ膜の横方向の長さを充分に確保した上で磁区制
御膜39の間の距離を保ち、なおかつ、リード端子40
の間の距離を短くすることができる。
【0012】この様なオーバーレイド構造にすることに
よって、不感帯41が再生出力を検出するリード端子4
0から遠ざかるため、不感帯41は動作部位から追い出
されてセンス電流42が流れず、その結果、磁気記録媒
体の磁界にスピンバルブ膜が十分反応して効率良く出力
を取り出すことができるため、感度が向上することにな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オーバーレイ
ド構造の磁気抵抗効果素子においても、スピンバルブ膜
からリードヘッド素子を形成するためには、複数回にわ
たるレジストパターンの形成、イオンミリング、反応性
イオンエッチング等のドライプロセスなどを経るため、
スピンバルブ膜を保護するために設けたTa膜38の表
面が酸化されて金属酸化物、即ち、Ta2 5 膜が生成
されて、リード端子40からスピンバルブ膜に流れるべ
きセンス電流42が不感帯41を流れるという問題があ
るので、図7(b)を参照して、この事情を説明する。
【0014】図7(b)参照 図に示すように、リードヘッド素子の形成工程におい
て、Ta膜38の表面にTa2 5 膜43が形成され、
スピンバルブ膜とリード端子40との間の接触抵抗が増
大するので、センス電流42は、磁区制御膜39の近傍
からリード端子40の先端部までの不定の区間を通して
流れることになり、その結果、不感帯41を通過する電
流が増加し、リードヘッド素子の感度低下につながる虞
がある。
【0015】また、現状におけるスピンバルブ膜の最表
面には、Ta或いはTiからなる保護膜が用いられてい
るが、上述のように、リード端子40を形成するための
電極膜としても同様の材料が用いられており、ドライ・
エッチングによるリード端子のパターニングの際には、
オーバーエッチングにより、スピンバルブ膜を構成する
反強磁性層がプロセスに晒されることになり、プロセス
マージンを狭くす要因となるという問題もある。
【0016】一方、林,et.al.は、スピンバルブ
膜を保護するために、金属層/酸化物層の二層構造から
なる保護膜を用いることを提案している(必要ならば、
特開平10−313138号公報:日本電気)。この提
案においては、図6(a)に示すように磁区制御膜上に
のみリード端子を設ける場合、或いは、図7(a)に示
すようにオーバーレイド構造にする場合に、プロセス途
中の酸化を防止する目的で、二層保護膜を形成してい
る。
【0017】しかし、この提案の場合には、リード端子
膜を形成したのちに、二層保護膜を形成しているので、
スピンバルブ膜のパターニング工程において、スピンバ
ルブ膜は、フォト・リソグラフィー工程、リフト・オフ
工程、ドライエッチング工程を夫々複数回経るため、保
護膜の形成前にスピンバルブ膜が、レジスト、現像液、
リフト・オフ溶剤による化学的ダメージ及びイオン・ミ
リングによる物理的にダメージを受けるため、保護膜の
効果は期待できないという問題がある。
【0018】したがって、本発明は、プロセス中で受け
る酸化に対する耐性を向上してリード端子の接触抵抗の
増大を抑制するとともに、ドライプロセスに対する耐性
も向上することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。なお、図1は、
リードヘッド素子の概略的断面図であり、図における符
号8はAl2 3 等の下部リードギャップ層である。 図1参照 (1)本発明は、リードヘッド素子において、巨大磁気
抵抗効果膜1を構成する反強磁性層2上に、相互拡散防
止膜4を介して、耐酸化性を有する金属保護膜5或いは
酸化物が導電性を有する金属保護膜5のいずれかを設け
たことを特徴とする。
【0020】この様に、反強磁性層2上に耐酸化性を有
する金属保護膜5或いは酸化物が導電性を有する金属保
護膜5のいずれかを設けることにより、保護膜3が酸化
雰囲気に晒されることに伴うリード端子7の接触抵抗の
増加を抑制することができ、それによって感度の低下を
防止することができる。また、相互拡散防止膜4を介す
ることによって、即ち、保護膜3を相互拡散防止膜4と
金属保護膜5との二層構造とすることによって、金属保
護膜5を構成する元素が反強磁性層2に拡散して反強磁
性層2の特性が劣化することがない。なお、本発明にお
ける巨大磁気抵抗効果膜1とは、スピンバルブ膜及び強
磁性トンネル接合構造を有するTMR膜のいずれかを意
味する。
【0021】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、反強磁性層2がPdPtMnからなり、相互拡散防
止膜4が高融点遷移金属からなり、且つ、金属保護膜5
がRu,Os,Mo,Pt,Ir,Crのいずれかひと
つからなることを特徴とする。
【0022】この様に、反強磁性層2としてPdPtM
nを用いた場合には、相互拡散防止膜4としては、T
a,Ti等の高融点遷移金属が好適であり、また、金属
保護膜5としては、酸化物が導電性を有するRu,I
r、或いは、耐酸化性に優れたOs,Pt,Mo,Cr
のいずれかが好適である。
【0023】(3)また、本発明は、上記(2)におい
て、金属保護膜5の厚さが20〜40Åであり、且つ、
相互拡散防止膜4の厚さが20〜40Åであることを特
徴とする。
【0024】この様に、金属保護膜5の厚さとしては、
20〜40Åが好適であり、20Å未満であるとエッチ
ング工程に耐え得なくなってMR(磁気抵抗)変化率が
低減し、40Åを越えると相互拡散防止膜4と合わせた
膜全体として抵抗が低減してリーク電流が流れやすくな
る。また、相互拡散防止膜4の厚さとしては、20〜4
0Åが好適であり、20Å未満であると、Ru等の金属
保護膜5を構成する元素が反強磁性層2へ拡散するのを
防止する効果が低減し、40Åを越えると金属保護膜5
と合わせた膜全体として抵抗が低減してリーク電流が流
れやすくなる。
【0025】(4)また、本発明は、リードヘッド素子
の製造方法において、基板上に、反強磁性層2が最上層
となるように巨大磁気抵抗効果膜1を形成する工程、反
強磁性層2上に相互拡散防止膜4及び耐酸化性を有する
金属保護膜5或いは酸化物が導電性を有する金属保護膜
5のいずれかを設ける工程、金属保護膜5乃至巨大磁気
抵抗効果膜1をドライ・エッチングによって台形状に成
形して巨大磁気抵抗効果素子にする工程、巨大磁気抵抗
効果素子の両端に磁区制御膜6を設ける工程、リード端
子形成用電極膜を成膜する工程、リード端子形成用電極
膜をドライ・エッチングによってパターニングして少な
くとも金属保護膜5の一部に接するリード端子7を形成
する工程とを有することを特徴とする。
【0026】この様に、巨大磁気抵抗効果膜1をエッチ
ングする工程以前に金属保護膜5を設けているので、以
降のプロセスにおいて反強磁性層2がレジスト、現像
液、リフト・オフ溶剤による化学的ダメージ及びイオン
・ミリングによる物理的にダメージを受けることがな
く、且つ、金属保護膜5は耐酸化性を有するか或いは酸
化物が導電性を有するものであるので、リード端子7の
接触抵抗が、金属保護膜5の酸化に伴って増大すること
がない。
【0027】(5)また、本発明は、上記(4)におい
て、金属保護膜5が、リード端子形成用電極膜をドライ
・エッチングする際に用いるエッチャントガスに対して
化学的に不活性であることを特徴とする。
【0028】この様に、金属保護膜5として、リード端
子形成用電極膜をドライ・エッチングする際に用いるエ
ッチャントガスに対して化学的に不活性である金属を用
いることによって、ドライ・エッチング工程のプロセス
マージンを広くすることができ、オーバーエッチングに
よって反強磁性層2がプロセスに晒されることがない。
【0029】
【発明の実施の形態】ここで、図2乃至図5を参照し
て、本発明の実施の形態を説明する。まず、図2及び図
3を参照して本発明の実施の形態の製造工程を説明する
が、この場合には、実機ではなく、試作であるので下部
磁気シールド層や下部リードギャップを設けず、シリコ
ン基板上に直接スピンバルブ膜を成膜した。なお、実機
を製造する際には、基板としてAl2 3 −TiC基板
を用い、Al2 3 −TiC基板上にスパッタリング法
を用いて厚さが、例えば、2μmのAl2 3 膜を堆積
させたのち、選択電解メッキ法を用いて、例えば、10
0〔Oe〕の磁界を印加しながら、厚さが、1〜3μ
m、例えば、3μmのNiFe膜を形成して下部磁気シ
ールド層とし、次いで、スパッタリング法を用いて、厚
さが、例えば、500ÅのAl2 3 膜を堆積させたの
ち、イオンミリング法によって所定形状にパターニング
することによって下部リードギャップ層を形成すれば良
い。
【0030】図2(a)参照 まず、直径が5インチ(≒12.7cm)のシリコン基
板11上に、例えば、80〔Oe〕の磁界を印加しなが
らスパッタリング法を用いて、下地層となる厚さが、例
えば、50ÅのTa層12を形成したのち、厚さが、例
えば、20ÅのNiFeフリー層13、厚さが、例え
ば、25ÅのCoFeBフリー層14、厚さが25〜3
0Å、例えば、28ÅのCu中間層15、厚さが20〜
25Å、例えば、22ÅのCoFeBピンド層16、及
び、厚さが150〜300Å、例えば、250ÅのPd
PtMn反強磁性層17を順次積層させてスピンバルブ
膜を形成する。なお、NiFeフリー層13とCoFe
Bフリー層14との厚さの総計は20〜65Åとし、ま
た、この場合のNiFeの組成は、例えば、Ni81Fe
19であり、CoFeBの組成は、例えば、Co89Fe9
2 であり、また、PdPtMnの組成は、例えば、P
31Pt17Mn52である。
【0031】引き続いて、真空を破ることなく、同じく
スパッタリング法を用いて、厚さが20〜40Å、例え
ば、30ÅのTa層18、及び、厚さが20〜40Å、
例えば、30ÅのRu層19からなる二層構造の保護膜
を形成したのち、1×10-4Pa以下、例えば、1×1
-5Paの真空中において、成膜時に印加した磁界と直
交する方向の100〔Oe〕以上、例えば、2500
〔Oe〕の直流磁場を印加しながら、真空中で250〜
280℃、例えば、280℃で0.5〜5時間、例え
ば、3時間の熱処理を行う。
【0032】この磁場を印加した状態における熱処理に
よって、PdPtMn反強磁性層17の磁化方向を印加
した直流磁場の方向として、CoFeBピンド層16の
磁化方向を固定する。なお、この場合、280℃の熱処
理工程において、Cu中間層15を構成するCuとNi
Feフリー層13との間の相互拡散が生じないように、
両者の間にバリア層となるCoFeBフリー層14を設
けてフリー層を2層構造としている。
【0033】図2(b)参照 次いで、レジストパターン20をマスクとしてArイオ
ンを用いたイオンミリングを施すことによって、スピン
バルブ膜、Ta層18、及び、Ru層19の露出部を除
去して長辺方向(図における横方向)の長さが5μm以
上、例えば、6μmで、素子高さ、即ち、短辺方向(図
における奥行き方向)の長さが1〜2μm、例えば、1
μmの略台形状のスピンバルブ素子を形成する。
【0034】次いで、スパッタリング法を用いて全面
に、厚さが10〜500Å、より好適には50〜100
Å、例えば、80ÅのCoCrPt膜からなる磁区制御
膜21を堆積させる。なお、この場合の磁区制御膜21
を構成するCoCrPtの組成は、例えば、Co78Cr
10Pt12である。
【0035】図2(c)参照 次いで、リフトオフ法によってレジストパターン20と
共に、レジストパターン20上に堆積した磁区制御膜2
1を除去したのち、再び、スパッタリング法を用いてリ
ード電極を構成するために厚さが、例えば、100nm
(=1000Å)のTi−W合金からなる電極膜22を
全面に堆積させる。
【0036】図3(d)参照 次いで、コア幅に対応する開口部を有するレジストパタ
ーン23をマスクとして、SF6 等のフッ素含有ガスを
用いた反応性イオンエッチングを施すことによって、プ
ラズマ24によって電極膜22の露出部を除去する。な
お、この場合、フッ素含有ガスは、Ruをエッチングし
ないので、オーバーエッチングを施してもRu層19の
下に設けたスピンバルブ膜にエッチングによるダメージ
が及ぶことがない。
【0037】図3(e)参照 次いで、レジストパターン23を除去することによっ
て、リード端子25を有するリードヘッド素子の基本構
造が完成する。なお、この場合のリード端子25の間の
間隔は0.25〜1.0μm、例えば、0.3μmであ
る。
【0038】この様に形成したリードヘッド素子の接触
抵抗を測定したところ、8.3Ωであり、二層保護膜の
代わりに、従来と同様に、保護層として60ÅのTa層
のみを設けた場合の接触抵抗である75Ωに比べて、約
1/9となり、大幅な低減が見られた。なお、接触抵抗
C は、スピンバルブ膜の抵抗値をRSV、リード端子の
抵抗値RTL、全体を抵抗値をRtotal とした場合、 RC =Rtotal −RSV−RTL として求める。
【0039】次に、図4を参照して、本発明の実施の形
態における一軸異方性保磁力Huaを説明する。 図4参照 本発明の実施の形態を示すTa30/Ru30の場合に
は、成膜時には600〔Oe〕であり、エッチングが進
行しても一軸異方性保磁力Huaは殆ど変化しなかった。
また、保護層を60ÅのTa膜のみとした場合には、成
膜時の一軸異方性保磁力Huaは500〔Oe〕以上であ
るが、エッチングの進行とともに急激に減少する。これ
は、Ta層がエッチングによって消失し、PdPtMn
反強磁性層がエッチングダメージを受けるためであると
考えられる。
【0040】一方、保護層を60ÅのRu膜のみとした
場合には、エッチングの進行とともに一軸異方性保磁力
uaは殆ど変化しないが、成膜時の一軸異方性保磁力H
uaは450〔Oe〕程度と低くなる。これは、RuがP
dPtMn反強磁性層へ固相拡散して磁気特性が劣化す
るためと考えられる。したがって、本発明の場合には、
30Åの厚さのTa層18が、Ru層19からのRuの
拡散を防止することによって、より大きな一軸異方性保
磁力Huaが得られるものと考えられる。
【0041】次に、図5を参照して、本発明の実施の形
態におけるRu膜厚による磁気抵抗変化率(MR比)の
エッチング時間依存性を説明する。 図5参照 図5は、Ta層とRu層の総計の膜厚を60Åとし、R
u層の膜厚を変化させた場合の磁気抵抗変化率のエッチ
ング時間依存性を示す図であり、Ru30Åの本発明の
場合には、エッチングの進行とともにMR変化率の変化
は殆ど見られなかった。
【0042】また、Ru層の膜厚が20Åの場合にも、
MR変化率の変化は殆ど見られなかったものの、Ru層
の膜厚が10Å或いは0Åの場合にはエッチングの進行
とともに、磁気抵抗変化率の急激な低下が見られた。こ
れは、10Å以下の膜厚のRu層では、充分なエッチン
グストッパ層として機能しないことを示しており、した
がって、Ru層の膜厚としては20Å以上が望ましいこ
とが理解される。
【0043】但し、あまり厚いと、二層保護膜全体の抵
抗値が低下し抵抗値の大きなスピンバルブ膜に電流が流
れにくくなるので、相互拡散防止に必要なTa膜の膜
厚、即ち、20Åを考慮するならば、Ru層の膜厚とし
ては、20〜40Åが好適である。また、Ta層の膜厚
も、二層保護膜全体の抵抗値の低下を考慮すると、20
〜40Åが好適である。
【0044】この様に、本発明の実施の形態において
は、保護層をTa層とRu層の二層構造としているの
で、Ta層によってRu層からのRuの固相拡散による
PdPtMn反強磁性層の磁気特性の劣化が低減され、
また、Ru層によって、プロセス中において酸化されて
もRuO2 は良好な導電性を示すので、リード端子の接
触抵抗が増大するのが抑制される。したがって、リード
端子の先端において最も電流密度の高い良好な電流分布
を得ることができ、それによって単位センス電流当たり
の磁束変化に対する感度が向上する。
【0045】また、Ruは、リード端子をパターニング
する際に用いるSF6 に対して化学的に不活性であるの
でエッチング速度が十分に小さく、したがって、エッチ
ングストッパ層として作用するので、リード端子を形成
する際に、オーバーエッチングしてもPdPtMn反強
磁性層にエッチングダメージが及ぶことがなく、したが
って、プロセスマージンを広く取ることができ、生産性
の向上に寄与することになる。
【0046】なお、RuRhMn等のRu或いはRhを
構成要素とする反強磁性層を用いてスピンバルブ膜を形
成する際に、250℃程度の熱処理工程における磁気特
性の劣化を防止するために、保護層として酸化膜が電導
性を有し、且つ、Ru或いはRhを構成要素とする反強
磁性層に対する相互拡散の影響の少ないRu層、或い
は、Ru/Rh二層構造膜を用いることが提案(必要な
らば、特開平11−259820号公報参照)されてい
る。しかし、本発明の様に反強磁性層が、Ruを含まな
いPdPtMnである場合には、図4に示したように、
Ruの固相拡散による影響で一軸異方性保磁力Huaが低
下するという問題がある。
【0047】また、上記の提案においては、比較例とし
て、Ru3 Rh15Mn82反強磁性層上に、50ÅのTa
層と50ÅのRu層を順次積層して保護膜とする例も示
されているが、良好な結果は得られていない。これは、
反強磁性層が本発明とは異なりRuRhMnである点、
及び、保護膜の全体の膜厚が100Åで厚すぎ、抵抗値
が低くなるためではないと考えられる。
【0048】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明は実施の形態に記載された構成・条件に限ら
れるものではなく、各種の変更が可能である。例えば、
上記の実施の形態においては、巨大磁気抵抗効果素子と
してスピンバルブ膜、即ち、NiFe/CoFeB/C
u/CoFeB/PdPtMnからなるシングルスピン
バルブ素子を用いているが、この様なシングルスピンバ
ルブ素子に限られるものではなく、例えば、NiFe/
CoFe/Cu/CoFe/PdPtMnからなるシン
グルスピンバルブ素子でも良い。
【0049】また、これらスピンバルブ膜以外に、スピ
ンバルブ膜におけるCu中間層をトンネル絶縁膜に置き
換えた強磁性トンネル接合構造を有する素子を用いても
良いものである。
【0050】また、上記の実施の形態においては、相互
拡散を防止するためにTa層を用いているが、Ta層に
限られるものではなく、Ti等の他の高融点遷移金属を
用いても良いものである。
【0051】また、上記の実施の形態においては、金属
保護層としてRu層を用いているが、Ru層に限られる
ものではなく、Ru層と同様に酸化物が導電性を有する
Ir、或いは、耐酸化性に優れたOs,Mo,Pt,C
r等を用いても良いものである。
【0052】また、上記の実施の形態においては、リー
ド端子を形成する電極膜としてTi−W合金を用いてい
るが、Ti−W合金に限られるものではなく、W/Ti
/Ta多層膜或いはAl膜等を用いても良いものであ
る。
【0053】また、上記の実施の形態においては、強磁
性体層、反強磁性層、及び、磁区制御膜を成膜する際
に、スパッタリング法を用いているが、スパッタリング
法に限られるものではなく、MBE(分子線エピタキシ
ー法)、イオンビームスパッタリング法を用いても良い
ものである。
【0054】また、上記の実施の形態においては、二層
保護膜及び電極膜を成膜する際にも、スパッタリング法
を用いているが、スパッタリング法に限られるものでは
なく、MBE、イオンビームスパッタリング法、或い
は、真空蒸着法を用いても良いものである。
【0055】また、上記の実施の形態においては、反強
磁性層として、PdPtMnを用いているが、PdPt
Mnに限られるものではなく、Ru或いはRhを含まな
い反強磁性層であれば良く、FeMn,CrPtMn,
IrMn,NiO,CoNiOを用いても良いものであ
る。
【0056】また、本発明の各実施の形態の説明におい
ては、単独のMRヘッド構造として説明しているが、本
発明はこの様な単独のMRヘッドに限られるものではな
く、誘導型の薄膜磁気ヘッドと積層した複合型薄膜磁気
ヘッドにも適用されるものであることは言うまでもない
ことである。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、巨大磁気抵抗効果膜の
表面に相互拡散防止膜と、酸化物が導電性を有する金属
保護膜或いは耐酸化性に優れた金属保護膜のいずれかと
の二層保護膜を設けてから素子形成のプロセスを行って
いるので、巨大磁気抵抗効果膜を構成する反強磁性層が
プロセス中で劣化することがなく、プロセスマージンを
広くすることができ、且つ、リード端子の接触抵抗が増
大することないので感度を向上することができ、それに
よって、ハードディスク装置等の磁気記録装置の高記録
密度化、低コスト化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の途中までの製造工程の説
明図である。
【図3】本発明の実施の形態の図2以降の製造工程の説
明図である。
【図4】本発明の実施の形態における一軸異方性保磁力
の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるRu膜厚による磁
気抵抗変化率のエッチング時間依存性の説明図である。
【図6】従来のリードヘッド素子の概略的断面図であ
る。
【図7】従来のオーバーレイド構造のリードヘッド素子
の概略的断面図である。
【符号の説明】
1 巨大磁気抵抗効果膜 2 反強磁性層 3 保護膜 4 相互拡散防止膜 5 金属保護膜 6 磁区制御膜 7 リード端子 8 下部リードギャップ層 11 シリコン基板 12 Ta層 13 NiFeフリー層 14 CoFeBフリー層 15 Cu中間層 16 CoFeBピンド層 17 PdPtMn反強磁性体層 18 Ta層 19 Ru層 20 レジストパターン 21 磁区制御膜 22 電極膜 23 レジストパターン 24 プラズマ 25 リード端子 31 下部リードギャップ層 32 Ta層 33 NiFeフリー層 34 CoFeBフリー層 35 Cu中間層 36 CoFeBピンド層 37 PdPtMn反強磁性体層 38 Ta層 39 磁区制御膜 40 リード端子 41 不感帯 42 センス電流 43 Ta2 5
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 41/32 H01F 41/32 41/34 41/34 H01L 43/12 H01L 43/12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巨大磁気抵抗効果膜を構成する反強磁性
    層上に、相互拡散防止膜を介して、耐酸化性を有する金
    属保護膜或いは酸化物が導電性を有する金属保護膜のい
    ずれかを設けたことを特徴とするリードヘッド素子。
  2. 【請求項2】 上記反強磁性層がPdPtMnからな
    り、上記相互拡散防止膜が高融点遷移金属からなり、且
    つ、上記金属保護膜がRu,Os,Mo,Pt,Ir,
    Crのいずれかひとつからなることを特徴とする請求項
    1記載のリードヘッド素子。
  3. 【請求項3】 上記金属保護膜の厚さが20〜40Åで
    あり、且つ、上記相互拡散防止膜の厚さが20〜40Å
    であることを特徴とする請求項2記載のリードヘッド素
    子。
  4. 【請求項4】 基板上に、反強磁性層が最上層となるよ
    うに巨大磁気抵抗効果膜を形成する工程、前記反強磁性
    層上に相互拡散防止膜を介して、耐酸化性を有する金属
    保護膜或いは酸化物が導電性を有する金属保護膜のいず
    れかを設ける工程、前記金属保護膜乃至巨大磁気抵抗効
    果膜をドライ・エッチングによって台形状に成形して巨
    大磁気抵抗効果素子にする工程、前記巨大磁気抵抗効果
    素子の両端に磁区制御膜を設ける工程、リード端子形成
    用電極膜を成膜する工程、前記リード端子形成用電極膜
    をドライ・エッチングによってパターニングして少なく
    とも前記金属保護膜の一部に接するリード端子を形成す
    る工程とを有することを特徴とするリードヘッド素子の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 上記金属保護膜が、上記リード端子形成
    用電極膜をドライ・エッチングする際に用いるエッチャ
    ントガスに対して化学的に不活性であることを特徴とす
    る請求項4記載のリードヘッド素子の製造方法。
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Cited By (7)

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