JP2001222662A - 個人決済管理システム - Google Patents

個人決済管理システム

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JP2001222662A
JP2001222662A JP2000030431A JP2000030431A JP2001222662A JP 2001222662 A JP2001222662 A JP 2001222662A JP 2000030431 A JP2000030431 A JP 2000030431A JP 2000030431 A JP2000030431 A JP 2000030431A JP 2001222662 A JP2001222662 A JP 2001222662A
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Japan
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personal
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JP2000030431A
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English (en)
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Tetsuo Sako
徹郎 酒向
Umeo Yamauchi
梅雄 山内
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YAMAUCHI JIMUSHO KK
Original Assignee
YAMAUCHI JIMUSHO KK
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誕生から成人まであるいは一生といったよう
に人生の定められた区間で個人の収入や支出をより正確
に管理することのできる個人決済管理システムを実現す
ること。 【解決手段】 個人101はその管理担当銀行102で
口座を開設したとき、通帳106と共に個人カード11
5を発行してもらう。個人カード115では日々の入出
金を管理してそのデータをカード端末116から吸い上
げさせると共に、個人収支決済データベース118から
その個人の今までの収支決済データを得る。個人収支決
済データベース118には管理担当銀行102で行われ
た収支だけでなく、他の金融機関で行われたデータも通
知されるので、個人101についての所定の期間につい
ての収支がかなり正確に把握できる。また、これにより
管理担当銀行102はその個人101の資産管理の主導
権を握ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は個人決済管理システ
ムに係わり、特にインターネット等の通信ネットワーク
を利用した個人決済管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】日本あるいはアメリカ合衆国のように経
済の発達した国家では、個人の生活に現金あるいはマネ
ーが密着に関係している。アルバイトをして得られるア
ルバイト代や会社に勤務して得られる給与も労働の対価
であり、その人の評価の1つである。住んでいる家の居
住費や食費あるいは各種商品の購入費もその人の文化的
なバロメータとも言える。大学等の学校を卒業するまで
にかかった教育費も同様にその個人の一つの側面を表わ
している。また、生活の設計のためにも収支はできるだ
け確実に把握されることが大切である。
【0003】最近では教育機関に一般的に個人が支出す
る総額等の各種の金額が調べられ、新聞等に公表されて
いる。しかしながら、このような金額はあくまでもひと
つの参考値でしかなく、しかも大学等の授業料や教科書
代、参考書代、通学のための定期代といった明確に把握
することのできる限定された調査対象を基にして算出さ
れている。
【0004】個々の人間は、出生から成人を迎えるま
で、あるいは一生の定められた一定期間に幾ら支出する
か、また幾ら収入があるかということはこのように一大
関心事であっても、従来は特殊な環境の人間でなければ
これを正確に算出することはできない。たとえば、病院
に入院してしまってその生活を外界から分離した人や、
南極で越冬生活を行っているような社会から経済的に隔
離された者等である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これ以外の普通に生活
をしている者は、小遣い帳をこまめに付けることで、収
支を把握することができる。しかしながら、これにはか
なりの苦労と忍耐を要する。しかも、現代では個人の生
活に必要とされるマネーが必ずしも現金として本人の財
布を介して出入りするものではない。各種クレジットカ
ード、インターネットやネットワークを使用したオンラ
イン決済、公共料金の自動支払い、デパートや商店街専
用のカード、更にはプリペイドカード、デビットカー
ド、商品券、公共団体等の発行する地域振興券等の各種
の現金に代わるものが使用されている。したがって、こ
れらも確実に把握しないと個人の収支を明確化すること
ができない。電子化したコンピュータによる小遣い帳の
ソフトウェアも各種存在するが、これらも小遣い帳の記
帳をコンピュータで行うようにしただけに過ぎず、その
後の統計的な処理や分析にコンピュータの威力が発揮で
きても入力処理については特に向上するものではない。
【0006】なお、電子マネーについてはたとえば特許
公報にも公開されている。しかしながらこのような技術
は各種の決済を従来の貨幣に代えて電子的に行おうとす
るものであり、決済するマネーの種類を変更するもので
あって、収支を正確に把握できないという問題とは異な
ったものである。
【0007】そこで本発明の目的は、誕生から成人まで
あるいは一生といったように人生の定められた区間で個
人の収入や支出をより正確に管理することのできる個人
決済管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)特定の金融機関の口座の名義人ごとにこれら
の口座を含めた収支に関するデータを管理する決済管理
データベースと、(ロ)名義人が特定金融機関以外の金
融機関で行った収支に関するデータをこの特定の金融機
関に通知する他金融機関通知手段と、(ハ)この他金融
機関通知手段による通知があったとき決済管理データベ
ースに名義人ごとにその収支に関するデータを反映させ
る決済反映手段と、(ニ)特定の金融機関の口座の名義
人の直接的に行った直接収支に関するデータの入力を随
時受け付けてこれを蓄積するデータ蓄積手段と、(ホ)
このデータ蓄積手段に蓄積された名義人ごとの直接収支
に関するデータを決済管理データベースに反映させる直
接収支反映手段と、(へ)決済管理データベースをアク
セスして名義人ごとの現在までの金銭の収支を表示する
収支表示手段とを個人決済管理システムに具備させる。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、銀行あ
るいはインターネット上に存在する所定の金融機関のよ
うな特定の金融機関が口座の名義人ごとにこれらの口座
を含めた収支に関するデータを管理する決済管理データ
ベースを用意している。そして、所定の名義人に対して
このデータベースにその者(自然人、法人や団体)の収
支に関するデータを蓄える一方、他の金融機関について
の収支をも通知させてこのデータベースに加えておき、
更にその名義人が直接的に行った直接収支に関するデー
タの蓄積(一度の蓄積でも可)されたものも随時受け付
けて決済管理データベースに反映させる。これによりそ
の名義人の収支のかなりの部分がデータベース化され
る。名義人はインターネットにアクセスしたり金融機関
に出向く等によってこのデータベースにアクセスし、過
去から現在に至るような所定の期間の全体的な収支を得
ることができる。したがって、家計簿や小遣い帳を記す
ことなく、名義人個々のベースで収支が明確になり、こ
れをたとえば出生からというように長期間続けると、歩
んでいく人生の貴重な経済的データとして活用すること
ができる。また、決済管理データベースを管理する特定
の金融機関がその名義人と密接に繋がるので、流通機関
を含めた個人の消費領域の取り込みに大きな効果を得る
ことができる。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
個人決済管理システムでデータ蓄積手段は、口座の名義
人のオフラインによる収支に関するデータを入力するデ
ータ入力手段と、口座の名義人を確認するための名義人
確認手段と、この名義人確認手段で名義人が確認された
ときデータ入力手段で入力されたデータをその名義人の
直接収支として記憶する記憶手段とを具備することを特
徴としている。
【0011】すなわち請求項2記載の発明では、データ
蓄積手段に勝手にノイズが入り込まないように、名義人
確認手段を設け、入力の信頼性を高めている。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
個人決済管理システムで決済反映手段は、データ蓄積手
段に蓄積された特定の名義人のデータを特定の金融機関
とオンラインで接続された所定の端末に対して送出する
データ送出手段と、この所定の端末からその特定の名義
人の現在までの収支に関するデータを決済管理データベ
ースから読み出す読出手段を備えることを特徴としてい
る。
【0013】すなわち請求項3記載の発明では、所定の
端末が用意され、ここを介して名義人の日々の入出金の
データが取り込まれたり、必要なデータが出力されるこ
とを扱っている。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
個人決済管理システムで収支表示手段は読出手段の読み
出したデータを表示する手段であることを特徴としてい
る。
【0015】すなわち請求項4記載の発明では、請求項
3に記載した所定の端末が表示手段も備えており、その
場でも入出金のデータを入力したり、管理ができること
を特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
個人決済管理システムでデータ蓄積手段、決済反映手段
および収支表示手段は口座の名義人に対して発行される
一枚のカード型の筐体に格納されていることを特徴とし
ている。
【0017】すなわち請求項5記載の発明では、データ
蓄積手段、決済反映手段および収支表示手段は口座の名
義人に対して発行される一枚のカード型の筐体であるこ
とを特徴としている。キャッシュカードとしての機能も
備えるようにすれば、所持するカードの枚数が増えるこ
ともなく、常に携行してデータの入出力をこまめに行う
ことができる。
【0018】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
個人決済管理システムでデータ蓄積手段、決済反映手段
および収支表示手段は無線端末であることを特徴として
いる。
【0019】すなわち請求項6記載の発明では、携帯型
電話機等の無線端末にデータ蓄積手段、決済反映手段お
よび収支表示手段としての機能を兼用させることにして
いる。これにより、携行する無線端末で決済のためのデ
ータの入力や今まで得られたデータの受信が可能にな
る。
【0020】請求項7記載の発明では、請求項5記載の
個人決済管理システムでデータ蓄積手段、決済反映手段
および収支表示手段を格納する一枚のカード型の筐体
は、複数の口座の名義人に対して共用する形で発行され
ることを特徴としている。
【0021】すなわち請求項7記載の発明では、家族の
データを一人が管理する場合のように所定の条件下で一
枚のカード型の筐体は、複数の口座の名義人に共用でき
るようにしている。これにより、たとえば幾人もの子供
を育てている母親でも、それぞれの子供の収支を比較的
簡単に入力することができる。
【0022】請求項8記載の発明では、請求項5記載の
個人決済管理システムでデータ蓄積手段、決済反映手段
および収支表示手段を格納するカード型の筐体は、1つ
の口座の名義人に関して複数発行されることを特徴とし
ている。
【0023】すなわち請求項8記載の発明では、名義人
1人に対して複数のカード型の筐体が発行され、これを
同一人あるいは複数の者が所持することで、複数の人が
一人の名義人の収支を管理する環境下で収支をより完全
に入力することができる。
【0024】請求項9記載の発明では、(イ)特定の金
融機関の口座の名義人ごとにこれらの口座を含めた収支
に関するデータを管理する決済管理データベースと、
(ロ)名義人が特定金融機関以外の金融機関で行った収
支に関するデータをこの特定の金融機関に通知する他金
融機関通知手段と、(ハ)この他金融機関通知手段によ
る通知があったとき決済管理データベースに名義人ごと
にその収支に関するデータを反映させる決済反映手段
と、(ニ)このデータ蓄積手段に蓄積された名義人ごと
の直接収支に関するデータを決済管理データベースに反
映させる直接収支反映手段と、(ホ)決済管理データベ
ースをアクセスして名義人ごとの現在までの金銭の収支
を表示する収支表示手段とを個人決済管理システムに具
備させる。
【0025】すなわち請求項9記載の発明では、銀行あ
るいはインターネット上に存在する所定の金融機関のよ
うな特定の金融機関が口座の名義人ごとにこれらの口座
を含めた収支に関するデータを管理する決済管理データ
ベースを用意している。そして、所定の名義人に対して
このデータベースにその者(自然人、法人や団体)の収
支に関するデータを蓄える一方、他の金融機関について
の収支をも通知させてこのデータベースに反映させる。
これによりその名義人の収支のかなりの部分がデータベ
ース化される。名義人はインターネットにアクセスした
り金融機関に出向く等によってこのデータベースにアク
セスし、過去から現在に至る全体的な収支を得ることが
できる。したがって、名義人個々のベースで収支のかな
りの部分が明確になり、これをたとえば出生からという
ように長期間続けると、歩んでいく人生の貴重な経済的
データとして活用することができる。また、決済管理デ
ータベースを管理する特定の金融機関がその名義人と密
接に繋がるので、流通機関を含めた個人の消費領域の取
り込みに大きな効果を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
【0027】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の一実施例における個人決済
管理システムの構成の概要を表わしたものである。この
システムは、個人101の通帳を発行してその個人10
1の預金や支払いのある程度の部分を管理する特定の銀
行(この明細書では管理担当銀行という。)102が中
心となって、その個人101の決済の管理が行われるよ
うになっている。管理担当銀行102は、たとえば専用
線やインターネットでクレジット会社103や図示しな
い電力会社等と接続されており、これらの会社が請求し
た金額をその個人101の口座105から引き落とすよ
うになっている。これらについての収支決済は、管理担
当銀行102によって管理され、その内容が通帳106
によって明示されることは特に問題がない。
【0029】本実施例では、この個人101の決済を管
理するために他の2つの手法を用いている。このうちの
1つは、他の金融機関による決済である。たとえばこの
個人101が管理担当銀行102の系列外のデパート1
11で買い物をしてそのデパートの発行したカードで決
済を行ったとする。スーパ112で同様に買い物をして
そのスーパ専用のカードを使用した場合も同様である。
また、全国各地の自動販売機113に共通して使用する
ことのできるカードを使用して飲み物や食料品あるいは
ガソリン等を購入し、そのカードで決済を行う場合も考
えられる。更には個人101が他の銀行にも口座を持っ
ていて、これらデパート111やスーパ112あるいは
自動販売機113の支払いに管理担当銀行102以外の
銀行あるいは他の金融機関を使用することも考えられ
る。各地のデータの授受にはインターネットや衛星11
4等の通信手段の活用が可能である。
【0030】残りの手法とは、その個人101が以上の
支払方法を使用せずに現実に金銭を使用して支払いを行
うような場合である。本実施例ではこのようなときのた
めに個人カード115を用意している。個人カード11
5は、管理担当銀行102が口座を開いたときに発行す
る従来のキャッシュカードに代わるカードである。たと
えばある家庭に子供が生まれたときには、その出生時に
その子供(以下個人Aという。)について管理担当銀行
102で口座を開き、かつ個人決済管理サービスを受け
る契約を締結すると、個人Aに専用の個人カード115
が発行される。個人カード115は、管理担当銀行10
2等のカード端末116に挿入して使用することができ
る。管理担当銀行102は、個人A等の収支決済に関す
るデータを格納する個人収支決済データベース118を
配置しており、各個人101の収支に関するデータが格
納されるようになっている。
【0031】図2は、個人カードの一例を表わしたもの
である。個人カード115は通常のキャッシュカードと
同様のサイズを有しており、内部にIC(集積回路)を
搭載したICカードである。その表面には液晶ディスプ
レイ121と操作用の各種キーを備えたキー部122が
配置されている。液晶ディスプレイ121の上には電源
ボタン123が配置されている。
【0032】この個人カード115は通常のキャッシュ
カードとして使用することができる他、その所有者が入
学祝等で入手した現金や金券ならびにこれらを使用した
額(以下、個人的な収支という。)を打ち込んでそれら
の収支合計を記憶する電卓のような機能ももっている。
また、図1に示したカード端末116に差し込むと、前
回差し込んだ以降の個人的な収支の総計が管理担当銀行
102側に取り込まれて個人収支決済データベース11
8に個人的な収支が反映されるようになっている。この
とき管理担当銀行102は、(a)管理担当銀行102
自体の収支決済と、(b)管理担当銀行102以外の銀
行あるいは他の金融機関を使用した決済による管理担当
銀行102への通知に基づく収支決済データ(以下、通
知決済データという。)と、(c)個人的な収支データ
との総計からなる個人A等の個人101の収支決済デー
タを更新する。そしてその更新された収支決済データを
個人カード115に現在までの収支決済データとして送
り込むようになっている。
【0033】以上、概要を説明したが、個人決済管理サ
ービスは、個人Aに特定して考えると、以下のような特
徴をもったサービスである。 (1)他の金融機関で行われたその個人Aの決済の額が
管理担当銀行102に通知される。このような通知につ
いては、個人Aまたはその親権者の同意が必要な場合が
ある。 (2)個人カードによる個人的な収支も、所定のカード
端末116等の手段を使用して管理担当銀行102に通
知される。カード端末116以外に携帯型電話機等の無
線端末を併用することも可能であるし、紙の小遣い帳を
定期的に提出してもらって、その内容をOCR等の入力
手段でデータとして取り込んだり、場合によっては有料
でこれらの紙によるデータを電子的なデータとして取り
込むサービスを行うことも可能である。 (3)管理担当銀行102はこの管理担当銀行102と
の関係で生じた収支決済を把握しているので、これによ
って3種類の系統から個人Aについての収支を把握する
ことができる。そこでこれを個人収支決済データベース
118で管理できる。 (4)個人収支決済データベース118の内容は、電話
やファクシミリ等の手段によって、あるいは店頭でその
個人Aに逐次開示される。また、カード端末116に個
人カード115を差し込むとこのデータがそのディスプ
レイ部分116Dに表示される。また、個人カード11
5側に個人収支決済データベース118の現在までの総
合計等の所定のデータが読み込まれるので、個人Aはい
つでもその液晶ディスプレイ121側に最新情報を表示
することができる。
【0034】図3は個人カードの回路構成の概要を表わ
したものである。個人カード115はCPU(中央処理
装置)131を備えている。CPU131はデータバス
等のバス132を通じて個人カード115内の各部の回
路と接続されている。このうちNVM133は、書き換
え可能な不揮発性メモリであり、この個人カード115
を機能させるためのプログラムや最近の個人的な収支お
よび個人収支決済データベース118の現在までの総合
計等の所定のデータが格納されている。
【0035】プログラムは、個人101の年齢や取り巻
かれている環境に応じて適宜その内容が書き換えられる
ようになっている。たとえば乳幼児の場合のように親が
代わって入力を行うような場合には、特に数人の子供を
養育しているような場合に、これらの子供の共有として
玩具やお菓子を買ったり、家族の合計として夕食の材料
を購入するような場合がある。したがって、このような
いわば「どんぶり勘定」の場合にも家族の構成や子供の
年齢構成等のデータを入力して個人Aの「分配額」ある
いは「負担する額」を推定するソフトウェアを管理担当
銀行102側が用意しており、このソフトウェアによっ
てアレンジされた個人A用のプログラムが適宜個人カー
ド115に書き込まれて更新されるようになっている。
このようなサービスを通じて、管理担当銀行102は個
人Aあるいはその家族と良好な関係を保ち、管理担当銀
行102が決済に関与する割合を増加させると共に、生
涯にわたって個人Aのメイン銀行としての地位を確保す
ることが可能になる。
【0036】図3に戻って個人カード115の構成の説
明を続ける。RAM134は、プログラムの実行や液晶
ディスプレイ121の表示に必要なデータを一時的に格
納するランダム・アクセス・メモリである。入力インタ
ーフェース(I/F)部135はキー部122による各
種キーの押下情報をバス132に送り込むためのインタ
ーフェイスである。データ入出力部136は、個人カー
ド115に埋め込まれたCPU131等のチップの入出
力用端子(図示せず)を、図1に示したカード端末11
6と接触させてデータの入出力を行わせる回路部分であ
る。もちろん、データの入出力は無線を用いて非接触で
行うようにしてもよい。
【0037】表示制御部137は液晶ディスプレイ12
1に各種のデータを表示するために使用する回路部分で
ある。ただし、個人カード115自体は必ずしも大型の
液晶ディスプレイ121を内蔵する必要はない。この表
示制御部137が外部出力端子を備えていたり、あるい
はデータ入出力部136の箇所で説明したように単独あ
るいは共用の無線回路を備えていて、表示すべき内容が
詳細なグラフやイメージを伴うような場合、あるいは多
量のテキスト情報を含んでいるような場合には、外部の
コンピュータや無線で受信する家庭電化製品にブルーツ
ース(Bluetooth)の技術等でその内容を表示するよう
にしてもよい。個人カード115がたとえばその裏面
(図示せず)に太陽電池パネルを実装していれば、電源
を外部エネルギで補充しながら、必要な場でそれらのエ
ネルギを活用することができる。
【0038】なお、個人カード115は図示しない時計
機構を備えており、後に説明する出金や入金の操作を行
ったときにその金額と共に操作した日時を自動的に記憶
するようになっている。
【0039】図4は、個人カードの処理動作の概要を表
わしたものである。図2に示した個人カード115の電
源を投入すると、このカードが動作状態となる。この時
点で図2に示した液晶ディスプレイ121に個人AのI
Dを入力する旨の表示が行われる(ステップS25
1)。これは第三者がいたずらでこの個人カード115
の入力操作を行ったり、何かの弾みで電源が入力されて
誤ったデータが取り込まれるのを防止するためである。
個人Aあるいは親権者(以下、単に個人Aという。)が
IDに相当する数値を入力すると、CPU131はNV
M133にあらかじめ書き込まれているIDと照合し
て、一致がとれれば(ステップS252:Y)、出金処
理のための入力画面を表示する(ステップS253)。
これに対して、IDが所定時間t経過するまで入力され
なかった場合には(ステップS254:Y)、処理が終
了する(エンド)。入力したIDが一致しなかった場合
(ステップS252:N)も同様である。
【0040】ステップS253で入力画面が表示された
ら、個人Aは図2に示した「アカ」、「サタ」等の文字
キーのうちの所望のものを押して、出金した品目を選択
するようになっている。このような品目は、前記した個
人A用にアレンジした品目が優先順位の高いものとして
組み込まれており、更に履歴情報をとって過去に多く選
択している品目ほど先に表示されるようになっている。
また、特殊な品目については後に説明するメニュ画面か
ら登録モードを選択してその名称が登録されるようにな
っている。
【0041】図5は、個人Aがアイスクリームを購入し
たときの操作画面を一例として示したものである。この
場合、個人Aがキー部122(図2)の「アカ」キーを
押すと、液晶ディスプレイ121上の品目271で示す
箇所のカッコ書きの名称が使用頻度の高いものから順に
切り替わっていく。液晶ディスプレイ121に「アイス
クリーム」が表示された状態で個人Aがアイスクリーム
に支払った代金150円をテンキーから「150」と入
力すると、支出272の箇所に「150円」と表示され
る。外国で同様の支出を行ったような場合には、設定を
変えておいて「ドル」等の他の表示を選択するようにす
ればよい。この場合には、カード端末116がデータを
取り込んだ状態で支払った日時との関係の為替レートで
日本円に直して個人収支決済データベース118に取り
込むことになる。
【0042】この図5に示したように品目271と支出
272の下には、そのときのキー操作を解説するヘルプ
273が表示されるようになっている。たとえば表示さ
れた品目と金額でよい場合にはテンキーの「1」を押
し、消費税を加えて表示を訂正する場合には「2」キー
を押す。たとえば店頭で200円と表示されている品物
を個人Aのために購入したときも、その購入時点でこの
キーを押せば、他の者の品物と同時に消費税を支払うよ
うな場合でも単品の消費税を計算する必要がない。すな
わち、「2」キーを押して、消費税を7.5円(消費税
が5%のとき)加えた額を表示した状態で「1」キーを
押せばよい。
【0043】なお、登録に相当する「3」キーを押せ
ば、アイスクリームが「150円」という対の情報がこ
の個人カード115に登録される。したがって、この場
合には「アカ」キーを押して「アイスクリーム」を液晶
ディスプレイ121に表示したら、その段階で「150
円」または「157.5円」が自動的に表示されること
になる。価格に変更がある場合のみテンキーを押せばよ
い。個人Aがいつも学校帰りにジュースを買って飲むと
いうような場合には、これによって出金操作が単純化す
る。入力にミスがあったような場合には「C」キーを押
すことになる。
【0044】図4に再び戻って説明を続ける。以上のよ
うにして出金操作が行われる場合には(ステップS25
5:Y)、出金処理が実行される(ステップS25
6)。具体的にはこのような品目と支出の額が操作の行
われた日時のデータと共にNVM133に1組ずつ書き
込まれていく。そしてこれらのデータは図1に示したカ
ード端末116に取り込まれた状態でクリアされる。も
っとも、カード端末116側に十分なメモリが存在する
場合には安全のために数か月分のデータを消去しないで
保存しておくことも可能である。時刻データを付属させ
たデータ構造を有しているので、個人Aがこのデータを
カード端末116側に何回挿入しても、データが重複し
て処理されることはない。
【0045】ところで本実施例で入力画面が表示された
状態でいきなり出金処理に進んだのは、出金は入金に比
べて頻度が多く忘れやすいので、操作の簡略化を図るよ
うにしたためである。入金や今までの支出の総額の提示
のようなその他の処理を実行する場合には、「メニュ
ー」キーを押すことで(ステップS257:Y)、この
ような一般処理に処理が移行することになる(ステップ
S258)。
【0046】図6は、一般処理の中の支出データ提示処
理の流れを表わしたものである。この支出データ提示処
理では、液晶ディスプレイ121に支出データ提示メニ
ューが表示される(ステップS291)。個人Aはこの
とき表示される項目を選択して(ステップS292:
Y)、その項目の表示を行わせる(ステップS29
3)。
【0047】なお、ステップS292で項目の選択を行
うことなく、個人Aがメニューキーを押した場合には
(ステップS294:Y)、メニュー画面に表示が戻る
(ステップS295)。「C」キーを押した場合には
(ステップS296:Y)、状態をクリアするという指
示によって最初の出金処理の表示に戻ることになる(ス
テップS297)。必要な処理を終了させた場合、個人
Aは電源ボタン123(図2)を押して電源を切ればよ
い。一次処理をしたデータ以外はNVM133に格納さ
れているので、データが不用意に消去されるといったこ
とはない。
【0048】この明細書では省略するが、メニュー画面
では品目の登録やIDの変更等の一般的な設定を行うこ
とができる。また、次に説明する共用カードや補助カー
ドに対する権限の設定も行うことができる。
【0049】図7は、支出データ提示処理で現われる項
目の一例を示したものである。液晶ディスプレイ121
には、操作するテンキーの数値と、それを入力すること
によって表示される項目の一覧が表示される。たとえば
テンキーの「1」キーを押下すると、個人Aが生まれて
から現時点の個人収支決済データベース118が把握し
ている範囲内での支出総額が液晶ディスプレイ121に
表示される。また、「2」キーを押すと、現時点からさ
かのぼった1年前までの個人Aの支出総額と、更に1年
前の支出総額が対比して表示が行われる。また、「3」
キーを押した場合には、同様の金額が月を単位として表
示される。個人Aは「年」あるいは「月」の額を見るこ
とにより、支出の調整を行うことができる。
【0050】また、個人Aが「4」キーを押したときに
はこれに「+」キーを押して更に所望のテンキーで数字
を入力することによって、各種のエンゲル係数が表示さ
れるようになっている。これは個人収支決済データベー
ス118を基にして管理担当銀行102側のソフトウェ
アがあらかじめ算出してカード端末116を介して個人
カード115に入力したその時々のデータを、個人カー
ド115側が加工して表示するものである。もちろん、
このような加工が個人カード115側で負担になるもの
であれば、これらの統計グラフのビットマップデータを
カード端末116に書き込むようにしてもよい。管理担
当銀行102側のソフトウェアは、このようなデータを
作成するために、個人カード115等から得られたデー
タを食費、住居費等に分類して整理しておくことにな
る。
【0051】次に、共用カードと補助カードについて説
明する。管理担当銀行102は個人Aの口座を開設した
ときにこの個人Aに対して通常のキャッシュカードや一
種のプリペイドカードとしての機能も付加された個人カ
ード115を発行するが、子供の年齢に応じて共用カー
ドや補助カードを発行することができる。
【0052】このうち共用カードとは、たとえば親権者
が親子の出金の個別の処理を1枚のカードで行えるよう
にしたカードである。子供は複数であってもよい。親お
よび個々の子供の入出金処理は独立しているが、多くの
カードを持ち歩く不便をなくすためのものである。個々
の入出金の処理は、個人個人に与えられたIDを親権者
が使い分けることになる。ただし、親のIDを入力して
その後に展開する処理で各個人のデータを振り分けるよ
うにしてもよい。また、3人の子供にお菓子をまとめて
与えるような場合には、予め設定あるいは登録した分配
比率で自動的にこれらの子供の支出額が分配されるよう
になっていてもよい。共用カードは、これをカード端末
116に挿入すると、各個人ごとにデータが処理される
ことになる。
【0053】次に補助カードについて説明する。補助カ
ードは、たとえば小学校に通い始めて自分で個人カード
115を所持できるようになった段階の個人Aの親権者
が所持するカードである。個人Aは自分で商品を購入す
る等の経済的な活動を行うことができるが、同時に母親
等の親権者が食料や衣服をその個人Aの消費するものと
して購入している。したがって、親権者にこのような補
助カードを所持させることで個人Aの収支決済をより完
全なものに近づけることができる。この場合の補助カー
ドと本来の個人カード115に銀行等の金融機関の入出
金処理の権限をどう割り当てるかは、親権者が管理担当
銀行102に対して行う設定によって定められる。たと
えば親権者は個人Aが中学校を卒業するまでその個人カ
ード115に小遣いの入出金の権限のみを与えるように
管理担当銀行102側に設定させることができる。
【0054】更に個人カードと補助カード同士あるいは
共用カードとの間でデータの転送処理を行わせることも
可能である。これにより、子供の個人カード115の内
容を親権者の個人カード115が吸収して、管理担当銀
行102等のカード端末116で一括処理を行うことが
可能になる。管理担当銀行102が補助カードを発行す
る場合には、補助者の識別情報も入出金されるデータに
付加して個人収支決済データベース118に格納するよ
うなシステム構成となっていることが望ましい。なお、
個人カードに対する補助カードあるいは共用カードの発
行は、子供と親権者の関係のみに成立するものではな
く、年輩者と介護者、単身赴任者とその経理を一部管理
する家族のような各種の関係において成立しうる。
【0055】以上説明した実施例では個人カードという
カード型の装置を使用して個人101が現実に入出金す
る処理を管理したが、携帯型電話機等の無線端末を使用
してこのような個人情報を管理担当銀行102あるいは
これと提携した機関に無線で送出したり、個人収支決済
データベース118に格納された情報あるいはこれを加
工した情報を無線で受信することも可能であり、本発明
がこのような無線端末に対しても同様に適用できること
は当然である。
【0056】更に実施例では個人101に対して個人カ
ードを発行する管理担当銀行102の決済情報と、この
個人101が契約した他の金融機関の決済の通知した情
報と、個人101が実際に入力処理した情報を基にして
その個人101の収支決済を管理することにした。しか
しながら、個人101が入力処理する金額の占める割合
が少ない場合や、その額を特に問題とせずに収支を把握
したい場合もある。このような場合には、前者の2つを
連携した収支データを個人101に提供するだけでも有
益なサービスとなることはもちろんであり、このような
場合にも本発明を適用することができる。
【0057】また実施例ではカード端末を管理担当銀行
に配置した例を示したが、他の金融機関、コンビニエン
スストア、デパート、あるいは図1に示した自動販売機
113のような場所でもカードを挿入したり無線で送受
信することで同様にデータの送受信が可能である。更
に、ブルーツースのような技術を使用すれば、家庭でイ
ンターネットに接続した状態でコンピュータを経由し
て、あるいは直接的にこのようなデータを送受信するこ
とも可能になる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、特定の金融機関が口座の名義人ごとにこれら
の口座を含めた収支に関するデータを管理する決済管理
データベースを用意し、これにその金融機関が把握する
収支に関するデータだけでなく、他の金融機関について
の収支をも通知させて加えておき、更にその名義人が直
接的に行った直接収支に関するデータの蓄積されたもの
も随時受け付けて決済管理データベースに反映させるこ
とにした。したがって、その名義人の収支のかなりの部
分がデータベース化されるので、家計簿や小遣い帳を記
すことなく、名義人個々のベースで収支が明確になり、
そのための労力が大幅に軽減する。また、決済管理デー
タベースを管理する特定の金融機関がその名義人と密接
に繋がるので、流通機関を含めた個人の消費領域の取り
込みに大きな効果を得ることができる。特に、子供が生
まれたときにその特定の金融機関に口座を開いて一生の
金銭の収支の計算をスタートさせることは、親にとって
口座開設の大きな動機になるだけでなく、その金融機関
の顧客吸引力を著しく増大させることができる。
【0059】また、請求項2記載の発明によれば、デー
タ入力手段と共に、口座の名義人を確認するための名義
人確認手段を用意したので、データ入力手段から入力さ
れるデータの信頼性を向上させることができる。
【0060】更に請求項3記載の発明によれば、決済反
映手段は、データ蓄積手段に蓄積された特定の名義人の
データを特定の金融機関とオンラインで接続された所定
の端末に対して送出するデータ送出手段と、この所定の
端末からその特定の名義人の現在までの収支に関するデ
ータを決済管理データベースから読み出す読出手段を備
えることにしたので、日々のデータをその都度入力して
蓄えることができ、データの脱落がなくなる。また、デ
ータ送出手段によって有線または無線で所定の端末にデ
ータを送ると共に決済管理データベースからデータを読
み出すことができ、支出額の累計の変化等を見ることに
よってデータの入力も進んで続けることができるように
なる。
【0061】更に請求項4記載の発明によれば、請求項
3記載の個人決済管理システムで収支表示手段は読出手
段の読み出したデータを表示するので、たとえば所定の
端末で見やすい状態で入力を行うことができる。装置に
よっては所定の端末に音声入力用のソフトウェアを設け
る等の工夫を行って、表示に対するケアと相まってデー
タの入力や活用の機会を増大することができる。
【0062】また請求項5記載の発明によれば、請求項
1記載の個人決済管理システムでデータ蓄積手段、決済
反映手段および収支表示手段は口座の名義人に対して発
行される一枚のカード型の筐体に格納されているので、
常に携行してデータの入出力をこまめに行うことができ
る。
【0063】更に請求項6記載の発明によれば、携帯型
電話機等の無線端末にデータ蓄積手段、決済反映手段お
よび収支表示手段としての機能を兼用させることにした
ので、携行する無線端末で決済のためのデータの入力や
今まで得られたデータの受信が可能になる。
【0064】また請求項7記載の発明によれば、請求項
5記載の個人決済管理システムでデータ蓄積手段、決済
反映手段および収支表示手段を格納する一枚のカード型
の筐体は、複数の口座の名義人に対して共用する形で発
行されるので、たとえば幾人もの子供を育てている母親
でも、それぞれの子供の収支を比較的簡単に入力するこ
とができ、入力をより正確に行うことができる。
【0065】更に請求項8記載の発明によれば、請求項
5記載の個人決済管理システムでデータ蓄積手段、決済
反映手段および収支表示手段を格納するカード型の筐体
は、1つの口座の名義人に関して複数発行されるので、
これを同一人あるいは複数の者が所持することができ、
複数の人が一人の名義人の収支を管理する環境下で収支
をより完全に入力することができる。
【0066】また請求項9記載の発明によれば、特定の
金融機関が口座の名義人ごとにこれらの口座を含めた収
支に関するデータを管理する決済管理データベースを用
意し、これにその金融機関が把握する収支に関するデー
タだけでなく、他の金融機関についての収支をも通知さ
せて加えておくことにした。したがって、その名義人の
収支のかなりの部分がデータベース化されるので、大変
な苦労をして小遣い帳を付けたりコンピュータで収支の
管理を行わなくても、名義人個々のベースで収支のかな
りの部分が明確になり、これをたとえば出生からという
ように長期間続けると、歩んでいく人生の貴重な経済的
データとして活用することができる。また、決済管理デ
ータベースを管理する特定の金融機関がその名義人と密
接に繋がるので、流通機関を含めた個人の消費領域の取
り込みに大きな効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における個人決済管理システ
ムの構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【図2】本実施例の個人カードの表面を表わした平面図
である。
【図3】本実施例の個人カードの回路構成の概要を表わ
したブロック図である。
【図4】本実施例の個人カードの処理動作の概要を表わ
した流れ図である。
【図5】本実施例で個人Aがアイスクリームを購入した
ときの操作画面を一例として示した平面図である。
【図6】本実施例で支出総額提示処理の流れを表わした
流れ図である。
【図7】本実施例で支出データ提示処理で現われる項目
の一例を示した液晶ディスプレイの平面図である。
【符号の説明】
101 個人 102 管理担当銀行 105 個人の口座 106 通帳 115 個人カード 116 カード端末 118 個人収支決済データベース 121 液晶ディスプレイ 122 キー部 131 CPU 133 NVM 136 データ入出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E044 AA20 DA06 DB02 DC06 DE01 EA02 5B049 AA06 BB46 CC00 CC50 DD01 DD04 DD05 EE21 FF03 FF09 GG03 GG04 GG07 GG09 5B055 BB12 BB19 EE01 FA01 KK05 KK15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の金融機関の口座の名義人ごとにこ
    れらの口座を含めた収支に関するデータを管理する決済
    管理データベースと、 前記名義人が前記特定金融機関以外の金融機関で行った
    収支に関するデータをこの特定の金融機関に通知する他
    金融機関通知手段と、 この他金融機関通知手段による通知があったとき前記決
    済管理データベースに名義人ごとにその収支に関するデ
    ータを反映させる決済反映手段と、 前記特定の金融機関の口座の名義人の直接的に行った直
    接収支に関するデータの入力を随時受け付けてこれを蓄
    積するデータ蓄積手段と、 このデータ蓄積手段に蓄積された前記名義人ごとの直接
    収支に関するデータを前記決済管理データベースに反映
    させる直接収支反映手段と、 前記決済管理データベースをアクセスして名義人ごとの
    現在までの金銭の収支を表示する収支表示手段とを具備
    することを特徴とする個人決済管理システム。
  2. 【請求項2】 前記データ蓄積手段は、口座の名義人の
    オフラインによる収支に関するデータを入力するデータ
    入力手段と、前記口座の名義人を確認するための名義人
    確認手段と、この名義人確認手段で名義人が確認された
    とき前記データ入力手段で入力されたデータをその名義
    人の直接収支として記憶する記憶手段とを具備すること
    を特徴とする請求項1記載の個人決済管理システム。
  3. 【請求項3】 前記決済反映手段は、前記データ蓄積手
    段に蓄積された特定の名義人のデータを前記特定の金融
    機関とオンラインで接続された所定の端末に対して送出
    するデータ送出手段と、この所定の端末からその特定の
    名義人の現在までの収支に関するデータを前記決済管理
    データベースから読み出す読出手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載の個人決済管理システム。
  4. 【請求項4】 前記収支表示手段は前記読出手段の読み
    出したデータを表示する手段であることを特徴とする請
    求項3記載の個人決済管理システム。
  5. 【請求項5】 前記データ蓄積手段、決済反映手段およ
    び収支表示手段は口座の名義人に対して発行される一枚
    のカード型の筐体に格納されていることを特徴とする請
    求項1記載の個人決済管理システム。
  6. 【請求項6】 前記データ蓄積手段、決済反映手段およ
    び収支表示手段は無線端末であることを特徴とする請求
    項1記載の個人決済管理システム。
  7. 【請求項7】 前記データ蓄積手段、決済反映手段およ
    び収支表示手段を格納する一枚のカード型の筐体は、複
    数の口座の名義人に対して共用する形で発行されること
    を特徴とする請求項5記載の個人決済管理システム。
  8. 【請求項8】 前記データ蓄積手段、決済反映手段およ
    び収支表示手段を格納するカード型の筐体は、1つの口
    座の名義人に関して複数発行されることを特徴とする請
    求項5記載の個人決済管理システム。
  9. 【請求項9】 特定の金融機関の口座の名義人ごとにこ
    れらの口座を含めた収支に関するデータを管理する決済
    管理データベースと、 前記名義人が前記特定金融機関以外の金融機関で行った
    収支に関するデータをこの特定の金融機関に通知する他
    金融機関通知手段と、 この他金融機関通知手段による通知があったとき前記決
    済管理データベースに名義人ごとにその収支に関するデ
    ータを反映させる決済反映手段と、 このデータ蓄積手段に蓄積された前記名義人ごとの直接
    収支に関するデータを前記決済管理データベースに反映
    させる直接収支反映手段と、 前記決済管理データベースをアクセスして名義人ごとの
    現在までの金銭の収支を表示する収支表示手段とを具備
    することを特徴とする個人決済管理システム。
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