JP2001222483A - 情報転送方法および情報転送システム - Google Patents

情報転送方法および情報転送システム

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JP2001222483A
JP2001222483A JP2000031386A JP2000031386A JP2001222483A JP 2001222483 A JP2001222483 A JP 2001222483A JP 2000031386 A JP2000031386 A JP 2000031386A JP 2000031386 A JP2000031386 A JP 2000031386A JP 2001222483 A JP2001222483 A JP 2001222483A
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Yoshihiro Yatagai
嘉宏 矢田貝
Masahiro Uno
雅博 宇野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の携帯電話機を使用して、ケーブルレス
でデータを転送できる情報転送システムおよび情報転送
方法を提供する。 【解決手段】 携帯電話機5のディスプレイ6上に転送
情報をコード表示し、それをパソコン1が内蔵カメラ3
で映像として捉え、画像認識して転送情報に変換してか
ら、HDD等に蓄積する。一方、携帯電話機5は、内蔵
カメラ31によって、パソコン1のLCD2上の受信確
認表示を撮像し、その画像認識を行う。このようにし
て、電話機内に格納されたユーザ情報等が非接触でパソ
コンに転送され、携帯電話機側も、画像認識を介して、
パソコンへの情報転送の確認を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機と情報
端末間で、例えば、ユーザによって選択されたデータを
転送する情報転送方法および情報転送システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話機の普及により、携帯電
話機を通話のみならずデータ通信にも使用するアプリケ
ーションが一般的になってきている。携帯電話機を使用
した、この種のデータ通信の形態としては、例えば、ユ
ーザが携帯電話機のキー等を操作して入力したデータ
を、その携帯電話機から無線等によって直接、通信相手
に送る場合と、他の機器に格納されているデータを一
旦、携帯電話機に取り込んでから、そのデータを携帯電
話機から相手へ送信する場合とが考えられる。
【0003】例えば、パーソナルコンピュータ内に格納
されたデータを遠隔地へ無線で送信する場合、ユーザ
は、携帯電話機とパーソナルコンピュータとを多芯ケー
ブル(例えば、16芯インタフェース)やカード型のモ
デムを介して相互に接続してから、携帯電話機を介し
て、通信相手にそのデータを送ったり、所定の情報を転
送するという形態をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ通信や情報転送方法では、携帯電話機のキー
操作によりデータ入力を行う場合、その操作性の悪さが
障壁となって、ユーザには、データ入力が面倒かつ時間
がかかるものとなる傾向にある。特に、送信しようとす
る情報量が多いときには、携帯電話機へのデータ入力に
も一定の限界が生じることは明らかである。
【0005】また、パーソナルコンピュータ等から取り
込んだデータを、携帯電話機を介して送信する場合で
も、パーソナルコンピュータ等と携帯電話機との相互接
続には、上述のように通信ケーブルが必ず介在するた
め、ユーザにとってデータ通信を行うことが煩雑に感じ
たり、ケーブルの接続作業等があるため、通信を行う際
の利便性が害されるという問題がある。
【0006】一方、ある装置から他の装置へ通信ケーブ
ルを介さずにデータを送る方法として、例えば、赤外線
を使用するものもあるが、この方法には、ケーブル接続
が不要になるという利点があっても、これらの装置に赤
外線通信専用のインタフェース・ポートや部品追加が必
要になったり、画像情報のようにデータ量の多い情報の
転送には不向きであるという問題がある。
【0007】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、既存の携帯電話機を使
用して、その携帯電話機に内蔵されたデータを非接触
で、つまり、通信相手の機器と物理的な接続コード等を
使用しない、いわゆるケーブルレスで、データを転送し
たり、あるいは逆に、相手機器からのデータを非接触で
携帯電話機内に取り込むことができる情報転送システム
および情報転送方法を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、既存の携帯電話機と
相手機器との間で、非接触(ケーブルレス)で双方向に
データのやり取りができる情報転送システムおよび情報
転送方法を提供することである。
【0009】本発明のさらなる目的は、携帯電話機の低
価格性および軽量性を維持しながら、携帯電話機と他の
情報機器との間でデータを転送できる情報転送システム
および情報転送方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、第1の発明は、携帯電話機に格納されたデータの
内、選択されたデータを、上記携帯電話機から撮像手段
を有する情報端末へ転送する情報転送方法において、上
記選択されたデータに対応する所定の図形を上記携帯電
話機上に可視表示する表示ステップと、上記可視表示さ
れた所定の図形を上記撮像手段によって撮像する撮像ス
テップと、上記情報端末で、上記撮像された所定の図形
を画像認識する認識ステップと、上記画像認識した所定
の図形を、その図形に対応するデータに変換するステッ
プと、上記変換後のデータを上記情報端末内の記憶部に
蓄積するステップとを備える情報転送方法を提供する。
この構成により、携帯電話機に内蔵されたデータを、非
接触で相手情報端末に転送するよう機能する。
【0011】第2の発明によれば、情報端末に格納され
たデータの内、選択されたデータを、上記情報端末から
撮像手段を有する携帯電話機へ転送する情報転送方法に
おいて、上記選択されたデータに対応する所定の図形を
上記情報端末上に可視表示する表示ステップと、上記可
視表示された所定の図形を上記撮像手段によって撮像す
る撮像ステップと、上記携帯電話機で、上記撮像された
所定の図形を画像認識する認識ステップと、上記画像認
識した所定の図形を、その図形に対応するデータに変換
するステップと、上記変換後のデータを上記携帯電話機
内の記憶部に蓄積するステップとを備える情報転送方法
を提供することで、情報端末に内蔵されたデータを、非
接触で携帯電話機に転送できる。
【0012】第3の発明によれば、各々が撮像手段を有
する携帯電話機と情報端末間で、これらの携帯電話機と
情報端末に格納されたデータの内、選択されたデータを
転送する情報転送方法において、上記携帯電話機と情報
端末の各々が、上記選択されたデータに対応する所定の
図形を可視表示するステップと、上記携帯電話機と情報
端末の内、情報の転送元が可視表示した上記所定の図形
を、その情報の転送先の上記撮像手段で撮像するステッ
プと、上記撮像された所定の図形を画像認識するステッ
プと、上記画像認識した所定の図形を、その図形に対応
するデータに変換するステップと、上記変換後のデータ
を記憶部に蓄積するステップとを備える情報転送方法を
提供することで、非接触(ケーブルレス)で、携帯電話
機と相手機器間において双方向にデータのやり取りがで
きる。
【0013】さらに、第4の発明は、携帯電話機に格納
されたデータの内、選択されたデータを、上記携帯電話
機から情報端末へ転送する情報転送システムにおいて、
上記選択されたデータに対応する所定の図形を上記携帯
電話機上に可視表示する表示手段と、上記可視表示され
た所定の図形を撮像する、上記情報端末に内蔵された撮
像手段と、上記情報端末で、上記撮像された所定の図形
を画像認識する認識手段と、上記画像認識した所定の図
形を、その図形に対応するデータに変換する手段と、上
記変換後のデータを上記情報端末内の記憶部に蓄積する
手段とを備える情報転送システムを提供する。かかる構
成とすることで、携帯電話機に内蔵されたデータを、非
接触で相手情報端末に転送できるシステムを実現でき
る。
【0014】また、第5の発明によれば、情報端末に格
納されたデータの内、選択されたデータを、上記情報端
末から携帯電話機へ転送する情報転送システムにおい
て、上記選択されたデータに対応する所定の図形を上記
情報端末上に可視表示する表示手段と、上記可視表示さ
れた所定の図形を撮像する、上記携帯電話機に内蔵され
た撮像手段と、上記携帯電話機で、上記撮像された所定
の図形を画像認識する認識手段と、上記画像認識した所
定の図形を、その図形に対応するデータに変換する手段
と、上記変換後のデータを上記携帯電話機内の記憶部に
蓄積する手段とを備える情報転送システムを提供するこ
とで、情報端末に内蔵されたデータを、非接触で携帯電
話機に転送できる。
【0015】そして、第6の発明によれば、携帯電話機
と情報端末間で、これらの携帯電話機と情報端末に格納
されたデータの内、選択されたデータを転送する情報転
送システムにおいて、上記携帯電話機と情報端末の各々
が、上記選択されたデータに対応する所定の図形を可視
表示する手段と、情報の転送元となる上記携帯電話機あ
るいは情報端末によって上記可視表示された上記所定の
図形を撮像する撮像手段と、上記撮像された所定の図形
を画像認識する手段と、上記画像認識した所定の図形
を、その図形に対応するデータに変換する手段と、上記
変換後のデータを記憶部に蓄積する手段とを備え、上記
撮像手段は、第1の撮像手段と第2の撮像手段とからな
り、上記第1の撮像手段は上記情報端末に内蔵され、上
記携帯電話機によって可視表示された上記図形を撮像
し、また、上記第2の撮像手段は上記携帯電話機に内蔵
され、上記情報端末によって可視表示された上記図形を
撮像する情報転送システムが提供される。この構成によ
って、非接触(ケーブルレス)で、携帯電話機と相手機
器間において双方向にデータのやり取りができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を情報の転送方向(片方向、双方向)に
応じた動作モードに対応させて詳細に説明する。
【0017】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係る情報転送方法(片方向転送モード)を実現す
るための一システム構成を示す外観図である。このシス
テムは、同図に示すように、適当な距離だけ互いに離れ
て位置する情報端末(例えば、パーソナルコンピュー
タ。以下、単にパソコンという)1と携帯電話機5とか
らなり、パソコン1は、撮像手段としてのカメラ3を内
蔵し、また、携帯電話機5は、例えば、文字や図形等を
液晶表示するディスプレイ部(フルドットのLCD)6
を有する。
【0018】本システムでは、図1に示すように、携帯
電話機5のディスプレイ部6に、所定情報に対応した図
形等(ここでは、画像として認識が容易なバーコード8
を使用し、円内7に、その表示部分を拡大して示す。な
お、このバーコードは、1次元のものに限らず、2次元
バーコードであっても、また、白黒のみならず、複数の
色からなるカラーパターンで構成されるバーコードであ
ってもよい。)が表示される。そこで、パソコン1と携
帯電話機5を互いに向き合わせ、ユーザが、パソコン1
に内蔵のカメラ3を携帯電話機5のディスプレイ部6に
向けることで、カメラ3が、ディスプレイ部6上に表示
されたバーコード8を撮影(撮像)する。
【0019】パソコン1は、このような撮像で得られた
バーコードの画像認識を行い、その画像に含まれる図形
が示す情報内容を解析して、それを携帯電話機5からの
転送情報としてパソコン内のメモリに取り込んだ後、以
下に述べる処理を行う。このような動作を、表示される
図形に対応させて繰り返すことで、携帯電話機5のディ
スプレイ部6上に表示された情報が、順次、パソコン1
内のメモリ等に蓄積される。
【0020】なお、本システムでは、パソコン1が取り
込んだ情報は、図1に示すように、そのディスプレイ
(LCD)2に表示され、ユーザが、携帯電話機5から
パソコン1へ実際に転送された情報の内容を容易に確認
できるようにしているが、システム全体の制御を簡略化
するため、このようなパソコン上における確認のための
情報表示はなくてもよい。また、情報の発信元となる携
帯電話機は、情報転送中、ユーザが手で携帯電話機を保
持し続けてもよいし、所定の保持台を設けて、それに携
帯電話機を載置する形態をとってもよい。
【0021】図2は、本実施の形態1に係るシステムを
構成するパソコン1と携帯電話機5の内部構成を詳細に
示すブロック図である。同図に示すように、携帯電話機
5は、その電話機全体を制御する中央制御部(CPU)
22、所定のユーザ情報や制御情報等を格納するための
メモリ24、CPU22の制御を受けて、所定の画像を
ディスプレイ部6に表示するためのLCD制御部21、
および、ユーザが、電話機に所望のデータ入力等をする
際に使用するキー入力部23からなる。
【0022】なお、図2に示す携帯電話機5の構成は、
既存の携帯電話機のハードウエア構成と同じであるが、
ここでは、簡単のため、通話機能や無線通信機能に関係
する構成要素、例えば、通話回路や無線制御部等は、図
示を省略してある。
【0023】一方、パソコン1は、中央制御部としての
CPU13、このCPUの制御下にあって、パソコン1
に内蔵されたカメラ3の動作を制御するカメラ制御部1
1、同じくCPU13からの制御によって、LCD2に
対する表示制御を行うLCD制御部12、カメラ3を介
して得た画像情報等を蓄積する大容量記憶装置として機
能するハードディスク・ドライブ(HDD)15、そし
て、ソフトウエアを含む命令コードや制御コードを格納
したり、動作メモリ(ワークメモリ)や一時記憶領域の
機能を有するメモリ14を備える。
【0024】携帯電話機5のCPU22は、後述するよ
うに、転送情報(送信データ)を、それに対応する所定
の図形で表した転送コードに変換する変換機能を有して
おり、一方、パソコン1のCPU13も、カメラ3を介
して得た画像の中から、上記図形を、所定の情報を表わ
すコードとして認識し、そのコードを転送時の情報形式
に変換する機能を持っている。以下、これらパソコン1
と携帯電話機5を使用した、本実施の形態1に係る情報
転送方法について、動作シーケンス図やフローチャート
等を参照して説明する。
【0025】図3は、本実施の形態1に係るシステムに
おけるパソコン、携帯電話機間の情報転送動作の手順を
示すシーケンス図である。また、本実施の形態1に係る
システムの情報転送について、携帯電話機側における処
理手順を図4のフローチャートに、パソコン側における
処理手順を図5のフローチャートにそれぞれ具体的に示
す。さらに、図6には、それぞれの情報転送段階におけ
るパソコン、携帯電話機の様子を示す。なお、本実施の
形態1に係るシステムにおける情報の転送方向は、図
3、図6に示すように、携帯電話機5からパソコン1へ
の片方向である。
【0026】まず、本実施の形態1に係るシステムにお
ける情報転送動作の概要について、図3を参照して説明
する。すなわち、図3のシーケンスSQ1では、最初の
動作として、携帯電話機5が、そのディスプレイ部6に
情報転送モードの開始コードを可視表示し、パソコン1
のカメラ3が、そのコードを映像として捉える。そし
て、パソコンは、得られた映像を画像情報として認識し
た後、後述するように、情報転送モードへの突入を認識
した旨の表示を行う。
【0027】携帯電話機5は、上記の開始コードの表示
と同時にタイマを起動し、表示してから時間t0経過
後、シーケンスSQ2に移行する。このシーケンスSQ
2では、携帯電話機5が1番目の選択情報を可視表示す
る。つまり、ユーザが転送しようと、あらかじめ選択し
た情報の内、最初(1番目)の情報を、バーコード形式
でディスプレイ部6に表示する。携帯電話機5は、上記
シーケンスSQ1と同様、このコード表示と同時にタイ
マを起動し、時間t1経過後、シーケンスSQ3へ移行
する。
【0028】シーケンスSQ3では、携帯電話機5が2
番目の選択情報をバーコード形式で可視表示し、その表
示と同時にタイマを起動し、時間t2経過後、次のシー
ケンスに移る。以下、転送情報ごとに同様の表示動作を
繰り返し、図3のシーケンスSQ4において、転送すべ
き最後の情報(ここでは、n番目の選択情報)を表示す
る。そして、その表示をしてから時間tnが経過後、最
終シーケンスSQ5へ移行する。
【0029】シーケンスSQ5は、情報転送モードから
抜けるためのシーケンスであり、携帯電話機5が、ディ
スプレイ部6に情報転送モードの終了コードを可視表示
し、それをパソコン1が画像認識することで、情報転送
モードが終了する。なお、上述したタイマが計数する時
間については、可視表示する情報の長さとは無関係に固
定時間とするか、あるいは、表示情報のデータ長に応じ
て可変(ユーザ設定、あるいは、携帯電話機自身が判断
し、調整する)としてもよい。
【0030】次に、図4、図5等を参照して、本実施の
形態1に係るシステムにおける情報転送の処理手順を、
より具体的に説明する。情報転送を開始する場合、ユー
ザは、携帯電話機からパソコンへの転送対象とする情報
を、あらかじめ選択しておく。なお、ここでの情報と
は、例えば、携帯電話機内に格納された電話帳データ、
あるいは、Eメールデータ等を指しており、転送対象と
するのは、これらのデータの全部あるいは一部でもよ
い。そこで、図4のステップS1では、ユーザが、携帯
電話機5のキー入力部23を操作して、既にメモリ24
内に格納されている情報(以降において、適宜、転送情
報、送信情報、あるいは送信データという)の選択を行
う。
【0031】上記の情報選択については、例えば、ユー
ザが所定のキー操作をして、携帯電話機内に格納されて
いる電話帳データの内、短縮番号♯00〜♯29に登録
されている、“ア行”の人名に対応する電話番号情報だ
けを選択することや、特定の者からの着信メールデータ
を選択すること等が考えられる。
【0032】ユーザによる送信情報の選択が完了すると
(ステップS2でYES)、携帯電話機5は、ステップ
S3で、情報転送の開始を意味するコード(転送モード
開始コード)を、バーコード形式でディスプレイ部6に
表示する。そのときの携帯電話機、パソコンの様子を、
図6の(a)に示す。そして、携帯電話機5は、続くス
テップS4で、タイマを起動して時間t0の経過を待
つ。
【0033】なお、これら時間t0、および上述した他
の時間(t1〜tn)は、パソコン1に内蔵したカメラ3
が、携帯電話機5のディスプレイ部6上に表示されたバ
ーコードを映像として捉え、その内容を認識するに十分
な時間として設定される。
【0034】一方、パソコン側は、図5のステップS1
1で、転送モードの開始コードの認識、つまり、図6の
(b)に示すように、携帯電話機上に可視表示された転
送モード開始コードを、パソコンがカメラ3によって撮
像し、その画像認識を行う。その結果、パソコンがコー
ド認識できれば、ステップS12において、ディスプレ
イ2上には、同図に示すように「情報転送モード突入完
了!」が表示され、そのモードに入ったことをユーザに
通知する。
【0035】上記の情報転送モードに突入後、本システ
ムでは、携帯電話機5からパソコン1へ、ユーザが選択
した情報の転送が開始される。すなわち、図4のステッ
プS5において、携帯電話機5は、あらかじめ電話機に
格納され、ユーザが選択した情報(送信データ)Dn
転送コードCnに変換し、続くステップS6で、その転
送コードをディスプレイ部6に可視表示する。この可視
表示は、上述のようにバーコード形式による表示である
(図6の(c)参照)。そして、ステップS7でタイマ
を起動して、計数時間tnの経過を監視し、その設定時
間が経過するまで、ステップS6での転送コードの表示
処理を継続する。
【0036】なお、ここで、送信データDn,転送コー
ドCn,および時間tnにおけるnは、1あるいはそれ以
上の整数であり、それらは、図3に示すシーケンスSQ
2〜SQ4に対応する1番目、2番目、…n番目のデー
タ、コード、および時間を意味する。
【0037】携帯電話機5によって、上述した転送コー
ドの可視表示が行われると、パソコン1は、図5のステ
ップS13で、そのコードの読み取りと画像認識を行
う。コード認識ができれば、パソコンは、ステップS1
4で、そのコードを、携帯電話機が転送したときの情報
形式に変換する。そして、ステップS15で、携帯電話
機からの転送情報を、ユーザが目視できる形でディスプ
レイ上に表示する(図6の(c)参照)。続くステップ
S16で、パソコン1は、この転送情報をHDD15に
蓄積する。
【0038】携帯電話機5は、上記タイマ時間tnの経
過後、図4のステップS8で、ユーザが選択した送信デ
ータの全ての表示を完了したかどうかを判定し、それが
完了していなければ、ステップS5に戻って、次に送信
すべきデータを転送コードに変換する。しかし、全ての
送信データの表示が終了していれば(ステップS8でY
ES)、携帯電話機5は、次のステップS9で、情報転
送モードの終了を意味するコードを、バーコード形式で
ディスプレイ部6に表示する。なお、このモード終了表
示に対してもタイマ起動が行われ、ここでは、それを、
パソコン1が表示を認識するのに十分な時間tn+1とす
る(図3のシーケンスSQ5参照)。
【0039】パソコン1は、図5のステップS17にお
いて、上記のモード終了表示をカメラ3で撮像して、そ
の画像認識を行う。その結果、携帯電話機5からの情報
転送の終了、すなわち転送モードの終了を知ると、パソ
コンは、ステップS18において、図6の(d)に示す
ように「情報転送モード終了!」をLCD上に表示す
る。以上の処理によって、本システムにおける情報転送
モードが解除され、携帯電話機とパソコン間の通信(情
報転送)が終了する。
【0040】しかし、ステップS17において、パソコ
ンが、転送モード終了表示の画像認識をできない場合に
は、再度、ステップS13に戻って、転送情報の認識処
理を行う。なお、転送情報として携帯電話機のディスプ
レイ上に可視表示されるバーコードは、上述のように白
と黒で構成されるコードに限定されず、例えば、その携
帯電話機のディスプレイがカラー表示機能を有していれ
ば、複数の色からなるカラーコードによる表示形態をと
ってもよい。これにより、同一コードであっても、その
色を変えることで、異なる内容の情報を転送でき、転送
情報のパターンや種類を増やすことができる。また、情
報を読み取る側のカメラが有する色特性等に合わせた色
コードを使用して、情報転送を行える。
【0041】以上説明したように、本実施の形態1によ
れば、携帯電話機のディスプレイ上に、送信情報に対応
したバーコードを可視表示し、それをパソコンが内蔵カ
メラで映像として捉え、画像認識を介した後、それを所
定の転送情報に変換してパソコン内に蓄積するので、既
存の携帯電話機のハードウエアをそのまま使用して、そ
のソフトウエアの変更のみで、電話機に格納されたユー
ザ情報等を非接触(ケーブルレス)、かつ簡単な操作で
パソコンに転送できる。
【0042】また、情報転送を行うに際し、既存の携帯
電話機のソフトウエアを入れ替えるのみで、ハードウエ
アの改造や新たな部品追加が一切、不要となるため、現
在、市販されている携帯電話機の有する低価格性および
軽量性を維持しながら、所望の情報転送を実現できる。
【0043】さらには、携帯電話機からパソコンへ転
送、蓄積された情報は、ユーザが、パソコン上で自由に
情報加工したり、あるいは、受信した転送情報に対して
新たな情報を追加することもできる。
【0044】実施の形態2.以下、本発明の実施の形態
2として、片方向転送モードを実現する方法ではある
が、図1等に示す、上記実施の形態1に係る情報転送方
法とは、転送方向が異なる例を説明する。
【0045】図7は、本実施の形態2に係るシステムを
構成するパソコン1と携帯電話機5の内部構成を詳細に
示すブロック図である。なお、同図では、図2に示す上
記実施の形態1に係るシステムと同一構成要素には同一
符号を付し、ここでは、それらの説明を省略する。図7
に示す、本実施の形態2に係るシステムにおいて特徴的
なことは、携帯電話機5が、撮像手段としてカメラ31
を内蔵しており、パソコン1には、内蔵カメラがないこ
とである。つまり、ここでは、撮像手段を持たない通常
のパソコンから、内蔵カメラを持つ携帯電話機へ情報を
転送することを想定している。
【0046】図7に示す携帯電話機5では、内蔵された
カメラ31が、CPU22の制御下にあるカメラ制御部
32によって、パソコン1のディスプレイ(LCD)2
上の表示画像を撮像する。この画像の持つ情報は、中央
制御部(CPU)22で解析され、適宜、メモリ24に
格納される。また、CPU22は、所定の画像をディス
プレイ部6に表示するためのLCD制御部21を制御す
る。
【0047】なお、本実施の形態2に係るシステムにお
けるパソコン−携帯電話機間の情報転送動作の手順や、
携帯電話機、パソコンにおける情報転送処理手順は、図
3〜図5に示す、上記実施の形態1に係るシステムにお
ける動作手順、処理手順において、パソコンと携帯電話
機との関係を逆にした場合に相当するため、説明の簡略
化を考慮して、ここでは、それらの説明並びに図示を省
略する。
【0048】図8は、本実施の形態2に係るシステムに
おける情報転送時のパソコンと携帯電話機の様子を示し
ている。ここでも、パソコンから携帯電話機へ情報転送
を開始する際、ユーザは、キー操作等によって、転送対
象とする情報(例えば、複数人の氏名、電話番号等から
なる電話帳データ)をあらかじめ選択しておく。パソコ
ン1のCPU13は、相手側への送信データを、それに
対応する所定の図形で表した転送コードへ変換する変換
機能を持っており、ここでの情報転送は、図8の(a)
に示すように、パソコン1のディスプレイ2に特定のコ
ード(転送モード開始コード)がバーコード形式で可視
表示されることで開始される。
【0049】携帯電話機5のカメラ31が、パソコン上
の転送モード開始のコード表示を読み取り、携帯電話機
が画像認識を行って、そのコード内容の認識ができれ
ば、ディスプレイ部6には、図8(b)に示すように、
「情報転送モード突入完了!」が可視表示され、ユーザ
は、転送モードに入ったことを知る。その後、パソコン
1から携帯電話機5へ、ユーザが選択した情報の転送が
開始される。
【0050】パソコンは、上記実施の形態1における携
帯電話機での処理と同様、ユーザが選択した情報(送信
データ)を転送コードに変換し、その転送コードをバー
コード形式でディスプレイ2に可視表示する。携帯電話
機のCPU22は、カメラ31を介して得られた画像の
認識を行い、それを所定の情報に変換して、転送情報と
してメモリ24に蓄積する。同時に、携帯電話機は、認
識した情報(転送情報)を、ユーザが確認できる形でデ
ィスプレイ部6に表示する。このときの様子を、図8の
(c)に示す。ここでも、パソコン1は、転送コードの
表示処理を実行する際にタイマを起動して、所定の設定
時間が経過するまで、個々の表示が継続されるよう制御
する。
【0051】パソコン1は、全ての送信データの表示を
終了すると、図8の(d)に示すように、情報転送モー
ドの終了を意味するコードを、バーコード形式でディス
プレイ2に表示する。携帯電話機5は、このコードに対
する画像認識によって、転送モードの終了を知ると、同
図に示すように、「情報転送モード終了!」をLCD6
上に可視表示する。これによって、本システムにおける
情報転送モードが解除となり、パソコンと携帯電話機間
の情報転送が終了する。
【0052】以上説明したように、本実施の形態2によ
れば、パソコンのディスプレイ上に、送信情報に対応し
たバーコードを可視表示し、それを携帯電話機が内蔵カ
メラで撮像して画像認識を行い、それを所定の転送情報
に変換してメモリ内に蓄積するので、信号ケーブル等を
用いた有線通信機能、あるいは無線による通信機能を持
たないパソコンからも、簡単な操作で必要な情報をパソ
コンから携帯電話機へ転送できる。
【0053】なお、上記実施の形態1,2では、携帯電
話機あるいはパソコンのLCD上における転送情報等の
バーコード表示は、タイマによる設定時間だけ、個々の
コードを可視表示し、それを、全転送情報に対して連続
して行う方法をとっているが、個々のコード表示の変化
点(変化タイミング)を明確にするため、以下のように
制御してもよい。
【0054】すなわち、個々の転送コードCnに対し
て、タイマによる設定時間だけ可視表示を行った後、コ
ードの変化を示す特定コードを所定時間、可視表示して
から、次に転送する情報のコード表示をすることで、変
化点を明らかにする。具体的には、変化点を示す特定コ
ードをTとすると、転送コードの表示を、時系列的に、
「モード突入コード」→T→C1→T→C2→T→C3
T………→Cn→T→「モード終了コード」のように行
う。このようにすることで、情報の転送を受ける側が、
先の情報表示と、それに続く次の情報表示とを明瞭に区
別でき、より確実で信頼性の高い情報転送の実現が可能
となる。
【0055】また、転送情報の受け側であるパソコン
が、携帯電話機上の個々のコード表示を一回の読み取り
動作の後、画像認識処理に入るのではなく、同一コード
を複数回、走査(スキャン)し、得られた複数の画像を
相互に比較して、所定値以上の一致度が得られた場合
に、それを実際の転送情報と認識して蓄積するという方
法をとってもよい。こうすることで、読み取り中の画像
に、例えばノイズ等が混入しても、確実に画像認識を行
える。
【0056】実施の形態3.以下、本発明の実施の形態
3に係る情報転送方法について説明する。なお、上記実
施の形態1,2に係る方法では、情報の転送方向が、携
帯電話機からパソコンへの一方向であったが、本実施の
形態3では、携帯電話機−パソコン間で双方向の情報転
送を実現する方法を説明する。
【0057】図9は、実施の形態3に係る情報転送方法
(双方向転送モード)を実現するための一システム構成
を示す外観図である。同図に示すシステムは、適当な距
離だけ互いに離れて位置するパソコン1と携帯電話機5
とによって構成され、ここでは、パソコン1と携帯電話
機5の両方が、撮像手段としてのカメラを有する。すな
わち、図9に示すように、パソコン1はカメラ3を内蔵
し、携帯電話機5も、その適当な位置に内蔵カメラ31
を持っている。また、携帯電話機5は、文字や図形等を
液晶表示するためのディスプレイ部(例えば、フルドッ
トのLCD)6を有する。
【0058】携帯電話機5のディスプレイ部6には、円
内7にその部分を拡大して示すように、所定情報(これ
については、後述する)に対応したバーコード8が可視
表示され、パソコン1のディスプレイ(LCD)2に
も、所定情報に対応したバーコード4が可視表示され
る。パソコン1と携帯電話機5は互いに向き合い、ユー
ザが、パソコン1のカメラ3を携帯電話機5のディスプ
レイ部6に向けることで、図9において破線で示すよう
に、カメラ3が、携帯電話機5の表示部に表示されたバ
ーコードを撮影(撮像)する。他方、携帯電話機5のカ
メラ31をパソコン1のディスプレイ2に向けること
で、図9において一点鎖線で示すように、カメラ31
が、パソコン1のディスプレイ2に表示されたバーコー
ドを撮像する。
【0059】パソコン1は、内蔵カメラ3で撮ったバー
コードの画像認識を行い、それに含まれる情報内容を解
析して、それを転送情報としてパソコン内のハードディ
スク等に取り込むことで、携帯電話機5のディスプレイ
部6上に表示された情報(携帯電話機の発するメッセー
ジを含む)が、順次、パソコン1内に蓄積される。同様
に、携帯電話機5も、それが内蔵するカメラ31を介し
て得た画像情報をもとに、パソコン1のディスプレイ2
上に表示されたバーコードの情報内容を解析し処理す
る。これについては、後述する。
【0060】図10は、本実施の形態3に係るシステム
を構成するパソコン1と携帯電話機5の内部構成を詳細
に示すブロック図である。なお、図10に示す構成にお
いて、図2等に示す上記実施の形態1,2に係るシステ
ムと同一構成要素には同一符号を付し、ここでは、それ
らの説明を省略する。
【0061】図10において、携帯電話機5に内蔵され
たカメラ31は、カメラ制御部32による制御によっ
て、上述したように、パソコン1のディスプレイ(LC
D)2上の表示画像(ここでは、バーコード)を撮像す
る。この画像の持つ情報は、中央制御部(CPU)22
で解析され、適宜、メモリ24に格納される。図10に
示すように、CPU22は、所定の画像をディスプレイ
部6に表示するための制御を行うLCD制御部21と、
内蔵されたカメラ31の撮像動作を制御するカメラ制御
部32の両方と制御情報や画像情報等のやり取りをす
る。
【0062】なお、携帯電話機5のCPU22とパソコ
ン1のCPU13は、ともに、相手への送信データを、
それに対応する所定の図形で表した転送コード(バーコ
ード)に変換する変換機能と、内蔵カメラを介して得た
画像の中から、上記図形を、所定の情報を表わすコード
として認識し、それを所定の情報に変換する(転送時の
形式を持つ送信データに戻す)機能を持っている。
【0063】以下、本実施の形態3に係る情報転送方法
について、動作シーケンス図やフローチャートを参照し
て説明する。図11は、本実施の形態3に係るシステム
におけるパソコン−携帯電話機間の情報転送動作の手順
を示すシーケンス図であり、図12,図13は、それぞ
れ携帯電話機およびパソコンにおける情報転送処理手順
を示すフローチャートである。なお、本実施の形態3に
係るシステムにおける情報転送は、上述したように双方
向に行われ、パソコン、携帯電話機のいずれもが転送情
報等の発信源となることができる。
【0064】そこで、図11に示すシーケンス図では、
情報転送に関与する通信端末の表記を「パソコン/携帯
電話」、「携帯電話/パソコン」とすることで、本シス
テムでは、パソコン、携帯電話機のいずれの側からも、
後述する情報転送モードへ突入できることを表わしてい
る。なお、以降においては、携帯電話機側から転送情報
が発信され、それをパソコンが受けて、パソコンから携
帯電話機へ受信確認の応答情報が送られる形態を例にと
って説明する。
【0065】本実施の形態3に係るシステムにおいて、
情報転送を開始する最初の動作として、情報転送モード
への突入がある。すなわち、図11のシーケンスSQ1
1に示すように、携帯電話機5が、そのディスプレイ部
6に情報転送モードの開始コードを可視表示すると、パ
ソコン1のカメラ3が、このコードを映像として捉え、
パソコン側で、そのコードが表わす内容を解析する。そ
の結果、情報転送モードの開始であると認識されれば、
シーケンスSQ12において、パソコンのディスプレイ
上には、情報転送モードへの突入確認を示すコードが可
視表示される。この表示を、携帯電話機5のカメラ31
が映像として捉え、CPU22が、それに含まれる情報
内容を認識することで、システムが実際に情報転送モー
ドへ突入する。
【0066】続くシーケンスSQ13では、上記実施の
形態1における場合と同様、あらかじめユーザが選択し
た情報の内、最初の情報(1番目の選択情報)が、携帯
電話機5のディスプレイ部6にコード表示される。そこ
で、このコード表示がパソコン1のカメラ3で捉えら
れ、CPU13が、そのコード内容を有効な転送情報で
あると認識すれば、シーケンスSQ14において、パソ
コン1のディスプレイ2上に、転送情報を正常に受信し
た旨の確認コードが表示される。この確認コード表示
を、携帯電話機5のカメラ31が捉え、その内容をCP
U22が認識することで、1番目の選択情報の転送が正
常に行われたことになる。
【0067】2番目以降の選択情報についても、図11
のシーケンスSQ15〜SQ18において、上記1番目
の選択情報と同様にコード表示、転送、および受信確認
がなされる。これらの内、シーケンスSQ17では、携
帯電話機側で、転送すべき最後の情報(n番目の選択情
報)の表示が行われ、続くシーケンスSQ18におい
て、パソコン側で、その転送情報の受信確認コードが表
示される。
【0068】シーケンスSQ19では、情報転送モード
から抜けるため、携帯電話機5が、ディスプレイ部6に
情報転送モードの終了コードを表示し、それをパソコン
1が画像認識する。その結果、パソコン1が、情報転送
モードの終了を認識すると、そのディスプレイ2上に、
携帯電話機からのモード終了コードを正常に受信した旨
の確認コードが表示される(シーケンスSQ20)。こ
の確認コード表示は、携帯電話機5のカメラ31を介し
て、CPU22が認識することで、最終的に携帯電話機
−パソコン間の情報転送モードが解除される。
【0069】本実施の形態3における情報転送処理手順
を具体的に説明する。携帯電話機は、図12に示すフロ
ーチャートに従って情報転送処理を実行し、パソコン
は、図13に示すフローチャートに従って情報転送処理
を実行する。また、図14は、情報転送のそれぞれの過
程(モード)における携帯電話機、パソコンの表示状態
等を示す図である。
【0070】携帯電話機5からパソコン1へ情報を転送
する場合、ユーザは、転送対象とする情報(例えば、携
帯電話機内に格納された電話帳データ、あるいはEメー
ルデータ等)を、携帯電話機を操作して、あらかじめ選
択しておく。なお、転送対象とする情報は、これらのデ
ータの全部あるいは一部でもよい。また、ここでの情報
選択の具体例は、上記実施の形態1において説明したも
のと同様な例(例えば、電話帳データに含まれる特定の
者の電話番号等)を想定できる。
【0071】すなわち、図12のステップS81では、
ユーザが、携帯電話機5のキー入力部23を操作して、
送信情報の選択を行う。送信情報の選択が完了すると
(ステップS82でYES)、携帯電話機5は、情報転
送の開始を意味するコード(情報転送モード開始コー
ド)を、バーコード形式でディスプレイ部6に可視表示
する(ステップS83)。図14の(a)は、このとき
の携帯電話機5とパソコン1の状態を示しており、携帯
電話機5のディスプレイ部6に、情報転送モード開始コ
ードに対応するバーコードが表示されていることが分か
る。
【0072】図14の(b)は、パソコン1が、内蔵す
るカメラ3によって、携帯電話機5のディスプレイ部6
上の表示コードを映像として捉え、その画像認識を行っ
たときの様子である。この画像認識処理が、パソコン側
における転送モード開始コードの認識処理であり、パソ
コン1が、カメラ3で捉えた画像を転送モード開始コー
ドであると認識すれば、すなわち、図13のステップS
91での判定がYESであれば、パソコン1は、図14
(b)に示すように、ディスプレイ2上に「情報転送モ
ード突入完了!」と表示する。これによって、ユーザ自
身も、本システムが情報転送モードに突入したことを知
る。
【0073】この表示を行った直後、パソコン1は、携
帯電話機5と同じ情報転送モードに突入したことを携帯
電話機側へ通知するため、ステップS92で、ディスプ
レイ2上にモード突入確認のコード表示を行う。図14
の(c)は、携帯電話機5のカメラ31が、パソコン1
のディスプレイ2上に表示されたモード突入確認を意味
するバーコード表示を撮像しているときの様子を示して
いる。そして、携帯電話機側が、この撮像で得られた画
像を認識して、パソコン1も転送モードに突入したこと
を確認できれば(ステップS84でYES)、次のステ
ップに移行する。
【0074】情報転送モードに突入後、本システムで
は、携帯電話機5からパソコン1へ選択情報の転送が開
始される。すなわち、図12のステップS85におい
て、携帯電話機5は、選択情報に対応する送信データD
nを転送コードCnに変換し、ステップS86で、この転
送コードCnをディスプレイ部6にバーコード表示す
る。他方、パソコン1は、上述のようにステップS92
で、モード突入確認のコード表示を行った後には、携帯
電話機5からの転送情報の待ち状態になっており、携帯
電話機5のディスプレイ部6に転送コードCnのバーコ
ードが表示されると、それが、直ちにパソコンのカメラ
3で撮像され、CPU13が画像認識を開始する。この
ときの様子を、図14の(d)に示す(図中、符号10
0が、転送コードのバーコード表示である)。
【0075】ここでも、上記実施の形態1と同様、送信
データDn,転送コードCnにおけるnは、1あるいはそ
れ以上の整数であり、それらは、転送対象となる1番
目、2番目、…n番目の転送データ、コードを意味す
る。
【0076】パソコン1は、上記の画像認識の結果、対
象とする画像が転送情報に対応するコードであることを
認識すると(ステップS93での判定がYES)、次の
ステップS94で、そのコードを、携帯電話機が転送し
たときの情報形式に変換する。そして、パソコン1は、
ステップS95において、ディスプレイ2上に、後述す
るように情報受信確認表示と転送情報の表示をした後、
ステップS96で、例えば、HDD15に転送情報を蓄
積する。
【0077】パソコン1は、図14(d)に示すよう
に、内蔵カメラ3で、携帯電話機5のディスプレイ部6
上の転送コード(バーコード)100を撮像し、その画
像認識をすると、図14の(e)に示すように、バーコ
ードによる情報受信の確認表示を行うとともに、転送さ
れてきた情報の内容をディスプレイ2上に表示する。図
14(e)では、ディスプレイ下段のバーコード表示1
01が、情報受信の確認表示であり、上段の表示102
が、ユーザが確認しやすい形(文字、数字等)で表示し
た転送情報そのものの可視表示である。
【0078】図14(e)は、さらに、携帯電話機5に
よる受信確認の様子をも示している。すなわち、携帯電
話機5のカメラ31が、上述した、パソコン1のディス
プレイ2上の確認表示(バーコード表示101)を撮像
し、得られた画像の認識をして、パソコン1が、携帯電
話機5からの転送情報を正常に読み取ったかどうかを判
定する。この判定処理が、図12のステップS87の受
信確認処理であり、所定の受信確認ができれば、携帯電
話機5は、次のステップS88で、先にユーザが選択し
た送信データの全ての表示を完了したかどうかを判定す
る。そして、全表示が完了していなければ、ステップS
85に戻り、次に送信すべきデータを転送コードに変換
する処理を行う。
【0079】なお、図12のステップS87において、
携帯電話機が、パソコンによる携帯電話機からの転送情
報の受信を確認できない場合には、同図に示すように、
ステップS86に戻って、転送コードの表示を継続する
か、あるいは、パソコン側へ所定の通知を行った後、送
信データの再送を実行するようにしてもよい。
【0080】携帯電話機5による全ての送信データの表
示および転送が終了した場合(ステップS88でYE
S)、携帯電話機は、ステップS89で、情報転送モー
ドの終了を意味するコードを、図14の(f)に示すよ
うにバーコード形式でディスプレイ部6に表示する。こ
のとき、パソコン1は、図13のステップS93におい
て転送情報の認識を行う処理ルーチンにあるが、携帯電
話機には、情報転送モードの終了コードが表示されてい
るため、このステップS93での判定結果はNOとな
る。その結果、パソコンは、ステップS97での、上記
転送モードの終了コードの認識処理に移行する。
【0081】ステップS97における画像認識の結果、
パソコン1が情報転送モードの終了を知ると、パソコン
は、ステップS98で、例えば、図14(f)に示すよ
うに、ディスプレイ2上に「情報転送モード終了!」を
表示する。そして、図14(g)に示すように、パソコ
ンが、このモード終了の確認コードをバーコード表示す
るので、携帯電話機5は、その終了確認コード表示をカ
メラ31で撮像する。しかし、ステップS97におい
て、パソコンが、転送モード終了表示の画像認識をでき
ない場合には、再度、ステップS93へ戻り、転送情報
の認識処理を行う。
【0082】一方、携帯電話機5は、図12のステップ
S90で、上記終了確認コード表示の画像認識を行い、
モード終了の確認をする。その結果がYESであれば、
本システムにおける情報転送モードが解除され、携帯電
話機、パソコン間の情報転送が終了する。
【0083】なお、上記の情報転送モードの開始や終了
については、「情報転送モード突入完了!」、「情報転
送モード終了!」のように、ディスプレイ上に文字で表
示しているが、それらを、簡単で判別しやすい図形や記
号で行ってもよい。
【0084】以上説明したように、本実施の形態3によ
れば、携帯電話機のディスプレイ上に転送情報をコード
表示し、それをパソコンが内蔵カメラで映像として捉
え、画像認識して所定の転送情報に変換した後、蓄積す
るとともに、携帯電話機が内蔵カメラによって、パソコ
ン上の受信確認表示を撮像し、その画像認識を行うこと
で、電話機内に格納されたユーザ情報等を非接触(ケー
ブルレス)でパソコンに転送でき、携帯電話機側では、
その転送確認を行えるので、携帯電話機とパソコン間で
の高速かつ確実な情報転送を実現できる。
【0085】また、携帯電話機より転送され、パソコン
に蓄積された情報は、パソコンのユーザが自由に情報加
工したり、あるいは、転送情報に新たな情報を追加する
こともできるので、通常のパソコンの操作により、携帯
電話機に格納されていた電話帳データに電話番号を追加
したり、その順序を入れ替えたり、あるいは、不要な情
報を削除することが簡単に行える。
【0086】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々変形が可能である。例えば、上述した実施の形
態3では、転送情報の発信源を携帯電話機とし、それを
パソコンが受けて、パソコンから携帯電話機へ受信確認
の応答情報が送られる形態をとっているが、逆に、パソ
コンが情報発信源となり、携帯電話機が、パソコンに対
して受信確認の応答情報を表示して所望の情報転送を行
うようにしてもよい。この場合の制御は、図11、図1
2、図13等において、動作主体を携帯電話機からパソ
コンへ、あるいは、パソコンから携帯電話機へ変更する
だけで済み、携帯電話機とパソコン相互のやり取りや情
報の処理手順は、これらの図に示されたシーケンス、制
御手順等と同じである。
【0087】また、携帯電話機とパソコンの双方が情報
発信源となり、一方が情報転送を行うと、他方がその確
認情報を送り返すという手順をとって、相互に所定の情
報を転送するというシステム形態をとることも可能であ
る。
【0088】このような構成をとることで、例えば、パ
ソコンが携帯電話機から転送を受けた情報に対して、パ
ソコン側でさらなる情報の追加をしたり、それらの順序
を入れ替えて作成された新たな電話帳データを、携帯電
話機へ再度、戻すことができ(逆転送)、携帯電話機で
のキー操作では容易に行えなかった情報の追加、削除等
を簡単に実行できる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯電話機あるいは情報端末に、送信情報に対応した特
定パターンを可視表示し、それを転送先が撮像手段で映
像として捉え、画像認識した後、転送情報として蓄積す
る構成をとることで、例えば、既存の携帯電話機のハー
ドウエアをそのまま使用して、そのソフトウエアの変更
のみで、つまり、市販されている携帯電話機の有する低
価格性および軽量性を維持しながら、携帯電話機に格納
されたユーザ情報等をケーブルレスかつ簡単な操作で相
手パソコンに転送できる。
【0090】さらに、ユーザが、転送、蓄積された情報
を、情報端末上で自由に情報加工したり、あるいは、受
信した転送情報に対して新たな情報を追加できるという
効果もある。
【0091】また、上記所定の図形各々の表示時間をタ
イマ制御し、そのタイマ制御された時間の経過を待っ
て、これら所定の図形を順次、可視表示したり、図形に
対応するデータ長に応じて、表示時間を可変とすること
で、画像の撮像並びに認識速度に応じた図形表示を行え
る。
【0092】さらには、所定の図形を順次、可視表示す
る際、個々の表示の変化点において、これら所定の図形
の変わり目を示す図形を可視表示する構成とすること
で、個々の図形を確実に区別しながら、その読み取りを
行うことができる。また、可視表示された所定の図形各
々を複数回、撮像して得られた画像を、相互に比較して
画像認識を行うことで、確実な画像認識を行える。
【0093】さらに、所定の図形として、白黒のみから
なる図形と、黒以外の複数の色からなるカラー図形を採
用することで。同一コードであっても、その色の違い
で、異なる情報を転送でき、転送情報のパターンや種類
を増やすことができる上、撮像手段の有する色特性等に
合わせた色コードを使用して、情報転送を行える。
【0094】また、他の発明によれば、互いに情報転送
をする携帯電話機と情報端末の各々が、選択されたデー
タを、それに対応する所定の図形で可視表示し、これら
携帯電話機と情報端末の内、情報の転送元が可視表示し
た所定の図形を、その情報の転送先の撮像手段で撮像
し、その画像認識をした所定の図形を、もとのデータに
変換して蓄積することで、例えば、電話機内に格納され
たユーザ情報等を非接触で情報端末に転送でき、携帯電
話機側では、その転送確認を行えるので、携帯電話機と
情報端末間で高速かつ確実な情報転送が行える。
【0095】さらには、このような携帯電話機と情報端
末間での双方向の情報転送を行える構成をとることで、
例えば、携帯電話機より転送され、情報端末に蓄積され
た情報を、端末のユーザが自由に情報の追加や削除等の
情報加工をした後、その情報を情報端末から携帯電話機
へ送り返すことも簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る情報転送方法を
実現するための一システム構成を示す外観図である。
【図2】 実施の形態1にシステムを構成するパソコン
と携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1に係るシステムにおけるパソコ
ン、携帯電話機間の情報転送動作の手順を示すシーケン
ス図である。
【図4】 実施の形態1に係る携帯電話機側の情報転送
処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態1に係るパソコン側の情報転送処
理手順を示すフローチャートである。
【図6】 各情報転送段階におけるパソコン、携帯電話
機の様子を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に係るシステムを構成
するパソコンと携帯電話機の内部構成を詳細に示すブロ
ック図である。
【図8】 実施の形態2に係るシステムにおける情報転
送時のパソコンと携帯電話機の様子を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態3に係る情報転送方法を
実現するための一システム構成を示す外観図である。
【図10】 実施の形態3に係るシステムを構成するパ
ソコンと携帯電話機の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図11】 実施の形態3に係るシステムにおけるパソ
コン−携帯電話機間の情報転送動作の手順を示すシーケ
ンス図である。
【図12】 実施の形態3に係る携帯電話機における情
報転送処理手順を示すフローチャートである。
【図13】 実施の形態3に係るパソコンにおける情報
転送処理手順を示すフローチャートである。
【図14】 実施の形態3の情報転送の各過程における
携帯電話機、パソコンの表示状態等を示す図である。
【符号の説明】
1…パソコン、3,31…カメラ、5…携帯電話機、6
…ディスプレイ部、8…バーコード、11,32…カメ
ラ制御部、12…LCD制御部、13,22…中央制御
部(CPU)、14,24…メモリ、15…ハードディ
スク・ドライブ(HDD)、21…LCD制御部、23
…キー入力部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B072 BB00 CC08 CC21 CC24 CC32 DD02 MM11 5B089 GA21 GA25 GA26 GB03 JB03 KH13 LB10 LB14 5K101 LL12 NN04 NN06 NN18 RR20

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機に格納されたデータの内、選
    択されたデータを、前記携帯電話機から撮像手段を有す
    る情報端末へ転送する情報転送方法において、 前記選択されたデータに対応する所定の図形を前記携帯
    電話機上に可視表示する表示ステップと、 前記可視表示された所定の図形を前記撮像手段によって
    撮像する撮像ステップと、 前記情報端末で、前記撮像された所定の図形を画像認識
    する認識ステップと、 前記画像認識した所定の図形を、その図形に対応するデ
    ータに変換するステップと、 前記変換後のデータを前記情報端末内の記憶部に蓄積す
    るステップとを備えることを特徴とする情報転送方法。
  2. 【請求項2】 情報端末に格納されたデータの内、選択
    されたデータを、前記情報端末から撮像手段を有する携
    帯電話機へ転送する情報転送方法において、 前記選択されたデータに対応する所定の図形を前記情報
    端末上に可視表示する表示ステップと、 前記可視表示された所定の図形を前記撮像手段によって
    撮像する撮像ステップと、 前記携帯電話機で、前記撮像された所定の図形を画像認
    識する認識ステップと、 前記画像認識した所定の図形を、その図形に対応するデ
    ータに変換するステップと、 前記変換後のデータを前記携帯電話機内の記憶部に蓄積
    するステップとを備えることを特徴とする情報転送方
    法。
  3. 【請求項3】 前記表示ステップは、さらに、前記所定
    の図形個々の表示時間をタイマ制御するステップを備
    え、そのタイマ制御された時間の経過を待って、前記所
    定の図形を順次、可視表示することを特徴とする請求項
    1あるいは2記載の情報転送方法。
  4. 【請求項4】 前記タイマ制御による表示時間は、前記
    所定の図形に対応するデータ長に応じて可変であること
    を特徴とする請求項3記載の情報転送方法。
  5. 【請求項5】 前記表示ステップは、さらに、前記所定
    の図形個々の表示の変化点において、これら所定の図形
    の変わり目を示す図形を可視表示するステップを備える
    ことを特徴とする請求項1あるいは2記載の情報転送方
    法。
  6. 【請求項6】 前記撮像ステップは、前記可視表示され
    た所定の図形各々を複数回、撮像し、前記認識ステップ
    は、これら複数回の撮像で得られた画像の相互比較によ
    って、前記画像認識を行うことを特徴とする請求項1あ
    るいは2記載の情報転送方法。
  7. 【請求項7】 各々が撮像手段を有する携帯電話機と情
    報端末間で、これらの携帯電話機と情報端末に格納され
    たデータの内、選択されたデータを転送する情報転送方
    法において、 前記携帯電話機と情報端末の各々が、 前記選択されたデータに対応する所定の図形を可視表示
    するステップと、 前記携帯電話機と情報端末の内、情報の転送元が可視表
    示した前記所定の図形を、その情報の転送先の前記撮像
    手段で撮像するステップと、 前記撮像された所定の図形を画像認識するステップと、 前記画像認識した所定の図形を、その図形に対応するデ
    ータに変換するステップと、 前記変換後のデータを記憶部に蓄積するステップとを備
    えることを特徴とする情報転送方法。
  8. 【請求項8】 前記可視表示には、情報転送モードへ突
    入する旨の表示、その情報転送モードを終了する旨の表
    示が含まれることを特徴とする請求項1あるいは2ある
    いは7記載の情報転送方法。
  9. 【請求項9】 さらに、前記変換したデータを可視表示
    するステップを備え、その可視表示には、前記情報転送
    モードへの突入完了を認識した旨の表示、その情報転送
    モードの終了を認識した旨の表示が含まれることを特徴
    とする請求項8記載の情報転送方法。
  10. 【請求項10】 前記所定の図形には、少なくとも一次
    元バーコード、二次元バーコードが含まれることを特徴
    とする請求項1あるいは2あるいは7記載の情報転送方
    法。
  11. 【請求項11】 前記所定の図形には、白黒のみからな
    る図形と、黒以外の複数の色からなるカラー図形とが含
    まれることを特徴とする請求項10記載の情報転送方
    法。
  12. 【請求項12】 携帯電話機に格納されたデータの内、
    選択されたデータを、前記携帯電話機から情報端末へ転
    送する情報転送システムにおいて、 前記選択されたデータに対応する所定の図形を前記携帯
    電話機上に可視表示する表示手段と、 前記可視表示された所定の図形を撮像する、前記情報端
    末に内蔵された撮像手段と、 前記情報端末で、前記撮像された所定の図形を画像認識
    する認識手段と、 前記画像認識した所定の図形を、その図形に対応するデ
    ータに変換する手段と、 前記変換後のデータを前記情報端末内の記憶部に蓄積す
    る手段とを備えることを特徴とする情報転送システム。
  13. 【請求項13】 情報端末に格納されたデータの内、選
    択されたデータを、前記情報端末から携帯電話機へ転送
    する情報転送システムにおいて、 前記選択されたデータに対応する所定の図形を前記情報
    端末上に可視表示する表示手段と、 前記可視表示された所定の図形を撮像する、前記携帯電
    話機に内蔵された撮像手段と、 前記携帯電話機で、前記撮像された所定の図形を画像認
    識する認識手段と、 前記画像認識した所定の図形を、その図形に対応するデ
    ータに変換する手段と、 前記変換後のデータを前記携帯電話機内の記憶部に蓄積
    する手段とを備えることを特徴とする情報転送システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記表示手段は、さらに、前記所定の
    図形個々の表示時間をタイマ制御する手段を備え、その
    タイマ制御された時間の経過を待って、前記所定の図形
    を順次、可視表示することを特徴とする請求項12ある
    いは13記載の情報転送システム。
  15. 【請求項15】 前記タイマ制御による表示時間は、前
    記所定の図形に対応するデータ長に応じて可変であるこ
    とを特徴とする請求項14記載の情報転送システム。
  16. 【請求項16】 前記表示手段は、さらに、前記所定の
    図形個々の表示の変化点において、これら所定の図形の
    変わり目を示す図形を可視表示する手段を備えることを
    特徴とする請求項12あるいは13記載の情報転送シス
    テム。
  17. 【請求項17】 前記撮像手段は、前記可視表示された
    所定の図形各々を複数回、撮像し、前記認識手段は、こ
    れら複数回の撮像で得られた画像の相互比較によって、
    前記画像認識を行うことを特徴とする請求項12あるい
    は13記載の情報転送システム。
  18. 【請求項18】 携帯電話機と情報端末間で、これらの
    携帯電話機と情報端末に格納されたデータの内、選択さ
    れたデータを転送する情報転送システムにおいて、 前記携帯電話機と情報端末の各々が、 前記選択されたデータに対応する所定の図形を可視表示
    する手段と、 情報の転送元となる前記携帯電話機あるいは情報端末に
    よって前記可視表示された前記所定の図形を撮像する撮
    像手段と、 前記撮像された所定の図形を画像認識する手段と、 前記画像認識した所定の図形を、その図形に対応するデ
    ータに変換する手段と、 前記変換後のデータを記憶部に蓄積する手段とを備え、 前記撮像手段は、第1の撮像手段と第2の撮像手段とか
    らなり、前記第1の撮像手段は前記情報端末に内蔵さ
    れ、前記携帯電話機によって可視表示された前記図形を
    撮像し、また、前記第2の撮像手段は前記携帯電話機に
    内蔵され、前記情報端末によって可視表示された前記図
    形を撮像することを特徴とする情報転送システム。
  19. 【請求項19】 前記可視表示には、情報転送モードへ
    突入する旨の表示、その情報転送モードを終了する旨の
    表示が含まれることを特徴とする請求項12あるいは1
    3あるいは18記載の情報転送システム。
  20. 【請求項20】 さらに、前記再変換したデータを可視
    表示する手段を備え、その可視表示には、前記情報転送
    モードへの突入完了を認識した旨の表示、その情報転送
    モードの終了を認識した旨の表示が含まれることを特徴
    とする請求項19記載の情報転送システム。
  21. 【請求項21】 前記所定の図形には、少なくとも一次
    元バーコード、二次元バーコードが含まれることを特徴
    とする請求項12あるいは13あるいは18記載の情報
    転送システム。
  22. 【請求項22】 前記所定の図形には、白黒のみからな
    る図形と、黒以外の複数の色からなるカラー図形とが含
    まれることを特徴とする請求項21記載の情報転送シス
    テム。
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