JP2001221834A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2001221834A
JP2001221834A JP2000032866A JP2000032866A JP2001221834A JP 2001221834 A JP2001221834 A JP 2001221834A JP 2000032866 A JP2000032866 A JP 2000032866A JP 2000032866 A JP2000032866 A JP 2000032866A JP 2001221834 A JP2001221834 A JP 2001221834A
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Takeshi Yamato
猛 山登
Masayasu Iguchi
雅保 井口
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路のタイミング検査を短時間に
実施する。また、半導体集積回路のタイミング検査の自
己診断を可能にする。 【解決手段】 半導体集積回路100のある論理回路の
出力信号の遷移点を判定する出力遷移点検出回路11
と、該検出したある論理回路の一つの出力信号21の遷
移点検出信号23に対し、検査規格に応じた遅延時間を
付加する遅延付加回路12と、遅延付加回路12から出
力される判定タイミング信号25と、他の論理回路から
のもう一つの出力信号22の遷移点検出信号24とを入
力し、この2つの信号の入力されるタイミングにより、
タイミング検査の結果を出力する,順序回路で構成され
たタイミング検査回路13を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
関するものであり、特に、半導体集積回路の出力信号の
タイミング検査回路を備えたテスト対応型半導体集積回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路は、外部との信号の入出
力を行うため、量産出荷試験にはインターフェイス信号
のタイミング検査を実施している。該タイミング検査に
おいては、半導体集積回路への入力信号を基準にした、
半導体集積回路の出力信号のタイミング、あるいは、半
導体集積回路の出力信号を基準にした、半導体集積回路
の出力信号のタイミングを検査している。
【0003】このタイミング検査は、LSIテスタのコ
ンパレータ機能を用いて実施する。半導体集積回路への
入力信号を基準にした、半導体集積回路の出力信号のタ
イミングを検査する場合は、基準とする入力信号をLS
Iテスタ側から制御できるため、比較的容易に検査を行
うことができる。つまり、基準の信号を入力した後、規
格を満たす一定の時間が経過した後に、コンパレータに
よって出力信号の状態を判定することにより、検査をす
ることができる。
【0004】一方、半導体集積回路の出力信号を基準に
して、半導体集積回路の出力信号のタイミングを検査す
る方法としては、たとえば、ファンクションテスト(機
能検査)法、逐次探索法がある。ファンクションテスト
法は、検査すべき出力信号に対し、規格を満たすよう
に、LSIテスタのコンパレータの判定時間を設定して
おき、機能検査の良否によってタイミング検査を実施す
る方法である。また、逐次探索法は、検査すべき出力信
号の遷移点を、LSIテスタのコンパレータの判定時間
を変化させながら、複数回の機能検査を実施することに
より探索し、観測信号の遷移点の時間差を求めることに
より、タイミング検査を実施する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】半導体集積回路の大規
模化、高速化の進展により、半導体集積回路間、あるい
は、半導体集積回路と外部装置間のインターフェイス信
号のタイミング検査の重要性がますます高まっている。
これにともない、半導体集積回路の製品として保証しな
ければならない信号タイミングの検査項目数が、増大す
る傾向にある。また、検査項目が増加していくにもかか
わらず、半導体集積回路の低コスト化の要求に応えるた
めに、量産出荷時のテスト時間の短縮が必須である。さ
らに、半導体集積回路の開発期間の短縮にともない、量
産検査用テストプログラムの開発工数の削減が、重要と
なってきている。
【0006】しかし、従来のLSIテスタのコンパレー
タを用いた方法では、ファンクションテスト法、逐次探
索法のいずれにしても、複数回の検査を実施する必要が
あり、検査項目の増加にともない、タイミング検査にか
かる時間が、非常に長くなる問題がある。また、半導体
集積回路の出力信号は、生産時のロット間ばらつきが大
きい、等のため、テストプログラムの開発や、検査マー
ジンの評価等に多大な時間がかかり、プログラム開発工
数の増大を招いている。
【0007】さらに、半導体集積回路のテスト容易化設
計手法として、BIST(Built−in Self
Test)等の自己診断によるテスト方法があり、機
能検査については、手法が確立されつつある。しかし、
タイミング検査については、考えられておらず、自己診
断方法の開発が望まれている。
【0008】本発明の目的は、短時間でタイミング検査
ができ、かつ、タイミング検査のテストプログラムの開
発工数を削減することのできる、テスト対応型半導体集
積回路を提供することにある。また、タイミング検査の
自己診断が可能な、テスト対応型半導体集積回路を提供
することにある。また、タイミング検査のオフセット補
償を、半導体集積回路外部から制御できるテスト対応型
半導体集積回路を提供することにある。さらには、タイ
ミング検査用の回路を、簡易に構成できるテスト対応型
半導体集積回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る半導体集積回路は、半導体集積回路の出力信号の遷移
点を検出する出力遷移点検出回路と、該出力遷移点検出
回路で検出された上記半導体集積回路の一方の出力信号
遷移点に対し、検査規格に応じた遅延時間を付加する遅
延付加回路と、上記遅延付加回路から出力される信号
と、上記出力遷移点検出回路で検出された上記半導体集
積回路の、もう一方の出力信号遷移点を示す出力信号と
を入力し、この2つの信号の入力されるタイミングによ
る、タイミング検査の結果を出力する,順序回路で構成
されるタイミング検査回路と、を備えたことを特徴とす
るものである。これにより、半導体集積回路のタイミン
グ検査を、論理回路の機能検査を1回実施することによ
り行うことが可能であり、テスト時間の短縮と、テスト
プログラムの開発工数の削減とを実現することが可能で
ある。
【0010】本発明の請求項2にかかる半導体集積回路
は、請求項1記載の半導体集積回路において、タイミン
グ検査用の所望の信号を出力するように、上記半導体集
積回路内の論理回路を動作させることが可能なテストパ
ターンを発生するテストパターン発生回路と、上記タイ
ミング検査回路の良否判定信号からその検査結果を判定
可能な検査結果判定回路と、を有する、タイミング検査
の自己診断回路、を備えたことを特徴とするものであ
る。これにより、タイミング検査回路の自己診断回路を
内蔵することにより、タイミング検査の自己診断を行う
ことが可能となる。
【0011】本発明の請求項3にかかる半導体集積回路
は、請求項1または請求項2記載の半導体集積回路にお
いて、上記出力遷移点検出回路は、コンパレータ回路に
より構成され、該コンパレータ回路の被比較信号は、上
記半導体集積回路の外部から入力可能であり、上記遷移
点検出信号は、上記半導体集積回路の外部へ出力可能で
ある、ことを特徴とするものである。これにより、タイ
ミング検査用の出力遷移点検出のコンパレータ回路の被
比較信号を外部から入力することが可能で、かつ、上記
出力遷移点検出信号を外部に出力することが可能であ
り、上記タイミング検査の オフセット補償を、半導体
集積回路外部から制御することができる。
【0012】本発明の請求項4にかかる半導体集積回路
は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体
集積回路において、上記遅延付加回路は、クロックカウ
ンタにより構成され、 該クロックカウンタの基準クロ
ックとして、上記半導体集積回路のVCO回路の原発振
クロックを使用する、ことを特徴とするものである。こ
れにより、遅延付加回路を、クロックカウンタにより構
成し、該クロックカウンタの基準クロックに、半導体集
積回路のVCO回路の原発振クロックを使用することに
より、該半導体集積回路のタイミング検査用の回路を簡
易に構成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による、
タイミング検査回路を有する半導体集積回路内のチップ
の平面図である。図1において、1は半導体集積回路内
のチップ、2A,2Bは、半導体集積回路内と外部との
信号の入出力を行う入出力セル、3A,3Bは入、出力
セル2A,2B内の論理回路、4A,4Bは、半導体集
積回路内のチップ1と半導体集積回路の端子とを電気的
に接続する入出力パッド(電極)、10はタイミング検
査回路、11A,11Bは、上記入出力パッド4A,4
Bから出力される出力信号の、Hレベル、あるいはLレ
ベルに遷移した状態を検出する出力遷移点検出回路、1
2は上記出力遷移点検出回路11からの出力A遷移点検
出信号23に遅延を付加する遅延付加回路、13は遅延
付加回路12からの判定タイミング信号25を基に、出
力B遷移点検出信号24のタイミングを判定するタイミ
ング判定回路、14は論理回路、21、22は、それぞ
れ上記入出力パッド4A,4Bから出力される被検査出
力信号A、B、23、24は、それぞれ被検査出力信号
A21、B22の出力遷移点検出信号、26は上記タイ
ミング判定回路25からの良否判定信号である。なお、
図1には記載していないが、半導体集積回路1を動作さ
せるための信号は、LSIテスタにより入力する。
【0014】以下、本実施の形態1によるタイミング検
査回路を有する半導体集積回路をおいて、タイミング検
査を行う動作を、図2を参照して説明する。図2(a)
は、タイミング検査の検査規格の一例を示しており、同
図において、30はタイミング検査規格値の最大値、1
01はH比較電圧値、102はL比較電圧値である。タ
イミング検査規格値の最大値30は、出力A21の立ち
上がり遷移点(H比較電圧値101へ到達したときの時
間)から、出力B22の立ち上がり遷移点(H比較電圧
値101へ到達したときの時間)までの時間差の最大値
を表している。同図(b)はタイミング検査の結果が良
の場合を示している。
【0015】出力A21の立ち上がり遷移点を、出力遷
移点検出回路11Aで検出し、出力A遷移点検出信号2
3を、遅延付加回路12に送る。遅延付加回路12は、
出力A遷移点検出信号23を受け、該検出信号23を受
けてから、タイミング検査規格値30に相当する時間が
経過した後、判定タイミング信号25を、フリップフロ
ップよりなるタイミング判定回路13に送る。タイミン
グ判定回路13は、判定タイミング信号25を受けた時
点の、出力B22の出力B遷移点検出信号24の状態を
判定する。
【0016】本実施の形態1では、タイミング判定回路
13は順序回路で構成しており、判定タイミング信号2
5を、順序回路のクロック(CK)入力とし、出力B遷
移点検出信号24を、そのD入力としている。順序回路
13へのクロックが入力されたときのD入力の状態が、
良否判定結果信号26として出力される。同図(b)で
は、良否判定結果信号26としてHレベル信号が出力さ
れ、これをLSIテスタで測定することにより、良品と
判定することができる。また、同図(c)は、タイミン
グ検査の結果が否の場合を示している。この場合は、良
否判定結果信号26としてLレベル信号が出力され、こ
れをLSIテスタで測定することで、不良品と判定でき
る。
【0017】このような本実施の形態1による半導体集
積回路においては、半導体集積回路の出力信号の遷移点
を検出する出力遷移点検出回路と、検出された半導体集
積回路の一方の出力信号遷移点に対し、検査規格に応じ
た遅延時間を付加する遅延付加回路と、遅延付加回路か
ら出力される信号と、半導体集積回路のもう一方の出力
信号遷移点を示す出力信号とを入力し、この2つの信号
の入力されるタイミングによる、タイミング検査の結果
を出力する,順序回路よりなるタイミング検査回路とを
備え、半導体集積回路のタイミング検査を、タイミング
検査規格値30,H比較電圧値101,L比較電圧値1
02よりなる検査規格を有する機能検査を実施すること
により行うようにしたので、該機能検査を一回のみ実施
することで、上記タイミング検査を行うことが可能とな
る。従って、テスト時間を大きく短縮することができ、
かつ、テストプログラムの開発工数をも、大きく削減す
ることが可能となる。
【0018】(実施の形態2)本実施の形態2による半導
体集積回路は、上記実施の形態1による半導体集積回路
において、タイミング検査の自己診断を可能としたもの
である。図3は、本実施の形態2における、半導体集積
回路内のチップの平面図である。図3において、上記図
1におけると同一符号は、同一部分を示し、54は、テ
ストパターンを発生し、これを上記論理回路14に与え
るテストパターン発生回路、55は、上記タイミング検
査回路10からの良否判定結果信号26を判定する検査
結果判定回路、61は、該検査結果判定回路55から出
力される自己診断結果信号、53は、上記テストパター
ン発生回路54と、検査結果判定回路55とからなる自
己診断回路である。
【0019】以下、この回路を用いて、タイミング検査
の自己診断を行う、本実施の形態2の動作について説明
する。テストパターン発生回路54から検査すべき信号
が出力されるようにテストパターン信号を発生させ、論
理回路14を動作させる。入出力セル2A内の入出力セ
ル内論理回路3A,入出力セル2B内の入出力セル内論
理回路3Bから、それぞれ出力された信号A21,信号
B22を、タイミング検査回路10に入力する。該両信
号を入力とするタイミング検査回路10で、該両信号の
タイミング検査を行い、その良否判定信号26を、検査
結果判定回路55に入力する。検査結果判定回路55に
おいて、検査結果の期待値と、良否判定信号26とを比
較し、その結果を、自己診断結果信号61として出力す
る。
【0020】このような本実施の形態2による半導体集
積回路においては、タイミング検査用の所望の信号を出
力するように、半導体集積回路内の論理回路を動作させ
ることが可能なテストパターンを発生する回路と、タイ
ミング検査回路の良否判定信号から、その検査結果を判
定可能な検査結果判定回路と、を有する、タイミング検
査の自己診断回路、を備えたものとしたので、半導体集
積回路のタイミング検査の自己診断を行うことが可能と
なる。しかも、そのタイミング検査は、テスト時間の短
縮、かつ、テストプログラムの開発工数の削減が可能な
ものである。
【0021】(実施の形態3)本実施の形態3は、上記
実施の形態1による半導体集積回路において、オフセッ
ト電圧を補償可能な出力遷移点検出回路を備えたもので
ある。図4は、本実施の形態3における、半導体集積回
路100の平面図である。なお、図4には、タイミング
検査回路のうち、出力遷移点検出回路のみを記載する。
図4において、100は半導体集積回路、132は被比
較信号外部入力、101はH比較電圧値、102はL比
較電圧値、121A、121Bはスイッチ、112は被
比較信号入力端子、111はコンパレータ回路、113
は遷移点検出信号出力回路、114は遷移点検出信号出
力端子、131は出力遷移点検出信号のモニタ出力であ
る。
【0022】以下、この回路を用いて、本実施の形態3
による半導体集積回路の動作について説明する。コンパ
レータ回路111A,111Bは、それぞれ、H比較電
圧値101と、L比較電圧値102を参照し、被比較信
号入力端子112へ入力される信号が、それぞれの比較
電圧値に対してどのような電圧値となっているか、を判
定する。しかし、一般的には、コンパレータ回路111
A,111Bは、各比較電圧値101,102に対して
オフセット電圧をもっており、被比較信号の遷移点を正
確に求めるには、該オフセット電圧の補償を行う必要が
あり、このオフセット電圧の補償は、半導体集積回路内
に、タイミング検出回路を実装する際に、大きな問題と
なる。
【0023】そこで、本実施の形態3における、出力遷
移点検出回路は、被比較信号入力端子112と、遷移点
検出信号出力端子114に、それぞれスイッチ121
A、121Bを設け、被比較信号を外部から入力可能
(132)とし、また、遷移点検出信号を外部へ出力可
能(131)としている。即ち、LSIテスタにより、
被比較信号を、被比較信号外部入力132から入力する
と同時に、出力遷移点検出信号のモニタ出力131を、
LSIテスタで観測する。
【0024】このような本実施の形態3にかかる半導体
集積回路においては、出力遷移点検出回路を、各比較電
圧値と遷移点と判定された電圧値との差(オフセット電
圧)を補償できる、即ち各比較電圧値を補正できる、オ
フセット電圧補償機能を組み込んだ構成としたので、正
確に出力遷移点を検出することが可能となり、半導体集
積回路内に、タイミング検出回路を実装することが可能
となる。
【0025】(実施の形態4)本実施の形態4は、上記
実施の形態1による半導体集積回路において、半導体集
積回路内のVCO(電圧制御発振器)原発振クロックに
より遅延時間の計時を行うことのできる遅延付加回路1
2を備えたものである。図5は、本実施の形態4におけ
る、半導体集積回路内のチップの平面図であるが、この
図では、タイミング検査回路のうち、遅延付加回路12
のみを描画している。201は、該遅延付加回路12を
構成するクロックカウンタ、211は、クロック信号2
12を発振出力するVCO回路、213は、上記クロッ
クカウンタ201に対する制御入力である、カウント時
間制御信号である。
【0026】次に、動作について説明する。遅延付加回
路12は、出力遷移点検出信号23を入力した後、タイ
ミング検査規格値30に相当する時間経過後、判定タイ
ミング信号25を発生する回路である。出力A遷移点検
出信号23に対して、タイミング検査規格値30に相当
する時間だけ遅延した信号である、判定タイミング信号
25を生成するには、たとえば、バッファ回路により、
信号を遅延させる方法が考えられるが、この方法では、
該バッファ回路による遅延時間の、温度依存性、あるい
は、生産時のロットばらつきが大きく、正確な遅延時間
を求めるのは難しい。よって、この遅延付加回路12の
構成は、半導体集積回路内にタイミング検出回路を実装
する際に、大きな問題となる。
【0027】そこで、本実施の形態4においては、該遅
延付加回路12を、クロックカウンタ201により構成
している。また、クロックカウンタ201に入力する基
準クロックとしては、半導体集積回路内のVCO回路2
11の発生している原発振クロック信号212を使用す
る。VCO回路211は、高速なクロック信号を正確に
発振している。タイミング検査の実施時には、VCO回
路211を動作させておき、クロック信号212を発生
させ、これをクロックカウンタ201に入力させてお
く。つぎに、タイミング検査規格値30に相当する時
間、をカウントするためのカウント時間制御信号213
を、同じく上記クロックカウンタ201に入力させる。
【0028】そして、上記出力遷移点検出信号23が、
該クロックカウンタ201により構成されるクロックカ
ウンタ201に入力されたならば、該クロックカウンタ
201により、上記VCO回路211より入力されるク
ロック信号212のカウントを開始し、上記カウント時
間制御信号213により計時されるタイミング検査規格
値30に相当する時間が経過した後、該クロックカウン
タ201より判定タイミング信号25を出力する。以上
のようにして、半導体集積回路内での遅延時間を正確に
計時することができ、半導体集積回路内に、タイミング
検査回路を実装することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる半導体集
積回路によれば、タイミング検査回路を、半導体集積回
路内に実装することにより、タイミング検査を、論理回
路の機能検査を1回実施することにより、行うことが可
能となるため、検査時間の短縮と、テストプログラムの
開発工数の削減が可能である。
【0030】また、タイミング検査回路を半導体集積回
路内に実装し、自己診断回路と組み合わせることによ
り、タイミング検査の自己診断が可能である。
【0031】また、タイミング検査回路を構成している
出力遷移点検出回路をオフセット電圧が補償できるよう
に構成することにより、より正確なタイミング検査を実
施できる出力遷移点検出回路を備えるタイミング検査回
路を、半導体集積回路内に実装することが可能となる。
【0032】さらに、タイミング検査回路を構成してい
る遅延付加回路の遅延時間の計時に、VCO回路の原発
振クロックを基準クロックとして用いることにより、正
確な遅延時間を有する遅延付加回路を備えるタイミング
検査回路を、半導体集積回路内に簡易に実装することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるテスト対応型半導
体集積回路内のチップの平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるタイミング検査
回路の動作説明図である。(a)はタイミング検査の検
査規格図、(b)はタイミング検査の結果が良の場合の
説明図、(c)はタイミング検査の結果が否の場合の説
明図である。
【図3】本発明の実施の形態2によるテスト対応型半導
体集積回路内のチップの平面図である。
【図4】本発明の実施の形態3によるテスト対応型半導
体集積回路の平面図である。
【図5】本発明の実施の形態4によるテスト対応型半導
体集積回路内のチップの平面図である。
【符号の説明】
1 半導体集積回路内チップ 2 入出力セル 3 入出力セル内論理回路 4 入出力パッド 10 タイミング検査回路 11 出力遷移点検出回路 12 遅延付加回路 13 タイミング判定回路 14 論理回路 21 出力A 22 出力B 23 出力Aの出力遷移点検出信号 24 出力Bの出力遷移点検出信号 25 判定タイミング信号 26 良否判定信号 30 タイミング検査規格値の最大値 51 自己診断回路 52 テストパターン発生回路 53 検査結果判定回路 61 自己診断結果信号 100 半導体集積回路 101 H比較電圧値 102 L比較電圧値 111 コンパレータ回路 112 被比較信号入力端子 113 遷移点検出信号出力回路 114 遷移点検出信号出力端子 121 スイッチ 131 出力遷移点検出信号のモニタ出力 132 被比較信号外部入力 201 クロックカウンタ 211 VCO回路 212 クロック信号 213 カウント時間制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G032 AB01 AC03 AD06 AG04 AG07 AH04 AK19 5F038 CD09 DF01 DF14 DT03 DT04 DT08 EZ20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体集積回路の出力信号の遷移点を検出
    する出力遷移点検出回路と、 該出力遷移点検出回路で検出された上記半導体集積回路
    の一方の出力信号遷移点に対し、検査規格に応じた遅延
    時間を付加する遅延付加回路と、 上記遅延付加回路から出力される信号と、上記出力遷移
    点検出回路で検出された上記半導体集積回路の、もう一
    方の出力信号遷移点を示す出力信号とを入力し、この2
    つの信号の入力されるタイミングによる、タイミング検
    査の結果を出力する,順序回路で構成されるタイミング
    検査回路と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体集積回路において、 タイミング検査用の所望の信号を出力するように、上記
    半導体集積回路内の論理回路を動作させることが可能な
    テストパターンを発生するテストパターン発生回路と、 上記タイミング検査回路の良否判定信号から、その検査
    結果を判定可能な検査結果判定回路と、 を有する、タイミング検査の自己診断回路、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の半導体集積
    回路において、 上記出力遷移点検出回路は、コンパレータ回路により構
    成され、 該コンパレータ回路の被比較信号は、上記半導体集積回
    路の外部から入力可能であり、 上記遷移点検出信号は、上記半導体集積回路の外部へ出
    力可能である、 ことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の半導体集積回路において、 上記遅延付加回路は、クロックカウンタにより構成さ
    れ、 該クロックカウンタの基準クロックとして、上記半導体
    集積回路のVCO回路の原発振クロックを使用する、 ことを特徴とする半導体集積回路。
JP2000032866A 2000-02-10 2000-02-10 半導体集積回路 Pending JP2001221834A (ja)

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