JP2001221290A - 二輪車車輪用バランスウエイト - Google Patents

二輪車車輪用バランスウエイト

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JP2001221290A
JP2001221290A JP2000033951A JP2000033951A JP2001221290A JP 2001221290 A JP2001221290 A JP 2001221290A JP 2000033951 A JP2000033951 A JP 2000033951A JP 2000033951 A JP2000033951 A JP 2000033951A JP 2001221290 A JP2001221290 A JP 2001221290A
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JP2000033951A
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Saburo Maruyama
三郎 丸山
Katsuji Shibusawa
勝治 渋沢
Yoshiaki Haga
佳明 芳賀
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Topy Industries Ltd
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Topy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境上問題を生じない、かつ装着の容易な二
輪車用バランスウエイトの提供。 【解決手段】 鉛以外の金属からなるウエイト10と、
ばね鋼からなるクリップ30と、を有する二輪車用バラ
ンスウエイト1。ウエイト10の一対のウエイト側面1
3はクリップ装着面17を有し、クリップ装着面17に
は少なくとも1つの突出部20が形成されている。クリ
ップ30は、ウエイト10のクリップ装着面17に装着
され、クリップ底面部31と、一対のクリップ側面部3
2と、一対のアーム部33と、を有し、一対のクリップ
側面部32には少なくとも1つの穴38が形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二輪車車輪用バラ
ンスウエイトに関する。
【0002】
【従来の技術】二輪車の車輪は、車輪回転時に動的アン
バランスが潜在し、これを補正するためにバランスウエ
イトを装着するのが通例である。従来の二輪車車輪用バ
ランスウエイトは、バー形状の鉛製ウエイトとそれに一
端部を埋め込まれた鋼製クリップとからなり、クリップ
をホイールリムのリブ部に掛止めして二輪車のホイール
リムに固定される。ウエイトは比較的比重が大きく融点
の低い鉛を素材とし、鋳造によって製造される。クリッ
プは弾性の優れたばね鋼が用いられ、バランスウエイト
をホイールリムのリブ部に掛止めするためのフックであ
る。クリップのウエイトへの装着は、クリップの一端を
ウエイトに鋳込む方法が採られる。クリップには、ばね
性を確保するために、ウエイトへの鋳込み前に熱処理が
施されるが、鉛の溶融温度が低いため、クリップのウエ
イトへのに鋳込み時にクリップのばね性が低下すること
はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の二輪車
車輪用バランスウエイトは、鉛製のため、環境上の問題
があった。工業的な実用実績があり、材料単価が安く、
環境に対する安全性も見込まれ、比較的比重が高い代替
材としては、鉄、銅などが考えられるが、これらの原材
料は融点が高く、以下の問題が生じる。従来のバランス
ウエイトの形状を維持したまま、鉛を鉛以外の金属、た
とえば鉄に変えると、クリップとウエイトを一体で鋳込
んだ場合、クリップとウエイトの溶融温度が近いため、
合金相の生成、熱影響によりクリップのばね性の低下な
どが考えられ、鋳造工程条件に制約を受ける。そこで鋳
込み後にクリップを熱処理しようとしても、ウエイトと
一体になっているために、熱処理条件が厳しく高コスト
になる。本発明の目的は、バランスウエイトの材質を鉛
以外の金属に変え、しかも車輪への装着が容易な二輪車
車輪用バランスウエイトを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 鉛以外の金属からなるウエイトとばね鋼からな
るクリップとを有し、前記ウエイトは、ほぼ凹形状の一
対のウエイト軸方向端面と、ウエイト底面と、一対のウ
エイト側面と、中央にウエイト軸方向に延びる溝が形成
されたウエイト上面と、を有し、前記一対のウエイト側
面は、各々、ウエイト軸方向両端部側面と、該両端部側
面の間に形成されウエイト高さ方向にほぼ垂直に延びる
クリップ装着面と、を有し、前記クリップ装着面にはウ
エイト幅方向外方に突出する少なくとも1つの突出部が
形成されており、前記クリップは、前記クリップ装着面
に装着され、クリップ底面部と、該クリップ底面部から
立ち上がりクリップ高さ方向にほぼ垂直に延びる一対の
クリップ側面部と、該一対のクリップ側面部に接続され
る一対のアーム部と、を有し、前記一対のクリップ側面
部には少なくとも1つの穴が形成されている、二輪車車
輪用バランスウエイト。 (2) 前記ウエイトのウエイト上面部の前記溝は、溝
底面と、該溝底面から上方に傾斜する一対の溝側面と、
を有しており、前記溝底面のウエイト幅方向の間隔はホ
イールリムのリブ部の間隔より大とされており、前記ウ
エイトの前記溝側面と前記クリップの一対のアーム部の
アーム先端部との間の間隔は、ホイールリムのリブ部が
前記クリップの前記一対のアーム部間に挿入された時、
前記クリップの一対のアームのアーム先端部を前記ウエ
イト側に逃がすことができる間隔とされており、前記ウ
エイトの前記クリップ装着面のウエイト軸方向の間隔
は、前記一対のクリップ側面部を装着し得る間隔とされ
ており、前記ウエイトのクリップ装着面に形成された前
記突出部は、前記クリップが前記ウエイトに装着された
時、前記クリップのクリップ側面部の前記穴に嵌まり込
む形状、位置に形成されている、(1)記載の二輪車車
輪用バランスウエイト。 (3) 前記クリップの自由状態において、前記クリッ
プの前記一対のクリップ側面部間の間隔は、前記ウエイ
トの前記一対のクリップ装着面をウエイト幅方向に挟み
込む間隔とされており、前記クリップのクリップ側面部
の前記穴は、前記クリップが前記ウエイト装着面に装着
された時、前記ウエイトのクリップ装着面の突出部を受
け入れる形状、位置に形成されており、前記クリップの
一対のアーム部は、前記クリップ側面部からアーム先端
側に向って、アーム根元部、アーム湾曲部、アーム先端
部を有しており、前記アーム先端部は前記アーム湾曲部
から下方に傾斜しており、前記アーム先端部外面にはエ
ッジ部が残されており、前記クリップの一対のアームの
前記アーム先端部の間隔は、ホイールリムのリブ部の間
隔と等しいかそれより小とされており、前記クリップが
前記ウエイト装着面に装着され、ホイールリムのリブ部
が前記クリップの一対のアームの前記アーム先端部間に
挿入された状態において、前記エッジ部が付勢力をもっ
てリブ部を挟み込んで食いつき、前記クリップの前記穴
には前記ウエイトの前記突出部が嵌まり込んでいる、
(2)記載の二輪車車輪用バランスウエイト。
【0005】上記(1)、(2)、(3)の二輪車車輪
用バランスウエイトでは、ウエイトが鉛以外の金属(た
とえば、鉄)からなるので、環境上の問題を解消でき
る。さらに、クリップのウエイトへの装着は、従来のよ
うに鋳込みではなく、機械的係合によるので、熱影響に
よりクリップのばね特性が損なわれることはない。バラ
ンスウエイトの二輪車車輪のホイールリムのリブ部への
取り付けは、リブ部をバランスウエイトのクリップ内に
挿入することによって行われる。クリップは自身のばね
力によってリブ部を挟み込んで食いつく。ウエイトは、
クリップのクリップ側面部で挟み込まれ、かつ、クリッ
プのクリップ側面部に形成された穴にウエイトのクリッ
プ装着面に形成された突出部が嵌め込まれることによっ
てクリップに固定され、クリップを介してリブ部に支持
される。その結果、バランスウエイトをホイールリムの
リブ部に装着するだけでバランスウエイトを車輪に取り
付けることができるので、車輪への装着は容易である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明実施例の二輪車車輪用バラ
ンスウエイトを図1〜図6を参照して説明する。
【0007】本発明実施例の二輪車車輪用バランスウエ
イト1は、ウエイト10と、クリップ30とからなる。
ウエイト10は鉛以外の金属、たとえば鉄からなる。ク
リップ30はばね鋼からなる。したがって、本発明実施
例の二輪車車輪用バランスウエイトは、鉛レスである。
バランスウエイト1は、二輪車ホイールリム2のホイー
ル半径方向内方に突出するリブ部3に装着される。リブ
部3は、ホイールリム2の幅方向中央部で、ホイールリ
ムの周方向に小梁状に延びて、ホイールリム2を補強す
る。
【0008】バランスウエイト1の軸方向(長手方向)
の長さLは、バランスウエイト1の総重量Wによって設
定され、総重量Wが、たとえば、20gの場合、長さL
は、たとえば、31mmであり、総重量Wが、たとえ
ば、30gの場合、長さLが、たとえば、45mmであ
る。バランスウエイト1の総重量Wは、予めタイヤを装
着した二輪車車輪のバランステストを行って、決定され
る。
【0009】ウエイト10は、鉛以外の比較的大きな比
重をもつ金属材(たとえば、鉄、銅など)からなり、ほ
ぼ凹形状の一対のウエイト軸方向端面11と、ウエイト
底面12と、一対のウエイト側面13と、ウエイト上面
14と、を有し、ウエイト上面14中央にはウエイト軸
方向に延びる溝15が形成されている。一対のウエイト
側面13は、各々、ウエイト軸方向両端部側面16と、
両端部側面16の間に形成されウエイト高さ方向にほぼ
垂直に延びる一対のクリップ装着面17と、を有する。
ウエイト装着面17には、ウエイト幅方向外方に突出す
る、少なくとも1つ(たとえば、2つ)の突出部20が
形成されている。
【0010】クリップ30は、たとえば板厚が0.6m
m、焼戻し後の表面硬さがHRC45〜60の、弾性を
付与されたばね鋼からなる。クリップ30は、ウエイト
のクリップ装着面17に装着され、クリップ底面部31
と、クリップ底面部31から立ち上がりクリップ高さ方
向にほぼ垂直に延びる一対のクリップ側面部32と、一
対のクリップ側面部32に接続される一対のアーム部3
3と、を有し、一対のクリップ側面部32には、少なく
とも1つ(たとえば、2つ)の穴38が形成されてい
る。
【0011】ウエイト10の構造をさらに詳しく述べ
る。ウエイト10の溝15は、溝底面18と、溝底面1
8から上方に傾斜する(傾斜角は、たとえば、45°)
溝側面19と、を有する。ウエイト10の溝側面19と
クリップ30の一対のアーム部33のアーム先端部36
との間の間隔は、リブ部3がクリップ30内に挿入され
た時、一対のアーム部33のアーム先端部36をウエイ
ト10側に逃がすことができる間隔とされている。溝1
3の溝底面18のウエイト幅方向(ウエイト軸方向と直
交する方向)の間隔は、ホイールリム2のリブ部3の間
隔より大とされている。これによって、リブ部3をクリ
ップ30の一対のアーム部33で挟み込んだとき、リブ
部3をウエイト10の溝底面18に接触するかまたはそ
の近傍位置まで挿入することができる。
【0012】ウエイト10のクリップ装着面17の長手
方向の間隔は、クリップ30のクリップ側面部32を装
着し得る間隔とされている。また、一対のウエイト装着
面17のウエイト幅方向の間隔は、一対のウエイト側面
13の両端部側面16のウエイト幅方向の間隔より、少
なくともクリップ30の板厚分だけ、小とされている。
これにより、クリップ30がウエイト10のクリップ装
着面17に装着された時、一対のクリップ装着面17は
クリップ30のクリップ側面部32をウエイト軸方向に
把持する。また、ウエイト10のクリップ装着面17と
クリップ30のクリップ側面部32は、それぞれの高さ
方向にほぼ垂直に形成されており、クリップ30がウエ
イト10に装着された時、ウエイト10のクリップ装着
面17はクリップ側面部32に密着する。
【0013】ウエイト10のクリップ装着面17に形成
された少なくとも1つ(たとえば、2つ)の突出部20
は、クリップ30がウエイト10に装着された時、クリ
ップ30のクリップ側面部32に形成された穴38に嵌
まり込む形状、位置に形成されている。突出部20は、
たとえば、円筒形状を有し、突出部20の直径は、クリ
ップ30の穴38の直径とほぼ等しくされており、突出
部20の円筒高さは、クリップ30の板厚より大とされ
ている。これによって、クリップ30の一対のクリップ
側面部32がウエイト10の一対のクリップ装着面17
に装着された時、ウエイト10の突出部20はクリップ
30の穴38に嵌入し、ウエイト10はクリップ30に
対し移動不能に固定される。
【0014】クリップ30の構造をさらに詳しく述べ
る。クリップ30の自由状態(拘束しない状態)におい
て、一対のクリップ側面部32の間隔は、ウエイト10
の一対のクリップ装着面17をウエイト幅方向に挟み込
む間隔とされている。これにより、クリップ30の一対
のクリップ側面部32は、ウエイト10のクリップ装着
面17をウエイト幅方向に挾持固定する。
【0015】クリップ側面部32に形成された少なくと
も1つ(たとえば、2つ)の穴38は、クリップ30の
一対のクリップ側面部32がウエイト10のクリップ装
着面17に装着された時、ウエイト10のクリップ装着
面17の突出部20を受け入れる形状、位置に形成され
ている。穴38は、たとえば、円形状である。
【0016】クリップ30の一対のアーム部33は、ク
リップ側面部32からアーム先端側に向って、アーム根
元部34、アーム湾曲部35、アーム先端部36を有し
ている。アーム先端部36は、アーム湾曲部35から下
方に傾斜している。アーム先端部36の傾斜角は、たと
えば、45°であり、ウエイト10の溝側面19の傾斜
角とほぼ等しい角度とされている。一対のアーム先端部
36間の間隔は、ホイールリム2のリブ部3の幅と等し
いか小とされている。これによって、リブ部3が一対の
アーム部33のアーム先端部36間に挿入された時、一
対のアーム部33にリブ部3を挾持する挾持ばね力が生
じる。
【0017】一対のアーム部33のアーム先端部36外
面は、グラインドなどで加工されずにプレスのまま残さ
れたエッジ部37を有している。エッジ部37は、アー
ム先端部36の外面端部に長手方向全長にわたって形成
されていてもよい。あるいは、アーム先端部36の外面
の長手方向両端から途中位置までにわたってそれぞれ形
成されていてもよい(図3)。これによって、ホイール
リム2のリブ部3がクリップ30内に挿入された時、ア
ーム先端部36のナイフエッジ部37がリブ部3を挟み
込んでで喰いつき、クリップ30は、付勢力をもってリ
ブ部3に係合支持される。
【0018】クリップ30のウエイト10への装着は、
ウエイト10のクリップ装着面17とクリップ30のク
リップ側面部32とが密着するように、ウエイト軸方向
にウエイト10をクリップ30内に挿入することによっ
て行われる。クリップ30の一対のクリップ側面部32
間の間隔は、ウエイト10の一対のクリップ装着面17
をウエイト幅方向に挟み込む間隔とされており、ウエイ
ト10のクリップ装着面17に形成された突出部20
は、クリップ30のクリップ側面部32に形成された穴
38に嵌め込まれる形状、位置に形成されている。これ
によって、クリップ30がウエイト10に装着された状
態では、ウエイト10のクリップ装着面17は、クリッ
プ30の一対のクリップ側面部32間に挟み込まれ、か
つ、突出部20はクリップ30の穴38に嵌め込まれて
おり、ウエイト10はクリップ30に対し移動不能に固
定されている。クリップ30のウエイト10への固定係
合は、突出部20をかしめることによって行ってもよ
い。
【0019】つぎに、作用を説明する。上記二輪車車輪
用バランスウエイト1では、ウエイト10とクリップ3
0が鉛以外の金属(たとえば、鉄)からなるので、環境
上の問題を解消できる。さらに、クリップ30のウエイ
ト10への装着は、従来のように鋳込みではなく、機械
的係合によるので、熱影響によりクリップ30のばね特
性が損なわれることはない。また、バランスウエイト1
のホイールリム2への取付けも以下のように容易に行う
ことができる。
【0020】バランスウエイト1は二輪車のホイールリ
ム2のリム部3に取り付けられる。バランスウエイト1
のリム部3への取付けは、ホイールリム2の半径方向内
方に突出するリブ部3をクリップ30内に挿入すること
によって行われる。クリップ30の一対のアーム部33
のアーム先端部36間の間隔は、リブ部3の間隔とほぼ
等しいか小とされており、クリップ30は自身のばね力
によってリブ部3を挟み込み、さらに、アーム先端部3
6外面のエッジ部37でリブ部3に食いつく。ウエイト
10の突出部20の、クリップ30の穴38への嵌め込
みあるいはかしめにより、ウエイト10はクリップ30
に固定されており、クリップ30を介してリブ部3に係
合支持されている。その結果、バランスウエイト1をホ
イールリム2のリブ部3に装着するだけで二輪車の車輪
に取り付けることができるので、車輪への装着は容易で
ある。
【0021】ホイールリム2のリブ部3がクリップ30
内に挿入された後におけるリブ部3とバランスウエイト
1の固定は、ばね鋼からなるクリップ30の、一対のア
ーム部33のリブ部3挾持力による。さらに、車輪回転
時にホイールの半径方向外方に向って働く遠心力により
バランスウエイト1はホイールリム2側に押しつけられ
て、バランスウエイト1のリブ部3からの抜け外れが防
止される。
【0022】バランスウエイト1がリブ部3に装着され
た後におけるウエイト10とクリップ30との固定は、
各方向において以下の通りである。ホイールリム2の半
径方向(ウエイト高さ方向)については、クリップ30
の一対のアーム部33がホイールリム2のリブ部3にば
ね力で食いついており、ウエイト10の突出部20がク
リップ30の穴38に嵌め込まれクリップ30に対し高
さ方向に移動不能に固定されていることにより、ウエイ
ト10はクリップ30を介してリブ部3に係合支持され
る。ホイールリム2の軸方向(ウエイト幅方向)につい
ては、クリップ30の一対のクリップ側面部32がウエ
イト10の一対のクリップ装着面17をウエイト幅方向
に挟み込み、かつ、ウエイト10の突出部20がクリッ
プ30の穴38に嵌まり込むことにより固定される。ホ
イールリム2のの周方向(ウエイト軸方向)について
は、ウエイト10のクリップ装着面17がウエイト軸方
向(ウエイト長手方向)にクリップ30のクリップ側面
部32を把持し、かつ、ウエイト10の突出部20がク
リップ30の穴38に嵌まり込むことにより固定され
る。したがって、ウエイト10とクリップ30とは、い
ずれの方向にも固定されている。
【0023】
【発明の効果】請求項1、2、3のいずれの二輪車車輪
用バランスウエイトによれば、ウエイトが鉛以外の金属
(たとえば、鉄)からなるので、環境上の問題を解消で
きる。さらに、クリップのウエイトへの装着は、従来の
ように鋳込みではなく、機械的係合によるので、熱影響
によりクリップのばね特性が損なわれることはない。バ
ランスウエイトの二輪車車輪のホイールリムのリブ部へ
の取り付けは、リブ部をバランスウエイトのクリップ内
に挿入することによって行われる。クリップは自身のば
ね力によってリブ部を挟み込んで食いつく。ウエイト
は、クリップのクリップ側面部で挟み込まれ、かつ、ク
リップのクリップ側面部に形成された穴にウエイトのク
リップ装着面に形成された突出部が嵌め込まれることに
よってクリップに固定され、クリップを介してリブ部に
支持される。その結果、バランスウエイトをホイールリ
ムのリブ部に装着するだけでバランスウエイトを車輪に
取り付けることができるので、車輪への装着は容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の二輪車車輪用バランスウエイト
の側面図である。
【図2】図1のA−A線で切断して見た断面図である。
【図3】図2のB方向から見た側面図である。
【図4】図1の二輪車車輪用バランスウエイトのウエイ
トの側面図である。
【図5】図4のC−C線で切断して見た断面図である。
【図6】図1の二輪車車輪用バランスウエイトが装着さ
れたホイールリムの断面図である。
【符号の説明】
1 二輪車車輪用バランスウエイト 2 ホイールリム 3 リブ部 10 ウエイト 11 一対のウエイト軸方向端面 12 ウエイト底面 13 一対のウエイト側面 14 ウエイト上面 15 溝 16 ウエイト軸方向両端部側面 17 一対のクリップ装着面 18 溝底面 19 溝側面 20 突出部 30 クリップ 31 クリップ底面部 32 一対のクリップ側面部 33 一対のアーム部 34 アーム根元部 35 アーム湾曲部 36 アーム先端部 37 エッジ部 38 穴 L バランスウエイト長手方向長さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛以外の金属からなるウエイトとばね鋼
    からなるクリップとを有し、 前記ウエイトは、ほぼ凹形状の一対のウエイト軸方向端
    面と、ウエイト底面と、一対のウエイト側面と、中央に
    ウエイト軸方向に延びる溝が形成されたウエイト上面
    と、を有し、 前記一対のウエイト側面は、各々、ウエイト軸方向両端
    部側面と、該両端部側面の間に形成されウエイト高さ方
    向にほぼ垂直に延びるクリップ装着面と、を有し、前記
    クリップ装着面にはウエイト幅方向外方に突出する少な
    くとも1つの突出部が形成されており、 前記クリップは、前記クリップ装着面に装着され、クリ
    ップ底面部と、該クリップ底面部から立ち上がりクリッ
    プ高さ方向にほぼ垂直に延びる一対のクリップ側面部
    と、該一対のクリップ側面部に接続される一対のアーム
    部と、を有し、前記一対のクリップ側面部には少なくと
    も1つの穴が形成されている、二輪車車輪用バランスウ
    エイト。
  2. 【請求項2】 前記ウエイトのウエイト上面部の前記溝
    は、溝底面と、該溝底面から上方に傾斜する一対の溝側
    面と、を有しており、前記溝底面のウエイト幅方向の間
    隔はホイールリムのリブ部の間隔より大とされており、 前記ウエイトの前記溝側面と前記クリップの一対のアー
    ム部のアーム先端部との間の間隔は、ホイールリムのリ
    ブ部が前記クリップの前記一対のアーム部間に挿入され
    た時、前記クリップの一対のアームのアーム先端部を前
    記ウエイト側に逃がすことができる間隔とされており、 前記ウエイトの前記クリップ装着面のウエイト軸方向の
    間隔は、前記一対のクリップ側面部を装着し得る間隔と
    されており、前記ウエイトのクリップ装着面に形成され
    た前記突出部は、前記クリップが前記ウエイトに装着さ
    れた時、前記クリップのクリップ側面部の前記穴に嵌ま
    り込む形状、位置に形成されている、請求項1記載の二
    輪車車輪用バランスウエイト。
  3. 【請求項3】 前記クリップの自由状態において、前記
    クリップの前記一対のクリップ側面部間の間隔は、前記
    ウエイトの前記一対のクリップ装着面をウエイト幅方向
    に挟み込む間隔とされており、前記クリップのクリップ
    側面部の前記穴は、前記クリップが前記ウエイト装着面
    に装着された時、前記ウエイトのクリップ装着面の突出
    部を受け入れる形状、位置に形成されており、 前記クリップの一対のアーム部は、前記クリップ側面部
    からアーム先端側に向って、アーム根元部、アーム湾曲
    部、アーム先端部を有しており、前記アーム先端部は前
    記アーム湾曲部から下方に傾斜しており、前記アーム先
    端部外面にはエッジ部が残されており、 前記クリップの一対のアームの前記アーム先端部の間隔
    は、ホイールリムのリブ部の間隔と等しいかそれより小
    とされており、 前記クリップが前記ウエイト装着面に装着され、ホイー
    ルリムのリブ部が前記クリップの一対のアームの前記ア
    ーム先端部間に挿入された状態において、前記エッジ部
    が付勢力をもってリブ部を挟み込んで食いつき、前記ク
    リップの前記穴には前記ウエイトの前記突出部が嵌まり
    込んでいる、請求項2記載の二輪車車輪用バランスウエ
    イト。
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