JP2001220414A - 活性エネルギー線硬化性組成物 - Google Patents
活性エネルギー線硬化性組成物Info
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Abstract
問題がなく、原料化合物が容易に製造でき、さらに組成
物の保存安定性及び硬化物の耐水性に優れる活性エネル
ギー線硬化性組成物の提供。 【解決手段】(A)下記一般式(1)で表される環状イミド基
を2個有する化合物及び(B)エチレン性不飽和基を2個
以上有する化合物を含有する活性エネルギー線硬化性組
成物。 【化1】 〔但し、式(1)において、R1及びR2は、それぞれ独立
したアルキル基であるか、どちらか一方が水素原子で他
方がアルキル基であるか、又は一つとなって炭素環を形
成する基である。〕
Description
ミド基を2個有する化合物からなる活性エネルギー線硬
化性組成物に関するものであり、塗料、印刷インキ、接
着剤、コーティング剤、充填剤、成形材料及びレジスト
等の技術分野において賞用され得るものである。
する活性エネルギー線硬化性組成物は、硬化が速い及び
加工し易く生産性に優れる等の理由により、塗料、印刷
インキ、接着剤、コーティング剤、充填剤、成形材料及
びレジスト等の幅広い分野において使用されている。従
来、当該組成物としては、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート及びポリエステル
(メタ)アクリレート等のオリゴマーからなる(メタ)
アクリレート系組成物が多く使用されている。活性エネ
ルギー線硬化性組成物の多くは、厚膜硬化性に優れ、使
用する硬化装置が安価なため、紫外線硬化性組成物とし
て使用されている。紫外線硬化性組成物においては、紫
外線の照射によりラジカルを発生させる光重合開始剤を
組成物に配合する必要がある。しかしながら、当該光重
合開始剤は、組成物の硬化後の硬化物中にも残存してし
まうため、硬化物の着色や退色の問題を有するものであ
った。又、組成物の硬化後の硬化物中に含まれる、光重
合開始剤の分解物は、臭気の原因となっていた。又、従
来の活性エネルギー線硬化性組成物は、速硬化性を特長
としているが、瞬時に硬化してしまうため硬化収縮によ
る歪みが緩和できず、硬化性の速いものほど硬化収縮が
大きく、基材との密着性が低下してしまうという問題が
あった。
を解決する、硬化物の変色や臭気の原因となる光重合開
始剤を使用する必要がないか、又は少量の配合で良く、
かつ速硬化性を有する活性エネルギー線硬化性組成物と
して、特定の環状イミド基を有する(メタ)アクリレー
トからなる活性エネルギー線硬化性組成物を提案してい
る(WO98/58912号公報)。しかしながら、当
該化合物は、(メタ)アクリロイル基に起因して皮膚刺
激性がある場合があり、皮膚刺激性のない組成物が求め
られていた。当該皮膚刺激性のない記組成物としては、
環状イミド基を複数個有する化合物(以下ポリイミドD
という)からなる活性エネルギー線硬化性組成物がある
(特開平11−124403号公報)。しかしながら、
当該組成物におけるポリイミドDは、製造し難く、製造
時の収率が不充分なものであり、又組成物の保存安定性
や硬化物の耐水性が不充分なものであった。本発明者ら
は、組成物の皮膚刺激性と硬化物の変色及び臭気の問題
がないうえ、原料化合物が容易に製造でき、さらに組成
物の保存安定性及び硬化物の耐水性に優れる活性エネル
ギー線硬化性組成物を見出すため鋭意検討を行なったの
である。
状イミド基は、2重結合のそれぞれの炭素原子に水素原
子が結合した構造のものであるが、本発明者らは、当該
環状イミド基の構造が、原料化合物製造時の収率を低下
させてしまうこと、及び得られる組成物硬化物の耐水性
を低下させてしまう原因であり、これを他の構造の環状
イミド基とすれば前記課題が解決できるのではないかと
の着想の基検討を行った結果、本発明を完成した。以
下、本説明を詳細に説明する。尚、本明細書において
は、アクリレート及び/又はメタクリレートを(メタ)
アクリレートと、アクリル酸及び/又はメタクリル酸を
(メタ)アクリル酸と表す。
る化合物 本発明の組成物では、(A)下記一般式(1)で表される環状
イミド基を2個有する化合物(以下ジイミド化合物とも
いう)を含有するものである。
それぞれ独立したアルキル基であるか、どちらか一方が
水素原子で他方がアルキル基であるか、又は一つとなっ
て炭素環を形成する基である。〕
ミド基における2重結合の少なくとも一方にアルキル基
が結合した構造を有するものであり、これによりポリイ
ミドDを含む組成物と比較して、組成物が保存安定性に
優れたものとなり、さらに得られる硬化物は耐水性に優
れたものとなる。
て、アルキル基としては、炭素数4以下のものが好まし
い。又、一つとなって炭素環を形成する基としては、基
−CH 2CH2CH2−及び基−CH2CH2CH2CH2−
が好ましい。環状イミド基の好ましい例を、以下の式
(5)及び式(6)に示す。
ましい。
種々の化合物が使用できる。好ましい例としては、下記
一般式(2)〜(4)で表される化合物等が挙げられる。
前記と同様の基である。R3は、炭素数1〜6のアルキ
レン基である。R4は、多価カルボン酸又はその無水物
からカルボキシル基又はオキシジカルボニル基を除いた
残基である。mは1〜6の整数である。〕
前記と同様の基である。R5は、ジアミンからアミノ基
を除いた残基である。〕
前記と同様の基である。R6は、炭素数1〜6のアルキ
レン基である。R7は、ジイソシアネートからイソシア
ネート基を除いた残基である。R8は、ジオールから水
酸基を除いた残基である。〕
合物Aという〕において、R3のアルキレン基として
は、直鎖状のものであっても分岐状のものであっても良
く、エチレン基又はプロピレン基が好ましい。
はその無水物〔以下多価カルボン酸(無水物)という〕
からカルボキシル基又はオキシジカルボニル基を除いた
残基であり、その原料多価カルボン酸(無水物)として
は、ジカルボン酸(無水物)が好ましい。ジカルボン酸
(無水物)としては、脂肪族ジカルボン酸(無水物)、
環状脂肪族ジカルボン酸(無水物)及び芳香族ジカルボ
ン酸等(無水物)が挙げられる。
具体的には、マロン酸(無水物)、コハク酸(無水
物)、メチルコハク酸(無水物)、グルタル酸(無水
物)、3−メチルグルタル酸(無水物)、セバシン酸及
び1,10−ドデカンジカルボン酸等の飽和脂肪族ジカ
ルボン酸、並びにマレイン酸(無水物)、シトラコン酸
及びイタコン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸等が挙げ
られる。脂肪族ジカルボン酸(無水物)としては、酸素
原子、窒素原子又は硫黄原子を有するものであっても良
い。酸素原子を有する飽和脂肪族ジカルボン酸として
は、ジグリコール酸(無水物)及び3−オキソアジピン
酸等が挙げられる。窒素原子を有する脂肪族ジカルボン
酸としては、イミノジ酢酸等が挙げられる。硫黄原子を
有する脂肪族ジカルボン酸としては、チオマレイン酸及
び3,3’−チオジプロピオン酸等が挙げられる。環状
脂肪族ジカルボン酸(無水物)としては、ヘキサヒドロ
フタル酸(無水物)等が挙げられる。芳香族ジカルボン
酸(無水物)としては、フタル酸(無水物)、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸及び2,3−ピラ
ジンジカルボン酸等が挙げられる。
3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物及びエチレンジアミン四酢酸無水物等が挙げら
れる。
(無水物)が、得られる組成物の硬化性に優れる点で好
ましい。
4〜20のアルキレン基であるものが好ましい。
合物Bという〕おいて、R7は、ジアミンからアミノ基
を除いた残基であり、その原料ジアミンの好ましい例と
しては、脂肪族ジアミン及び芳香族ジアミン等が挙げら
れる。
ン、1,3−プロパンジアミン及び1,6−ヘキサンジ
アミン等及び等が挙げられる。脂肪族ジアミンとして
は、酸素原子、窒素原子又は硫黄原子を有するものであ
っても良い。酸素原子を有する脂肪族ジアミンとして
は、4,9−ジオキサ−1,12−ドデカンジアミン等
が挙げられる。窒素原子を有する脂肪族ジアミンとして
は、N−(2−アミノエチル)−1,3−プロパンジア
ミン及びN−[(3−アミノプロピル)−1,3−プロ
パンジアミン]等が挙げられる。硫黄原子を有する脂肪
族ジアミンとしては、2−メチル−3−チオセミカルバ
ジド等が挙げられる。
チル−2,2−ジアミン、1,2−フェニレンジアミ
ン、4,5−ジメチル−1,2−フェニレンジアミン、
2,3−ジアミノピリジン及び2,4−ジアミノピリジ
ン等が挙げられる。
2〜20の酸素原子を有しても良いアルキレン基である
ものが好ましい。
合物Cという〕おいて、R6のアルキレン基としては、
直鎖状のものであっても分岐状のものであっても良く、
エチレン基又はプロピレン基が好ましい。
ート基を除いた残基であり、その原料ジイソシアネート
としては、トリレンジイソシアネート、1,6−ヘキサ
ンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネー
ト、水素化トリレンジイソシアネート、水素化4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、水素化キシイレンジイソシアネート、パ
ラフェニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジ
イソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート、及びイソホロンジイソシアネート等が
挙げられる。
あり、その原料ジオールとしては、低分子量ジオール、
ポリエチレングリコール及びポリエステルポリオール等
が挙げられる。低分子量ジオールとしては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、シクロヘキサンジメ
タノール及び3−メチル−1,5−ペンタンジオール等
が挙げられる。ポリエーテルポリオールとしては、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール及びポ
リテトラメチレングリコール等のポリアルキレングリコ
ール、並びにポリエチレンポリプロポキシブロックポリ
マージオール等のブロック又はランダムポリマーのジオ
ール等が挙げられる。ポリエステルポリオールとして
は、これら低分子量ポリオール又は/及びポリエーテル
ポリオールと、アジピン酸、コハク酸、フタル酸、テト
ラヒドルフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸及びテレフタ
ル酸等の二塩基酸又はその無水物等の酸成分とのエステ
ル化反応物等が挙げられる。
法により、置換基を有するマレイン酸無水物(以下単に
マレイン酸無水物という)、アミノアルコール及び多価
カルボン酸(無水物)から製造することができる。 ・加藤清ら、有機合成化学協会誌30(10),89
7,(1972) ・Javier de Abajoら、Polyme
r,vol33(5),(1992) ・特開昭56−53119号公報、特開平1−2425
69号公報
レイン酸無水物にアミノアルコールを付加環化させて、
環状イミド基を有するアルコールを製造した後、当該ア
ルコールと多価カルボン酸をエステル化反応させるか、
又は当該アルコール多価ジカルボン酸無水物に付加反応
させる方法が好ましい。
重結合の少なくとも一方にアルキル基が結合した構造を
有するものであり、3,4,5,6−テトラヒドロフタ
ル酸無水物及びその誘導体、無水シトラコン酸及びその
誘導体、並びにジアルキルマレイン酸無水物及びその誘
導体が挙げられる。これらの中でも、3,4,5,6−
テトラヒドロフタル酸無水物及びその誘導体が、製造時
の収率に優れている点で好ましい。アミノアルコールと
しては、2−アミノエタノール、1−アミノ−2−プロ
パノール、3−アミノ−1−プロパノール、1−アミノ
ブタノール等のアルカノールアミン類及び2,2’−ア
ミノエトキシエタノール等が挙げられる。多価カルボン
酸(無水物)としては、前記で挙げたものと同様のもの
が挙げられ、目的のジイミド化合物が製造し易い点で、
脂肪族ジカルボン酸(無水物)及び環状脂肪族ジカルボ
ン酸(無水物)が好ましい。
レイン酸無水物とジアミンの付加環化反応による方法が
好ましい。この場合に使用するマレイン酸無水物及びジ
アミンとしては、前記と同様のものが挙げられる。
オールとジイソシアネートを反応させ、2個のイソシア
ネート基を有する化合物を製造した後、これと前記環状
イミド基を有するアルコールとを反応させる方法が好ま
しい。この場合に使用するジオールとジイソシアネート
としては、前記と同様のものが挙げられる。
アミノカルボン酸を付加環化させ環状イミド基を有する
カルボン酸を製造し、これとジオールをエステル化反応
により製造されたものも挙げられる。
て使用する酸無水物は、2重結合の少なくとも一方にア
ルキル基が結合した構造を有するものであるため、酸無
水物にアミノアルコール又はジアミンを付加させた後の
環化反応が容易に進行するため、ジイミド化合物の収率
に優れるものとなる。
有する化合物 本発明では、上記(A)成分に、さらに(B)エチンレン性不
飽和基を2個以上有する化合物を配合する。これによ
り、得られる硬化物の硬化性、耐溶剤性及び硬度を改善
することができる。(B)成分の好ましい割合は、(A)成分
と(B)成分の合計量を基準にして30〜70重量%であ
る。30重量%に満たない場合は、得られる硬化膜の硬
度、耐水性及び耐溶剤性が不十分になることがあり、他
方70重量%を超える場合は、塗工膜厚が薄い場合の活
性エネルギー線硬化性の低下や、得られる硬化膜の硬
度、耐水性及び耐溶剤性が不十分になることがある。
(B)成分としては、(メタ)アクリロイル基を2個以上
有する化合物〔以下ポリ(メタ)アクリレートという〕
が、好ましい。ポリ(メタ)アクリレートとしては、モ
ノマー、オリゴマー及びポリマーがある。オリゴマーと
しては、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル
(メタ)アクリレート及びエポキシ(メタ)アクリレー
ト等が挙げられ、ポリマーとしては(メタ)アクリル系
ポリマーのポリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
グリコールジ(メタ)アクリレート及びプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート等のアルキレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート;テトラエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート及びポリテトラメチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート等のポリアルキレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート;1,6−ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレート及びネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート等のグリコールジ(メタ)アクリ
レート;ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート又は
そのハロゲン核置換体及びビスフェノールFジ(メタ)
アクリレート又はそのハロゲン核置換体等のビスフェノ
ール型ジ(メタ)アクリレート;ジメチロールトリシク
ロデカンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロ
パンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラ(メタ)アクリレート及びジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート等のポリオールポリ(メ
タ)アクリレート;前記ポリオールのアルキレンオキサ
イド付加物のポリ(メタ)アクリレート;イソシアヌル
酸アルキレンオキサイドのジ又はトリ(メタ)アクリレ
ート等が挙げられる。
有機ポリイソシアネート反応物に、ヒドロキシル基含有
(メタ)アクリレートを反応させた化合物等が挙げられ
る。ここで、ポリオールとしては、低分子量ポリオー
ル、ポリエチレングリコール及びポリエステルポリオー
ル等が挙げられ、低分子量ポリオールとしては、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、シクロヘキサン
ジメタノール及び3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル等が挙げられ、ポリエーテルポリオールとしては、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール及び
ポリテトラメチレングリコール等のポリアルキレングリ
コール、並びにポリエチレンポリプロポキシブロックポ
リマージオール等のブロック又はランダムポリマーのジ
オール等が挙げられ、ポリエステルポリオールとして
は、これら低分子量ポリオール又は/及びポリエーテル
ポリオールと、アジピン酸、コハク酸、フタル酸、テト
ラヒドルフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸及びテレフタ
ル酸等の二塩基酸又はその無水物等の酸成分とのエステ
ル化反応物等が挙げられる。有機ポリイソシアネートと
しては、トリレンジイソシアネート、1,6−ヘキサン
ジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネー
ト、1,6−ヘキサンジイソシアネート3量体、水素化
トリレンジイソシアネート、水素化4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、水素化キシイレンジイソシアネート、パラフェニレ
ンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート2量
体、1,5−ナフタレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート相互付加物、4,4’−ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート、トリメチロールプロ
パントリス(トリレンジイソシアネート)付加物及びイ
ソホロンジイソシアネート等が挙げられる。ヒドロキシ
ル基含有(メタ)アクリレートとしては、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシオクチル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ、ジ又はモノ(メタ)アクリレート、及びトリ
メチロールプロパンジ又はモノ(メタ)アクリレート等
のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等が挙げら
れる。これら以外のウレタンポリ(メタ)アクリレート
の例としては、文献「UV・EB硬化材料」[(株)シ
ーエムシー、1992年発行]の70〜74頁に記載さ
れているような化合物等が挙げられる。
テルポリオールと(メタ)アクリル酸との脱水縮合物等
が挙げられる。ポリエステルポリオールとしては、ポリ
オールとのカルボン酸又はその無水物との反応物等が挙
げられ、ポリオールとしては、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレン
グリコール、ポリブチレングリコール、テトラメチレン
グリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、シクロヘキサンジメタノール、3−メチル
−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリ
スリトール及びジペンタエリスリトール等の低分子量ポ
リオール、並びにこれらのアルキレンオキサイド付加物
等が挙げられ、カルボン酸又はその無水物としては、オ
ルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン
酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、ヘキサヒドロフ
タル酸、テトラヒドロフタル酸及びトリメリット酸等の
二塩基酸又はその無水物等が挙げられる。これら以外の
ポリエステルポリ(メタ)アクリレートとしては、前記
文献「UV・EB硬化材料」の74〜76頁に記載され
ているような化合物等が挙げられる。
タ)アクリル酸を付加反応させた化合物であり、前記文
献「UV・EB硬化材料」の74〜75頁に記載されて
いるような化合物等が挙げられる。エポキシ樹脂として
は、芳香族エポキシ樹脂及び脂肪族エポキシ樹脂等が挙
げられる。芳香族エポキシ樹脂としては、具体的には、
レゾルシノールジグリシジルエーテル;ビスフエノール
A、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ビスフェノ
ールフルオレン又はそのアルキレンオキサイド付加体の
ジ又はポリグリシジルエーテル;フェノールノボラック
型エポキシ樹脂及びクレゾールノボラック型エポキシ樹
脂等のノボラック型エポキシ樹脂;グリシジルフタルイ
ミド;o−フタル酸ジグリシジルエステル等が挙げられ
る。これら以外にも、文献「エポキシ樹脂−最近の進歩
−」(昭晃堂、1990年発行)2章や、文献「高分子
加工」別冊9・第22巻増刊号 エポキシ樹脂[高分子
刊行会、昭和48年発行]の4〜6頁、9〜16頁に記
載されている様な化合物を挙げることができる。脂肪族
エポキシ樹脂としては、具体的には、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4ーブタンジオール及
び1,6−ヘキサンジオール等のアルキレングリコール
のジグリシジルエーテル;ポリエチレングリコール及び
ポリプロピレングリコールのジグリシジルエーテル等の
ポリアルキレングリコールのジグリシジルエーテル;ネ
オペンチルグリコール、ジブロモネオペンチルグリコー
ル及びそのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジル
エーテル;トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン、グリセリン及びそのアルキレンオキサイド付加体
のジ又はトリグリシジルエーテル、並びにペンタエリス
リトール及びそのアルキレンオキサイド付加体のジ、ト
リ又はテトラグリジジルエーテル等の多価アルコールの
ポリグリシジルエーテル;水素添加ビスフェノールA及
びそのアルキレンオキシド付加体のジ又はポリグリシジ
ルエーテル;テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエーテ
ル;ハイドロキノンジグリシジルエーテル等が挙げられ
る。これら以外にも、前記文献「高分子加工」別冊エポ
キシ樹脂の3〜6頁に記載されている化合物を挙げるこ
とができる。これら芳香族エポキシ樹脂及び脂肪族エポ
キシ樹脂以外にも、トリアジン核を骨格に持つエポキシ
化合物、例えばTEPIC[日産化学(株)]、デナコ
ールEX−310[ナガセ化成(株)]等が挙げられ、
又前記文献「高分子加工」別冊エポキシ樹脂の289〜
296頁に記載されているような化合物等が挙げられ
る。上記において、アルキレンオキサイド付加物のアル
キレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド及びプ
ロピレンオキサイド等が好ましい。
(メタ)アクリレート (メタ)アクリル系ポリマーのポリ(メタ)アクリレー
トとしては、官能基を有する(メタ)アクリル系ポリマ
ーに、側鎖に(メタ)アクリロイル基を導入したもので
あり、前記文献「UV・EB硬化材料」の78〜79頁
に記載されているような化合物等が挙げられる。
するものであるが、必要に応じて、その他の重合性化合
物を配合することができる。その他重合性化合物の割合
としては、組成物中に10〜70重量%が好ましい。そ
の他の重合性化合物としては、(メタ)アクリロイル基
を1個有する化合物、ビニルエーテル基を有する化合物
及びエポキシ化合物等が挙げられ、(メタ)アクリロイ
ル基を有する化合物及びビニルエーテル基を有する化合
物が好ましい。これらの化合物は、2種以上を併用する
こともできる。以下、各成分について説明する。
化合物 (メタ)アクリロイル基を1個有する化合物としては、
(メタ)アクリレート〔以下モノ(メタ)アクリレート
という〕が好ましい。モノ(メタ)アクリレートとして
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘ
キシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリ
レート及び2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート等
のアルキル(メタ)アクリレートが挙げられる。これら
以外にも、文献「最新UV硬化技術」[(株)印刷情報
協会、1991年発行]の53〜56頁に記載されてい
るような化合物等が挙げられる。
ド(メタ)アクリレートが好ましく、より好ましい化合
物としては、下記一般式(7)で表される化合物等が挙げ
られる。
子、炭素数4以下のアルキル基又は一つとなって炭素環
を形成する基である。又、R11は、炭素数1〜6の直鎖
状又は分岐状アルキレン基であり、R12は、水素原子又
はメチル基である。pは1〜6の整数である。又、イミ
ド5員環における点線部分は、一重結合又は二重結合を
意味する。〕
を形成する基としては、基−CH2CH2CH2−又は基
−CH2CH2CH2CH2−が好ましい。
モノマー以外にも、アクリロイルモルホリン、N−メチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミド及びN,N−ジメチル(メタ)アク
リルアミド等の(メタ)アクリルアミド等が挙げられ
る。
テルという)としては、種々の化合物が使用でき、例え
ば下記に示す化合物等が挙げられる。メチルビニルエー
テル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテ
ル、ブチルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテ
ル、イソブチルビニルエーテル、ペンチルビニルエーテ
ル、イソペンチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエー
テル、ヘプチルビニルエーテル及び2−エチルヘキシル
ビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル;ヒドロキ
シメチルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニル
エーテル、3−ヒドロキシプロピルビニルエーテル及び
4−ヒドロキシブチルエーテル等のヒドロキシアルキル
ビニルエーテル;メチレングリコール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール及びシクロヘキサンジオ
ール等のジオールのモノビニルエーテル、メチルビニル
エーテル及びジビニルエーテル;トリメチロールプロパ
ントリビニルエーテル及びペンタエリスリトールテトラ
ビニルエーテル等のポリオールポリビニルエーテル;並
びにジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、ジ(テトラメチレングリコー
ル)、ポリ(テトラメチレングリコール)、ジ(ヘキサ
メチレングリコール)及びポリ(ヘキサメチレングリコ
ール)等のポリアルキレグリコールのモノビニルエーテ
ル、メチルビニルエーテル及びジビニルエーテル等が挙
げられる。シクロアルキルビニルエーテルとしては、例
えばシクロプロピルビニルエーテル、シクロブチルビニ
ルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、2−ヒド
ロキシシクロプロピルビニルエーテル、3−ヒドロキシ
シクロブチルビニルエーテル、4−ヒドロキシシクロヘ
キシルビニルエーテル、シクロヘキサンジオールモノビ
ニルエーテル、シクロヘキサンジオールモノビニルエー
テル及びシクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテ
ル等が挙げられる。ビニルエーテルの好ましい割合は、
(A)成分100重量部に対して10〜50重量部であ
る。
ポキシ樹脂の他、2−エチルヘキシルグリシジルエーテ
ル、フェニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエ
ーテル、フェノールエチレンオキサイド付加物のグリシ
ジルエーテル、p−tert−ブチルフェニルグリシジ
ルエーテル、ラウリルアルコールエチレンオキサイド付
加物のグリシジルエーテル、ジブロモフェニルグリシジ
ルエーテル、リモーネンジエポキシ、3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサ
ンカルボキシレート、ビス(3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチル)アジペート、3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシレートのカプロラクトン付加物、3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサ
ンカルボキシレートの(メチル)バレロラクトン付加
物、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−
スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−メタジオ
キサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジ
ペート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)エー
テル及びビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル)エーテル等が挙げられる。エポキシ化合物の好まし
い割合は、組成物中に10〜70重量%である。
ムアミド、N−ビニル−N−メチルホルムアミド、N−
ビニルアセトアミド、N−ビニル−N−メチルアセトア
ミド、N−ビニルピロリドン及びN−ビニルカプロラク
タム等のN−ビニル化合物;酢酸ビニル及びケイ皮酸ビ
ニル等のカルボン酸ビニル誘導体;ジメチルマレート、
ジエチルマレート、ジメチルフマレート、ジエチルフマ
レート等の不飽和ポリエステル;並びにスチレン及びビ
ニルスチレン等のスチレン誘導体を挙げることができ
る。
状イミド基を有するため、光ラジカル重合開始剤又は光
増感剤の配合なしでも、活性エネルギー線の照射により
環状イミド基同志が容易に二量化反応を起こす。本発明
では、ジイミド化合物の光二量化反応を促進させる目的
で、必要に応じて光ラジカル重合開始剤又は光増感剤を
配合することができる。光ラジカル重合開始剤又は光増
感剤としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル及びベンゾインイソプロ
ピルエーテル等のベンゾインとそのアルキルエーテル;
アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルア
セトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセ
トフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、1−ヒ
ドロキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ルフェニルケトン及び2−メチル−1−[4−(メチル
チオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−
オン等のアセトフェノン;2−メチルアントラキノン、
2−エチルアントラキノン、2−ターシャリ−ブチルア
ントラキノン、1−クロロアントラキノン及び2−アミ
ルアントラキノン等のアントラキノン;2,4−ジメチ
ルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、
2−クロロチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサ
ントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン及
び2,4−ジイソピルチオキサントン等のチオキサント
ン;アセトフェノンジメチルケタール及びベンジルジメ
チルケタール等のケタール;2,4,6−トリメチルベ
ンゾイルジフェニルホスフィンオキシド等のモノアシル
ホスフィンオキシド又はビスアシルホスフィンオキシ
ド;ベンゾフェノン及びジメチルアミノベンゾフェノン
等のベンゾフェノン類;ジメチルアミノ安息香酸エチ
ル、ジメチルアミノ安息香酸イソアミル等の安息香酸
類;並びにキサントン類及び染料等が挙げられる。これ
らの中でも、光二量化反応の増感効果が高いため、ベン
ゾフェノン類、チオキサントン類、モノアシルホスフィ
ンオキシド及びビスアシルホスフィンオキシドが好まし
い。
はエポキシ化合物を配合する場合には、酸触媒を配合し
て硬化させる。酸触媒としては、活性エネルギー線の照
射により酸を発生することのできる触媒が好ましく、一
般に光カチオン重合開始剤として知られているものが使
用できる。光カチオン重合開始剤として好ましいもの
は、ジアリールヨードニウム塩、トリアリールスルホニ
ウム塩が挙げられる。酸触媒としては、硫酸、リン酸及
び過塩素酸等のプロトン酸、並びに三フッ化ホウ素、塩
化アルミニウム、四塩化チタン及び四塩化スズ等のルイ
ス酸が挙げられる。光カチオン重合開始剤としては、こ
れら以外にも、前記文献「UV・EB硬化材料」の82
〜98頁に記載されている化合物等が挙げられる。
チオン重合開始剤は、2種以上を併用することもでき、
又さらに安息香酸系、アミン系等の光重合開始促進剤と
組み合わせて用いることもできる。
オン重合開始剤を使用する場合、これらの合計含有量
は、本発明の組成物の合計量100重量部に対して、
0.01〜10重量部であることが好ましく、より好ま
しくは0.01〜5重量部である。10重量部を越える
場合は、光透過性が不良となり、厚膜での内部硬化性が
悪くなったり、反応した分解物が多量に存在するために
硬化物の有する特性を著しく低下させたりする。
紫外線吸収剤、光安定剤及び酸化防止剤等を配合するこ
とができる。紫外線吸収剤としては2−(5−メチル−
2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール等のベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収剤等が挙げられ、光安定剤
としては、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジニル)セバケート等のヒンダードアミン系
光安定剤及び2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のベ
ンゾエート系光安定剤等が挙げられ、又酸化防止剤とし
ては、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−
ブチルー5ーメチルー4ーヒドロキシルフェニル)プロ
ピオネート]等のヒンダードフェノール系酸化防止剤等
が挙げられる。
物、無機充填剤、有機溶剤、カップリング剤、粘着付与
剤、レベリング剤、可塑剤、難燃剤、顔料及び染料等を
必要に応じて併用することが可能である。これらは、組
成物の硬化性及び硬化物特性を損なわない範囲内で配合
することができる。
テル樹脂、ポリイソシアネート化合物、ポリエポキシ
ド、アクリル樹脂、アルキド樹脂、尿素樹脂、メラミン
樹脂、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル系共重合体、ポリジ
エン系エラストマー、飽和ポリエステル及び飽和ポリエ
ーテル、並びにニトロセルロース及びセルロースアセテ
ートプチレート等の各種セルロース誘導体等の樹脂や、
アマニ油、桐油、大豆油、ヒマシ油及びエポキシ化油等
の各種油脂等を挙げることができる。
ルク、マイカ、クレー、シリカパウダー、コロイダルシ
リカ、アスベスト粉末、水酸化アルミニウム、ステアリ
ン酸亜鉛、亜鉛華、チタンホワイト及びベンガラ等を挙
げることができる。これら無機充填剤の中には、チタン
ホワイト及びベンガラ等のように、顔料としても使用で
きるものもある。
エン及びキシレン等芳香族炭化水素、メチルエチルケト
ン及びメチルイソブチルケトン等の酢酸エステル、N,
N−ジメチルホルムアミド、並びその他一般に用いられ
る有機溶剤を用いることができる。
剤、可塑剤、難燃剤、顔料及び染料等は、公知慣用のも
のを使用することができ、
成分のジイミド化合物と必要に応じてその他の成分を攪
拌又は混合することにより得られる。
に組成物を塗布し、これに活性エネルギー線を照射する
方法等が挙げられる。この場合の膜厚としては、目的に
応じて適宜選択するれば良いが、好ましくは2〜300
μmであり、より好ましくは2〜50μmである。30
0μmを超える場合は、内部の硬化が不十分となる場合
がある。活性エネルギー線としては、紫外線、X線及び
電子線等が挙げられ、安価な装置が使用できるという点
で、紫外線が好ましい。紫外線を照射する場合には、様
々な光源を使用することができ、例えば低圧或いは高圧
水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、無電
極放電ランプ及びカーボンアークランプ等が挙げられ
る。電子線により硬化させる場合には、種々の照射装置
が使用でき、例えばコックロフトワルトシン型、バンデ
グラフ型及び共振変圧器型等が挙げられ、電子線として
は50〜1,000eVのエネルギーを持つものが好ま
しく、より好ましくは100〜300eVである。
ング剤、表面処理剤、バインダー、成形材料、接着剤、
粘着剤及び積層板等が挙げられる。コーティング剤とし
て使用する場合の基材としては、アルミニウム、鉄及び
銅等の金属、塩化ビニル、アクリル、ポリカーボネー
ト、ポリエチレンテレフタレート及びアクリロニトリル
ブタジエンスチレン共重合体等のプラスティック、イン
キ、セラミックス、紙、印刷紙、繊維並びに木材等が挙
げられる。
り具体的に説明する。尚、以下において、「部」は重量
部を意味する。
4,5,6−テトラヒドロフタル酸無水物67.6g、
トルエン94.6g及びハイドロキノン(以下HQとい
う)0.01gを仕込み、60℃で均一に溶解させた
後、エタノールアミン27.1gを約1時間で滴下し、
120〜140℃で3時間脱水反応を行った。反応液を
80℃付近まで冷却してアジピン酸32.4g及び濃硫
酸4.8gを加え、さらに120〜140℃で攪拌し、
3時間後に反応を終了した。得られた反応混合物を分液
ロートへ移し、水、15%水酸化ナトリウム水溶液及び
4%硫酸アンモニウム水溶液で洗浄した。洗浄後の反応
液中のトルエンを減圧下で留去して、淡黄色液体の下記
式(8)で表される化合物a(79.0g)を得た。
ル酸無水物を無水シトラコン酸78.5gに、トルエン
を121.2gに、HQを0.06gに、エタノールア
ミンを42.8gに、アジピン酸を51.1gに及び濃
硫酸を9.6gとした以外は、合成例1と同様の方法に
より、白色固体の下記式(9)で表される化合物b(6
4.7g)を得た。
ヒドロフタル酸無水物63.9g、トルエン89.6g
及びHQ0.04gを仕込み、60℃で均一に溶解させ
た後、4,9−ジオキサ−1,12−ドデカンジアミン
40.9gを約1時間で滴下し、120〜140℃で加
熱攪拌し、3.5時間後に反応を終了した。反応液を水
洗した後、有機層を分離し、減圧下でトルエンを留去し
て、淡褐色液体の下記式(10)で表される化合物c(8
7.9g)を得た。
g、トルエン100g、HQ0.01g及びエタノール
アミン12.2gを使用し、実施例1と同様の方法によ
りイミドアルコールを製造した。反応後、反応液を室温
に冷却し、ジラウリン酸ジ−n−ブチル錫0.1g及び
イソホロンジイソシアネート44.4gを添加し、40
℃で30分間攪拌した後、トリプロピレングリコール1
9.2gを加え、60℃にて2時間攪拌した。反応液を
減圧で溶媒留去し、粘ちょうな液体の下記式(11)で表さ
れる化合物dを得た。
ルトリアクリレート〔東亞合成社(株)製アロニックス
M−305〕の50部とを攪拌・混合して、活性エネル
ギー線硬化性組成物を得た。得られた組成物について、
下記の評価方法に従い、保存安定性、硬化性、鉛筆硬
度、密着性、耐水性、変色及び臭気を評価した。それら
の結果を表2に示す。
に組成物の性状について目視で観察した。
ストパネル社製、以下PB#144という)にバーコー
ターを用いて膜厚10μmとなるように塗布し、乾燥機
中で溶剤を蒸発させた後、大気中で80W/cm高圧水
銀ランプ(アイ・グラフィックス社製)を用いて、ラン
プ高さ10cm、コンベアスピード10m/minの条
件で紫外線を照射した。紫外線照射後の塗膜表面を指で
触り、タックがなくなるまでに必要な照射回数により硬
化性を評価した。尚、照射ピーク強度は256mW/c
m2である。
らさらに紫外線を5回照射した試験体(以下試験体PB
という)の塗膜について、JIS−K5400に従い評
価した。
碁盤目セロハンテープ剥離試験を行い、塗膜の密着性を
目視にて確認し、下記3段階で評価した。 ○:塗膜に剥がれなし △:塗膜一部が剥離 ×:塗膜全体が剥離
した後、60℃にて2時間乾燥させた後硬化膜について
その上面状態を目視により観察し、下記の3段階で評価
した。 ○:異常なし △:若干の剥がれ及び/又は白化が生じた ×:明らかな剥がれ及び/又は白化が生じた
下記3段階で評価した。 ○:変色なし △:僅かに変色あり ×:変色あり
で評価した。 ○:臭気なし △:僅かに臭気あり ×:臭気あり
号は、以下の意味を示す。 ・M−220:トリプロピレングリコールジアクリレー
ト〔東亞合成社(株)製アロニックスM−220〕 ・M−350:トリメチロールプロパンエチレンオキサ
イド3モル変性トリアクリレート〔東亞合成社(株)製
アロニックスM−350〕 ・M−400:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ート〔東亞合成社(株)製アロニックスM−400〕 ・IA:下記(12)で表されるイミドアクリレート
−フェニルプロパン−1−オン(チバスペシャリティー
ケミカルズ社製Dc1173) ・化合物e:下記(13)で表される化合物
1に示す成分及び割合とする以外は実施例1と同様にし
て活性エネルギー線硬化性組成物を製造した。得られた
組成物を実施例1と同様にして評価した。それらの結果
を表2に示す。
た。それらの結果を表2に示す。当該化合物は、その他
の性能は優れているものの硬化性に劣るものであった。
(株)製アロニックスM−220〕を使用して、実施例
1と同一の条件で紫外線を照射したが、20回以上照射
しても硬化しなかった。
して活性エネルギー線硬化性組成物を製造した。得られ
た組成物を実施例1と同様にして評価した。それらの結
果を表2に示す。
条件で紫外線を照射したが、20回以上照射しても硬化
しなかった。比較例4の組成物では、均一な塗膜が得ら
れたものの、基材との密着性及び耐水性に劣るものであ
った。又、得られた塗膜は黄変が見られ、臭気があっ
た。比較例4の組成物では、保存安定性が不充分であ
り、得られた塗膜は、その他物性は優れるものの、耐水
性が不充分であった。
物は、原料組成物を容易に製造することができる上、皮
膚刺激性の問題がなく、保存安定性にも優れ、又硬化物
の変色や臭気の原因となる光ラジカル重合開始剤を使用
することなく、又は少ない添加量で、活性エネルギー線
の照射により速く硬化するもので、得られる硬化物は基
材との密着性に優れ、さらには耐水性にも優れるもので
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)下記一般式(1)で表される環状イミド基
を2個有する化合物及び(B)エチレン性不飽和基を2個
以上有する化合物を含有することを特徴とする活性エネ
ルギー線硬化性組成物。 【化1】 〔但し、式(1)において、R1及びR2は、それぞれ独立
したアルキル基であるか、どちらか一方が水素原子で他
方がアルキル基であるか、又は一つとなって炭素環を形
成する基である。〕 - 【請求項2】(A)成分が下記一般式(2)、(3)及び(4)で表
される化合物から選択される1種以上であることを特徴
とする請求項1記載の活性エネルギー線硬化性組成物。 【化2】 〔但し、式(2)において、R1及びR2は、前記と同様の
基である。R3は、炭素数1〜6のアルキレン基であ
る。R4は、多価カルボン酸又はその無水物からカルボ
キシル基又はオキシジカルボニル基を除いた残基であ
る。mは1〜6の整数である。〕 【化3】 〔但し、式(3)において、R1及びR2は、前記と同様の
基である。R5は、ジアミンからアミノ基を除いた残基
である。〕 【化4】 〔但し、式(4)において、R1及びR2は、前記と同様の
基である。R6は、炭素数1〜6のアルキレン基であ
る。R7は、ジイソシアネートからイソシアネート基を
除いた残基である。R8は、ジオールから水酸基を除い
た残基である。〕
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