JP2001219865A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JP2001219865A
JP2001219865A JP2000032965A JP2000032965A JP2001219865A JP 2001219865 A JP2001219865 A JP 2001219865A JP 2000032965 A JP2000032965 A JP 2000032965A JP 2000032965 A JP2000032965 A JP 2000032965A JP 2001219865 A JP2001219865 A JP 2001219865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕の疲労からくるドライバの疲れを大幅に軽
減して快適な長距離走行を行うことのできる電動パワー
ステアリング装置を提供すること。 【解決手段】 電動パワーステアリング装置1は、車両
のステアリング系2に補助操舵トルクを付加する電動機
8とステアリング系2の手動操舵トルクを検出する操舵
トルクセンサTSと、ステアリング系2の操舵回転速度
を検出する操舵回転速度センサNSと、操舵トルクセン
サTSからの手動操舵トルク信号Tに対応するトルク制
御量DTから操舵回転速度センサNSからの操舵回転速
度量DNを減衰補正した値に基づいて電動機8を制御す
る制御手段12を含んでなる。そして、車両のオートク
ルーズ状態を検出するAC設定手段21を設け、制御手
段12は、オートクルーズ状態が検出されたときには、
操舵回転速度量DNに対応する値を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機パワーをス
テアリング系に直接作用させてドライバの操舵力を軽減
する電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動パワーステアリング装置は、電動機
の駆動力を直接利用してドライバの操舵力をアシストす
る。電動パワーステアリング装置を搭載した車両は広く
一般に普及しており、この電動パワーステアリング装置
により、ステアリングホイールの動きが軽快になり、ド
ライバは強い力でステアリング操作を行う必要がなくな
る。
【0003】ところで、高速道路などでは、オートクル
ーズ装置によるクルーズコントロール(cruise contro
l)の下、車両を走行させることがある。オートクルー
ズ装置は定速走行装置であり、ドライバが希望する速度
に車速をセットすると車速制御がなされ、ドライバがア
クセル操作をしなくてもその速度を維持して車両を走行
させることができる。なお、オートクルーズ装置には、
車速制御に加えて車間距離を制御するものもある。いず
れにしても、このオートクルーズ装置により、ドライバ
はアクセルペダルから足をはずすことができるので、長
距離走行時における足の疲れが大幅に低減される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電動パ
ワーステアリング装置及びオートクルーズ装置は、ドラ
イバに代わってステアリング操作をするものではないた
め、ドライバはステアリングホイール(いわゆるハンド
ル)から手を放すことができない。一方、高速道路など
では、路面からの振動がステアリング系を通してドライ
バの腕に伝わる。また、横風を受けた場合には、ステア
リングホイールが意図しないで動いてしまうことがある
ので、この動きを抑えてステアリングホイールを一定の
位置に保つ必要がある。このため、ドライバは腕に疲労
を生じやすく、長距離の快適な走行が困難になる。
【0005】そこで、本発明は、ドライバの疲れ、殊に
腕の疲労からくる疲れを大幅に軽減して快適な長距離走
行を行うことのできる電動パワーステアリング装置を提
供することを主たる課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者らは鋭意研究を行い、高速走行時などにお
けるステアリング系を通しての振動の防止には、操舵回
転速度検出手段からの信号に対応する値(いわゆるダン
ピング補正量)を増加することが効果的であることを見
い出し、本発明を完成するに至ったものである。即ち、
上記課題を解決した本発明の電動パワーステアリング装
置は、車両のステアリング系に補助操舵トルクを付加す
る電動機と、前記ステアリング系の手動操舵トルクを検
出する操舵トルクセンサと、前記ステアリング系の操舵
回転速度を検出する操舵回転速度検出手段と、前記操舵
トルクセンサからの信号に対応する値から操舵回転速度
検出手段からの信号に対応する値を減衰補正した値に基
づいて電動機を制御する制御手段と、を含んでなる。そ
して、この電動パワーステアリング装置は、前記車両の
オートクルーズ状態を検出する検出手段を設け、この制
御手段はオートクルーズ状態が検出されたときには、前
記操舵回転速度検出手段からの信号に対応する値を増加
させることを特徴とする電動パワーステアリング装置と
した。
【0007】つまり、ステアリングホイール(ステアリ
ング系)が回転する際には、その回転速度が速いほど補
助操舵トルクを減衰してアシスト量を減らすように減衰
補正する制御がなされるが、オートクルーズ状態では、
さらに積極的に減衰補正を行い、補助操舵トルクを大き
く減衰する。この場合において、前者の操舵トルクセン
サからの信号に対応する値よりも、後者の操舵回転検出
手段からの信号に対応する値の方が、絶対値として大き
くなることも許容する。即ち、減衰補正した後の値がゼ
ロ以下となることも許容する。このようにすることで、
ドライバの自発的な意思ではなく、路面からの振動など
によりステアリングホイールが回転などする際には、回
転速度に応じてその動きに対するアシスト量を一層減ら
す方向に、さらには、積極的にその動きを抑制しようと
する方向に、電動機による補助操舵トルクが作用する。
これにより、路面からの振動などでステアリングホイー
ルが回転・振動しようとする際に、回転力・振動力が減
衰される。なお、本発明の電動パワーステアリング装置
は、オートクルーズ装置との協調制御を行うという、従
来にない構成を有するものであり、オートクルーズ状態
での安定した走行時において必要となる外乱タフネスの
向上、例えば路面からの振動の入力の大幅な軽減や横風
に対する安定を実現し、もって快適な長距離走行を可能
とするものである。
【0008】ちなみに、ここでいう減衰補正とは、電動
機の回転方向と逆方向へ補正することを意味する。した
がって、通常操舵時のように手動操舵トルクの方向と電
動機の回転方向が同じ場合には減算補正であるが、ステ
アリングホイールが車輪によって中立位置に戻されるよ
うな手動操舵トルクの方向と電動機の回転方向が逆方向
の場合(横風の場合も)には加算補正になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の電動
パワーステアリング装置を、図面を参照して詳細に説明
する。なお、本実施の形態において、「オートクルー
ズ」は「AC」と省略して記載する。
【0010】本実施の形態の電動パワーステアリング装
置は、ドライバの手動操舵トルクをアシストするため
に、電動機の駆動力で補助操舵トルク(補助操舵力)を
発生させる。そのために、電動パワーステアリング装置
は、ドライバの手動操舵トルク(操舵力)を検出する操
舵トルクセンサ、及びこの操舵トルクセンサからの信号
に対応するトルク制御量により電動機を制御する制御手
段を備える。また、本実施の形態の電動パワーステアリ
ング装置は、操舵回転速度を検出する操舵回転速度セン
サを備え、制御手段は、操舵回転速度センサからの信号
に対応する回転速度制御量をトルク制御量から減衰補正
して電動機を制御する。加えて、本実施形態の電動パワ
ーステアリング装置は、走行モードとして、通常制御を
行う「通常モード」のほか、AC状態における外乱タフ
ネスさを向上するための「ACモード」を備える。その
ために、AC状態を検出する検出手段を備える。そし
て、制御手段は、AC状態が検出されたときには、減衰
補正を増加する。なお、本実施の形態の電動パワーステ
アリング装置が適用される車両は、AC装置を搭載す
る。そして、このAC装置(車両)における走行状態
(AC状態及び非AC状態)は、AC_ECUの制御
下、ドライバの意思に基づいてACスイッチにより切り
換えられる。ここで、「ACモード」及び「通常モー
ド」は電動パワーステアリング装置の走行モードに対し
て使用し、「AC状態」及び「非AC状態」はAC装置
又は車両の走行状態に対して使用する。
【0011】〔全体構成〕まず、図1〜図4を参照し
て、電動パワーステアリング装置1の全体構成について
説明する。ここで、図1は電動パワーステアリング装置
の全体構成図、図2は電動パワーステアリング装置の電
気系統におけるブロック構成図、図3は電動機駆動手段
の回路図である。図4は、制御手段が備えるマップ類を
示すグラフである。
【0012】図1に示すように、電動パワーステアリン
グ装置1は、ドライバによるステアリングホイール3の
操舵時に、手動操舵力発生手段(ステアリング系)2に
よってマニュアルステアリングで前輪W,Wを転動させ
て車両の向きを変える。さらに、電動パワーステアリン
グ装置1は、制御手段12からの電動機制御信号VO
基づいて電動機駆動手段13で電動機電圧VMを発生
し、この電動機電圧VMで電動機8を駆動して補助操舵
トルク(補助操舵力)を発生させ、手動操舵力発生手段
2による手動操舵力を軽減する。
【0013】手動操舵力発生手段2は、ステアリングホ
イール3に一体に設けられたステアリング軸4に連結軸
5を介してステアリング・ギアボックス6内に設けたラ
ック&ピニオン機構7のピニオン7aが連結される。な
お、連結軸5は、その両端に自在継手5a,5bを備え
る。ラック&ピニオン機構7は、ピニオン7aに噛み合
うラック歯7bがラック軸9に形成され、ピニオン7a
とラック歯7bの噛み合いにより、ピニオン7aの回転
をラック軸9の横方向の往復運動とする。さらに、ラッ
ク軸9には、その両端にタイロッド10,10を介し
て、転動輪としての左右の前輪W,Wが連結される。
【0014】電動パワーステアリング装置1は、補助操
舵トルクを発生させるために、電動機8が、ラック軸9
と同軸上に配設される。そして、電動機8の回転がラッ
ク軸9と同軸に設けられたボールねじ機構11を介して
推力に変換され、この推力をラック軸9(ボールねじ軸
11a)に作用させる。
【0015】制御手段12は、操舵トルクセンサTS、
操舵回転速度センサNS、及び電動機電流検出手段14
の検出信号T,N,IMO、並びに車両の走行状態(AC
状態・非AC状態)を示すAC信号S(Hレベル信号・
Lレベル信号)が入力される。そして、制御手段12
は、検出信号T,N,IMOに基づいて電動機8に流す電
動機電流IMの大きさと方向を決定し、電動機駆動手段
13に電動機制御信号VOを出力する。また、AC信号
Sに応じて、電動パワーステアリング装置1の走行モー
ドを「ACモード」及び「通常モード」に設定する。な
お、制御手段12は、各種演算や処理などを行う演算手
段、入力信号変換手段、信号発生手段、記憶手段などで
構成される。これらの点の詳細については後述する。
【0016】操舵トルクセンサTSは、ステアリング・
ギアボックス6内に配設され、ドライバによる手動操舵
トルク(操舵力)の大きさと方向を検出する。そして、
操舵トルクセンサTSは、検出した手動操舵トルクに対
応した手動操舵トルク信号Tを制御手段12に送信す
る。
【0017】操舵回転速度センサNSは、ステアリング
軸4に設けられ、当該ステアリング軸4の回転速度の大
きさと方向に対応した操舵回転速度を検出する。そし
て、操舵回転速度センサNSは、検出した操舵回転速度
に対応した操舵回転速度信号Nを制御手段12に送信す
る。なお、操舵回転速度は、電動機8の電圧を検出する
電動機電圧検出手段を設ければ、この電動機電圧検出手
段と後述の電動機電流検出手段14からの信号に基づい
て演算により求めることもできる。
【0018】電動機駆動手段13は、制御手段12が出
力した電動機制御信号VOに基づいた電動機電圧VMを電
動機8に供給し、電動機8を駆動する。電動機駆動手段
13は、例えば、図3に示すような4個の電界効果トラ
ンジスタ(以下「パワーFET」という)13a1,1
3a2,13a3,13a4のスイッチング素子からなる
ブリッジ回路13a及びゲート駆動回路13bで構成さ
れる。パワーFET13a1,13a2,13a3,13
4の各ゲートG1,G2,G3,G4に電動機制御信
号VOが入力されると、電動機制御信号VOに基づいて電
動機8に電動機電圧VMが供給される。すると、電動機
8には電動機電流IMが流れ、電動機8は電動機電流IM
に比例した補助操舵トルクを発生し、ドライバのステア
リング操作をアシストする。
【0019】電動機電流検出手段14は、電動機8に対
して直列に接続された抵抗又はホール素子などを備え、
電動機8に実際に流れる電動機電流IMの大きさと方向
を検出する。そして、電動機電流検出手段14は、電動
機電流IMに対応した電動機電流信号IMOを制御手段1
2にフィードバック(負帰還)する。
【0020】車両の走行状態をAC状態にするACスイ
ッチSWは、ステアリングホイール3の近辺に設けられ
ドライバの意思により操作される。ACスイッチSW
は、例えばトグルスイッチ(toggle switch)で構成さ
れ、ON状態とOFF状態に切り換わる。
【0021】AC装置のAC_ECU30は、ACスイ
ッチSWがON状態であること、ブレーキペダルが踏み
込まれていないことなどを条件に車両の走行状態をAC
状態に設定して、ドライバがセットした希望車速になる
ように車速制御を行う。このAC_ECU30は、AC
状態ではHレベルのAC信号SをACモード設定手段2
1に送信し、非AC状態ではLレベルのAC信号SをA
Cモード設定手段21に送信する。
【0022】次に、図2を参照して制御手段12の構成
について、さらに説明する。制御手段12は、ACモー
ド設定手段21、トルク制御量変換手段22、回転速度
制御量変換手段23、トルク減衰係数変換手段24、係
数設定手段25、乗算手段26、目標電流信号設定手段
27、偏差演算手段28、及び駆動制御手段29を含ん
で構成される。
【0023】このうち、回転速度制御量変換手段23、
トルク減衰係数変換手段24、係数設定手段25及び乗
算手段26により減衰補正を行うが、減衰補正の値は、
係数設定手段25が出力する係数Kの値により変化す
る。
【0024】ACモード設定手段21は、図示しない操
舵回転速度比較手段、及び論理信号生成手段を含んで構
成される。操舵回転速度比較手段は、コンパレータなど
の比較器又はソフト制御の比較機能を備え、操舵回転速
度センサNSが出力する操舵回転速度信号Nの値と、予
め設定してある基準操舵回転速度とを比較する。そし
て、論理信号生成手段は、操舵回転速度比較手段の比較
結果、及びAC_ECU30からのAC信号Sに基づい
て、ACモードを設定する場合はHレベルの論理信号H
Oを、通常モードを設定する場合(ACモードを解除す
る場合)はLレベルの論理信号HOを生成する。生成し
た論理信号HOは、係数設定手段25に出力する。な
お、制御手段12は、手動操舵トルク信号T、及び操舵
回転速度信号Nをデジタル変換する図示しないAD変換
手段を備え、ACモード設定手段21などの当該信号を
必要とする各手段には、AD変換された操舵回転速度信
号Nなどが入力される。
【0025】このACモード設定手段21が特許請求の
範囲の検出手段を兼ねるが、ACモード設定手段21
が、ACモードを設定する場合、及びACモードを解除
する場合については、後述する。
【0026】ちなみに、操舵回転速度比較手段における
基準操舵回転速度は、路面からの振動などを軽減すると
いう点からは大きな値が好ましいが、あまり大きな値に
設定するとドライバの意図したステアリング操作、殊
に、操舵回転速度が速いステアリング操作に支障が生じ
る。したがって、緊急回避行動などを考慮して、ドライ
バのステアリング操作に支障がない程度の大きさに設定
される。
【0027】トルク制御量変換手段22は、図示しない
ROMなどのメモリを備え、実験結果又は論理演算など
に基づいて設定した、例えば図4(a)のマップ1に示
すような、手動操舵トルク信号Tとトルク制御量DT
対応するデータを記憶している。そして、手動操舵トル
ク信号Tが入力されると、これをアドレスとして直ちに
対応するトルク制御量DTを読み出し、目標電流信号設
定手段27に出力するようになっている。なお、トルク
制御量変換手段22は、図示しない車速センサからの車
速信号を読み込み、手動操舵トルクTが同一でも車速が
早くなるほどトルク制御量DTが小さくなるようなマッ
プを用い、トルク制御量DTを読み出して出力するよう
にしてもよい。
【0028】回転速度制御量変換手段23も、図示しな
いROMなどのメモリを備え、実験結果又は論理演算な
どに基づいて設定した、例えば図4(b)のマップ2に
示すような、操舵回転速度信号Nとトルク制御量DN
対応するデータを記憶している。そして、操舵回転速度
信号Nが入力されると、これをアドレスとして直ちに対
応する回転速度制御量DNを読み出し、乗算手段26に
出力するようになっている。
【0029】この回転速度制御量変換手段23と、以下
に説明するトルク減衰係数変換手段24、及び乗算手段
26は、いわゆるダンピング補正を行うものであり、ド
ライバによるステアリング操作の速度が早くなると(操
舵回転速度信号Nが大きくなると)、補助操舵トルクに
よるアシスト量を減らすように作用する。但し、マップ
2に示すように、操舵回転速度信号Nが所定の値以上に
なると回転速度制御量DNが小さくするようにして、緊
急回避時におけるステアリング操作を軽快なものにして
いる。なお、図示しない車速センサからの車速信号に応
じてダンピング補正量を変化させてもよい。この場合、
車速が早くなるほどダンピング補正量を大きくして、補
助操舵トルクによるアシスト量を減らすようにする。
【0030】トルク減衰係数変換手段24は、図示しな
いROMなどのメモリを備え、実験結果又は論理演算な
どに基づいて設定した、例えば図4(c)のマップ3に
示すような、手動操舵トルク信号Tとトルク減衰係数R
Tの対応するデータを記憶している。そして、手動操舵
トルク信号Tが入力されると、これをアドレスとして直
ちに対応するトルク減衰係数RTを読み出し、乗算手段
26に出力するようになっている。このトルク減衰係数
変換手段24は、手動操舵トルクTが大きくなるとダン
ピング補正量を小さくして、補助操舵トルクによるアシ
スト量が減らないようにする。
【0031】係数設定手段25は、図示しない論理回路
などを備える。そして、ACモード設定手段21からの
論理信号HOを入力して、論理信号HOがLレベルの通常
モードの場合は係数K=1を、論理信号HOがHレベル
のACモードの場合は係数K=1.5を、乗算手段26
に出力する。即ち、ACモードの場合には、係数Kの値
を増すことでダンピング補正量を通常モードの場合より
も大きくして、補助操舵トルクによるアシスト量を減ら
したり、あるいは補助操舵トルクを逆の方向に作用させ
る。ここで、ACモードにおける係数Kは、1よりも大
きい値であればよい。ちなみに、この係数Kの値を1に
近く設定すると(例えば係数K<1.2)、ACモード
時の路面からの振動などを充分減衰することができな
い。一方、Kの値を大きく設定すると(例えば係数K>
2.0)、逆方向の補助操舵トルクが大きく作用しすぎ
て好ましくない。なお、係数Kは、図4に示すマップの
設定の仕方によっても変化する。このため、係数Kは、
マップなどに応じて適宜設定される。
【0032】乗算手段26は、図示しない乗算器又はソ
フト制御の乗算機能を備える。そして、回転速度制御量
変換手段23が出力する回転速度制御量DN、トルク減
衰係数変換手段24が出力するトルク減衰係数RT、及
び係数設定手段25が出力する係数Kを入力して乗算
し、補正値(DN×RT×K)を目標電流信号設定手段2
7に出力する。
【0033】目標電流信号設定手段27は、図示しない
加減算手段及び電流信号設定手段を備える。加減算手段
は、図示しない加減算器又はソフト制御の加減算機能を
備え、トルク制御量DTから補正値(DN×RT×K)を
減衰して減衰値を求める。即ち、手動操舵トルクの方向
と電動機8の回転方向が同じ場合は、トルク制御量D T
から補正値(DN×RT×K)を減算{DT−(DN×RT
×K)}し、異なる場合はトルク制御量DTに補正値
(DN×RT×K)を加算{DT+(DN×RT×K)}
し、それぞれ減衰値を求める。なお、減衰値は、通常モ
ードの場合はDT±(DN×RT×K〔1〕)になり、A
Cモードの場合はDT±(DN×RT×K〔1.5〕)に
なる。したがって、ACモードの場合の方が、電動機8
の回転方向への補助操舵トルクは小さくなる。つまり、
ACモードの場合の方が、電動機8が回転しづらくなる
(補助操舵トルクが逆の方向に作用することもある)。
【0034】目標電流信号設定手段27が備える電流信
号設定手段は、図示しないROMなどの記憶手段を備
え、実験結果又は論理演算などに基づいて設定した前記
減算値と目標電流信号IMSの対応するデータを記憶して
いる。そして、電流信号設定手段は、減算値をアドレス
として対応する目標電流信号IMSを読み出し、偏差演算
手段28に出力する。ちなみに、目標電流信号IMSは、
電動機8に流すことができる最大電流が規定されている
ので、最大目標電流以下に設定される。なお、絶対値ベ
ースで、トルク制御量DTの値よりも補正値(DN×RT
×K)の値の方が大きくなって、逆の極性の目標電流信
号IMSが出力されることも許容する。この場合、現実に
電動機8が実際に逆回転するか否かは別として、ステア
リングホイール3(ステアリング軸4)の回転方向とは
逆方向に電動機8を回転させようとする電動機電圧VM
が供給される。
【0035】偏差演算手段28は、減算器又はソフト制
御の減算機能を備え、目標電流信号設定手段27からの
目標電流信号IMSと電動機電流検出手段14からの電動
機電流信号IMOが入力され、偏差信号ΔIM(=IMS
MO)を駆動制御手段29に出力する。
【0036】駆動制御手段29は、PIDコントロー
ラ、PWM信号発生手段及び論理回路などを備え、偏差
演算手段28からの偏差信号ΔIMが入力され、電動機
制御信号VOを電動機駆動手段13に出力する。駆動制
御手段29は、まず偏差信号ΔIMにP(比例)、I
(積分)及びD(微分)制御を行い、さらに偏差信号Δ
Mの大きさ及び極性に対応した図3に示すPWM信号
PWM、オン信号VON、オフ信号VOFFを生成し、電動機
制御信号VOとして電動機駆動手段13に出力する。そ
して、電動機駆動手段13が出力する電動機電圧VM
電動機8に供給され、電動機8が駆動する。
【0037】ちなみに、電動機制御手段13において、
PWM信号VPWMは、ブリッジ回路13aを構成するパ
ワーFET13a1のゲートG1又はパワーFET13
2のゲートG2に入力され(図3参照)、偏差信号Δ
Mの大きさに応じてパワーFET13a1又はパワーF
ET13a2をPWM駆動する信号として作用する。な
お、PWM信号VPWMがゲートG1かゲートG2のどち
らのゲートに入力されるかは、偏差信号ΔIMの極性に
よって決まる。また、ゲートG1又はゲートG2のうち
PWM信号VPWMが入力されないゲートにはオフ信号V
OFFが入力され、パワーFET13a1又はパワーFET
13a2はOFFされる。そして、ゲートG1にPWM
信号VPWMが入力される場合には、パワーFET13a4
のゲートG4にオン信号VONが入力され、パワーFET
13a4がON駆動される。他方、ゲートG2にPWM
信号VPWMが入力される場合には、パワーFET13a3
のゲートG3にオン信号VONが入力され、パワーFET
13a3がON駆動される。
【0038】〔制御ロジック〕次に、ACモード設定手
段における制御ロジックを、図5を参照して説明する。
図5は、ACモード設定手段の制御ロジックの一例を示
す図である。なお、この説明において、図1などを適宜
参照する。
【0039】(ACモード設定ロジック) 図5(a)
に示すように、ACモード設定手段21は、「AC状
態」、「操舵回転速度所定値未満」、という2つの条件
が満たされた場合に、ACモードを設定する(Hレベル
の論理信号HOを出力;係数K=1.5)。
【0040】ここで、(1)「AC状態」という条件は、
車両の「AC状態」における減衰補正(ダンピング補正
量)を大きくして、ドライバの疲れを軽減するためとい
う理由により定められる。なお、「AC状態」の設定
は、ドライバによるACスイッチSWのON操作を前提
として、AC_ECU30が諸条件を加味して行う。ち
なみに、「AC状態」の場合は、ACモード設定手段2
1には、HレベルのAC信号Sが入力されている。
【0041】(2)「操舵回転速度所定値未満」という条
件は、路面からの振動や横風によるステアリングホイー
ル3の動き(回転)は、操舵回転速度がさほど大きくな
ることがないからという理由により定められる。また、
操舵回転速度が大きい場合は、ドライバに操舵意思があ
るものとして、補助操舵トルクを作用してアシストする
のが便宜であるという理由にもよる。ここでの所定値
は、ACモード設定手段21が備える操舵回転速度比較
手段における基準操舵回転速度に対応するものである。
なお、「操舵回転速度所定値未満」という条件を、「手
動操舵トルク所定値未満」という条件に置き換えてもよ
い。また、「手動操舵トルク所定値未満」という条件
を、ACモード設定ロジックに加えてもよい(図5(a)
破線部参照)。ドライバの意図しないステアリングホイ
ール3の動きは、手動操舵トルクが小さいからである。
この場合は、ACモード設定手段21に、操舵回転速度
比較手段に類する手動操舵トルク比較手段を設け、「手
動操舵トルク所定値未満」という条件を判断するのが好
ましい。
【0042】(ACモード解除ロジック) 次に、図5
(b)に示すように、ACモード設定手段21は、「非
AC状態」、「操舵回転速度定値以上」、という条件の
うちいずれか1つの条件が満たされた場合に、ACモー
ドを解除して通常モードにする(Lレベルの論理信号H
Oを出力;係数K=1)。
【0043】ここで、(1)「非AC状態」という条件
は、ACモードは、「AC状態」における疲労を軽減す
ることを目的として設定されるものであり、また、「非
AC状態」では、様々な操作がなされるので、電動パワ
ーステアリング装置1におけるACモードを解除するの
が便宜であるという理由により定められる。なお、車両
の走行状態が「AC状態」から「非AC状態」に切り換
わるのは、ドライバにより、ACスイッチSWがOFF
状態にされた場合や、ブレーキペダルが踏み込まれた場
合、アクセルペダルが踏み込まれた場合などである。
【0044】(2)「操舵回転速度所定値以上」という条
件は、所定値以上の操舵回転速度の場合は、ドライバに
操舵意思があるものとして、補助操舵トルクを作用して
アシストするのが便宜であるという理由により定められ
る。これにより、例えば緊急回避を容易に行なうことが
できるようになる。ここでの所定値は、前記した基準操
舵回転速度に対応するものである。なお、ACモード設
定ロジックに準じて、「手動操舵トルク所定値以上」と
いう条件を、ACモード解除ロジックに加えてもよい
(図5(b)破線部参照)。この場合も、ACモード設定
手段21に、操舵回転速度比較手段に類する手動操舵ト
ルク比較手段を設け、「手動操舵トルク所定値以上」と
いう条件を判断するのが好ましい。
【0045】ちなみに、電動パワーステアリング装置1
(ACモード設定手段21)が独自に判断して、ブレー
キペダルが踏み込まれた場合に、ACモードの解除を独
自に行う構成としてもよい。ステアリング操作が行われ
る前にブレーキペダルが踏み込まれることが多いからで
ある。また、アクセルペダルの踏み込みに基づいて、A
Cモードの解除を独自に行う構成としてもよい。
【0046】〔動作・作用〕次に、本実施形態の電動パ
ワーステアリング装置の動作・作用について、図1〜図
5及び図6を参照して説明する。図6は、制御の一例を
示すフローチャートである。
【0047】(走行モードの設定) 制御手段12は、
AC信号S、手動操舵トルク信号T、操舵回転速度信号
Nなどを読み込む(S1)。ACモード設定手段21
は、AC信号S、手動操舵トルク信号Tなどに基づいて
電動パワーステアリング装置1における走行モード(A
Cモード・通常モード)を設定する(S2)。また、ト
ルク制御量変換手段22は、読み込んだ手動操舵トルク
信号Tに基づいて、トルク制御量DTを決定して出力す
る(S3)。
【0048】(通常モード) ステップS4において、
通常モードと判断された場合、つまりステップ3でAC
モード設定手段21によりACモードが設定されなかっ
た場合は、係数設定手段25にLレベルの論理信号HO
が入力されるので、係数設定手段25は係数K=1を設
定する(S5)。
【0049】後段の乗算手段26には、回転速度制御量
変換手段23からの回転速度制御量DN、トルク減衰係
数変換手段24からのトルク減衰係数信号RT、及び係
数設定手段25からの係数K=1が入力される。そし
て、乗算手段26は、補正値(D N×RT×K〔=1〕)
を乗算して算出し(S7)、目標電流信号設定手段27
に供給する。
【0050】次に、目標電流信号設定手段27は、先
ず、トルク制御量DTから補正値(DN×RT×K〔=
1〕)を減衰して減衰値を求め(S8)、この減衰値に
基づいて目標電流信号IMSを設定し(S9)、偏差演算
手段28に出力する。
【0051】続いて、偏差演算手段28は、目標電流信
号IMS及び電動機電流検出手段14からの電動機電流信
号IMOが入力され、偏差信号ΔIM(=IMS−IMO)を
駆動制御手段29に出力する(S10)。駆動制御手段
29は、偏差信号ΔIMに基づいて、電動機制御信号VO
を電動機駆動手段13に出力する(S11)。
【0052】そして、電動機駆動手段13は、電動機電
圧VMを電動機8に出力する(S12)。これにより、
電動機8は、通常どおりに補助操舵トルクを発生して、
ドライバのステアリング操作をアシストする(S1
3)。なお、フローチャートにおけるステップS14
は、ドライバがイグニッションスイッチを切った場合な
どである。
【0053】(ACモード) 一方、ステップS4にお
いて、ACモードと判断された場合、つまりステップ2
でACモード設定手段21によりACモードが設定され
た場合は、係数設定手段25は通常モードよりも50%
大きな係数K=1.5を設定する(S6)。
【0054】後段の乗算手段26は、通常モードと同様
にして補正値を乗算により算出し(S7)、目標電流信
号設定手段27に出力する。なお、ACモードでの補正
値は(DN×RT×K〔=1.5〕)であり、通常モード
の50%増しの値になる。
【0055】次に、目標電流信号設定手段27では、通
常モードと同様にしてトルク制御量から補正値を減衰し
て減衰値を求める(S8)。ここで補正値は、通常モー
ド時の補正値よりも大きなDN×RT×K〔=1.5〕で
ある。したがって、減衰値は、通常モードよりも絶対値
として小さくなる。このため、ACモード時の目標電流
信号IMSは、通常モード時の目標電流信号IMSよりも絶
対値として小さくなる(S9)。よって、アシストされ
る場合でも、通常モードよりも補助操舵トルクによるア
シスト量が小さくなる(正確にいうと、電動機8の回転
方向への補助操舵トルクが小さくなる)。あるいは、ト
ルク制御量DTの値に対して、補正値(DN×RT×K
〔=1.5〕)の方が大きくなる場合は、ステップS9
において、目標電流信号IMSが負の値(極性が逆)にな
る。このような場合は、実際に電動機8が逆回転するか
否かは別として、ステアリングホイール3の動きを抑制
するような補助操舵トルクが、ステアリング系2に入力
される。
【0056】以下、通常モードと同様にして各ステップ
(S11からS13)の処理がなされるが、ACモード
においては、電動機8が作動して補助操舵トルクを発生
しても、アシスト量が通常モード時よりも大幅に小さく
なる。あるいは、電動機8がステアリングホイール3の
動きを抑制しようとする方向に補助トルクを発生する。
よって、路面からの振動が減衰されドライバの腕に伝わ
りづらくなる。あるいは、トンネルの出口などで横風を
受けても、急にハンドルが動いてしまうということが生
じづらくなる。
【0057】なお、ACモードは、前記の通り、ドライ
バがACスイッチSWをOFF状態にした場合やドライ
バが早い操舵回転速度によりステアリング操作をした場
合などに解除され、通常モードに移行する(図5(b)参
照)。これにより、円滑な走行を行なうことができる。
しかも、ACモードが維持された状態であっても、ドラ
イバがステアリング操作をゆっくり行った場合は、操舵
回転速度が小さいため(つまり乗算手段26で求められ
る補正値が小さくなるため)、通常モード時と変わりな
いような補助操舵トルクにより、ドライバの手動操舵力
がアシストされる。よって、ドライバは、ACモード下
でも、支障なくステアリング操作を行なうことができ
る。ちなみに、操舵回転速度が小さい状態でのステアリ
ング操作は、手動操舵トルクの大小を問わず、また、高
速走行時・通常走行時を問わず、ドライバの意思に基づ
くステアリング操作時によく見られるものである。
【0058】以上説明した本発明は、上記実施の形態に
限定されることなく広く変形実施することができる。例
えば、ACモードの設定及び解除は、手動操舵トルクセ
ンサの検出値に基づいて行ってもよい。また、速度セン
サを設けて、車速に応じていわゆるダンピング補正量を
変化させてもよい。また、本発明の電動パワーステアリ
ング装置は、ピニオンアシスト方式やラックアシスト方
式などの方式を問わず適用することができる。また例え
ば、ドライバのステアリング操作によりACモードが解
除されて通常モードに切り換わる場合には、係数Kの値
をACモード時の大きな値から通常モード時の小さな値
へと、徐々に減らして行く構成としてもよい。このよう
にすることで、ACモードから通常モードへの移行を滑
らかにし、ドライバが受ける違和感を小さくすることが
できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オートクルーズ状態では、操舵回転速度検出手段からの
信号に対応する値を増加させる。このため、ドライバの
自発的な意思ではなく、路面からの振動などによりステ
アリングホイールが回転などする際には、回転速度に応
じてその動きに対するアシスト量を一層減らす方向に、
さらには、積極的にその動きを抑制しようとする方向
に、電動機による補助操舵トルクが作用する。これによ
り、路面からの振動などでステアリングホイールが回転
・振動しようとする際に、回転力・振動力が減衰され
る。よって、ドライバは、不快な振動から逃れることが
できたり、ステアリングハンドルを強く握り締めたりす
ることが不要となる。したがって、本発明の電動パワー
ステアリング装置によれば、ドライバの腕の疲労からく
る疲れを大幅に軽減して快適な長距離走行を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る電動パワーステアリン
グ装置の全体構成図である。
【図2】 図1の電動パワーステアリング装置の電気
系統におけるブロック構成図である。
【図3】 図2の電動機駆動手段の回路図である。
【図4】 図2の制御手段が備えるマップ類の一例で
あり、(a)は手動操舵トルク信号−トルク制御量のマ
ップ1、(b)は操舵回転速度信号−回転速度制御量の
マップ2、(c)は手動操舵トルク信号−トルク減衰係
数のマップ3である。
【図5】 図2の制御手段におけるACモード設定手
段の制御ロジックの一例であり、(a)はACモード設
定ロジック、(b)はACモード解除ロジックである。
【図6】 本実施の形態に係る電動パワーステアリン
グ装置の制御フローチャートの一例である。
【符号の説明】
1 電動パワーステアリング装置 2 ステアリング系(手動操舵力発生手段) 8 電動機 12 制御手段 21 ACモード設定手段(検出手段) TS 操舵トルクセンサ T 手動操舵トルク信号(手動操舵トルク) NS 操舵回転速度センサ(操舵回転速度検出手段) N 操舵回転速度信号(操舵回転速度)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D032 CC04 DA09 DA15 DA23 DA64 DA91 DB01 DC01 DC02 DC03 DD10 DD17 EA01 EB12 EC23 FF10 GG01 3D033 CA03 CA12 CA16 CA19 CA21 CA27

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のステアリング系に補助操舵トル
    クを付加する電動機と、前記ステアリング系の手動操舵
    トルクを検出する操舵トルクセンサと、前記ステアリン
    グ系の操舵回転速度を検出する操舵回転速度検出手段
    と、前記操舵トルクセンサからの信号に対応する値から
    操舵回転速度検出手段からの信号に対応する値を減衰補
    正した値に基づいて電動機を制御する制御手段と、を含
    んでなる電動パワーステアリング装置であって、 前記車両のオートクルーズ状態を検出する検出手段を設
    け、前記制御手段はオートクルーズ状態が検出されたと
    きには、前記操舵回転速度検出手段からの信号に対応す
    る値を増加させることを特徴とする電動パワーステアリ
    ング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008180732A (ja) * 2008-04-03 2008-08-07 Honda Motor Co Ltd 磁歪式トルクセンサと電動ステアリング装置
JP2009166685A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Fuji Heavy Ind Ltd パワーステアリング制御装置
CN108698639A (zh) * 2016-02-29 2018-10-23 日本精工株式会社 电动助力转向装置

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