JP2001219466A - インフレーションフィルム、及び、該フィルムからなるレトルト用シーラントフィルム、及び、該フィルムの製膜方法 - Google Patents

インフレーションフィルム、及び、該フィルムからなるレトルト用シーラントフィルム、及び、該フィルムの製膜方法

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JP2001219466A
JP2001219466A JP2000030898A JP2000030898A JP2001219466A JP 2001219466 A JP2001219466 A JP 2001219466A JP 2000030898 A JP2000030898 A JP 2000030898A JP 2000030898 A JP2000030898 A JP 2000030898A JP 2001219466 A JP2001219466 A JP 2001219466A
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film
layer
melt tension
high melt
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Shinichi Higasa
慎一 樋笠
Yasunori Senoo
恭憲 妹尾
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Okura Industrial Co Ltd
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Okura Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インフレーション方式によって製膜されたポ
リプロピレン樹脂の単層又は多層フィルム、或いは、該
フィルムからなるレトルト用シーラントフィルムを提供
する。更に、該フィルムの製膜方法を提供する。 【解決手段】 該フィルムは、ポリプロピレン樹脂に高
溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有させることにより、
或いは、高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有する層を
設けることにより得られる。そして、該フィルムは、イ
ンフレーション方式において、バブルの冷却方法と引き
取り方向を特定することによって製膜される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリプロピレン樹
脂をインフレーション方式によって製膜したフィルムに
関するものである。具体的には、インフレーション方式
による製膜が容易なポリプロピレン系樹脂組成物からな
る単層のインフレーションフィルム、或は、多層のイン
フレーションフィルムに関するものである。或いは、イ
ンフレーション方式による製膜が容易な層構成のインフ
レーションフィルムに関するものである。又、本発明
は、インフレーション方式により製膜されたポリプロピ
レン樹脂フィルムからなるレトルト用シーラントフィル
ムに関するものである。更に、本発明は、特定のポリプ
ロピレン系樹脂組成物からなる単層、又は、多層の、或
いは、特定のポリプロピレン系樹脂層構成からなる多層
構成のインフレーション方式による製膜方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリプロピレン樹脂のフラット
状フィルムは、キャスト法により製膜されている。ま
た、チューブ状フィルムは、水冷方式を用いた下向きの
インフレーション方式によって製膜されている。しか
し、空冷方式を用いた上向きのインフレーション方式に
よる製膜方法は、文献等には記載されているが、余り実
用化されていない。その理由は、引き取られるバブルの
安定性が悪く、長時間安定して均一なフィルムが得られ
難いためである。又、レトルト用シーラントフィルム、
特にハイレトルト用シーラントフィルムは、ポリエチレ
ン系樹脂よりも耐熱性に優れたポリプロピレン系樹脂か
らなるフィルムが好ましいことが知られている。しか
し、ポリプロピレン系樹脂は、空冷方式を用いた上向き
のインフレーション方式により製膜することが困難であ
るので、高価な設備が必要なキャスト法によって製膜さ
れているのが現状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、設備が安価
な空冷方式を用いた上向きのインフレーション方式で、
容易に製膜し得るポリプロピレン樹脂組成物、或いは、
フィルム層構成を見出し、ポリプロピレン樹脂からなる
インフレーションフィルムを提供しようとするものであ
る。又、本発明は、インフレーション方式によって製膜
されたポリプロピレン樹脂フィルムからなるレトルト用
シーラントフィルムを提供しようとするするものであ
る。更に、本発明は、バブルが安定して均一なフィルム
が得られるポリプロピレン樹脂のインフレーション方式
による製膜方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリプロピレ
ン樹脂に高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有させるこ
とより、又は、高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有し
たポリプロピレン樹脂にポリプロピレン系エラストマー
を添加させることにより、或いは、ポリプロピレン樹脂
層に高溶融張力ポリプロピレン樹脂層を積層させること
により、又は、ポリプロピレン樹脂層に高溶融張力ポリ
プロピレン樹脂層とポリプロピレン系エラストマー層を
積層させることにより、ポリプロピレン樹脂からなるイ
ンフレーションフィルムを得た。又、上記インフレーシ
ョンフィルムを用いることにより、ポリプロピレン樹脂
のレトルト用シーラントフィルムを得た。更に、サーキ
ュラーダイより押し出されたチューブ状の溶融樹脂をバ
ブル状に膨張させて引き取る際に、バブルの周囲外面を
特定の位置で冷却させると共に、特定の形状で膨張させ
ることにより、ポリプロピレン樹脂からなるインフレー
ションフィルムを製膜する方法を確立した。
【0005】即ち、本発明のインフレーションフィルム
は、ポリプロピレン樹脂に高溶融張力ポリプロピレン樹
脂を含有させたポリプロピレン系樹脂組成物からなる。
好ましくは、高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有した
ポリプロピレン樹脂にポリプロピレン系エラストマーを
添加させたポリプロピレン系樹脂組成物からなる。又、
本発明のインフレーションフィルムは、ポリプロピレン
樹脂に高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有させたポリ
プロピレン系樹脂組成物層、及び/又は、高溶融張力ポ
リプロピレン樹脂を含有したポリプロピレン樹脂にポリ
プロピレン系エラストマーを添加させたポリプロピレン
系樹脂組成物層を少なくとも1層有する。又、本発明の
インフレーションフィルムは、ポリプロピレン樹脂層に
高溶融張力ポリプロピレン樹脂層が積層され、或いは、
ポリプロピレン樹脂層に高溶融張力ポリプロピレン樹脂
層とポリプロピレン系エラストマー層が積層されてい
る。更に、本発明のレトルト用シーラントフィルムは、
上記いずれかに記載されたポリプロピレン樹脂のインフ
レーションフィルムからなる。又、本発明のインフレー
ションフィルムの製膜方法は、サーキュラーダイより押
し出されたチューブ状の溶融樹脂をバブル状に膨張させ
て引き取る際に、バブルの周囲外面に冷風を吹き付け、
しかも、冷風吹き出し口の少なくとも1つを、ダイの溶
融樹脂出口部より上方30mm以下の所に位置させ、更
に、膨張しているバブルの外周に多段カラーを設け、バ
ブルをダイの上端面と60乃至80度の角度をなして膨
張させる。
【0006】
【発明の実施態様】まず、本発明に用いられるポリプロ
ピレン樹脂としては、特に限定されるものではなく、従
来一般にポリプロピレン系フィルムとして用いられてい
る樹脂を用いることができる。例えば、ポリプロピレン
ホモポリマーや、プロピレンとエチレン等のα−オレフ
ィンとの共重合体等が挙げられる。特に、メルトフロー
インデックスが0.5乃至3.0g/10分の共重合体
が好ましい。又、本発明のインフレーションフィルムを
レトルト用シーラントフィルムに使用する際には、エチ
レン−プロピレン系ブロック共重合体が衝撃強度に優
れ、しかも、耐熱性を有するフィルムが得られるので好
ましい。例えば、エチレンの含有量が3から10モル%
で、メルトフローインデックスが0.5乃至3.0g/
10分であるエチレン−プロピレンブロック共重合体等
を挙げることができる。
【0007】高溶融張力ポリプロピレン樹脂とは、溶融
状態で高い張力を有するポリプロピレン系樹脂のこと
で、ホモタイプと共重合タイプとがあり、共重合タイプ
としてはブロック共重合体がある。即ち、高溶融張力ポ
リプロピレン樹脂は、ポリエチレン系樹脂において、直
鎖状ポリマーである低圧法高密度ポリエチレン樹脂は溶
融張力が弱いが、長鎖分岐を有する高圧法低密度ポリエ
チレン樹脂は溶融張力が強いのと同じように、ポリプロ
ピレン系樹脂の主鎖に長鎖分岐を導入させて、溶融状態
での張力を高めたものである。このような溶融張力の強
いポリプロピレン樹脂は、発泡倍率の高い発泡シートや
熱成形性に優れた発泡シート等の押出発泡成形用として
好適に用いられている。又、ドローダウン性や深絞り成
形性に優れていることから、ブロー成形用に使用されて
いる。更に、押出コーティング用としても多用されてい
る。
【0008】本発明では、230℃での溶融張力が98
乃至300mNであり、メルトフローインデックスが
0.5乃至3.5g/10分の高溶融張力ポリプロピレ
ン樹脂を用いる。溶融張力が、98mN未満では、ポリ
プロピレン樹脂のインフレーション方式による製膜性が
改良されず、300mNを越えると、チューブ状の溶融
樹脂をバブル状に膨張させることができなくなる。又、
メルトフローインデックスが0.5乃至3.5g/10
分の範囲内でないと、インフレーション方式により製膜
することができない。尚、本発明に用いられる高溶融張
力ポリプロピレン樹脂は、モンテル・エスディーケイ・
サンライズ(株)より、商品名「HMS−PP」として
販売されている。
【0009】本発明に用いられるプロピレン系エラスト
マーとしては、結晶性ポリプロピレン系樹脂からなるハ
ードセグメントと、エチレン/プロピレンゴム等のゴム
成分であるソフトセグメントからなるものが用いられ
る。そして、これらプロピレン系エラストマーは、ハー
ド成分とソフト成分とを、密閉型混合機や押出機を用い
て溶融混練させることにより得ることができる。また、
最近では、ハード成分とソフト成分とを一つの重合プロ
セスで生成させる方法によっても得ることができる。
【0010】例えば、前者の方法によって得られたプロ
ピレン系エラストマーとしては、宇部興産(株)で製造
されている商品名「CAP」が、後者の方法によって得
られたプロピレン系エラストマーとしては、トクヤマ
(株)で製造されている商品名「P.E.R」や、モン
テル社で製造されている商品名「キャタロイ」等が挙げ
られる。尚、本発明においては、これらどちらの方法に
よって得られたプロピレン系エラストマーでも使用する
ことができる。
【0011】本発明のインフレーションフィルムは、ポ
リプロピレン樹脂に高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含
有させたポリプロピレン系樹脂組成物からなる。ポリプ
ロピレン樹脂に含有させる高溶融張力ポリプロピレン樹
脂の含有量としては、ポリプロピレン樹脂に対して、1
0乃至70重量%が好ましい。高溶融張力ポリプロピレ
ン樹脂の含有量が10重量%未満である場合には、空冷
方式を用いた上向きのインフレーション方式によって製
膜する時にバブルが安定せず、しかも、ブローアップ比
を高くして製膜することが困難である。又、高溶融張力
ポリプロピレン樹脂の含有量が70重量%を越える場合
には、製造コストが高くなるばかりか、ポリプロピレン
樹脂フィルムの本来の特性が損なわれる場合がある。
【0012】又、本発明のインフレーションフィルム
は、高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有したポリプロ
ピレン樹脂にポリプロピレン系エラストマーを添加させ
たポリプロピレン系樹脂組成物からなるものが好まし
い。ポリプロピレ系エラストマーの添加量としては、ポ
リプロピレン樹脂に対して、40乃至150重量%で、
高溶融張力ポリプロピレン樹脂の含有量は、ポリプロピ
レン樹脂とポリプロピレ系エラストマーの合計量に対し
て、10乃至70重量%が好ましい。プロピレン系エラ
ストマーの添加量が、ポリプロピレン樹脂に対して、4
0重量%未満であると、バブルを引き取る際にニップロ
ールでフィルムに皺が生じる場合があり、150重量%
を越えると、バブルが揺れて製膜することが困難になる
場合がある。又、高溶融張力ポリプロピレン樹脂の含有
量が、ポリプロピレン樹脂とポリプロピレ系エラストマ
ーの合計量に対して、10重量%未満であると、バブル
が安定せず、しかも、ブローアップ比を高くして製膜す
ることが困難であり、70重量%を越えると、製造コス
トが高くなるばかりか、ポリプロピレン樹脂フィルムの
本来の特性が損なわれる場合がある。
【0013】尚、ポリプロピレン樹脂に高溶融張力ポリ
プロピレン樹脂を含有させたり、或いは、高溶融張力ポ
リプロピレン樹脂を含有したポリプロピレン樹脂にプロ
ピレン系エラストマーを添加させる方法としては、押出
機や混練機等による溶融混合等も可能であるが、各樹脂
ペレットをドライブレンダーにより混合してから押出機
に供給するのが簡単で、しかも、容易である。又、各樹
脂ペレットを混合させる順序についても特に限定される
ものではない。
【0014】更に、これらポリプロピレン系樹脂組成物
には、本発明の主旨を逸脱させない範囲で、他の樹脂を
混合させることができる。例えば、エチレン系エラスト
マー等のポリエチレン系樹脂を混合させることができ
る。又、これらポリプロピレン系樹脂組成物には、適
宜、酸化防止剤や耐電防止剤、或は、滑剤やアンチブロ
ッキング剤等を添加させることができる。
【0015】又、本発明のインフレーションフィルムに
は、上記単層フィルムは勿論、ポリプロピレン樹脂に高
溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有させたポリプロピレ
ン系樹脂組成物層、及び/又は、高溶融張力ポリプロピ
レン樹脂を含有したポリプロピレン樹脂にポリプロピレ
ン系エラストマーを添加させたポリプロピレン系樹脂組
成物層を少なくとも1層有する多層フィルムも含まれ
る。例えば、ポリプロピレン樹脂に、高溶融張力ポリプ
ロピレン樹脂、或いは、高溶融張力ポリプロピレン樹脂
とポリプロピレン系エラストマーを含有させたポリプロ
ピレン系樹脂組成物層が、両表面或いは片方の表面に位
置し、これらを含有させていないポリプロピレン樹脂層
が芯層或いは中間層に位置する場合がある。又、逆に、
ポリプロピレン樹脂に、高溶融張力ポリプロピレン樹
脂、或いは、高溶融張力ポリプロピレン樹脂とポリプロ
ピレン系エラストマーを含有させたポリプロピレン系樹
脂組成物層が芯層或いは中間層に位置し、これらを含有
していないポリプロピレン樹脂層が両表面或いは片方の
表面に位置する場合等がある。
【0016】尚、多層構成における高溶融張力ポリプロ
ピレン樹脂の含有量としては、ポリプロピレン樹脂と高
溶融張力ポリプロピレン樹脂からなる場合には、全層の
ポリプロピレン樹脂の合計量に対して、前記単層フィル
ムの場合と同様、10乃至70重量%が好ましく、その
理由も前記単層フィルムの場合と同様である。又、ポリ
プロピレン樹脂と高溶融張力ポリプロピレン樹脂、更
に、プロピレン系エラストマーからなる場合には、全層
のポリプロピレン樹脂とプロピレン系エラストマーの合
計量に対して、前記単層フィルムの場合と同様、10乃
至70重量%が好ましく、その理由も前記単層フィルム
の場合と同様である。又、ポリプロピレン樹脂と高溶融
張力ポリプロピレン樹脂、更に、プロピレン系エラスト
マーからなる多層構成の場合、プロピレン系エラストマ
ーの含有量としては、全層のポリプロピレン樹脂の合計
量に対して、前記単層フィルムの場合と同様、40乃至
150重量%が好ましく、その理由も前記単層フィルム
の場合と同様である。
【0017】本発明のインフレーションフィルムの厚み
としては、単層フィルムの場合も、多層フィルムの場合
も、通常のポリプロピレン系フィルムと同様、20乃至
120μmが一般的である。尚、本発明のインフレーシ
ョンフィルムが多層構成の場合、各層の厚み構成は、フ
ィルム全体での高溶融張力ポリプロピレン樹脂の含有量
やプロピレン系エラストマーの添加量が、上記した好ま
しい範囲内になるようにするのが好ましい。
【0018】又、本発明のインフレーションフィルム
は、ポリプロピレン樹脂層に高溶融張力ポリプロピレン
樹脂層を積層させた層構成、或いは、ポリプロピレン樹
脂層に高溶融張力ポリプロピレン樹脂層とポリプロピレ
ン系エラストマー層を積層させた多層構成も含まれる。
各層の厚みとしては、フィルム全体の各樹脂割合が、前
記単層フィルムの樹脂組成と同じ割合になるのが好まし
い。即ち、ポリプロピレン樹脂層と高溶融張力ポリプロ
ピレン樹脂層からなる場合には、高溶融張力ポリプロピ
レン樹脂層の合計重量割合が、ポリプロピレン系樹脂層
の合計重量に対して10乃至70重量%になるように、
又、ポリプロピレン樹脂層と高溶融張力ポリプロピレン
樹脂層、更に、ポリプロピレン系エラストマー層からな
る場合には、高溶融張力ポリプロピレン樹脂層の合計重
量割合が、ポリプロピレン樹脂層の合計重量とプロピレ
ン系エラストマー層の合計重量の合計重量に対して10
乃至70重量%、ポリプロピレン系エラストマー層の合
計重量割合が、ポリプロピレン樹脂層の合計重量に対し
て、40乃至150重量%になるようにするのが好まし
い。
【0019】又、本発明のレトルト用シーラントフィル
ムは、前記したいずれかのポリプロピレン樹脂のインフ
レーションフィルムからなる。好ましくは、前記した如
く、ポリプロピレン樹脂がエチレン−プロピレン系ブロ
ック共重合体からなり、ヒートシール面となる層にはプ
ロピレン系エラストマーが添加され、ヒートシール面と
反対側の面の層には、プロピレン系エラストマーが添加
されていない多層構成のインフレーションフィルムが好
適である。
【0020】具体的には、ヒートシール面の層が、エチ
レン−プロピレンブロック共重合体にプロピレン系エラ
ストマーを添加させたポリプロピレン系樹脂組成物から
なり、ヒートシール面と反対側の面の層が、エチレン−
プロピレンブロック共重合体、或いは、エチレン−プロ
ピレンブロック共重合体に高溶融張力ポリプロピレン樹
脂を含有させたポリプロピレン系樹脂組成物からなり、
芯層が、エチレン−プロピレンブロック共重合体に高溶
融張力ポリプロピレン樹脂、或いは、高溶融張力ポリプ
ロピレン樹脂とプロピレン系エラストマーを含有、添加
させたポリプロピレン系樹脂組成物からなる多層構成の
インフレーションフィルム等が挙げられる。
【0021】尚、本発明のレトルト用シーラントフィル
ムの厚みとしては、特に限定される物ではないが、40
乃至120μmが好適である。しかも、本発明のレトル
ト用シーラントフィルムが多層構成である場合には、ヒ
ートシール面となる層が5乃至30μm、ヒートシール
面と反対側の面の層が5乃至30μmであるものが好ま
しい。
【0022】次に、本発明のインフレーションフィルム
の製膜方法は、従来の空冷方式を用いた上向きのインフ
レーション法による製膜方法と同様、単層フィルムの場
合には、1台の押出機と単層のサーキュラーダイを用
い、多層フィルムの場合には、複数の押出機と多層のサ
ーキュラーダイを用い、所定の層構成になるようなチュ
ーブ状の溶融樹脂を上向きに押し出す。
【0023】そして、サーキュラーダイより押し出され
たチューブ状の溶融樹脂をバブル状に膨張させて引き取
る際に、バブルの周囲外面に冷風を吹き付け、しかも、
冷風吹き出し口の少なくとも1つを、ダイの溶融樹脂出
口部より上方30mm以下の所に位置させ、更に、膨張
しているバブルの外周に多段カラーを設け、バブルをダ
イの上端面と60乃至80度の角度をなして膨張させ
る。
【0024】バブルの周囲外面に設けた冷風吹き出し口
の少なくとも1つがダイの溶融樹脂出口部より上方30
mm以下の所に位置していないと、バブルが揺れて安定
して製膜することができない。しかも、膨張させるバブ
ルが、ダイの上端面と60度未満の角度であったり、或
いは、80度を越える角度である場合には、バブル径が
大きくなったり、小さくなったりして、バブル径が安定
しない。尚、本発明において、バブルをダイの上端面と
60乃至80度の角度をなして膨張させるとは、チュー
ブ状の溶融樹脂がほぼ直線状に膨張している初期状態で
のバブル形状を意味し、バブルの膨張が最終段階に達す
るまでを意味するものではない。一般には、バブルが膨
張する最終段階の7.5乃至9.5割程度までの直線状
に膨張している形状を意味する。
【0025】本発明方法において、バブルの周囲外面に
冷風を吹き付けるには、エアーリングによって、好まし
くは、多段のスリットを有するエアーリングによって行
われる。しかも、少なくともエアーリングの最下段の冷
風吹き出しスリット部が、ダイの溶融樹脂出口部より上
方30mm以下の位置にくるようにエアーリングを装着
させる。
【0026】更に、膨張するバブルを、ダイの上端面と
60乃至80度の角度で安定させて引き取るために、エ
アーリングによる冷風吹き出し口の上部で、膨張してい
るバブルの外周に多段カラーを設ける。多段カラーと
は、同心円状の数個の筒状体からなり、各筒状体の上端
部は、最外周の筒状体が一番高く、芯の筒状体になるに
従って低くなり、しかも、各筒状体の上端部の位置が膨
張するバブルの形状に沿うように調整されている。即
ち、各筒状体の上端部の位置が、バブル表面とほぼ同じ
距離になるように調整されている。
【0027】
【作用】本発明のインフレーションフィルムは、ポリプ
ロピレン樹脂に高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有さ
せることにより、ポリプロピレン樹脂の溶融張力が増
し、溶融樹脂を切断させること無くバブルの内圧を高め
ることができ、又、ブローアップ比を高くすることがで
きるので、多少の温度斑が生じても安定して均一に引き
延ばされて厚みが均一になり、しかも、機械的特性にも
優れたものになると考えられる。更に、高溶融張力ポリ
プロピレン樹脂を含有したポリプロピレン樹脂にポリプ
ロピレン系エラストマーを添加させることにより、得ら
れるフィルムに弾力性が増して耐衝撃強度が強くなるば
かりか、ピンチロール等で皺が生じ難くなっているもの
と考えられる。又、ポリプロピレン系エラストマーを添
加させることにより、低温ヒートシール性が優れるもの
と考えられる。
【0028】又、高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有
させたポリプロピレン系樹脂組成物層、或は、高溶融張
力ポリプロピレン樹脂層を少なくとも1層設けることに
より、多層サーキュラーダイより押し出された多層チュ
ーブ状の溶融樹脂全体の溶融張力が増し、例え溶融張力
の弱い層が存在していても、全層が均一に引き延ばされ
るので、バブルが安定して膨張するものと考えられる。
【0029】又、本発明のレトルト用シーラントフィル
ムは、ポリプロピレン樹脂を用いて製膜されているの
で、耐熱性に優れている。そのため、本発明のインフレ
ーションフィルムはレトルト用シーラントフィルムに適
しているものと考えられる。
【0030】更に、本発明のインフレーションフィルム
の製膜方法は、チューブ状に押し出された溶融樹脂の冷
却方法や膨張させる方向の限定が、高溶融張力ポリプロ
ピレン樹脂を含有させたポリプロピレン系樹脂組成物
や、高溶融張力ポリプロピレン樹脂層を有する多層構成
に適合しているために、バブルが安定して長時間連続し
て製膜することができるものと考えられる。
【0031】
【実施例】以下、実施例、及び、比較例を示し、本発明
の内容をより具体的に説明する。尚、本発明は、実施例
に記載された事項によってのみ限定されるものでないこ
とは当然である。 〔実施例1〕3台の押出機とリップ径が300mmφの
3種3層のサーキュラーダイを用い、バブルの外側表面
層がエチレン−プロピレンブロック共重合体((株)グ
ランドポリマー製 商品名「グランドポリプロ」 メル
トフローインデックス:1.0g/10分)、芯層が外
側表面層に用いたエチレン−プロピレンブロック共重合
体に、プロピレン系エラストマー((株)トクヤマ製
商品名「P.E.R」メルトフローインデックス:1.
5g/10分)を該エチレン−プロピレンブロック共重
合体に対して200重量%添加させ、更に、高溶融張力
ポリプロピレン樹脂(モンテ・エスディーケイ・サンラ
イズ(株)製 商品名「HMS−PP(SD632)」
メルトフローインデックス:3.0g/10分)を、
該エチレン−プロピレンブロック共重合体とプロピレン
系エラストマーの合計量に対して33.3重量%含有さ
せた樹脂組成物、そして、バブルの内側表面層が外側表
面層に用いたエチレン−プロピレンブロック共重合体に
芯層に用いたプロピレン系エラストマーを該エチレン−
プロピレンブロック共重合体に対して18.5重量%と
エチレン系エラストマー(三井化学(株)製 商品名
「タフマー」 メルトインデックス:0.5g/10
分)を該エチレン−プロピレンブロック共重合体に対し
て6.3重量%添加させた樹脂組成物となるように多層
チューブ状の溶融樹脂を上向きに押し出した。
【0032】そして、押し出された溶融樹脂の多層チュ
ーブ内に空気を吹き込んでバブルを膨張させると共に、
該バルブの周囲外面に冷風を吹き付け、更に、膨張して
いるバブルの外周に多段カラーを設け、バブルがダイの
上端面と71度の角度をなすようにして引き取った。
尚、バブルがダイの上端面と71度の角度をなしている
範囲は、チューブ状の溶融樹脂がダイから押し出されて
から、バブルが最大膨張径の8.9割まで膨張する、ほ
ぼ直線状の部分であった。
【0033】その際、バブルの周囲外面への冷風の吹き
付けは、ダイ上端面に設けられたスリットを2本有する
エアーリングを用いて行った。尚、エアーリングの上端
面は、ダイスの溶融樹脂出口部より117mm上方に位
置していた。又、エアーリングの下段のスリット部は、
ダイスの溶融樹脂出口部より23mm上方に位置し、3
27mmφの口径で、冷風はバブルの上方向に吹き出さ
れていた。更に、上段のスリット部は、ダイスの溶融樹
脂出口部より66mm上方に位置し、355mmφの口
径で、冷風はバブルの上方向に吹き出されていた。又、
膨張しているバブル外周の多段カラーは、厚み6mmの
筒状体4本が同心円状に重ね合わされ形状をし、エアー
リング上端面に設置されていた。尚、各筒状体の内径
は、内側から順に、406mmφ、448mmφ、50
6mmφ、558mmφであり、しかも、各筒状体の長
さは、内側から順に、25mm、90mm、176m
m、246mmであった。なお、膨張したバブルはブロ
ーアップ比が1.9倍であった。
【0034】その結果、上記インフレーション方式によ
るポリプロピレン樹脂の製膜は、バブルが安定し、長時
間均一な多層フィルムを得ることができた。そして、得
られた多層構成のインフレーションフィルムは、バブル
の外側表面層の厚みが10μm、芯層が40μm、そし
て、バブルの内側表面層の厚みが10μmで、フィルム
全体の偏肉精度が良好で、しかも、機械的特性にも優れ
ていた。
【0035】〔比較例1〕実施例1と同じ3台の押出機
とリップ径が300mmφの3種3層のサーキュラーダ
イを用い、全ての層に実施例1で用いたと同じエチレン
−プロピレンブロック共重合体を用い、同じ樹脂からな
る多層チューブ状の溶融樹脂を上向きに押し出した。そ
して、押し出された溶融樹脂の多層チューブ内に、実施
例1と同様、空気を吹き込んでバブルを膨張させると共
に、該バルブの周囲外面に冷風を吹き付け、更に、膨張
するバブルの外周に多段カラーを設けて引き取った。し
かし、バブルを所定の大きさに膨張させる段階でフィル
ム切断が生じ、製膜することができなかった。
【0036】〔実施例2〕実施例1で得られた多層イン
フレーションフィルムをレトルト用シーラントフィルム
に使用し、製膜時にバブル外側面であった表面にコロナ
放電による表面処理を行い、アルミ箔(7μm)、2軸
延伸ナイロンフィルム(15μm)、2軸延伸ポリエス
テルフィルム(12μm)を順次張り合わせて、レトル
ト用フィルムを試作した。得られたレトルト用フィルム
を使用し、該レトルト用シーラントフィルム製膜時にバ
ブル内側面であった表面がヒートシール面となるように
して、縦方向が220mm、横方向が300mmのレト
ルト用袋を製袋した。そして、該袋の中に飽和食塩水1
000ccを充填して128℃、45分間のレトルト処
理を行い、レトルト包装体を得た。その結果、レトルト
用フィルムはヒートシール性が良好で、製袋加工や包装
が容易であり、しかも、得られた袋は耐熱性に優れ、レ
トルト処理時に熱融着等を生じることもなく、外観も良
好であり、又、耐寒衝撃強度にも優れていた。
【0037】
【効果】本発明のインフレーションフィルムは、ポリプ
ロピレン樹脂に高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有さ
せるだけで、安価なインフレーション方式の装置によ
り、厚みが均一で、機械的特性に優れたフィルムを容易
に得ることができる。そして、本発明のポリプロピレン
樹脂からなるインフレーションフィルムは、安価に製膜
することができ、しかも、厚みが均一で、耐熱性や機械
的特性に優れているので、レトルト用シーラントフィル
ムとして有用である。更に、本発明の製膜方法は、特定
の条件でバブルの周囲外面に冷風を吹き付けると共に、
バブルの外周に多段カラーを設け、特定の形状にバブル
を膨張させるだけで、容易に製膜することができ、ポリ
プロピレン樹脂からなるインフレーションフィムの実用
生産に最適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 7:00 B29L 7:00 9:00 9:00 Fターム(参考) 4F071 AA20 AF20 AF43 AH04 BA01 BB09 BC01 4F100 AK07A AK07B AK07C AK64 AL02 AL05B AL05C AL09C BA01 BA02 BA03 BA07 BA16 EH232 GB23 JK20B JK20C JL02 4F210 AA09F AA11 AA45 AG01 AG03 AR07 QA01 QK01 QK24 QK53 4J002 BB121

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン樹脂に高溶融張力ポリプ
    ロピレン樹脂を含有させたポリプロピレン系樹脂組成物
    からなるインフレーションフィルム。
  2. 【請求項2】 高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有し
    たポリプロピレン樹脂にポリプロピレン系エラストマー
    を添加させたポリプロピレン系樹脂組成物からなるイン
    フレーションフィルム。
  3. 【請求項3】 ポリプロピレン樹脂に高溶融張力ポリプ
    ロピレン樹脂を含有させたポリプロピレン系樹脂組成物
    層、及び/又は、高溶融張力ポリプロピレン樹脂を含有
    したポリプロピレン樹脂にポリプロピレン系エラストマ
    ーを添加させたポリプロピレン系樹脂組成物層を少なく
    とも1層有するインフレーションフィルム。
  4. 【請求項4】 ポリプロピレン樹脂層に高溶融張力ポリ
    プロピレン樹脂層を積層させた、或いは、ポリプロピレ
    ン樹脂層に高溶融張力ポリプロピレン樹脂層とポリプロ
    ピレン系エラストマー層を積層させたインフレーション
    フィルム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載された
    インフレーションフィルムからなることを特徴とするレ
    トルト用シーラントフィルム。
  6. 【請求項6】 サーキュラーダイより押し出されたチュ
    ーブ状の溶融樹脂をバブル状に膨張させて引き取る際
    に、バブルの周囲外面に冷風を吹き付け、しかも、冷風
    吹き出し口の少なくとも1つを、ダイの溶融樹脂出口部
    より上方30mm以下の所に位置させ、更に、膨張して
    いるバブルの外周に多段カラーを設け、バブルをダイの
    上端面と60乃至80度の角度をなして膨張させること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載されたイ
    ンフレーションフィルムの製膜方法。
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