JP2001219162A - 軟水化装置 - Google Patents

軟水化装置

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JP2001219162A
JP2001219162A JP2000305632A JP2000305632A JP2001219162A JP 2001219162 A JP2001219162 A JP 2001219162A JP 2000305632 A JP2000305632 A JP 2000305632A JP 2000305632 A JP2000305632 A JP 2000305632A JP 2001219162 A JP2001219162 A JP 2001219162A
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water
pipe
exchange resin
valve
cation exchange
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JP2000305632A
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English (en)
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Yashio Suzuki
弥志雄 鈴木
Shinya Fujie
真也 藤江
Hisahiro Kobayashi
久浩 小林
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Showa Denko Materials Co Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用者が既に所有する水回り機器に対し、その
水回り機器を改造することなく、容易に短時間で後付け
することが可能な軟水化装置を提供する。 【解決手段】水回り機器へ水を供給するための水回り供
給管と、その水回り供給管から分岐して陽イオン交換樹
脂を内蔵したイオンチェンジャーに給水を行うための流
入管と、上記イオンチェンジャーにて製造された軟水を
水回り供給管へと合流する軟水管とを有し、上記水回り
供給管の流入管を分岐させた箇所よりも下流側であり且
つ軟水管を接続した箇所よりも上流側に、開閉弁を設け
た軟水化装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟水化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】軟水化装置は、水を軟水化するための装
置であり、近年広く普及してきている。水を軟水化する
ためには、水中のカルシウム成分及びマグネシウム成分
を除去するが、具体的には陽イオン交換樹脂を用いて軟
水化することが一般的に行われている。また、陽イオン
交換樹脂は、イオン交換能力に限界があり、定期的にイ
オン交換能力を再生するための塩水を通水するようにし
ている。
【0003】軟水化装置の使用は、水を使用する機器で
あればどのようなものにでも使用可能であり、中でも汚
れを落とす際に洗剤等を使用する機器に用いることが多
い。通常の水道水を用いて汚れを落とす場合には、一般
的な洗剤が陰イオン界面活性剤を主成分としているもの
が多いために、その陰イオン界面活性剤と、水中のカル
シウムイオン、マグネシウムイオン等の陽イオンとが結
合して金属石鹸を形成し、洗浄効果を低下させる。軟水
を用いて汚れを落とす場合には、水中の陽イオンが少な
いので金属石鹸の形成を阻止可能であり、洗浄効果の低
下が起こりにくい。
【0004】軟水化装置は、軟水を使用する全自動洗濯
機、食器洗浄機、洗面化粧台等に内蔵されているものが
多く、デザイン的にも優れ、一見すると軟水化装置を内
蔵していない製品と見分けがつかないものが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
軟水化装置は、水回り機器に内蔵させるための専用品で
あり、機器を正常に作動させるための水量センサ、電磁
弁等の設置位置が各々に異なり、既に洗濯機等の水回り
機器を有している者が、軟水化装置を後付けしよとして
も、接続することができないため、新たに軟水化装置を
内蔵した水回り機器を購入する必要があった。
【0006】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、使用者が既に所有する水回り機器に対
し、その水回り機器を改造することなく、容易に短時間
で後付けすることが可能な軟水化装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のものに関
する。 (1)水回り機器へ水を供給するための水回り供給管
と、その水回り供給管から分岐して陽イオン交換樹脂を
内蔵したイオンチェンジャーに給水を行うための流入管
と、上記イオンチェンジャーにて製造された軟水を水回
り供給管へと合流する軟水管とを有し、上記水回り供給
管の流入管を分岐させた箇所よりも下流側であり且つ軟
水管を接続した箇所よりも上流側に、開閉弁を設けた軟
水化装置。 (2)水回り供給管が、水流検出手段を備えている上記
(1)に記載の軟水化装置。 (3)開閉弁が、通電時に閉弁し、非通電時に開弁する
電磁弁である上記(1)又は(2)に記載の軟水化装
置。 (4)軟水管が、水回り供給管からの水の流入を阻止す
る逆止弁を備えている上記(1)乃至(3)のいずれか
に記載の軟水化装置。 (5)流入管が、開閉弁を備えている上記(1)乃至
(4)のいずれかに記載の軟水化装置。 (6)流入管が、流量調整手段を備えている上記(1)
乃至(5)のいずれかに記載の軟水化装置。 (7)イオンチェンジャーが、陽イオン交換樹脂の再生
を行うため塩水を製造する塩タンク部を有している上記
(1)乃至(6)のいずれかに記載の軟水化装置。 (8)水回り機器が、洗濯機、洗面化粧台、浴室水栓又
は台所水栓である上記(1)乃至(7)のいずれかに記
載の軟水化装置。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いる陽イオン交換樹脂
は、水中のカルシウムイオンと、マグネシウムイオンと
を除去可能であれば、特に限定されるものではない。陽
イオン交換樹脂のイオン交換の仕組みは、初期段階で陽
イオン交換樹脂の陰イオンに陽イオンであるナトリウム
イオンが結合しており、ここに水を通水させることで、
カルシウムイオン及びマグネシウムイオンが樹脂に吸着
し、代わりにナトリウムイオンを放出するものである。
陽イオン交換樹脂の形状は、通水すべき水との接触面積
を大きくするために、繊維状、多孔質形状又は粒状であ
ることが好ましく、中でも直径1mm以下の粒状のもの
が好ましい。
【0009】陽イオン交換樹脂の量は、通水した水の硬
度が40以下となるように調整することが好ましく、硬
度40以下であると洗剤及び石鹸の泡立ちが良く、洗浄
力が向上する。ここで述べる水の硬度は、水中のカルシ
ウム塩及びマグネシウム塩の含有量で表され、水100
cc中に炭酸カルシウムとして1mgを含むときに硬度
1とし、マグネシウムは、カルシウムの1.4倍の関係
で炭酸カルシウムに換算する。
【0010】本発明に用いるイオンチェンジャーは、そ
の内部に陽イオン交換樹脂を設置可能なものであれば特
に限定されるものではない。また、イオンチェンジャー
には、陽イオン交換樹脂の再生を行うための塩水を製造
する塩タンク部を設けることが好ましい。塩タンク部
は、その内部に塩を貯留し、塩に水を給水することで塩
水を製造するものであり、製造した塩水は、陽イオン交
換樹脂へと通水させる。塩タンク部と陽イオン交換樹脂
との位置関係は、特に限定されるものではないが、塩タ
ンク部の位置を陽イオン交換樹脂よりも上となるように
設置することが好ましく、このようにすることで、製造
した塩水を自然流下にて陽イオン交換樹脂に通水させる
ことができる。塩タンク部の底面には、固体の塩を載置
可能であり、塩水を通水可能な網が設けられることが好
ましく、使用する網としては、100〜400メッシュ
程度のものを用いることが好ましい。塩タンク部は、使
用者が塩の残量を確認できるように透明又は半透明とす
ることが好ましく、塩タンク部全体を透明又は半透明と
しても、塩タンク部の一部を透明又は半透明としても良
い。塩タンク部を透明とする材質としては、塩化ビニ
ル、ポリカーボネート、アクリル、ABS、PET等を
使用することができ、半透明とする材質としては、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等を使用することができる。
塩タンク部の容量は、特に限定されるものではないが、
軟水化装置全体を小型化するのであれば、貯留する塩の
容量に、1回分の陽イオン交換樹脂再生に使用する水量
を加算した容量よりも小さくすることが好ましい。この
ような塩タンク部を用いる場合には、陽イオン交換樹脂
の再生時に、水を複数回に分けて塩タンク部へと給水す
ることで、塩水を溢れさせることなく、再生作業を行う
ことができる。塩タンク部への給水は、後述する水回り
供給管又は流入管から分岐させた給水管より給水するこ
とが好ましく、その給水管には、再生作業の開始又は停
止をする開閉弁を設けることが好ましい。
【0011】本発明にて述べる水回り供給管は、水回り
機器へと水の供給を行う配管であり、水を使用する機器
であれば特に限定されるものではない。具体的には、洗
濯機、洗面化粧台、食器洗浄機、浴室水栓、台所水栓等
を用いることができる。
【0012】水回り供給管には、開閉弁が設けられ、そ
の設置位置は、水回り供給管と流入管とを分岐させた箇
所よりも下流側であり且つ水回り供給管と軟水管とを接
続した箇所よりも上流側とする。上記開閉弁は、水の止
水及び通水を選択可能とするものであれば特に限定され
るものではないが、通電時に閉弁し、非通電時に開弁す
る電磁弁を使用することが好ましい。また、水回り供給
管には、水流検出手段を設けることが好ましい。水流検
出手段は、水流を検出可能なものであれば特に限定され
るものではないが、具体的には、水流スイッチ、水流セ
ンサ、圧力スイッチ、圧力センサ、水量センサ等を用い
ることが好ましい。
【0013】本発明に用いる流入管は、水回り供給管か
ら分岐させる配管であり、軟水化すべき水をイオンチェ
ンジャーへと供給するために使用される。流入管とイオ
ンチェンジャーとの接続は、イオンチェンジャー内の陽
イオン交換樹脂へと水を供給可能とするものであれば特
に限定されるものではないが、陽イオン交換樹脂に対し
て、軟水とすべき水が均一に通水できるようにすること
が好ましい。具体的には、陽イオン交換樹脂とイオンチ
ェンジャー内底面との間に空間部を設け、その空間部に
対し流入管から水を供給するように、流入管とイオンチ
ェンジャーとを接続することが好ましい。
【0014】流入管には、開閉弁及び流量調整手段を設
置することが好ましい。流入管に設置する開閉弁は、イ
オンチェンジャーへの止水及び通水を選択可能とするも
のであれば特に限定されるものではなく、通電時に開弁
し、非通電時に閉弁する電磁弁を使用することが好まし
い。流量調整手段は、イオンチェンジャーへの水の供給
量を調整可能とするものであれば特に限定されるもので
はなく、具体的には、1次側の水量に係わらず2次側に
一定量の水量を送り込む定流量弁、2次側の水量を可変
可能な水量調整弁等を用いることが好ましい。
【0015】本発明に用いる軟水管は、イオンチェンジ
ャー内の陽イオン交換樹脂にて軟水化された水を水回り
供給管へと合流させるものであり、合流箇所が、流入管
と水回り供給管との分岐箇所よりも下流側であれば特に
限定されるものではない。また、軟水管には、水回り供
給管からの水の流入(逆流)を阻止するための逆止弁を
設けることが好ましい。
【0016】軟水化装置と水回り機器との関係について
述べると、全自動洗濯機を例にすれば、その水通路構成
は、洗濯槽と、その洗濯槽への給水を開始又は停止させ
る給水電磁弁と、その給水電磁弁に接続される給水口と
で構成され、上記給水口が、水栓を介して給水源に接続
され、全自動洗濯機のスタートスイッチを押下すること
で、給水電磁弁が開弁され洗濯槽に給水される。
【0017】軟水化装置は、給水源と給水口との間に設
けられ、洗濯が開始されると、水回り供給管の通水を水
流検出手段が検知する。通水を検知した後は、水が水回
り供給管に設けた開閉弁を閉弁することで流入管からイ
オンチェンジャー、そして軟水管を経由する通路に通水
され、軟水が洗濯槽へと給水される。
【0018】水回り供給管に設けた開閉弁が、通電時に
閉弁し、非通電時に開弁する電磁弁である場合には、軟
水化装置の制御を行わずとも、水回り供給管と流入管の
両方に水が通水され、水回り供給管と軟水管との合流箇
所にて水と軟水とが混合される。洗濯に関しては、洗浄
効果を上げるために必要な硬度が40以下であるので、
原水の硬度を100とし、軟水管からの吐水される硬度
を0とすると、軟水管からの水量と水回り供給管からの
水量との割合を、2:3とすることで目的を達成するこ
とができる。また、この割合は、流入管に設ける流量調
整手段により様々に対応することができる。陽イオン交
換樹脂のイオン交換能力は、約2.0meq/ml(樹
脂1ml当たり2.0当量)と高く、例えば硬度100
の水道水72l(7kgの洗濯物を洗濯する際の標準的
必要水量)に含まれる硬度成分7.2g(炭酸カルシウ
ム換算)をイオン交換するには、理論上の容積で陽イオ
ン交換樹脂72ml以上が必要であり、水回り供給管を
組み合わせた場合には、陽イオン交換樹脂48ml以上
が必要量となる。
【0019】流入管に開閉弁を設け、且つ、水回り供給
管に通電時に閉弁し、非通電時に開弁する電磁弁を設け
た場合には、水回り供給管での水流を検知した後に、水
回り供給管の電磁弁を閉弁させ、流入管に設けた開閉弁
を開弁することで、混合軟水ではなく、軟水を供給する
ことができる。また、電磁弁及び開閉弁の両方を開弁す
ることで混合軟水の供給を行うこともできる。
【0020】陽イオン交換樹脂のイオン交換能力には、
限界があり、これを復元するために陽イオン交換樹脂に
塩水を通水させる。塩水が陽イオン交換樹脂に通水され
ると、カルシウムイオン及びマグネシウムイオンが塩素
イオンと結合して排出され、ナトリウムイオンが陰イオ
ンと結合して、陽イオン交換樹脂の再生作業が終了す
る。
【0021】再生作業が終了した後は、陽イオン交換樹
脂に一旦水を通水させ、カルシウムイオン及びマグネシ
ウムイオンを排出させるクリーニングを行うことが好ま
しく、クリーニングは、水回り機器が停止している状態
で行うことが好ましい。クリーニングに使用した水は、
イオンチェンジャーに吐水管を設け、この吐水管より排
出させることが好ましい。また、上記吐水管は、陽イオ
ン交換樹脂の再生を行う前に、流入管から供給した水を
排出させることで、イオンチェンジャー内を負圧とな
し、陽イオン交換樹脂の再生に使用する塩水を素早く流
下させることができる。
【0022】
【実施例】以下図面を用いて、本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の軟水化装置の水路原理図である。
軟水化装置1は、水回り供給管2より水道水を入水さ
せ、その水道水は、通電状態で閉弁し、非通電状態で開
弁する電磁弁A3により分岐させている。水回り供給管
2から分岐した水路は、水路分岐壁4により更に分岐さ
せ、流量を2リットル/分とする流量調整弁A5を通過
する水路と、流量15リットル/分とする流量調整弁B
6を通過する水路となる。上記水回り供給管2は、電磁
弁A3を通過した後に、通電状態で開弁し、非通電状態
で閉弁する電磁弁B7により排水管8を分岐させる。
【0023】流量調整弁A5を通過する水路は、通電状
態で開弁し、非通電状態で閉弁する電磁弁C9により通
水状態を制御される給水管10であり、この給水管10
は、陽イオン交換樹脂再生の際に、塩タンク部11へと
水道水を給水する。流量調整弁B6を通過する水路は、
通電状態で開弁し、非通電状態で閉弁する電磁弁D12
により通水状態を制御される流入管13であり、この流
入管13は、イオンチェンジャーへと軟水化すべき水又
は負圧を形成するための水を供給する。
【0024】イオンチェンジャー14は、その内部に平
均粒径200μmの粒状陽イオン交換樹脂15を充填し
てあり、その陽イオン交換樹脂15が流出しないように
200メッシュの網A16及び網B17により挟みこん
でいる。また、網B17の直上には、ボール18が設け
てあり、流入管13から供給され、陽イオン交換樹脂1
5を通過した軟水は、ボール18を弁19へと押し当て
て、軟水管20へと流入する。
【0025】軟水管20は、水回り供給管2に配管接続
してあり、その途中には、水回り供給管2からイオンチ
ェンジャー14へと水が逆流しないように、逆止弁21
を設けている。また、水回り供給管2には、軟水管20
と配管接続した接続箇所よりも下流側に、水量センサ2
3を設置している。イオンチェンジャー14には、上記
軟水管20以外に吐水管22が配管接続され、流入管1
3からイオンチェンジャー14へと供給された水は、陽
イオン交換樹脂15を通過する以外に、吐水管22へも
供給される。
【0026】塩タンク部11は、つまみ24を有した網
部材25を設けてあり、網部材25には、200メッシ
ュの網を用いて固形の塩を通過させず、塩水を通過させ
るようにしている。塩タンク部11への給水は、給水管
10より行われ、水は塩を溶解して塩水となり、弁19
を介して陽イオン交換樹脂15へと流出する。
【0027】図2乃至図6は、水の流れを説明する本発
明の軟水化装置の水路原理図である。水の流れを図2乃
至図6を用いて説明すると、軟水化装置1は、入口側を
給水源に接続され、出口側を全自動洗濯機に接続してい
る。全自動洗濯機の洗濯開始を指示すると、洗濯機電磁
弁(図示省略)は、開弁して水回り供給管2に通水さ
れ、水量センサ23が水流を検出すると共に、全自動洗
濯機に水が流入する(図2参照)。
【0028】水量センサ23が水流を検出した後は、制
御装置26が、電磁弁A3に通電させてこの弁を閉弁
し、同時に電磁弁D12を開弁させて、流入管13より
イオンチェンジャー14に水道水を入水させる。イオン
チェンジャー14に入水した水道水は、陽イオン交換樹
脂15の流出を防止する網A16の底部より、上向流と
なって陽イオン交換樹脂15に流れ込み、軟水化され
る。軟水は、ボール18を水圧により押し上げて弁19
に押し当て、軟水管20を介して水回り供給管2へ流入
し、全自動洗濯機へと流入する(図3参照)。尚、軟水
製造時には、ごく少量ではあるが、吐水管22より水道
水が吐出される。
【0029】全自動洗濯機の洗濯機電磁弁(図示省略)
が閉弁すると、水量センサ23は、水流が停止したこと
を検知し、制御装置26へと送信する。制御装置26
は、水流が停止すると、電磁弁D12を閉弁すると同時
に、電磁弁A3を開弁する。洗濯には、洗い、すすぎ、
脱水等の工程があるが、軟水を必要とするのは、洗濯洗
剤を使用する洗い工程のみであるので、それ以外の工程
では、軟水を供給する必要がなく、水回り供給管2から
水道水を供給する。
【0030】陽イオン交換樹脂15の再生作業は、全自
動洗濯機が停止している際に、塩タンク部11に投入し
てある塩を用いて行われる。再生動作を説明すると、制
御装置26は、イオンチェンジャー14内に負圧を形成
するため、電磁弁A3に通電して閉弁させると共に、電
磁弁D12を開弁させて、流入管13から吐水管22に
到る水路を形成する(図4参照)。
【0031】イオンチェンジャー14内に負圧が形成さ
れた状態で、電磁弁C9を開弁させると、給水管10か
ら塩タンク部11に入水した水道水が、塩を溶解して塩
水となり、網部材25を通過して、弁19から陽イオン
交換樹脂15に流入する。この時、陽イオン交換樹脂1
5への塩水の流入は、負圧が形成されていることから素
早く、円滑に行われることとなる。陽イオン交換樹脂1
5を通過した塩水は、吐水管22により、軟水化装置1
の系外へと流出する(図5参照)。
【0032】陽イオン交換樹脂15の再生を終えた後
は、陽イオン交換樹脂15及び配管内のクリーニングを
行う。クリーニングは、電磁弁A3に通電して閉弁させ
ると共に、電磁弁D12及び電磁弁B7を開弁させ、流
入管13からイオンチェンジャー14へと水道水を入水
させ、陽イオン交換樹脂15を通過させた後に、水回り
供給管2から排水管8へと通水して、軟水化装置1の系
外へと排水させる。また、水道水は、流入管13から吐
水管22へと供給して、軟水化装置1の系外へと排水す
る(図6参照)。尚、クリーニングは、全自動洗濯機が
停止している状態で行われるので、水回り供給管2の出
口側から全自動洗濯機へと水が供給されることはない。
【0033】図7は、図1乃至図6に示した軟水化装置
における洗濯動作フローチャートである。以下、図7を
用いて洗濯動作の説明を行う。使用者が、ステップ1及
びステップ2にて全自動洗濯機の運転スイッチ及び軟水
化装置の運転スイッチを押下すると、制御装置は、ステ
ップ3にて水流検知を行い、水流が検知されなければ、
電磁弁Dを閉弁させると共に電磁弁Aを開弁させ、再び
水流検知を行う。ステップ3にて水流が検知されれば、
ステップ6にて電磁弁Aを閉弁させて水道水が全自動洗
濯機へと注水されるのを阻止し、ステップ7にて電磁弁
Dを開弁させ、軟水が全自動洗濯機へと注水されるよう
にし、ステップ8にて軟水ランプの点灯を行う。制御装
置は、軟水ランプの点灯を行った後に、水量センサのか
ら得られる水量データを積算し、ステップ9にて軟水の
製造量が50リットル以上であるか否かを判断する。制
御部が、軟水製造量が50リットルに満たないとの判断
をすると、再び水流検知を行うが、50リットル以上で
あるとの判断をすると、制御装置は、ステップ10にて
軟水ランプを消灯して、ステップ11にて電磁弁Dを閉
弁させて全自動洗濯機への軟水の注水を停止し、ステッ
プ12にて電磁弁Aを開弁させて全自動洗濯機へ水道水
の注水を行う。その後、制御装置は、ステップ13にて
報知ランプを点灯して、陽イオン交換樹脂の再生を促す
ようにする。
【0034】図8は、図1乃至図6に示した軟水化装置
における再生動作フローチャートである。以下、図8を
用いて再生動作の説明を行う。軟水化装置の使用者が、
ステップ1にて再生スイッチを押下すると、制御装置
は、ステップ2にて再生作業中であることを使用者に認
識させる再生ランプの点灯を行う。制御装置は、再生ラ
ンプを点灯させた後に、ステップ3にて電磁弁Aを閉弁
すると共にステップ4にて電磁弁Dを開弁させ、イオン
チェンジャー内部を負圧とする。制御装置は、負圧状態
を作りだした後に、ステップ5にて電磁弁Dを閉弁する
と共にステップ6にて電磁弁Cを開弁させ、塩タンク部
へ水道水を供給して塩水を製造し、陽イオン交換樹脂の
再生を行う。塩水を用いた作業は、ステップ7にて電磁
弁Cを閉弁させることで終了する。
【0035】制御装置は、塩水を用いた作業を終了させ
ると、陽イオン交換樹脂及び配管内の残留塩を除去する
クリーニング作業を開始する。クリーニングは、ステッ
プ8にて電磁弁Dを開弁すると共にステップ9にて電磁
弁Bを開弁させ、水道水により陽イオン交換樹脂の残留
塩を除去し、吐水管により残留塩を含んだ水道水を排水
する。制御装置は、上記クリーニング作業を2分間行っ
た後に、ステップ10及びステップ11にて電磁弁D及
び電磁弁Bを閉弁し、ステップ12にて電磁弁Aを開弁
させた後に、ステップ13にて再生ランプを消灯させ、
ステップ14にて水量センサの積算値をリセットする。
【0036】図9は、本発明の別の実施例を示す軟水化
装置の水路原理図である。軟水化装置1には、1次側を
給水源に接続し、2次側を全自動洗濯機へと接続する水
回り供給管2が設けてあり、その水回り供給管2から水
路を分岐させて、水路分岐壁4により更に分岐させた流
入管13と給水管10とを有している。流入管13は、
電磁弁D12を介してイオンチェンジャー14の側壁底
部に接続してあり、水道水を陽イオン交換樹脂15の下
方から上向流にて通水させるようにしている。給水管1
0は、電磁弁C9を介して塩タンク部11に接続してあ
り、網部材25に貯留している塩に対し給水を行う。イ
オンチェンジャー14の内部は、上方及び下方に対して
空間を有するように、200メッシュの網A16及び網
B17を設け、上記網A16と網B17との間に、平均
粒径200μmの陽イオン交換樹脂15を充填してい
る。陽イオン交換樹脂15の上方には、ボール18及び
弁19が設けてあり、ボール18と弁19とで逆止弁の
働きをしている。イオンチェンジャー14には、上記流
入管13及び給水管10以外に、陽イオン交換樹脂15
の再生に使用した塩水を排出する吐水管22と、軟水を
水回り供給管へ合流させる軟水管20が設けてあり、吐
水管22には、管径を狭めるオリフィスを設け、軟水管
20には、水回り供給管2からの逆流を阻止する逆止弁
21を設けている。水回り供給管2に設けた水量センサ
23は、水流及び水量の検出を行い、その情報を電磁弁
D12の制御に用いる。
【0037】図10乃至図14は、水の流れを説明する
図9に示した本発明の軟水化装置の水路原理図である。
水の流れを図10乃至図14を用いて説明すると、軟水
化装置1は、入口側を給水源に接続され、出口側を全自
動洗濯機に接続している。全自動洗濯機の洗濯開始を指
示すると、洗濯機電磁弁(図示省略)は、開弁して水回
り供給管2に通水され、水量センサ23が水流を検出す
ると共に、全自動洗濯機に水が流入する(図10参
照)。
【0038】水量センサ23が水流を検出した後は、電
磁弁D12を開弁させ、水回り供給管2への通水を行い
ながら、流入管13へも通水を行い、陽イオン交換樹脂
15を通水させることで得た軟水は、逆止弁21を介し
て水回り供給管2へと返送される。本実施例では、軟水
管20からの軟水と、水回り供給管からの水道水との流
量割合を4:1としており、より具体的に述べると、原
水硬度が100である水道水を硬度20の軟水として、
全自動洗濯機へ供給している(図11参照)。
【0039】陽イオン交換樹脂15の再生作業は、全自
動洗濯機が停止している際に、塩タンク部11に投入し
てある塩を用いて行われる。再生動作は、より素早く終
了させるために、イオンチェンジャー14内に負圧を形
成することから行われ、この負圧形成は、電磁弁D12
を開弁させ、流入管13から吐水管22に到る水路を形
成することで行われる(図12参照)。尚、この際、水
回り供給管2の出口側からは、全自動洗濯機が停止し
て、洗濯機電磁弁(図示省略)が閉弁しているので、水
が流出することはない。
【0040】イオンチェンジャー14内に負圧が形成さ
れた状態で、電磁弁C9を開弁させると、給水管10か
ら塩タンク部11に入水した水道水が、塩を溶解して塩
水となり、網部材25を通過して、弁19から陽イオン
交換樹脂15に流入する。この時、陽イオン交換樹脂1
5への塩水の流入は、負圧が形成されていることから素
早く、円滑に行われることとなる。陽イオン交換樹脂1
5を通過した塩水は、吐水管22により、軟水化装置1
の系外へと流出する(図13参照)。
【0041】陽イオン交換樹脂15の再生を終えた後
は、陽イオン交換樹脂15及び配管内のクリーニングを
行う。クリーニングは、電磁弁D12を閉弁して、流入
管13からイオンチェンジャー14へと水道水を入水さ
せ、吐水管22より軟水化装置1の系外へと排水させる
(図14参照)。尚、クリーニングは、全自動洗濯機が
停止している状態で行われるので、水回り供給管2の出
口側から全自動洗濯機へと水が供給されることはない。
【0042】
【発明の効果】本発明の軟水化装置は、既設の様々な水
回り機器に対して後付が可能であり、軟水化装置を水回
り機器に接続する際に、電気的な接続を行うことなく、
水配管を接続するだけで済むので、新たに軟水化装置を
内蔵した水回り機器を購入する必要がなく、軟水化装置
の設置作業時間も大幅に短縮することが可能となる。ま
た、水回り供給管に、通電時に閉弁し、非通電時に開弁
する電磁弁を設けた場合には、軟水化装置の運転スイッ
チを押下せずとも、水道水を得ることができ、軟水化装
置の運転スイッチを押下して軟水を得ることもできる。
【0043】本発明の軟水化装置は、軟水管に水回り供
給管からの水の流入を阻止する逆止弁を設置すること
で、イオンチェンジャーへの水の流入を定まった流路か
ら行うことが可能となり、効率的に軟水の製造を行うこ
とができる。また、陽イオン交換樹脂へと供給する水を
通水する流入管に、開閉弁を設けた場合には、軟水と水
道水とを切り替えて水回り機器へと供給することができ
る。更に、流入管に流量調整手段を設けた場合には、給
水源である1次側の水量に係わらず、一定量の軟水を製
造することが可能となり、タイマー等を用いて通水時間
を制御することで、浴槽等に指定した水量の軟水を貯水
することや、予め設定した硬度の軟水を製造することが
できる。
【0044】本発明の軟水化装置は、軟水製造量が陽イ
オン交換樹脂のイオン交換能力を超えると、再生作業を
行う必要がある。この際、イオンチェンジャーに塩タン
クを設けた場合には、陽イオン交換樹脂の再生作業を容
易に行うことができ、塩水ではなく塩を貯留すること
で、装置全体の小型化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である軟水化装置の水路原理
図。
【図2】図1に示す軟水化装置の、作動開始初期の水の
流れを示す水路原理図。
【図3】図1に示す軟水化装置の、軟水製造時の水の流
れを示す水路原理図。
【図4】図1に示す軟水化装置の、負圧形成時の水の流
れを示す水路原理図。
【図5】図1に示す軟水化装置の、陽イオン交換樹脂の
再生時の水の流れを示す水路原理図。
【図6】図1に示す軟水化装置の、配管クリーニング時
の水の流れを示す水路原理図。
【図7】図1に示す軟水化装置の、洗濯動作フローチャ
ート。
【図8】図1に示す軟水化装置の、再生動作フローチャ
ート。
【図9】本発明の別の実施例を示す軟水化装置の水路原
理図。
【図10】図9に示す軟水化装置の、作動開始初期の水
の流れを示す水路原理図。
【図11】図9に示す軟水化装置の、軟水製造時の水の
流れを示す水路原理図。
【図12】図9に示す軟水化装置の、負圧形成時の水の
流れを示す水路原理図。
【図13】図9に示す軟水化装置の、陽イオン交換樹脂
の再生時の水の流れを示す水路原理図。
【図14】図9に示す軟水化装置の、配管クリーニング
時の水の流れを示す水路原理図。
【符号の説明】
1.軟水化装置 2.水回り供
給管 3.電磁弁A 4.水路分岐
壁 5.流量調整弁A 6.流量調整
弁B 7.電磁弁B 8.排水管 9.電磁弁C 10.給水管 11.塩タンク部 12.電磁弁
D 13.流入管 14.イオン
チェンジャー 15.陽イオン交換樹脂 16.網A 17.網B 18.ボール 19.弁 20.軟水管 21.逆止弁 22.吐水管 23.水量センサ 24.つまみ 25.網部材 26.制御装
置 27.報知ランプ 28.再生ラ
ンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D060 CD09 4D025 AA02 AB19 BA08 BB11 BB18 CA06 CA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水回り機器へ水を供給するための水回り
    供給管と、その水回り供給管から分岐して陽イオン交換
    樹脂を内蔵したイオンチェンジャーに給水を行うための
    流入管と、上記イオンチェンジャーにて製造された軟水
    を水回り供給管へと合流する軟水管とを有し、上記水回
    り供給管の流入管を分岐させた箇所よりも下流側であり
    且つ軟水管を接続した箇所よりも上流側に、開閉弁を設
    けた軟水化装置。
  2. 【請求項2】 水回り供給管が、水流検出手段を備えて
    いる請求項1に記載の軟水化装置。
  3. 【請求項3】 開閉弁が、通電時に閉弁し、非通電時に
    開弁する電磁弁である請求項1又は2に記載の軟水化装
    置。
  4. 【請求項4】 軟水管が、水回り供給管からの水の流入
    を阻止する逆止弁を備えている請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の軟水化装置。
  5. 【請求項5】 流入管が、開閉弁を備えている請求項1
    乃至4のいずれかに記載の軟水化装置。
  6. 【請求項6】 流入管が、流量調整手段を備えている請
    求項1乃至5のいずれかに記載の軟水化装置。
  7. 【請求項7】 イオンチェンジャーが、陽イオン交換樹
    脂の再生を行うため塩水を製造する塩タンク部を有して
    いる請求項1乃至6のいずれかに記載の軟水化装置。
  8. 【請求項8】 水回り機器が、洗濯機、洗面化粧台、浴
    室水栓又は台所水栓である請求項1乃至7のいずれかに
    記載の軟水化装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS637891A (ja) * 1986-06-30 1988-01-13 Nitto Seiko Co Ltd 浄水器
JPH07501746A (ja) * 1992-09-28 1995-02-23 オートトロール・コーポレーション 水処理システムの再生を制御する方法
JPH10174966A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Toto Ltd 水処理装置

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