JP2001218388A - バッテリ充電装置、非常用点灯装置および防災照明装置 - Google Patents

バッテリ充電装置、非常用点灯装置および防災照明装置

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JP2001218388A
JP2001218388A JP2000023128A JP2000023128A JP2001218388A JP 2001218388 A JP2001218388 A JP 2001218388A JP 2000023128 A JP2000023128 A JP 2000023128A JP 2000023128 A JP2000023128 A JP 2000023128A JP 2001218388 A JP2001218388 A JP 2001218388A
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JP
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lighting device
emergency
voltage
monitoring means
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JP2000023128A
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Hiroshi Suzuki
浩史 鈴木
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】空バッテリまたは空に近いバッテリを接続した
場合には、通常より過大な充電電流が流れるため、交流
電源は正常であっても充電回路の出力電圧が所定値より
低下し、交流電源の非常と判定してしまうことがある。
この場合、非常用照明装置を作動させる、非常用照明装
置を作動させる結果バッテリを充電できない、という問
題を生じる。 【解決手段】交流電源3が非常状態になると、電圧監視
手段8が非常信号を出力する。一方、バッテリ1として
空バッテリが接続されると、このバッテリへの充電電流
は、ある程度充電されているバッテリの充電電流に比し
て大きく、充電回路2の出力電圧が低下して電圧監視手
段が非常信号を出力しようとする。しかし、上記充電電
流は電流検出手段10によって検出され、バッテリ監視
手段11は電圧監視手段からの非常信号の出力を抑制す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、充電用の交流電
源の正常・非常を検出可能なバッテリ充電装置、非常用
点灯装置および防災照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリの充電装置において、充電用の
交流電源が停電等の非常状態になったときには、この非
常状態を表示したり、交流電源に代えてこれまで充電さ
れていたバッテリを電源として所要の負荷に給電するよ
うにしたりするものがある。
【0003】たとえば、誘導灯、非常用照明器具のよう
な防災照明装置においては、常用電源である商用の交流
電源が非常状態になると、交流電源に換えてバッテリか
らの給電により照明を行うようにしている。この防災照
明装置に用いられている非常用点灯装置の一例を図4を
参照して説明する。
【0004】図4において、バッテリ400は充電回路
401を介して交流電源402から充電されるようにな
っている。充電回路401は、降圧用のトランス40
3、高周波ノイズ吸収用のコンデンサ404、整流装置
405、平滑コンデンサ406、定電圧装置407、充
電抵抗408、逆流防止用のダイオード409を有して
いる。
【0005】前記交流電源402には常用照明装置41
0が接続され、交流電源402が正常であれば交流電源
402から給電されて作動可能になっている。この常用
照明装置410は、光源411としてのけい光ランプ
と、この光源411を点灯する第1の点灯装置412と
からなる。第1の点灯装置412は、特に回路を限定さ
れるものではなく各種のものを使用可能であるが、たと
えば後述する第2の点灯装置と同様な回路構成のものを
使用できる。
【0006】前記バッテリ400には非常用照明装置4
13が接続されている。図4のものは、非常用照明装置
413の光源として前記常用照明装置410の光源41
1を兼用するようにしている。非常用照明装置413
は、光源411を点灯するための第2の点灯装置414
を有している。この第2の点灯装置414と前記第1の
点灯装置412とは実質的に同時に作動することはな
く、いずれか一方が作動しているときは他方は停止する
ようになされる。
【0007】第2の点灯装置414の詳細を説明する。
一対のトランジスタ415、416がバッテリ400か
ら見て互いに並列的関係になるように設けられ、これら
一対のトランジスタ415、416のコレクタ間にトラ
ンス417の入力巻線417aが接続されている。トラ
ンス417は出力巻線417bと、一対のフィラメント
巻線417f、417f、各出力端をそれぞれ前記トラ
ンジスタ415、416のベースに接続された帰還巻線
417cとを有している。前記入力巻線417aには並
列共振用のコンデンサ418が並列接続され、前記出力
巻線417bおよび一対のフィラメント巻線417f、
417fには限流用のコンデンサ419、420、42
1が直列接続されている。
【0008】入力巻線417aの中点とバッテリ400
の一方の出力端との間にはインダクタ422が介挿され
ている。このインダクタ422は、バッテリ400から
入力巻線417aに流れる電流を定電流化して連続的な
ものにするとともに、直流電圧と共振電圧との差の電圧
を負担する作用を有する。
【0009】バッテリ400の一方の出力端と前記トラ
ンジスタ415、416のベースとの間には後述するト
ランジスタ423のエミッタ・コレクタを介してベース
抵抗424、425が設けられている。
【0010】このように第2の点灯装置414は、プッ
シュプル形の定電流インバータを主として構成されるも
のであり、たとえば数KHz〜百KHZの間の高周波電
圧を出力して光源411を点灯する。なお、第1の点灯
装置412も第2の点灯装置414と同様な回路構成と
することができるが、第1点灯装置の場合は入力側に交
流電源402の電圧を整流(必要に応じて平滑も)する
整流手段(図示せず。)が付加される。
【0011】常用照明装置410および非常用照明装置
413のいずれを作動させるのかを制御するのが電圧監
視手段426である。電圧監視手段426は定電圧装置
407と並列的に、励磁コイル427、ダイオード42
8およびトランジスタ429の直列回路を設けている。
一方、平滑用のコンデンサ406と並列的に、抵抗43
0、定電圧素子431および抵抗432の直列回路を設
けている。そして、定電圧素子431および抵抗432
の中間を前記トランジスタ429のベースに接続してい
る。さらに、トランジスタ429のコレクタ・エミッタ
によって自己のベース・エミッタを短絡される関係にト
ランジスタ433が設けられている。前記トランジスタ
423のベースは、抵抗434を介してこのトランジス
タ433のコレクタに接続されている。バッテリ400
と並列的に抵抗435およびコンデンサ436の直列回
路が接続され、この直列回路の中点はトランジスタ43
3のベースに接続されている。
【0012】前記励磁コイル427に制御されて開閉す
るリレー接点437は光源411を第1点灯装置412
または第2の点灯装置414に接続するものである。す
なわち、励磁コイル427が通電されているときにはリ
レー接点437をそれぞれa接点側に接続して、光源4
11を第1の点灯装置412に接続する。また、励磁コ
イル427が通電を遮断されるとリレー接点437をそ
れぞれb接点側に接続して、光源411を第2の点灯装
置414に接続する。
【0013】このような従来技術は、交流電源402が
正常時においては、光源411が第1の点灯装置412
により点灯するとともに、バッテリ400が充電回路4
01によって充電されている。すなわち、電圧監視手段
426において、充電回路401の平滑用のコンデンサ
406の両端電圧が所定値以上であるから定電圧素子4
31は導通してトランジスタ429がオンする。したが
って、励磁コイル427は通電され、また、トランジス
タ433はオフされてトランジスタ423もオフされ
る。
【0014】交流電源402が停電、電圧降下等した非
常時には、電圧監視手段426において、定電圧素子4
31が不導通になりトランジスタ429もオフするか
ら、励磁コイル427は通電を遮断されてリレー接点4
37をb接点側に接続する。これによって、光源411
は第2の点灯装置414により点灯可能となる。略同時
に、トランジスタ429のオフによりトランジスタ43
3がオンし、トランジスタ423がオンする。このトラ
ンジスタ423のエミッタ・コレクタを介して第2の点
灯装置414のトランジスタ415、416にベース電
流が供給されるようになり、発振を開始する。これによ
り光源411は、たとえば常用照明装置時より減光され
た状態で継続点灯する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術においては、満充電に近いバッテリが接続
されている場合には問題ないが、空バッテリまたは空に
近いバッテリを接続した場合にはつぎの問題があること
が分かった。すなわち、空バッテリまたは空に近いバッ
テリを接続した場合には、通常より過大な充電電流が流
れる。このため、交流電源は正常であっても図4の平滑
用のコンデンサ406の両端電圧が所定値より低下し、
定電圧素子431が不導通になってしまうことがある。
定電圧素子431が不導通になると、上記の説明から明
らかなように、光源を第2の点灯装置に接続する、第2
の点灯装置を作動させる、第2の点灯装置を作動させる
結果バッテリを充電できない、といった問題を生じる。
【0016】以上は、防災照明装置に適用されている場
合を例に説明したが、その他の用途であっても、充電回
路の入力または出力電圧を監視して交流電源の正常・非
常を検出し、何らかの切換え動作を行わせたり、表示等
の警報を行ったりするものでは同様な問題を生じること
が容易に理解できる。
【0017】本願発明は、空バッテリまたは空に近いバ
ッテリを接続された場合でも、電源が非常状態であると
誤って検出することを防止できるバッテリ充電装置、非
常用点灯装置および防災照明装置を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のバッテリ
充電装置は、バッテリと、交流電源電圧を整流した電圧
にてバッテリを充電する充電回路と、充電回路の入力ま
たは出力電圧値に応じて交流電源の正常・非常を示す信
号を出力する電圧監視手段と、バッテリの充電電流に対
応した信号を検出する電流検出手段と、電流検出手段が
過電流を検出したとき、電圧監視手段からの非常信号の
出力を抑制するバッテリ監視手段と、を具備しているこ
とを特徴とする。
【0019】請求項1記載の発明および以下の発明にお
いて、特にことわらない限り各構成、各用語はつぎのよ
うに定義される。
【0020】バッテリはたとえばニッケル・カドミウム
蓄電池、鉛蓄電池、ニッケル水素蓄電池、リチウムイオ
ン蓄電池のような二次電池である。また、空バッテリ、
空に近いバッテリとは、特に数値的に範囲を特定するも
のではないが、満充電または満充電に近い状態のバッテ
リと充電電流の大きさで区別されるもので、この区別は
予め任意に設定可能である。設定は後述するバッテリ監
視手段等にて可能である。
【0021】空バッテリまたは空に近いバッテリが接続
される状態としては、充電回路、非常用点灯装置または
防災照明装置の初期からそのようなバッテリが接続され
る場合、使用中にバッテリが長時間放電させられた場合
が考えられるが、本発明はいずれも対応可能である。
【0022】充電回路は、回路構成を限定されず任意に
構成可能である。
【0023】電圧監視手段が検出する充電回路の入力ま
たは出力電圧値とは、交流電源の停電や電圧低下が現
れ、かつ、バッテリの過大な充電電流によって電圧低下
が生じる部分であればどこでもよいものである。正常・
非常信号は、たとえば非常用点灯装置のように第1、第
2の点灯装置の切換え用として使用したり、交流電源の
非常を知らせる表示器の作動用として使用したり、その
用途は任意である。電圧監視手段の具体構成も任意であ
り、当業者が適宜実施可能である。
【0024】電流検出手段は、抵抗を介挿しこの抵抗の
両端電圧を検出するもの、変流器を用いるもの、半導体
素子の増幅作用を利用するもの等どのようなものでもよ
い。前記抵抗を用いる場合には、抵抗として充電抵抗を
利用することが、部品の兼用による低価格化、小形化等
の点で有利である。
【0025】バッテリ監視手段は、前述のように空バッ
テリまたは空に近いバッテリとそれ以外のバッテリとを
区別する。たとえば、バッテリ監視手段が基準値を持
ち、この基準値と電流検出手段の検出値とを比較するよ
うに構成されている場合には、この基準値を上回るか下
回るかによって区別される。そして、区別するレベル
は、前記基準値の設定により任意に変更可能である。こ
のようなバッテリ監視手段は見掛けの構成上は電流検出
手段と一体的であってもよい。また、バッテリ監視手段
は、電圧監視手段からの非常信号の発生そのものを抑制
する他、非常信号の伝達を抑制するようなものであって
もよい。
【0026】本発明等において直列的とは、直列接続の
場合はもちろん間に他の部品を介在させて直列接続して
いる場合も含むものである。並列的も同様な意味で用い
ている。
【0027】請求項1記載の発明は、交流電源の正常時
でバッテリとしてある程度充電された(空バッテリでな
い。)バッテリが接続されている場合は、このバッテリ
を充電する。
【0028】交流電源が非常状態になると、電圧監視手
段が非常信号を出力する。この非常信号は必要に応じて
表示器等の作動制御に使用される。
【0029】バッテリとして空バッテリが接続される
と、このバッテリへの充電電流は、ある程度充電されて
いるバッテリの充電電流に比して大きい。また、空バッ
テリであるため、あるいはこの空バッテリに電力を取ら
れるため、充電回路の入力または出力電圧値は通常時よ
り低下し、電圧監視手段は交流電源が非常状態であると
判定する可能性がある。しかし、このときの大きい充電
電流は電流検出手段によって検出され、バッテリ監視手
段はこの検出信号に応じて電圧監視手段からの非常信号
の出力を抑制する。
【0030】請求項2記載の非常用点灯装置は、常時に
常用電源からの電力にて作動可能な常用照明装置と、バ
ッテリと、常時に常用電源の電圧にてバッテリを充電す
る充電回路と、常用電源の非常時にバッテリからの電力
にて作動可能な非常用照明装置と、充電回路の入力また
は出力電圧値に応動し、入力または出力電圧値が所定値
以上の正常時には常用照明装置を作動可能にするととも
にバッテリを充電し、入力または出力電圧値が所定値未
満の非常時にはバッテリにより非常用照明装置を作動可
能に切換える電圧監視手段と、バッテリの充電電流に対
応した信号を検出する電流検出手段と、電流検出手段が
過電流を検出したとき、電圧監視手段による正常時状態
から非常時状態への切換えを抑制するバッテリ監視手段
と、を具備していることを特徴とする。
【0031】請求項2記載の発明において、常用照明装
置および非常用照明装置は電球、熱陰極形の放電灯、冷
陰極形の放電灯、LED等どのような光源を点灯するも
のでもよく、光源を共通にしてもよいし、別個であって
もよい。
【0032】また、光源を点灯するための点灯装置が用
いられる場合、点灯装置はどのようなものでもよく、常
用照明装置と非常用照明装置とで共通のものを用いても
よい。さらに、光源が電球の場合には、常用照明装置お
よび非常用照明装置が実質的に回路部品を有しない場合
もあるが、その場合は光源をもって照明装置と称するも
のとする。
【0033】電圧監視手段における正常状態から非常状
態への切換え手段としては、リレーのように機械的接点
を用いるもの、半導体スイッチを用いる無接点形のも
の、あるいはこれらを組合わせたもののいずれでもよ
い。そして、その具体的構造、または回路構成は既知の
ものを適宜使用可能であるし、当業者であれば任意に構
成可能である。
【0034】本発明において、常用照明装置または非常
用照明装置を作動可能にするとは、実際に作動させるも
のの他に、作動可能ではあるがたとえば別個に設けられ
た操作スイッチ等により人為的に不作動にするようなも
のも含むことを意味する。
【0035】請求項2記載の発明は、交流電源の正常時
でバッテリとしてある程度充電されたバッテリが接続さ
れている場合は、このバッテリを充電するとともに、常
用照明装置を作動可能にしている。
【0036】交流電源が非常状態になると、電圧監視手
段が非常信号を出力する。この非常信号によりバッテリ
から給電されて非常用照明装置が作動可能になる。
【0037】バッテリとして空バッテリが接続される
と、電圧監視手段は交流電源が非常状態であると判定す
る可能性がある。しかし、このときの大きい充電電流が
電流検出手段によって検出され、バッテリ監視手段はこ
の検出信号に応じて電圧監視手段からの非常信号の出力
を抑制する。したがって、常用照明装置が作動可能のま
まであり、バッテリは充電される。
【0038】請求項3記載の防災照明装置は、防災照明
器具本体と、防災照明器具本体内に収納された請求項2
記載の非常用点灯装置と、を具備していることを特徴と
する。
【0039】請求項3の発明において、防災照明装置と
は誘導灯、非常用照明器具等、常用電源の非常時には常
時に充電されていたバッテリから給電されて点灯する光
源を有するものである。たとえば、避難口誘導灯、通路
誘導灯、客先誘導灯等であり、防災照明器具本体は、埋
め込み形にあっては、壁埋め込み部分、天井埋め込み部
分も含めたものである。また、パイプ吊り形のものはパ
イプおよびパイプに連続した箱体部分も含めたものであ
る。
【0040】請求項3記載の発明は請求項2記載の発明
と同様な作用となる。
【0041】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の一実施形態を説
明する。
【0042】図1は本発明の充電回路の一実施形態を示
す回路図である。バッテリ1が充電回路2を介して交流
電源3から充電されるようになっている。充電回路2
は、降圧トランス4、この降圧トランス4の出力を整流
する整流装置5、平滑用のコンデンサ6、充電抵抗7を
有している。
【0043】電圧監視手段8は、前記充電回路2の出力
電圧値を監視し、電圧値が所定値以上のときは正常信号
を出力し、電圧値が所定値未満のときには非常信号を出
力する。これら正常信号、非常信号は報知手段9に入力
されるようになっている。報知手段9は、前記各信号に
応じて正常状態、非常状態を音発生、ランプ点灯等の手
段により報知する。
【0044】バッテリ1と直列的に電流検出手段10が
設けられている。電流検出手段10はバッテリ1の充電
電流を検出し、検出信号をバッテリ監視手段11に供給
するようになっている。バッテリ監視手段11は、充電
電流が所定値より過大であるときには前記電圧監視手段
8からの非常信号出力を抑制する。このようなバッテリ
監視手段11としては、予め設定された基準値を持ち、
検出信号とこの基準値とを比較して電圧監視手段8に対
する制御信号を出力するように構成することができる。
【0045】つぎに本実施形態の作用を説明する。交流
電源3が正常時には電圧監視手段8が正常信号を出力
し、報知手段9も正常状態であることを報知している。
交流電源3の非常時には、電圧監視手段8が電圧の低下
を検出して非常信号を出力する。報知手段9はこの非常
信号を入力して、非常状態である旨を報知する。このと
き、バッテリ1を充電回路2から電気回路的に切離すと
か、バッテリ1を交流電源3の非常時として所要の負荷
に接続するとかは必要に応じて行われ得ることである。
【0046】バッテリ1として空バッテリまたは空に近
いバッテリが接続されると、このようなバッテリ1の充
電電流は過大なものとなり、充電回路2の出力電圧も低
下する。したがって、まず、電圧監視手段8は交流電源
3の非常状態であるとして非常信号を出力しようとす
る。しかし、電流検出手段10は、この過電流を検出
し、バッテリ監視手段11はこの過電流信号を受けて電
圧監視手段8からの非常信号出力を抑制する。このた
め、非常信号の出力は阻止され、報知手段9が非常状態
であると報知することがなく、バッテリ1は充電を継続
される。
【0047】図2は本発明の非常用点灯装置の一実施形
態を示す回路図である。以下、第2の実施形態を説明す
る。図2の実施形態は、図4に示した従来技術を改善し
たものである。したがって、図4と同じまたは対応する
部分には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。本実
施形態は、電流検出手段20を設けた点が従来技術と大
きく異なる。電流検出手段20は、バッテリ400の負
極側に直列接続された充電抵抗が兼用している。バッテ
リ監視手段21は、電圧監視手段426におけるトラン
ジスタ429のベースと電流監視手段20のバッテリ4
00側端部との間に設けられた定電圧素子である。
【0048】本実施形態の作用を説明する。交流電源4
02の正常時、非常時の作用は図4のものと同様であ
る。バッテリ400として空バッテリまたは空に近いバ
ッテリを接続された場合、充電電流が過大になり電流検
出手段20の両端電圧が大きくなる。したがって、定電
圧素子431の不導通によりトランジスタ429がオフ
しようとするのをバッテリ監視手段21が導通すること
によってオン状態に保つことになる。よって、電圧監視
手段426が交流電源402の非常状態であるとして、
光源411を第2の点灯装置414に接続する、第2の
点灯装置414を作動させる、第2の点灯装置414を
作動させる結果バッテリ400を充電できない、といっ
た問題がない。
【0049】図3は本発明の防災照明装置の一実施形態
を示す斜視図である。以下、防災照明装置の実施形態を
説明する。本実施形態は、避難口誘導灯の例を示し、照
明器具本体30は誘導表示板31を投光部32に有して
いる。図示は省略したが、照明器具本体30内の誘導表
示板31の背面側にはけい光ランプのような光源が配設
されている。また、これも図示を省略したが、大部分が
照明器具本体30の枠部33に位置するように、バッテ
リ、充電回路、第1の点灯装置、第2の点灯装置等が配
設されている。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、空バッテリまた
は空に近いバッテリを接続されることにより充電回路の
入力または出力電圧が低下し、電圧監視手段が非常信号
を出力しようとしても、電流検出手段が前記空バッテリ
または空に近いバッテリの過大な充電電流に反応して非
常信号の出力を抑制するから、交流電源が正常にもかか
わらず非常信号を出力することがない。したがって、非
常信号に基づく非常報知あるいは非常時に備えた動作へ
の切換えといった誤動作を防止できる。
【0051】請求項2記載の発明は、空バッテリまたは
空に近いバッテリを接続された場合には請求項1記載の
発明と同様に作用するから、常用電源が正常にもかかわ
らず非常用照明装置を作動させたり、非常用照明装置を
作動させることによりバッテリの充電が行われないとい
ったことを防止できる。
【0052】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果を備えた防災照明装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充電回路の一実施形態を示す回路図
【図2】本発明の非常用点灯装置の一実施形態を示す回
路図
【図3】本発明の防災照明装置の一実施形態を示す斜視
【図4】非常用点灯装置の従来技術を示す回路図
【符号の説明】
頂戴 1,400…バッテリ、2,401…充電回路、8,4
26…電圧監視手段、9…報知手段、10,20…電流
検出手段、11,21…バッテリ監視手段、410…常
用照明装置、413…非常用照明装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K082 AA32 AA33 BA05 BA12 BA24 BD03 BD04 BD37 EA02 EA06 5G003 AA01 BA01 CA04 CA14 CC02 DA05 GB06 5G015 FA16 GB02 HA15 JA01 JA07 JA25 JA32 JA35 JA53 JA55 KA01 KA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリと;交流電源電圧を整流した電圧
    にてバッテリを充電する充電回路と;充電回路の入力ま
    たは出力電圧値に応じて交流電源の正常・非常を示す信
    号を出力する電圧監視手段と;バッテリの充電電流に対
    応した信号を検出する電流検出手段と;電流検出手段が
    過電流を検出したとき、電圧監視手段からの非常信号の
    出力を抑制するバッテリ監視手段と;を具備しているこ
    とを特徴とするバッテリ充電装置。
  2. 【請求項2】常時に常用電源からの電力にて作動可能な
    常用照明装置と;バッテリと;常時に常用電源の電圧に
    てバッテリを充電する充電回路と;常用電源の非常時に
    バッテリからの電力にて作動可能な非常用照明装置と;
    充電回路の入力または出力電圧値に応動し、入力または
    出力電圧値が所定値以上の正常時には常用照明装置を作
    動可能にするとともにバッテリを充電し、入力または出
    力電圧値が所定値未満の非常時にはバッテリにより非常
    用照明装置を作動可能に切換える電圧監視手段と;バッ
    テリの充電電流に対応した信号を検出する電流検出手段
    と;電流検出手段が過電流を検出したとき、電圧監視手
    段による正常時状態から非常時状態への切換えを抑制す
    るバッテリ監視手段と;を具備していることを特徴とす
    る非常用点灯装置。
  3. 【請求項3】防災照明器具本体と;防災照明器具本体内
    に収納された請求項2記載の非常用点灯装置と;を具備
    していることを特徴とする防災照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102281675A (zh) * 2011-06-02 2011-12-14 胡兴 Led巡检灯控制电路
CN110167237A (zh) * 2019-06-26 2019-08-23 广东南一华电气有限公司 一种应急照明控制电路

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