JPH09306678A - 非常用点灯装置および非常用照明装置 - Google Patents

非常用点灯装置および非常用照明装置

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JPH09306678A
JPH09306678A JP11754196A JP11754196A JPH09306678A JP H09306678 A JPH09306678 A JP H09306678A JP 11754196 A JP11754196 A JP 11754196A JP 11754196 A JP11754196 A JP 11754196A JP H09306678 A JPH09306678 A JP H09306678A
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JP
Japan
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high frequency
power source
lamp
lighting device
power supply
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JP11754196A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Mita
一敏 三田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御手段が電源電圧の低下時に動作停止信号を
発生しても従来のようなランプが点滅するという問題の
ない非常用点灯装置を提供する。 【構成】停電検出手段によって交流停電時にバッテリ電
源を高周波発生手段に接続し、バッテリ電源の電圧が印
加されて作動し、バッテリ電圧の低下を検出して動作停
止信号を発生する制御手段を備えるとともに、動作停止
信号を高周波発生手段に入力しないように阻止する信号
阻止手段を設けた。非常時に高周波発生手段に対してラ
ンプ点灯電力を提供してバッテリの端子電圧が低下して
いき、所定値を超えたときに制御手段が動作停止信号を
発生しても、この動作停止信号は信号阻止手段によって
阻止され、高周波発生手段には入力しないから、ランプ
がバッテリ電源の一時的回復によって点滅するようなこ
とはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流停電時にランプ
をバッテリ電源を用いて点灯する非常用点灯装置および
非常用照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非常用点灯装置としては、交流電
源によって直接作動する常用点灯回路と、交流停電時に
バッテリ電源によって作動する高周波インバータとの両
者を備え、停電検出・切換手段によってこれらをランプ
に対して自動的に切り換えるもの(従来技術1)が知ら
れている。
【0003】また、たとえば特開昭49−23471号
公報に記載されているようにインバータに対して整流化
直流電源と、この電源によって充電されるバッテリ電源
とを並列的に設けて、これらを停電検出・切換手段によ
って切り換えるもの(従来技術2)も知られている。
【0004】図8は従来技術2を示す回路図である。
【0005】図において、81は高周波インバータ、8
2はランプ、83は停電検出・切換手段、84はバッテ
リ電源および充電回路、85は整流化直流電源、86は
交流電源である。すなわち、常時は停電検出・切換手段
83が作動していないため、高周波インバータ81には
整流化直流電源85が接続され、高周波インバータ81
の高周波出力でランプ82が点灯している。交流電源8
6が停電すると、停電検出・切換手段83が作動して高
周波インバータ81に対してバッテリ電源84が接続さ
れ、今度はバッテリ電源84によって高周波インバータ
81が作動してランプ82を点灯し続ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1および2の
いずれにしても、最近は回路構成の簡単化および多機能
化のために高周波インバータの制御にICを用いるよう
になってきた。このインバータ制御用のICはその入力
電圧が所定レベルより低下すると、内部回路の誤動作を
防止するために動作を停止するように設定されている。
また、このとき高周波インバータの動作を停止させる動
作停止信号を発生する機能が付与されている。
【0007】ところが、バッテリ電源接続時すなわち非
常点灯時に電源電圧が所定レベルVTH以下に低下したこ
とにより、ICの作用により動作停止信号が発生して高
周波インバータが動作を停止すると、バッテリ電源から
見た負荷がなくなるために、バッテリ電圧は一時的に回
復する。このときの電圧が所定値VTH以上であると、動
作停止信号が消失するために、高周波インバータは再動
作する。しかし、既にバッテリ電源は消耗しているの
で、バッテリ電圧はすぐ再びVTH以下となり、ICは動
作停止信号を発生するために、高周波インバータは再び
動作を停止する。以上の動作は図9によりよく理解でき
る。
【0008】図9はバッテリ電源電圧の時間に対する変
化を説明するグラフである。
【0009】図において、横軸は時間を、縦軸は電圧を
それぞれ示す。曲線Bが従来技術の電圧変化を示してい
る。
【0010】ICによる高周波インバータの制御は、上
述のように高周波インバータの間けつ発振を生起させる
ために、ランプが点滅状態を呈するという問題がある。
【0011】本発明は、制御手段が電源電圧の低下時に
動作停止信号を発生しても従来のような問題の発生しな
い非常用点灯装置および非常用照明装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の非常用
点灯装置は、高周波を発生する高周波発生手段と;高周
波発生手段の出力により付勢されるランプと;交流を直
流に変換する変換形直流電源と;バッテリ電源と;変換
形直流電源によりバッテリ電源を充電する充電手段と;
交流停電時にバッテリ電源を高周波発生手段に接続する
停電検出・切換手段と;バッテリの電圧が印加されて作
動し、 バッテリ電圧の低下を検出して動作を停止し、
このときに高周波発生手段の動作停止信号を発生する制
御手段と;動作停止信号が高周波発生手段に入力されな
いように阻止する信号阻止手段と;を具備していること
を特徴としている。
【0013】本発明および以下の各発明において特に特
定しない限り、各構成部分は次のとおりに構成される。
【0014】まず、高周波発生手段としてはたとえば高
周波インバータを用いるが、これに限定されるものでは
ない。高周波とは10KHz以上の周波数をいい、好ま
しくは20〜200KHzをいう。また、高周波発生手
段は、常用・非常用いずれの場合にも作動させる構成の
他に非常用点灯の際にのみ作動させる構成であってもよ
い。
【0015】ランプは、放電ランプ、白熱電球のいずれ
でもよい。放電ランプは低圧放電ランプ、高圧放電ラン
プのいずれでもよい。低圧放電ランプとしてはたとえば
蛍光ランプを使用することができる。蛍光ランプは熱陰
極形、冷陰極形のいずれでもよい 変換形直流電源とは、交流を直流に変換するものであれ
ば、どのような構成でもよく、また定電圧、降圧または
昇圧機能などを付加してもよい。
【0016】バッテリ電源には、所望のバッテリを使用
することができる。ニカド電池、鉛電池など既知の2次
電池のいずれも使用することができる。
【0017】停電検出・切換手段としては、有接点リレ
ーまたは無接点リレーなどを用いることができる。
【0018】本発明によれば、停電時に制御手段が高周
波発生手段に対する動作停止信号を発生しても、この信
号は信号阻止手段に阻止されて高周波発生手段には入力
しないので、高周波発生手段はバッテリ電源の電圧が所
定レベル以下になっても動作を継続する。したがって、
従来技術のような点滅はしない。このため、バッテリ電
源の電圧はスムーズに低下していき、やがて高周波発生
手段が作動し得ないか、またはランプが点灯し得ない低
い電圧まで到達すると、ランプは消灯する。
【0019】請求項2の発明の非常用点灯装置は、交流
を直流に変換する変換形直流電源と;バッテリ電源と;
変換形直流電源によりバッテリ電源を充電する充電手段
と;常時は変換形直流電源を選択し、交流停電時にバッ
テリ電源を選択する停電検出・切換手段と;停電検出・
切換手段が選択した電源から電気エネルギーの供給を受
けて作動し、高周波を発生する高周波発生手段と;高周
波発生手段の出力により付勢されるランプと;電源電圧
の低下を検出して動作を停止し、このときに高周波発生
手段の動作停止信号を発生する制御手段と;動作停止信
号が高周波発生手段に入力されないように阻止する信号
阻止手段と;を具備していることを特徴としている。
【0020】本発明において、高周波発生手段は常用お
よび非常用のいずれにおいても作動し、ランプは高周波
発生手段によって常に点灯される。
【0021】請求項3の発明の非常用点灯装置は、入力
端が交流電源に接続され、交流を直流に変換する変換形
直流電源と;変換形直流電源の直流出力端に入力端が接
続された充電手段と;充電手段の出力端に接続されたバ
ッテリ電源と;高周波発生手段と;高周波発生手段の入
力端およびバッテリ電源の間に介在して交流停電時にバ
ッテリ電源を高周波発生手段に接続する停電検出・切換
手段と;高周波発生手段の出力端に接続されたランプ
と;高周波発生手段に接続している電源の電圧を監視し
て所定値より低下した際に高周波発生手段に動作停止信
号を送出する制御手段と;動作停止信が高周波発生手段
に入力しないように阻止する信号阻止手段と;を具備し
ていることを特徴としている。
【0022】本発明は請求項1と同様に作動する。
【0023】請求項4の発明の非常用点灯装置は、高周
波を発生する高周波発生手段と;高周波発生手段の出力
により付勢されるランプと;交流を直流に変換する変換
形直流電源と;バッテリ電源と;変換形直流電源により
バッテリ電源を充電する充電手段と;交流停電時にバッ
テリ電源を高周波発生手段に接続する停電検出・切換手
段と;ランプの点灯異常を検出する点灯異常検出手段
と;電源電圧の低下を検出して動作を停止し、このとき
に高周波発生手段の動作停止信号を発生する機能および
ランプの点灯異常を検出した際に所定の制御をする機能
を備えた制御手段と;動作停止信号が高周波発生手段に
入力されないように阻止する信号阻止手段と;を具備し
ていることを特徴としている。
【0024】本発明は制御手段がランプの点灯異常を検
出して所定の制御たとえば高周波発生手段の動作停止ま
たは出力抑制およびまたは表示などの所定の制御をする
ことができるょうに構成されている。
【0025】ランプの点灯異常としては、種々の機能の
うち所望の機能を付与することができるが、たとえばラ
ンプの装着の有無、ランプの点灯の有無、ランプの寿命
などから任意に選択することができる。
【0026】請求項5の発明の非常用点灯装置は、請求
項1ないし4のいずれか一記載の非常用点灯装置におい
て、ランプの点灯異常の際にこれを表示する手段;を具
備していることを特徴としている。
【0027】本発明によれば、ランプの点灯異常時に高
周波発生手段の作動を停止するだけでなく、異常を表示
するので、異常の把握が容易である。
【0028】請求項6の発明の非常用点灯装置は、入力
端が交流電源に接続され、交流を直流に変換する変換形
直流電源と;変換形直流電源の直流出力端に入力端が接
続された充電手段と;充電手段の出力端に接続されたバ
ッテリ電源と;高周波発生手段と;高周波発生手段の入
力端と変換形直流電源およびバッテリ電源の間に介在し
て常時は変換形直流電源を選択的に高周波発生手段に接
続する停電検出・切換手段と;高周波発生手段の出力端
に接続されたランプと;ランプの点灯異常を検出する点
灯異常検出手段と;電源電圧の低下を検出して動作を停
止し、このときに高周波発生手段の動作停止信号を発生
する機能およびランプの点灯異常を検出した際に所定の
制御をする機能を備えた制御手段と;動作停止信号が高
周波発生手段に入力しないように阻止する信号阻止手段
と;を具備していることを特徴としている。
【0029】本発明は、高周波発生手段が常用および非
常用のいずれに対しても共用され、ランプの点灯異常を
検出して制御手段がこれに応じて制御動作をするので、
ランプは常用点灯および非常用点灯のいずれであるかに
かかわらず常に点灯異常に対して保護される。
【0030】請求項7の発明の非常用点灯装置は、請求
項4ないし6のいずれか一記載の非常用点灯装置におい
て、ランプの点灯異常を検出する点灯異常検出手段は、
ランプ点灯の有無およびランプが装着されているか否か
を検出することを特徴としている。
【0031】請求項8の発明の非常用点灯装置は、請求
項4ないし7のいずれか一記載の非常用点灯装置におい
て、ランプの点灯異常を検出する点灯異常検出手段は、
ランプ寿命を認定することを特徴としている。
【0032】本発明において、ランプ寿命はランプの点
灯累計時間を測定し、予め設定した累計時間に到達した
ときに、認定することができる。しかし、本発明はこれ
に限定されるものではなく、たとえばランプの明るさが
所定値にまで低下したらこれを寿命と認定してもよい。
また、この場合に使用したランプの明るさを初期点灯時
に記憶してこれを基準としても、さらに常に一定の値を
基準としてもよい。
【0033】請求項9の発明の非常用点灯装置は、請求
項1ないし8のいずれか一記載の非常用点灯装置におい
て、制御手段は、ICであることを特徴としている。
【0034】本発明によれば、配線実装が簡単となり、
装置の小形化にもなる。
【0035】請求項10の発明の非常用照明装置は、照
明装置本体と;照明装置本体に装備された請求項1ない
し9のいずれか一記載の非常用点灯装置と;を具備して
いることを特徴としている。
【0036】本発明において、照明装置としては、非常
用照明器具、誘導灯などに適用することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0038】図1は、本発明の非常用点灯装置の一実施
形態を示す回路図である。
【0039】図において、1は高周波発生手段、2はラ
ンプ、3は変換形直流電源、4はバッテリ電源および充
電手段、5は停電検出・切換手段、6は点灯異常検出手
段、7は制御手段、8は表示手段、9は電源電圧検出手
段である。なお、10は交流電源、11は信号阻止手段
である。
【0040】高周波発生手段1の入力端には停電検出・
切換手段5を介して変換形直流電源3とバッテリ電源と
のいずれかが停電の有無に応じて接続される。高周波発
生手段1は停電の有無にかかわらず常時作動し、ランプ
2は高周波発生手段1の高周波出力によって点灯され
る。
【0041】停電検出・切換手段5は交流電源の停電を
検出するので、交流回路に挿入しても、図1のように変
換形直流電源3の出力端に接続してもよい。この停電検
出・切換手段5はリレーをもって構成されている。
【0042】点灯異常検出手段6は点灯回路に直列接続
された検出抵抗6aと、その端子電圧を検出する検出回
路6bとからなる。そして、点灯異常検出手段6の検出
信号は制御手段7に送出される。
【0043】電源電圧検出手段9は高周波発生手段1の
入力端の電源電圧を検出し、所定値より低いときに検出
信号を制御手段7に送出する。
【0044】信号阻止手段11は制御手段7からの動作
停止信号が高周波発生手段1に到達しないように設けら
れている。
【0045】次に、作動について説明する。
【0046】常時は交流電源10からの交流電圧が変換
形直流電源3で直流電圧に変換され、停電検出・切換手
段5を介して高周波発生手段1の入力端に印加される。
高周波発生手段1は直流を高周波に変換して出力し、ラ
ンプ2は高周波で点灯する。バッテリ電源4は常時変換
形直流電源3の出力によって充電されている。
【0047】非常時すなわち交流電源が停電した場合、
停電検出・切換手段5がこれを検出してバッテリ電源4
を高周波発生手段1の入力端に接続する。したがって、
高周波発生手段1は引き続き作動してランプ2を点灯す
る。
【0048】一方、電源電圧検出手段9は高周波発生手
段1の入力電圧を監視している。非常時にバッテリ電源
が接続されている場合、時間が経過するにしたがって端
子電圧が低下していく。電源電圧検出手段9は内部に設
定した基準電圧VTHより検出電圧が低下したときに制御
手段7に対して検出信号を送出する。
【0049】点灯異常検出手段6はランプ2の点灯電流
を検出して点灯異常の有無を判断する。すなわち、点灯
電流が流れない状態を検出して点灯異常と判断する。す
なわち、本来ならば点灯電流が流れているのに流れてい
ないならば、ランプ2が正規に装着されていないか、ラ
ンプ2が消灯してしまったのものと判断することができ
る。点灯異常検出手段6が点灯異常を検出すると、制御
手段7に対して検出信号を送出する。
【0050】制御手段7は電源電圧検出手段9の検出信
号を受けて高周波発生手段1に対して動作停止信号を送
出する。しかし、制御手段7に対して信号阻止手段11
が設けてあるので、動作停止信号は阻止されて高周波発
生手段1には到達しない。
【0051】したがって、本実施形態によれば、図9の
曲線Aに示すようになり、ランプが点滅するようなこと
はない。
【0052】図2は変換形直流電源の一実施形態を示す
回路図である。
【0053】図において、31は雑音防止回路、32は
整流回路、33は降圧レギュレータである。33aは降
圧レギュレータ33の出力トランス、34は常用電源の
出力端子である。また、線(1)はバッテリおよび充電
手段4の接地側線路に接続し、線(2)は電源電圧検出
手段9に接続し、線(3)は高周波発生手段1の負端子
に接続している。
【0054】このようにして変換形長直流電源3は5V
の直流電源を得ている。
【0055】図3はバッテリ電源および充電手段の一実
施形態を示す回路図である。
【0056】図において、33bは変換形直流電源3の
出力トランス33の2次巻線、41はダイオード、42
は限流抵抗、43は定電流化用のトランジスタ、44は
バッテリ電源、45は充電モニタである。46は非常用
電源の出力端子である。線(1)は変換形直流電源3の
線(1)に接続している。
【0057】バッテリ電源44は常時充電手段4によっ
て所定電圧まで充電され、非常用電源として待機してい
る。
【0058】図4は高周波発生手段の一実施形態を示す
回路図である。
【0059】図において、11は一対のスイッチングト
ランジスタで、出力トランス12の1次巻線11pを介
して並列接続している。13は1次巻線11pの中点と
直流電源の正極との間に介在するリアクタ、14は制御
用トランジスタ、15は始動回路である。スイッチング
トランジスタ11のエミッタは直流電源の負極に接続す
る。
【0060】制御用トランジスタ14のベース回路の線
(4)は後述する制御手段7の線(4)に接続し、出力
トランス12の2次巻線12sの両端にはランプ2と検
出抵抗6aの直列回路が接続される。
【0061】図5は点灯異常検出手段の一実施形態を示
す回路図である。
【0062】図において、点灯回路に直列に挿入された
検出抵抗6aの端子電圧をダイオード61および62、
抵抗63、コンデンサ64からなる電圧検出回路6bで
監視し、検出抵抗6aの端子電圧が現れないときはトラ
ンジスタ65がオンして線(5)に電圧が現れる。この
線(5)は後述する制御手段7に入力する。なお、線
(6)は高周波発生手段1の入力の正端子に、また線
(2)は変換形直流電源3の線(2)に接続している。
【0063】図6は制御手段および信号阻止手段の一実
施形態を示す回路図である。
【0064】図において、71は制御用IC、72はリ
セット回路である。線(2)は変換形直流電源3の線
(2)に接続し、線(4)は高周波発生手段1の線
(4)に接続している。また、線(5)は点灯異常検出
手段6の線(5)に接続し、線(6)は高周波発生手段
1の入力の正端子に接続し、線(7)は変換形直流電源
3の線(7)に接続している。さらに、線(8)は後述
する電源電圧検出手段9の線(10)に接続し、線
(9)は表示手段8への信号出力線になっている。本実
施形態では、点灯異常検出手段6の線(5)からの電圧
が入力されると、線(4)および(5)にたとえばハイ
信号を出力して、高周波発生手段1の動作を停止させる
とともに、表示手段8を点灯させるようになっている。
リセット回路72はリセットスイッチ72aと抵抗72
bとの直列回路からなり、リセットスイッチ72aと抵
抗72bの接続点を制御用ICのリセット端子に接続し
てなり、ランプ1の交換時にリセットスイッチ72aを
閉じて制御用ICをリセットする。
【0065】信号阻止手段11はダイオードからなり、
これを線(4)と電源電圧検出手段9との間に接続す
る。すなわち、線(10)を電源電圧検出手段9の線
(10)に接続する。本実施形態のように信号阻止手段
11をダイオードで構成する場合、バッテリ電源44の
セル和に応じてダイオードを複数個直列接続することが
できる。この場合、バッテリ電源44の過放電防止に有
効である。
【0066】図7は、電源電圧検出手段の一実施形態を
示す回路図である。
【0067】図において、線(6)は高周波発生手段1
の入力の正端子に接続し、線(2)は変換形直流電源3
の線(2)に接続して、IC91にて電源電圧を監視
し、基準電圧を超えると、線(10)に出力信号(ハ
イ)を送出し、基準電圧を下回ると出力信号(ロー)を
送出する。線(10)は制御手段7の線(10)に接続
している。 したがって、本実施形態では、電源電圧検
出手段9が出力信号を送出しているときのみ制御手段7
からの動作停止信号が信号阻止手段11によってバイパ
スされて、高周波発生手段1への入力を阻止する。
【0068】図10は本発明の照明装置の一実施形態を
示す正面図である。
【0069】本実施形態の照明装置は高輝度形誘導灯で
あり、図において、101は照明装置本体、102は標
示パネルである。照明装置本体101は本実施形態で
は、箱状をなしてその下面を残して天井103に埋設さ
れ、内部に非常用点灯装置(図示しない。)を収納して
いる。標示パネル102は導光板とその前面に配置した
標識板とを含み、上辺が照明装置本体101に吊持され
ている。照明装置本体101内のランプ(図示しな
い。)は導光板の端面に導光関係をなして対面してい
る。ランプとしては冷陰極蛍光ランプが使用されてい
る。
【0070】ランプが常用電源または非常用電源のいず
れかにて点灯すると、その発光が導光板に入射し、入射
した光は導光板内で内面全反射を繰り返して導光板全体
をほぼ一様に光らせる。導光板の前面から外部に放射さ
れた光はさらに標識板をその背面から照明する。
【0071】
【発明の効果】請求項1ないし9の各発明によれば、制
御手段が動作停止信号を発生しても高周波発生手段には
入力しないから、バッテリ電源の電圧が低下したときに
ランプが点滅することのない非常用点灯装置を提供する
ことができる。
【0072】加えて請求項4の発明によれば、ランプの
点灯異常を検出して所定の制御を行うことができる。
【0073】請求項5の発明によれば、ランプに点灯異
常の際に表示をする非常用点灯装置を提供することがで
きる。
【0074】請求項7の発明によれば、ランプ点灯の有
無およびランプが装着されているか否かを検出すること
のできる非常用点灯装置を提供することができる。
【0075】請求項8の発明によれば、ランプ寿命を認
定することのできる非常用点灯装置を提供することがで
きる。
【0076】請求項10の発明によれば、請求項1ない
し9の各発明の効果を有する非常用照明装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非常用点灯装置の一実施形態を示す回
路図
【図2】変換形直流電源の一実施形態を示す回路図
【図3】バッテリおよび充電手段の一実施形態を示す回
路図
【図4】高周波発生手段の一実施形態を示す回路図
【図5】点灯異常検出手段の一実施形態を示す回路図
【図6】制御手段および信号阻止手段の一実施形態を示
す回路図
【図7】電源電圧検出手段の一実施形態を示す回路図
【図8】従来技術2を示す回路図
【図9】バッテリ電源電圧の時間に対する変化を説明す
るグラフ
【図10】本発明の照明装置の一実施形態を示す正面図
【符号の説明】
1…高周波発生手段 2…ランプ 3…変換形直流電源 4…バッテリ電源および充電手段 5…停電検出・切換手段 7…制御手段 9…電源電圧検出手段 11…信号阻止手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波を発生する高周波発生手段と;高周
    波発生手段の出力により付勢されるランプと;交流を直
    流に変換する変換形直流電源と;バッテリ電源と;変換
    形直流電源によりバッテリ電源を充電する充電手段と;
    交流停電時にバッテリ電源を高周波発生手段に接続する
    停電検出・切換手段と;バッテリの電圧が印加されて作
    動し、バッテリ電圧の低下を検出して動作を停止し、こ
    のときに高周波発生手段の動作停止信号を発生する制御
    手段と;動作停止信号が高周波発生手段に入力されない
    ように阻止する信号阻止手段と;を具備していることを
    特徴とする非常用点灯装置。
  2. 【請求項2】交流を直流に変換する変換形直流電源と;
    バッテリ電源と;変換形直流電源によりバッテリ電源を
    充電する充電手段と;常時は変換形直流電源を選択し、
    交流停電時にバッテリ電源を選択する停電検出・切換手
    段と;停電検出・切換手段が選択した電源から電気エネ
    ルギーの供給を受けて作動し、 高周波を発生する高周
    波発生手段と;高周波発生手段の出力により付勢される
    ランプと;電源電圧の低下を検出して動作を停止し、こ
    のときに高周波発生手段の動作停止信号を発生する制御
    手段と;動作停止信号が高周波発生手段に入力されない
    ように阻止する信号阻止手段と;を具備していることを
    特徴とする非常用点灯装置。
  3. 【請求項3】入力端が交流電源に接続され、交流を直流
    に変換する変換形直流電源と;変換形直流電源の直流出
    力端に入力端が接続された充電手段と;充電手段の出力
    端に接続されたバッテリ電源と;高周波発生手段と;高
    周波発生手段の入力端およびバッテリ電源の間に介在し
    て交流停電時にバッテリ電源を高周波発生手段に接続す
    る停電検出・切換手段と;高周波発生手段の出力端に接
    続されたランプと;高周波発生手段に接続している電源
    の電圧を監視して所定値より低下した際に高周波発生手
    段に動作停止信号を送出する制御手段と;動作停止信号
    が高周波発生手段に入力しないように阻止する信号阻止
    手段と;を具備していることを特徴とする非常用点灯装
    置。
  4. 【請求項4】高周波を発生する高周波発生手段と;高周
    波発生手段の出力により付勢されるランプと;交流を直
    流に変換する変換形直流電源と;バッテリ電源と;変換
    形直流電源によりバッテリ電源を充電する充電手段と;
    交流停電時にバッテリ電源を高周波発生手段に接続する
    停電検出・切換手段と;ランプの点灯異常を検出する点
    灯異常検出手段と;電源電圧の低下を検出して動作を停
    止し、このときに高周波発生手段の動作停止信号を発生
    する機能およびランプの点灯異常を検出した際に所定の
    制御をする機能を備えた制御手段と;動作停止信号が高
    周波発生手段に入力されないようにする阻止手段と;を
    具備していることを特徴とする非常用点灯装置。
  5. 【請求項5】ランプの点灯異常の際にこれを表示する手
    段;を具備していることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか一記載の非常用点灯装置。
  6. 【請求項6】入力端が交流電源に接続され、交流を直流
    に変換する変換形直流電源と;変換形直流電源の直流出
    力端に入力端が接続された充電手段と;充電手段の出力
    端に接続されたバッテリ電源と;高周波発生手段と;高
    周波発生手段の入力端と変換形直流電源およびバッテリ
    電源の間に介在して常時は変換形直流電源を選択的に高
    周波発生手段に接続する停電検出・切換手段と;高周波
    発生手段の出力端に接続されたランプと;ランプの点灯
    異常を検出する点灯異常検出手段と;電源電圧の低下を
    検出して動作を停止し、このときに高周波発生手段の動
    作停止信号を発生する機能およびランプの点灯異常を検
    出した際に所定の制御をする機能を備えた制御手段と;
    動作停止信号が高周波発生手段に入力しないように阻止
    する信号阻止手段と;を具備していることを特徴とする
    非常用点灯装置。
  7. 【請求項7】ランプの点灯異常を検出する点灯異常検出
    手段は、ランプ点灯の有無およびランプが装着されてい
    るか否かを検出することを特徴とする請求項4ないし6
    のいずれか一記載の非常用点灯装置。
  8. 【請求項8】ランプの点灯異常を検出する点灯異常検出
    手段は、ランプ寿命を認定することを特徴とする請求項
    4ないし7のいずれか一記載の非常用点灯装置。
  9. 【請求項9】制御手段は、ICであることを特徴とする
    請求項1ないし8のいずれか一記載の非常用点灯装置。
  10. 【請求項10】照明装置本体と;照明装置本体に装備さ
    れた請求項1ないし9のいずれか一記載の非常用点灯装
    置と;を具備していることを特徴とする非常用照明装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097212A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通信号制御機、交通信号制御システム
JP4514245B2 (ja) * 1999-03-05 2010-07-28 大成建設株式会社 建物におけるネオン点灯システム

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