JP2001218122A - テレビジョンチューナの入力回路 - Google Patents

テレビジョンチューナの入力回路

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JP2001218122A
JP2001218122A JP2000024735A JP2000024735A JP2001218122A JP 2001218122 A JP2001218122 A JP 2001218122A JP 2000024735 A JP2000024735 A JP 2000024735A JP 2000024735 A JP2000024735 A JP 2000024735A JP 2001218122 A JP2001218122 A JP 2001218122A
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Masaki Yamamoto
正喜 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM放送帯の二倍の周波数と同じ周波数のチ
ャンネルを受信する場合にもFM放送帯の信号による妨
害をなくす。 【解決手段】米国仕様の少なくともチャンネル6を含む
第一の周波数バンド又は少なくともチャンネル7乃至チ
ャンネル13を含む第二の周波数バンドに同調するよう
に切り替えられる同調回路3と、同調回路3にカスケー
ド接続された第一のトラップ回路4及び第二のトラップ
回路5とを備え、同調回路3を第二の周波数バンドに同
調したときには第一のトラップ回路4のトラップ周波数
をFM放送帯域内の第一の周波数に位置させ、第二のト
ラップ回路5のトラップ周波数を第一の周波数から離間
してFM放送帯域内の第二の周波数に位置させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米国仕様のテレビ
ジョン受信機に使用して好適なテレビジョンチューナの
入力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビジョンチューナの入力回路
を図6に従って説明する。入力端51と出力端52との
間にはトラップ回路53と同調回路54とがカスケード
接続され、トラップ回路53は入力端51側、同調回路
54は出力端52側に設けられる。トラップ回路53は
コンデンサ55とインダクタンス素子56とからなる並
列共振回路とこれに並列接続された第一のスイッチダイ
オード58によって構成され、インダクタンス素子56
は直流カットコンデンサ57を介してコンデンサ55に
並列接続される。
【0003】トラップ回路53はチャンネル6を受信し
たときのFM放送信号による妨害を低減するためのもの
であり、トラップ周波数、即ち並列共振回路の共振周波
数を米国仕様のFM放送帯域内の周波数(例えば、93
MHz)となるように設定されている。
【0004】同調回路54は第一の周波数バンド(チャ
ンネル2からチャンネル6までのローバンド)又はそれ
よりも周波数が高い第二の周波数バンド(チャンネル7
からチャンネル13までのハイバンド)に同調可能なよ
うに切り替えられる。そして、図示の通りに高周波的に
互いに直列に接続された四個のインダクタンス素子5
9、60、61、62と、これらのインダクタンス素子
59乃至62の全体に対して高周波的に並列に接続され
る第一のバラクタダイオード63と、第一の周波数バン
ドに同調するときにオフとなり、第二の周波数バンドに
同調するときにオンとなって二つのインダクタンス素子
60と61とを並列に接続する第二のスイッチダイオー
ド64と等を有している。そして、インダクタンス素子
60と61との接続点が第一のスイッチダイオード58
のアノードに接続される。
【0005】また、同調回路54と出力端子52との間
には第二のバラクタダイオード65と結合コンデンサ6
6とが直列に接続され、出力端子52には高周波増幅器
(図示せず)が接続される。
【0006】そして、第一のバラクタダイオード63の
カソードと第二のバラクタダイオード65のカソードが
同調電圧印加端子67に接続され、各アノードは直流的
に接地される。また、第一のスイッチダイオード58の
アノードと第二のスイッチダイオード64のカソードが
直流的に接地されると共に第一の端子68に接続され、
第二のスイッチダイオード64のアノードも直流的に接
地されると共に第二の端子69に接続され、第一のスイ
ッチダイオード58のカソードは直流的に接地されると
共に第三の端子70に接続される。
【0007】同調回路54を第一の周波数バンドに同調
するときは第一の端子68にバンド切替電圧を印加す
る。このうち、チャンネル6に同調するときは第三の端
子70にはチャンネル切替電圧を印加する。また、第二
の周波数バンドに同調するときは第二の端子69にバン
ド切替電圧を印加する。図7におけるその他のコンデン
サは全て直流カットコンデンサである。
【0008】以上の構成において、第一の端子68にバ
ンド切替電圧が印加されると、第一のスイッチダイオー
ド58がオンすると共に第二のスイッチダイオード64
がオフする。この結果、トラップ回路53の動作が無効
となり、同調回路54は図7のカーブAに示すように、
第一の周波数バンドに同調する特性となる。その同調周
波数は同調電圧印加端子67に印加される同調電圧によ
って変えられる(カーブAはチャンネル2に同調した場
合)。チャンネル6に同調するときは第三の端子70に
も切替電圧が印加されるので第二のスイッチダイオード
58はオフとなり、トラップ回路53の動作は有効とな
る。従って、カーブBに示すように、FM放送帯が減衰
する同調特性となる。
【0009】一方、第二の端子69に切替電圧が印加さ
れると、第一及び第二のスイッチダイオード58、64
は共にオン状態となる。この結果、トラップ回路53が
無効となり、同調回路54は、カーブCに示すような第
二の周波数バンドに同調する特性となる。同調周波数は
同調電圧印加端子67に印加される同調電圧によって変
えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、チャン
ネル7からチャンネル13までの第二の周波数バンドに
同調した場合においては、トラップ回路53のトラップ
動作が無効となっているので、FM放送帯の信号は同調
回路54に入力される。そして、FM放送帯の二倍の周
波数(176MHz〜216MHz)が第二の周波数バ
ンドの周波数に合致することから、第二の周波数バンド
のチャンネルを受信すると、同調回路の54の次段に設
けられた高周波増幅器において、FM放送帯の信号の二
倍高調波が発生し、これが受信妨害を起こす。
【0011】そこで、本発明は、FM放送帯の二倍の周
波数と同じ周波数のチャンネルを受信する場合にもFM
放送帯の信号による妨害をなくすことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のテレビジョンチューナの入力回路は、米国
仕様の少なくともチャンネル6を含む第一の周波数バン
ド又は少なくともチャンネル7乃至チャンネル13を含
む第二の周波数バンドに同調するように切り替えられる
同調回路と、前記同調回路にカスケード接続された第一
のトラップ回路及び第二のトラップ回路とを備え、前記
同調回路を前記第二の周波数バンドに同調したときには
前記第一のトラップ回路のトラップ周波数をFM放送帯
域内の第一の周波数に位置させ、前記第二のトラップ回
路のトラップ周波数を前記第一の周波数から離間して前
記FM放送帯域内の第二の周波数に位置させた。
【0013】また、前記同調回路を前記チャンネル6に
同調したときには前記第一のトラップ回路のトラップ周
波数を前記FM放送帯域内の第三の周波数に位置させる
と共に、前記第二のトラップ回路を動作不能にした。
【0014】また、前記同調回路を前記第一の周波数バ
ンドにおける前記チャンネル6以外のチャンネルに同調
したときには前記第一のトラップ回路と前記第二のトラ
ップ回路とを共に動作不能にした。
【0015】また、前記第一のトラップ回路はその両端
間に接続されたバラクタダイオードを有する並列共振回
路から構成されると共に信号経路に直列に挿入され、前
記並列共振回路は前記バラクタダイオードに第一の逆バ
イアス電圧を印加したときに前記第一の周波数に共振す
ると共に第二の逆バイアス電圧を印加したときに前記第
三の周波数に共振するように構成され、前記第二のトラ
ップ回路は前記第二の周波数に共振する直列共振回路と
前記直列共振回路に直列に接続されたスイッチトランジ
スタとから構成されると共に信号経路とグランドとの間
に接続され、前記同調回路を前記第二の周波数バンドに
同調するときには前記バラクタダイオードに前記第一の
逆バイアス電圧を印加すると共に前記スイッチトランジ
スタをオンさせ、前記同調回路を前記チャンネル6に同
調するときには前記バラクタダイオードに前記第二の逆
バイアス電圧を印加すると共に前記スイッチトランジス
タをオフさせ、前記同調回路を前記第一の周波数バンド
における前記チャンネル6以外のチャンネルに同調する
ときには前記バラクタダイオードに順方向電圧を印加す
ると共に前記スイッチトランジスタをオフにした。
【0016】また、前記同調回路を前記第一の周波数バ
ンドに切り替えるためのバンド切替電圧を印加する第一
の端子と、前記同調回路を前記第二の周波数バンドに切
り替えるためのバンド切替電圧を印加する第二の端子
と、前記チャンネル6に同調するときに前記バラクタダ
イオードのカソードにバイアス電圧を印加するための第
三の端子とを有し、前記バラクタダイオードのアノード
を第一の抵抗を介して接地すると共に第二の抵抗を介し
て前記第一の端子に接続し、前記バラクタダイオードの
カソードを第三の抵抗を介して接地すると共に前記第三
の端子に接続し、前記スイッチトランジスタのベースを
前記第二の端子に接続し、前記バラクタダイオードのカ
ソードと前記第二の端子との間にダイオードを接続し、
前記ダイオードのPN接合の方向と前記バラクタダイオ
ードのPN接合方向とを互いに逆にした。
【0017】また、前記同調回路は同調インダクタンス
素子と、前記バンド切替電圧によってオン又はオフに切
り替えられると共に前記同調インダクタンス素子のイン
ダクタンス値を切り替えるスイッチダイオードと、前記
スイッチダイオードのカソードを直流的に接地する第一
の接地抵抗を有し、前記バラクタダイオードのアノード
を前記同調インダクタンス素子を介して前記第一の接地
抵抗と前記第一の端子とに接続し、前記第一の接地抵抗
を前記第一の抵抗とした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のテレビジョンチュ
ーナの入力回路を図面に従って説明する。図1は本発明
のテレビジョンチューナの入力回路の構成を示す回路
図、図2は本発明のテレビジョンチューナの入力回路の
第一の周波数バンドにおける等価回路図、図3は本発明
のテレビジョンチューナの入力回路の伝送特性図、図4
は本発明のテレビジョンチューナの入力回路の第一の周
波数バンドにおける他の等価回路図、図5は本発明のテ
レビジョンチューナの入力回路の第二の周波数バンドに
おける等価回路図を示す。
【0019】先ず、図1において、入力端1と出力端2
との間には同調回路3と第一のトラップ回路4と第二の
トラップ回路5とがカスケード接続され、第二のトラッ
プ回路5が入力端1側、同調回路3が出力端2側に設け
られ、第一のトラップ回路4は同調回路3と第二のトラ
ップ回路5との間に設けられる。なお、同調回路3と第
一のトラップ回路4と第二のトラップ回路5とのカスケ
ード接続順序は必ずしも上記の通りに限られることはな
い。
【0020】同調回路3は二つの周波数バンドに同調可
能なように切り替えられる構成を有している。一例とし
て、第一の周波数バンドは米国仕様のテレビジョンのチ
ャンネル2(映像搬送波周波数が55.25MHz)か
らチャンネル6(映像搬送波周波数が83.25MH
z)までのローバンドであり、第二の周波数バンドは第
一の周波数バンドよりも高い、チャンネル7(映像搬送
波周波数が175.25MHz)からチャンネル13
(映像搬送波周波数が211.25MHz)までのハイ
バンドである。なお、第一の周波数バンドと第二の周波
数バンドとの間にはFM放送帯域(88MH〜108M
Hz)がある。
【0021】同調回路3は、図示の通りに高周波的に互
いに直列に接続された四個の同調用インダクタンス素子
6、7、8、9と、これらのインダクタンス素子6乃至
9の全体に対して高周波的に並列に接続される同調用バ
ラクタダイオード10と、第一の周波数バンドに同調す
るときにオフとなり、第二の周波数バンドに同調すると
きにオンとなると共に二つのインダクタンス素子7と8
とを並列に接続して全体のインダクタンス値を切り替え
るスイッチダイオード11と等を有している。インダク
タンス素子9の一端は高周波的に接地されている。
【0022】そして、スイッチダイオード11のカソー
ドはインダクタンス素子7、8、9とさらに第一の抵抗
12とを直列に介して接地されると共に、インダクタン
ス素子7、8、9とさらに第二の抵抗13とを直列に介
して第一の端子14に接続される。また、アノードは第
二の端子15に接続される。第一の端子14には同調回
路3を第一の周波数バンドに同調可能な状態に切り替え
るためのバンド切替電圧(例えば、5ボルト)が印加さ
れ、第二の端子15には同調回路3を第二の周波数バン
ドに同調可能な状態に切り替えるためのバンド切替電圧
(例えば、5ボルト)が印加される。また、同調回路3
と出力端2との間には結合用バラクタダイオード16と
結合コンデンサ17とが直列に接続され、出力端子2に
は高周波増幅器(図示せず)が接続される。同調用バラ
クタダイオード10のアノードと結合用バラクタダイオ
ード16のアノードとは互いに接続されて直流的に接地
され、各カソードは同調電圧印加端子18に接続され
る。
【0023】第一のトラップ回路4はバラクタダイオー
ド21とコンデンサ22とインダクタンス素子23とが
互いに並列に接続されて並列共振回路を構成し、信号経
路に直列に挿入される。インダクタンス素子23は直流
カットコンデンサ24を介してバラクタダイオード21
及びコンデンサ22に並列に接続される。
【0024】そして、バラクタダイオード21のアノー
ドはインダクタンス素子7とインダクタンス素子8との
接続点に接続されて、インダクタンス素子8、9を直列
に介して第一の抵抗12に接続されると共に、インダク
タンス素子8、9と第二の抵抗13とを直列に介して第
一の端子14に接続される。また、カソードは第三の抵
抗25を介して接地されると共に、第三の端子26に接
続される。さらに、バラクタダイオード21のカソード
と第二の端子15との間には逆流防止用のダイオード2
7が接続され、ダイオード27のPN接合の方向はバラ
クタダイオード21のPN接合の方向と逆となってい
る。第三の端子26には同調回路3をチャンネル6に同
調させるときにだけバイアス電圧(例えば、5ボルト)
が印加される。
【0025】ここで、第一のトラップ回路4の共振周波
数、即ち、トラップ周波数はバラクタダイオード21に
印加される逆バイアス電圧によって決まるが、同調回路
3を第二の周波数バンドに同調させる場合には第二の端
子15に印加するバンド切替電圧によってバラクタダイ
オード21のアノードとカソード間には第一の逆バイア
ス電圧が印加され、チャンネル6に同調する場合には第
一の端子14に印加されるバンド切替電圧と第三の端子
26に印加されるバイアス電圧によって第二の逆バイア
ス電圧が印加される。これらの逆バイアス電圧は第一の
抵抗12、第二の抵抗13、第三の抵抗25などによっ
て設定される。
【0026】そして、第一の逆バイアス電圧のときのト
ラップ周波数は、FM放送帯域内の第一の周波数、例え
ば92MHzに設定し、第二の逆バイアス電圧のときの
トラップ周波数はそれよりも高い第三の周波数、例えば
95MHzに設定する。
【0027】第二のトラップ回路5はインダクタンス素
子31とコンデンサ32とからなる直列共振回路とこの
直列共振回路に直列に接続されたスイッチトランジスタ
33とから構成され、信号経路とグランドとの間に接続
される。スイッチトランジスタ33はベースに電圧が印
加されない状態ではオフとなっており、ベースは第二の
端子15に接続されている。第二のトラップ回路5の共
振周波数、即ちトラップ周波数は、第一の周波数から離
間して、FM放送帯域内の第二の周波数、例えば90M
Hzとなるように設定される。
【0028】以上の構成において、第一の端子14にバ
ンド切替電圧が印加されると、スイッチダイオード11
がオフ状態となり、バラクタダイオード21はオンとな
る。この結果、第一のトラップ回路4は動作不能となる
と共に同調回路3は第一の周波数バンドに同調可能とな
る。このときの等価回路は図2に示すようになり、伝送
特性は図3のカーブAに示すようになる。同調周波数は
同調電圧印加端子18に印加される同調電圧によって変
えられる。
【0029】そして、同じ第一の周波数バンド内のチャ
ンネル6に同調させるときには第三の端子26にバイア
ス電圧が印加されるので、バラクタダイオード21には
第二の逆バイアス電圧が印加されて第一のトラップ回路
4が有効に動作し、入力回路の等価回路は図4に示した
通りとなる。従って、伝送特性は図3のカーブBに示す
ようにFM放送帯域内の第三の周波数で減衰する特性と
なり、FM放送信号による妨害を低減できる。
【0030】一方、第二の端子15にバンド切替電圧が
印加されると、スイッチダイオード11がオンすると共
に、バラクタダイオード21には第一の逆バイアス電圧
が印加され、さらに、スイッチトランジスタ33がオン
する。この結果、同調回路3は第二の周波数バンドに同
調すると共に、第一のトラップ回路4と第二のトラップ
回路5とが有効に働き、その等価回路は図5に示すよう
になる。また、伝送特性は図3のカーブCのように、F
M放送帯域内の第一の周波数と第二の周波数で減衰する
特性となる。従って、広い範囲で減衰する。同調周波数
は同調電圧印加端子16に印加される同調電圧によって
変えられる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明は、チャンネル6
を含む第一の周波数バンド又はチャンネル7乃至チャン
ネル13を含む第二の周波数バンドに同調するように切
り替えられる同調回路と、第一のトラップ回路及び第二
のトラップ回路とを備え、同調回路を第二の周波数バン
ドに同調したときには第一のトラップ回路のトラップ周
波数をFM放送帯域内の第一の周波数に位置させ、第二
のトラップ回路のトラップ周波数を第一の周波数から離
間して第二の周波数に位置させたので、FM放送帯域内
の広い範囲を減衰することが出来る。そのため、丁度F
M放送帯の2倍の周波数となるチャンネル7乃至チャン
ネル13を受信する場合に、FM放送信号の2倍高調波
による妨害を低減できる。
【0032】また、チャンネル6に同調したときには第
一のトラップ回路のトラップ周波数をFM放送帯域内の
第三の周波数に位置させると共に、第二のトラップ回路
を動作不能にしたので、FM放送帯域内には一つのトラ
ップだけが残り、FM放送帯に隣接するチャンネル6の
伝送特性に対する影響が少なくなる。
【0033】また、同調回路を第一の周波数バンドにお
けるチャンネル6以外のチャンネルに同調したときには
第一のトラップ回路と第二のトラップ回路とを共に動作
不能にしたので、伝送特性に対する影響がない。
【0034】また、第一のトラップ回路はバラクタダイ
オードを有する並列共振回路から構成され、バラクタダ
イオードに第一の逆バイアス電圧で第一の周波数に共振
すると共に第二の逆バイアス電圧で第三の周波数に共振
するように構成され、第二のトラップ回路は第二の周波
数に共振する直列共振回路とスイッチトランジスタとか
ら構成され、同調回路を第二の周波数バンドに同調する
ときにはバラクタダイオードに第一の逆バイアス電圧を
印加すると共にスイッチトランジスタをオンさせ、同調
回路をチャンネル6に同調するときにはバラクタダイオ
ードに第二の逆バイアス電圧を印加すると共にスイッチ
トランジスタをオフさせ、同調回路を第一の周波数バン
ドにおけるチャンネル6以外のチャンネルに同調すると
きにはバラクタダイオードに順方向電圧を印加すると共
にスイッチトランジスタをオフにしたので、第二の周波
数バンドの同調ではFM包帯域内に二カ所のトラップを
形成し、チャンネル6の同調では一カ所のトラップを形
成できる。
【0035】また、同調回路を第一の周波数バンドに切
り替えるためのバンド切替電圧を印加する第一の端子
と、同調回路を第二の周波数バンドに切り替えるための
バンド切替電圧を印加する第二の端子と、チャンネル6
に同調するときに前記バラクタダイオードのカソードに
バイアス電圧を印加するための第三の端子とを有し、バ
ラクタダイオードのアノードを第一の抵抗を介して接地
すると共に第二の抵抗を介して第一の端子に接続し、バ
ラクタダイオードのカソードを第三の抵抗を介して接地
すると共に第三の端子に接続し、スイッチトランジスタ
のベースを第二の端子に接続し、バラクタダイオードの
カソードと第二の端子との間にダイオードを接続し、ダ
イオードのPN接合の方向と前記バラクタダイオードの
PN接合方向とを互いに逆にしたので、第一の抵抗乃至
第三の抵抗の抵抗値設定によってバラクタダイオードに
第一または第二の逆バイアス電圧を印加し、又は映え芥
ダイオードをオンさせることが出来る。また、チャンネ
ル6に同調するときに第三の端子に印加されたバイアス
電圧はダイオードによって第三の端子に印加されるのを
阻止できる。
【0036】また、同調回路は同調インダクタンス素子
と、バンド切替電圧によってオン又はオフに切り替えら
れると共に同調インダクタンス素子のインダクタンス値
を切り替えるスイッチダイオードと、スイッチダイオー
ドのカソードを直流的に接地する第一の接地抵抗を有
し、バラクタダイオードのアノードを同調インダクタン
ス素子を介して第一の接地抵抗と第一の端子とに接続
し、第一の接地抵抗を第一の抵抗としたので、バラクタ
ダイオードにバンド切替電圧を印加するための構成とバ
ラクタダイオードのアノードとスイッチダイオードのカ
ソードとを直流的に接地するための構成とが簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョンチューナの入力回路の構
成を示す回路図である。
【図2】本発明のテレビジョンチューナの入力回路の第
一の周波数バンドにおける等価回路図である。
【図3】本発明のテレビジョンチューナの入力回路の伝
送特性図である。
【図4】本発明のテレビジョンチューナの入力回路の第
一の周波数バンドにおける他の等価回路図である。
【図5】本発明のテレビジョンチューナの入力回路の第
二の周波数バンドにおける等価回路図である。
【図6】従来のテレビジョンチューナの入力回路の構成
を示す回路図である。
【図7】従来のテレビジョンチューナの入力回路の伝送
特性図である。
【符号の説明】
1 入力端 2 出力端 3 同調回路 4 第一のトラップ回路 5 第二のトラップ回路 6、7、8、9 同調インダクタンス素子 10 同調用バラクタダイオード 11 スイッチダイオード 12 第一の抵抗 13 第二の抵抗 14 第一の端子 15 第二の端子 16 結合用バラクタダイオード 17 結合コンデンサ 18 同調電圧印加端子 21 バラクタダイオード 22 コンデンサ 23 インダクタンス素子 24 直流カットコンデンサ 25 第三の抵抗 26 第三の端子 27 ダイオード 31 インダクタンス素子 32 コンデンサ 33 スイッチトランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米国仕様の少なくともチャンネル6を含
    む第一の周波数バンド又は少なくともチャンネル7乃至
    チャンネル13を含む第二の周波数バンドに同調するよ
    うに切り替えられる同調回路と、前記同調回路にカスケ
    ード接続された第一のトラップ回路及び第二のトラップ
    回路とを備え、前記同調回路を前記第二の周波数バンド
    に同調したときには前記第一のトラップ回路のトラップ
    周波数をFM放送帯域内の第一の周波数に位置させ、前
    記第二のトラップ回路のトラップ周波数を前記第一の周
    波数から離間して前記FM放送帯域内の第二の周波数に
    位置させたことを特徴とするテレビジョンチューナの入
    力回路。
  2. 【請求項2】 前記同調回路を前記チャンネル6に同調
    したときには前記第一のトラップ回路のトラップ周波数
    を前記FM放送帯域内の第三の周波数に位置させると共
    に、前記第二のトラップ回路を動作不能にしたことを特
    徴とする請求項1記載のテレビジョンチューナの入力回
    路。
  3. 【請求項3】 前記同調回路を前記第一の周波数バンド
    における前記チャンネル6以外のチャンネルに同調した
    ときには前記第一のトラップ回路と前記第二のトラップ
    回路とを共に動作不能にしたことを特徴とする請求項1
    又は2記載のテレビジョンチューナの入力回路。
  4. 【請求項4】 前記第一のトラップ回路はその両端間に
    接続されたバラクタダイオードを有する並列共振回路か
    ら構成されると共に信号経路に直列に挿入され、前記並
    列共振回路は前記バラクタダイオードに第一の逆バイア
    ス電圧を印加したときに前記第一の周波数に共振すると
    共に第二の逆バイアス電圧を印加したときに前記第三の
    周波数に共振するように構成され、前記第二のトラップ
    回路は前記第二の周波数に共振する直列共振回路と前記
    直列共振回路に直列に接続されたスイッチトランジスタ
    とから構成されると共に信号経路とグランドとの間に接
    続され、前記同調回路を前記第二の周波数バンドに同調
    するときには前記バラクタダイオードに前記第一の逆バ
    イアス電圧を印加すると共に前記スイッチトランジスタ
    をオンさせ、前記同調回路を前記チャンネル6に同調す
    るときには前記バラクタダイオードに前記第二の逆バイ
    アス電圧を印加すると共に前記スイッチトランジスタを
    オフさせ、前記同調回路を前記第一の周波数バンドにお
    ける前記チャンネル6以外のチャンネルに同調するとき
    には前記バラクタダイオードに順方向電圧を印加すると
    共に前記スイッチトランジスタをオフにしたことを特徴
    とする請求項3記載のテレビジョンチューナの入力回
    路。
  5. 【請求項5】 前記同調回路を前記第一の周波数バンド
    に切り替えるためのバンド切替電圧を印加する第一の端
    子と、前記同調回路を前記第二の周波数バンドに切り替
    えるためのバンド切替電圧を印加する第二の端子と、前
    記チャンネル6に同調するときに前記バラクタダイオー
    ドのカソードにバイアス電圧を印加するための第三の端
    子とを有し、前記バラクタダイオードのアノードを第一
    の抵抗を介して接地すると共に第二の抵抗を介して前記
    第一の端子に接続し、前記バラクタダイオードのカソー
    ドを第三の抵抗を介して接地すると共に前記第三の端子
    に接続し、前記スイッチトランジスタのベースを前記第
    二の端子に接続し、前記バラクタダイオードのカソード
    と前記第二の端子との間にダイオードを接続し、前記ダ
    イオードのPN接合の方向と前記バラクタダイオードの
    PN接合方向とを互いに逆にしたことを特徴とする請求
    項4記載のテレビジョンチューナの入力回路。
  6. 【請求項6】 前記同調回路は同調インダクタンス素子
    と、前記バンド切替電圧によってオン又はオフに切り替
    えられると共に前記同調インダクタンス素子のインダク
    タンス値を切り替えるスイッチダイオードと、前記スイ
    ッチダイオードのカソードを直流的に接地する第一の接
    地抵抗を有し、前記バラクタダイオードのアノードを前
    記同調インダクタンス素子を介して前記第一の接地抵抗
    と前記第一の端子とに接続し、前記第一の接地抵抗を前
    記第一の抵抗としたことを特徴とする請求項5記載のテ
    レビジョンチューナの入力回路。
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