JP2001217652A - 水晶発振回路 - Google Patents

水晶発振回路

Info

Publication number
JP2001217652A
JP2001217652A JP2000026636A JP2000026636A JP2001217652A JP 2001217652 A JP2001217652 A JP 2001217652A JP 2000026636 A JP2000026636 A JP 2000026636A JP 2000026636 A JP2000026636 A JP 2000026636A JP 2001217652 A JP2001217652 A JP 2001217652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
inverting amplifier
crystal
amplifier circuit
crystal oscillation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000026636A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Tsuji
信昭 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2000026636A priority Critical patent/JP2001217652A/ja
Publication of JP2001217652A publication Critical patent/JP2001217652A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反転増幅回路のゲインを保持しつつ励振レベ
ルを抑制することができ、水晶振動子に流入する電流量
を小さくすることができる水晶発振回路を提供する。 【解決手段】 反転増幅回路(2、10)と、該反転増
幅回路の入出力端間に水晶振動子3を含む移相回路
(3、4、5、6)を接続してなる水晶発振回路におい
て、前記反転増幅回路は、出力部にリミッタ回路(D
1、D2)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水晶発振回路に係
り、特にLSI上のインバータを用いて水晶発振子を含
む他の回路素子をLSIに外付けすることにより構成す
るのに好適な水晶発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CMOSインバータを用いた従来の水晶
発振回路の基本構成を図4に示す。同図において、水晶
発振回路は、CMOSインバータ1と、CMOSインバ
ータ1の入出力端間に接続された帰還抵抗2とからなる
反転増幅回路と、この反転増幅回路の入出力端間に接続
される水晶振動子3、抵抗4及びコンデンサ5、6から
なる移相回路とを有している。CMOSインバータ1
は、PMOSトランジスタQ1と、NMOSトランジス
タQ2とからなり、PMOSトランジスタQ1のソース
には電源電圧VDD(例えば5V)が供給され、NMOS
トランジスタQ2のソースには電源電圧Vss(例えば、
0V)が供給される。PMOSトランジスタQ1とNM
OSトランジスタQ2のゲートは入力端子100に接続
されており、PMOSトランジスタQ1とNMOSトラ
ンジスタQ2のドレインは出力端子101に接続されて
いる。
【0003】なお、CMOSインバータ1はLSI内に
形成されており、帰還抵抗2と、反転増幅回路の入出力
端間に接続される水晶振動子3、抵抗4及びコンデンサ
5、6からなる移相回路は入力端子100、出力端子1
01を介して外付けされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、発
振動作時に反転増幅器の出力振幅は電源電圧VDDと電源
電圧Vssとの間でフルスイングする。この結果、ノード
N1に流入する、すなわち、水晶振動子3に流入する電
流量が大きくなる。水晶振動子3の等価回路を図5に示
す。同図に示すように、水晶振動子3はインダクタンス
L1、コンデンサC1及び抵抗CIの直列回路とコンデ
ンサC0とを並列接続した回路として表わされる。
【0005】このとき、図4に示す従来の水晶発振回路
の励振レベルXは水晶振動子3に流入する電流の瞬時値
Idの最大値をIdmaxとすると、X=(Idmax/√2)2
×CIとなる。したがって、電流値Idmaxが大きいと、
水晶発振回路の励振レベルXが大きくなってしまい、場
合によっては、水晶振動子が熱破壊される虞れがあると
いう問題が有った。本発明はこのような事情に鑑みてな
されたものであり、反転増幅回路のゲインを保持しつつ
励振レベルを抑制することができ、水晶振動子に流入す
る電流量を小さくすることができる水晶発振回路を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、反転増幅回路と、該反転
増幅回路の入出力端間に水晶振動子を含む移相回路を接
続してなる水晶発振回路において、前記反転増幅回路
は、出力部にリミッタ回路を有することを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、反転増幅
回路と、該反転増幅回路の入出力端間に水晶振動子を含
む移相回路を接続してなる水晶発振回路において、前記
反転増幅回路は、CMOSインバータを含んで構成さ
れ、該CMOSインバータを構成するPMOSトランジ
スタのドレインとNMOSトランジスタのドレインとを
二つの整流素子を順方向に直列接続した直列回路を介し
て接続し、該直列回路における前記二つの整流素子の接
続点を前記反転増幅回路の出力端としたことを特徴とす
る。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の水晶発振回路において、前記整流素子は、ダイ
オード接続されたMOSトランジスタであることを特徴
とする。
【0009】請求項1乃至3に記載の水晶発振回路によ
れば、反転増幅回路と、該反転増幅回路の入出力端間に
水晶振動子を含む移相回路を接続してなる水晶発振回路
において、前記反転増幅回路の出力部にリミッタ回路を
設けるようにしたので、反転増幅回路のゲインを保持し
つつ励振レベルを抑制することができ、水晶振動子に流
入する電流量を小さくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る
水晶発振回路の構成を図1に示す。尚、図1において図
4に示した従来の水晶回路の構成要素と同一の機能を有
する要素については同一の符号を付してある。本発明の
実施の形態に係る水晶発振回路が図4に示した従来の水
晶回路と構成上、異なるのは、反転増幅回路と、該反転
増幅回路の入出力端間に水晶振動子を含む移相回路を接
続してなる水晶発振回路において、反転増幅回路の出力
部にリミッタ回路を設けた点であり、その他の構成は同
様である。
【0011】図1において、水晶発振回路は、CMOS
インバータ10と、CMOSインバータ10の入出力端
間に接続された帰還抵抗2とからなる反転増幅回路と、
この反転増幅回路の入出力端間に接続される水晶振動子
3、抵抗4及びコンデンサ5、6からなる移相回路とを
有している。CMOSインバータ10は、PMOSトラ
ンジスタQ1と、NMOSトランジスタQ2と、PMO
SトランジスタQ1のドレインとNMOSトランジスタ
Q2のドレインとの間に接続された二つの整流素子とし
てのダイオードD1、D2を順方向に直列接続した直列
回路とからなり、PMOSトランジスタQ1のソースに
は電源電圧VDD(例えば5V)が供給され、NMOSト
ランジスタQ2のソースには電源電圧Vss(例えば、0
V)が供給される。
【0012】PMOSトランジスタQ1とNMOSトラ
ンジスタQ2のゲートは入力端子100に接続されてお
り、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタ
Q2のドレインは出力端子101に接続されている。な
お、CMOSインバータ10はLSI内に形成されてお
り、帰還抵抗2と、反転増幅回路の入出力端間に接続さ
れる水晶振動子3、抵抗4及びコンデンサ5、6からな
る移相回路は入力端子100、出力端子101を介して
外付けされる。ダイオードD1、D2の直列回路は、ダ
イオードのオフセット電圧特性によりCMOSインバー
タ10の出力電圧の振幅を制限するリミッタとして機能
する。ダイオードの電圧(V)−電流(I)特性を図2
に示す。同図においてVFはオフセット電圧である。
【0013】上記構成において、電源投入時に入力端子
100より熱雑音等の雑音成分が入力されると、CMO
Sインバータ10及び帰還抵抗2により構成される反転
増幅回路により増幅されるが、ダイオードD1、D2の
直列回路により構成されるリミッタにより振幅制限され
る。すなわち、入力端子100に入力される交流電圧の
変化に応じて図3に示すように、PMOSトランジスタ
Q1がオンとなる区間では出力端子101にダイオード
D1を介して電流が流れ出し、出力端子101における
出力電圧は、電源電圧VDDよりマイナス側にオフセット
電圧VFだけ振幅制限され、また、NMOSトランジス
タQ2がオンとなる区間では出力端子101よりダイオ
ードD2、NMOSトランジスタQ2を介して電源Vss
側に電流が流れ込むこととなるため、出力端子101に
おける出力電圧は、電源電圧Vssよりプラス側にオフセ
ット電圧VF分だけ振幅制限されることとなる。
【0014】このように、本実施の形態に係る水晶発振
回路によれば、従来の反転増幅器では、出力端子101
における出力振幅が電源電圧VDDと電源電圧Vssとの間
でフルスイングしていたのに対して、本実施の形態に係
る水晶発振回路では、出力端子101における出力振幅
はダイオードD1、D2のオフセット電圧VFだけクリ
ップされた電圧波形となるので、反転増幅回路のゲイン
を保持しつつ励振レベルを抑制することができ、水晶振
動子に流入する電流量を小さくすることができる。な
お、ダイオードD1、D2はMOSトランジスタをダイ
オード接続することにより形成するようにしてもよい。
【0015】また、本実施の形態では、反転増幅回路を
CMOSインバータを1段だけで構成しているが、これ
に限らず、複数段構成とし、最終段のCMOSインバー
タの出力部に既述したリミッタを設けるようにしてもよ
い。さらに、本実施の形態では、反転増幅回路を、CM
OSインバータを用いて構成しているが、バイポーラト
ランジスタを用いて構成しても同様の効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、 請求項1乃至
3に記載の水晶発振回路によれば、反転増幅回路と、該
反転増幅回路の入出力端間に水晶振動子を含む移相回路
を接続してなる水晶発振回路において、前記反転増幅回
路の出力部にリミッタ回路を設けるようにしたので、反
転増幅回路のゲインを保持しつつ励振レベルを抑制する
ことができ、水晶振動子に流入する電流量を小さくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る水晶発振回路の構
成を示す回路図。
【図2】 図1に示した水晶発振回路にリミッタとして
使用されるダイオードの電圧−電流特性を示す特性図。
【図3】 図1に示した水晶発振回路における反転増幅
器の出力電圧波形を示す図。
【図4】 従来の水晶発振回路の構成を示す回路図。
【図5】 図4に示す水晶発振回路における水晶振動子
の等価回路を示す回路図。
【符号の説明】
1、10 CMOSインバータ 2 帰還抵抗 3 水晶振動子 5、6 コンデンサ D1、D2 ダイオード Q1 PMOSトランジスタ Q2 NMOSトランジスタ 100 入力端子 101 出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反転増幅回路と、該反転増幅回路の入出
    力端間に水晶振動子を含む移相回路を接続してなる水晶
    発振回路において、 前記反転増幅回路は、出力部にリミッタ回路を有するこ
    とを特徴とする水晶発振回路。
  2. 【請求項2】 反転増幅回路と、該反転増幅回路の入出
    力端間に水晶振動子を含む移相回路を接続してなる水晶
    発振回路において、 前記反転増幅回路は、CMOSインバータを含んで構成
    され、該CMOSインバータを構成するPMOSトラン
    ジスタのドレインとNMOSトランジスタのドレインと
    を二つの整流素子を順方向に直列接続した直列回路を介
    して接続し、該直列回路における前記二つの整流素子の
    接続点を前記反転増幅回路の出力端としたことを特徴と
    する水晶発振回路。
  3. 【請求項3】 前記整流素子は、ダイオード接続された
    MOSトランジスタであることを特徴とする請求項2に
    記載の水晶発振回路。
JP2000026636A 2000-02-03 2000-02-03 水晶発振回路 Pending JP2001217652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000026636A JP2001217652A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 水晶発振回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000026636A JP2001217652A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 水晶発振回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001217652A true JP2001217652A (ja) 2001-08-10

Family

ID=18552350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000026636A Pending JP2001217652A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 水晶発振回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001217652A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7116180B2 (en) 2002-11-01 2006-10-03 Sharp Kabushiki Kaisha Voltage-controlled oscillator and integrated circuit device provided with it
JP2013062755A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Renesas Electronics Corp 半導体装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7116180B2 (en) 2002-11-01 2006-10-03 Sharp Kabushiki Kaisha Voltage-controlled oscillator and integrated circuit device provided with it
JP2013062755A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Renesas Electronics Corp 半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6229403B1 (en) Voltage-controlled oscillator
JP5061857B2 (ja) 圧電発振器
US5469116A (en) Clock generator circuit with low current frequency divider
JP2002033644A (ja) マイクロパワーrc発振器
US7679467B2 (en) Voltage controlled oscillator
TWI689172B (zh) 低功率晶體振盪器
EP1284046B1 (en) Oscillator circuit
JP3625918B2 (ja) 電圧発生回路
JP2008252783A (ja) 圧電発振器
KR960003087A (ko) 수정발진회로
KR100618059B1 (ko) 집적 오실레이터
JP2005198084A (ja) 差動発振回路
JP2001217652A (ja) 水晶発振回路
US7928810B2 (en) Oscillator arrangement and method for operating an oscillating crystal
JP2003283305A (ja) 温度補償付発振回路
US6828868B2 (en) Semiconductor device having an oscillating circuit
JP2012227967A (ja) 圧電発振器
JP4643838B2 (ja) 電圧制御発振器用集積回路
JP3565067B2 (ja) Cmosロジック用電源回路
JPH0983344A (ja) インバータ回路
JP5035017B2 (ja) 発振回路
JP3221231B2 (ja) 電圧制御発振器及びpll回路
GB2136651A (en) Improvements in or relating to oscillators
JP2626589B2 (ja) 発振回路
US10924061B1 (en) Low-noise low-emission crystal oscillator and method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060919