JP2001217622A - 高周波送受信装置 - Google Patents
高周波送受信装置Info
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Abstract
うにした高周波送受信装置を提供すること。 【解決手段】ベースプレート1の一部にアンテナ基板3
と高周波送受信回路のフロント部分が搭載されたフロン
ト基板4を取付けてモジュール化した高周波送受信装置
において、ベースプレート1に凹部1aを形成し、この
凹部1aに設けた接続部6により、フロント基板4に対
する外部からの接続路が得られるようにしたもの。 【効果】 合理的なモジュール化が得られるので、小型
化、簡素化が図れ、量産性を向上できる。また、製造プ
ロセスの簡素化により信頼性が充分に確保できる。
Description
送受信装置に係り、特に車両用のレーダ計測装置に好適
な高周波送受信装置に関する。
の車間距離の計測や障害物の検出にマイクロ波レーダの
適用が多く見られるようになっているが、この場合、そ
の送受信装置のアンテナについては、自動車の前方に設
置する必要があり、しかも、この場合、そのアンテナと
しては、プリント基板に導体パターンでアンテナエレメ
ントを形成したアンテナ基板を用いるのが一般的であ
る。
のフロント部分を分離してフロント基板とした上で、導
電性のベースプレートを構造体として用い、その一方の
面にフロント基板を取付けると共に、当該フロント基板
と向かい合うようにしてその他方の面にアンテナ基板を
取付けてモジュール化した高周波送受信装置が従来から
提案されている。
49号の出願にかかる発明の明細書に記載されているも
ので、ベースプレートの一方の面にあるフロント回路基
板と他方の面にあるアンテナ基板の間の接続について
は、ベースプレートを貫通して設けてある同軸線状の接
続部を介して行うようになっており、これによりフロン
ト部分が形成されている回路基板の気密構造が得られる
ようにしている。
ュール化された部分に対する接続部の構成について充分
な配慮がされてるとは言えず、より一層の性能向上と小
型化簡素化の向上に問題があった。
端子とアンテナの接続端子及び高周波回路と電源回路や
信号処理回路等の外部回路との接続端子の接続面が同一
面になっており、このため、高周波回路とアンテナ間の
接続経路が長くなって誘電体損が増加し易く、レーダに
よる計測に適用した場合、測定精度の低下につながって
しまうのである。
成に切削加工を用いているのでコスト高になり、小型
化、簡素化のための製造確立にも問題があった。本発明
の目的は、高精度化と小型化、簡素化が容易に図れるよ
うにした高周波送受信装置を提供することにある。
ースプレートを備え、高周波送受信回路のフロント回路
部分が搭載されたフロント基板とアンテナ基板を相互に
向かい合うようにして前記ベースプレートの一方の面と
他方の面に取付け、前記フロント基板をカバーで封止し
てモジュール化した高周波送受信装置において、前記ベ
ースプレートの前記フロント基板とアンテナ基板が取付
けられている部分の近傍に、当該部分に対して段差を持
った凹部を設け、前記フロント回路に対する外部からの
接続路が前記凹部に設けた接続部を介して与えられるよ
うにして達成される。
バーにより前記フロント基板を封止したとき、この凹部
が前記接続部を覆うようにしても良い。
装置について、図示の実施の形態により詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施の形態におけるアンテナ部分
と高周波回路のフロント部分を含むモジュール部の一例
を示す側断面図で、図2は同じく平面図であり、これら
の図において、1はベースプレート、2はカバー、3は
アンテナ基板、4はフロント基板、5、6は接続部、そ
して7、8はリード線である。
構造体を形成するもので、例えばアルミニウム、鋼など
の導電性の板材から、プレス加工により、図示のよう
に、ほぼ矩形の部材として作られており、その一部に
は、図1の上方に向かって窪んだ長方形の第1の凹部1
aが、同じく図1では左右に伸びた形で形成してある。
を窪ませずに残した形の長方形の第2の凹部1bが、図
2に破線で示してあるように、形成してあり、この結
果、第1の凹部1aと第2の凹部1bの間に段差が形成
されているようにしてある。
護する働きをするもので、このため例えばアルミニウ
ム、鋼などの導電性の板材からほぼ矩形の部材として作
られ、その一部には、図1の上方に向かって窪んだ長方
形の凹部2aが2か所に形成してある。
1の凹部1b全体を覆った上で、図示のように、凹部1
aの一部も覆う大きさに作られている。ここで、ベース
プレート1の板厚は、数ミリメータ以下、例えば1.5
ミリメータに選べばよく、カバー2も同様の厚さにすれ
ば良いが、更に薄くても良い。なお、カバー2は、プラ
スチック材で構成しても良く、この場合は導体膜を面に
設けるなどのシールド対策を施すのが望ましい。
名)基板の一方の面に導体層からなるアンテナパターン
を形成したもので、そのアンテナパターンが形成されて
いない面が、ベースプレート1の図1では下方の面にな
るようにした上で、凹部1bの全体を覆うようにしてベ
ースプレート1に取付けられている。
に導体層からなる回路パターンを形成し、そのパターン
面にフロント回路を搭載した上で、ベースプレート1の
第2の凹部1bの中に、そのパターン面が図1では上側
になるようにして取付けられている。
るアンテナパターンの所定の端子部分とフロント基板4
に形成してある回路パターンの所定の端子部分の間を、
ベースプレート1の凹部1bを貫通して電気的に接続す
る働きをする。
ように、導体ピン5aを、ベースプレート1の凹部1b
内に形成してある孔の中に、その中心位置を保持するよ
うにして、誘電体部5bにより固着したもので、ここ
で、誘電体部5bとして例えばガラスやセラミックを用
い、これにより、短い同軸ケーブルと同様な線路が、導
体ピン5aを中心導体として、いわゆるハーメチック封
止された状態で形成されていることになる。
る回路パターンの所定の端子部分と外部の電源回路や送
受信回路の本体回路の所定の端子部分の間を、ベースプ
レート1の凹部1aを貫通して電気的に接続する働きを
するもので、図3に示すように、導体ピン6aと誘電体
部6bとで構成されており、その構成は、接続部5と同
じである。
ば次のようにして組立られる。まず、ベースプレート1
とカバー2、アンテナ基板3、それにフロント基板4を
それぞれ作成する。このとき、ベースプレート1には接
続部5、6も形成しておく。
の中にフロント基板4を取付け、フロント基板4の所定
の端子部を接続部5の導体ピン5aの一方の端部に接続
すると共に、フロント基板4の他の所定の端子部をリー
ド線7により接続部6の導体ピン6aの一方の端部に接
続する。
2をベースプレート1に重ね合わせた上で、その周辺部
をベースプレート1に密封固着させ、フロント基板4を
封止する。
部に、外部回路と接続のためのリード線8を接続した上
で、アンテナ基板3をベースプレート1の凹部1bの外
側、つまり図1では下側の面に取付け、そのパターンの
所定の端子部を接続部5の導体ピン5aの他方の端部に
接続することにより、モジュール部を完成するのであ
る。
アンテナ基板3側から見た図で、アンテナ基板3の、こ
の図で見えている面に、図示されていないが、所定のア
ンテナとなる導体パターンが形成してあり、その所定の
端子部が、これも図示してないが、接続部5の導体ピン
5aの他方の端部に接続されていることになる。
て説明する。まず、この実施形態では、ベースプレート
1に凹部1aが形成してあるが、この凹部1aは、その
中に凹部1bを残した形で形成してあり、この凹部1b
を挟んでアンテナ基板3とフロント基板4を設け、これ
らの間を接続部5により接続しているので、アンテナと
フロント回路の間の接続路の長さを最短距離にすること
ができる。
を持った形の凹部1aが設けてあるので、ここに外部回
路とフロント基板4の間の接続に必要な端子部となる接
続部6を設けることができ、この結果、アンテナ基板3
との干渉を考えることなく、フロント回路と外部回路の
接続を容易に行うことができる。
形成してあるので、凹部1aに設けてある接続部6がカ
バー2に干渉する虞れがなく、且つフロント基板3と接
続部6の間を接続するリード線7との干渉も確実に抑え
ることができる。
れも板材のプレス加工により容易に成形することがで
き、これらを接合させるだけで、容易にフロント基板4
の密封構造を得ることができる。
とフロント回路の組合わせ構造が合理的に得られ、この
結果、小型化と簡素化が容易に図れ、更に量産性の向上
も充分に図ることができる。
短距離になることから、計測性能の保持が容易になり、
且つ密封が容易になることから、信頼性の保持も容易に
得ることができる。
とアンテナの接続部5が2個所に設けてあるが、本発明
では、この接続部の個数を限定するものではない。ま
た、接続部5、6についても、必ずしも密封構造にする
必要はない。
で、図において、10はアンテナベースであり、その他
は、図1〜図4の実施形態と同じである。アンテナベー
ス10は導電材料の板材で所定の大きさ、すなわちアン
テナ基板3の周辺部を保持する大きさに作られ、ベース
プレート1とは独立してアンテナ基板3を保持する働き
をするものであり、従って、本発明では、ベースプレー
ト1を1個に限定するものではない。
態で、これは、ベースプレート1の凹部1aと、カバー
2の凹部2aをそれぞれ一箇所にだけ設けたものであ
り、その他は、図1〜図4の実施形態と同じであり、従
って、本発明は、外部接続端子の取出し個所及び端子の
個数を特に限定するものではない。
に高周波送受信回路を、そして裏面にアンテナを配置し
たので、小型化と簡素化が図れ、量産性を向上すること
ができる。
板とフロント基板保持用のベースプレートとカバーに分
離したので、これらの部材を機械切削加工によることな
く、板材のプレス加工にすることができ、この結果、小
型化と簡素化が図れ、量産性が向上できると共に信頼性
の確保ができることになる。
示す断面図である。
示す上平面図である。
示す部分拡大断面図である。
示す下平面図である。
態を示す断面図である。
施形態を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 導電性のベースプレートを備え、高周波
送受信回路のフロント回路部分が搭載されたフロント基
板とアンテナ基板を相互に向かい合うようにして前記ベ
ースプレートの一方の面と他方の面に取付け、前記フロ
ント基板をカバーで封止してモジュール化した高周波送
受信装置において、 前記ベースプレートの前記フロント基板とアンテナ基板
が取付けられている部分の近傍に、当該部分に対して段
差を持った凹部を設け、 前記フロント回路に対する外部からの接続路が、前記凹
部に設けた接続部を介して与えられるように構成したこ
とを特徴とする高周波送受信装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の高周波送受信装置にお
いて、 前記カバーが凹部を備え、 該カバーにより前記フロント基板を封止したとき、この
凹部が前記接続部を覆うように構成されていることを特
徴とする高周波送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000028137A JP3566612B2 (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 高周波送受信装置及び高周波送受信装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000028137A JP3566612B2 (ja) | 2000-02-04 | 2000-02-04 | 高周波送受信装置及び高周波送受信装置の製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004038452A Division JP2004173318A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | 高周波送受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001217622A true JP2001217622A (ja) | 2001-08-10 |
JP3566612B2 JP3566612B2 (ja) | 2004-09-15 |
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JP (1) | JP3566612B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003037420A (ja) * | 2001-07-23 | 2003-02-07 | Hitachi Ltd | 高周波送受信装置 |
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2000
- 2000-02-04 JP JP2000028137A patent/JP3566612B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003037420A (ja) * | 2001-07-23 | 2003-02-07 | Hitachi Ltd | 高周波送受信装置 |
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