JP2001217319A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JP2001217319A
JP2001217319A JP2000027594A JP2000027594A JP2001217319A JP 2001217319 A JP2001217319 A JP 2001217319A JP 2000027594 A JP2000027594 A JP 2000027594A JP 2000027594 A JP2000027594 A JP 2000027594A JP 2001217319 A JP2001217319 A JP 2001217319A
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gate electrode
gate
insulating film
forming
semiconductor substrate
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Katsuhiko Ichinose
勝彦 一瀬
Fumio Otsuka
文雄 大塚
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Hitachi Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクを用いた加工技術を追加することな
く、また素子特性を劣化させることなく、サリサイド技
術とSAC技術とを併用する。 【解決手段】 ゲート長が相対的に短い第1nチャネル
形MISFETQ1 のゲート電極の上部に設けられたシ
リサイド層5bの上面の全部をサイドウォールスペーサ
8a1 で覆い、これによってキャップ絶縁膜を構成し、
一方でゲート長が相対的に長い第2nチャネル形MIS
FETQ2 のゲート電極の上部に設けられたシリサイド
層5bの上面の一部にサイドウォールスペーサ8b1
形成してシリサイド層5bを露出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、MIS(Metal In
sulator Semiconductor )トランジスタのゲート電極と
の合わせずれが許容できるセルフ・アライン・コンタク
ト(Self-Aligned Contact;SAC)技術とサリサイド
(Self-Aligned Silicide ;SALICIDE)技術ま
たはダミーゲート技術との両立が必要とされる高集積な
半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の高集積化に伴って
半導体素子の微細化が進んでおり、現在、最小加工寸法
0.2〜0.3μmの加工技術によって半導体素子は形成さ
れている。しかしながら、MISトランジスタのソー
ス、ドレインを構成する半導体領域に接して設けられる
接続孔とゲート電極との合わせ余裕が小さくなり、フォ
トリソグラフィ技術の加工制限以下の寸法で接続孔を形
成する必要が生じている。そこで、接続孔とゲート電極
との合わせずれが許容できるSAC技術を用いた接続孔
の形成が検討されている。
【0003】しかしながら、MISトランジスタのゲー
ト電極およびソース、ドレインを構成する半導体領域の
表面に自己整合的にシリサイド層を形成するサリサイド
技術と前記SAC技術とを併用した場合、接続孔を介し
てゲート電極上のシリサイド層とソース、ドレインを構
成する半導体領域上のシリサイド層とが短絡するという
問題が生ずる。
【0004】この問題を解決する手法が、例えばシンポ
ジウム・オン・ブイ・エル・エス・アイ・テクノロジー
(Symposium on VLSI Technology A High Performance
3.97μm 2 CMOS SRAM Technology Using Self-Aligned
Local Interconnect and Copper Interconnect Metalli
zation 1998 )に記載されている。まず、キャップ絶縁
膜を有するゲート電極を形成し、次いでSAC技術を適
用しないゲート電極の上層のキャップ絶縁膜の一部をレ
ジストパターンをマスクとして除去した後、露出したゲ
ート電極およびソース、ドレインを構成する半導体領域
の表面にサリサイド技術によってシリサイド層を形成す
る方法である。
【0005】ところで、ゲート絶縁膜に耐熱性の低い高
誘電体材料を用い、さらにゲート電極に耐熱性の低い素
材、例えばアルミニウム(Al)または銅(Cu)など
を用いることができるMISトランジスタの製造方法と
してダミーゲート技術が提案されている。このダミーゲ
ート技術は、ゲート電極下に選択的にシリコン(Si)
エピタキシャル成長ができることから、表面濃度の低い
チャネル不純物プロファイルを形成して電流駆動能力向
上を図ることも可能である。
【0006】なお、ダミーゲート技術に関しては、例え
ばアイ・イー・ディー・エム(International Electron
Device Meetings CMOS Metal Replacement Gate Trans
istors using Tantalum Pentoxide Gate Insulator or
High Performance Metal Gate MOSFETs Fabricated by
CMP for 0.1 μm Regime, 1998)などに記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者が検討したところ、以下の問題が生ずることが明らか
となった。
【0008】まず、前記キャップ絶縁膜の一部を除去す
ることによってサリサイド技術とSAC技術との併用を
実現した方法では、上記キャップ絶縁膜を除去するため
のマスクが必要となり、製造工程が増加するという問題
がある。また、キャップ絶縁膜が残る他の部分はシリサ
イド層が形成されないので、キャップ絶縁膜をその上層
に設けたゲート電極の抵抗は、シリサイド層を上面全部
に有するゲート電極の抵抗と比べて高くなり、MISト
ランジスタの応答速度が遅くなる。
【0009】また、ダミーゲート技術は、キャップ絶縁
膜を形成することができないため、SAC技術との併用
が難しいという問題がある。例えば窒化シリコン膜をパ
ターニングしてキャップ絶縁膜を形成することも可能で
あるが、マスク枚数および製造工程が増加し、さらにマ
スク合わせが必要となるため、ゲート電極上のみにキャ
ップ絶縁膜を形成することが難しい。
【0010】本発明の目的は、マスクを用いた加工技術
を追加することなく、また素子特性を劣化させることな
く、サリサイド技術またはダミーゲート技術とSAC技
術とを併用することのできる技術を提供することにあ
る。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。すなわち、 (1)本発明の半導体集積回路装置は、ゲート長が互い
に異なる複数のMISトランジスタを有しており、ゲー
ト長が相対的に短い第1MISトランジスタの第1ゲー
ト電極の上面はサイドウォールスペーサによって構成さ
れるキャップ絶縁膜で覆われており、ゲート長が相対的
に長い第2MISトランジスタの第2ゲート電極の上面
には前記第2ゲート電極を露出させてサイドウォールス
ペーサが形成されているものである。 (2)本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、ゲー
ト長が互いに異なる複数のMISトランジスタを形成す
る際、半導体基板上にゲート長が相対的に短い第1ゲー
ト電極と、ゲート長が相対的に長い第2ゲート電極とを
形成する工程と、第1ゲート電極および第2ゲート電極
上に、第1のサイドウォールスペーサで囲まれた溝を形
成する工程と、半導体基板上に絶縁膜を堆積した後、こ
の絶縁膜をエッチバックすることにより、第1ゲート電
極および第2ゲート電極の上面に第2のサイドウォール
スペーサを形成する工程とを有するものである。 (3)本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、前記
記載の半導体集積回路装置の製造方法において、絶縁膜
の膜厚をD、絶縁膜のステップカバレジをR、第1ゲー
ト電極のゲート長をL1 、第2ゲート電極のゲート長を
2 とすると、L 2 >2×DR>L1 の関係を満足する
ものである。 (4)本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、前記
記載の半導体集積回路装置の製造方法において、絶縁膜
の膜厚をD、絶縁膜のステップカバレジをR、第1ゲー
ト電極のゲート長をL1 、第2ゲート電極のゲート長を
2 とすると、L 2 >L1 >2×DRの関係を満足し、
かつ第1ゲート電極と前記第1ゲート電極を備えたMI
Sトランジスタのソース、ドレインを構成する半導体領
域に達する接続孔との合わせ余裕をDR以下とするもの
である。 (5)本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、前記
記載の半導体集積回路装置の製造方法において、第1ゲ
ート電極および第2ゲート電極は、多結晶シリコン膜と
この多結晶シリコン膜のシリサイド化技術で形成された
シリサイド層またはダミーゲート技術で形成された金属
膜によって構成されるものである。
【0013】上記した手段によれば、サリサイド技術が
適用されたゲート長が相対的に異なる複数のMISトラ
ンジスタにおいて、レジストパターンからなるマスクを
用いた加工技術を用いることなく、ゲート長が相対的に
短い第1MISトランジスタの第1ゲート電極上のシリ
サイド層上面の全部を覆ったサイドウォールスペーサに
よってキャップ絶縁膜が構成される。一方でゲート長が
相対的に長い第2MISトランジスタの第2ゲート電極
のシリサイド層上面の一部をサイドウォールスペーサで
覆い、第2ゲート電極上のシリサイド層の他の一部を露
出することができるので、シリサイド技術をSAC技術
とを併用することができる。また、上記第1MISトラ
ンジスタの第1ゲート電極および上記第2MISトラン
ジスタの第2ゲート電極上の全てにシリサイド層が形成
されるので、第1ゲート電極および第2ゲート電極の抵
抗は相対的に低くなり、応答速度の速い第1MISトラ
ンジスタおよび第2MISトランジスタを得ることがで
きる。
【0014】さらに、上記した手段によれば、ダミーゲ
ート技術が適用されたゲート長が相対的に異なる複数の
MISトランジスタにおいて、レジストパターンからな
るマスクを用いた加工技術を用いることなく、ゲート長
が相対的に短い第1MISトランジスタの第1ゲート電
極の上面の全部を覆ったサイドウォールスペーサによっ
てキャップ絶縁膜を構成し、一方でゲート長が相対的に
長い第2MISトランジスタの第2ゲート電極の上面の
一部をサイドウォールスペーサで覆い、第2ゲート電極
の上面の他の一部を露出することができるので、ダミー
ゲート技術とSAC技術とを併用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】なお、実施の形態を説明するための全図に
おいて同一機能を有するものは同一の符号を付し、その
繰り返しの説明は省略する。
【0017】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態であるnチャネル形MISFET(MIS FieldEff
ect Transistor )の半導体基板の要部断面図である。
図中、Q1 は、活性領域に形成されるゲート長が相対的
に短い第1nチャネル形MISFET、Q2 は、素子分
離領域に形成され、引き出し電極が接続孔を通じてゲー
ト電極に接続されるゲート長が相対的に長い第2nチャ
ネル形MISFETを示す。
【0018】第1nチャネル形MISFETQ1 は、半
導体基板1上に形成された素子分離領域2に囲まれた活
性領域に形成され、活性領域にはp形ウエル3が形成さ
れている。このp形ウエル3の表面には、一対のn-
半導体領域4aおよび一対のn+ 形半導体領域4bによ
ってソース、ドレインが構成されており、さらに、一対
のn+ 形半導体領域4bの表面にはシリサイド層5a、
例えばコバルトシリサイド(CoSi2 )層がサリサイ
ド技術によって形成されている。
【0019】また、上記一対のn- 形半導体領域4aの
間のp形ウエル3の表面には、図示はしないが、しきい
値電圧制御層が形成されている。このしきい値電圧制御
層の上には酸化シリコン膜でゲート絶縁膜6が構成さ
れ、さらに、その上にはn形の多結晶シリコン膜7でゲ
ート電極の一部が構成されている。この多結晶シリコン
膜7の上層には、前記シリサイド層5aと同一工程で形
成されたゲート電極の他の一部を構成するシリサイド層
5bと、酸化シリコン膜からなるサイドウォールスペー
サ8a1 とが下層から順に設けられている。
【0020】サイドウォールスペーサ8a1 、シリサイ
ド層5bおよび多結晶シリコン膜7の積層膜の側壁には
2層からなるサイドウォールスペーサ8a2 ,9aが形
成されている。さらに、この積層膜の上層には、例えば
窒化シリコン膜からなるSAC絶縁膜10および例え
ば、酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜11が下層から
順に堆積されている。
【0021】SAC絶縁膜10および層間絶縁膜11に
は、一対のn+ 形半導体領域4b上のシリサイド層5a
に達するコンタクトホール12が開孔しており、上記コ
ンタクトホール12に埋め込まれたプラグ13を介在し
て、配線層14が上記一対のn+ 形半導体領域4b上の
シリサイド層5aに接続されている。
【0022】次に、第2nチャネル形MISFETQ2
は、半導体基板1上に形成された素子分離領域2の素子
分離絶縁膜2a上に形成されている。この第2nチャネ
ル形MISFETQ2 のゲート電極は、前記第1nチャ
ネル形MISFETQ1 のゲート電極と同様に、多結晶
シリコン膜7およびシリサイド層5bが下層から順に積
層された構造である。さらに、前記サイドウォールスペ
ーサ8a1 と同一工程で形成された酸化シリコン膜から
なるサイドウォールスペーサ8b1 がゲート電極の端部
上のゲート幅方向に設けられている。
【0023】サイドウォールスペーサ8b1 、シリサイ
ド層5bおよび多結晶シリコン膜7の積層膜の側壁には
2層からなるサイドウォールスペーサ8b2 ,9bが形
成されている。さらに、この積層膜の上層には、SAC
絶縁膜10および層間絶縁膜11が下層から順に堆積さ
れている。
【0024】SAC絶縁膜10および層間絶縁膜11に
は、シリサイド層5bに達するコンタクトホール12が
開孔しており、上記コンタクトホール12に埋め込まれ
たプラグ13を介在して、配線層14が上記シリサイド
層5bに接続されている。
【0025】次に、本実施の形態1であるnチャネル形
MISトランジの製造方法を図2〜図9を用いて工程順
に説明する。
【0026】まず、図2に示すように、例えばp形の単
結晶シリコンからなる半導体基板1を用意する。次に、
半導体基板1に素子分離溝2aを形成し、この素子分離
溝2bに素子分離絶縁膜2aを埋め込むことによって素
子分離領域2を形成する。次いで、半導体基板1にp形
ウエル3を形成するためのリン(P)をイオン打ち込み
で注入した後、チャネル領域へp形不純物、例えばボロ
ン(B)を導入して、しきい値電圧制御層を形成する。
【0027】続いて、半導体基板1に熱酸化処理を施し
て、p形ウエル3の表面にゲート絶縁膜6を形成した
後、半導体基板1上に化学的気相成長(Chemical Vapor
Deposition ;CVD)法でリンを添加した多結晶シリ
コン膜7および窒化シリコン膜15を順次堆積する。次
いで、窒化シリコン膜15および多結晶シリコン膜7を
レジストパターンをマスクとして順次エッチングする。
【0028】次に、窒化シリコン膜15および多結晶シ
リコン膜7をマスクとしてp形ウエル3にn形不純物、
例えば砒素(As)をイオン打ち込みで注入し、ソー
ス、ドレインの一部を構成する低濃度のn- 形半導体領
域4aを形成する。この後、半導体基板1上に酸化シリ
コン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜をRIE(Re
active Ion Etching)法で異方性エッチングして、窒化
シリコン膜15および多結晶シリコン膜7の側壁に1層
目のサイドウォールスペーサ9a,9bを形成する。次
いで、窒化シリコン膜15、多結晶シリコン膜7および
サイドウォールスペーサ9aをマスクとして、p形ウエ
ル3にn形不純物、例えばリンをイオン打ち込みで注入
し、ソース、ドレインの他の一部を構成する高濃度のn
+ 形半導体領域4bを形成する。
【0029】次に、図3に示すように、窒化シリコン膜
15を選択的に除去し、多結晶シリコン膜7上にサイド
ウォールスペーサ9a,9bで囲まれた溝16を形成す
る。
【0030】この後、図4に示すように、サリサイド技
術を用いて、第1nチャネル形MISFETQ1 のソー
ス、ドレインの一部を構成するn+ 形半導体領域4bの
表面にシリサイド層5aを選択的に形成する。同時に、
多結晶シリコン膜7の上面にシリサイド層5bを形成し
てシリサイド層5bおよび多結晶シリコン膜7によって
ゲート電極を構成する。なお、多結晶シリコン膜7の上
面にシリサイド層5bが形成されても、サイドウォール
スペーサ9a,9bで囲まれたゲート電極上の溝16は
全て埋め込まれず、サイドウォールスペーサ9a,9b
の上部が露出している。
【0031】次いで、図5に示すように、半導体基板1
上に酸化シリコン膜17をCVD法で堆積する。この
際、酸化シリコン膜17の膜厚をDSiO 、酸化シリコン
膜17のステップカバレジをRSiO 、第1nチャネル形
MISFETQ1 のゲート長をL1 、第2nチャネル形
MISFETQ2 のゲート長をL2 とすると、 式(1) L2 >2×DSiO SiO >L1 を満たして酸化シリコン膜17は形成される。
【0032】次に、図6に示すように、酸化シリコン膜
17をRIE法で異方性エッチングして、第1nチャネ
ル形MISFETQ1 のゲート電極の側壁に設けられた
サイドウォールスペーサ9aの側壁に2層目のサイドウ
ォールスペーサ8a1 ,8a 2 を形成し、第2nチャネ
ル形MISFETQ2 のゲート電極の側壁に設けられた
サイドウォールスペーサ9bの側壁に2層目のサイドウ
ォールスペーサ8b1,8b2 を形成する。
【0033】前記式(1)を満たすことによって、第1
nチャネル形MISFETQ1 のゲート電極上の溝16
はサイドウォールスペーサ8a1 によって完全に埋め込
まれるが、第2nチャネル形MISFETQ2 のゲート
電極上の溝16はサイドウォールスペーサ8b1 では埋
め込まれず、シリサイド層5bが露出する。
【0034】次に、図7に示すように、半導体基板1上
に、例えば窒化シリコン膜からなるSAC絶縁膜10お
よび酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜11を順次堆積
した後、図8に示すように、この層間絶縁膜11をレジ
ストパターンをマスクとしてエッチングし、コンタクト
ホール12の一部を開孔する。
【0035】次いで、図9に示すように、上記レジスト
パターンを除去した後、露出したSAC絶縁膜10を除
去する。これにより、第1nチャネル形MISFETQ
1 のソース、ドレインを構成するn+ 形半導体領域4b
の表面に設けられたシリサイド層5aに達するコンタク
トホール12を形成する。同時に、第2nチャネル形M
ISFETQ2 のゲート電極の上部を構成するシリサイ
ド層5bに達するコンタクトホール12を形成する。
【0036】この後、層間絶縁膜11の上層に金属膜を
堆積し、例えば化学的機械研磨(Chemical Mechanical
Polishing ;CMP)法で金属膜の表面を平坦化するこ
とによってコンタクトホール12の内部に金属膜を埋め
込みプラグ13を形成した後、層間絶縁膜11の上層に
堆積した金属膜をエッチングして配線層14を形成す
る。これにより、前記図1に示した第1nチャネル形M
ISFETQ1 および第2nチャネル形MISFETQ
2 がほぼ完成する。
【0037】なお、前記図1に示した第1nチャネル形
MISFETQ1 では、前記式(1)を満たすことによ
って、シリサイド層5bおよび多結晶シリコン膜7で構
成されるゲート電極上の溝16をサイドウォールスペー
サ8a1 によって完全に埋め込んだが、図10に示すよ
うに、ゲート電極とコンタクトホール12との合わせ余
裕がサイドウォールスペーサ8a1 の側壁幅(DSiO
SiO )よりも大きい場合は、溝16をサイドウォールス
ペーサ8a1 によって完全に埋め込む必要はない。
【0038】さらに、図11に示すように、本実施の形
態1を用いることにより、例えば第1nチャネル形MI
SFETQ1 のソース、ドレインを構成する一方のn+
半導体領域4b上のシリサイド層5aと第2nチャネル
形MISFETQ2 のゲート電極の上部を構成するシリ
サイド層5bとを接続する局所配線13aを形成するこ
とができる。
【0039】次に、図12〜図16を用いて、SRAM
(Static Random Access Memory )の局所配線に本実施
の形態1を適用した一例を簡単に説明する。図12〜図
15に、SRAMの局所配線の製造方法を説明するため
のメモリセルの要部平面図を示し、図16に、図14の
A−A′線における半導体基板の要部断面図を示す。
【0040】まず、図12に示すように、半導体基板1
の主面上に素子分離領域2を形成する。続いて、半導体
基板1にp形ウエルおよびn形ウエルを形成した後、素
子分離領域2で囲まれた半導体基板上1の主面に薄い酸
化シリコン膜で構成されたゲート絶縁膜6を形成する。
【0041】次に、半導体基板1上にCVD法で多結晶
シリコン膜7および窒化シリコン膜15を順次堆積し、
次いで窒化シリコン膜15および多結晶シリコン膜7を
レジストパターンをマスクとして順次エッチングするこ
とにより、多結晶シリコン膜7から構成される駆動用M
ISFETQd1 と負荷用MISFETQp1 の共通の
ゲート電極FG1 、駆動用MISFETQd2 と負荷用
MISFETQp2 の共通のゲート電極FG2 および転
送用MISFETQt1 ,Qt2 のゲート電極FG3
FG4 の一部を形成する。
【0042】次に、図示はしないが、ソース、ドレイン
の一部を構成する低濃度の半導体領域(例えば、n-
半導体領域4a)を形成した後、半導体基板1上にCV
D法で堆積された酸化シリコン膜をRIE法で異方性エ
ッチングして、ゲート電極FG1 〜FG4 の側壁に1層
目のサイドウォールスペーサ9a,9bを形成し、次い
で、ソース、ドレインの他の一部を構成する高濃度の半
導体領域(例えば、n + 形半導体領域4b)を形成す
る。
【0043】次に、窒化シリコン膜15を選択的に除去
し、ゲート電極FG1 〜FG4 の一部を構成する多結晶
シリコン膜7上に1層目のサイドウォールスペーサ9
a,9bで囲まれた溝16を形成した後、サリサイド技
術を用いて、ソース、ドレインを構成する高濃度の半導
体領域の表面にシリサイド層5aを選択的に形成する。
同時に多結晶シリコン膜7の上面にシリサイド層5bを
選択的に形成して、シリサイド層5bおよび多結晶シリ
コン膜7で構成されるゲート電極FG1 〜FG4を形成
する。
【0044】なお、前記図4を用いて説明したと同様
に、多結晶シリコン膜7の上面にシリサイド層5bが形
成されても、1層目のサイドウォールスペーサ9a,9
bで囲まれたゲート電極FG1 〜FG4 上の溝16は全
て埋め込まれず、サイドウォールスペーサ9a,9bの
上部が露出している。
【0045】次いで、半導体基板1上にCVD法で堆積
された酸化シリコン膜をRIE法で異方性エッチングし
て、ゲート電極FG1 〜FG4 の側壁に設けられた1層
目のサイドウォールスペーサ9a,9bの側壁にさらに
2層目のサイドウォールスペーサ8a1 ,8a2 ,8b
1 ,8b2 を形成する。
【0046】この際、ゲート電極FG1 〜FG4 の相対
的に短いゲート長領域では、ゲート電極FG1 〜FG4
上の溝16はサイドウォールスペーサ8a1 によって完
全に埋め込まれるが、ゲート電極FG1 〜FG4 のゲー
ト長が相対的に長い部位Aでは、ゲート電極FG1 〜F
4 上の溝16はサイドウォールスペーサ8b1 では埋
め込まれず、シリサイド層5bが露出する。
【0047】次に、図13(a)に示すように、半導体
基板1上に、例えば窒化シリコン膜からなるSAC絶縁
膜10および酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜11を
順次堆積した後、この層間絶縁膜11をレジストパター
ンをマスクとしてエッチングし、続いて上記レジストパ
ターンを除去した後、露出したSAC絶縁膜10を除去
することによって、コンタクトホール12,12aを形
成する。
【0048】これにより、ソース、ドレインを構成する
高濃度の半導体領域の表面に設けられたシリサイド層5
aに達するコンタクトホール12を形成する。同時に、
ゲート電極FG1 〜FG4 のゲート長が相対的に長い部
位Aでのシリサイド層5bとソース、ドレインを構成す
る高濃度の半導体領域の表面に設けられたシリサイド層
5aの両者に達し、後の工程で局所配線が埋め込まれる
コンタクトホール12aを形成する。
【0049】この後、図13(b)に示すように、層間
絶縁膜11の上層に金属膜を堆積し、例えばCMP法で
金属膜の表面を平坦化することによってコンタクトホー
ル12の内部にプラグ13を形成し、同時にコンタクト
ホール12aの内部に局所配線13aを形成する。図
中、プラグ13および局所配線13aを網掛けのハッチ
ングで示す。
【0050】次に、半導体基板1上に層間絶縁膜18を
堆積した後、図14に示すように、局所配線13aまた
はプラグ13に達するコンタクトホー19を形成した
後、コンタクトホール19の内部にプラグ20を形成す
る。この後、層間絶縁膜18の上層に堆積した金属膜を
エッチングして第1層配線21を形成する。
【0051】次に、半導体基板1上に層間絶縁膜を堆積
した後、図15に示すように、この層間絶縁膜をレジス
トパターンをマスクとしてエッチングすることによっ
て、スルーホール22を形成する。次いで、スルーホー
ル22の内部にプラグを形成し、さらに、層間絶縁膜の
上層に堆積した金属膜をエッチングして第2層配線23
を形成することによって、SRAMのメモリセルがほぼ
完成する。
【0052】なお、図15には、ゲート電極FG1 〜F
4 、第1層配線21、スルーホール22および第2層
配線23のみを記載する。
【0053】このように、本実施の形態1によれば、レ
ジストパターンからなるマスクを用いた加工技術を追加
することなく、ゲート長が相対的に短い第1nチャネル
形MISFETQ1 のゲート電極の上部を構成するシリ
サイド層5bの上面にサイドウォールスペーサ8a1
よってキャップ絶縁膜を構成し、一方でゲート長が相対
的に長い第2nチャネル形MISFETQ2 のゲート電
極の上部を構成するシリサイド層5bの上面を露出する
ことができる。従って、サリサイド技術が適用された第
1nチャネル形MISFETQ1 および第2nチャネル
形MISFETQ2 において、リソグラフィ工程を増す
ことなく、SAC技術を用いることができる。また、第
1nチャネル形MISFETQ1 および第2nチャネル
形MISFETQ2 のゲート電極の上部全面にシリサイ
ド層5bが形成されるので、上記ゲート電極の抵抗は相
対的に低くなり、応答速度の速い第1nチャネル形MI
SFETQ1 および第2nチャネル形MISFETQ2
を得ることができる。
【0054】(実施の形態2)図17は、本発明の他の
実施の形態であるnチャネル形MISFETの半導体基
板の要部断面図である。図中、Q3 は、活性領域に形成
されるゲート長が相対的に短い第3nチャネル形MIS
FET、Q4 は、素子分離領域に形成され、引き出し電
極が接続孔を通じてゲート電極に接続されるゲート長が
相対的に長い第4nチャネル形MISFETを示す。
【0055】第3nチャネル形MISFETQ3 は、半
導体基板1上に形成された素子分離領域2に囲まれた活
性領域に形成され、活性領域にはp形ウエル3が形成さ
れている。このp形ウエル3の表面には、一対のn-
半導体領域4aおよび一対のn+ 形半導体領域4bによ
ってソース、ドレインが構成されている。
【0056】また、上記一対のn- 形半導体領域4aの
間のp形ウエル3の表面には、図示はしないが、しきい
値電圧制御層が形成されている。このしきい値電圧制御
層の上には酸化シリコン膜でゲート絶縁膜6が構成さ
れ、さらに、その上にはチタンナイトライド膜(Ti
N)24aおよび銅(Cu)膜24bが下層から順次堆
積された積層膜でゲート電極24が構成されている。こ
のゲート電極24の上層には、窒化シリコン膜からなる
サイドウォールスペーサ25aが設けられている。
【0057】サイドウォールスペーサ25aおよびゲー
ト電極24の積層膜の側壁には、窒化シリコン膜からな
るサイドウォールスペーサ26aが形成されている。さ
らに、この積層膜の間には酸化シリコン膜からなる第1
層間絶縁膜27aが埋め込まれており、第1層絶縁膜2
7aの上層には酸化シリコン膜からなる第2層間絶縁膜
27bが形成されている。
【0058】第1層間絶縁膜27aおよび第2層間絶縁
膜27bには、一対のn+ 形半導体領域4bに達するコ
ンタクトホール12が開孔しており、上記コンタクトホ
ール12に埋め込まれたプラグ13を介在して、配線層
14が上記一対のn+ 形半導体領域4bに接続されてい
る。
【0059】次に、第4nチャネル形MISFETQ4
は、半導体基板1上に形成された素子分離領域2の素子
分離絶縁膜2a上に形成されている。この第4nチャネ
ル形MISFETQ4 のゲート電極24の上層には、前
記サイドウォールスペーサ25aと同一工程で形成され
た窒化シリコン膜からなるサイドウォールスペーサ25
bがゲート電極24の端部上のゲート幅方向に設けられ
ている。
【0060】サイドウォールスペーサ25bおよびゲー
ト電極24の積層膜の側壁には窒化シリコン膜からなる
サイドウォールスペーサ26bが形成されている。第1
層間絶縁膜27aおよび第2層間絶縁膜27bには、ゲ
ート電極24に達するコンタクトホール12が開孔して
おり、上記コンタクトホール12に埋め込まれたプラグ
13を介在して、配線層14が上記ゲート電極24に接
続されている。
【0061】次に、本実施の形態2であるnチャネル形
MISトランジの製造方法を図18〜図25を用いて工
程順に説明する。
【0062】まず、図18に示すように、例えばp形の
単結晶シリコンからなる半導体基板1に素子分離溝2a
を形成し、この素子分離溝2bに素子分離絶縁膜2aを
埋め込むことによって素子分離領域2を形成する。次い
で、半導体基板1にp形ウエル3を形成するためのリン
をイオン打ち込みで注入した後、チャネル領域へp形不
純物、例えばボロンを導入して、しきい値電圧制御層を
形成する。
【0063】続いて、半導体基板1に熱酸化処理を施し
て、p形ウエル3の表面にダミーゲート絶縁膜28を形
成した後、半導体基板1上にCVD法で多結晶シリコン
膜を堆積し、次いで多結晶シリコン膜をレジストパター
ンをマスクとしてエッチングし、多結晶シリコン膜から
構成されるダミーゲート電極29を形成する。
【0064】次に、ダミーゲート電極29をマスクとし
てp形ウエル3にn形不純物をイオン打ち込みで注入
し、ソース、ドレインの一部を構成する低濃度のn-
半導体領域4aを形成する。この後、半導体基板1上に
窒化シリコン膜を堆積した後、この窒化シリコン膜をR
IE法で異方性エッチングして、ダミーゲート電極29
の側壁にサイドウォールスペーサ26a,26bを形成
する。
【0065】次いで、ダミーゲート電極29およびサイ
ドウォールスペーサ26aをマスクとして、p形ウエル
3にn形不純物をイオン打ち込みで注入し、ソース、ド
レインの他の一部を構成する高濃度のn+ 形半導体領域
4bを形成する。この後、半導体基板1上に酸化シリコ
ン膜からなる第1層間絶縁膜27aを堆積する。
【0066】次に、図19に示すように、上記第1層間
絶縁膜27aの表面を化学的機械研磨(Chemical Mecha
nical Polishing ;CMP)法によって研磨し、ダミー
ゲート電極29の上面を露出させた後、図20に示すよ
うに、ダミーゲート電極29およびダミーゲート絶縁膜
28を選択的に除去し、ダミーゲート電極29およびダ
ミーゲート絶縁膜28を除去した領域に溝30を形成す
る。
【0067】次に、溝30の内部にゲート絶縁膜6およ
びゲート電極24を順次形成する。なお、ソース、ドレ
インを構成する一対のn- 形半導体領域4aおよびn+
形半導体領域4bがすでに形成されていることから、こ
の後の工程での熱負荷を小さくすることが可能となり、
耐熱性の低い高誘電体材料によってゲート絶縁膜6を構
成し、耐熱性の低い素材によってゲート電極24を構成
することができる。さらに、ゲート電極24下にシリコ
ンのエピタキチャル成長によるシリコン層の形成が可能
となるので、表面濃度が相対的に低いチャネル領域の不
純物分布を形成して電流駆動能力の向上を図ることがで
きる。
【0068】本実施の形態2では、前述したように、ゲ
ート電極24をチタンナイトライド膜24aおよび銅膜
24bからなる積層膜によって構成する。まず、図21
に示すように、ゲート絶縁膜6を形成した後、半導体基
板1上にチタンナイトライド膜24aおよび銅膜24b
を順次堆積する。次に、図22に示すように、銅膜24
bおよびチタンナイトライド膜24aをCMP法によっ
て研磨することにより、第1層間絶縁膜27a上の銅膜
24bおよびチタンナイトライド膜24aを除去し、溝
30の内部にチタンナイトライド膜24aおよび銅膜2
4bを残す。この際、溝30の内部を全て埋め込まず、
サイドウォールスペーサ26a,26bで囲まれた溝3
0aを形成する。
【0069】次に、図23に示すように、半導体基板1
上に窒化シリコン膜31をCVD法で堆積する。この
際、窒化シリコン膜31の膜厚をDSiN 、窒化シリコン
膜31のステップカバレジをRSiN 、第3nチャネル形
MISFETQ3 のゲート長をL3 、第4nチャネル形
MISFETQ4 のゲート長をL4 とすると、 式(2) L4 >2×DSiN SiN >L3 を満たして窒化シリコン膜31は形成される。
【0070】次に、図24に示すように、窒化シリコン
膜31をRIE法で異方性エッチングして、第3nチャ
ネル形MISFETQ3 のゲート電極24上の溝30a
の側壁にサイドウォールスペーサ25aを形成し、第4
nチャネル形MISFETQ 4 のゲート電極24上の溝
30aの側壁にサイドウォールスペーサ25bを形成す
る。
【0071】前記式(2)を満たすことによって、第3
nチャネル形MISFETQ3 のゲート電極24上の溝
30aはサイドウォールスペーサ25aによって完全に
埋め込まれるが、第4nチャネル形MISFETQ4
ゲート電極24上の溝30aはサイドウォールスペーサ
25bでは埋め込まれず、ゲート電極24の上面の一部
が露出する。
【0072】次に、図25に示すように、半導体基板1
上に、例えば酸化シリコン膜からなる第2層間絶縁膜2
7bを堆積した後、第2層間絶縁膜27bおよび第1層
間絶縁膜27aをレジストパターンをマスクとして順次
エッチングし、第3nチャネル形MISFETQ3 のソ
ース、ドレインを構成するn+ 形半導体領域4bに達す
るコンタクトホール12を形成する。同時に、第4nチ
ャネル形MISFETQ4 のゲート電極24に達するコ
ンタクトホール12を形成する。
【0073】この後、第2層間絶縁膜21bの上層に金
属膜を堆積した後、例えばCMP法で上記金属膜の表面
を平坦化することによってコンタクトホール12の内部
に金属膜を埋め込みプラグ13を形成する。次いで、第
2層間絶縁膜27bの上層に堆積した金属膜をエッチン
グして配線層14を形成することにより、前記図17に
示した第3nチャネル形MISFETQ3 および第4n
チャネル形MISFETQ4 がほぼ完成する。
【0074】なお、図26に示すように、本実施の形態
2を用いることにより、例えば第3nチャネル形MIS
FETQ3 のソース、ドレインを構成する一方のn+
導体領域4bと第4nチャネル形MISFETQ4 のゲ
ート電極24とを接続する局所配線13aを形成するこ
とができる。
【0075】このように、本実施の形態2によれば、レ
ジストパターンからなるマスクを用いた加工技術を追加
することなく、ゲート長が相対的に短い第3nチャネル
形MISFETQ3 のゲート電極24の上面にサイドウ
ォールスペーサ25aによってキャップ絶縁膜を構成
し、一方でゲート長が相対的に長い第4nチャネル形M
ISFETQ4 のゲート電極24の上面を露出すること
ができる。従って、ダミーゲート技術が適用された第3
nチャネル形MISFETQ3 および第4nチャネル形
MISFETQ4 において、リソグラフィ工程を増すこ
となく、SAC技術を用いることができる。
【0076】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0077】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0078】本発明によれば、サリサイド技術が適用さ
れた複数のMISトランジスタにおいて、リソグラフィ
工程を増すことなく、SAC技術を用いることができ、
さらに、ゲート電極の抵抗がシリサイド層によって低減
することから、応答速度の速いMISトランジスタを得
ることができる。
【0079】また、本発明によれば、ダミーゲート技術
が適用されたMISトランジスタにおいて、リソグラフ
ィ工程を増すことなく、SAC技術を用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるnチャネル形MI
SFETを示す半導体基板の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるnチャネル形MI
SFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態であるnチャネル形MI
SFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態であるnチャネル形MI
SFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図5】本発明の一実施の形態であるnチャネル形MI
SFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態であるnチャネル形MI
SFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図7】本発明の一実施の形態であるnチャネル形MI
SFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図8】本発明の一実施の形態であるnチャネル形MI
SFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図9】本発明の一実施の形態であるnチャネル形MI
SFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図10】本発明の一実施の形態であるnチャネル形M
ISFETの変形例を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図11】本発明の一実施の形態であるnチャネル形M
ISFETの変形例を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図12】本発明の一実施の形態であるnチャネル形M
ISFETの変形例の製造方法を示す半導体基板の要部
平面図である。
【図13】本発明の一実施の形態であるnチャネル形M
ISFETの変形例の製造方法を示す半導体基板の要部
平面図である。
【図14】本発明の一実施の形態であるnチャネル形M
ISFETの変形例の製造方法を示す半導体基板の要部
平面図である。
【図15】本発明の一実施の形態であるnチャネル形M
ISFETの変形例の製造方法を示す半導体基板の要部
平面図である。
【図16】図14のA′−A′線における半導体基板の
要部断面図である。
【図17】本発明の他の実施の形態であるnチャネル形
MISFETを示す半導体基板の要部断面図である。
【図18】本発明の他の実施の形態であるnチャネル形
MISFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図
である。
【図19】本発明の他の実施の形態であるnチャネル形
MISFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図
である。
【図20】本発明の他の実施の形態であるnチャネル形
MISFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図
である。
【図21】本発明の他の実施の形態であるnチャネル形
MISFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図
である。
【図22】本発明の他の実施の形態であるnチャネル形
MISFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図
である。
【図23】本発明の他の実施の形態であるnチャネル形
MISFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図
である。
【図24】本発明の他の実施の形態であるnチャネル形
MISFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図
である。
【図25】本発明の他の実施の形態であるnチャネル形
MISFETの製造方法を示す半導体基板の要部断面図
である。
【図26】本発明の他の実施の形態であるnチャネル形
MISFETの変形例を示す半導体基板の要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離領域 2a 素子分離絶縁膜 2b 素子分離溝 3 p形ウエル 4a n- 形半導体領域 4b n+ 形半導体領域 5a シリサイド層 5b シリサイド層 6 ゲート絶縁膜 7 多結晶シリコン膜 8a1 サイドウォールスペーサ 8a2 サイドウォールスペーサ 8b1 サイドウォールスペーサ 8b2 サイドウォールスペーサ 9a サイドウォールスペーサ 9b サイドウォールスペーサ 10 SAC絶縁膜 11 層間絶縁膜 12 コンタクトホール 12a コンタクトホール 13 プラブ 13a 局所配線 14 配線層 15 窒化シリコン膜 16 溝 17 酸化シリコン膜 18 層間絶縁膜 19 コンタクトホール 20 プラグ 21 第1層配線 22 スルーホール 23 第2層配線 24 ゲート電極 24a チタンナイトライド膜 24b 銅膜 25a サイドウォールスペーサ 25b サイドウォールスペーサ 26a サイドウォールスペーサ 26b サイドウォールスペーサ 27a 第1層間絶縁膜 27b 第2層間絶縁膜 28 ダミーゲート絶縁膜 29 ダミーゲート電極 30 溝 30a 溝 31 窒化シリコン膜 Q1 第1nチャネル形MISFET Q2 第2nチャネル形MISFET Q3 第3nチャネル形MISFET Q4 第4nチャネル形MISFET DSiO 酸化シリコン膜の膜厚 RSiO 酸化シリコン膜のステップカバレジ L1 第1nチャネル形MISFETのゲート長 L2 第2nチャネル形MISFETのゲート長 Qd1 駆動用MISFET Qd2 駆動用MISFET Qp1 負荷用MISFET Qp2 負荷用MISFET Qt1 転送用MISFET Qt2 転送用MISFET FG1 ゲート電極 FG2 ゲート電極 FG3 ゲート電極 FG4 ゲート電極 A ゲート長が相対的に長い部位
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/3205 H01L 21/88 R 21/768 21/90 C 21/8244 27/08 102D 27/11 27/10 381 Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB04 BB20 BB30 CC05 DD03 DD04 DD07 DD16 DD26 DD43 DD75 EE05 EE09 EE12 EE17 FF13 FF14 GG09 GG14 GG16 HH14 HH16 5F033 HH04 HH11 HH26 HH33 KK01 KK11 KK26 KK33 MM07 MM12 MM13 PP06 QQ08 QQ09 QQ10 QQ13 QQ38 QQ39 QQ48 QQ58 QQ59 QQ65 RR04 RR06 SS11 TT02 TT07 TT08 VV06 VV16 XX03 XX09 XX10 XX31 XX33 5F048 AA01 AA09 AB01 AC01 BB03 BB04 BB06 BB08 BB09 BB11 BB12 BB14 BC06 BD10 BE04 BF06 BF07 BF11 BF15 BF16 BG14 DA23 DA25 DA30 5F083 BS05 BS07 BS17 BS19 BS27 BS47 GA02 GA28 JA02 JA32 JA35 JA53 JA56 PR03 PR21 PR29 PR40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート長が互いに異なる複数のMISト
    ランジスタを有する半導体集積回路装置であって、ゲー
    ト長が相対的に短い第1MISトランジスタの第1ゲー
    ト電極の上面はサイドウォールスペーサによって構成さ
    れるキャップ絶縁膜で覆われており、ゲート長が相対的
    に長い第2MISトランジスタの第2ゲート電極の上面
    には前記第2ゲート電極を露出させてサイドウォールス
    ペーサが形成されていることを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  2. 【請求項2】 ゲート長が互いに異なる複数のMISト
    ランジスタを形成する半導体集積回路装置の製造方法で
    あって、(a)半導体基板上にゲート長が相対的に短い
    第1ゲート電極と、ゲート長が相対的に長い第2ゲート
    電極とを形成する工程と、(b)前記第1ゲート電極お
    よび前記第2ゲート電極上に、第1のサイドウォールス
    ペーサで囲まれた溝を形成する工程と、(c)前記半導
    体基板上に絶縁膜を堆積した後、前記絶縁膜をエッチバ
    ックすることにより、前記第1ゲート電極および前記第
    2ゲート電極の上面に第2のサイドウォールスペーサを
    形成する工程とを有することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 ゲート長が互いに異なる複数のMISト
    ランジスタを形成する半導体集積回路装置の製造方法で
    あって、(a)半導体基板上にゲート長が相対的に短い
    第1ゲート電極と、ゲート長が相対的に長い第2ゲート
    電極とを形成する工程と、(b)前記第1ゲート電極お
    よび前記第2ゲート電極上に、第1のサイドウォールス
    ペーサで囲まれた溝を形成する工程と、(c)前記半導
    体基板上に絶縁膜を堆積した後、前記絶縁膜をエッチバ
    ックすることにより、前記第1ゲート電極および前記第
    2ゲート電極の上面に第2のサイドウォールスペーサを
    形成する工程とを有し、 前記絶縁膜の膜厚をD、前記絶縁膜のステップカバレジ
    をR、前記第1ゲート電極のゲート長をL1 、前記第2
    ゲート電極のゲート長をL2 とすると、L2 >2×DR
    >L1 の関係を満足することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 ゲート長が互いに異なる複数のMISト
    ランジスタを形成する半導体集積回路装置の製造方法で
    あって、(a)半導体基板上にゲート長が相対的に短い
    第1ゲート電極と、ゲート長が相対的に長い第2ゲート
    電極とを形成する工程と、(b)前記第1ゲート電極お
    よび前記第2ゲート電極上に、第1のサイドウォールス
    ペーサで囲まれた溝を形成する工程と、(c)前記半導
    体基板上に絶縁膜を堆積した後、前記絶縁膜をエッチバ
    ックすることにより、前記第1ゲート電極および前記第
    2ゲート電極の上面に第2のサイドウォールスペーサを
    形成する工程とを有し、 前記絶縁膜の膜厚をD、前記絶縁膜のステップカバレジ
    をR、前記第1ゲート電極のゲート長をL1 、前記第2
    ゲート電極のゲート長をL2 とすると、L2 >L1 >2
    ×DRの関係を満足し、かつ前記第1ゲート電極と前記
    第1ゲート電極を備えたMISトランジスタのソース、
    ドレインを構成する半導体領域に達する接続孔との合わ
    せ余裕がDR以下であることを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 ゲート長が互いに異なる複数のMISト
    ランジスタを形成する半導体集積回路装置の製造方法で
    あって、(a)半導体基板上にゲート長が相対的に短い
    第1ゲート電極と、ゲート長が相対的に長い第2ゲート
    電極とを形成する工程と、(b)前記第1ゲート電極お
    よび前記第2ゲート電極上に、第1のサイドウォールス
    ペーサで囲まれた溝を形成する工程と、(c)前記半導
    体基板上に絶縁膜を堆積した後、前記絶縁膜をエッチバ
    ックすることにより、前記第1ゲート電極および前記第
    2ゲート電極の上面に第2のサイドウォールスペーサを
    形成する工程とを有し、 前記第1ゲート電極および前記第2ゲート電極は、多結
    晶シリコン膜と前記多結晶シリコン膜のシリサイド化技
    術で形成されたシリサイド層とによって、あるいはダミ
    ーゲート技術で形成された金属膜によって構成されるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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