JP2001216715A - ディスク駆動装置の回転バランサ - Google Patents

ディスク駆動装置の回転バランサ

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JP2001216715A
JP2001216715A JP2000024072A JP2000024072A JP2001216715A JP 2001216715 A JP2001216715 A JP 2001216715A JP 2000024072 A JP2000024072 A JP 2000024072A JP 2000024072 A JP2000024072 A JP 2000024072A JP 2001216715 A JP2001216715 A JP 2001216715A
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mass
axis
disk drive
spindle motor
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Kokichi Terajima
厚吉 寺嶋
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Akai Electric Co Ltd
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Akai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持脚の共振周波数を越えた回転周波数のみ
ならず、共振周波数以下の回転周波数においてもディス
ク駆動装置の振れ回りを抑制できる回転バランサを提供
すること。 【解決手段】 軸心をZ軸とするスピンドルモータ1の
駆動軸側に配設され、ほぼZ軸方向に移動可能であると
ともに、Z軸周りにも移動可能なバランサ質量7を備え
たことを特徴とする回転バランサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、偏重心のあるコ
ンパクトディスク(CD) 、デジタルバーサタイルデ
ィスク(DVD)等の光ディスクや、ミニディスク(M
D)等の光磁気ディスク等の記録媒体の回転に応じて発
生するスピンドルモータの軸振れを抑制するディスク駆
動装置の回転バランサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、データ処理速度の高速度化が可能
となるのに伴い、ディスク駆動装置は高速回転にて使用
されることが多くなってきた。このため、使用されるデ
ィスクの寸法誤差や密度のばらつきや取り付け誤差等を
原因とする、ディスク重心位置の本来の回転中心軸から
のずれ、すなわち偏重心によるラジアル方向への偏った
遠心力による、スピンドルモータの駆動軸ひいてはディ
スク駆動装置が振れ回りの影響が無視できなくなって釆
ている。すなわち、遠心力の大きさは回転角速度の二乗
に比例して増大するので、高倍速駆動などの高速回転に
よりディスク駆動装置Dの激しい振れ回りを引き起こ
し、情報データの記録や再生が困難になったり、騒音の
発生や軸受の損傷を引き起こすなどの問題を生じること
が多くなっている。このような問題を解決するためのデ
ィスク駆動装置Dとして、例えば図14に示すような回
転バランサを搭載することが特許第2824250号に
提案されている。
【0003】このような従来のディスク駆動装置Dは、
ディスク9が載置されるターンテーブル10と、ディス
ク9をターンテーブル10上に押さえ付けるクランパ8
と、ターンテーブル10を回転駆動するスピンドルモー
タ1とを含み、そのスピンドルモータ1は、ゴム等の弾
性を有する支持脚4を介して装置本体ベース5に支持さ
れる支持ベース3に固定され、回転バランサBはターン
テーブル10を兼用し、スピンドルモータ1の駆動軸2
に嵌合・固定された構成のものである。
【0004】上記回転バランサBは、中空環状の収納容
器6と、その内部に収納された複数個の球状をなすバラ
ンサ質量7とにより構成されており、これらバランサ質
量7は駆動軸と直交する回転円の周方向およびラジアル
方向に転動可能に収納されている。ここで、支持脚4は
装置外部からの衝撃や振動を和らげるためにディスク駆
動装置Dを柔軟に支持しているが、回転バランサBの動
作に関わりを有しており、支持脚4の駆動軸2と直交す
る方向の共振周波数(以下、単に支持脚4の共振周波数
という)は、ディスク9を記録や再生するための所定の
高倍速回転周波数よりも低い周波数に設定されている。
【0005】このように構成された従来技術によるディ
スク駆動装置Dの回転バランサBの動作について、ディ
スク9の重心Gが、駆動軸2の軸心Gに対して回転
円のラジアル方向にずれて偏重心を生じた場合を例にと
って、図15(a)〜図15(c)を参照にして説明す
る。
【0006】まず、スピンドルモータ1の駆動軸2が回
転を開始すると、支持脚4はディスク9の偏重心G
生じる遠心力によって駆動軸2に直交する方向に変形さ
れ、ディスク駆動装置Dの振れ回りを生じながら加速さ
れて行く。
【0007】その後、スピンドルモータ1の回転周波数
が、支持脚4の共振周波数を越えると、ディスク9の重
心Gに対する遠心力の作用方向と、支持脚4の変形方
向とが位相的に逆転して、バランサ質量7に作用する遠
心力の一部が、軸心Gを基準としたディスク9の偏重
心Gの反対側に向けた推力として働くようになり、図
15(b)に示すように、バランサ質量7は、それら全
体の重心Gがディスク9の重心Gの偏り(偏重心)
をほぼ補う位置となるまで収納容器6の外周側内壁に沿
って周方向に転動し、重心Gはディスク9の重心G
の反対側に位置するようになる。
【0008】その結果、これらバランサ質量7の全体に
作用する遠心力が、ディスク9の重心Gに作用する遠
心力と逆向きでほぼ等しい大きさとなって相互に相殺さ
れるので、回転中心Oと駆動軸2の軸心Gとがほぼ
一致するようになり、支持脚4の変形やディスク駆動装
置Dの振れ回りが抑制されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような回転バランサBの場合、ディスク駆動装置Dが
支持脚4の共振周波数を越えない回転周波数範囲におい
て駆動された場合には、ディスク9の重心Gに生じる
遠心力と、支持脚4の運動の位相とが同一方向となり、
遠心力の作用方向と支持脚の変形方向が一致した関係と
なるため、バランサ質量7は、図15(c)に示すよう
に、それら全体の重心Gbxがディスク9の重心G
同一側に位置するようになってしまい、これらを合わせ
た重心G は軸心Gから大きく離間することになっ
て遠心力が逆に増大するので、ディスク駆動装置Dの振
れ回りの悪化を招くことになる。
【0010】すなわち、上記従来技術による回転バラン
サBは、支持脚4の共振周波数を越えた高速回転におけ
る振動を抑制することができても、共振周波数以下の回
転周波数範囲において駆動した場合には、ディスク駆動
装置Dの振れ回りを抑制することができずに、むしろ振
れ回りの悪化を招いてしまうので、低速回転には不向き
であるという欠点があった。
【0011】この発明の目的は、従来技術が抱える上述
したような問題点を解決した回転バランサを提供するこ
とにあり、支持脚の共振周波数を越えた回転周波数のみ
ならず、共振周波数以下の回転周波数においてもディス
ク駆動装置の振れ回りを抑制することができる回転バラ
ンサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を実現するべ
く鋭意研究した結果、発明者は、下記の内容を要旨構成
とする本発明を開発するに至った。すなわち、請求項1
に係る発明のディスク駆動装置の回転バランサは、軸心
をZ軸とするスピンドルモータの駆動軸側に配設され、
ほぼZ軸方向に移動可能であるとともに、Z軸周りにも
移動可能なバランサ質量を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1に記載さ
れたディスク駆動装置の回転バランサにおいて、前記ス
ピンドルモータの駆動軸側に配設され、外周側内壁面が
Z軸を中心軸とする仮想直円錐の側面の一部から形成さ
れる中空環状の収納容器と、その収納容器内に収納さ
れ、仮想直円錐の頂点側を向いたZ軸方向の引力を受け
た球状のバランサ質量とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項2に記載さ
れたディスク駆動装置の回転バランサにおいて、前記バ
ランサ質量の半径rおよび質量mと、前記バランサ質量
に対する引力Fと、前記バランサ質量に当接する外周側
内壁面の半径Rと、前記仮想直円錐の母線とZ軸とのな
す角度θとによって決定されるスピンドルモータの回転
周波数f=1/(2π)〔F/{m(R-rcosθ)ta
nθ}〕1/2と、前記スピンドルモータを支持する支
持脚の共振周波数fとの関係が、f≧ f である
ように設定されるとともに、前記スピンドルモータの回
転周波数が、前記fを越える回転周波数fに達した
後に、所定の回転周波数とすることを特徴とする。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項2に記載さ
れたディスク駆動装置の回転バランサにおいて、前記仮
想直円錐の頂点側に前記バランサ質量の拘束手段が形成
されることを特徴とする。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項2に記載さ
れたディスク駆動装置の回転バランサにおいて、前記引
力は重力であることを特徴とする。
【0017】請求項6に係る発明は、請求項2に記載さ
れたディスク駆動装置の回転バランサにおいて、前記引
力は電磁力であることを特徴とする。
【0018】請求項7に係る発明は、請求項4に記載さ
れたディスク駆動装置の回転バランサにおいて、前記拘
束手段は、収納容器の底面にほぼ放射方向に区切られた
凹部であることを特徴とする。
【0019】請求項8に係る発明は、請求項4に記載さ
れたディスク駆動装置の回転バランサにおいて、前記拘
束手段は、収納容器の底面にほぼ放射方向に区切られて
形成された多極性磁極よりなる永久磁石であることを特
徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の幾つかの実施の
形態について添付図面を参照にして説明する。図1はこ
の発明の第1の実施形態を示す分解斜視図、図2は縦断
面図、図3(a)および図3(b)は要部平面図および
側面図、図4〜図7は動作説明図である。なお、図1〜
図7において、図14および図15に示す従来技術と同
等の部分は、同一の符号で示されている。
【0021】図1に示す如く、ディスク駆動装置Dは、
ゴム等の弾性を有する支持脚4を介して装置本体ベース
5に支持される支持ベース3に固定されたスピンドルモ
ータ1と、その駆動軸2側に配設され、ディスク9が搭
載されるべきターンテーブル10と、ディスク9をター
ンテーブル10との間に挟持するクランパ8とから構成
される。
【0022】上記回転バランサBは、金属や樹脂等より
なる中空環状の収納容器6と、この収納容器6の内部に
収納された金属やセラミック、樹脂等よりなる複数個の
球状をなすバランサ質量7とにより構成され、ディスク
駆動装置Dのロータ側すなわち、ターンテーブル10を
兼ねて軸心を直交三次元座標系のZ軸とするスピンドル
モータ1の駆動軸2に嵌合・固定されている。ここで、
X軸およびY軸は、回転バランサB上に設けられ、それ
ぞれ駆動軸と同期して回転するものとしている。
【0023】ここで、スピンドルモータ1の駆動軸2の
軸心の方向(Z軸)は、バランサ質量7に対して駆動軸
方向の重力が作用するように、鉛直方向に向けられてお
り、収納容器6の外周側内壁面61は、図2に示すよう
に、Z軸を中心軸とする仮想直円錐11の側面の一部か
ら形成され、収納容器6の底面62および仮想直円錐1
1の頂点Pがそれぞれ、鉛直方向下部に位置するように
形成されている。
【0024】さらに、収納容器6の底面62には、図3
に示すように、ほぼ放射方向に区切られて形成された孔
や溝等の凹部、すなわちこの場合溝3がバランサ質量7
の数を越えて形成され、バランサ質量7に対応する数の
いずれかの溝63には、それぞれ1個のバランサ質量7
が重力に引き寄せられて収納され、スピンドルモータ1
の停止状態においては、バランサ質量7は収納容器6内
において周方向に移動せず、拘束された状態に保持され
ている。
【0025】この状態からスピンドルモータ1を回転駆
動させると、バランサ質量7に遠心力が作用して、バラ
ンサ質量7は収納容器6の外周側内壁面61に押し付け
られるようになる。ここで、バランサ質量7の半径rお
よび質量mと、バランサ質量7に対するZ軸方向の引力
の大きさFと、バランサ質量7に当接する外周側内壁面
61の半径Rと、仮想直円錐の母線とZ軸とのなす角度
θとによって決定されるスピンドルモータ1の回転周波
数、f=1/(2π)〔F/{m(R‐rcosθ)t
anθ}〕1/2においては、引力および遠心力の母線
方向成分の大きさが釣り合うようになり、回転周波数が
よりも大きくなると、バランサ質量7は収納容器6
の外周側内壁面61を上昇してZ軸方向に転動するよう
になる。
【0026】上記バランサ質量7の半径rおよび質量m
と、Z軸方向の引力Fと、外周側内壁面61の半径R
と、仮想直円錐の母線とZ軸とのなす角度θとによって
決定される回転周波数fは、スピンドルモータ1を支
持する支持脚4の共振周波数f に対して、f≧f
となるように設定されており、支持脚4の共振周波数f
に達しない回転周波数においては、バランサ質量7が
Z軸方向に転動しないようにされている。
【0027】たとえば、バランサ質量7の半径rを1.
5mm、 Z軸方向の引力Fをm・g(gは重力加速
度)、外周側内壁面61の半径Rを12mm、架空直円
錐の母線とZ軸とのなす角θを0.3°とすると、 f
がほぼ67.2Hzとなり、支持脚4の共振周波数f
は、これ以下の値となるように設定される。
【0028】そして、スピンドルモータ1は、f>f
となる回転周波数fに達するまで上昇させることに
より、バランサ質量7をZ軸方向に収納容器6の天井面
64まで転動させ、収納容器6の底面62に形成された
溝63から解放することができる。
【0029】次いで、偏重心を有するディスク9をディ
スク駆動装置Dにより駆動したときの、回転バランサB
の動作について、図4〜図6を参照にして説明する。
【0030】まず、ディスク駆動装置Dのターンテーブ
ル10上に不図示のディスク9が装着されたとき、バラ
ンサ質量7は、図4(a)、(b)に示すように、ディ
スク9の重心Gの位置とは無関係な位置の溝63内に
重力に引かれて収納されている。不図示のスピンドルモ
ータ1の駆動軸2が回転を開始させると、バランサ質量
7は収納容器6やディスク9等と同期して回転し、収納
容器6の外周側内壁面61に押し付けられる。一方、デ
ィスク駆動装置Dは、ディスク9の偏重心Gやバラン
サ質量7の偏重心GB1に生じる遠心力によって、支持
脚4をXY平面内で変形させて振れ回りを生じつつ加速
される。しかしながら、回転周波数が支持脚4の共振周
波数fに達しても、バランサ質量7は、これらに加わ
る引力および遠心力の母線方向成分の大きさが釣り合う
上述の周波数fを越えるまで、収納容器6の溝63内
に留まっている。
【0031】そして、回転周波数がfを越えてf
達すると、バランサ質量7は、図5(a)、(b)に示
すように、収納容器6の外周側内壁面61を母線に沿っ
てZ軸方向に向けて上昇し、天井面64に至る。このと
きの回転周波数fは、支持脚4の共振周波数fを越え
ているので、ディスク9の重心Gに対する遠心力の作
用方向と、支持脚4の変形方向とが位相的に逆転し、バ
ランサ質量7に作用する遠心力の一部は、軸心Gを基
準としたディスク9の偏重心Gの反対側に向けた推力
として働くようになる。
【0032】このため、バランサ質量7は、図6
(a)、(b)に示すように、収納容器6の外周側内壁
61に沿って周方向に転動し、バランサ質量7の重心G
B2がディスク9の重心Gの反対側に位置するように
なる。その結果、バランサ質量7の重心GB2に作用す
る遠心力と、ディスク9の重心Gに作用する遠心力と
が逆向きでほぼ等しい大きさとなって相互に相殺され、
回転中心Oと駆動軸2の軸心Gとがほぼ一致するよ
うになって、支持脚4の変形やディスク駆動装置Dの振
れ回りが抑制された状態が得られる。
【0033】次に、スピンドルモータ1を回転周波数f
以下に減速すると、遠心力が低下してバランサ質量7
は収納容器6の外周側内壁面61を母線に沿ってZ軸方
向に向けて降下し、図7(a)、(b)に示すように、
それぞれ近くに位置する溝63に収納される。このた
め、回転周波数f以下の回転駆動においても、さらに
支持脚4の共振周波数f以下の回転駆動においても、
バランサ質量7は、溝63に収納されて、その重心位置
をGB2に近いGB3に拘束され、ディスク9の偏重心
の相殺が維持されるので、支持脚4の変形やディスク駆
動装置Dの振れ回りが抑制される。
【0034】したがって、この実施形態の回転バランサ
Bによれば、上記f以上の回転周波数でスピンドルモ
ータ1を駆動して記録および/または再生した場合に、
支持脚4の変形やディスク駆動装置Dの振れ回りを抑制
できるとともに、周波数f以下の回転周波数や支持脚
4の共振周波数f以下の回転周波数でスピンドルモー
タ1を駆動して記録および/または再生した場合であっ
ても、支持脚4の変形やディスク駆動装置Dの振れ回り
を抑制できる。尚、この実施形態において、回転バラン
サBはターンテーブル10を兼ねて形成されたが、これ
に限らずターンテーブル10とは別体に形成してもよい
し、あるいはクランパ8を兼ねて形成するなどしてもよ
いことは勿論のことである。
【0035】図8は、この発明の第2の実施形態を示す
縦断面図、図9(a)、(b)は要部平面図および側面
図である。この回転バランサBは、中空環状の収納容器
6と、この収容容器6の内部に収納された鉄(Fe)、
ニッケル(Ni)、コバルト(Co)もしくはそれらの
合金、あるいはフエライト等の磁性材料よりなる複数個
の球状をなすバランサ質量7とから構成されている。
【0036】上記収納容器6の外周側内壁面61は、図
8に示すように、Z軸を中心軸とする仮想直円錐11の
側面の一部から形成され、その頂点PがZ軸方向の底面
62側に位置するように形成されている。さらに、収納
容器6の底面62は、図9に示すように、ほぼ放射状に
バランサ質量7を越える数に区切られ、着磁方向を交互
に反転させて多極性磁極をなす永久磁石65が形成され
ている。
【0037】ここで、バランサ質量7に対する永久磁石
65の電磁力に基づく引力がZ軸方向に作用するよう
に、Z軸は永久磁石65の磁極面に垂直に向けられてい
る。また上記永久磁石65の隣接磁極対におけるバラン
サ質量7に対応する数のいずれかの隣接する磁極対の境
界近傍には、それぞれ1個のバランサ質量7が吸着され
ている。したがって、バランサ質量7は、スピンドルモ
ータ1の停止状態においては、収納容器6内において周
方向に移動せず、拘束された状態となっている。
【0038】この実施形態の場合も、永久磁石65によ
る引力の大きさと、遠心力の仮想直円錐11の母線方向
成分の大きさとが釣り合う回転周波数fが、支持脚4
の共振周波数f以上となるように設定され、回転周波
数がfを越えるfに達するようにスピンドルモータ
1を回転させることにより、バランサ質量7をZ軸方向
に収納容器6の天井面64まで転動させて、収納容器6
の底面62に形成された多極性磁極65による拘束から
解放するとともに、バランサ質量7をディスク9の偏重
心を補う位置に転動させることができる。そして減速す
ることにより、バランサ質量7をそれぞれ近くに位置す
る永久磁石65の隣接した磁極対に吸着させて拘束する
ことができる。
【0039】したがって、この第2の実施形態の回転バ
ランサBによれば、上記f以上の回転周波数でスピン
ドルモータ1を駆動して記録および/または再生した場
合に、支持脚4の変形やディスク駆動装置Dの振れ回り
を抑制できるとともに、周波数f以下の回転周波数や
支持脚4の共振周波数f以下の回転周波数でスピンド
ルモータ1を駆動して記録および/または再生した場合
であっても、支持脚4の変形やディスク駆動装置Dの振
れ回りを抑制できる。
【0040】さらに、永久磁石65の大きさや材質等に
より任意の大きさの引力を設定できるので、収納容器6
の外周側内壁61の傾斜角θ等の設定に幅を持たせるこ
とができ、またZ軸を鉛直方向に限る必要がなく、任意
の方向に向けることができる。尚、この実施形態におい
て、永久磁石65を収納容器6の底面62と兼ねて形成
したが、これに限らずそれぞれを別体に形成してもよい
ことは勿論のことである。
【0041】図10は、この発明の第3の実施形態を示
す縦断面図、図11(a)、(b)は要部の平面図およ
び側面図である。この回転バランサBは、金属や樹脂等
よりなる中空環状の収納容器6と、この収納容器6の内
部に収納された鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コバル
ト(Co)もしくはそれらの合金、あるいはフエライト
等の磁性材料よりなる複数個の球状をなすバランサ質量
7とから構成されている。
【0042】図10に示すように、収納容器6の外周側
内壁面61は、Z軸を中心軸とする仮想直円錐11の側
面の一部から形成され、その頂点PがZ軸方向の底面6
2側に位置するように形成される。さらに収納容器6の
底面62の下部には、バランサ質量7に対して引力がZ
軸方向に作用するように、磁極面をZ軸に対して垂直に
向けられた永久磁石66が形成されている。
【0043】また、図11に示すように、収納容器6の
底面62には、ほぼ放射方向に区切られて形成された溝
63がバランサ質量7の数を越えて形成され、バランサ
質量7に対応する数のいずれかの溝63に、それぞれ1
個のバランサ質量7が重力に引き寄せられて収納され、
スピンドルモータ1の停止状態において、バランサ質量
7は収納容器6内において周方向に移動せず、拘束され
た状態となっている。
【0044】この実施形態の場合にも、永久磁石66に
よる引力の大きさと、遠心力の仮想直円錐11の母線方
向成分の大きさとが釣り合うような回転周波数fが、
支持脚4の共振周波数f以上になるように設定され、
回転周波数がfを超えるf に達するようにスピンド
ルモータ1を回転させることにより、バランサ質量7を
Z軸方向に収納容器6の天井面64まで転動させて、収
納容器6の底面62に形成された溝63から解放すると
ともに、バランサ質量7をディスク9の偏重心を補う位
置に転動させることができる。そして減速することによ
り、バランサ質量7をそれぞれ近くに位置する溝63に
収納し拘束することができる。
【0045】したがって、この第3の実施形態の回転バ
ランサBによれば、上記f以上の回転周波数でスピン
ドルモータ1を駆動して記録および/または再生した場
合に、支持脚4の変形やディスク駆動装置Dの振れ回り
を抑制できるとともに、周波数f以下の回転周波数や
支持脚4の共振周波数f以下の回転周波数でスピンド
ルモータ1を駆動して記録および/または再生した場合
であっても、支持脚4の変形やディスク駆動装置Dの振
れ回りを抑制できる。
【0046】さらに、永久磁石66の大きさや材質等に
より任意の大きさの引力を設定できるので、収納容器6
の外周側内壁61の傾斜角θ等の設定に幅を持たせるこ
とができ、またZ軸を鉛直方向に限る必要がなく任意の
方向に向けることができる。
【0047】図12は、この発明の第4の実施形態を示
す縦断面図、図13(a)、(b)は要部の平面図およ
び側面図である。この回転バランサBは、金属や樹脂等
よりなる中空環状の収納容器6と、その収納容器6の内
部に収納された鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コバル
ト(Co)もしくはそれらの合金、あるいはフェライト
等の磁性材料よりなる複数個の球状をなすバランサ質量
7とから構成されている。
【0048】ここで、バランサ質量7に駆動軸方向の重
力が作用するように、Z軸が鉛直方向に向けられ、収納
容器6の外周側内壁面61は、Z軸を中心軸とする仮想
直円錐11の側面の一部から形成されており、収納容器
6の底面62および仮想直円錐11の頂点Pがそれぞれ
鉛直方向下部に位置するように形成されている。
【0049】さらに、収納容器6の底面62下における
スピンドルモータ1のロータ側もしくはステータ側に
は、Z軸周りに巻回されたソレノイドコイル12が形成
されていて、必要に応じてその内周側に磁性ヨーク13
を形成する。
【0050】したがって、上記ソレノイドコイル12
は、通電により電磁力を発生し、バランサ質量7を収納
容器6の底面62側に引き寄せることが可能である。ま
た、収納容器6の底面62には、ほぼ放射方向に区切ら
れて形成された溝63が、バランサ質量7の数を越えて
形成され、バランサ質量7に対応する数のいずれかの溝
63に、それぞれ1個のバランサ質量7が重力に引き寄
せられて収納され、スピンドルモータ1の停止状態にお
いて、バランサ質量7は収納容器6内において周方向に
移動せず、拘束された状態となっている。
【0051】この第4の実施形態の場合にも、第1の実
施形態と同様に、スピンドルモータ1の駆動軸2が回転
を開始すると、バランサ質量7は収納容器6やディスク
9等と同期して回転し、収納容器6の外周側内壁面61
に押し付けられる。一方、ディスク駆動装置Dは、ディ
スク9の偏重心Gやバランサ質量7の偏重心GB1
生じる遠心力によって支持脚4をXY平面内で変形させ
て、振れ回りを生じつつ加速される。しかしながら、回
転周波数が支持脚4の共振周波数fに達しても、バラ
ンサ質量7は、これらに加わる引力および遠心力の母線
方向成分の大きさが釣り合う上記周波数fを越えるま
で、収納容器6の溝63内に留まっている。
【0052】そして、回転周波数がfを越えてf
達すると、バランサ質量7は収納容器6の外周側内壁面
61を母線に沿ってZ軸方向に向けて上昇し、天井面6
4に至る。このときの回転周波数fは支持脚4の共振
周波数fを越えているので、ディスク9の重心に対す
る遠心力の作用方向と、支持脚4の変形方向とが位相的
に逆転し、バランサ質量7に作用する遠心力の一部は軸
心を基準としたディスク9の偏重心の反対側に向けた推
力として働くようになる。
【0053】このため、バランサ質量7は収納容器6の
外周側内壁61に沿って周方向に転動し、バランサ質量
7の重心がディスク9の重心の反対側に位置するように
なる。その結果、バランサ質量7の重心に作用する遠心
力と、ディスク9の重心に作用する遠心力とが逆向きで
ほば等しい大きさとなって相互に相殺され、回転中心と
駆動軸2の軸心とがほぼ一致するようになって支持脚4
の変形やデイスク駆動装置Dの振れ回りが抑制された状
態が得られる。
【0054】この実施形態の場合は、第1の実施形態と
異なり、スピンドルモータ1の回転周波数を下げること
なく、バランサ質量7を溝63内部に引き寄せることが
できる。
【0055】すなわち、ソレノイドコイル12に通電す
れば、バランサ質量7は底面62に向けた電磁力にもど
づく引力を受けて、収納容器6の外周側内壁面61を母
線に沿ってZ軸方向に向けて降下し、それぞれ近くに位
置する溝63に収納される。そのため、重力と遠心力の
母線方向成分の大きさが釣り合うような回転周波数f
を越える回転周波数において、スピンドルモータ1に急
激な加減速を加えても、バランサ質量7の重心が周方向
に移動することがないので、迅速な速度変化が可能とな
るとともに、回転周波数f以下の回転駆動において
も、さらに支持脚4の共振周波数f以下の回転駆動に
おいても、バランサ質量7は溝63に収納されてディス
ク9の偏重心を相殺する位置の近傍に拘束できるので、
支持脚4の変形やディスク駆動装置Dの振れ回りが抑制
される。
【0056】なお、ソレノイドコイル12への通電は、
スピンドルモータ1の回転が回転周波数fより低くな
れば、バランサ質量7は重力により溝63に収納される
ことになるので、遮断してもよい。
【0057】したがって、この第4の実施形態の回転バ
ランサBによれば、上記f以上の回転周波数でスピン
ドルモータ1を駆動して記録および/または再生した場
合に、支持脚4の変形やディスク駆動装置Dの振れ回り
を抑制できるとともに、回転周波数を迅速に低下させる
ことができ、周波数f以下の回転周波数や支持脚4
の共振周波数f以下の回転周波数でスピンドルモータ
1を駆動して記録および/または再生した場合であって
も、支持脚4の変形やディスク駆動装置Dの振れ回りを
抑制できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のディス
ク駆動装置の回転バランサによれば、記録および/また
は再生時のスピンドルモータの回転周波数に関わりな
く、ディスク駆動装置の振れ回りを効果的に抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の回転バランサの第1の実施形態を示
す分解斜視図である。
【図2】同じく、第1の実施形態を示す縦断面図であ
る。
【図3】同じく、第1の実施形態を示す要部平面図およ
び側面図である。
【図4】同じく、第1の実施形態の動作を説明する要部
平面図および側面図である。
【図5】同じく、第1の実施形態の動作を説明する要部
平面図および側面図である。
【図6】同じく、第1の実施形態の動作を説明する要部
平面図および側面図である。
【図7】同じく、第1の実施形態の動作を説明する要部
平面図および側面図である。
【図8】この発明の回転バランサの第2実施形態を示す
縦断面図である。
【図9】同じく、第2実施形態を示す要部平面図および
側面図である。
【図10】この発明の回転バランサの第3の実施形態を
示す縦断面図である。
【図11】同じく、第3の実施形態を示す要部平面図お
よび側面図である。
【図12】この発明の回転バランサの第4の実施形態を
示す縦断面図である。
【図13】同じく、第4の実施形態を示す要部平面図お
よび側面図である。
【図14】従来の回転バランサとそれを用いたディスク
駆動装置を示す縦断面図である。
【図15】同じく、従来の回転バランサの動作を説明す
る平面図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ 2 駆動軸 4 支持脚 6 収納容器 7 バランサ質量 9 ディスク 10 ターンテーブル 12 ソレノイドコイル 63 溝 65 永久磁石 66 永久磁石 B 回転バランサ D ディスク駆動装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク等の情報記録媒体を回転駆動さ
    せるスピンドルモータを含んだディスク駆動装置におい
    て、 軸心をZ軸とする前記スピンドルモータの駆動軸側に配
    設され、Z軸方向にほぼ平行な方向に移動可能であると
    ともに、Z軸周りにも移動可能なバランサ質量を備えた
    ことを特徴とするディスク駆動装置の回転バランサ。
  2. 【請求項2】 前記スピンドルモータの駆動軸側に配設
    され、その外周側内壁面がZ軸を中心軸とする仮想直円
    錐の側面の一部から形成される中空環状の収納容器と、
    その収納容器内に収納され、前記仮想直円錐の頂点側を
    向いたZ軸方向の引力を受けた球状のバランサ質量とを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動
    装置の回転バランサ。
  3. 【請求項3】 前記バランサ質量の半径rおよび質量m
    と、前記バランサ質量に対する引力Fと、前記バランサ
    質量に当接する外周側内壁面の半径Rと、前記仮想直円
    錐の母線とZ軸とのなす角度θとによって決定される前
    記スピンドルモータの回転周波数f=1/(2π)
    [F/{m(R‐rcosθ)tanθ}]1/2と、前
    記スピンドルモータを支持する支持脚の共振周波数f
    との関係が、f ≧fであるように設定されるとと
    もに、回転周波数が前記fを越える回転周波数f
    達した後に、所定の回転周波数とすることを特徴とする
    請求項2に記載のディスク駆動装置の回転バランサ。
  4. 【請求項4】 前記仮想直円錐の頂点側に、前記バラン
    サ質量の拘束手段が形成されることを特徴とする請求項
    2に記載のディスク駆動装置の回転バランサ。
  5. 【請求項5】 前記引力は、重力であることを特徴とす
    る請求項2に記載のディスク駆動装置の回転バランサ。
  6. 【請求項6】 前記引力は、電磁力であることを特徹と
    する請求項2に記載のディスク駆動装置の回転バラン
    サ。
  7. 【請求項7】 前記拘束手段は、前記収納容器の底面に
    ほぼ放射方向に区切られた凹部であることを特徴とする
    請求項4に記載のディスク駆動装置の回転バランサ。
  8. 【請求項8】 前記拘束手段は、前記収納容器の底面に
    ほぼ放射方向に区切られて形成された多極性磁極よりな
    る永久磁石であることを特徴とする請求項4に記載のデ
    ィスク駆動装置の回転バランサ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002046641A1 (fr) * 2000-12-07 2002-06-13 Akazawa Machine Co., Ltd. Equilibreur
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WO2011101932A1 (ja) * 2010-02-19 2011-08-25 Yamamoto Hiroaki バランサー

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