JP2001216235A - 地図関連データの配信サービス方法 - Google Patents

地図関連データの配信サービス方法

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JP2001216235A
JP2001216235A JP2000026858A JP2000026858A JP2001216235A JP 2001216235 A JP2001216235 A JP 2001216235A JP 2000026858 A JP2000026858 A JP 2000026858A JP 2000026858 A JP2000026858 A JP 2000026858A JP 2001216235 A JP2001216235 A JP 2001216235A
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Hisahiro Indo
尚寛 印藤
Toshiaki Kobayashi
俊昭 小林
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EFGENEX CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地図関連データの利用者が、必要とする多種類
の地図関連データを一括して容易に入手・利用でき、ま
た、地図関連データの提供者における課金計算を容易に
行うことのできる地図関連データの配信サービス方法を
提供する。 【解決手段】利用者毎に予め定められたユーザIDに基づ
いて、利用者が利用できる地図関連データの地域及び種
類を表示し、その中から利用者に選択されたデータを各
ディストリビュータから取得し、それらを一括して利用
者へ配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムを用いた地図関連データの配信サービス方法に関
し、特に、利用者によるデータの入手及び利用と、サー
ビス提供者の課金計算を容易に行うことが可能な地図関
連データの配信サービス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータシステムを用い
て、地図情報や空間情報を扱うシステムとして、地理情
報システム(以下、GISと呼ぶ)というものが知られて
いる。GISは、地図及びそれに関わる様々な情報を、用
途に応じた形に加工して利用者へ提供するシステムであ
り、視覚的、空間的に情報を捉えられるという特徴か
ら、各分野において広く用いられている。
【0003】かかるGISを構築する際には、通常、提供
する情報の元となるデータ、データを処理するソフトウ
ェア(プログラム)、及びソフトウェアを動かすハード
ウェア(コンピュータ)が必要となる。それらのうち、
前記データに付いては、デジタル化された地図のデータ
(以下、地図データと呼ぶ)と、地図に関連付けられる
各種の付帯的なデータ(以下、付帯データと呼ぶ)に分
けることができる。前者、地図データには、道路地図、
行政界地図、住宅地図などの一般的な地図や、利用分野
毎の特殊な地図等、多種多様なものがある。また、後
者、付帯データについては、地図上の位置情報をもった
店舗、施設などに関するいわゆるポイントデータや、地
図上の地域と関連する調査・統計データなど、更に広範
なデータが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
GISを構築するために必要な前記地図データ及び付帯デ
ータ(以下、合わせて「地図関連データ」と呼ぶ)を準備
するには、一般的に多大な労力と費用を必要とする。最
近は、市販されている地図関連データの種類も増加し、
独自にデータを作成する割合が減って、従来よりデータ
の入手、構築が容易になったといえる。
【0005】しかし、前述のとおりGISの用途は広く、
多くの場合、システム毎に望まれる情報が異なるため、
必要となる地図関連データもシステム毎に異なる。ま
た、GISの広範な機能により、一つのシステムに多種類
の地図関連データが用いられることが多い。従って、通
常、目的とするGISを構築する際には、都度多数のデー
タ供給者(以下、「ディストリビュータ」と呼ぶ)より市
販されている各種の地図関連データの中から、必要とさ
れるものをそれぞれ購入し、それらを統合して利用する
必要があった。よって、データの入手、及びそれらの統
合には、依然として多くの労力を要する。
【0006】また、上記データ以外にも、GIS構築のた
めには、前述のとおり、ソフトウェア及びハードウェア
の準備が必要である。ソフトウェアに付いては、上記デ
ータとの間で整合を考慮する必要があり、また、ハード
ウェアに付いては、上記必要とするデータの容量が大き
い場合には、大容量のデータ格納装置が必要となる。従
って、従来は、ニーズに合った本格的なGISを手軽に利
用できる環境ではなかった。
【0007】そこで、本発明の目的は、地図関連データ
の利用者が必要とする多種類の地図関連データを一括し
て容易に入手・利用でき、また、地図関連データの提供
者における課金計算を容易に行うことのできる地図関連
データの配信サービス方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の一つの側面は、利用者毎に予め定められ
た識別IDに基づいて、利用者が利用できる地図関連デー
タの地域及び種類を表示し、その中から利用者に選択さ
れたデータを各ディストリビュータから取得し、それら
を一括して利用者へ配信する。従って、本発明によれ
ば、利用者は、必要とする複数の地図関連データを一括
して容易に入手し、利用することが可能となる。
【0009】上記の目的を達成するために、本発明の別
の側面は、コンピュータシステム及びコンピュータネッ
トワークを用いて地図関連データの配信サービを行う地
図関連データの配信サービス方法において、前記地図関
連データの利用者に識別IDの入力を促す第一のステップ
と、入力された前記識別IDに基づいて、前記利用者が利
用可能な前記地図関連データの地域と種類を表示し、前
記利用者に所望の前記地図関連データの選択を促す第二
のステップと、選択された前記地図関連データを、前記
コンピュータネットワークを介して前記地図関連データ
を提供するディストリビュータから取得し、前記利用者
へ配信する第三のステップを有することを特徴とする。
【0010】更に、上記の発明において、その好ましい
態様は、前記第二のステップと第三のステップの間に、
更に、前記選択された地図関連データに対する課金情報
を表示し、前記利用者に前記選択された地図関連データ
を利用するか否かの確認を促す第四のステップを有し、
前記利用者に対する課金の計算が、前記識別IDと前記第
四のステップにおける前記利用者の確認に基づいて行わ
れることを特徴とする。
【0011】また、上記の発明において、別の態様は、
前記第三のステップにおける地図関連データの取得が、
複数の前記ディストリビュータから行われる場合には、
前記複数のディストリビュータから取得される地図関連
データを一括して前記利用者へ配信することを特徴とす
る。
【0012】また、上記の発明において、別の態様は、
更に、前記識別IDに基づいて、前記利用者が利用可能
な、前記地図関連データを利用するためのプログラムの
リストを表示し、前記利用者に所望の前記プログラムの
選択を促すステップと、選択された前記プログラムを前
記利用者へ配信するステップを有することを特徴とす
る。
【0013】更に、上記の発明において、別の態様は、
前記配信された地図関連データに前記利用者が付加した
データを、前記配信サービスの提供者側で保管すること
を特徴とする。
【0014】本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に
説明する発明の実施の形態から明らかになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照
番号又は参照記号を付して説明する。
【0016】図1は、本発明を適用した地図関連データ
配信サービスの第一の実施例に係るシステム構成図であ
る。第一の実施例に係る配信サービスは、サービスの提
供者(以下、「サービス提供者」と呼ぶ)が、地図関連デ
ータの利用者(以下、「利用者」と呼ぶ)の要求に応じ
て、複数箇所に格納されたディストリビュータの各種地
図関連データを、インターネットを介して一括して利用
者へ配信するものである。
【0017】図1に示すとおり、サービス提供者は、パ
ーソナルコンピュータなどのクライアントシステム3か
ら入力される利用者の要求を、インターネット5を介し
て、配信サービスサーバシステム1で受取る。配信サー
ビスサーバシステム1は、要求された地図関連データ
を、LAN又はWAN4で接続された各ディストリビュータの
DBサーバシステム2から抽出し、一括してクライアント
システム3へ配信する。
【0018】本実施例に係るサービスでは、かかる配信
をする際に、予め登録された利用者毎のユーザIDを用
い、そのユーザIDに基づいて、利用者へ配信できるデー
タの地域及び種類、またデータと共に提供するデータの
付加的な利用機能(プログラム)を識別することに特徴
がある。なお、図1に示したシステム構成は、一例であ
って、ハードウェア、ネットワークなど異なる構成とし
ても良い。
【0019】図2は、上記配信サービスサーバシステム
1、DBサーバシステム2、及びクライアントシステム3
のソフトウェア構成の一例を示した図である。図に示す
とおり、配信サービスサーバシステム1は、Webサーバ
11、配信サービスプログラム12、認証プログラム1
3、ユーザIDデータベース14、コアプログラム15、
及びアプリケーションプログラム16で構成されてい
る。Webサーバプログラム11は、クライアントシステ
ム3とのインターフェースを司り、利用者からの要求を
配信サービスプログラム12へ伝達し、配信サービスプ
ログラム12で集められた地図関連データをクライアン
トシステム3へ配信する。
【0020】配信サービスプログラム12は、本サービ
スの中核をなす部分であり、DBサーバシステム2などと
通信して、クライアントシステム3からの要求に対応す
るための処理を行う。認証プログラム13は、ユーザID
データベース14に格納された利用者毎の登録情報に基
づいて、本サービスの利用開始時に入力されるユーザID
の認証を司るプログラムである。
【0021】また、コアプログラム15とは、配信され
た地図関連データをクライアントシステム3において利
用するためのGISプログラムであり、GISで必要となる一
般的な基本機能を有している。基本機能としては、地図
データの表示、住所による該当地域の検索、付帯的な情
報の表示などがある。このコアプログラム15は、イン
ターネット5を介してクライアントシステム3へ配信で
きる形式で作成されたプログラムであり、サービス時に
利用者の要求によりクライアントシステム3へ提供され
る。また、アプリケーションプログラム16は、上記コ
アプログラム15に付加されて、GISの専門的あるいは
高度な機能を実行するためのプログラムであり、その機
能に応じて複数のものが用意されている。機能として
は、例えば、特殊な主題図の作成、統計処理、ネットワ
ーク検索などがある。
【0022】一方、DBサーバシステム2は、DB管理プロ
グラム21とデータベース22により構成されている。
データベース22には、配信サービスの対象となる各種
の地図関連データが格納され、DB管理プログラム21
が、配信サービスプログラム12からの要求に基づい
て、データベース22から必要なデータを抽出し、返送
する。
【0023】また、クライアントシステム3は、ブラウ
ザ31のみ、あるいはブラウザ31、コアプログラム3
2及びアプリケーションプログラム33を有している。
ブラウザ31は、インターネット5を利用する際の汎用
的なものである。コアプログラム32及びアプリケーシ
ョンプログラム33は、上記コアプログラム15及びア
プリケーションプログラム16と同様の機能を有し、配
信された地図関連データを利用するために用いられる。
このコアプログラム32及びアプリケーションプログラ
ム33は、クライアントシステム3にサービスの事前に
インストールされるものであり、サービス時に上記コア
プログラム15及びアプリケーションプログラム16の
提供を受ける場合には、必要とされない。
【0024】次に、本配信サービスの流れについて説明
する。図3は、第一の実施例に係る配信サービスの利用
の一例を示したフローチャートである。まず、利用者
は、利用する前にユーザ登録をする必要がある。その際
には、利用する地図関連データの地域(例えば、東京都
など)、データの種類(例えば、行政界地図と人口のデ
ータなど)、及び付加的な利用機能などを登録する。付
加的な利用機能とは、上記アプリケーションプログラム
16あるいは33によって可能となる各種の専門的GIS
機能のことである。これら登録された情報は、利用者毎
に登録情報として上記ユーザIDデータベース14に格納
され、利用者に対してはユーザIDが発行される。このユ
ーザIDがサービス時に利用される。
【0025】利用時には、図3に示す様に、まず利用者
がクライアントシステム3において、ブラウザ31を起
動し、本サービスのURLを指定する(図3のステップS1
及びS2)。Webサーバ11は、その要求に応じて本サー
ビスの初期画面のファイル(HTMLファイル)を送信し、
クライアントシステム3に初期画面が表示される(図3
のステップS3)。図4は、初期画面の一例を示した図
である。次に、利用者は、この画面の所定の箇所(図4
のa部)をクリックすることにより、本サービスに入
り、利用するデータ(コンテンツ)の選択を要求する
(図3のステップS4)。
【0026】これに対しWebサーバ11は、上記ユーザI
Dの入力を要求する画面を送信する(図3のステップS
5)。図5は、ユーザID入力画面の一例を示した図であ
る。利用者は、この画面でユーザID等の入力を行う(図
3のステップS6)。図5に示した例では、“ユーザー
名”の欄にユーザIDを入力する。入力されたユーザID
は、Webサーバ11、配信サービスプログラム12を介
して認証プログラム13へ渡され、ここで利用者の認証
が行われる(図3のステップS7)。
【0027】認証プログラム13は、ユーザIDデータベ
ース14を参照し、入力されたユーザIDが登録されてい
ない場合には、本サービスを利用することができない旨
のメッセージが、クライアントシステム3へ送られる
(図3のステップS8)。一方、登録されている場合に
は、そのユーザIDに対応する上記登録情報から、その利
用者が利用できる地図関連データを識別し、その利用可
能なデータの一覧(地域と種類)をコンテンツ選択画面
として、クライアントシステム3へ返す(図3のステッ
プS9)。図6は、コンテンツ選択画面の一例を示した
図である。図の(a)は、利用できる付帯データの種類
と地域をリスト形式で表示した画面の例であり、(b)
は、利用できるデータの地域を地図表現した例である。
【0028】次に、利用者は、このコンテンツ選択画面
から今回利用したいデータ(コンテンツ)を選択し、配
信するように要求する(図3のステップS10)。ここ
で、本サービスの課金を後述する従量制としている利用
者の場合には、そのことがユーザIDに基づいて前述と同
様に認識され、クライアントシステム3に課金確認画面
が表示される(図3のステップS11)。図7は、課金
確認画面の一例を示した図である。ここで表示される件
数(データ項目数)は、以下の処理によって算出され
る。
【0029】配信サービスプログラム12は、上記配信
の要求を受けると、要求されたデータが格納されている
一つ又は複数のDBサーバシステム2へアクセスし、要求
されたデータに含まれるデータ項目数を問い合わせる。
各DBサーバシステム2のDB管理プログラム21は、その
問い合わせに対しデータベース22を検索し、それぞれ
データ項目数を返信する。配信サービスプログラム12
は、返信された各データ項目数を集計し、その数が上記
課金確認画面に表示される。なお、課金に従量制が取ら
れていない利用者の場合には、この課金確認の処理(図
3のステップS11及びS12)は省略される。
【0030】利用者は、この課金確認画面で選択したデ
ータの利用確認(図3のステップS12)を行うが、利
用しない場合には、画面がコンテンツ選択画面に戻り、
利用データの選択(図3のステップS10)からの手順
を再度行う。一方、利用する場合には、前記コアプログ
ラム15がクライアントシステム3へダウンロードさ
れ、起動する(図3のステップS13及びS14)。な
お、前述のとおり、クライアントシステム3に予めコア
プログラム32がインストールされている場合には、コ
アプログラム15をダウンロードする処理(図3のステ
ップS13)は、省略される。
【0031】引き続いて、利用者の課金確認により、配
信サービプログラム12は、要求されたデータを各DBサ
ーバシステム2へ要求する。要求を受けた各DB管理プロ
グラム21は、データベース22から該当するデータを
抽出し、返信する。配信サービスプログラム12は、抽
出された各データをコアプログラム15あるいは32に
おいて利用可能な形で統合した後に、それらのデータを
一括してクライアントシステム3へ配信する。クライア
ントシステム3では、配信されたデータがコアプログラ
ム15あるいは32によって表示される(図3のステッ
プS15)。
【0032】図8は、配信された地図関連データの表示
画面の一例を示した図である。ここでは、付帯データを
リスト表示した場合の例を示している。
【0033】以上のように、要求したデータが配信され
れば、その後はサービスを終了させるまで、コアプログ
ラム15あるいは32の機能により、配信されたデータ
を自由に利用することができる(図3のステップS1
6)。図9は、利用の一例を示した図であり、地図デー
タ上に対応する付帯データを棒グラフとして表現した場
合の画面を示している。
【0034】また、コアプログラム15あるいは32だ
けの機能では足りない場合には、前述したアプリケーシ
ョンプログラム16あるいは33の機能を利用すること
ができる。アプリケーションプログラム33がクライア
ントシステム3にインストールされていない場合には、
利用者はクライアントシステム3からアプリケーション
プログラム16の選択要求を行う(図3のステップS1
7)。配信サービスサーバシステム1では、既に入力さ
れているユーザIDに基づいて、認証プログラム13とユ
ーザIDデータベース14により利用できるアプリケーシ
ョンプログラム16を認識し、そのリストをアプリケー
ションプログラム選択画面として返信する(図3のステ
ップS18)。
【0035】利用者がその画面から利用するアプリケー
ションプログラム16を選択すると(図3のステップS
19)、配信サービスサーバシステム1から該当するア
プリケーションプログラム16がダウンロードされ(図
3のステップS20)、利用者は、その専門的な機能を
利用することが可能となる(図3のステップS21)。
なお、アプリケーションプログラム33がクライアント
システム3にインストールされている場合には、図3の
ステップS17〜S20は省略される。
【0036】次に、本配信サービスの利用者に対する課
金について説明する。課金の方法には、固定制と従量制
の二つがある。固定制の場合には、料金は利用者の利用
頻度に関係なく、利用の登録をされたデータなどにより
固定的に決定される。従って、この場合には、前述した
ユーザ登録の段階で料金が決定し、ユーザIDから課金額
を計算することができる。一方、従量制の場合には、そ
の料金は、利用の登録をされたデータなどから決定され
る固定的な基本料金と、実際に利用する度に課せられる
使用料金を加えた額として決定される。基本料金に付い
ては、固定制の場合と同様にユーザIDから計算される。
また、使用料金に付いては、前述した利用の際の課金確
認から、以下のように処理される。
【0037】利用者が課金確認をし、所望のデータがク
ライアントシステム3へ配信され表示されると(図3の
ステップS12〜15)、クライアントシステム3は配
信完了の信号を配信サービスサーバシステム1へ返信す
る。配信サービスプログラム12は、その信号の受信に
より課金を確定し、その時の課金額を計算してユーザID
データベース14に記録する。この記録は、当該利用者
のユーザIDに対応して行われる。以上の課金処理が、課
金確認の度に行われ、ユーザIDデータベース14に記録
されたそれらの課金額から前記使用料金が決定される。
従って、いずれの課金方法においても、本配信サービス
の課金額をユーザIDと利用時のデータから自動的に算出
することが可能である。
【0038】以上、説明したように、第一の実施例に係
る地図関連データ配信サービスでは、コンピュータネッ
トワークを利用して、利用者の要求する各種地図関連デ
ータを、複数のディストリビュータから抽出し、一括し
て利用者へ配信する。また、その際に予め登録された利
用者毎のユーザIDに基づいて、配信できるデータの地
域、種類、及びデータと共に提供するデータの付加的な
利用機能(プログラム)を識別すると共に、課金額の計
算も行う。従って、利用者は、多種類の地図関連データ
を一括して容易に入手・利用でき、また、サービス提供
者は、課金計算を容易に行うことができる。
【0039】次に、本発明の第二の実施例について説明
する。第二の実施例に係る地図関連データ配信サービス
は、利用者がユーザ地図を作成でき、そのユーザ地図を
サービス提供者側で保管・管理するというサービスを、
第一の実施例のサービスに加えたものである。ユーザ地
図とは、配信された地図関連データ上に、利用者独自の
情報(ユーザ情報)を追加したものであり、ベースとな
る地図関連データと追加した情報が統合され一つのユー
ザ地図として、サービス提供側に登録される。登録され
たサービス地図は、登録時に付けた名称により再利用が
可能となる。また、追加する利用者独自の情報は、地図
データを構成する図形などのデータ、あるいは付帯デー
タを構成する文字や数字のデータとして登録することが
可能である。
【0040】第二の実施例に係るサービスのシステム構
成は、図1に示した第一の実施例の場合と同様である。
図10は、第二の実施例における配信サービスサーバシ
ステム1、DBサーバシステム2、及びクライアントシス
テム3のソフトウェア構成の一例を示した図である。図
に示すとおり、配信サービスサーバシステム1内にユー
ザ情報データベース17が追加されていること以外は、
第一の実施例の場合と同じである。このユーザ情報デー
タベース17は、前述したユーザ地図を格納するもので
ある。また、図示はされていないが、アプリケーション
プログラム16あるいは33の中に、ユーザ地図を作成
するための各種機能を有したプログラムが含まれてい
る。かかるプログラムは、例えば、地図データ上の任意
の位置に予め準備されたシンボル(地図上の建物などを
表す記号)を追加し、合わせてそのシンボルの属性情報
を入力するという機能を有する。
【0041】図11は、第二の実施例に係る配信サービ
スの利用の一例を示したフローチャートである。利用者
が、利用を開始し、所定の地図関連データの配信を受け
るまで(図3のステップS16まで)は、図3に基づい
て説明した第一の実施例の場合と同様である。ここで
は、その後のユーザ地図の作成・登録に関して説明す
る。図12は、配信サービスを受けた地図データが前記
コアプログラム15により表示されている画面の一例を
示している。ここでは、この地図データ上に、顧客情報
を追加する場合を例にとって説明する。
【0042】まず、顧客情報を追加するためのアプリケ
ーションプログラム16をダウンロードし、それを起動
させる(図11のステップS17'〜S21')。この処理
は、図3のステップS17〜S21に対応し、処理の内容
は、第一の実施例の場合と同様である。この場合も、上
記アプリケーションプログラム16が利用できるか否か
は、利用時に入力したユーザIDによって判断されてい
る。なお、第一の実施例の場合と同様に、アプリケーシ
ョンプログラム33がクライアントシステム3にインス
トールされている場合には、図11のステップS17'〜
S20'は不要である。
【0043】図13は、上記顧客情報を追加するための
アプリケーションプログラム16あるいは33が起動さ
れた画面を示した図である。図中のa部が、その操作メ
ニュー(当該アプリケーションプログラム16あるいは
33を操作するためのインターフェース)である。ま
ず、利用者は、このメニューを用いて情報を入力しよう
としている顧客の位置を入力する。その際には、地図上
に表示するシンボルを予めメニューに準備された複数の
シンボルの中から選択することができる。
【0044】図14は、顧客位置の入力後の画面を示し
た図である。図中のb部が入力されたシンボルを表して
いる。次に、利用者は、位置を入力した顧客の属性情報
の入力を行う。図のa部が属性情報を入力するためのイ
ンターフェースであり、ここから顧客の名称、住所、電
話番号などを入力する。以上の入力操作を、入力が必要
な顧客の数だけ繰り返し、追加情報の入力を終了する
(図11のステップS22)。
【0045】次に、入力した情報の登録の操作を行う。
図15は、登録時の画面を示した図である。図のa部
が、登録用のメニューであり、図のb部に登録しようと
する情報の名称を入力して、登録の指示を行う(図11
のステップS23)。配信サービスサーバシステム1で
は、その要求を受けて、上記利用者によって入力された
顧客情報とそのベースになっている地図データを統合
し、一つのユーザ地図として、そのデータをユーザ情報
データベース17へ格納する(図11のステップS2
4)。その際、上記入力された名称が、そのユーザ地図
の名称として登録される。従って、名称を変えることに
より複数のユーザ地図を登録することが可能である。
【0046】以上説明した手順により利用者独自の情報
を付加したユーザ地図の作成及び登録が終了するが、登
録したユーザ地図は、必要な時にいつでも呼び出して再
利用することが可能である。再利用する場合には、ま
ず、利用者が登録されている地図のリストを要求する
(図11のステップS25)。配信サービスサーバシス
テム1側では、既に入力されているユーザIDに基づい
て、その利用者が利用できる登録ユーザ地図を識別し、
そのリストを登録ユーザ地図選択画面として返信する
(図11のステップS26)。
【0047】図16は、登録ユーザ地図選択画面を示し
た図である。図のa部に、その利用者が利用できる登録
ユーザ地図の名称が表示され、利用者はその中から利用
したいユーザ地図の名称を選択する(図11のステップ
S27)。配信サービスサーバシステム1側は、要求に
応じユーザ情報データベース17から該当するデータを
抽出し、利用者へ送信する(図11のステップS2
8)。図17は、上記入力時の説明で登録したユーザ地
図を呼び出した場合の画面を示している。図中のa部に
は、上記入力した顧客情報が表示されている。所定のユ
ーザ地図が配信された後は、更に新たな顧客情報を追加
するだけでなく、コアプログラム(15あるいは32)
及びアプリケーションプログラム(16あるいは33)
の機能を用いて、そのデータを様々に利用することがで
きる(図11のステップS29)。
【0048】以上、説明したように、第二の実施例に係
る配信サービスは、第一の実施例におけるサービスを拡
大し、ユーザ地図の作成及びそのサービス提供者側での
保管・管理を行う。従って、利用者にとっては、地図関
連データの利用の幅が広がり、また、利用者独自の情報
を用いる場合にも、それらのデータの格納装置を準備す
る必要がない。
【0049】本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に
限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均
等物に及ぶものである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め登録された利用者毎の識別IDに基づいて、利用者へ
提供可能なデータを識別し、利用者が必要とする各種地
図関連データを迅速に提供することができる。従って、
利用者は、多種類の地図関連データを一括して容易に入
手・利用できるようになる。また、利用者への課金額
は、識別IDなどに基づいて自動的に行われるため、課金
計算も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した地図関連データ配信サービス
の第一の実施例に係るシステム構成図である。
【図2】同実施例における配信サービスサーバシステム
1、DBサーバシステム2、及びクライアントシステム3
のソフトウェア構成の一例を示した図である。
【図3】同実施例に係る配信サービスの利用の一例を示
したフローチャートである。
【図4】同実施例における初期画面の一例を示した図で
ある。
【図5】同実施例におけるユーザID入力画面の一例を示
した図である。
【図6】同実施例におけるコンテンツ選択画面の一例を
示した図である。
【図7】同実施例における課金確認画面の一例を示した
図である。
【図8】同実施例における配信された地図関連データの
表示画面の一例を示した図である。
【図9】同実施例におけるデータの利用の一例を示した
図である。
【図10】第二の実施例における配信サービスサーバシ
ステム1、DBサーバシステム2、及びクライアントシス
テム3のソフトウェア構成の一例を示した図である。
【図11】同実施例に係る配信サービスの利用の一例を
示したフローチャートである。
【図12】同実施例における配信された地図データを表
示している画面の一例を示した図である。
【図13】同実施例における顧客情報追加のための画面
の一例を示した図である。
【図14】同実施例における顧客位置の入力後の画面の
一例を示した図である。
【図15】同実施例における顧客情報の登録時の画面の
一例を示した図である。
【図16】同実施例における登録ユーザ地図選択画面の
一例を示した図である。
【図17】同実施例における登録ユーザ地図を表示した
画面の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 配信サービスサーバシステム2 DBサーバシステム 3 クライアントシステム 4 LAN/WAN 5 インターネット 11 Webサーバ 12 配信サービスプログラム 13 認証プログラム 14 ユーザIDデータベース 15 コアプログラム 16 アプリケーションプログラム 17 ユーザ情報データベース 21 DB管理プログラム 22 データベース 31 ブラウザ 32 コアプログラム 33 アプリケーションプログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB02 HB15 HB31 HC13 HC27 5B050 BA17 5B075 ND07 PP03 PQ02 PQ05 PQ13 PQ69 UU13 5B089 JA33 JB07 JB22 KA04 KA15 KC23 KC47 LB03 LB14 LB15 9A001 JJ11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータシステム及びコンピュータネ
    ットワークを用いて地図関連データの配信サービを行う
    地図関連データの配信サービス方法において、 該地図関連データの利用者に識別IDの入力を促す第一の
    ステップと、 入力された該識別IDに基づいて、該利用者が利用可能な
    該地図関連データの地域と種類を表示し、該利用者に所
    望の該地図関連データの選択を促す第二のステップと、 選択された該地図関連データを、該コンピュータネット
    ワークを介して該地図関連データを提供するディストリ
    ビュータから取得し、該利用者へ配信する第三のステッ
    プを有することを特徴とする地図関連データの配信サー
    ビス方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第二のステップと第三のステップの間に、更に、 前記選択された地図関連データに対する課金情報を表示
    し、前記利用者に前記選択された地図関連データを利用
    するか否かの確認を促す第四のステップを有し、 前記利用者に対する課金の計算が、前記識別IDと該第四
    のステップにおける前記利用者の確認に基づいて行われ
    ることを特徴とする地図関連データの配信サービス方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1あるいは請求項2において、 前記第三のステップにおける地図関連データの取得が、
    複数の前記ディストリビュータから行われる場合には、
    該複数のディストリビュータから取得される地図関連デ
    ータを一括して前記利用者へ配信することを特徴とする
    地図関連データの配信サービス方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、更に、 前記識別IDに基づいて、前記利用者が利用可能な、前記
    地図関連データを利用するためのプログラムのリストを
    表示し、前記利用者に所望の該プログラムの選択を促す
    ステップと、 選択された該プログラムを前記利用者へ配信するステッ
    プを有することを特徴とする地図関連データの配信サー
    ビス方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、更に、 前記配信された地図関連データに前記利用者が付加した
    データを、前記配信サービスの提供者側で保管すること
    を特徴とする地図関連データの配信サービス方法。
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