JP2001216075A - キー操作案内装置 - Google Patents

キー操作案内装置

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JP2001216075A
JP2001216075A JP2000023211A JP2000023211A JP2001216075A JP 2001216075 A JP2001216075 A JP 2001216075A JP 2000023211 A JP2000023211 A JP 2000023211A JP 2000023211 A JP2000023211 A JP 2000023211A JP 2001216075 A JP2001216075 A JP 2001216075A
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voice guidance
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Shinji Watanabe
真司 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作キーに指等が接近したときにそのキーの
機能等を音声案内し、実際に操作したときには、操作さ
れた旨の確認及び詳細な作動を音声案内する。 【解決手段】 透光性操作キー1の裏面に光学式近接セ
ンサ9を設け、操作キー1に指等のキー操作物体10が
接近したことを検出し、制御部22では作動中のオーデ
ィオのミュートや、操作キー部分の照明のための制御信
号等を第1制御信号出力部24から出力する。そのと
き、第1操作案内音声出力部23から、そのキーの機能
や、そのキーの操作は危険である等の音声案内を行う。
その後、キー操作物体10が操作キー1を操作したとき
には、操作スイッチ3によりこれを検出し、制御部22
ではキーが実際に操作されたことの案内、或いは機器の
作動の詳細な情報等を第2操作案内音声出力部25から
出力する。また、第2制御信号出力部26から実際の機
器操作制御信号等を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種機器を操作キ
ーにより操作するに際し、使用者の指が操作キーに近づ
いたときには、操作しようとしている機能等を音声案内
し、更にその操作キーを操作したときには、操作された
ことの確認、或いは機器の作動内容等を音声案内するこ
とができるようにしたキー操作案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭内においては、オーディオ機器、テ
レビやビデオの映像機器、エアコン、電子レンジ等の調
理機器、全自動洗濯機等、種々の電気機器が使用されて
おり、これらは次第に高機能化し、使用者によって各種
の機能選択を行うことができるようになっている。その
ため、これらの機器の操作部には、各機能に対応して多
くの操作キーが設けられている。また、家庭外において
も、各種自動販売機や自動券売機、あるいは上記家庭用
電気機器がより多機能化して用いられる業務用機器、事
務用機器の操作部、ビルや電気、水道、鉄道等の監視シ
ステムにおける監視・操作盤、工場内設備機器の監視・
操作盤等においても極めて多くの操作キーが設けられ、
用いられている。
【0003】更に、車においてもナビゲーション装置を
初め、オーディオ機器、エアコン、ミラー調整、ドアロ
ック等各種車内機器の操作のため多くの操作キーが用い
られており、特に運転者が車の走行中にこれらのキー操
作を行うことが多い。このような運転者によるキー操作
は車に限らず、電車、船、飛行機等、あらゆる輸送機械
の操縦者に共通している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、家庭用
電気機器、業務用機器等の操作部、各種設備の監視・操
作盤、車両を初めとする輸送機械の操作部等々、ありと
あらゆる分野で操作キーが用いられ、制御技術の発達に
よってより多機能化し、今後更に多くの操作キーが用い
られることが予想される。このように多くの操作キーが
用いられると、誤ったキーを操作する機会が増加し、場
合によっては重大な結果を及ぼすこともありうる。ま
た、それほどの重大な問題が発生しない場合でも、適切
な操作が行われないことによる種々のトラブルが発生す
ることとなる。そのため、キーを操作する人は、操作前
に十分注意をはらって操作する必要がある。
【0005】特に、前記のような車両を初めとする輸送
機械においては、その操作を行うのは運転者・操縦者で
あることが多く、このような運転者等は前方の安全確認
と、操縦装置等の走行用機器の操作を主として行わなけ
ればならず、走行用機器以外の他の機器について、確実
にキー操作を行うためには多くの注意力を必要とする。
例えば、最も一般的な例である車両の運転者にとって、
前方や周囲の状況に十分注意を払って運転を行いなが
ら、例えばオーディオ機器においてCDチェンジャ、M
D、ラジオ等の切換を行う操作、ナビゲーション装置の
各種機能を行わせるための操作、エアコンのオン・オ
フ、温度設定、風量設定、吹出口の選択等の操作、ミラ
ー調整、窓の開閉、ドアロック操作等、各種の操作を行
わなければならず、これらの操作のためのキーを間違い
なく確実に操作することは極めて困難となっている。
【0006】しかも、キー操作を行った後、実際に行っ
たキー操作が所定のキーであったか否かが心配となるの
で操作の確認を必要とする。このような確認が行われな
い場合は、例えばその操作が車両において子供が乗って
いる後部座席のドアロックであるときには、このドアロ
ックが確実に行われたか常に不安を抱くこととなるよう
に、キー操作の確認は重要な作業である。
【0007】前記のように、操作しようとしているキー
が所定のものであるか否かを前もって知るため、例え
ば、操作キーに対する指の接近を発光素子と受光素子に
より検出するセンサを設け、キーに指が接近したときに
はそのキーによってどのような操作がなされるかを音声
によって告知するようにしたものも提案されている(特
開平11−339585号)。
【0008】しかしながら、このような装置において
は、指によって操作されるキーの機能を操作者に対して
知らせることはできるものの、キー操作を行った後に、
本当にそのキーが操作しようとしていた所定のキーであ
ったのか確認を行うことができない。また、操作される
キーの機能を知ることができても、更に、そのキーによ
ってこれからその機器が実際にどのような作動が行われ
るか、詳細な音声案内を行う点については何ら考慮され
ていない。
【0009】したがって、本発明は、操作キーを操作し
ようとしてキーに指等を近づけたときには、その操作キ
ーの操作によって行われる機能案内等を第1の音声案内
を行い、実際に操作キーの操作を行ったときには、操作
キーが操作されたことの確認案内、あるいは操作キーの
操作によって行われる機器の作動案内等の第2の音声案
内を行うキー操作案内装置を提供することを主たる目的
とする。更に、その際、前記第1音声案内と共に、現在
作動しているオーディオ装置にミュートをかける等の第
1の制御を行い、また、前記第2音声案内と共に操作キ
ーに割り当てられている機器作動制御信号の出力等の第
2の制御を行うことができるようにすることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、操作キー毎に、キー操作物体が接近したこ
とを検出する近接センサ部と、キー操作物体がキーを操
作したことを検出するキー操作検出部とを備え、近接セ
ンサ部の検出信号を入力し第1の音声案内を行い、キー
操作検出部の検出信号により第2の音声案内を行う制御
部を備えたことを特徴とするキー操作案内装置としたも
のである。
【0011】また、他の態様では、前記制御部は、前記
第1の音声案内により操作キーの操作によって行われる
機能案内、またはその操作キーの操作が不適切である旨
の案内を行うようにしたものである。
【0012】また、他の態様では、前記制御部は、前記
第2の音声案内により操作キーが操作された確認案内、
または操作キーの操作によって行われる機器の作動詳細
情報の案内を行うようにしたものである。
【0013】また、他の態様では、前記制御部は、前記
第1の音声案内と共に機器の第1の制御を行い、前記第
2の音声案内と共に機器の第2の制御を行うようにした
ものである。
【0014】また、他の態様では、前記第1の制御は、
作動中の音響機器の音量制御、または操作キーの操作に
より行われる機能の画面表示、または操作キー周辺の照
明の制御を行うようにしたものである。
【0015】また、他の態様では、前記第2の制御は、
各操作キーの操作により行われる機器作動制御信号の出
力と共に、音響機器の音量制御の解除、または操作キー
周辺の照明の解除、または機器の作動詳細情報の画像表
示の制御を行うようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に沿っ
て説明する。図1は本発明の実施例の操作キー周辺部分
の断面図、及びこの操作キーを用いて作動するキー操作
案内装置の機能ブロックを示す図である。この実施例の
操作キー1においては、光透過性の合成樹脂からなる操
作キー1が、その内部において一端側が支軸2を中心に
揺動自在に支持されており、他端側の裏面には基板7に
固定された操作スイッチ3の作動ロッド4が、可動電極
としての導電性の板ばね5によって押し付けられ、それ
により操作キー1の端部が機体フレーム6の裏面に当接
して、図示の状態を維持している。
【0017】板ばね5における作動ロッド4を押圧して
いる作動端部は、操作スイッチ3の固定電極8に対向し
ており、指等のキー操作物体10によってこの操作キー
1の表面が板ばね5の押圧力に抗して押されるとき、可
動電極としての板ばね5が固定電極8に接触することに
より回路を導通し、図中の機能ブロック図におけるキー
操作信号入力部20に対して信号を出力するようになっ
ている。
【0018】また、基板7には発光素子からなる発光部
11と、受光素子からなる受光部12を固定し、図示す
るように指等のキー操作物体10が操作キー1に近づい
たとき、発光部11からの光が操作キー1を透過した後
の、キー操作物体10によって反射される光を受光部1
1で受光するようになっており、この発光部11と受光
部12により近接センサ9を構成している。その受光量
が所定よりも大きいときに、この操作キーにキー操作物
体が所定距離以内に接近したことを検出することがで
き、図中の機能ブロック図における近接センサ信号入力
部21に対して信号を出力するようになっている。
【0019】上記のような操作キー1においては、操作
キー1に何らの物体も所定距離以内に近づかないとき
は、全く信号を出力せず、所定距離以内に指等のキー操
作物体10が接近したときには、近接センサ部としての
受光部12の受光量が所定量以上となることによってこ
れを検出し、更に、指等のキー操作物体10が操作キー
1を押して操作スイッチ3を導通させたときには、操作
キー1が実際に操作されたことを検出し、各々信号を出
力する、という一連の作動を行うようになっている。
【0020】前記受光部12からの出力信号、及び操作
スイッチ3からの出力信号により作動するキー操作案内
装置は、図示の機能ブロックから構成される。即ち、受
光部12からの信号を入力する近接センサ信号入力部2
1、及び操作スイッチ3からの信号を入力するキー操作
信号入力部20の各信号は各々制御部22に入る。制御
部22では、近接センサ信号入力部21からの信号によ
って、第1操作案内音声出力部23から操作キー1に指
等のキー操作物体が接近したことに伴う第1の音声出力
を行う。なお、この制御部22は複数の操作キーの信号
を処理し、各キーに対応した制御を行わせることもでき
る。
【0021】この第1の音声出力としては、例えばこの
操作キーが図2に示すような車両用オーディオ装置のヘ
ッドユニット15である場合において、図に示すように
指等のキー操作物体10が、CDを演奏するためのCD
作動キー16に接近したときには、「CDを選択し、プ
レイします」等の、このキーが行う機能を、第1操作案
内音声出力部23から音声によって案内する。
【0022】図2に示すヘッドユニットにおけるCD作
動キー16の操作に際しては、この音声案内の出力の前
に、第1制御信号出力部24から第1の制御信号を出力
する。それにより、例えば現在FMラジオが作動中であ
り、スピーカから音楽等が出力されているときには、こ
のヘッドユニット15内の音声ミュート回路に制御信号
を出力し、現在出力中のラジオ出力に対してミュートを
かけることができる。それにより、前記のような音声案
内の妨げとなるオーディオ音を小さくし、確実な音声案
内を行うことができるようになる。また、第1の制御信
号としてはそのほか、音声案内される内容の画像表示、
或いはキー操作を確実に行うための操作キー周辺の照明
等の制御出力を行うこともできる。
【0023】制御部22には第2操作案内音声出力部2
5が接続され、前記キー操作信号入力部20から信号が
入力したときには、前記のようにこの操作キー1がCD
作動キー16である場合、「CDです。美空ひばりの、
川の流れのように、を演奏します。」のように、実際に
操作された操作キーがCDを演奏するキーであり、最初
に演奏される曲について、歌手名が「美空ひばり」、曲
名は「川の流れのように」であることを音声によって案
内する。なお、このように最初に演奏される曲について
は、例えば前回のCDの演奏における最後の曲をメモリ
している場合はその情報により出力することができ、そ
のメモリが無いときでも、CDが作動し、最初の曲が演
奏されるときCD内のデータからこれを読み取ることが
できる。
【0024】制御部22には第2制御信号出力部26が
接続され、前記のようにキー操作信号入力部20からの
信号が入力されたときには、この操作キー1によって行
うように予め設定されている所定の機器の作動を行うた
めの信号を出力する。前記の例においては、CDの演奏
を行うこととなる。また、必要に応じて先に行った音声
ミュートの解除や操作キー照明の解除等を行わせる制御
信号を出力することもできる。
【0025】上記のような機能ブロックで構成されるキ
ー操作案内装置においては、図3に示すような作動フロ
ーによって、キー操作の作動及びその案内を行うことが
できる。これを前記図1の機能ブロック図、或いは図2
に示す実施例を参照しつつ説明する。最初特定の操作キ
ーに対して何らの操作に関連する作動が行われていない
状態から、指等のキー操作物体10を近づける作動がな
される(ステップS1)。この時、例えば図2に示す例
において、CD作動キー16に指等のキー作動物体10
が近づく場合としては、CDを演奏するためにこの操作
キーに指等を近づけた場合以外に、図2の例において
は、CD作動キー16に隣接して配置されるMD作動キ
ー17を操作する際に、誤ってCD作動キー16に近づ
いてしまう場合も存在する。
【0026】このように、操作キーに指等のキー操作物
体10が近づくとき、近接センサ9の受光部12での受
光量が所定値よりも大きくなり、指等のキー操作物体1
0がこの操作キーに所定距離以上接近したか否かが判別
される(ステップS2)。その結果、未だ操作キーに対
してキー操作物体が所定距離以上近づいていないと判別
されたときは、再び前記ステップ1に戻り、操作キーに
所定距離以上近づく迄このフローを繰り返す。
【0027】指等がこの操作キーに所定距離以内に接近
したことを近接センサ9が検出したときには、図1の第
1制御信号出力部24から第1の制御を行うための制御
信号を出力する(ステップS3)。前記の例において
は、オーディオ機器がFMラジオ等の音声出力を行って
いるときに、その音量を減少するミュートをかける制御
信号を出力する。それにより、オーディオの音量が大き
いことにより、次に行われる音声案内に支障を及ぼすこ
とを防止することができる。
【0028】このような第1制御信号出力部24からの
信号により行われる制御としては、前記のようなオーデ
ィオの音量制御に限らず、そのキーによって行われる機
能の画像表示を行うようにし、例えば前記の例において
は、CD作動キーに指が接近したことを検出したときに
は、図2のヘッドユニット15における画面表示部18
に、「CD・PLAY」等の表示を音量のミュート制御
と共に画面表示を行うようにしても良い。なお、この
際、音量ミュートを行わず、前記画面表示のみを行うこ
とも可能である。
【0029】更に、このような第1制御信号出力部24
からの信号により行われる制御としては、前記のような
各機器によって任意の制御を行うことができ、例えば操
作キーに指等の操作物体が近づいたときには、その操作
キー自体、さらには周辺の操作キーのバックライトを点
灯させ、キーの表面の操作案内表示を明示することもで
き、また、操作キー周囲のライトを点灯して、暗い場所
にある操作キーでも確実に操作を行うことができるよう
にしても良い。
【0030】上記のように、第1の制御信号の出力に際
して、キー操作を確実に行うための制御信号を出力する
ほか、例えば、制御装置内のインターフェース部を、予
め信号入力待機状態にセットする制御を行うことがで
き、あるいは、種々の機器において操作キーによって行
われる本来の作動の前に、機器の本格作動のための予備
作動を行わせる等、各種の制御信号として用いることも
できる。
【0031】次いで、第1操作案内の音声出力を行う
(ステップS4)。前記のヘッドユニットの操作の例に
おいては、「CDを選択し、プレイします」等の、この
キーが行う機能を、第1操作案内音声出力部23から音
声によって案内する。このように操作しようとしている
キーの機能を音声によって案内するので、現在操作しよ
うとしているキーの機能を確実に知ることができ、特
に、操作者が運転中であるとき等、視線の移動に制限が
あるときでも、容易に現在操作しようとしているキーの
機能を確認することができる。
【0032】この時、前記のように第1の制御信号によ
りFMラジオ等の音声にミュートがかけられている場合
は、この音声案内を明瞭に聞き取ることができる。ま
た、キーの照明を行うもの、あるいはキーの機能を画面
表示するものにおいては、キーの機能の明瞭な表示の
他、更に前記のような音声によってもそのキーの機能を
知らせることができ、より確実なキー操作を行うことが
できる。
【0033】また、各種機器において、指等が特定の操
作キーに接近し、操作しようとしているとき、現在の機
器の作動状態においては、そのキーを操作することは危
険な状態に陥る等、不適切なキー操作であることが前記
ステップS3の第1制御信号の入力による各機器内制御
装置の作動によって検出されたときには、前記のような
キーの機能の音声案内の他に、或いはキーの機能の音声
案内に代えて、「そのキーを操作することは危険です
!」、あるいは「そのキーを操作すると機器の作動がロ
ックします。」等の緊急音声案内を、前記第1操作案内
音声出力部23から出力することもできる。
【0034】次いで、指等のキー操作物体がその操作キ
ーを操作したか否かを判別する(ステップS5)。この
判別は、前記図1の例においては、操作スイッチ3が作
動したか否かによって判別される。この時、例えば図2
に示す実施例において、本来はMDを演奏することを希
望して指をその操作キーの近辺に移動させたとき、誤っ
てCD作動キー16に指が近接したときには、前記のよ
うに「CDを選択し、プレイします」という音声案内が
行われる結果、そのキーの操作は行わず、MD作動キー
17に指を移動させることとなる。このようなときには
ステップS5では指がキーを操作しないと判別され、ス
テップ8に飛び、このキー操作作動・案内のフローは終
了する。この時、MD作動キー17において、図3に示
す作動フローが行われることとなる。
【0035】このステップS5において、指等により操
作キーの操作が行われたと判別されたときには、第2操
作案内の音声出力を行う(ステップS6)。この音声出
力としては、例えば、今回の操作キーの操作が確実に行
われたことを音声によって案内することができ、また、
その音声案内に代えて、或いはその音声案内と共に、機
器が実際にどのような作動を行うかの作動詳細情報の音
声案内を行うことができる。
【0036】前記のようなCDの作動に際しては、「C
Dです。美空ひばりの、川の流れのように、を演奏しま
す。」のように、キー操作の作動の確認としての「CD
です。」に続いて、最初に演奏される曲の歌手名、及び
曲名等、実際にCDが作動して演奏を行う詳細情報を音
声で案内する。このような音声案内によって操作者は、
操作しようとしたキー操作が確実に作動されたことを確
認することができ、また、詳細情報の音声案内により、
実際にその機器がこれからどのような作動を行うかを明
瞭に知ることができる。なお、前記のようなキー操作の
作動確認の音声案内は、例えば後部座席に子供が乗って
いるときの後部ドアロック作動用キー操作の時に、「後
部座席のドアをロックしました。」等の音声案内を行う
ことによってその作動を確認することができ、その後は
安心して運転に集中できる等、特に有効である。
【0037】前記ステップS6の第2操作案内の音声出
力と同時に、或いはその作動後に、第2制御信号の出力
を行う(ステップS7)。この第2制御信号としては、
従来のものと同様に、その操作キーに対応した所定の機
器作動を行うとともに、同時に、例えばステップS3に
おける第1制御信号の出力により、オーディオ機器の音
量制御としての音声ミュートが行われたときにはそのミ
ュートを解除し、また、第1制御信号の出力により操作
キー周辺の照明が行われたときにはその作動を解除して
消灯し、更には、画像表示装置に前記第2の音声案内に
相当する詳細情報の表示を行うことができる。なお、こ
れらの制御出力は、各制御の態様に合わせて前記ステッ
プ6の音声出力の前に行うことも可能である。その後ス
テップS8に進みこの作動フローを終了する。
【0038】上記実施例においては、操作キーに指等の
操作物体が接近したことを検出する近接センサとして、
発光部と受光部からなる光センサを用い、実際に操作キ
ーを操作したことを検出するキー操作検出手段として、
可動接点によるスイッチを用いた例を示したが、そのほ
か種々の近接センサ、及びキー操作検出手段を用いるこ
とができ、例えば図4に示すように、近接センサとして
静電容量型近接スイッチを用いることができ、また、図
5に示すように近接スイッチとして前記光センサを用
い、キー操作検出手段として静電容量型スイッチを用い
る等、種々の態様が可能である。
【0039】図4に示すように、近接センサとして静電
容量型のスイッチを用いる場合には、図4(a)に示す
ような電位の変動を検出する手段、(b)に示すような
パルスのずれを検出する手段、(c)に示すような周波
数の変動を検出する手段、等種々の周知の手段を任意に
採用することができる。このような静電容量型のスイッ
チを前記光センサに代えて用いることによって、より安
価な操作キー案内装置とすることができる。
【0040】図4(a)における電位の変動を検出する
手段においては、大きな静電容量C1をもつ人体の先端
部である指30が、導電材料を含んだ樹脂製の操作キー
31に近づいたときには、電極としての操作キー31と
グランド間に静電容量C1が接続されたのと同様の状態
に次第に近づき、これにより出力電圧V1が変化するの
で、これを近接センサの出力信号として用いる。
【0041】図4(b)におけるパルスのずれを検出す
る手段においては、指が操作キー31に近づいたときに
は、前記と同様に操作キー31とグランド間に大容量の
静電容量C1が接続されたのと同様の状態に次第に近づ
き、コンデンサC2よりもC1が大きくなるときにはフ
リップフロップ(F/F)32のセットS側の位相が遅
れることを利用して、指の近接を検出することができ
る。
【0042】図4(c)における周波数の変動を検出す
る手段においては、予め指が近接しないときのLC発信
器33の発信周波数をバンドパスフィルタ34の中心周
波数に調整しておく。この状態で指30が操作キー31
に近づいたときには、前記と同様に操作キー31とグラ
ンド間に大容量の静電容量C1が接続されたのと同様の
状態に次第に近づき、発信周波数が低くなるので、パン
ドパスフィルタ34の出力が減少し、それにより指の近
接を検出することができる。
【0043】図5に示す装置においては、近接センサ9
として図1に示すものと同様の光センサを用い、キー操
作検出手段として前記のような静電容量型のセンサを用
いている。この時の静電容量型のセンサは、前記のよう
に近接スイッチとして用いるものとは設定値を変えるこ
とにより、指がキーに接触したときに初めてそれを検出
できるようにする。このように構成することにより、操
作キー及びキー操作検出手段に可動部がなくなり、長期
間安定して作動する装置とすることができる。
【0044】本発明によるキー操作案内装置は、各種の
機器における操作キーに対応することができるものであ
るが、前記のように操作を行う者がキー操作に多くの注
意を向けることができない車両用機器において特に有用
であり、したがって、本発明を車両用機器の操作キーに
適用した具体例を、図6の機能ブロック図を前記図1に
対応して別掲して示している。なお、この実施例におい
ては、図5に示す近接センサ及びキー操作検出手段を用
いた例を示している。
【0045】図6に示す車両用キー操作案内装置におい
ては、前記と同様に、操作キー40に指が近づいたこと
を近接センサ41が検出すると、近接センサ信号入力部
42から制御部43に信号が入り、制御部43ではその
信号によりオーディオ装置が作動しているときにはオー
ディオミュート部44において、その出力に対してミュ
ートをかける。また、必要に応じて操作するキーの周辺
の照明を点灯し、或いは操作キーの機能を画面表示す
る。次いで、操作キー機能案内音声出力部45におい
て、CDの作動が行われる等の音声案内を行う。
【0046】操作を行う者がその音声案内により、更に
そのキーを作動するため操作キー40に触れると、前記
図5に示すようなキー操作検出手段がこれを検出し、キ
ー操作信号入力部46から制御部43に信号が入る。制
御部43ではその信号により、実際に作動する機器の作
動確認用の音声出力を機器作動案内音声出力部47から
行うとともに、例えばCDの演奏用のキーであるなら
ば、前記のように、最初に演奏する曲の歌手、曲名等の
詳細情報を音声によって案内する。
【0047】同時に制御部43では、所定機器制御信号
出力部48から、前記の例においてはCDの演奏の開始
信号を出力し、CDの通常の作動を行うと共に、更に必
要に応じて前記のオーディオのミュートを解除し、或い
は操作キー近傍の照明が行われた場合にはその照明を消
灯し、或いは前記音声案内と同様の案内を画面に表示す
る等の各種制御信号の出力を行う。
【0048】上記のような作動を行うキー操作案内装置
は、車両用機器においては前記ヘッドユニットの制御に
限らず、エアコン、サイドミラー、ドアロック等、車両
に搭載している種々の機器の操作キー部分に適用するこ
とができ、運転に神経を集中しなければならない運転者
にとって、操作キーの作動を確認しつつ、確実にキー操
作を行うことができる。
【0049】
【発明の効果】本願の発明は、操作キーを操作しようと
してキーに指を近づけたときには、例えばその操作キー
の操作によって行われるキーの機能の音声案内や、操作
キーの操作が不適切である旨の音声案内等を第1の音声
案内によって行い、実際に操作キーの操作を行ったとき
には、例えば操作キーが操作されたことの確認案内、あ
るいは操作キーの操作によって行われる機器の作動の詳
細案内等を第2の音声案内によって行うことができるの
で、キーの操作を確実に行うことができると共に、自動
的に各種の情報を音声によって得ることが出る。
【0050】また、他の態様においては、操作キーを実
際操作する前の操作キーに指等が近づいた段階で、第1
の音声案内により操作キーの操作によって行われる機能
案内、またはその操作キーの操作が不適切である旨の案
内が行われるので、間違ったキー操作を行うことを確実
に防止することができる。
【0051】また、他の態様においては、実際にキーの
操作が行われたことを検出したときの第2の音声案内に
より、操作キーが操作された確認の案内、または操作キ
ーの操作によって行われる機器の作動の詳細情報の案内
がなされるので、操作したキーにより行われる作動内容
を確実に知ることができる。
【0052】また、他の態様においては、第1の音声案
内と共に機器の第1の制御を行うので、実際の機器の作
動を行う第2の制御の前に、他の機器作動を行わせるこ
とができ、確実な音声案内、機器の予備作動等を行わせ
ることができる。
【0053】また、他の態様においては、音声案内の前
に作動中の音響機器のミュート等の音量制御を行い、ま
たは操作キーの操作により行われる機能の画面表示を行
い、または操作キー周辺の照明の制御を行うので、確実
なキー操作を行わせることができる。
【0054】また、他の態様においては、キーが実際に
操作された後に、各操作キーの操作により行われる機器
作動制御信号の出力と共に、先に行われた音響機器のミ
ュート等の音量制御の解除、または操作キー周辺の照明
の解除、または機器の作動詳細情報の画像表示の制御を
行うことができるので、キー操作の前に行われた各種制
御の解除を確実に行い、或いは操作者に対してより詳細
な情報の提示を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキー操作案内装置の一実施例に用いる
操作キー部分の断面図と、この操作キーの出力により作
動する装置の機能ブロックを示す図である。
【図2】本発明の装置を適用した車両用ヘッドユニット
の例を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例の作動フロー図である。
【図4】本発明のキー操作案内装置に用いる操作キーの
作動検出部に、静電容量型近接センサを用いた回路の例
を示し、(a)は電位の変動を検出する手段、(b)は
パルスのずれを検出する手段、(c)は周波数の変動を
検出する手段を用いた回路の例を示す図である。
【図5】本発明のキー操作案内装置に用いる操作キーの
作動検出部に、光学式近接センサと静電容量型キー操作
検出手段を用いた、操作キーの断面と回路の例を示す図
である。
【図6】本発明を車両用機器に適用した実施例の操作キ
ー部分の断面図と、この操作キーの出力により作動する
装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 操作キー 3 操作スイッチ 9 近接スイッチ 12 受光素子 15 ヘッドユニット 16 CD作動キー 18 画像表示部 22 制御部 23 第1操作案内音声出力部 24 第1制御信号出力部 25 第2操作案内音声出力部 28 第2制御信号出力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作キー毎に、キー操作物体が接近した
    ことを検出する近接センサ部と、キー操作物体がキーを
    操作したことを検出するキー操作検出部とを備え、近接
    センサ部の検出信号を入力し第1の音声案内を行い、キ
    ー操作検出部の検出信号により第2の音声案内を行う制
    御部を備えたことを特徴とするキー操作案内装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記第1の音声案内によ
    り操作キーの操作によって行われる機能案内、またはそ
    の操作キーの操作が不適切である旨の案内を行う請求項
    1記載のキー操作案内装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記第2の音声案内によ
    り操作キーが操作された確認案内、または操作キーの操
    作によって行われる機器の作動詳細情報の案内を行う請
    求項1記載のキー操作案内装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記第1の音声案内と共
    に機器の第1の制御を行い、前記第2の音声案内と共に
    機器の第2の制御を行う請求項1記載のキー操作案内装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御は、作動中の音響機器の
    音量制御、または操作キーの操作により行われる機能の
    画面表示、または操作キー周辺の照明の制御を行う請求
    項4記載のキー操作案内装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の制御は、各操作キーの操作に
    より行われる機器作動制御信号の出力と共に、音響機器
    の音量制御の解除、または操作キー周辺の照明の解除、
    または機器の作動詳細情報の画像表示の制御を行う請求
    項4記載のキー操作案内装置。
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