JP2009129188A - スイッチ入力システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ベースユニットとは離れた位置にあるスイッチへの機能の割り付け操作を直感的に行うことができる技術を提供する。
【解決手段】システムのベースユニット側には、複数の機能に対応してA〜Fスイッチ24〜34が設けられており、それぞれの機能情報は記憶部52に記憶されている。一方のオペレーションユニット側にも第1〜第3スイッチ36〜40が設けられているが、それぞれに対応する機能情報は記憶部62において書き換え可能である。操作者がスイッチ24〜34のいずれかを操作するのと並行して、スイッチ36〜40のいずれかを操作すると、送信機54から機能情報が人体通信によって送信され、これを受信機64で受信すると、記憶部62の記憶が書き換えられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の機能を保有した電子機器に対する操作を、ベースユニット又はオペレーションユニットに設けられたスイッチから操作することができる構成において、スイッチに対する機能の割り付けを管理するスイッチ入力システムに関するものである。
この種のシステムに関する先行技術として、車両のステアリングに設けられたスイッチに対する機能割付装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この先行技術は、ステアリングに設置可能なスイッチの数に制約がある一方で、ステアリングスイッチにできるだけ多様な機能を割り付けたいという要請に応えようとするものである。
すなわち上記の先行技術では、ユーザが車両内のセンタークラスタPC上でいずれかのステアリングスイッチを指定し、そこに割り付けようとする機能コードを選択する操作を行うと、PC上で指定されたステアリングスイッチに新たな機能コードが割り付けられるものとなっている。この割り付け結果は書き換えて記憶されるので、以後、実際にステアリングスイッチが押下されると、新たに記憶された機能コードの割り付け結果に基づいて、対応する車両搭載機器に制御信号が出力される。したがって、ユーザは必要に応じて随時、機能の書き換えを行えば、それだけ多様な機能をステアリングスイッチに割り付けることができると考えられる。
特開平10−308136号公報(図2、図3)
しかしながら先行技術においては、スイッチに機能を割り付ける操作がセンタークラスタPCの画面上で行われており、これは、実際に機能割り付けの対象(現物)となるステアリングスイッチとは離れた場所にある。このためユーザは、現物とは別の場所を見ながら割り付けの操作を行うことを強いられるため、自分が本当に操作したいスイッチに対して直感的に機能を割り付けることができないという問題がある。
そこで本発明は、ベースユニットとは離れた位置にあるスイッチへの機能の割り付け操作を直感的に行うことができる技術の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は以下の解決手段を採用する。
本発明のスイッチ入力システムは、電子機器に対する操作を、所定のベースユニット又はオペレーションユニットのスイッチを通じて入力するものである。そして本発明のシステムは、このうちベースユニットに設けられたスイッチと、オペレーションユニットに設けられたスイッチとが並行して操作された場合、ベースユニット側のスイッチに対応する機能情報をオペレーションユニットに送信し、これをオペレーションユニットで受信して、機能の割り付けを行うものである。
システムは大きく分けて、ベースユニットとオペレーションユニットとから構成される。このうちベースユニットにはベースユニット側スイッチが設けられており、システムの操作者は、ベースユニット側操作スイッチの操作を行う。このベースユニット側操作スイッチに対応する機能を表す機能情報がベースユニット側記憶手段に記憶されている。システムは、この記憶された機能情報を送信する送信手段を有している。またシステムは、ベースユニット側操作スイッチが操作されると、その操作されたベースユニット側操作スイッチに対応する機能情報を送信手段により送信させるベースユニット側制御部を備える。
一方、オペレーションユニットはベースユニットと別に設けられており、ベースユニット側操作スイッチとは別の位置で操作者に使用されるものである。このオペレーションユニットには、操作者により操作されるオペレーションユニット側操作スイッチが設けられている。またオペレーションユニット側操作スイッチに対応する機能情報は、オペレーションユニット側記憶手段によって書き換え可能に記憶されている。なお、オペレーションユニット側操作スイッチは、単数でも複数でもよい。そしてシステムは、オペレーションユニット側の送信手段から送信される機能情報を受信する受信手段を備える。またシステムは、オペレーションユニット側操作スイッチが操作されると、受信手段により受信された機能情報をオペレーションユニット側操作スイッチに対応させてオペレーションユニット側記憶手段に記憶させるオペレーションユニット側制御部を備えている。
本発明のスイッチ入力システムによれば、ベースユニット側操作スイッチからある程度離れた場所にオペレーションユニット側操作スイッチが位置していても、ベースユニット側で割り付け元となる機能に対応するスイッチを操作者が操作しつつ、これと並行してオペレーションユニット側で操作者が機能を割り付けたいスイッチを操作すれば、送信機から受信機へ機能情報が受け渡しされて、割り付け元の機能がオペレーションユニット側操作スイッチに割り付けられる。このため操作者は、実際に自己が機能を割り付けたいスイッチに対し、直感的に所望の機能を割り付ける操作を行うことができる。
本発明のシステムは、人体通信を用いて送信機から受信機への送信を行うものであってもよい。すなわち送信手段は、操作者の身体に電界を発生させる送信電極と、機能情報に基づいて送信電極を駆動する送信機とを含むものであり、受信手段は、操作者の身体に発生した電界を検出する受信電極と、この受信電極による電界の検出結果に基づいて機能情報を抽出する受信機とを含むものである。
人体通信を利用すれば、実際に割り付けの操作を行った当人を媒介して機能情報を伝送することができるので、例えば、他者の介入による誤動作を排除することができる。すなわち、ベースユニット側又はオペレーションユニット側で他者が別の操作スイッチを操作していると、実際の操作者の意図に反して別の機能が割り付けられてしまう可能性があるが、人体通信を用いて機能情報の伝送経路を構築しておけば、他者による外乱の影響を確実に排除することができる。
また本発明のスイッチ入力システムは、別途独立した構成を有する。独立したシステムもまた、電子機器に対する操作を、所定のベースユニット又はオペレーションユニットのスイッチを通じて入力するものである。そしてシステムは、ベースユニットに設けられたベースユニット側操作スイッチと、ベースユニット側操作スイッチに対応するベースユニットの機能を表す機能情報を記憶するベースユニット側記憶手段と、ベースユニットとは別に設けられ、ベースユニット側操作スイッチとは別の位置で操作者に使用されるオペレーションユニットと、オペレーションユニットに設けられたオペレーションユニット側操作スイッチと、オペレーションユニット側操作スイッチに対応する機能情報を書き換え可能に記憶するオペレーションユニット側記憶手段と、ベースユニット側操作スイッチとオペレーションユニット側操作スイッチとが操作者により並行して操作された場合、その操作されたベースユニット側操作スイッチに対応する機能情報に基づいて、オペレーションユニット側記憶手段の記憶を書き換える制御手段とを備える。
上記の構成によれば、ベースユニットとオペレーションユニットとの間で機能情報の送受信を行わなくても、制御手段が互いの操作スイッチに対する操作を判断して、オペレーションユニット側記憶手段の記憶を書き換えることができる。
本発明のスイッチ入力システムは、これを使用する操作者が直感的に機能の割り付けを行うことができるので、それだけ操作者にとっての利便性を向上させることができる。また、直感的な操作を実現することにより、誤って違うスイッチに機能を割り付けてしまうのを防止することができるので、結果的に操作者が電子機器に対して間違った機能を指示してしまうおそれがない。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明のスイッチ入力システムは、例えば車載電装品として好適な実施の形態をとることができる。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態のスイッチ入力システムが適用された自動車の室内を部分的に示す斜視図である。自動車の室内(ここでは運転席の周辺)には、フロントシート2からみて前方にインストルメントパネル4が車幅方向に沿って配置されている。このインストルメントパネル4のさらに前方にはフロントガラス6が設けられており、運転席やその隣の助手席(図示していない)の乗員からは、フロントガラス6越しに車両の進行方向を一望することができる。
運転席の前方には、インストルメントパネル4の一部に組み込まれた状態でメータークラスタ8が設置されている。このメータークラスタ8には、例えば車両の走行速度や走行距離、エンジンの回転速度、冷却水温、シフトポジション等の情報を表示する各種の指針や表示器等が装備されている。
操舵用のハンドル10は、インストルメントパネル4の下方からフロントシート2に向けて延びるステアリングポスト12の先端に回転可能に取り付けられている。また、ステアリングポスト12にはシフトレバー14が取り付けられており、このシフトレバー14は例えばステアリングポスト12の周壁に沿って上下方向に移動(スイング)する。
インストルメントパネル4の正面には複数の送風口16が形成されており、これら送風口16からは、図示しないエアーコンディショナ(以下、「エアコン」と略称する。)からの空気が吹き出されるものとなっている。
運転席と助手席との間には、例えばインストルメントパネル4の上面にディスプレイ18が設置されている。このディスプレイ18は、例えばカーナビゲーション機器やオーディオ機器、車載テレビ機器等(いずれも特に図示していない)に共通に使用されるものである。ディスプレイ18の表示画面には、各種機器の動作に伴う情報(地図情報、オーディオトラック情報、チャンネル情報等)が表示されるものとなっている。オーディオ機器には、例えばCD(コンパクトディスク)プレーヤーやMD(ミニディスク)プレーヤー、ラジオ等が含まれる。また音響用の車載スピーカは、例えば図示しないドア内部等の適宜位置に埋め込まれている。なおディスプレイ18は、インストルメントパネル4の適宜位置に埋め込まれていてもよい。
その他に運転席と助手席との間には、センターコンソール20が設置されている。このセンターコンソール20は、インストルメントパネル4からフロントシート2に向けて斜め下方に突出している。またセンターコンソール20の上面には、上記のエアコンやカーナビゲーション機器、オーディオ機器、車載テレビ機器等の操作パネル22が形成されている。第1実施形態では、操作パネル22を中心とした構成がスイッチ入力システムのベースユニットに相当する。また第1実施形態では、運転者が操舵時に使用するハンドル10がスイッチ入力システムのオペレーションユニットに相当する。
〔ベースユニット側操作スイッチ〕
操作パネル22には、例えば押しボタン式のスイッチ24〜34(6つ)が設けられている。運転者や助手席の乗員(操作者)は、これらスイッチ24〜34を押し込み操作(押下)することで、いずれかの機器を作動させたり、現在作動中の機器を停止して別の機器を作動させたり、機器の作動状態を調整したりすることができる。
例えば、操作パネル22内で左上に位置するスイッチ24には、エアコンを作動させたり、これを停止させたりする機能(ON/OFF)が対応付けられている。また、その右隣に並んでいる2つのスイッチ26,28には、それぞれエアコンの作動中に風量を大小に調節(UP/DOWN)する機能が対応付けられている。
また、操作パネル22内で左下に位置するスイッチ30には、例えばオーディオ機器(CDプレーヤー)と車載テレビ機器とを選択的に切り替える機能が対応付けられている。また、その右隣に並んでいる2つのスイッチ32,34には、オーディオ機器の作動中に音量を大小に調節(UP/DOWN)する機能がそれぞれ対応付けられている。
〔オペレーションユニット側操作スイッチ〕
一方、ハンドル10内には、上記のスイッチ24〜34とは別に押しボタン式のスイッチ36〜42(4つ)が設けられている。これらスイッチ36〜42は、運転者がハンドル10(ステアリングホイール)に手を添えたままの状態で、容易に操作(押下)可能な位置に設けられている。具体的には、4つのスイッチ36〜42はハンドル10内の右寄りの位置に設けられており、これらスイッチ36〜42には、操作パネル22内のスイッチ24〜34とは異なる独自の機能が予め対応付けられたものもあれば、一部に同じ機能が重複して対応付けられたものもある。
例えば、縦に3つ並んで配置されているスイッチ36〜40には、対応する機能を運転者等が所望に割り付けることができ、さらに割り付けた機能を後から変更することもできる。最も右寄りに位置するスイッチ42には、スイッチ36〜40のモードを切り替える機能が対応付けられている。運転者がスイッチ36〜40に所望の機能を割り付けたり、機能の割り付けを変更したりする際、スイッチ42を操作すると、通常のモードから機能割り付けモードに切り替わる。
〔システムの構成〕
図2は、スイッチ入力システムの全体的な構成を示すブロック図である。スイッチ入力システムは2つの制御部50,60を有しており、これら制御部50,60を中心として、大きくベースユニット側の制御系統と、オペレーションユニット側の制御系統との2つに分かれている。以下、それぞれについて説明する。
〔ベースユニット側操作スイッチ〕
以下では、操作パネル22内にある6つのスイッチ24〜34を、便宜的に「A〜Fスイッチ」のようにスイッチコードで識別して表記する。これらA〜Fスイッチ24〜34の各操作信号(接点信号)は、それぞれベースユニット側の制御部50に入力されており、制御部50は、入力された操作信号に基づいて、運転者等による各スイッチ24〜34の押し込み操作を認識することができる。なお、ここでは図示されていないが、ベースユニットにはその他のスイッチとして、例えばカーナビゲーション機器用のジョイスティック式スイッチや、エアコン温度調整用のダイヤル式スイッチ等も接続されている。
〔ベースユニット側記憶手段〕
制御部50には、記憶手段としての記憶部52が接続されている。この記憶部52は、例えばEEPROM等のメモリデバイスや、磁気記録ディスク等の記録媒体で構成されている。記憶部52には、A〜Fスイッチ24〜34のコードと、それぞれに対応付けられた機能情報がテーブル式に記憶されている。
〔ベースユニット側制御部〕
制御部50は、例えばCPU(中央処理装置)やROM、RAM等のメモリデバイス、I/Oコントローラ、入出力インタフェース等の周辺ICを有したコンピュータハードウェアで構成されている。制御部50は上記のように、A〜Fスイッチ24〜34の操作信号に基づいて運転者等による押し込み操作を認識すると、記憶部52から対応する機能情報を読み込み、この読み込んだ機能情報に基づいて各種の車載機器(エアコン、カーナビゲーション機器、オーディオ機器、車載テレビ機器等)48の動作を制御する。なお実用上、制御部50と記憶部52とが同じ回路基板上に形成されていてもよい。
〔人体通信を用いた送信機能〕
第1実施形態においては、スイッチ入力システムが人体通信を用いた送信機能を有している。すなわち、制御部50には人体通信用の送信機54が接続されており、またA〜Fスイッチ24〜34には、それぞれ人体通信用の送信電極24a〜34aが内蔵されている。送信機54は制御部50からの指令信号に基づき、各送信電極24a〜34aを駆動して人体通信に必要な電界を人体の表面に発生させることができる。
〔オペレーションユニット側操作スイッチ〕
一方、ハンドル10内にある4つのスイッチ36〜42のうち、機能の割り付けが可能な3つのスイッチ36〜40を便宜的に「第1〜第3スイッチ」のようにスイッチコードで識別して表記する。その他のスイッチ42については、「モードスイッチ」等の対応する機能で識別する。第1〜第3スイッチ36〜40や他のスイッチ42の各操作信号(接点信号)は、それぞれオペレーションユニット側の制御部60に入力されており、制御部60は、入力された操作信号に基づいて、運転者による各スイッチ36〜42の押し込み操作を認識することができる。
〔オペレーションユニット側記憶手段〕
システムのオペレーションユニット側についても、その制御部60には記憶手段としての記憶部62が接続されている。この記憶部62には、例えば書き換え可能な不揮発性メモリデバイス(フラッシュメモリ等)が適している。記憶部62には、第1〜第3スイッチ36〜40のコードと、それぞれに対応付けられた機能情報がテーブル式に記憶されている。この記憶内容は、制御部60からのアクセスによって随時書き換えが可能である。
〔オペレーションユニット側制御部〕
オペレーションユニット側の制御部60もまた、CPUやROM、RAM、I/Oコントローラ、入出力インタフェース等を有したコンピュータハードウェアで構成されている。制御部60は上記のように、第1〜第3スイッチ36〜40の操作信号に基づいて運転者による押し込み操作を認識すると、記憶部62から対応する機能情報を読み込み、これをベースユニット側の制御部50に送信する。この送信は、車体内部に設けられている伝送経路(例えばCAN:車載LAN)を通じて行うことができる。そしてベースユニット側の制御部50は、受信した機能情報に基づいて各種の車載機器48(エアコン、カーナビゲーション機器、オーディオ機器、車載テレビ機器等)の動作を制御する。なお、ここでも同様に、制御部60と記憶部62とが同じ回路基板上に形成されていてもよい。
〔人体通信を用いた受信手段〕
オペレーションユニット側の制御部60には、人体通信用の受信機64が接続されている。また第1〜第3スイッチ36〜40には、それぞれ人体通信用の受信電極36a〜40aが内蔵されている。各受信電極36a〜40aは、接続された図示しないコイルセンサとともに人体通信による電界を検出する。受信機64は、各受信電極36a〜40aからの検出信号に基づき、ベースユニット側の送信機54から送信された情報(ここでは機能情報)を抽出するものである。
以上がシステムの構成とその概略的な機能である。次に、第1実施形態において実現されるシステムの動作として、特に人体通信を用いたスイッチ機能の管理手法について説明する。なお、以下で扱うスイッチ機能の管理は、特にハンドル10内の第1〜第3スイッチ36〜40に対する機能の割り付け(変更)に関するものである。
〔ベースユニット側の処理〕
図3は、ベースユニット側の制御部50が実行する送信処理の手順例を示すフローチャートである。制御部50はその起動に伴い、スイッチ機能の管理用に送信処理のプログラムを実行する。以下、処理の内容を各手順に沿って説明する。
ステップS10:制御部50は、スイッチ入力処理を実行する。この処理では、制御部50はA〜Fスイッチ24〜34を始め、その他のスイッチ類からの操作信号の入力を監視する。入力の監視は、例えば割り込みコントローラ等の周辺ICを用いて行われる。
ステップS12:何らかの操作信号の入力があると、次に制御部50は操作信号に基づいて、A〜Fスイッチ24〜34のいずれかが操作(押下)されたか否かを判断する。他のスイッチ類が操作された場合(No)、制御部50はステップS10に戻って操作信号の入力を引き続き監視する。一方、A〜Fスイッチ24〜34が操作された場合(Yes)、制御部50はステップS14及びステップS16を実行する。
ステップS14:制御部50は、操作されたスイッチに対応する機能情報を記憶部52から読み込む。
ステップS16:そして制御部50は、機能情報を人体通信用の送信データに変換すると、これを送信機54に出力する。送信機54は、機能情報の送信データに基づいて送信電極24a〜34aを駆動し、そこから機能情報の送信データを送出させる。なお、このとき送信機54が駆動する送信電極は、実際に操作されたスイッチに対応するものだけでよい。例えば、Aスイッチ24が操作された場合、送信機54はそこに内蔵された送信電極24aだけを駆動する。これにより、A〜Fスイッチ24〜34を操作した操作者(ここでは運転者とする)の身体に電界が発生する。
〔オペレーションユニット側の処理〕
次に図4は、オペレーションユニット側の制御部60が実行するメイン処理の手順例を示すフローチャートである。制御部60はその起動に伴い、メイン処理のプログラムを実行する。このメイン処理は、人体通信を用いたスイッチ機能の管理の他に、通常の動作についても使用することができる。
ステップS20:先ず制御部60は、スイッチ入力処理を実行する。この処理では、制御部60は第1〜第3スイッチ36〜40を始め、モードスイッチ42からの操作信号の入力を監視している。
ステップS22:次に制御部60は、機能割り付けモードが設定されているか否かを確認する。この確認は、モードスイッチ42の操作信号に基づいて判断することができる。現在、機能割り付けモードが設定されていれば(Yes)、制御部60は次にステップS24以降を実行する。
ステップS24:制御部60は、第1〜第3スイッチ36〜40のいずれかが操作(押下)されたか否かを確認する。特にいずれのスイッチ36〜40も操作されていない場合(No)、制御部60はステップS20に戻って操作信号の入力を引き続き監視する。これに対し、スイッチ36〜40のいずれかが操作された場合(Yes)、制御部60は次にステップS26を実行する。
ステップS26:制御部60は、受信機64が機能情報を受信したか否かを確認する。特に機能情報を受信していない場合(No)、制御部60はステップS20に戻って操作信号の入力を引き続き監視する。これに対し、受信機64が機能情報を受信した場合(Yes)、制御部60はさらにステップS28を実行する。なお、実際に人体通信によって受信機64が機能情報を受信するのは、例えば図1に示されるように、運転者が操作パネル22内のスイッチを操作するのと並行して、ハンドル10内のスイッチを操作した場合である。
ステップS28:制御部60は、操作されたスイッチに対応する機能情報を、今回受信した機能情報に更新する。具体的には、制御部60は記憶部62にアクセスし、対応するアドレスの記憶内容を書き換える。例えば、それまで第1スイッチ36に対応付けられていた記憶情報が「A/C」であり、今回受信した機能情報が「CD/TV」であったとすると、記憶部62において第1スイッチ36のコードに対応する機能情報が新たに「CD/TV」に書き換えられることになる。また、その他の第2スイッチ38及び第3スイッチ40についても、同様にして機能情報の書き換えが可能となる。
以上は、オペレーションユニット側で機能割り付けモードが設定されている場合の処理であるが、通常のモードが設定されている場合(ステップS22:No)は以下の処理が行われる。
ステップS30:制御部60は、第1〜第3スイッチ36〜40が操作されたか否かを確認する。特にいずれのスイッチも操作されていない場合(No)、制御部60はステップS20に戻って操作信号の入力を引き続き監視する。一方、いずれかのスイッチが操作された場合(Yes)、制御部60は次にステップS32及びステップS34を実行する。
ステップS32:制御部60は記憶部62にアクセスし、操作されたスイッチに対応する機能情報を読み込む。
ステップS34:そして制御部60は、外部制御信号出力処理を実行する。この処理では、制御部60は読み込んだ機能情報に基づいて外部制御信号(機能コード)を生成し、これをベースユニット側の制御部50に送信する。これを受けて制御部50は、機能情報に基づく車載機器48の制御を行う。したがって、先の機能割り付けモードで新たに機能情報が書き換えられていれば、以後の通常モードでは、その書き換え後の機能情報がベースユニット側の制御部50に送信されることになる。
上述した第1実施形態によれば、運転者が先ずハンドル10内のモードスイッチ42を操作して機能割り付けモードを設定しておき、この状態で、運転者が操作パネル22内で所望のA〜Fスイッチ24〜34のいずれかを操作しつつ、並行してハンドル10内で第1〜第3スイッチ36〜40のいずれかを操作するだけで、第1〜第3スイッチ36〜40に所望の機能を新たに割り付けることができる。また、新たに割り付けるべき機能情報は、人体通信によって制御部50,60間を伝送されるため、実際に運転者が触ったスイッチに対して確実に機能を割り付ける(一方から他方へ機能をコピーする)ことができ、運転者にとっても直感的に理解しやすいというメリットがある。
〔第2実施形態〕
次に、スイッチ入力システムの第2実施形態について説明する。第2実施形態は、システムの外観については第1実施形態と大きく異なるところはない。ただし第2実施形態は、機能情報の送受信を人体通信によらず、無線通信で行うものである。
図5は、第2実施形態のスイッチ入力システムの全体的な構成を示すブロック図である。第1実施形態との相違点は、送信機54及び受信機64が無線通信用のRF回路であり、それぞれ通信アンテナ66,68を備えることと、人体通信用の送信電極や受信電極がいずれのスイッチにも内蔵されていないことである。その他の構成は第1実施形態と同じである。またシステムの動作は、第1実施形態で行っている人体通信を無線通信に置き換えることで実現することができる。
〔その他の実施形態〕
特に図示しないが、上記の他にスイッチ入力システムの実施形態として以下のものを挙げることができる。
〔第3実施形態〕
例えば、スイッチ入力システムの第3実施形態として、制御部50,60間のネットワーク通信を使用するものが挙げられる。ネットワーク通信は、既存の車載ネットワーク(CAN)を利用して実現することができる。この場合、送信機及び受信機を省略しても、制御部50,60間で行われるネットワーク通信の機能を送信手段及び受信手段として活用することができる。
〔第4実施形態〕
またシステムの第4実施形態として、ベースユニット側とオペレーションユニット側とで2系統に分かれていた制御部50,60を1つに統合したものを挙げることができる。またこの場合、ベースユニット側の記憶部52にオペレーションユニット側の記憶部62を統合してもよい。ただし記憶領域は、ベースユニット側とオペレーションユニット側について、それぞれスイッチコード別に確保するものとする。
制御部のハードウェア構成を1つに統合した場合、例えば図5に示される全てのスイッチ24〜42は統合された制御部(制御手段)に接続される。ハンドル10内のスイッチ36〜42については、これらの接続ハーネスを延長したり、途中で配線を中継したりすることで、例えばインストルメントパネル2内で制御部との接続を図ることができる。
このように、第4実施形態では全てのスイッチの操作信号を1つの制御部に入力することができるため、特に人体通信や無線通信を用いなくても、制御部だけで記憶部の機能情報の読み出しと書き換えを行うことができる。
本発明は上述した実施形態に制約されることなく、各種の変形を伴って実施することができる。上記の各実施形態では、車載電装品にスイッチ入力システムを適用した例を挙げているが、本発明のシステムはその他の装置にも適用することができる。例えば、家庭用の電気製品(テレビ、エアコン、CDプレーヤー、DVDプレーヤー、ゲーム機等)の本体とそのリモコンのように、ベースユニットとオペレーションユニットの2つでスイッチの操作が行われるものであればよい。また、上述の実施形態においては、1つのベースユニットに複数のベースユニット側スイッチが設けられた例を示したが、ベースユニットに単数のスイッチを設けたものや、ベースユニットを複数設けたものであっても、本発明は適用可能である。
また業務用製品では、例えば自動販売機とその管理用端末との関係が本発明のシステムに適合する。この場合、自動販売機の管理者が保有する管理用端末をベースユニットとし、これに接続して管理される自動販売機をオペレーションユニットとする。そして管理用端末には、例えば商品の販売単価を複数通りに設定するスイッチ(例えば「単価120円」、「単価130円」、「単価150円」等)が付属しているものとする。この場合、管理者が端末上のいずれかのスイッチを操作するのと並行して、自動販売機の購入ボタン(スイッチ)を操作すると、その操作した購入ボタンに対し、新たな販売単価の機能を割り付けることができる。
第1実施形態のスイッチ入力システムが適用された自動車の室内を部分的に示す斜視図である。 スイッチ入力システムの全体的な構成を示すブロック図である。 ベースユニット側の制御部が実行する送信処理の手順例を示すフローチャートである。 オペレーションユニット側の制御部が実行するメイン処理の手順例を示すフローチャートである。 第2実施形態のスイッチ入力システムの全体的な構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 ハンドル
18 ディスプレイ
20 センターコンソール
22 操作パネル
24 Aスイッチ
24a 送信電極
26 Bスイッチ
26a 送信電極
28 Cスイッチ
28a 送信電極
30 Dスイッチ
30a 送信電極
32 Eスイッチ
32a 送信電極
34 Fスイッチ
34a 送信電極
36 第1スイッチ
36a 受信電極
38 第2スイッチ
38a 受信電極
40 第3スイッチ
40a 受信電極
42 モードスイッチ
48 車載機器
50 制御部
52 記憶部
54 送信機
60 制御部
62 記憶部
64 受信機

Claims (3)

  1. 電子機器に対する操作を、所定のベースユニット又はオペレーションユニットのスイッチを通じて入力するスイッチ入力システムにおいて、
    前記ベースユニットに設けられたベースユニット側操作スイッチと、
    前記ベースユニット側操作スイッチに対応する機能を表す機能情報を記憶するベースユニット側記憶手段と、
    前記ベースユニット側記憶手段に記憶された機能情報を送信する送信手段と、
    前記ベースユニット側操作スイッチが操作されると、その操された前記ベースユニット側操作スイッチに対応する機能情報を前記送信手段により送信させるベースユニット側制御部と、
    前記ベースユニットとは別に設けられ、前記ベースユニット側操作スイッチとは別の位置で操作者に使用されるオペレーションユニットと、
    前記オペレーションユニットに設けられたオペレーションユニット側操作スイッチと、
    前記オペレーションユニット側操作スイッチに対応する機能情報を書き換え可能に記憶するオペレーションユニット側記憶手段と、
    前記送信手段から送信される機能情報を受信する受信手段と、
    前記オペレーションユニット側操作スイッチが操作されると、前記受信手段により受信された機能情報を前記オペレーションユニット側操作スイッチに対応させて前記オペレーションユニット側記憶手段に記憶させるオペレーションユニット側制御部と
    を備えたことを特徴とするスイッチ入力システム。
  2. 請求項1に記載のスイッチ入力システムにおいて、
    前記送信手段は、
    操作者の身体に電界を発生させる送信電極と、
    前記機能情報に基づいて前記送信電極を駆動する送信機とを含み、
    前記受信手段は、
    操作者の身体に発生した電界を検出する受信電極と、
    前記受信電極による電界の検出結果に基づいて前記機能情報を抽出する受信機とを含むことを特徴とするスイッチ入力システム。
  3. 電子機器に対する操作を、所定のベースユニット又はオペレーションユニットのスイッチを通じて入力するスイッチ入力システムにおいて、
    前記ベースユニットに設けられたベースユニット側操作スイッチと、
    前記ベースユニット側操作スイッチに対応する機能を表す機能情報を記憶するベースユニット側記憶手段と、
    前記ベースユニットとは別に設けられ、前記ベースユニット側操作スイッチとは別の位置で操作者に使用されるオペレーションユニットと、
    前記オペレーションユニットに設けられたオペレーションユニット側操作スイッチと、
    前記オペレーションユニット側操作スイッチに対応する機能情報を書き換え可能に記憶するオペレーションユニット側記憶手段と、
    前記ベースユニット側操作スイッチのいずれかと前記オペレーションユニット側操作スイッチとが操作者により並行して操作された場合、その操作された前記ベースユニット側操作スイッチに対応する機能情報に基づいて、前記オペレーションユニット側記憶手段の記憶を書き換える制御手段と
    を備えたことを特徴とするスイッチ入力システム。
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