JP2001214949A - 自動車用懸架コイルばね - Google Patents

自動車用懸架コイルばね

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JP2001214949A JP2000024526A JP2000024526A JP2001214949A JP 2001214949 A JP2001214949 A JP 2001214949A JP 2000024526 A JP2000024526 A JP 2000024526A JP 2000024526 A JP2000024526 A JP 2000024526A JP 2001214949 A JP2001214949 A JP 2001214949A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の懸架装置に装着したときに最適な横
力を付与し得る自動車用懸架コイルばねを提供する。 【解決手段】 圧縮コイルばね5の総巻数から圧縮コイ
ルばねの上側座巻5b及び下側座巻5aの巻数を差し引
いた自由巻数の小数部分を0.30乃至0.65の値に
設定する。更に、下側自由巻端位置を、圧縮コイルばね
を装着する自動車の車体外側方向を基準に、上側座から
の平面視で反時計方向を正として、−0.15巻乃至+
0.06巻の位置に設定するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用懸架コイ
ルばねに関し、特にストラット型懸架装置に好適な自動
車用懸架コイルばねに係る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の車体懸架に圧縮コイ
ルばねが供されており、一般的に圧縮コイルばねはその
コイル軸とばね反力の方向が一致するように設計されて
いる。自動車用懸架装置に関しては、種々の形式のもの
が知られているが、車輪の位置決め用の支柱(ストラッ
ト)としてショックアブソーバ(緩衝器)を利用したス
トラット型懸架装置が普及している。このストラット型
懸架装置においては、荷重入力軸とストラット軸との間
のずれが不可避であるため、ストラットに曲げモーメン
トが発生し、ストラットのガイド部及びピストン部に作
用する横力によってショックアブソーバとしての円滑な
摺動作動が阻害される。これを防止するため、例えば円
筒状の圧縮コイルばねのコイル軸をストラット軸に対し
てオフセットさせて曲げモーメントを相殺する技術が利
用されている。
【0003】上記の圧縮コイルばねのコイル軸とストラ
ット軸の関係は幾何学的に決められるため、圧縮コイル
ばね単体としてはオフセットが生じないように、即ちコ
イル軸とばね反力の方向が一致するように設計すること
が要求されていた。例えば、ストラット型懸架装置に供
される圧縮コイルばねに関しては、本願発明者を含む研
究者によって発表された「サスペンション設計における
懸架コイルばねの横力低減技術」と題する論文(ばね技
術研究会、1995年8月28日発行)に記載のよう
に、圧縮コイルばねの横力を最小化することが課題とさ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、自動車用懸
架装置の一層の小型化が要請される今日においては、通
常の円筒状圧縮コイルばねを用いストラット及びその支
持機構の改良を加えるだけでは、路面荷重によってスト
ラットに発生する曲げモーメントを打ち消すことは困難
である。寧ろ、圧縮コイルばねの横力を積極的に増大さ
せ、この圧縮コイルばねをストラット型懸架装置に適用
することが必要となることが判明し、本願出願人は、ス
トラット型懸架装置への装着時にストラットに対し所望
の横力を適切に付与し得る自動車用懸架コイルばねを提
案している。
【0005】例えば、特願平11−140649号及び
特願平11−163652号の出願で提案したように、
自由状態においてコイル軸が湾曲するように形成し、あ
るいは座巻中心軸(下側座巻及び上側座巻の座巻中心を
通る軸)がコイル軸に対しオフセットするように形成し
て、ばね反力の着力点が上側座面の略中心に位置するよ
うに調整しつつ、所望の横力を付与することとしている
が、その前提となる汎用の圧縮コイルばねで構成される
自動車用懸架コイルばねに関し、横力が最適となる巻数
及び巻端位置に設定しておくことが肝要となる。
【0006】そこで、本発明は、自動車の懸架装置に装
着したときに最適な横力を付与し得る自動車用懸架コイ
ルばねを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の自動車用懸架コイルばねは、請求項1に記
載のように、上側座と下側座との間に圧縮可能に配置す
る圧縮コイルばねから成る自動車用懸架コイルばねにお
いて、前記圧縮コイルばねの総巻数から前記圧縮コイル
ばねの上側座巻及び下側座巻の巻数を差し引いた自由巻
数の小数部分を0.3乃至0.65の値に設定すること
としたものである。
【0008】また、本発明は、請求項2に記載のよう
に、上側座と下側座との間に圧縮可能に配置する圧縮コ
イルばねから成る自動車用懸架コイルばねにおいて、前
記圧縮コイルばねの下側自由巻端位置を、前記圧縮コイ
ルばねを装着する自動車の車体外側方向を基準に、前記
上側座からの平面視で反時計方向を正として、−0.1
5巻乃至+0.06巻の位置に設定することとしてもよ
い。
【0009】尚、前記圧縮コイルばねの下側座巻の巻端
位置が、前記圧縮コイルばねを装着する自動車の車体外
側方向を基準に、前記上側座からの平面視で反時計方向
を正として−90°近傍に固定されている場合には、請
求項3に記載のように、前記圧縮コイルばねの上側座巻
の巻数を0.5巻以下の値に設定するとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。先ず、図1を参照してストラット型
懸架装置(以下、単に懸架装置という)の全体構成を説
明すると、車体1にストラット2の上端が弾性的に支持
されると共に、上側座3が車体1に支持され、ストラッ
ト2の胴部に下側座4が固定されている。これら上側座
3と下側座4との間に、ストラット2を囲繞するように
圧縮コイルばね5が配置されている。ストラット2の下
端はナックル6に固定され、ナックル6はロアアーム7
を介して車体1にピボット結合されている。而して、ナ
ックル6に軸支される車輪8はストラット2及び圧縮コ
イルばね5を介して車体1に支持されると共に、ロアア
ーム7を介して車体1に支持されている。
【0011】ストラット2はシリンダ2aと、このシリ
ンダ2a内に摺動自在に支持されたロッド2bを備え、
これらによってショックアブソーバが構成されている。
ロッド2bの上端はストラットマウント10を介して車
体1に取り付けられ、シリンダ2aの下端がナックル6
に取り付けられる。
【0012】上記の構成になる懸架装置においては、図
1に示すように、荷重入力軸AAとばね反力軸RAは一
致せず、ストラット2のストラット軸SAと荷重入力軸
AAとは角度θ1をなすのに対し、ストラット軸SAと
ばね反力軸RAとは角度θ2をなしている。尚、LAは
ロアアーム7の軸、KAはキングピン軸を表す。上記荷
重入力軸AAとストラット軸SAの不一致に起因し、ス
トラット2のシリンダ2aとロッド2bとの間に摺動抵
抗が生じ得るが、この摺動抵抗は圧縮コイルばね5の付
勢力によって発生が抑えられ、ロッド2bの円滑な摺動
作動が確保される。
【0013】即ち、本実施形態の圧縮コイルばね5は、
その上側座面の中心を通るコイル軸が、自由状態におい
て所定の曲率で湾曲するように形成されており、所定の
初期胴曲がりを有する。そして、圧縮コイルばね5の自
由状態において湾曲内側(図1の左側)の軸方向長さが
短くなる方向に、圧縮コイルばね5の下側座巻5aの座
面、即ち下側座面が、装着対象の下側座4(図1に2点
鎖線で示す)に対して所定角度傾斜するように、下側座
巻5aのピッチが設定されている。尚、下側座面と下側
座4との関係は相対的であり、図1では下側座4が水平
で、これに対し下側座面が所定角度傾斜する関係にある
が、逆に下側座面を水平とし、これに対し下側座4が所
定角度傾斜する関係としてもよい。
【0014】上記のように湾曲形成された圧縮コイルば
ね5が、略平行の上側座3と下側座4との間に介装さ
れ、そのコイル軸の湾曲方向が車体外側方向となるよう
に保持される。このようにして、圧縮コイルばね5は、
ばね反力軸が上側座3の略中心を通るように適切に支持
されるので、ストラット2に対して所望の横力を適切に
付与し、円滑な緩衝作動を確保することができる。
【0015】図2は、汎用の圧縮コイルばねの一態様を
示すもので、前述の圧縮コイルばね5のように、下側座
巻及び上側座巻が何れもピッグテール巻(上下面はフラ
ット)であるが、座巻中心軸はコイル軸と一致するよう
に形成され、装着対象の上側座及び下側座(図示せず)
は何れもフラット形状に形成されている。尚。図2では
胴部の一部を省略して2点鎖線で示しているので、全長
が実際より短く表れている。
【0016】上記の態様を圧縮コイルばね5Aとして、
その上側座巻及び下側座巻の巻数に対し、下記の表1に
示すように6種類の組合せで、6個のサンプルS1乃至
S6を設定し、これらの各々に関して、コイル総巻数が
+0.5巻〜−0.5巻の範囲で0.1巻毎に、横力の
変化を有限要素法によって解析した。尚、何れのサンプ
ルのばね特性も、ばね定数が28.4(N/mm)、取付
荷重が2600(N)、目標最大主応力が1000(M
Pa)に設定されている(総巻数を変えることによって
変わる取付荷重及びばね定数は、ばね自由長と線径を変
えることにより特性を上記仕様に合わせた)。
【表1】
【0017】同様に、図3乃至図6に示すように、座巻
中心軸がコイル軸と一致する圧縮コイルばね5B〜5E
を設定し、上記表1に示すように、夫々6個のサンプル
に関して、コイル総巻数が+0.5巻〜−0.5巻の範
囲で0.1巻毎に、横力の変化を有限要素法によって解
析した。以下、圧縮コイルばね5B〜5Eの各構成を図
面を参照して説明する。先ず、図3の圧縮コイルばね5
Bは、上側座巻はピッグテール巻であるが下側座巻はピ
ッグオープン巻で、装着対象の上側座はフラット形状
で、下側座はリード付の形状に形成されている。表1に
示すように、圧縮コイルばね5B〜5Eについては夫々
サンプルS1,S2,S4,S5,S7,S8の6個の
サンプルを用いた。
【0018】次に、図4の圧縮コイルばね5Cは、上側
座巻はピッグテール巻(上面はフラット)であるが下側
座巻はオープン巻とされ、装着対象の上側座はフラット
形状で、下側座はリード付の形状に形成されている。ま
た、図5の圧縮コイルばね5Dも、上側座巻がピッグテ
ール巻で下側座巻がオープン巻とされ、装着対象の上側
座はフラット形状で、下側座はリード付の形状に形成さ
れているが、上側座巻の0〜1巻間で線間接触が生ずる
ように設定されている。そして、図6の圧縮コイルばね
5Eは、上側座巻がオープン巻(上面はフラットで、0
〜1巻が等径)で、下側座巻がオープン巻とされ、装着
対象の上側座はフラット形状で、下側座はリード付の形
状に形成されているが、上側座巻の0〜1巻間で線間接
触が生ずるように設定されている。
【0019】図7は解析結果の自由巻数と横力の関係の
一例を示すもので、横軸は〔総巻数−座巻の巻数〕の自
由巻数を示し、縦軸は横力の大きさを示す。尚、横力は
コイル軸に垂直なばね反力成分であり、線間接触のある
圧縮コイルばね5D,5Eに関しては、接触する上側座
巻1巻と下側座巻を総巻数から差し引いた値を自由巻数
とする。図7から明らかなように、横力は自由巻数によ
って変化し、巻数の小数部分の値が0.45のときに横
力が最大値となる。そして、圧縮コイルばね5A乃至5
Eの全てについて、横力が最大値となる自由巻数の小数
部分を取り出すと、図8に示すようになり、平行な実線
で囲まれた範囲内に収束している。即ち、自由巻数の小
数部分の値が、0.30〜0.65のときに横力が最大
値となる。
【0020】図9は、ばね反力の横方向成分の向き、即
ち横力の方向を装着対象の自動車の車体外側方向と一致
させるのに最適な条件を設定するための、下側自由巻端
位置の基準を示すもので、圧縮コイルばねを軸方向の上
方から見た平面視で、白抜矢印の方向(図9の右方)が
車体外側方向を示す。この車体外側方向を基準として、
図9の反時計方向を正とする巻数の値(Nf)を、下側
自由巻端位置(5e)を表す値として用いる。尚、図9
において、下側座巻(5a)の巻端位置(5d)から下
側自由巻端位置(5e)までの範囲(NL)が下側座巻
(5a)を構成する巻数を表す。
【0021】而して、横軸にサンプル番号を示し、縦軸
に下側自由巻端位置の巻数Nfの値を示す図10に明ら
かなように、圧縮コイルばね5A乃至5Eの何れにおい
ても、下側自由巻端位置は、装着対象自動車の車体外側
方向を基準(Nf=0)に、上側座からの平面視で反時
計方向を正とすると、平行な実線で囲まれた範囲内の−
0.15巻乃至+0.06巻の位置となる。
【0022】ところで、装着対象との関係で、下側座巻
の巻端位置が固定されている場合がある。このような場
合に横力の方向を車体外側方向と一致させるには、上側
座巻の巻数を調整する必要がある。そこで、実際に生じ
得る下側座巻の巻端位置が、車体外側方向を基準に上側
座からの平面視で反時計方向を正として、+90°の位
置と−90°の位置のときに、横力の方向が車体外側方
向と一致する上側座巻の巻数を解析した。尚、この場合
には、下側座の巻端位置が固定されるので、下側座巻は
リード付の下側座に適合するオープン形状とし、0.7
5巻に設定する。
【0023】図11は、下側座巻の巻端位置が、車体外
側方向を基準に上側座からの平面視で反時計方向を正と
して、−90°の位置にあって、上側座巻の巻数が0.
4巻のときの、総巻数の値に応じた横力の方向を示すも
ので、縦軸は車体外側方向を基準とする横力方向を表
す。同図から明らかなように、横力方向が0°、即ち横
力の方向が車体外側方向と一致するのは、総巻数が5.
65巻の場合である。
【0024】一方、図12は、下側座巻の巻端位置が、
車体外側方向を基準に上側座からの平面視で反時計方向
を正として、−90°の位置にあって、上側座巻の巻数
が0.75巻のときの、総巻数の値に応じた横力の方向
を示すものである。この場合には、総巻数を変化させて
も横力の方向を車体外側方向と一致させることは出来な
い。つまり、下側座巻の巻端位置が固定されている場合
には、上側座巻の巻数を適切な値に設定しないと横力の
方向を車体外側方向と一致させることは出来ない。
【0025】そこで、下側座巻の巻端位置が、車体外側
方向を基準に上側座からの平面視で反時計方向を正とし
て、+90°の位置と−90°の位置のときに、上側座
巻の巻数を0.2、0.4、0.6及び0.8巻とした
場合に、横力方向を車体外側方向と一致させることがで
きるか否かについて解析したところ、−90°の位置の
ときには、上側座巻の巻数が0.5巻以下の値でなけれ
ば横力の方向を車体外側方向と一致させることは出来な
いことが明らかとなった。これに対し、下側座巻の巻端
位置が、車体外側方向を基準に上側座からの平面視で反
時計方向を正として、+90°の位置のときには、上側
座巻の巻数が0.2〜0.8巻の何れの場合にも、横力
の方向を車体外側方向と一致させることが可能な総巻数
が存在することが明らかとなった。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、請求項1に係る自動車用
懸架コイルばねは、圧縮コイルばねの総巻数から上側座
巻及び下側座巻の巻数を差し引いた自由巻数の小数部分
を0.30乃至0.65の値に設定することとしている
ので、自動車の懸架装置に装着したときに最大の横力を
付与し得る巻数の自動車用懸架コイルばねを構成するこ
とができる。従って、この自動車用懸架コイルばねに基
づき、同懸架装置に装着したときに所望の横力を適切に
付与し得る自動車用懸架コイルばねを、容易に形成し、
安定して提供することができる。
【0027】また、請求項2に係る自動車用懸架コイル
ばねは、圧縮コイルばねの下側自由巻端位置を、自動車
の車体外側方向を基準に、上側座からの平面視で反時計
方向を正として、−0.15巻乃至+0.06巻の位置
に設定することとしているので、横力の方向を車体外側
方向と一致させ得る自動車用懸架コイルばねを構成する
ことができる。
【0028】更に、請求項3に係る自動車用懸架コイル
ばねは、圧縮コイルばねの下側座巻の巻端位置が、自動
車の車体外側方向を基準に、前記上側座からの平面視で
反時計方向を正として−90°近傍である場合には、上
側座巻の巻数を0.5巻以下の値に設定することととし
ているので、自動車の懸架装置に装着したときに下側座
巻の巻端位置が−90°近傍に固定される場合にも、横
力方向を車体外側方向と一致させ得る自動車用懸架コイ
ルばねを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る圧縮コイルばねを自
動車用懸架装置に装着した状態を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に供する汎用の圧縮コイル
ばねの第1の態様を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施形態に供する汎用の圧縮コイル
ばねの第2の態様を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態に供する汎用の圧縮コイル
ばねの第3の態様を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施形態に供する汎用の圧縮コイル
ばねの第4の態様を示す正面図である。
【図6】本発明の一実施形態に供する汎用の圧縮コイル
ばねの第5の態様を示す正面図である。
【図7】本発明の一実施形態に供する汎用の圧縮コイル
ばねの一例における自由巻数と横力の関係の一例を示す
グラフである。
【図8】図2乃至図6に示す圧縮コイルばねの全てにつ
いて、横力が最大値となる自由巻数の小数部分を示すグ
ラフである。
【図9】本発明の一実施形態における、横力の方向を車
体外側方向と一致させるのに最適な条件を設定するため
の、下側自由巻端位置の基準を示す平面図である。
【図10】図2乃至図6に示す圧縮コイルばねの全てに
ついて、横力の方向を車体外側方向と一致させる下側自
由巻端位置を、車体外側方向からの巻数で示すグラフで
ある。
【図11】下側座巻の巻端位置が、車体外側方向を基準
に上側座からの平面視で反時計方向を正として、−90
°の位置にあって、上側座巻の巻数が0.4巻のとき
の、総巻数の値に応じた横力の方向を示すグラフであ
る。
【図12】下側座巻の巻端位置が、車体外側方向を基準
に上側座からの平面視で反時計方向を正として、−90
°の位置にあって、上側座巻の巻数が0.75巻のとき
の、総巻数の値に応じた横力の方向を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 車体, 2 ストラット, 3 上側座, 4 下
側座,5 圧縮コイルばね, 5a 下側座巻, 5b
上側座巻,6 ナックル, 7 ロアアーム, 8
車輪,10 ストラットマウント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大倉 伸介 愛知県名古屋市緑区鳴海町字上汐田68番地 中央発條株式会社内 Fターム(参考) 3D001 AA00 AA17 BA02 DA01 3J059 AA05 BA01 BB01 BD01 BD07 CA02 GA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側座と下側座との間に圧縮可能に配置
    する圧縮コイルばねから成る自動車用懸架コイルばねに
    おいて、前記圧縮コイルばねの総巻数から前記圧縮コイ
    ルばねの上側座巻及び下側座巻の巻数を差し引いた自由
    巻数の小数部分を0.30乃至0.65の値に設定する
    ことを特徴とする自動車用懸架コイルばね。
  2. 【請求項2】 上側座と下側座との間に圧縮可能に配置
    する圧縮コイルばねから成る自動車用懸架コイルばねに
    おいて、前記圧縮コイルばねの下側自由巻端位置を、前
    記圧縮コイルばねを装着する自動車の車体外側方向を基
    準に、前記上側座からの平面視で反時計方向を正とし
    て、−0.15巻乃至+0.06巻の位置に設定するこ
    とを特徴とする自動車用懸架コイルばね。
  3. 【請求項3】 上側座と下側座との間に圧縮可能に配置
    する圧縮コイルばねから成る自動車用懸架コイルばねに
    おいて、前記圧縮コイルばねの下側座巻の巻端位置が、
    前記圧縮コイルばねを装着する自動車の車体外側方向を
    基準に、前記上側座からの平面視で反時計方向を正とし
    て−90°近傍である場合には、前記圧縮コイルばねの
    上側座巻の巻数を0.5巻以下の値に設定することを特
    徴とする自動車用懸架コイルばね。
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