JP2001214432A - 汚染土壌浄化用の井戸構造体及び井戸構造体列並びにこれらを用いた汚染土壌浄化方法 - Google Patents

汚染土壌浄化用の井戸構造体及び井戸構造体列並びにこれらを用いた汚染土壌浄化方法

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JP2001214432A JP2000023026A JP2000023026A JP2001214432A JP 2001214432 A JP2001214432 A JP 2001214432A JP 2000023026 A JP2000023026 A JP 2000023026A JP 2000023026 A JP2000023026 A JP 2000023026A JP 2001214432 A JP2001214432 A JP 2001214432A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚染土壌浄化用井戸構造体で止水壁を構成し実
用性を高める。 【解決手段】汚染土壌区域A付近に打込まれて地盤に井
戸空隙3を形成する汚染土壌浄化用井戸構造体1を少な
くとも汚染土壌区域Aにおける地下水4の上流側と下流
側とに設置し、下流側の汚染土壌浄化用井戸構造体1の
井戸空隙3に流入した汚染された地下水4を浄化して上
流側の汚染土壌浄化用井戸構造体1の井戸空隙3に戻し
て汚染土壌区域Aに流すとともに、上流側の汚染土壌浄
化用井戸構造体1の井戸空隙3に汚染土壌区域A外から
流入した汚染されていない地下水4をバイパス路と下流
側の汚染土壌浄化用井戸構造体1の井戸空隙3とを介し
て汚染土壌区域外に流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、汚染物質によっ
て汚染された汚染土壌に含まれている地下水,ガス(空
気)を浄化する汚染土壌浄化用の構造体と、これを用い
た汚染土壌浄化方法とに係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 汚染土壌の地下水を浄化する技術とし
ては、図14に示すように、汚染土壌区域付近に地盤2
に汚染土壌浄化用井戸構造体1を挿入し、地盤内に井戸
空隙3を形成し、汚染土壌浄化用井戸構造体1の小孔1
1から井戸空隙3に流入した地下水4を揚水ポンプ5で
汲上げ、地上に設置した浄化処理装置6で浄化すること
が広く実施されている。なお、浄化処理装置6で浄化さ
れた地下水4は、下水や河川へ排出されることが一般的
に行われている。
【0003】従来、この技術に使用される汚染土壌浄化
用井戸構造体としては、例えば、特開平9−22836
2号公報に記載のものが知られている。
【0004】この従来の汚染土壌浄化用井戸構造体は、
地下水4が流込む小孔11を一面にのみ開口した角筒形
の杭体に形成され、小孔11を地下水の流れの上流側に
向けて隣接して打込まれて止水壁を構成するものであ
る。
【0005】この従来の汚染土壌浄化用井戸構造体によ
ると、構成した止水壁から下流側への汚染された地下水
の流出が確実に防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前述
の汚染土壌浄化用井戸構造体を使用した汚染土壌の浄化
では、止水壁を構成することにより地下水の自然の流れ
を堰止めたり流量を変更したりして、水理面での自然環
境に影響を及ぼすという問題点がある。
【0007】また、従来の汚染土壌浄化用井戸構造体で
は、角筒形の杭体からなるため、隣接しての打込みで隙
間が形成されやすく、構成される止水壁の止水性能が低
いという問題点がある。さらに、汚染土壌浄化用井戸構
造体の専用として設計,製造されるため、製造コストが
嵩むという問題点がある。
【0008】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、矢板に汚水土壌浄化用の井戸空隙を付加
させることに着目したもので、矢板の連結機能により簡
易に止水壁を構成するようにした矢板や矢板列からなる
汚染土壌浄化構造体を提供することを第1の課題とす
る。
【0009】また、本発明に係る汚染土壌浄化構造体を
利用した汚染土壌浄化方法を提供することを第2の課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 前述の第1の課題を解
決するため、本発明に係る汚染土壌浄化用の井戸構造体
及び井戸構造体列は、次のような手段を採用する。
【0011】即ち、請求項1に記載の井戸構造体は、汚
染土壌区域付近の地中に埋設されて縦長の井戸空隙を形
成するとともに井戸空隙には外部との連通構造を備える
筒状体と、この筒状体の側面から張出され他の構造体と
水密的に連結可能な連結機能部材とを備えることにあ
る。井戸構造体は、地中で井戸空隙を縦長に形成するに
十分な縦長寸法に形成されることが望ましい。
【0012】この手段では、井戸構造体が地中に埋設さ
れると筒状体に縦長の井戸空隙が形成され、井戸空隙に
は連通構造として流入機能・揚水機能・排水機能のいず
れかが得られ、さらに側面の連結機能部材を介して他の
構造体と水密的に連結されることで止水壁が形成可能と
なる。
【0013】また、請求項2に記載のように、汚染土壌
区域付近の地中に埋設されて縦長の井戸空隙を形成する
とともに井戸空隙には外部への連通構造を備える筒状体
と、この筒状体の側面から張出され他の構造体と水密的
に連結可能な連結機能部材と、上記筒状体の下端から下
方に向けて突出され打ち込みにより筒状体と連結機能部
材とを地中に案内する打ち込み用シューとを備えること
にある。
【0014】この手段では、打ち込み用シューを案内と
して地中に打ち込みすることで埋設され、これによって
井戸間隙が形成されるうえに、連結機能部材を介して他
の構造体を水密的に連結可能となる。
【0015】また、請求項3に記載のように、連結機能
部材が筒状体の両側から一体に張出される噛合片である
ことを特徴とする。
【0016】この手段では、噛合片による相互の噛合を
得て水密的に連結可能となり、止水壁の止水性能が向上
する。
【0017】また、請求項4に記載のように、矢板の凸
壁板に当板を固着して連結機能部材との間に下端部が閉
塞された井戸空隙が筒状体に形成され、連通構造として
凸壁板部,当板の少なくとも一方に連通孔が設けられる
ことを特徴とする。
【0018】この手段では、矢板を利用するため、両側
の連結機能部材同士の連結で構成される止水壁の止水性
能が高くなる。また、既存生産品である矢板の利用で製
造コストが嵩まなくなる。
【0019】また、矢板を利用する場合には、請求項5
に記載のように、矢板の凸壁板部と当板とに仕切板が固
着されて井戸空隙が複数に区画されるか、あるいは、請
求項6に記載のように、当板に筒状の室が設けられ、矢
板の凹壁板部への当板の固着により井戸空隙が複数に区
画されると同時に筒状の室が形成されることを特徴とす
る。これらの場合には、請求項7に記載のように、区画
された一室に地下水流入室が形成され、他室に地下水排
出室が形成されていることを特徴とする。
【0020】この手段では、当板に仕切板や筒状の室を
設けることで、井戸空隙の内部におけるが地下水の流通
が区画される。その際に、地下水の流入室と排出室とを
形成する。
【0021】また、請求項8に記載のように、連通孔に
フィルタを取付けることを特徴とするか、あるいは請求
項9に記載のように、連通孔がフィルタであることを特
徴とする。その際に請求項10に記載のように、凹壁板
部,当板の少なくとも一方の連通孔の下部外側に打込保
護体が突出されていることを特徴とする。
【0022】この手段では、フィルタにより井戸間隙へ
の土砂の進入が防止される。打ち込みに際して、打込保
護体により連通構造部分の保護が図られる。
【0023】さらに、前述の第1の課題を解決するた
め、本発明に係る汚染土壌浄化用の井戸構造体列は、次
のような手段を採用する。
【0024】即ち、請求項11に記載のように、請求項
1〜10記載のいずれかの汚染土壌浄化用の井戸構造体
が相互に連結機能部材を水密的に連結するか、あるいは
請求項1〜10記載のいずれかの汚染土壌浄化用の井戸
構造体と同様な連結機能部材を有する矢板と水密的に連
結するかのいずれかの組合せが選択され、選択された組
合せが汚染土壌区域付近の地中に埋設されて1又は複数
の井戸空隙が列設されることにある。
【0025】この手段では、井戸構造体を相互に水密連
結され、井戸間隙が連結構造部材を介して連続的に配置
される止水壁が形成される。また、井戸構造体と矢板と
が水密連結され、井戸間隙を有する矢板列を有する止水
壁が形成される。
【0026】また、請求項12に記載のように、請求項
1〜10記載のいずれかの汚染土壌浄化用の井戸構造体
の連結機能部材と水密的に連結する他の構造体とが組合
せられ、汚染土壌区域付近の地中に埋設されて1又は複
数の井戸空隙が列設されることにある。
【0027】この手段では、井戸構造体と他の構造体と
が水密連結され、井戸間隙を中心として他の構造体との
間で止水壁が形成される。
【0028】さらに、前述の第2の課題を解決するた
め、本発明に係る汚染土壌浄化方法は、次のような手段
を採用する。
【0029】即ち、請求項13に記載のように、請求項
11又は12記載の汚染土壌浄化用の井戸構造体列を、
少なくとも汚染土壌区域における地下水の上流側と下流
側とに設置し、下流側の井戸空隙に流入した汚染された
地下水を浄化して上流側の井戸空隙に戻し、汚染土壌区
域に注入して浄化循環水系を構成することにある。
【0030】この手段では、井戸構造体列の井戸空隙を
利用することで下流側から上流側への浄化循環水システ
ムが確立される。
【0031】また、請求項14に記載のように、上流側
の井戸空隙に汚染土壌区域外から流入した汚染されてい
ない地下水をバイパス路と下流側の井戸空隙とを介して
汚染土壌区域外に流すことを特徴とする。
【0032】この手段では、汚染された浄化水の流れと
は別個に汚染されていない地下水の流れを確保すること
により、止水壁の構成で地下水の自然の流れが堰止めら
れたり流量が変更されたりするのを防止して、水理面で
の自然環境に影響を及ぼすことをなくする。
【0033】さらに、請求項15に記載のように、請求
項11又は12記載の汚染土壌浄化用の井戸構造体列
を、汚染土壌区域付近の地中に埋設して井戸空隙を形成
し、汚染土壌区域を気密に囲むように設置するとともに
井戸構造体列で囲まれる平面を気密に閉塞して、汚染さ
れていない空気を注入して汚染された空気を吸上げる浄
化循環空気系を構成することにある。
【0034】この手段では、井戸構造体列の閉塞空間を
利用することで、汚染空気を汚染されていない空気と交
換する浄化循環空気システムが確立される。
【0035】さらにまた、請求項16に記載のように、
井戸構造体列の側面あるいは閉塞区域の地表面から汚染
されていない空気を注入し、空気を注入していない井戸
構造体列の井戸空隙を通して汚染された空気を吸上げる
ことを特徴とする。
【0036】この手段では、井戸構造体列の井戸空隙を
利用することで浄化循環空気システムが確立される。
【0037】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る染土壌浄化
用の井戸構造体、この井戸構造体の連結による井戸構造
体列、この井戸構造体列を用いた汚染土壌浄化方法、並
びにこれらの実施の形態を図1〜図13に基づいて説明
する。
【0038】図1,図2は、本発明に係る染土壌浄化用
の井戸構造体の実施の形態(1)を示すものであり、井
戸構造体として矢板に適用したものを示す。
【0039】この実施の形態は、汚染土壌浄化用の井戸
構造体1として縦長状の矢板12を用い、この矢板12
に連結機能部材として両側に噛合片12a,12bが縦
長状に設けられている。噛合片12a,12bは噛合可
能な構造であればよく、図示するように相互に反対方向
となる湾曲形とする。
【0040】この矢板12の噛合片12a,12bの間
には、耐土圧性を高め打込みの際の曲げを防止するため
の台形の凸壁板部12cが縦長に突成されている。矢板
12の凸壁板部12cの台形の下底部には、当板13が
縦長状にわたって溶接等により固着され、凸壁板部12
cと当板13とによって筒状体が縦長に形成されてい
る。当板13は図示するような平板とすることが望まし
い。このため、矢板12の凸壁板部12cと当板13と
の間には、断面が台形の井戸空隙3が形成されている。
なお、図示しないが、平板に代えて凸壁板部12cから
離間する方向へ突出する台形板や湾曲形板を溶着するこ
ともでき、この場合には広い井戸間隙が形成可能とな
る。
【0041】矢板12の凸壁板部12cの下部には、井
戸空隙3に連通する連通孔として多数の小孔11が開口
されている。小孔11には、パンチングプレート,メッ
シュ等からなるフィルタ15を被せることができる。こ
のフィルタ15は、溶接等により矢板12の凸壁板部1
2cに固着されている。
【0042】さらに、矢板12の凸壁板部12cの下端
部と当板13の下端部との間には、筒状体の下端から下
方に向けて突出され打ち込みにより筒状体と噛合片12
a,12bを地中に案内する打ち込み用シュー14が固
着されている。打ち込み用シュー14は、筒状体の下端
に固着されることで井戸空隙3を閉塞する。好ましく
は、容易に地中に食い込み可能なような鋭角的形状乃至
はくさび形状に形成される。
【0043】この実施の形態によると、土木工事で使用
される既存生産品である鋼板製の矢板12を利用して、
当板13の固着や小孔11の開口等の簡単な工作で製造
することができるため、製造コストが安価になる。
【0044】また、隣接して打込む際に矢板12の噛合
片12a,12bを係合ないしは噛合させることによ
り、構成される止水壁の止水性能を高めることができ
る。矢板12の噛合片12a,12bの構造について
は、既存生産品を変更しないため、土木工事で実証され
ている水密性,気密性がそのまま得られる。
【0045】さらに、予め矢板12を打ち込みした噛合
片12a,12bの上端に、次に打ち込みする矢板12
の噛合片12a,12bの下端を噛合すると、打ち込み
された噛合片12a,12bをガイドとして機能させて
次の矢板12を打ち込みすることができ、汚染土壌浄化
用の井戸構造体の打ち込み設置が容易に且つ正確に実現
できる。
【0046】さらに、この実施の形態では、フィルタ1
5によって井戸空隙3への土砂の浸入が防止されるた
め、井戸空隙3が土砂で埋められてしまうようなことは
ない。
【0047】図3及び図4は、本発明に係る染土壌浄化
用の井戸構造体の実施の形態(2)を示すものである。
【0048】この実施の形態では、前述の実施の形態
(1)の矢板12の凸壁板部12cと当板13との間に
仕切板16を固着して、井戸空隙3を2つに区画してい
る。仕切板16は、図示するように予め当板13に固着
しておくか、あるいは、図示しないが予め凸壁板部12
cに固着しても良い。なお、連通構造としては、仕切板
16で区画された一方の井戸空隙3aには凸壁板部12
cに小孔11が連通され、他方の井戸間隙3bには当板
13に小孔11が連通されている。
【0049】この実施の形態によると、一方の井戸間隙
3aを地下水流入室に形成でき、他方の井戸間隙3bを
地下水排出室に形成でき、揚水機能と排水機能とを兼備
させることができる。したがって、例えば図11に示す
浄化処理装置6を用いると、浄化処理装置6で浄化され
た地下水4を構成された止水壁の外側(非汚染区域外)
へ流すことができる等に利用可能である。
【0050】図5は、本発明に係る染土壌浄化用の井戸
構造体の実施の形態(3)を示すものである。
【0051】この実施の形態では、前述の実施の形態
(2)の矢板12の凸壁板部12cと当板13との間に
仕切板16を固着して井戸空隙3を区画しているとき
に、小孔11を凸壁板部12cの双方に連通している。
【0052】この実施の形態によると、区画された一方
の井戸空隙3aを前述のように汚染された地下水4の汲
上げ用として使用し、他方の井戸間隙3bを浄化処理装
置6で浄化された地下水4の戻し用として使用すること
もできる。このような使用を行っても、地下水4の流通
が仕切板16で区画されるため、汚染された地下水4と
浄化された地下水4とが井戸空隙3の内部で混合するこ
とはない。
【0053】図6は、本発明に係る染土壌浄化用の井戸
構造体の実施の形態(4)を示すものである。
【0054】この実施の形態では、仕切板16に代えて
汚染された地下水4を浄化処理するフィルタ材17を用
い、このフィルタ材17で井戸間隙3を区画してある。
フィルタ材17としては浄化剤槽が用いられる。なお、
小孔11は実施の形態(2)と同様である。
【0055】この実施の形態によると、汚染された地下
水4を揚水ポンプ5で汲上げることなく、汚染された地
下水4を自然の流通で浄化剤槽17に通して浄化させる
ことができる。
【0056】図7は、本発明に係る染土壌浄化用の井戸
構造体の実施の形態(5)を示すものである。
【0057】この実施の形態では、当板13に筒状の室
18が縦長状に設けられてあり、この当板13を矢板1
2の凸壁板部12cに固着することにより、井戸空隙3
が複数に区画されると同時に筒状の室18が形成され
る。この場合に、図示するように止水板19を室18に
設けておけば、縦長にわたる寸法公差があってもこれを
吸収して区画が正確に行える。なお、連通構造として
は、室18と止水板19で区画された一方の井戸空隙3
aには凸壁板部12cに小孔11が連通され、他方の井
戸間隙3bには当板13に小孔11が連通されている。
室18の左右には小孔11が設けられる。
【0058】さらに、この実施の形態では、凹壁板部1
2c,当板13の連通孔11の下部外側に打込保護体2
0が突出されている。打込保護体20は下部に向かうく
さび形状とし、突出量は打ち込みに際して15が剥離す
る等の不都合が生じない程度でよい。製造に際しては、
凸壁板部12cに固着するか、あるいは凸壁板部12c
を外側へ曲げ成形することで実現される。この打込保護
体20は各種連通構造の下部に付加することが望まし
い。
【0059】この実施の形態によると、筒状の室18に
各種の浄化剤を充填すれば、所望の浄化室を形成するこ
とができ、流入した地下水を所望の浄化室で浄化するこ
とができる。筒状の室18には、用途に応じて吸着剤、
微生物処理剤あるいはこれらの混在したもの等を選択し
て充填可能である。さらには、地下水の水質変化に伴っ
て筒状の室18への浄化剤等を追加あるいは交換等も可
能である。
【0060】図9は、本発明に係る染土壌浄化用の井戸
構造体列の実施の形態(1)を示すものであり、井戸構
造体例としては最小単位を示す。
【0061】この実施の形態では、実施の形態(2)に
示す汚染土壌浄化用の井戸構造体1を相互の噛合片12
a,12bを噛合させることで水密的に連結した井戸構
造体例1Aが構成される。さらに、上記井戸構造体例1
Aに矢板12を相互の噛合片12a,12bで噛合させ
ることで水密的に連結した井戸構造体例1Bが構成され
る。
【0062】この実施の形態によると、任意の井戸構造
体1を選択して水密的に連結することができ、所望の井
戸機能を付与した井戸構造体例1A,1Bを形成するこ
とができる。また、井戸構造体1を相互に水密連結する
ことができるので、井戸間隙3が噛合片12a,12b
を介して間隔的且つ連続的に配置される止水壁を形成す
ることができる。さらに、井戸構造体1に矢板12を選
択して水密連結することができ、井戸間隙を中心として
矢板列を有する止水壁を形成することも可能となる。
【0063】図10は、本発明に係る染土壌浄化用の井
戸構造体列の実施の形態(2)を示すものである。
【0064】この実施の形態では、汚染土壌浄化用の井
戸構造体1に他の構造体21を相互の噛合片12a,1
2bを噛合させることで,水密的に連結した井戸構造体
例1Nが構成される。他の構造体21としては、埋設可
能な構造であると同時に噛合片12a,12bに噛合で
きる連結機能部材を有するものであればよく、例えば図
示するような湾曲面部を備えていても良い。
【0065】この実施の形態によれば、他の構造体21
の選択によっては止水壁の距離を確保する等の、用途に
応じた組合せを行える利点がある。
【0066】図11は、本発明に係る染土壌浄化方法の
実施の形態(1)を示すものである。
【0067】この実施の形態は、汚染土壌区域Aを方形
に囲むように染土壌浄化用井戸構造体1が設置される。
汚染土壌浄化用の井戸構造体列1A,1Bは、少なくと
も汚染土壌区域Aにおける地下水4の流れの上流側の一
部と下流側の一部とに設置される。他の囲み部分につい
ては、土木工事用の通常の矢板12を使用することがで
きる。
【0068】上流側,下流側の染土壌浄化用の井戸構造
体1は、揚水ポンプ5,浄化処理装置6を介して接続さ
れている。即ち、下流側の井戸構造体1の井戸間隙3a
に流入した汚染された地下水4は、下流側の井戸構造体
1の井戸間隙3bから揚水ポンプ5で汲上げられ,浄化
処理装置6で浄化されて上流側の井戸構造体1に戻され
るようになっている。なお、上流側の井戸構造体1に戻
された浄化された地下水4は、汚染土壌区域Aに流れ
る。
【0069】上流側,下流側の汚染土壌浄化用の井戸構
造体1は、別の揚水ポンプ7を介して接続されている。
即ち、上流側の井戸構造体1の井戸間隙3に汚染土壌区
域A外の上流から流入した汚染されていない地下水4
は、上流側の井戸構造体1の井戸間隙3から揚水ポンプ
7で汲上げられ、下流側の井戸構造体1に戻されるよう
になっている。井戸構造体1に戻された汚染されていな
い地下水4は、汚染土壌区域A外の下流に流れる。
【0070】この実施の形態によると、汚染土壌区域A
にある汚染された地下水4は、汚染土壌区域Aの内部で
循環して浄化処理される。従って、汚染された地下水4
が確実に浄化される。また、汚染土壌区域A外にある汚
染されていない地下水4は、汚染土壌区域Aを避けて構
成されるバイパス路により上流から下流へ流される。従
って、地下水4の自然の流れを堰止めたり流量を変更し
たりすることがなく、水理面での自然環境に影響を及ぼ
すことがない。
【0071】図12は、本発明に係る染土壌浄化方法の
実施の形態(2)を示すものである。
【0072】この実施の形態は、地下水位が十分に低い
場合の不飽和体を対象とするものであって、汚染土壌区
域Aを気密に囲むように汚染土壌浄化用の井戸構造体1
が設置される。汚染土壌浄化用の井戸構造体1で囲まれ
る平面を気密にカバー板8で閉塞し、汚染されていない
外気からなる空気40の供給装置9を接続する。また、
カバー板8を貫通して別の汚染土壌浄化用の井戸構造体
1(前述の本発明に係るものに特定されない)を汚染土
壌区域Aに設け、ブロア10と浄化処理装置30とを接
続する。
【0073】この実施の形態によれば、井戸構造体列の
閉塞空間を利用することで、汚染空気を汚染されていな
い空気と交換する浄化循環空気システムを確立すること
ができ、井戸構造体列の井戸空隙3を利用することがで
きる。
【0074】上記実施の態様において、連結機能部材と
して噛合片12a,12bを前提として図示説明した
が、これに限定する趣旨ではない。連結機能部材は縦長
状にわたって水密的に噛合できる形状であれば湾曲状以
外でも実施可能である。また、上記実施の態様におい
て、連通構造として小孔11を図示説明したが、これに
限定する趣旨ではない。図示しないが、小孔11のほか
にまたはこれに代えて大きな孔を設けることも可能であ
り、汚染浄化の具合に応じて選択可能である。さらに、
上記実施の態様において、井戸空隙3と筒状体とが略々
台形状であることを前提として図示説明したが、段落0
040で記載するような他の形状を採用することも可能
であり、揚水機能や排水機能などの条件に応じて選択さ
れることとなる。
【0075】叙述した実施の形態はそれぞれ組み合わせ
て実施することが妨げないものである。
【0076】
【発明の効果】 以上のように、本発明に係る請求項1
の汚染土壌浄化用の井戸構造体は、汚染土壌区域付近の
地中に埋設されて縦長の井戸空隙を形成するとともに井
戸空隙には外部との連通構造を備える筒状体と、この筒
状体の側面から張出され他の構造体と水密的に連結可能
な連結機能部材とから構成することができ、連結機能部
材により側面方向での水密連結を得て止水壁を形成する
ことができ、井戸機能を付与しつつ止水性能を向上させ
ることができる。
【0077】特に、既存生産品である矢板の利用で製造
コストが嵩まなくなるうえに、既存の矢板との水密的連
結を可能にできる。
【0078】次に、本発明に係る請求項2の汚染土壌浄
化用の井戸構造体は、請求項1の効果を奏するうえに、
打ち込み用シューにより既存の矢板と同様に打ち込みに
より施工工事することができ、井戸構造体による止水壁
工事を簡素化することができる。
【0079】さらに、本発明に係る請求項11の汚染土
壌浄化用の井戸構造体列は、所望の井戸機能を有する井
戸構造体を任意に組み合わせて連続する止水壁を形成す
ることができる。その際に、井戸構造体の連結機能部材
が一致すれば、矢板との組合せも選択可能であるから、
地下水の流れ方向や汚染度などに応じて井戸構造体列に
おける井戸間隙と単なる止水壁とを組み合わせることが
できる。
【0080】さらに、本発明に係る請求項12の汚染土
壌浄化用の井戸構造体列は、連結機能部材を連結するこ
とで、所望の井戸機能を有する井戸構造体と他の構造体
とからなる止水壁を形成することができ、多用途の組み
合せを行える。
【0081】さらにまた、本発明に係る請求項13の汚
染土壌浄化方法は、井戸構造体列の井戸空隙を利用する
ことで下流側から上流側への浄化循環水システムを確立
することができる。これによって、止水壁の構成で地下
水の自然の流れが堰止められたり流量が変更されたりす
るのを防止して、水理面での自然環境に影響を及ぼすこ
とをなくすることができる。
【0082】さらにまた、本発明に係る請求項15の汚
染土壌浄化方法は、井戸構造体列の閉塞空間を利用する
ことで、汚染空気を汚染されていない空気と交換する浄
化循環空気システムを確立することができ、汚染された
空気の漏出を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る汚染土壌浄化用の井戸構造体の
実施の形態(1)を示す一部切断の斜視図である。
【図2】 図1の拡大横断面図である。
【図3】 本発明に係る汚染土壌浄化用の井戸構造体の
実施の形態(2)を示す要部斜視図である。
【図4】 図3の拡大横断面図である。
【図5】 本発明に係る汚染土壌浄化用の井戸構造体の
実施の形態(3)を示す拡大横断面である。
【図6】 本発明に係る汚染土壌浄化用の井戸構造体の
実施の形態(4)を示す拡大横断面である。
【図7】 本発明に係る汚染土壌浄化用の井戸構造体の
実施の形態(5)を示す要部分解斜視図である。
【図8】 図7の拡大横断面図である。
【図9】 本発明に係る汚染土壌浄化用の井戸構造体例
の実施の形態(1)を示す横断面である。
【図10】 本発明に係る汚染土壌浄化用の井戸構造体
例の実施の形態(2)を示す横断面である。
【図11】 本発明に係る汚染土壌浄化方法の実施の形
態(1)を示す概略面である。
【図12】 本発明に係る汚染土壌浄化方法の実施の形
態(2)を示す概略面である。
【図13】 汚染された地下水の一般的な浄化技術を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 汚染土壌浄化用の井戸構造
体 1A,1B,1N 汚染土壌浄化用の井戸構造
体例 11 小孔 12 矢板 12a,12b 噛合片 12c 凸壁板部 13 当板 14 打ち込み用シュー 15 フィルタ 16 仕切板 17 フィルタ材 18 筒状の室 20 打込保護体 21 他の構造体 3,3a,3b 井戸空隙 40 空気 4 地下水 5 揚水ポンプ 6 浄化処理装置 A 汚染土壌区域

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染土壌区域付近の地中に埋設されて縦
    長の井戸空隙を形成するとともに井戸空隙には外部との
    連通構造を備える筒状体と、この筒状体の側面から張出
    され他の構造体と水密的に連結可能な連結機能部材とを
    備える汚染土壌浄化用の井戸構造体。
  2. 【請求項2】 汚染土壌区域付近の地中に埋設されて縦
    長の井戸空隙を形成するとともに井戸空隙には外部への
    連通構造を備える筒状体と、この筒状体の側面から張出
    され他の構造体と水密的に連結可能な連結機能部材と、
    上記筒状体の下端から下方に向けて突出され打ち込みに
    より筒状体と連結機能部材とを地中に案内する打ち込み
    用シューとを備える汚染土壌浄化用の井戸構造体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の汚染土壌浄化用の
    井戸構造体において、連結機能部材が筒状体の両側から
    一体に張出される噛合片であることを特徴とする汚染土
    壌浄化用の井戸構造体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載のいずれかの汚染土壌
    浄化用の井戸構造体において、矢板の凸壁板部に当板を
    固着して連結機能部材との間に下端部が閉塞された井戸
    空隙が筒状体に形成され、連通構造として凸壁板部,当
    板の少なくとも一方に連通孔が設けられることを特徴と
    する。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の汚染土壌浄化用の井戸構
    造体において、矢板の凸壁板部と当板とに仕切板が固着
    されて井戸空隙が複数に区画されることを特徴とする汚
    染土壌浄化用の井戸構造体。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の汚染土壌浄化用の井戸構
    造体において、当板に筒状の室が設けられ、矢板の凹壁
    板部への当板の固着により井戸空隙が複数に区画される
    と同時に筒状の室が形成されることを特徴とする汚染土
    壌浄化用の井戸構造体
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の汚染土壌浄化用の
    井戸構造体において、区画された一室に地下水流入室が
    形成され、他室に地下水排出室が形成されていることを
    特徴とする汚染土壌浄化用の井戸構造体。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の汚染土壌浄化用の井戸構
    造体において、連通孔にフィルタを取付けることを特徴
    とする汚染土壌浄化用の井戸構造体。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の汚染土壌浄化用の井戸構
    造体において、連通孔がフィルタであることを特徴とす
    る汚染土壌浄化用の井戸構造体。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の汚染土壌浄化用
    の井戸構造体において、凹壁板部,当板の少なくとも一
    方の連通孔の下部外側に打込保護体が突出されているこ
    とを特徴とする汚染土壌浄化用の井戸構造体。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10記載のいずれかの汚染
    土壌浄化用の井戸構造体が相互に連結機能部材を水密的
    に連結するか、あるいは請求項1〜10記載のいずれか
    の汚染土壌浄化用の井戸構造体と同様な連結機能部材を
    有する矢板とが水密的に連結するかのいずれかの組合せ
    が選択され、選択された組合せが汚染土壌区域付近の地
    中に埋設されて1又は複数の井戸空隙が列設される汚染
    土壌浄化用の井戸構造体列。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10記載のいずれかの汚染
    土壌浄化用の井戸構造体の連結機能部材と水密的に連結
    する他の構造体とが組合せられ、汚染土壌区域付近の地
    中に埋設されて1又は複数の井戸空隙が列設される汚染
    土壌浄化用の井戸構造体列。
  13. 【請求項13】 請求項11または12記載の汚染土壌
    浄化用の井戸構造体列を、少なくとも汚染土壌区域にお
    ける地下水の上流側と下流側とに設置し、下流側の井戸
    空隙に流入した汚染された地下水を浄化して上流側の井
    戸空隙に戻し、汚染土壌区域に注入して浄化循環水系を
    構成する汚染土壌浄化方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の汚染土壌浄化方法に
    おいて、上流側の井戸空隙に汚染土壌区域外から流入し
    た汚染されていない地下水をバイパス路と下流側の井戸
    空隙とを介して汚染土壌区域外に流すことを特徴とする
    汚染土壌浄化方法。
  15. 【請求項15】 請求項11又は12記載の汚染土壌浄
    化用の井戸構造体列を、汚染土壌区域付近の地中に埋設
    して井戸空隙を形成し、汚染土壌区域を気密に囲むよう
    に設置するとともに井戸構造体列で囲まれる平面を気密
    に閉塞して、汚染されていない空気を注入して汚染され
    た空気を吸上げる浄化循環空気系を構成する汚染土壌浄
    化方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の汚染土壌浄化方法に
    おいて、井戸構造体列の側面あるいは閉塞区域の地表面
    から汚染されていない空気を注入し、空気を注入してい
    ない井戸構造体列の井戸空隙を通して汚染された空気を
    吸上げることを特徴とする汚染土壌浄化方法。
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KR102192875B1 (ko) * 2018-12-06 2020-12-23 (주)이데아이엔에스 투수성 반응벽체, 투수성 반응벽체를 이용한 벽체 결합 모듈
KR102197705B1 (ko) * 2018-12-06 2021-01-04 (주)이데아이엔에스 투수벽체, 투수벽체를 이용한 벽체 결합 모듈
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