JP2001213361A - ハイマウントストラップランプ付リヤスポイラー - Google Patents

ハイマウントストラップランプ付リヤスポイラー

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JP2001213361A
JP2001213361A JP2000028607A JP2000028607A JP2001213361A JP 2001213361 A JP2001213361 A JP 2001213361A JP 2000028607 A JP2000028607 A JP 2000028607A JP 2000028607 A JP2000028607 A JP 2000028607A JP 2001213361 A JP2001213361 A JP 2001213361A
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lamp
groove
spoiler
harness
mount strap
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JP2000028607A
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English (en)
Inventor
Takashi Ikeda
隆 池田
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポイラー本体のハーネス配線用の溝部をシ
ールして、雨天走行中にハイマウントストラップランプ
及びハーネスのコネクター結合部の浸水を防止する。 【解決手段】 自動車のトランクリッド1に脚部6を介
して取り付けられたスポイラー本体4にハーネス配線用
の溝部10が形成されている。この溝部10にハイマウ
ントストラップランプ5のハーネス9が配線される。ま
た、スポイラー本体4には、溝部10の開口部をシール
するランプカバー18が取り付けられている。このラン
プカバー18は、シール面に高発泡スポンジゴムにより
構成されたダム部材27が設けられている。このダム部
材27は、横断面コ字状に形成され、箱状の本体28と
該本体28の上部に形成された保持溝29とを有してい
る。この保持溝29は、ハーネス9を保持誘導してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のハイマウ
ントストラップランプ付リヤスポイラーの改良に関し、
特に配線上のシールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のハイマウントストラップランプ
付リヤスポイラーとしては、例えば特開平8−5863
8号に記載されたものが知られている。
【0003】図19〜図22に基づいて概略を説明すれ
ば、ハイマウントストラップランプ付リヤスポイラー3
は、自動車の車体後部に位置するトランクリッド1の上
面の後端部に取り付けられている。
【0004】前記リヤスポイラー3は、車幅方向に延び
たスポイラー本体4と、前記スポイラー本体4に固定さ
れたハイマウントストラップランプ5とを備え、前記ス
ポイラー本体4は、車幅方向両端に形成された一対の脚
部6を介して前記トランクリッド1の上面に取り付けら
れている。
【0005】前記スポイラー本体3は、図20に示すよ
うに、下面に凹溝7が形成されている。この凹溝7は、
車幅方向中央の後端部に形成された長方形状のランプ取
付溝8と前記ハイマウントストラップランプ5のハーネ
ス9,11が配線される溝部10とを有している。
【0006】前記ランプ取付溝8には、前記ハイマウン
トストラップランプ5が配置固定されている。このハイ
マウントストラップランプ5の背面には、図21に示す
ように、ハーネス11が結線される接続部12が突設さ
れている。このハーネス11は、前記ランプ取付溝8内
において、前記溝部10を介して車体内部に導入された
前記ハーネス9とコネクターを用いて連結されている。
【0007】前記溝部10は、一端部が前記ランプ取付
溝8に連通している一方、他端部が前記脚部6に形成さ
れた前記ハーネス9の導入孔部14に連通している。ま
た、前記溝部10は、横断面逆三角形状に形成され、開
口部10aの溝幅が前記ハーネス9の直径よりも小さく
設定され、奥部にいくにしたがって溝幅が拡張されてい
る。そして、前記ハーネス9を前記溝部10の開口部1
0aから押し込むことにより、該ハーネス9を前記スポ
イラー本体4の外部から配線するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハイマウントストラップランプ付リヤスポイラー3にあ
っては、スポイラー本体4の溝部10の開口部10aが
閉塞されていないため、車両の雨天走行中に雨水など
が、該溝部10を介して、ハイマウントストラップラン
プ5内に侵入し、これによりハイマウントストラップラ
ンプ5が漏電などにより故障するおそれがある。
【0009】また、車両の雨天走行中にハイマウントス
トラップランプ5の接続部12とハーネス9,11を連
結するコネクターが浸水し、これにより該両者に漏電が
発生するおそれがある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の実
情に鑑み案出されたもので、請求項1記載の発明は、自
動車の車体に取り付けられたスポイラー本体と、該スポ
イラー本体に固定されたハイマウントストラップランプ
とを備え、前記スポイラー本体に前記ハイマウントスト
ラップランプのハーネス配線用の溝部が形成されたハイ
マウントストラップランプ付リヤスポイラーにおいて、
前記溝部の開口部をシールするランプカバーを設けたこ
とを特徴としている。
【0011】本発明によれば、溝部の開口部は、ランプ
カバーによりシールされているため、自動車の雨天走行
中に雨水などの該溝部への侵入が阻止され、これにより
ハイマウントストラップランプ内への雨水などの侵入が
防止される。また、ハイマウントストラップランプの接
続部及びハーネスを連結するコネクターの浸水も防止さ
れる。
【0012】請求項2記載の発明は、前記ランプカバー
のシール面に、ダム部材を設けたことを特徴としてい
る。
【0013】したがって、雨水などがランプカバー内に
侵入した場合は、ダム部材によりハイマウントストラッ
プランプ側への侵入が遮断され、これにより雨水などの
ハイマウントストラップランプ内への侵入が防止され
る。このときハイマウントストラップランプの接続部及
びハーネスを連結するコネクターの接続部の浸水も防止
される。
【0014】請求項3記載の発明は、前記ダム部材に前
記ハーネスを誘導する保持溝を形成したことを特徴とし
ている。
【0015】したがって、ハーネスが保持溝により保持
誘導され、これによりハーネスの配線作業が容易にな
る。
【0016】請求項4記載の発明は、前記ランプカバー
のシール面が、断面U字状に形成され、底壁と該底壁の
外周縁に立設された周壁とを備える一方、前記ダム部材
を前記底壁に形成すると共に、前記ダム部材が前記周壁
間を閉塞していることを特徴としている。
【0017】したがって、ランプカバー内に侵入した雨
水などは、ダム部材によりハイマウントストラップラン
プ側への侵入が遮断される。また、ダム部材が両側の周
壁間を閉塞する状態で底壁に形成されているため、ラン
プカバーの強度が補強される。
【0018】請求項5記載の発明は、前記周壁に前記ハ
ーネスを導入する導入溝を形成すると共に、前記ダム部
材の前記導入溝側の周壁に排水溝を形成したことを特徴
としている。
【0019】したがって、導入溝を介してランプカバー
内に侵入した雨水などは、ダム部材によりハイマウント
ストラップランプ側への侵入が遮断される。この遮断さ
れた雨水などは、排水路を介して排水溝により排出され
る。
【0020】請求項6記載の発明は、前記ランプカバー
のシール面が、断面U字状に形成され、底壁と該底壁の
外周縁に立設された周壁とを備え、前記周壁の内側に2
枚のリブを平行に立設すると共に、該両リブ間に前記ハ
ーネスを配線し、前記周壁と前記リブとの間に排水路を
設けると共に、該排水路に連通した排水溝を前記周壁に
形成したことを特徴としている。
【0021】したがって、ランプカバー内に侵入した雨
水などは、排水路を介して排水溝により排出される。ま
た、2枚のリブが形成されているため、ランプカバーの
強固が一層補強される。このときハーネスが両リブ間に
配置誘導され、これによりハーネスの配線作業が容易に
なる。
【0022】請求項7記載の発明は、自動車のルーフパ
ネルに取り付けられたスポイラー本体と、該スポイラー
本体に固定されたハイマウントストラップランプとを備
え、前記スポイラー本体に前記ハイマウントストラップ
ランプのハーネス配線用の溝部が形成され、該溝部の前
記ハイマウントストラップランプ側が露出しているハイ
マウントストラップランプ付リヤスポイラーにおいて、
前記溝部の前記ハイマウントストラップランプ側の開口
部をシールするランプカバーを設けたことを特徴として
いる。
【0023】本発明によれば、溝部のハイマウントスト
ラップランプ側の開口部は、ランプカバーによりシール
されているため、自動車の雨天走行中に該溝部への雨水
などの侵入が阻止され、これによりハイマウントストラ
ップランプ内への雨水などの侵入が防止される。また、
ハイマウントストラップランプの接続部及びハーネスを
連結するコネクターの浸水も防止される。このとき小型
のランプカバーで開口部をシールすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の第1実施
形態に係るハイマウントストラップランプ付リヤスポイ
ラー3を示し、該リヤスポイラー3は、従来と同様に、
自動車の車体後部に位置するトランクリッド1の上面の
後端部に取り付けられている。
【0025】具体的には、前記リヤスポイラー3は、図
1及び図2に示すように、車幅方向に延びた合成樹脂製
のスポイラー本体4と、前記スポイラー本体4に固定さ
れたハイマウントストラップランプ5と、前記スポイラ
ー本体4の下面に取り付けられたランプカバー18とを
備え、前記スポイラー本体4は車幅方向両端に一体形成
された一対の脚部6を介して前記トランクリッド1に取
り付けられている。
【0026】前記スポイラー本体4は、ブロー成型さ
れ、内部に中空部が形成されていると共に、下面に凹溝
7が形成されている。この凹溝7は、車幅方向中央の後
端部に形成された長方形状のランプ取付溝8と前記ハイ
マウントストラップランプ5用のハーネス9が配線され
る溝部10とを有し、前記ランプ取付溝8に前記ハイマ
ウントストラップランプ5がビスなどにより固定されて
いる。また、前記溝部10は、L字状に形成されてお
り、前記ランプ取付溝8に連通している中心溝15と前
記脚部6に形成されたハーネス導入孔部16に連通する
横溝17とを有している。
【0027】前記ハイマウントストラップランプ5の背
面には、ハーネス11が結線される接続部12が突設さ
れている。このハーネス11は、前記溝部10を介して
車体内部に導入されたハーネス9とコネクター13によ
り連結され、これによりブレーキの作動に連動して、ハ
イマウントストラップランプ5が点滅するようになって
いる。
【0028】前記ランプカバー18は、図2に示すよう
に、前記スポイラー本体4の前記凹溝7とほぼ相似形に
形成され、前記凹溝7の開口部7aを被覆する状態で前
記スポイラー本体4に取り付けられている。また、前記
ランプカバー18は、横断面U字状に形成され、シール
面に底壁19と該底壁19の外周縁に立設された周壁2
0を有し、該周壁20は前記スポイラー本体4の凹溝7
に嵌入している一方、前記底壁19は前記凹溝7の開口
部7aをシールしている。具体的には、前記ランプカバ
ー18は、前記ランプ取付溝8の開口部8aをシールす
る広幅部21と、前記横溝17の開口部17aをシール
する狭幅部22と、該両者21,22間に位置して前記
中心溝15の開口部15aをシールする連結部23とを
備えている。前記広幅部21は、前記連結部23側に前
記コネクター13を保持固定する2枚のリブ24が立設
されていると共に、両端部の周壁20には排水溝25が
形成されている。
【0029】前記狭幅部22は、一端部の周壁20に前
記ハーネス9を導入する導入溝26が形成されていると
共に、底壁19の前記連結部23側に高発泡スポンジシ
ートからなるダム部材27が固着されている。このダム
部材27は、図3に示すように、横断面凹字状に形成さ
れ、箱状の本体28と該本体28の上部に形成された保
持溝29を有している。前記本体28の横幅は、前記狭
幅部22の底壁19とほぼ同等に設定され、前記狭幅部
22の両側の周壁20間を閉塞している一方、前記保持
溝29は、横断面円形状に形成され、前記ハーネス9を
保持誘導している。また、前記狭幅部22は、前記ダム
部材27の導入溝26側の周壁20に排水溝30が形成
されている。
【0030】したがって、このように構成された本実施
形態に係るリヤスポイラー3は、以下のように作用す
る。すなわち、自動車の雨天走行中にスポイラー本体4
の下面が濡れた場合に、雨水などが溝部10のランプ保
持溝内8に直接侵入しようとしても、ランプカバー18
の広幅部21の底壁19がランプ保持溝8の開口部8a
をシールしているため、その侵入が阻止される。
【0031】また、雨水などが中心溝15を介して、ラ
ンプ保持溝8内に侵入しようとしても、狭幅部22と連
結部23の両底壁19が中心溝15及び横溝17の開口
部15a,17aをシールしているため、その侵入が阻
止される。このとき狭幅部22の導入溝26を介して侵
入した雨水などは、ダム部材27の本体28が両側の周
壁20間を閉塞しているため、連結部23に侵入しよう
としても本体28に吸収又は遮断される。
【0032】そして、ダム部材27の本体28に吸収又
は遮断された雨水などは、狭幅部22の排水溝30によ
り排出される。また、大量の雨水が狭幅部22内に侵入
し、ダム部材27のコード保持溝29を介して、ランプ
カバー18の広幅部21に雨水などが侵入した場合に
は、広幅部21の排水溝25により排出される。
【0033】このため、自動車の雨天走行中に雨水など
のハイマウントストラップランプ5内への侵入が防止さ
れ、これによりハイマウントストラップランプ5の漏電
などによる故障が防止される。また、ハイマウントスト
ラップランプ5の接続部12及びハーネス9,11を連
結するコネクター13内への雨水の侵入も防止され、こ
れにより両者12,13の漏電が防止される。
【0034】また、ハーネス9が、導入溝26を介して
ダム部材27のコード保持溝29により保持誘導される
ため、配線作業が容易になり、これにより作業性が向上
する。
【0035】図4は、本発明の第2実施形態に係るハイ
マウントストラップランプ付リヤスポイラー3を示し、
該リヤスポイラー3は、前記ランプカバー18の前記ダ
ム部材27が前記狭幅部22の底壁19に立設されたリ
ブ24により構成されている。このリブ24は、高さが
前記狭幅部22の周壁20とほぼ同等に設定されている
一方、横幅が前記狭幅部22の底壁19と同等に設定さ
れ、前記狭幅部22の両側の周壁20間を閉塞してい
る。
【0036】したがって、狭幅部22の導入溝26を介
して、雨水などが前記ランプカバー18の狭幅部22に
侵入した場合には、連結部23に侵入しようとする雨水
などがリブ24に跳ね返され、これにより雨水などが狭
幅部22の排水溝30から排出される。このため、ハイ
マウントストラップランプ5の漏電などの故障が一層効
果的に防止できる。また、ハイマウントストラップラン
プ5の接続部12及びハーネス9,11を連結するコネ
クター13の漏電も効果的に防止できる。さらに、ラン
プカバー18の狭幅部22の強度がリブ24により補強
され、これによりランプカバー18のライフサイクルが
延び、コストが抑制される。
【0037】図5〜図9は、本発明の第3実施形態に係
るハイマウントストラップランプ付リヤスポイラー3を
示し、該リヤスポイラー3は、図5〜図7に示すよう
に、前記ランプカバー18の前記狭幅部22が廃止さ
れ、T字状に形成されている。
【0038】また、前記連結部23の周壁20の長手方
向の中央部に前記ハーネス9を導入する導入溝31が形
成されていると共に、前記連結部23の底壁19に2枚
のリブ32,33が形成されている。この両リブ32,
33は、前記連結部23の周壁20と平行に形成され、
長さが前記連結部23の底壁19と同等に設定されてい
る一方、高さが前記連結部23の周壁20よりも高く設
定されている。また、前記両リブ32,33間に前記ハ
ーネス9が保持誘導されていると共に、前記両リブ3
2,33と両側の周壁20との間に、図8及び図9に示
すように、前記広幅部21の排水溝25に連通した排水
路34が形成されている。
【0039】したがって、導入溝31を介して排水路3
4に侵入した雨水は、排水溝25により排出される。ま
た、両リブ32,33によりランプカバー18の連結部
23の強度が一層補強され、これによりランプカバー1
8のライフサイクルがさらに延び、コストが抑制され
る。
【0040】また、ハーネス9が、導入溝31を介して
両リブ32,33間に保持誘導されるため、配線作業が
容易になり、これにより作業性が一層向上する。
【0041】図10〜図14は、本発明の第4実施形態
に係るハイマウントストラップランプ付リヤスポイラー
3を示し、該リヤスポイラー3は、図10に示すよう
に、自動車のルーフパネル35の後端部に取り付けられ
ている。
【0042】具体的には、前記リヤスポイラー3は、図
11及び図12に示すように、車幅方向に延びた合成樹
脂製のスポイラー本体4と、該スポイラー本体4に固定
されたハイマウントストラップランプ5と、前記スポイ
ラー本体4の背面に取り付けられたランプカバーランプ
カバー18とを備えている。
【0043】前記スポイラー本体4は、ブロー成型され
ていると共に、内部に中空部が形成されている。また、
前記スポイラー本体4は、図11の斜線に示した下面の
車幅方向の前端部に位置する湾曲状の取付部36が、前
記ルーフパネル35に固定されていると共に、下面に凹
溝7が形成されている。この凹溝7は、車幅方向中央の
後端部に形成された長方形状のランプ取付溝8と前記ハ
イマウントストラップランプ5のハーネス9が配線され
る溝部10とを有し、前記ランプ取付溝8に前記ハイマ
ウントストラップランプ5がビスなどにより配置固定さ
れている。
【0044】前記溝部10は、L字状に形成されてお
り、前記ランプ取付溝8に連通している中心溝15と、
車幅方向の両端部に位置するハーネス導入孔部16に連
通している横溝17とを有し、前記中心溝15は上端部
側が前記取付部36に形成されている一方、下端部側が
前記ランプ取付溝8側に形成されている。
【0045】前記ハイマウントストラップランプ5の背
面には、ハーネス11が結線される接続部12が突設さ
れている。このハーネス11は、前記溝部10を介して
車体内部に導入されたハーネス9とコネクター13によ
り連結され、これによりブレーキの作動に連動して、ハ
イマウントストラップランプ5が点滅するようになって
いる。
【0046】前記ランプカバー18は、図12〜図14
に示すように、横断面U字状に形成され、シール面に底
壁19と該底壁19の外周縁に立設された周壁20を有
し、該周壁20は前記スポイラー本体4の凹溝7に嵌入
している。具体的には、前記ランプカバー18は、T字
状に形成されており、前記ランプ溝8の開口部8aをシ
ールする長径部37と、該長径部37のほぼ中央部に形
成されて前記中心溝15の開口部15aをシールする短
径部38とを有している。前記長径部37は、前記短径
部38側に前記コネクターを保持固定する2枚のリブ2
4が立設されていると共に、両端部の周壁20には排水
溝25が形成されている。
【0047】前記短径部38は、図12に示すように、
長手方向の長さが前記中心溝15とほぼ同等に設定され
ていると共に、前記スポイラー本体4の取付部36と同
様に湾曲状に形成されている。また、前記短径部38
は、基端部38a側が前記中心溝15の下端部側に位置
していると共に、先端部38b側が前記中心溝15の上
端部側に位置している。すなわち、前記短径部38は、
基端部38a側の底壁19が前記中心溝15の下端部側
の開口部15bをシールしていると共に、先端部38b
側の底壁19が前記中心溝15の上端部側の開口部15
cをシールしている。したがって、スポイラー本体4の
取付時には、前記短径部38の基端部38b側の底壁1
9が、前記中心溝15の下端部側の開口部15bをシー
ルすると共に、前記短径部38の先端部38b側の底壁
19及びルーフパネル35が、前記中心溝15の上端部
側の開口部15cをシールしている。
【0048】したがって、このように構成された本実施
形態に係るリヤスポイラー3は、以下のように作用す
る。すなわち、自動車の雨天走行中にスポイラー本体4
の下面が濡れた場合に、雨水などがランプ保持溝8内に
直接侵入しようとしても、ランプカバー18の長径部3
7の底壁19がランプ取付溝8の開口部8aをシールし
ているため、その侵入が阻止される。
【0049】また、雨水などが中心溝15を介して、ラ
ンプ取付溝8内に侵入しようとしても、短径部38の基
端部38b側の底壁19が中心溝15の下端部側の開口
部15bをシールしていると共に、短径部38の先端部
38b側の底壁19及びルーフパネル35が中心溝15
の上端部側の開口部15cをシールしているため、その
侵入が阻止される。このとき短径部38の導入溝26を
介して、長径部37に侵入した雨水などは排水溝25に
より排出される。
【0050】このため、自動車の雨天走行中に雨水など
のハイマウントストラップランプ5内への侵入が防止さ
れ、これによりハイマウントストラップランプ5の漏電
などによる故障が防止される。また、ハイマウントスト
ラップランプ5の接続部12及び両ハーネス9,11を
連結するコネクター13への雨水の侵入も防止され、こ
れにより該両者12,13の漏電が防止される。
【0051】図15〜図18は、本発明の第5実施形態
に係るハイマウントストラップランプ付リヤスポイラー
3を示している。このリヤスポイラー3は、前記ランプ
カバー18の前記短径部38の底壁19が前記中心溝1
5の下端部側の開口部15bのみをシールしている。し
たがって、小型のランプカバーでシール可能になり、こ
れによりコストが抑制される。
【0052】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、スポイラー本体の溝部の開口部を
ランプカバーがシールしているため、自動車の雨天走行
中に該溝部への雨水などの侵入が防止される。したがっ
て、雨水などのハイマウントストラップランプ内への侵
入が防止され、これにより該ハイマウントストラップラ
ンプの漏電などによる故障が防止される。
【0053】また、ランプカバーが、スポイラー本体の
溝部をシールしているため、ハイマウントストラップラ
ンプの接続部及びハーネスを連結するコネクターの浸水
が防止され、これにより該両者の漏電が防止される。
【0054】請求項2記載の発明によれば、ランプカバ
ー内に侵入した雨水は、ダム部材によりハイマウントス
トラップランプ側への侵入が遮断されるため、雨水など
のハイマウントストラップランプ内への侵入が防止さ
れ、これによりハイマウントストラップランプの故障が
防止される。また、ハイマウントストラップランプの接
続部及びハーネスを連結するコネクターの浸水が防止さ
れ、これにより該両者の漏電が防止される。
【0055】請求項3記載の発明によれば、ランプカバ
ーの取付時にハーネスが、保持溝により保持誘導され、
これによりハーネスの配線作が容易になり、作業性が向
上する。
【0056】請求項4記載の発明によれば、ダム部材に
よりランプカバー内に侵入した雨水などのハイマウント
ストラップランプ側への侵入が遮断されると共に、ラン
プカバーの強度が補強される。したがって、ランプカバ
ーのライフサイクルが延び、これによりコストが抑制さ
れる。
【0057】請求項5記載の発明によれば、ダム部材に
より遮断された雨水などが、排水溝から排出されるた
め、ハイマウントストラップランプの故障を一層効果的
に防止できる。また、ハイマウントストラップランプの
接続部及びハーネスを連結するコネクターの漏電も効果
的に防止できる。
【0058】請求項6記載の発明によれば、ランプカバ
ー内に侵入した雨水などは、排水路を介して、排水溝に
より排出される。また、ランプカバーの強度が一層補強
されるため、ランプカバーのライフサイクルがさらに延
び、これによりコストが抑制される。このときランプカ
バーの取付時にハーネスが、両リブ間に保持誘導され、
これによりハーネスの配線作業が容易になり、作業性が
向上する。
【0059】請求項7記載の発明によれば、溝部のハイ
マウントストラップランプ側の開口部は、ランプカバー
によりシールされるため、車両の雨天走行時に該溝部へ
の雨水などの侵入が防止される。したがって、雨水など
のハイマウントストラップランプ内への侵入が防止さ
れ、これにより該ハイマウントストラップランプの漏電
などによる故障が防止される。
【0060】また、ハイマウントストラップランプの接
続部及びハーネスを連結するコネクターの浸水も防止さ
れ、これにより該両者の漏電が防止される。このとき小
型のランプカバーでシールできるため、コストが抑制さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るスポイラー本体
の下面図。
【図2】 本発明の第1実施形態に係るランプカバーの
斜視図。
【図3】 図2のA−A線横断面図。
【図4】 本発明の第2実施形態に係るランプカバーの
斜視図。
【図5】 本発明の第3実施形態に係るランプカバーの
斜視図。
【図6】 同背面図。
【図7】 同正面図。
【図8】 図7のB−B線横断面図。
【図9】 図7のC−C線断面図。
【図10】 本発明の第4実施形態に係るスポイラー本
体の取付状態を示す側面図。
【図11】 同スポイラー本体の下面図
【図12】 本発明の第4実施形態に供されるランプカ
バーの取付状態を示す部分拡大図。
【図13】 同背面図。
【図14】 同背面図。
【図15】 本発明の第5実施形態に係るスポイラー本
体の取付状態を示す側面図。
【図16】 本発明の第5実施形態に供されるランプカ
バーの取付状態を示す部分拡大図。
【図17】 同背面図。
【図18】 同正面図。
【図19】 車体後部の斜視図。
【図20】 従来例のスポイラー本体の背面図。
【図21】 図15のD−D線断面図。
【図22】 図15のE−E線断面図。
【符号の説明】
4…スポイラー本体 5…ハイマウントストラップランプ 6…脚部 9…ハーネス 11…ハーネス 10…溝部 13…ランプカバー 19…底壁 20…周壁 24…リブ 26…導入溝 27…ダム部材 29…保持溝 30…排水溝 32…リブ 33…リブ 35…ルーフパネル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体に取り付けられたスポイラ
    ー本体と、該スポイラー本体に固定されたハイマウント
    ストラップランプとを備え、前記スポイラー本体に、前
    記ハイマウントストラップランプのハーネス配線用の溝
    部が形成されたハイマウントストラップランプ付リヤス
    ポイラーにおいて、 前記溝部の開口部をシールするランプカバーを設けたこ
    とを特徴とするハイマウントストラップランプ付リヤス
    ポイラー。
  2. 【請求項2】 前記ランプカバーのシール面にダム部材
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のハイマウント
    ストラップランプ付リヤスポイラー。
  3. 【請求項3】 前記ダム部材に前記ハーネスを誘導する
    保持溝を形成したことを特徴とする請求項2記載のハイ
    マウントストラップランプ付リヤスポイラー。
  4. 【請求項4】 前記ランプカバーのシール面が、底壁と
    該底壁の外周縁に立設された周壁とを備え、 前記ダム部材を前記底壁に形成すると共に、 前記ダム部材が両側の前記周壁間を閉塞していることを
    特徴とする請求項2記載のハイマウントストラップラン
    プ付リヤスポイラー。
  5. 【請求項5】 前記周壁に前記ハーネスを導入する導入
    溝を形成すると共に、前記ダム部材の前記導入溝側の周
    壁に排水溝を形成したことを特徴とする請求項4記載の
    ハイマウントストラップランプ付リヤスポイラー。
  6. 【請求項6】 前記ランプカバーのシール面が、底壁と
    該底壁の外周縁に立設された周壁を備え、 前記周壁の内側に2枚のリブを平行に立設すると共に、
    該両リブ間に前記ハーネスを配線し、 前記周壁と前記リブとの間に排水路を設けると共に、該
    排水路に連通した排水溝を前記周壁に形成したことを特
    徴とする請求項1記載のハイマウントストラップランプ
    付リヤスポイラー。
  7. 【請求項7】 自動車のルーフパネルに取り付けられた
    スポイラー本体と、該スポイラー本体に固定されたハイ
    マウントストラップランプとを備え、前記スポイラー本
    体に前記ハイマウントストラップランプのハーネス配線
    用の溝部が形成され、該溝部の前記ハイマウントストラ
    ップランプ側が露出しているハイマウントストラップラ
    ンプ付リヤスポイラーにおいて、 前記溝部の前記ハイマウントストラップランプ側の開口
    部をシールするランプカバーを設けたことを特徴とする
    ハイマウントストラップランプ付リヤスポイラー。
JP2000028607A 2000-02-07 2000-02-07 ハイマウントストラップランプ付リヤスポイラー Pending JP2001213361A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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