JP2001213248A - ステアリングサブモジュールへの接続方法並びにステアリングサブモジュールおよびその接続構造 - Google Patents

ステアリングサブモジュールへの接続方法並びにステアリングサブモジュールおよびその接続構造

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JP2001213248A
JP2001213248A JP2000026812A JP2000026812A JP2001213248A JP 2001213248 A JP2001213248 A JP 2001213248A JP 2000026812 A JP2000026812 A JP 2000026812A JP 2000026812 A JP2000026812 A JP 2000026812A JP 2001213248 A JP2001213248 A JP 2001213248A
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steering
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harness
vehicle
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JP2000026812A
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Takashi Kobayashi
小林  孝
Hiroshi Sudo
博 須藤
Kazunari Sakura
一成 佐倉
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両に配索される車両側回路を構成するワイ
ヤーハーネスの汎用性および実装容易性並びに小型軽量
化に寄与すること。 【解決手段】 予めステアリングハーネス150に各電
装品6a〜8aを接続することにより、前記各電装品6
a〜8aが共通の一括接続機構50Bに接続されたステ
アリングサブモジュール50を構成する。そして、この
ステアリングサブモジュール50の実装時に当該一括接
続機構50Bを介して各電装品6a〜8aを車両側回路
に一括接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステアリングサブモ
ジュールへの接続方法並びにステアリングサブモジュー
ルおよびその接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の電子化は目覚しく、種々の
ユニットに多重通信装置等の電装品が組み込まれてい
る。そのため、ステアリングホイルが装備されるステア
リングユニットについても、種々の電装品が取り付けら
れ、メインワイヤーハーネスに接続されるようになって
いる。
【0003】図6は従来のステアリングユニットUの概
略構成を示す平面略図である。
【0004】同図に示すように、従来のステアリングユ
ニットUは、ステアリングホイール1が連結されるステ
アリングシャフト(中心線Oのみ図示)と同心にアッパ
コラム2およびロアコラム3が配置されており、両コラ
ム2、3は、ステアリングポスト4を介して軸方向に相
対変位可能に連結されている。
【0005】上記アッパコラム2には、チルトステアリ
ング&テレスコピック機構5と、コンビネーションスイ
ッチ6とが装備されている。そしてアッパコラム2に
は、上記コンビネーションスイッチ6の電装品6aと車
両のワイヤーハーネスWHとを接続する接続コネクタ6
bが取り付けられている。
【0006】上記ロアコラム3には、アッパコラム2に
装着されたチルトステアリング&テレスコピック機構5
の駆動ユニット7やイグニションキースイッチ8が装備
されている。そして、このロアコラム3を車体に取り付
けることにより、アッパコラム2が車体に対し相対的に
軸方向に変位することができるようになっている。そし
て、このロアコラム3には、上記駆動ユニット7のモー
タ(電装品)7aと車両のワイヤーハーネスWHとを接
続する接続コネクタ7bやイグニションキースイッチ8
に取り付けられた電装品8aの接続コネクタ8bが取り
付けられている。
【0007】他方、メインワイヤーハーネスWHは、車
両の適所に配索され、電気接続箱B等を介して車両に搭
載された他のワイヤーハーネス(図示せず)と接続され
ている。そして、ステアリングユニットUについては、
各接続コネクタ6b、7b、8b毎に分岐Wを設け、各
分岐Wの端末に設けられた端末コネクタCを対応する接
続コネクタ6b〜8bに接続するようにしている。
【0008】ここで、端末コネクタCを対応する接続コ
ネクタ6b〜8bに接続するために、従来は、端末コネ
クタCが対応する接続コネクタ6b〜8bの装着位置に
届くように、各分岐Wの幹線から端末コネクタCまでの
長さ(分岐寸法)Lを個別に設定していた。そして、接
続時においては、各端末コネクタCを接続コネクタ6b
〜8bの装着位置に導き、個別に接続するようにしてい
た。
【0009】さらにコンビネーションスイッチ6の接続
コネクタ6bに接続される分岐Wについては、当該接続
コネクタ6bを保持しているアッパコラム2のロアコラ
ム3(あるいは車体)に対する相対的な変位に追従する
ことができるように弛みを設け、これをガイドドラムユ
ニット9でガイドして絡みを防止していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような配線形態では、車体にメインワイヤーハーネスW
Hを車体に装備した後、メインワイヤーハーネスWHか
ら分岐Wをそれぞれ対応する接続コネクタ6b〜8bの
接続位置に配索し、個別に接続作業を行わなければなら
ない。かかる作業は非常に手間であり、ステアリングユ
ニットUに装備される電装品の数が増えるほど、長時間
を要することになる。
【0011】また、上述のような分岐Wが多数設けられ
ると、メインワイヤーハーネスWHの重量も増大するこ
ととなり、その取り扱いがより困難になる。しかも、上
記分岐Wは、メインワイヤーハーネスWHと一体である
ために、応力やテンション等の強度的負担が大きく、こ
れに対応するために当該メインワイヤーハーネスWHを
必要以上に太くする(すなわち使用電流からみて必要な
電線径よりも大径にする)必要があるので、メインワイ
ヤーハーネスの小型軽量化は困難である。
【0012】また、ステアリングユニットUの仕様が変
更され、接続コネクタ6b〜8bが異なったり、個数が
増減すると、該仕様変更等に対応して分岐Wの仕様を変
更する必要が生じる結果、メインワイヤーハーネスWH
に汎用性を持たせることが著しく困難になり、不経済で
量産性に乏しい。
【0013】さらに、メインワイヤーハーネスWHの製
造時においても、上記分岐Wの分岐寸法の管理が困難で
あるため、製造コストが高くなる要因となっている。
【0014】加えてステアリングユニットUのコンビネ
ーションスイッチ6に設けた接続コネクタ6bに端末コ
ネクタCを接続する場合、当該アッパコラム2の車体に
対する相対変位を考慮した配索構造(具体的には分岐W
に弛みを設け、これをガイドドラムユニット9でガイド
して絡みを防止する構造)としなければならず、スペー
ス的、材料的に無駄が多くなっていた。
【0015】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、車両に配索される車両側回路を構成するワイヤ
ーハーネスの汎用性および実装容易性並びに小型軽量化
に寄与することのできるステアリングサブモジュールへ
の接続方法並びにステアリングサブモジュールおよびそ
の接続構造を提供することを課題としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、車体に装着されるステアリングユニットの
各電装品に対して車両に配索される車両側回路を接続す
るための方法であって、予めステアリングハーネスをス
テアリングユニットに設けて前記各電装品に接続するこ
とにより、前記各電装品が当該ステアリングハーネスに
設けられた共通の一括接続部に接続されるステアリング
サブモジュールを構成しておき、このステアリングサブ
モジュールの車体への実装時に当該一括接続部を介して
前記各電装品を前記車両側回路に一括接続することを特
徴とするステアリングサブモジュールへの接続方法であ
る。
【0017】この発明では、車両に配索される車両側回
路とは別個独立したステアリングハーネスを設けておく
ことにより、その一括接続部を車両側回路に接続するだ
けの簡単な作業で、当該回路にステアリングサブモジュ
ールを構成する各電装品を車両側回路に一括接続するこ
とが可能になる。このため、ステアリングサブモジュー
ルの車体への実装時において、配線作業は飛躍的に簡略
化される。
【0018】また、車両側回路を構成するワイヤーハー
ネスに多数の分岐を設けてその端末コネクタを個別に電
装品に接続する作業が不要になるので、車両側回路を構
成するワイヤーハーネスの分岐を可及的に低減し、該ワ
イヤーハーネスの軽量化、小型化も可能になる。
【0019】また、車両側回路を構成するワイヤーハー
ネスについては、上記一括接続部と接続される相手方接
続部を設けるだけでステアリングサブモジュールを構成
する各電装品との接続が可能になるので、ステアリング
サブモジュールの仕様が変更された場合についても共通
のワイヤーハーネスで仕様変更に対応することが可能に
なり、汎用性も高まることになる。
【0020】一方、ステアリングユニットに設けられる
ステアリングハーネスは機器内配線となることから、こ
のステアリングハーネスに作用する応力やテンションと
いった強度的負担は、上記ワイヤーハーネスに設けられ
る分岐に比べて軽減される。この結果、ステアリングハ
ーネスの細線化、軽量化も容易になる。
【0021】本発明の別の態様は、車体に装着されるス
テアリングユニットの各電装品に対して配線をするため
のステアリングサブモジュールであって、車両に装備さ
れている車両側回路に接続可能な一括接続部を有するス
テアリングハーネスを前記ステアリングユニットに設
け、このステアリングハーネスを介して前記各電装品を
前記車両側回路に接続するようにしたことを特徴とする
ステアリングサブモジュールである。
【0022】かかるステアリングサブモジュールを採用
することにより、上記配線方法が可能となる。
【0023】また、一括接続部を設けることにより、ス
テアリングハーネスを構成する電線としても細線化を図
ることができる。
【0024】従って、前記ステアリングハーネスは、前
記ステアリングユニットの電装品の少なくとも一部を前
記一括接続部に接続するフラットケーブルを有している
ことが好ましい。これにより前記ステアリングハーネス
の小型化、軽量化を一層促進することが可能になる。
【0025】また、前記フラットケーブルは、前記ステ
アリングユニットの当該軸方向において相対的に変位す
るアッパコラムおよびロアコラムとの間に配索されてい
るものであることが好ましい。
【0026】このようにすると、当該フラットケーブル
の可撓性を利用して、一層滑らかにステアリングハーネ
スをアッパコラムとロアコラムとの相対変位に追従させ
ることが可能になる。
【0027】さらに好ましい態様におけるステアリング
サブモジュールにおいて、前記ステアリングユニット
は、そのステアリングシャフトの軸方向において相対的
に変位するアッパコラムおよびロアコラムと、両コラム
間にわたって配索された前記ステアリングハーネスが前
記両コラムの相対変位に追従して変位するように当該ス
テアリングハーネスの弛み部分をガイドするガイドピン
とを有している。
【0028】このようにすると、たとえばチルトステア
リング機構および/またはテレスコピック機構を有する
ステアリングコラムを構成する際においても、簡素な構
成でステアリングハーネスをガイドすることができるの
で、可及的にコンパクトな配線構造を得ることが可能に
なる。
【0029】より具体的には、前記ガイドピンは、当該
アッパコラムとロアコラムとの間に配索されて前記ステ
アリングハーネスを構成するフラットケーブルの弛み部
分を千鳥状に掛け渡してガイドするように複数個連設さ
れていることが好ましい。
【0030】このようにすると、ガイドピンのみによる
簡素な構成で、確実にステアリングハーネスの変位をガ
イドすることが可能になる。
【0031】好ましい態様に係るステアリングサブモジ
ュールにおいて、前記ステアリングハーネスは、前記各
電装品を制御するために前記一括接続部を介して車両側
回路に接続されるステアリングコンピュータを備えてい
る。
【0032】このようにすると、ステアリングサブモジ
ュール自身をステアリングコンピュータによってひとつ
の電子ユニットとして構成することができ、各部の統括
的な制御が容易になる。
【0033】前記ステアリングコンピュータは、当該ス
テアリングユニットに搭載されたコンビネーションスイ
ッチに内蔵されているものであることが好ましい。
【0034】このようにすると、ステアリングサブモジ
ュールの中で最も多くの信号を扱うコンビネーションス
イッチがステアリングコンピュータによって信号処理を
行うことができるので、信号線の省略化を図り、全体と
して簡素なモジュールを構成することが可能になる。
【0035】本発明のさらに別の態様は、上記ステアリ
ングサブモジュールと、このステアリングサブモジュー
ルが接続される車両側回路と、前記車両側回路を構成す
るワイヤーハーネスを担持する担持部材とを備え、この
担持部材に近接して前記ステアリングサブモジュールが
装着されるように構成し、その一括接続部と接続される
相手方接続部を前記ワイヤーハーネスに設けていること
を特徴とするステアリングサブモジュールの接続構造で
ある。
【0036】この発明では、ステアリングサブモジュー
ルの実装時において、担持部材に近接する所定の装着位
置にステアリングサブモジュールを装着した後、その作
業領域で直ちに一括接続部と相手方接続部との接続作業
を行うことができる。ここで上記「担持部材」は、主と
して車体の幅方向に横架されるリンホースであるが、そ
れ以外の部材であってもよい。
【0037】さらに好ましい態様において、前記相手方
接続部は、前記一括接続部と接続可能な位置で前記担持
部材に固定されている。
【0038】このようにすると、上記作業領域で一括接
続部と相手方接続部との接続作業を行う際、相手方接続
部が取り付け部材に取り付けられていることにより、前
記相手方接続部は、例えば車両側回路を構成するワイヤ
ーハーネスからぶら下がるコネクタであってもよいが、
この相手方接続部を担持部材に固定しておくことによ
り、相手方接続部を探す手間がない。また、例えば片手
で容易に接続作業を行うことも可能になる。
【0039】好ましい態様において、上記担持部材は、
断面形状がI字型に形成されたリンホースであり、前記
車両側回路を構成するワイヤーハーネスは、当該リンホ
ースの側部に形成されて溝状にくぼむ一対の凹部の一方
に収容されて配索されているものである。
【0040】このようにすると、ワイヤーハーネスをよ
りコンパクトに配索することが可能になる。
【0041】さらに好ましい態様において、前記相手方
接続部は、当該ステアリングサブモジュールの装着動作
によって前記一括接続部と結合される待ち受けコネクタ
で構成されている。
【0042】このようにすると、ステアリングサブモジ
ュールの装着作業だけで配線作業をも同時に行うことが
できるので、作業性が一層向上する。
【0043】本発明のさらに具体的な態様は、上述した
ステアリングコンピュータを備えたステアリングサブモ
ジュールと、このステアリングサブモジュールが接続さ
れる車両側回路と、を備え、前記ステアリングコンピュ
ータは、当該車両側回路に構築される多重通信ネットワ
ークのノードとして接続されるものであることを特徴と
するステアリングサブモジュールの接続構造である。
【0044】このようにすると、ステアリングサブモジ
ュールに設けたステアリングコンピュータを車両側回路
に構築される多重通信ネットワークのノードとして各電
装品を容易に上記多重通信ネットワークに組み込み種々
の制御を行うことが可能になる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施の形態について詳述する。なお以下
の説明では、従来技術欄で説明した部材と同等の部材に
は同一の符号を付し説明を省略する。
【0046】図1は本発明の実施の形態にかかる車両全
体の配線構造を示す図である。
【0047】図1に示す車両10の車体11は、前部エ
ンジンルーム10aと後部の車室10bとに仕切られて
いる。
【0048】前部エンジンルーム10aには、エンジン
制御用のエンジンコンピュータ12が設けられ、車室1
0bの左右前部には電気接続箱(ジョイントボックス)
16が設けられている。この電気接続箱16は、独自の
コンピュータ(制御ユニット)を内蔵し、このコンピュ
ータが、上記エンジンコンピュータ12、及び、各ドア
17に設けられたドアコンピュータ18に多重通信可能
に接続されている。
【0049】車室10bの前部には、インストゥルメン
トパネル20が設けられ、その裏面には、車両側回路の
要部を構成するインストゥルメントパネル用ワイヤーハ
ーネス(以下、「インパネハーネス」と称する。)22
が配設されている。このインパネハーネス22は、上記
インストゥルメントパネル20の裏面に横架されるリン
ホース(車体補強部材)20aに担持されており、車両
10の幅方向に略直線状に延びる単純な形状をなし、そ
の両端が上記各電気接続箱16に接続されている。この
インパネハーネス22の途中部分からは複数本(3本の
み図示)の支線が分岐し、その端末に相手側コネクタ2
4、25、26がそれぞれ設けられている。
【0050】一方、インストゥルメントパネル20に配
設される電装品のうち、インストゥルメントパネル20
中央のセンタークラスタに配設される電装品はセンター
クラスタサブモジュール40としてまとめられ、ステア
リングホイール1(図2参照)近傍に配設される電装品
はステアリングサブモジュール50としてまとめられ、
メータ及びその近傍に位置する電装品はメータサブモジ
ュール60としてまとめられている。各サブモジュール
40、50、60にはコネクタ40B、50B、60B
が設けられ、これらコネクタ40B、50B、60Bが
上記インパネハーネス22の相手側コネクタ25、2
6、27にそれぞれ結合されることにより、各サブモジ
ュール40、50、60及び左右の電気接続箱16がイ
ンパネハーネス22を介して一体化された状態となって
いる。
【0051】これら各モジュール40、50、60は、
いずれも電気接続箱16に内蔵されたコンピュータとと
もに多重通信ネットワークを構築する多重通信ユニット
を構成しており、それぞれ制御回路や異常検出回路等が
集積化され、過電流、過電圧、過熱等の状態や、電源、
電源ライン、駆動回路等の情報を収集してこれらの動作
状態を制御したり電装品を保護したりする機能を有して
いる。また、多重通信制御方式としては、ポーリング方
式、CSMA/CD方式、トークンパッシング方式等を
用いることができる。これにより図示の例では、各サブ
モジュールのコンピュータ及び電気接続箱16内コンピ
ュータで相互多重通信が行われ、かつ、各サブモジュー
ル内でその統括コンピュータと他の電装品との信号のや
り取りが行われることにより、従来と同様に各電装品間
の通信が行われることになる。
【0052】例えば、ステアリングサブモジュール50
は、コンビネーションスイッチ6におけるランプスイッ
チのオン動作に連動してメータサブモジュール60(ま
たはセンタークラスタサブモジュール40)のイルミネ
ーションランプを点灯させたり、上記コンビネーション
スイッチ6におけるクルーズコントロールスイッチやセ
ンタークラスタサブモジュール40におけるシフトパタ
ーンスイッチ(図示省略)のオン操作に連動してメータ
本体のインジケータランプを点灯させる場合等、他のサ
ブモジュールとの間で多重通信を行うことが可能であ
る。
【0053】或いは、ステアリングサブモジュール50
のコンビネーションスイッチ6の操作に連動してワイパ
ーモータを駆動する場合や、イグニッションスイッチ8
の操作に連動してスタータモータを駆動する場合等、電
気接続箱16とステアリングサブモジュール50との多
重通信が可能になっている。
【0054】図2は図1の実施形態に係るステアリング
サブモジュールの実装状態を示す斜視図であり、図3は
図1の実施形態にかかるステアリングサブモジュールの
配線図である。
【0055】これらの図を参照して、図示のステアリン
グサブモジュール50は、基本的にはステアリングホイ
ール1が連結されるステアリングシャフト(中心線Oの
み図示)と同心にアッパコラム2およびロアコラム3が
配置されており、両コラム2、3に電装品6a〜8aが
装着された構成になっているが、この実施形態では、一
括接続部としての接続コネクタ50Bをロアコラム3の
所定位置にステー52を介して取り付け、この接続コネ
クタ50Bに各電装品6a〜8aを接続することによ
り、インパネハーネス22に対して一括接続が可能にな
っている。
【0056】各電装品6a〜8aをこの接続コネクタ5
0Bに接続するために、図示の例では、フラットケーブ
ル55を用いてステアリングハーネス150を構成して
いる。そして、このフラットケーブル55の主幹線55
aを分岐させて、信号線、電源線をそれぞれ含む分岐線
55b〜55dを設けている。
【0057】ここで図示の実施形態においては、コンビ
ネーションスイッチ6にステアリングコンピュータ50
Aを設け、このステアリングコンピュータ50Aに上記
フラットケーブル55の主幹線55aを接続して各電装
品6a〜8aを統括制御可能に構成している。
【0058】なお図3において、55dはステアリング
コンピュータ50Aがインパネハーネス22のコンピュ
ータと多重通信を行うための信号線、モジュール電源線
を含む分岐線である。
【0059】ところで図2に示すように、上記フラット
ケーブル55の主幹線55aは、ステアリングユニット
Uのアッパコラム2とロアコラム3との間にわたって配
索されているため、チルトステアリング&スコピコック
機構5を駆動ユニット7で駆動してアッパコラム2をロ
アコラム3に対して相対変位させる際に、このフラット
ケーブル55を両コラム2、3の相対変位に追従させる
必要がある。そこで図示の例では、複数のガイドピン5
6、58を各コラム2、3に設け、ステアリングハーネ
ス150を構成するフラットケーブル55を千鳥状に掛
け渡している。
【0060】図4はステアリングコラム(アッパコラム
2およびロアコラム3)の変位とステアリングハーネス
150(フラットケーブル55)の挙動を示すものであ
り(A)は縮長時の平面図、(B)は縮長時の側面略
図、(C)は伸長時の平面図、(D)は伸長時の側面略
図である。
【0061】これらの図を参照して、ステアリングコラ
ムが縮長してアッパコラム2がロアコラム3の方へ近接
している時において、ステアリングハーネス150は、
コンビネーションスイッチ6と接続コネクタ50Bとの
間でたるみがあるため、このステアリングハーネス15
0が千鳥状に掛け渡されたガイドピン56、58の間で
下方に垂下している(図4(A)(B)参照)。これに
対し、ステアリングコラムが伸長して、アッパコラム2
がロアコラム3から離れて突出すると、アッパコラム2
に取り付けられたガイドピン56もロアコラム3に取り
付けられたガイドピン58と相対的に変位し上記ステア
リングハーネス150の弛み部分を各ガイドピン56、
58でガイドしながら滑らかに伸ばすことができる。こ
れによりステアリングハーネス150のフラットケーブ
ル55は、何等問題なくアッパコラム2の変位に追従す
ることができる。
【0062】このため図示の実施形態では、簡素な構成
でステアリングハーネス150をガイドすることができ
るので、可及的にコンパクトな配線構造を得ることが可
能になる。
【0063】次に、上記実施形態に係るステアリングサ
ブモジュール50の車体11への取り付け構造について
説明する。
【0064】図1および図2を参照して、図示の実施形
態において、ステアリングサブモジュール50は、ロア
コラム3の長手方向両側に一対の取り付け部材3aを有
している。さらに、上記ロアコラム3には、略片持ち状
のステー3bが固定され、このステー3bに上記接続コ
ネクタ50Bが固定されている。図示の例において、接
続コネクタ50Bの端子51は、相手側の相手側コネク
タ26と上下に接続されるように上向きになっている。
【0065】他方、上記車体11のインストゥルメント
パネル20の裏面(図1参照)に横架されたリンホース
20aの所定位置には、各取り付け部材3aに対応する
ブラケット20b(装着部)が設けられ、このブラケッ
ト20bに取り付け部材3aをビス止めすることによっ
て、ステアリングサブモジュール50は、リンホース2
0aを介して車体11と一体化されることになる。
【0066】ここで図示の例では、リンホース20aの
断面形状をI字形に形成し、その両側部に形成される凹
部20c、20dの一方に上記インパネハーネス22を
配索し、固定している。なお図示の例において、他方の
凹部20dには、AV機器用のワイヤーハーネス28が
配索され、固定されている。これにより、インパネハー
ネス22やその他のワイヤーハーネス28をよりコンパ
クトに配索することが可能になる。
【0067】リンホース20aの下部には、ステー21
が片持ち状に突設され、このステー21には、上記イン
パネハーネス22の相手側コネクタ26が固定されてい
る。この相手側コネクタ26は、いわゆる待ち受けコネ
クタであり、端子を保持するハウジングが外装ハウジン
グの内側に収容される二重構造になったものである。具
体的には図示していないが、上記外装ハウジングは、内
側のハウジングを相対的に変位可能な状態で連結されて
いる。そして、上記ステアリングサブモジュール50を
リンホース20aのブラケット20bに装着する動作に
より、接続コネクタ50Bが相手側コネクタ26の内側
のハウジングと当接し、内側のハウジングは外装ハウジ
ングと相対的にがさついて位置ずれを吸収しながらこの
接続コネクタ50Bに接続されるようになっている。
【0068】以上説明したように、上述した実施の形態
によれば、車両10に配索されるインパネハーネス22
(車両側回路)とは別個独立したステアリングハーネス
150を設けておくことにより、その接続コネクタ50
Bをインパネハーネス22に接続するだけの簡単な作業
で、当該インパネハーネス22にステアリングサブモジ
ュール50を構成する各電装品6a〜8aをインパネハ
ーネス22に一括接続することが可能になる。このた
め、ステアリングサブモジュール50の車体11への実
装時において、配線作業は飛躍的に簡略化される。
【0069】また、インパネハーネス22に多数の分岐
を設けてその端末コネクタを個別に電装品6a〜8aに
接続する作業が不要になるので、インパネハーネス22
の分岐を可及的に低減し、該ワイヤーハーネスの軽量
化、小型化も可能になる。
【0070】また、インパネハーネス22については、
上記接続コネクタ50Bと接続される相手側コネクタ2
6(相手側コネクタ26)を設けるだけでステアリング
サブモジュール50を構成する各電装品6a〜8aとの
接続が可能になるので、ステアリングサブモジュール5
0の仕様が変更された場合についても共通のワイヤーハ
ーネスで仕様変更に対応することが可能になり、汎用性
も高まることになる。
【0071】一方、ステアリングサブモジュール50に
設けられるステアリングハーネス150はユニット内配
線となることから、このステアリングハーネス150に
作用する応力やテンションといった強度的負担は、上記
ワイヤーハーネスに設けられる分岐に比べて軽減され
る。この結果、ステアリングハーネス150の細線化、
軽量化も容易になる。
【0072】本実施形態では、ステアリングハーネス1
50の細線化をさらに図るために、上記ステアリングハ
ーネス150の電線要素として、各電装品6a〜8aを
上記接続コネクタ50Bに接続するフラットケーブル5
5を採用しているので、上記ステアリングハーネス15
0の小型化、軽量化を一層促進することが可能になる。
また、図示のように、少なくとも両コラム2、3間が上
記フラットケーブル55で構成されることにより、フラ
ットケーブル55の可撓性を利用して、一層滑らかにス
テアリングハーネス150をアッパコラム2とロアコラ
ム3との相対変位に追従させることが可能になる。
【0073】さらに本実施形態のステアリングサブモジ
ュール50において、上記ステアリングユニットUは、
そのステアリングシャフトの軸方向において相対的に変
位するアッパコラム2およびロアコラム3と、両コラム
2、3間にわたって配索された上記ステアリングハーネ
ス150が上記両コラム2、3の相対変位に追従して変
位するように当該ステアリングハーネス150の弛み部
分をガイドするガイドピン56、58とを有している。
【0074】そのためチルトステアリング&テレスコピ
ック機構5を有するステアリングコラムを構成する際に
おいても、簡素な構成でステアリングハーネス150を
ガイドすることができるので、可及的にコンパクトな配
線構造を得ることが可能になる。
【0075】特に、上記ガイドピン56、58は、当該
アッパコラム2とロアコラム3との間に配索されて上記
ステアリングハーネス150を構成するフラットケーブ
ル55の弛み部分を千鳥状に掛け渡してガイドするよう
に複数個連設されているので、ガイドピン56、58の
みによる簡素な構成で、確実にステアリングハーネス1
50の変位をガイドすることが可能になる。
【0076】さらに本実施形態のステアリングサブモジ
ュール50において、上記ステアリングハーネス150
は、上記各電装品6a〜8aを制御するために上記接続
コネクタ50Bを介してインパネハーネス22に接続さ
れるステアリングコンピュータ50Aを備えている。
【0077】従って、ステアリングサブモジュール50
自身をステアリングコンピュータ50Aによってひとつ
の電子ユニットとして構成することができ、各部の統括
的な制御が容易になる。
【0078】特に、本実施形態においては、上記ステア
リングコンピュータ50Aは、当該ステアリングユニッ
トUに搭載されたコンビネーションスイッチ6に内蔵さ
れているので、ステアリングサブモジュール50の中で
最も多くの信号を扱うコンビネーションスイッチ6がス
テアリングコンピュータ50Aによって信号処理を行う
ことができ、一層、信号線の省略化を図り、全体として
簡素なモジュールを構成することが可能になる。
【0079】また、本実施形態では、ステアリングサブ
モジュール50と、このステアリングサブモジュール5
0が接続されるインパネハーネス22と、上記インパネ
ハーネス22を担持するリンホース20a(担持部材)
とを備え、上記インパネハーネス22は、リンホース2
0aに装着された当該ステアリングサブモジュール50
の接続コネクタ50Bを接続可能な位置に配置されて、
上記接続コネクタ50Bと接続される相手側コネクタ2
6(相手方接続部)とを備えている。
【0080】従ってこの実施形態では、ステアリングサ
ブモジュール50の実装時において、所定の装着部にス
テアリングサブモジュール50を装着した後、その作業
領域で直ちに接続コネクタ50Bと相手側コネクタ26
との接続作業を行うことができる。
【0081】さらに本実施形態の上記相手側コネクタ2
6は、上記リンホース20aに固定されたステー21に
取り付けられている。
【0082】従って、上記作業領域で接続コネクタ50
Bとインパネハーネス22の相手側コネクタ26との接
続作業を行う際、当該相手側コネクタ26がステー21
に取り付けられていることにより、片手で容易に接続作
業を行うことが可能になる。なお担持部材は、主として
車体11の幅方向に横架されるリンホースに限らず、車
体11自身に直接または間接的に固定される別の部材で
あってもよい。なお本実施形態において、上記リンホー
ス20aは、断面形状がI字型に形成されており、上記
インパネハーネス22は、当該リンホース20aの側部
に形成されて溝状にくぼむ一対の凹部20c、20dの
一方に収容されて配索されているものである。
【0083】従って、インパネハーネス22やそれ以外
のワイヤーハーネスをよりコンパクトに配索することが
可能になる。
【0084】さらに本実施形態の上記相手側コネクタ2
6は、当該ステアリングサブモジュール50の装着動作
によって上記接続コネクタ50Bと結合される待ち受け
コネクタで構成されている。
【0085】従って、ステアリングサブモジュール50
の装着作業だけで配線作業をも同時に行うことができる
ので、作業性が一層向上する。
【0086】加えて本実施形態において上記ステアリン
グコンピュータ50Aは、当該インパネハーネス22に
構築される多重通信ネットワークのノードとして接続さ
れるものである。
【0087】従って、ステアリングサブモジュール50
に設けたステアリングコンピュータ50Aをインパネハ
ーネス22に構築される多重通信ネットワークのノード
として各電装品6a〜8aを容易に上記多重通信ネット
ワークに組み込み種々の制御を行うことが可能になる。
【0088】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ステアリングサブモジュール50の車体11への実
装時において、配線作業は飛躍的に簡略化されるととも
に、インパネハーネス22を構成するワイヤーハーネス
の分岐を可及的に低減し、該ワイヤーハーネスの軽量
化、小型化も可能になり、さらには上記ワイヤーハーネ
スの汎用性も高まるとともに、ステアリングユニットU
に設けられるステアリングハーネス150の細線化、軽
量化も容易になるという顕著な効果を奏する。
【0089】上述した実施の形態は本発明の好ましい具
体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の
形態に限定されない。
【0090】図5は本発明の別の実施形態に係る要部を
概略的に示す斜視図である。
【0091】同図に示すように、リンホース20aとし
ては、周知の筒形状のものであってもよい。また、この
リンホース20aに取り付けられる相手側コネクタ26
としては、必ずしも待ち受けコネクタに限らず、周知の
種々のものを採用することが可能である。また、一般的
なコネクタで相手側コネクタ26を設けた場合には、図
示のように、ステアリングサブモジュールの接続コネク
タ50Bについても、接続可能にするために自由状態に
配置されていてもよい。この場合であっても、上記リン
ホース20aに固定されたステー21に相手側コネクタ
26を取り付けることにより、相手方接続部としてのコ
ネクタ26を探す手間がない。他のコネクタとの誤接続
を防止することも可能になる。或いは、片手で容易に接
続作業を行うことも可能になる。
【0092】さらに具体的には図示していないが、上記
接続コネクタ50Bをハウジングが二重で構成された上
記待ち受けコネクタで構成してもよい。
【0093】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステアリングサブモジュールの車体への実装時におい
て、配線作業は飛躍的に簡略化されるとともに、車両側
回路を構成するワイヤーハーネスの分岐を可及的に低減
し、該ワイヤーハーネスの軽量化、小型化も可能にな
り、さらには上記ワイヤーハーネスの汎用性も高まると
ともに、ステアリングユニットに設けられるステアリン
グハーネスの細線化、軽量化も容易になるという顕著な
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる車両全体の配線
構造を示す図である。
【図2】 図1の実施形態に係るステアリングサブモジ
ュールの実装状態を示す斜視図である。
【図3】 図1の実施形態にかかるステアリングサブモ
ジュールの配線図である。
【図4】 ステアリングコラム(アッパコラムおよびロ
アコラム)の変位とステアリングハーネス(フラットケ
ーブル)の挙動を示すものであり(A)は縮長時の平面
図、(B)は縮長時の側面略図、(C)は伸長時の平面
図、(D)は伸長時の側面略図である。
【図5】 本発明の別の実施形態に係る要部を概略的に
示す斜視図である。
【図6】 従来のステアリングユニットの概略構成を示
す平面略図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 アッパコラム 3 ロアコラム 6 コンビネーションスイッチ 6a〜8a 電装品 7 駆動ユニット 8 イグニッションスイッチ 8b 接続コネクタ 8a 電装品 9 ガイドドラムユニット 10 車両 11 車体 16 電気接続箱 20a リンホース 21 ステー(取り付け部材) 22 インパネハーネス(車両側回路の構成要素) 26 コネクタ(相手方接続部) 50 ステアリングサブモジュール 50A ステアリングコンピュータ 50B 接続コネクタ(一括接続部) 55 フラットケーブル 56 ガイドピン 58 ガイドピン 150 ステアリングハーネス U ステアリングユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 孝 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 須藤 博 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 佐倉 一成 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3D030 DB13 DB15 DB22 DB25

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に装着されるステアリングユニット
    の各電装品に対して車両に配索される車両側回路を接続
    するための方法であって、予めステアリングハーネスを
    ステアリングユニットに設けて前記各電装品に接続する
    ことにより、前記各電装品が当該ステアリングハーネス
    に設けられた共通の一括接続部に接続されるステアリン
    グサブモジュールを構成しておき、このステアリングサ
    ブモジュールの車体への実装時に当該一括接続部を介し
    て前記各電装品を前記車両側回路に一括接続することを
    特徴とするステアリングサブモジュールへの接続方法。
  2. 【請求項2】 車体に装着されるステアリングユニット
    の各電装品に対して配線をするためのステアリングサブ
    モジュールであって、車両に装備されている車両側回路
    に接続可能な一括接続部を有するステアリングハーネス
    を前記ステアリングユニットに設け、このステアリング
    ハーネスを介して前記各電装品を前記車両側回路に接続
    するようにしたことを特徴とするステアリングサブモジ
    ュール。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のステアリングサブモジュ
    ールにおいて、前記ステアリングハーネスは、前記ステ
    アリングユニットの電装品の少なくとも一部を前記一括
    接続部に接続するフラットケーブルを有していることを
    特徴とするステアリングサブモジュール。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のステアリングサブモジュ
    ールにおいて、前記フラットケーブルは、前記ステアリ
    ングユニットの当該軸方向において相対的に変位するア
    ッパコラムおよびロアコラムとの間に配索されているも
    のであることを特徴とするステアリングサブモジュー
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項2、3、または4記載のステアリ
    ングサブモジュールにおいて、前記ステアリングユニッ
    トは、そのステアリングシャフトの軸方向において相対
    的に変位するアッパコラムおよびロアコラムと、両コラ
    ム間にわたって配索された前記ステアリングハーネスが
    前記両コラムの相対変位に追従して変位するように当該
    ステアリングハーネスの弛み部分をガイドするガイドピ
    ンとを有していることを特徴とするステアリングサブモ
    ジュール。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のステアリングサブモジュ
    ールにおいて、前記ガイドピンは、当該アッパコラムと
    ロアコラムとの間に配索されて前記ステアリングハーネ
    スを構成するフラットケーブルの弛み部分を千鳥状に掛
    け渡してガイドするように複数個連設されていることを
    特徴とするステアリングサブモジュール。
  7. 【請求項7】 請求項2、3、4、5、または6記載の
    ステアリングサブモジュールにおいて、前記ステアリン
    グハーネスは、前記各電装品を制御するために前記一括
    接続部を介して車両側回路に接続されるステアリングコ
    ンピュータを備えていることを特徴とするステアリング
    サブモジュール。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のステアリングサブモジュ
    ールにおいて、前記ステアリングコンピュータは、当該
    ステアリングユニットに搭載されたコンビネーションス
    イッチに内蔵されているものであることを特徴とするス
    テアリングサブモジュール。
  9. 【請求項9】 請求項2、3、4、5、6、7、または
    8記載のステアリングサブモジュールと、このステアリ
    ングサブモジュールが接続される車両側回路と、前記車
    両側回路を構成するワイヤーハーネスを担持する担持部
    材とを備え、この担持部材に近接して前記ステアリング
    サブモジュールが装着されるように構成し、その一括接
    続部と接続される相手方接続部を前記ワイヤーハーネス
    に設けていることを特徴とするステアリングサブモジュ
    ールの接続構造。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のステアリングサブモジ
    ュールの接続構造において、前記相手方接続部は、前記
    一括接続部と接続可能な位置で前記担持部材に固定され
    ていることを特徴とするステアリングサブモジュールの
    接続構造。
  11. 【請求項11】請求項9または10記載のステアリング
    サブモジュールの接続構造において、上記担持部材は、
    断面形状がI字型に形成されたリンホースであり、前記
    車両側回路を構成するワイヤーハーネスは、当該リンホ
    ースの側部に形成されて溝状にくぼむ一対の凹部の一方
    に収容されて配索されているものであることを特徴とす
    るステアリングサブモジュールの接続構造。
  12. 【請求項12】 請求項7または8記載のステアリング
    サブモジュールと、このステアリングサブモジュールが
    接続される車両側回路とを備え、前記ステアリングコン
    ピュータは、当該車両側回路に構築される多重通信ネッ
    トワークのノードとして接続されるものであることを特
    徴とするステアリングサブモジュールの接続構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006509684A (ja) * 2002-12-13 2006-03-23 タカタ−ペトリ,インコーポレーテッド ステアリングカラム・モジュール
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