JP2001213096A - 画像転写方法とそのキャリアシート - Google Patents

画像転写方法とそのキャリアシート

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JP2001213096A JP2000025396A JP2000025396A JP2001213096A JP 2001213096 A JP2001213096 A JP 2001213096A JP 2000025396 A JP2000025396 A JP 2000025396A JP 2000025396 A JP2000025396 A JP 2000025396A JP 2001213096 A JP2001213096 A JP 2001213096A
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Mitsuru Sawano
充 沢野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受像シートと本紙とを重ね合わせてヒートロ
ーラ対間に通して受像シートに形成した画像を本紙へ転
写するような画像転写方法において、本紙Pの先端がヒ
ートローラ対に絡まるジャム発生を少なくする。 【解決手段】 画像転写機の挿入台の上へ、まず受像シ
ートを置き、その上に本紙を重ね、さらにその上に可撓
性吸湿性キャリアシートを重ね、その状態でヒートロー
ラ対間へ挿入するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマル熱転写プ
リンターやレーザー熱転写プリンター(その他インクジ
ェットプリンター等本紙転写用紙にプリントできるプリ
ンターであれば何でも良い。)により画像が形成された
受像シートと転写されるべき本紙とを重ね合わせた重ね
シートをヒートローラ対の間に通して受像シートに形成
した画像を本紙へ転写する画像転写機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カラー原稿から印刷版を作成し、多数枚
の印刷を行う場合、校正刷りを行って仕上がりを確認し
た上で本刷りを行う。この際、校正刷り工程ではカラー
プルーフを作成して確認が行われる。このようなカラー
プルーフ等は、サーマルプリンタ等により画像を受像シ
ートに形成した後、受像シートに形成された画像を画像
転写機により本紙に転写することにより得られる。
【0003】図6は、本発明でも用いることのできる一
般的な画像転写機を示している。同図において、1が画
像転写機で、この画像転写機1にはヒートローラ41、
42が下と上にそれぞれ1個対向して設けられ、その下
流にニップローラ51、52が上下に対向して設けられ
ている。ヒートローラ41、42の周囲をヒートカバー
4が覆ってヒートローラ41、42の熱放散を防止して
おり、さらにその外側をニップローラ51、52を含め
て保護用の転写カバー5が覆っている。また、画像転写
機1の入口側には挿入台2が設けてあり、一方、排出側
には排出台3が設けてある。ヒートローラ41、42は
例えばアルミ材等からなり、その外周面はゴム等による
被覆層で被覆され、またヒートローラ41、42の中心
にはヒータが内設されている。上下に対向して設けられ
ているヒートローラ41、42のうち、1個(たとえば
下ローラ)は駆動用で、他方のローラ(上ローラ)は従
動となっている。その上下のヒートローラ41、42間
を本紙と受像シートとの重ねシートが加熱押圧されなが
ら通紙され、本紙の上に受像シート上の画像が転写さ
れ、その後、手で本紙から受像シート支持体等を剥がし
て本紙に画像を得ていた。
【0004】図7は、図6のヒートローラ対41、42
の形状等を詳しく説明する図で、ヒートローラ41はロ
ール長400mmのストレートタイプ(すなわち、ヒー
トローラの両端の直径φ1L,φ1Rと中央部の直径φ
1Cがすべて等しい(例えば、35.8mm)円柱状タイ
プ)の駆動であり、ヒートローラ42はロール長400
mmのクラウンタイプ〔すなわち、ヒートローラの両端
の直径φ2L,φ2R(例えば、35.8mm)よりも
中央部の直径φ2Cが若干大きい(例えば、36.1m
m)樽状タイプ〕の従動であり、各ヒートローラ41、
42とも硬度60度(JIS硬度A)のシリコーンゴム
製で被覆されている。また、上側のヒートローラ42の
両端には、押し付け力Pとして片側あたり200±40
Nの力が加えられている。各ヒートローラ対41、42
が両端の2か所でのみ支持されているため中央部が若干
撓んでも、以上のようなストレート→クラウンの組み合
わせ構成により、ヒートローラ対41、42のどの部分
も均一な押圧力がえられるようになる。
【0005】従来は、このような画像転写機1を次の2
通りの方法で用いることによって画像転写していた。 1) その1つは、図8のように、本紙Pの上に受像シ
ートRを重ね、その重ね合わせたシートをそのままヒー
トローラ41、42対の間に通して受像シートRの画像
を本紙Pへ転写させる方法であった。すなわち、図8に
おいて、本紙Pとこの本紙Pの上に重ねた受像シートR
との重ねシートが上下のヒートローラ41、42間に通
されると、重ねシートは加熱押圧されながら通紙され、
本紙Pの上に受像シートRの画像が転写され、ニップロ
ーラ51、52で搬送され、排出台3より排出されるこ
ととなる。ところが、この場合、通紙すると受像シート
や本紙が湾曲し、凸凹状のしわ(以後、「ベコ」とい
う。)ができてしまった。その原因は、本紙Pと受像シ
ートRとの材料の違いからくる伸び縮みの差や熱膨張
率、吸湿率等の差等に起因しているものと考えられる。
【0006】2) このような問題を解消するため、も
う1つの手法として画像転写機キャリアを用いる方法を
本出願人は開発した。図9はこの画像転写機キャリアを
用いる転写方法を示している。同図において、9が画像
転写機キャリアで、これは0.3mm厚のアルミニウム
等で作されたキャリア基板91と、このキャリア基板9
1を進行方向の先端付近だけ覆う0.2mm厚のポリイ
ミド等で作成されたカバーシート92と、このカバーシ
ート92をキャリア基板91へ固定するための耐熱テー
プ93とから構成されている。そこでこの画像転写機キ
ャリア9を用いる際、まずカバーシート92を開いて、
このカバーシート92とキャリア基板91との間に、重
ね合わされた本紙P1と受像シートRとを挿入し、カバ
ーシート92を元に戻して受像シートと本紙とを表裏面
から挟持して耐熱テープ93側を先頭にして、ヒートロ
ーラ41、42対の間に通紙を行うものである。このよ
うに画像転写機キャリアを用いると本紙Pと受像シート
Rとはキャリア基板91とカバーシート92の間に挟ま
れ、画像転写機キャリア9に保持された状態でヒートロ
ーラ41、42に通紙されることでベコが無くなった。
【0007】しかしながら、このように画像転写機キャ
リア9を用いるとベコは無くなるものの、熱がアルミ板
に吸収されるため熱の伝達が悪くなり、したがって通紙
速度を従来の1/10程度に低下させる必要があった
り、または、ヒートローラの温度を本来の温度に比べて
高く設定する必要があり電力使用量が大きくなり、断熱
構造がおおげさになる等、使用する部材耐熱温度を上げ
る必要があった。また、画像転写機キャリア9は通常、
アルミ製であるため、搬送経路を曲げることできず、装
置全体の小型化に障害となっていた。
【0008】そこで本出願人は、さらに、画像転写機キ
ャリアを用いずに、ベコの発生しない、しかも通常の通
紙速度で通常の電力使用量で済む画像転写方法とその画
像転写機を先に発明し、特願平11−230754号と
して出願した。それによれば、画像が形成された受像シ
ートと転写されるべき本紙とを重ね合わせて挿入台から
ヒートローラ対間に通して前記受像シートに形成した画
像を前記本紙へ転写する画像転写機において、挿入台の
上へまず受像シートを置き、その上に本紙を重ねた状態
で前記ヒートローラ対間へ挿入するものである。
【0009】以下、先行発明に係る画像転写方法につい
て、図2を用いて簡単に説明する。図2において、1が
画像転写機で、これはヒートローラ対41、42と、こ
れを覆うヒートカバー4と、ニップローラ対51、52
と、前記ヒートカバー4及び前記ニップローラ対51、
52とを覆う保護カバー5と、挿入台2と、排出台3
と、から構成されている。また、ヒートローラ対41、
42の上流でヒートカバー4の外側に、別のニップロー
ラ対を設けて、これによって受像シートと本紙との重ね
シートを確実にニップさせるようにすることも可能であ
る。また、ニップローラ対51、52を省略することも
可能である。
【0010】画像転写機1の挿入台2の上にあるRが画
像が形成された受像シートであり、その上に重ねられて
いるPが転写されるべき本紙である。すなわち、先行発
明に係る画像転写方法によれば、図5に示すように、本
紙と受像シートの上下関係は、従来と逆関係になってい
る。従来の画像転写方法(図8)では、転写されるべき
本紙Pの上に画像が形成された受像シートRを重ねた
が、ここではその逆で、受像シートRの上に本紙Pが重
ねられているのが特徴である。このように、挿入台2の
上へまず受像シートRを置き、その上に本紙Pを重ねた
状態で画像転写機へ挿入すると、湿気を含みやすい本紙
を上にしているので、ヒートローラ41、42で加熱さ
れても本紙に含まれる水分は水蒸気となって上部に逃げ
てしまい、シワ・ベコ等が発生しなくなるのである。
【0011】この場合、受像シートRおよび本紙Pの位
置関係は、図2に示すように、本紙Pの方が受像シート
RよりもL1(L1=21mm)以上先に挿入されるの
がよい。こうすることにより、先に本紙Pのみが通紙さ
れ、続いて受像シートRとの重ね部分が通紙されること
になり、紙送り失敗(通常、「ジャム」と言う。)が少
なくなった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、先行発
明によれば、本紙を上にすることにより、本紙に含まれ
る水分が上部に逃げるので、シワ、ベコ等が発生しにく
くなった。しかしながら、本紙の坪量が90g/m2
下の薄い紙では、特に環境湿度が60%以上の高湿の場
合には、シワ、ベコ等が発生する場合があった。本発明
は、先行発明をさらに改良するもので、このようなシ
ワ、ベコが起きないようにするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本願請求項1記載の画像転写方法の発明は、画像が
形成された受像シートと転写されるべき本紙とを重ね合
わせてヒートローラ対間に通して前記受像シートに形成
した画像を前記本紙へ転写する画像転写方法において、
受像シートの上に本紙を重ね、さらにその上に吸湿又は
透湿性の可撓性キャリアシートを重ねた状態で前記ヒー
トローラ対間へ挿入するようにするものである。また、
請求項2記載の発明は、坪量が前記本紙の坪量よりも大
きい可撓性キャリアシートを使用するものである。そし
て、請求項3記載の発明は、前記可撓性キャリアシート
の先端に前記本紙の先端固定用の固定手段を施したもの
であり、その固定手段として、具体的には、請求項4記
載の発明によれば、少なくとも前記可撓性キャリアシー
トの先端に、再剥離再接着可能な接着剤を塗ったり、請
求項5記載の発明によれば、可撓性キャリアシートの先
端に本紙の先端を止めるホルダーを固定するものであ
り、請求項6記載の発明によればホルダーの具体的な例
として接着テープを用い、また、請求項7記載の発明に
よれば可撓性キャリアシートの先端を折り曲げることに
よって、実現している。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は画像転写機を用いた本発明
の第1の実施の形態を説明する図である。同図におい
て、画像転写機1自体は図2のものと同じである。すな
わち、1が画像転写機で、これはヒートローラ対41、
42と、これを覆うヒートカバー4と、ニップローラ対
51、52と、前記ヒートカバー4及び前記ニップロー
ラ対51、52とを覆う保護カバー5と、挿入台2と、
排出台3と、から構成されている。画像転写機1の挿入
台2の上には、画像が形成された受像シートRがあり、
その上に転写されるべき本紙であるPが重ねられてい
る。本発明によると、さらに、その上に可撓性で吸湿性
か透湿性のあるキャリアシートCを重ねている。このよ
うにすることにより、例え受像シートの先端や本紙の先
端が若干カールしていても、キャリアシートCの重みで
本紙Pの先端と受像シートRの先端が分離しにくくな
り、受像シートと本紙が重なったまま運搬されることと
なり、片方のシートがヒートローラに絡んだりすること
がなくなる。キャリアシートCを可撓性のもので実現す
る理由は、前述の従来例の欠点であるアルミ製キャリア
の欠点を解決するためであり、このように可撓性のもの
で作ることにより搬送経路を曲げることで、装置全体の
小型化に寄与でき、また、熱伝達効率を悪化させないの
で、電力の節減にもなる。また、キャリアシートCを吸
湿性か透湿性のもので作る理由は、前述したように、湿
気を含みやすい本紙がヒートローラ41、42で加熱さ
れて本紙に含まれる水分が水蒸気となって出てきても、
上部でこれを吸収したり透過させることにより、シワ・
ベコ等を発生しなくするためである。このような吸湿性
キャリアシートCとしては、紙が最適である。しかし、
紙以外にも可撓性かつ吸湿性のある物質であれば何でも
よく、例えば、こしの強い繊維布でもよい。また、以上
は、本紙の含んでいる水分を吸湿性材料で吸収するよう
にしているが、水蒸気を吸わずに透過させる物質でも同
じような効果が得られる。例えば、プラスチック製の細
かいメッシュを用いてもよい。
【0015】逆に、このキャリアシートCをポリイミド
やPETで作ると、本紙Pに含まれる水分が水蒸気とな
って出てきてもポリイミドやPETには吸湿性も透湿性
もないため、本紙PとキャリアシートCとの間に水分が
溜まり、結局、シワ・ベコ等の発生の原因となる。ま
た、これらのポリイミドシートは、それ自体が高価であ
るという欠点もある。実施例では、図3のように軽量コ
ート紙やアート紙を用いたところ良い結果が得られた。
【0016】図3は、各比較例と実施例について、それ
ぞれ左から右へ本紙の種類と坪量、ガイド紙の有無、ガ
イド紙が有る場合にはそのガイド紙の種類と坪量、各種
の挿通速度(6mm/s、10mm/s、15mm/
s、20mm/s)の転写性とシワについての判定を示
している。各欄の中央に記入されている「/」の左は転
写性に関しての合格・不合格を示し、「/」の右はシワ
発生に関しての合格・不合格を示している。「○」が合
格、「×」が不合格である。したがって、「/」の左右
のいずれも「○」が最も望ましいが、シワ発生に関して
は右が「○」であれば良である。
【0017】比較例1〜3はガイド紙を用いない、いわ
ゆる先行発明の方法による転写であり、比較例1は本紙
の坪量が105g/m 2 の軽量コート、比較例2は本紙の
坪量が79g/m 2 の軽量コート、比較例3は本紙の坪量
が64g/m 2 の軽量コートを用いた場合で、本紙の坪量
の大小によってシワ発生がどのようになるかを知ること
ができるまた、受像シートは富士写真フイルム(株)製
First ProofレシーバシートA3WLを使用
し、同社製First Proof プリンタで、マゼ
ンタ色のベタを印画したものを用いた。図3の比較例1
〜3は次のことを示している。 比較例1では、転写速度(mm/s)が6と10の
時はシワの発生が多く不合格であるが、転写速度が1
5、20と速くなるとシワの発生が少なくなり合格とな
った。 比較例2では、転写速度(mm/s)が6と10と
15の時はシワが不合格で、転写速度が20になると合
格となった。 比較例3では、転写速度(mm/s)が6〜20の
いずれにおいても、シワが多く発生し、不合格であっ
た。以上のことから分かることは、本紙が厚くてかつ2
0mm/sと高速転写の場合にはガイド紙を用いなくて
もシワ発生は合格であるが、その他の場合はシワの発生
は不合格である、ということである。すなわち、本紙が
薄くなったり、転写速度が遅くなった場合は、シワの発
生は不合格である。
【0018】これに対して、実施例1および2、比較例
4はいずれもガイド紙を用いた実験である。ガイド紙と
しては、実施例1では坪量が128g/m 2 のアートを、
実施例2では坪量が79g/m 2 の軽量コートを用い、比
較例4では坪量が64g/m 2の軽量コートを用い、ま
た、本紙はいずれも上記で用いたシワの発生し易い薄
い64g/m 2 の軽量コートを用いた。。図3の実施例1
および2、比較例4は次のことを示している。 実施例1では、転写速度(mm/s)が6〜20の
いずれにおいても、シワ発生が合格であった。 実施例2では、転写速度(mm/s)が6と10の
時はシワ発生は不合格であるが、転写速度が15、20
と速くなるとシワ発生が合格となった。 比較例4では、転写速度(mm/s)が6〜20の
いずれにおいても、シワが多く発生し、不合格であっ
た。以上のことから次の結論が導出される。 1)ガイド紙を本紙の上に重ねて用いるとシワの発生が
大幅に改善される。 2)本紙よりもガイド紙の坪量が大きいほどよい。 3)逆に、ガイド紙の坪量が本紙の坪量と同じときは逆
効果となる。
【0019】次の実施例3および比較例5は、本紙を厚
くして比較例1の本紙と同じシワの発生し難い坪量が大
きい105g/m 2 の軽量コートを用いている。かつ、ガ
イド紙は実施例3でも比較例5でも用いているが、実施
例3と比較例5が違う点は使用するガイド紙(アート)
の坪量で、実施例3が坪量が大きなガイド紙(157g/
m 2 )であるのに対して比較例5のガイド紙の坪量は本
紙と同じ(105g/m 2 )である。図3の実施例3およ
び比較例5は次のことを示している。 実施例3では、転写速度(mm/s)が6〜20の
いずれにおいても、シワ発生が合格であった。 比較例5では、転写速度(mm/s)が10および
15において、シワが多く発生し、不合格であった。 以上のことから、次の結論が導出される。 1)ガイド紙の坪量が本紙の坪量よりも大きければシワ
発生は合格となる。 2)逆に、ガイド紙の坪量が本紙の坪量と同じときはた
とえ本紙がシワの起こりにくい大きな坪量のものであっ
ても、シワ発生は不合格となる。 また、転写性については、実施例1〜3および比較例1
〜5から、転写速度が遅ければ遅いほど良くなることが
分かる。
【0020】図4は、本発明の第2の実施の形態を示す
ものである。同図において、図4(a)〜(d)はいず
れも受像シートRの上に本紙Pを乗せ、その上にで吸湿
性か透湿性で可撓性のあるキャリアシートCを乗せた状
態を示している。この場合、キャリアシートCはその坪
量が本紙Pの坪量よりも大きい紙でできている。本発明
の第1の実施の形態を示す図1は本紙Pの上に吸湿性か
透湿性で可撓性のあるキャリアシートCを単に乗せただ
けであるのに対して、図4(a)〜(d)はいずれも本
紙Pの先端が分離しないように固定手段を備えている点
で異なる。
【0021】図4(a)はキャリアシートCの先端と本
紙Pの先端とを接着剤C1で互いに固定した状態を示し
ている。また、(b)はキャリアシートの全面と本紙の
全面とを接着剤C2で互いに固定した状態を示してい
る。この場合の接着剤C1、C2としてはいずれも再剥
離および再接着が可能なものを用いる。このことによ
り、本紙Pが次々と変わってもその都度キャリアシート
Cを本紙Pの上に乗せて本紙Pの先端が分離しないよう
にでき、しかも再利用することができ経済的・効率的と
なる。図4(b)はキャリアシートの全面と本紙の全面
とを固定しているので、シワの発生に関してはベストで
あるが、図4(a)のように、キャリアシートCの先端
と本紙Pの先端だけを固定しただけでも効果は十分であ
る。
【0022】図4(c)は固定手段C3として接着剤で
はなくて、接着テープを用いた例である。キャリアシー
トCの先端裏側に接着テープを本紙Pの先端と共に張り
つける。このことにより、本紙Pの先端が分離しないよ
うになる。この場合、接着テープは再剥離および再接着
が可能なものであるのがよい。なお、固定手段C3の例
として接着テープを用いた実施例を示したが、接着性の
ないテープ自体をキャリアシートCの先端裏側に永久固
着したホルダーのようなものでもよい。そして、このよ
うなホルダーの場合、使用時にキャリアシートCとホル
ダーC3との間に本紙Pの先端を差し込んで使用する。
【0023】図4(d)は固定手段C3としてキャリア
シートCの先端を折り曲げて成る折曲部C4で構成して
いる。そして、使用時にはこの折曲部C4の隙間に本紙
Pの先端を差し込んで使用する。このように、本発明の
第2の実施の形態によれば、本紙の先端が若干カールし
ていてもキャリアシートCの固定手段の作用によりジャ
ムが発生し難くなる。
【0024】
【発明の効果】受像シートと本紙とを重ね合わせてヒー
トローラ対間に通して受像シートに形成した画像を本紙
へ転写するような画像転写方法において、まず受像シー
トを置き、その上に本紙を重ね、さらにその上に吸湿又
は透湿性の可撓性キャリアシートを重ねた状態でヒート
ローラ対間へ挿入するようにしたので、本紙Pの坪量が
90g/m2 以下であっても、シワやベコの発生が抑え
られる。なお、その可撓性キャリアシートの先端に固定
手段を設けたことにより、本紙Pの先端の分離が起こら
ないため、弊害であるジャムが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像転写機を用いた本発明の第1の実施の形態
を説明する図である。
【図2】画像転写機を用いた先行発明の実施形態を説明
する図である。
【図3】実施例と比較例の結果を示す図である。
【図4】第2の実施の形態を示す図である。
【図5】先行発明の画像転写方法における本紙と受像シ
ートの上下関係を示す図である。
【図6】画像転写機の外観を示す一部断面斜視図であ
る。
【図7】ヒートローラ対41、42の形状等を説明する
図ある。
【図8】従来の第1画像転写方法を説明する図である。
【図9】従来の第2画像転写方法を説明する図である。
【符号の説明】 1 画像転写機 2 挿入台 3 排出台 4 ヒートカバー 41、42 ヒートローラ対 5 画像転写機カバー 51、52 第1ニップローラ対 53、54 第2ニップローラ対 9 画像転写機キャリア 91 キャリア基板 92 カバーシート 93 耐熱テープ C 可撓性吸湿性キャリアシート C1、C2 再剥離再接着可能な接着剤 C3 ホルダー(接着テープ) C4 キャリアシートCの先端折曲部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が形成された受像シートと転写され
    るべき本紙とを重ね合わせてヒートローラ対間に通して
    前記受像シートに形成した画像を前記本紙へ転写する画
    像転写方法において、 受像シートの上に本紙を重ね、さらにその上に吸湿又は
    透湿性の可撓性キャリアシートを重ねた状態で、前記ヒ
    ートローラ対間へ挿入することを特徴とする画像転写方
    法。
  2. 【請求項2】 前記キャリアシートはその坪量が前記本
    紙の坪量よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の
    画像転写方法。
  3. 【請求項3】 前記本紙の先端を固定するための固定手
    段が前記キャリアシートの先端に備わっていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の画像転写方法。
  4. 【請求項4】 前記固定手段は前記キャリアシートの少
    なくとも先端に塗布された再剥離再接着可能な接着剤で
    あることを特徴とする請求項3記載の画像転写方法。
  5. 【請求項5】 前記固定手段は本紙先端をキャリアシー
    トとの間で挟むホルダーであることを特徴とする請求項
    3記載の画像転写方法。
  6. 【請求項6】 前記ホルダーは接着テープで構成される
    ことを特徴とする請求項5記載の画像転写方法。
  7. 【請求項7】 前記固定手段は前記キャリアシートの先
    端が折り曲げられて成る折曲部で構成されることを特徴
    とする請求項3記載の画像転写方法。
  8. 【請求項8】 先端部分に本紙先端固定用の固定手段が
    施されていることを特徴とする吸湿又は透湿性の可撓性
    キャリアシート。
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